説明

浴槽装置

【課題】浴槽装置に採用されるスイング吐水ノズルからの噴流衝突を抑え、衝突による流体損失が小さい効率の良い浴槽装置を提供する。
【解決手段】噴流ノズル40は、上記循環ポンプから送出された浴水を第1分岐浴水強送流路7と第2分岐浴水強送流路8の2方向から供給され、それぞれの分岐浴水強送流路への浴水分配量を可変に調整することにより、吐水口44からの水流の噴出方向が連続して揺動するスイング吐水ノズルである浴槽装置において、上記第1分岐浴水強送流路7及び第2分岐浴水強送流路8が揺動方向に対して垂直な方向にシフトして配設される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入浴しながら噴流によるマッサージができる浴槽装置に係り、特に吐水口からの水流の噴出方向が連続して揺動するスイング吐水ノズルを備える浴槽装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、入浴中にマッサージ効果が得られる浴水又は気泡入り浴水を噴出可能な浴槽装置において、簡易な構成で、同一箇所に連続して吐水し続けることによるブロー感の馴化を防止したり、手足の末端から付け根に向けて水流を発生させるリンパマッサージを行ったりできるものとして、吐水口からの水流の噴出方向が連続して揺動するスイング吐水ノズルを採用した気泡浴槽装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このスイング吐水ノズルは、図6に示すように、例えば、異なる流路101,102から噴出口103内に水を流入させて噴出口103から噴出させるようにしたものにおいて、異なる流路101,102から噴出口103内に流入させる水の流量比を変化させることで噴出口103から噴出方向を矢印イ、ロ、ハの方向へと変えながら噴出させるようにしたものである。
【特許文献1】特開2005−342507号公報(第13,14頁、図7,図8)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このスイング吐水ノズルの流路101,102は、管路の中心軸が、スイング方向に対して垂直な方向において同一平面上に配置されていることから、浴水の流量が、流路101または流路102のいずれか一方に偏っているときはさして支障はないが、両者の流量比が近づくにしたがって、流路101,102からの噴流衝突が大きくなり、衝突損失によりエネルギーロスが大きくなって、使用者が十分なブロー感を得られないという不具合があった。この不具合を解消するために循環ポンプのサイズを大きくすると、それはコストアップに直結してしまう。
【0005】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、浴水又は気泡入り浴水を噴出可能な浴槽装置に採用されるスイング吐水ノズルからの噴流衝突を抑え、衝突による流体損失が小さい効率の良い浴槽装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る浴槽装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、浴槽本体と循環ポンプとの間に浴水吸込流路と浴水強送流路とからなる浴水循環流路を介設し、少なくとも一以上の噴流ノズルより上記浴槽本体内へ浴水又は気泡入り浴水を噴出可能とし、該上記少なくとも一以上の各噴流ノズルは、上記循環ポンプから送出された浴水を第1分岐浴水強送流路と第2分岐浴水強送流路の2方向から供給され、それぞれの分岐浴水強送流路への浴水分配量を可変に調整することにより、吐水口からの水流の噴出方向が連続して揺動するスイング吐水ノズルである浴槽装置において、上記第1分岐浴水強送流路及び第2分岐浴水強送流路のそれぞれの延長線が交差しないように配設されたものである。
【0007】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に係る浴槽装置は、浴槽本体と循環ポンプとの間に浴水吸込流路と浴水強送流路とからなる浴水循環流路を介設し、少なくとも一以上の噴流ノズルより上記浴槽本体内へ浴水又は気泡入り浴水を噴出可能とし、該上記少なくとも一以上の各噴流ノズルは、上記循環ポンプから送出された浴水を第1分岐浴水強送流路と第2分岐浴水強送流路の2方向から供給され、それぞれの分岐浴水強送流路への浴水分配量を可変に調整することにより、吐水口からの水流の噴出方向が連続して揺動するスイング吐水ノズルである浴槽装置において、上記第1分岐浴水強送流路及び第2分岐浴水強送流路が揺動方向に対して垂直な方向にシフトして配設されたものである。
【0008】
前記シフト量は、好適には、請求項3に記載したように、前記第1分岐浴水強送流路及び第2分岐浴水強送流路の管径の1/2以上であることが望ましい。シフト量が揺動方向に対して垂直な方向の最大幅の1/2以下、すなわち、両者のラップが1/2を超えると噴流衝突が顕著になり、大きな流体損失が生じるからである。
【0009】
また、前記噴流ノズルの吐出口直近の浴水噴射流量は、好適には、請求項4に記載したように、瞬間流量10〜50L/minの範囲内において、該噴流ノズルより噴射されることが望ましい。ノズル吐出口直近の浴水噴射流量が10L/min未満では、マッサージ範囲に対する流量不足から噴流マッサージ効果が得られず、ノズル吐出口直近の浴水噴射流量が50L/min以上では、使用者へ過剰な噴射圧を与え、快適な噴流マッサージ効果が得られないからである。
【0010】
さらに、前記噴流ノズルの吐出口直近の浴水噴射流速は、好適には、請求項5に記載したように、平均流速3〜15m/secの範囲内において、該噴流ノズルより噴射されることが望ましい。ノズル吐出口直近の浴水噴射平均流速が3m/sec未満では、使用者へ与えるマッサージ感が不足し、ノズル吐出口直近の浴水噴射平均流速が15m/sec以上では、使用者へ過剰な噴射圧を与え、快適な噴流マッサージ効果が得られないからである。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る浴槽装置によれば、気泡浴槽装置に採用されるスイング吐水ノズルからの噴流衝突を抑え、衝突による流体損失を小さくして稼働効率を上げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明に係る発生浴槽の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る発生浴槽1の全体概要を示す図である。
【0013】
浴槽本体2には、その底面に、浴槽本体2内の浴水を吸い込むための吸込口3が設けられる。この吸込口3は、浴水吸込流路4を介して循環ポンプ5に接続された後、循環ポンプ5下流側では浴水強送流路6が接続される。なお、吸込口3は浴槽本体2の側面に設けても良く、設置場所の状況に応じて最適な位置を選べばよい。
【0014】
浴水強送流路6は、電動弁21を経由した後、第1分岐浴水強送流路7と第2分岐浴水強送流路8とに分岐して、両者は、浴槽本体2側面に取設された噴流ノズル40に接続される。この吸込口3から噴流ノズル40に至る流路は浴水循環流路を形成する。
【0015】
噴流ノズル40には、また、空気取入部としての空気管11の一端が連通連結され、空気管11の他端は、大気に開放されている。
【0016】
電動弁21は、図1及び図2に示すように、本体19と、本体19の孔23に回動自在に嵌め込まれた回動弁体24と、回動弁体24を回動するためのモータ9とにより構成される。本体19にはポンプ5と浴水強送流路6により連通接続される流入口22と、後述の噴流ノズル40の第1入口41に第1分岐浴水強送流路7により連通接続される第1流出口29と、噴流ノズル40の第2入口42に第2分岐浴水強送流路8により連通接続される第2流出口32とを備えており、回動弁体24には回動弁体24の回動軸と同方向に形成した流入口22と連通する流入孔33と回動弁体24の側壁部に該流入孔33に連通するように形成した弁口34とを備えており、制御器10による制御の下、回動弁体24をモータ9で回動することで図2(b)のように第1流出口29にのみ水が流れる状態から、第1流出口29と第2流出口32の両方に流量比を変えながら流れる状態(図2(c)には流量比が等しい段階を示す)を経て、図2(d)のように第2流出口32のみに水が流れる状態というように、第1流出口29と第2流出口32への水の流れる流量比を変化させながら噴流ノズル40に水を供給することができるようになっている。
【0017】
噴流ノズル40は、浴槽本体2に向かって水流の噴出方向が連続して変化するスイング吐水ノズルであり、図3(a)に示すように、第1分岐浴水強送流路7が接続される第1入口41と、第2分岐浴水強送流路8が接続される第2入口42とが混合室43に設けられ、第1分岐浴水強送流路7及び第2分岐浴水強送流路8は、第1入口41及び第2入口42に通じてこの混合室43と一体化されて構成される。
【0018】
混合室43の壁面には、吐水口44が設けられている。吐水口44は第2分岐浴水強送流路8に対しては、その流路の直線延長線上に位置し、第1分岐浴水強送流路7に対しては、その流路が混合室43の壁面に沿って湾曲した後、浴槽本体2に開放される位置に設けられる。
【0019】
ところで、第1分岐浴水強送流路7及び第2分岐浴水強送流路8は、図3(b)に示すように、スイング方向と直交する方向(図3(b)に示すY−Z平面に平行な方向)においては、その中心軸(流路に直交する各断面の中心点を結ぶ線)は互いにシフトしてスイング方向(図3(a)に示すX−Y平面に平行な方向))の同一平面上にこない。これにより、第1分岐浴水強送流路7からの浴水と第2分岐浴水強送流路8からの浴水とが混合室43内で混合することを確保しつつ、両者の流量比が近づいたときであっても、第1及び第2分岐浴水強送流路7,8からの噴流衝突が大きくなることを防ぎ、衝突損失によりエネルギーロスを低減することができる。
【0020】
ただし、第1及び第2分岐浴水強送流路7,8間の間隔Gが大きくなりすぎると、第1及び第2分岐浴水強送流路7,8からの浴水の混合が十分でなくなり、吐水方向がスムーズに揺動しなくなる虞がある。したがって、この間隔Gは概ね10mm程度に納めることが望ましい。
【0021】
空気管11の噴流ノズル40側端部は、接続口14において、混合室43に連通連結される。
【0022】
図4に、斯かるスイング吐水ノズルの変形例を示す。図4(a)に示す例では、上述した例と異なり、第1及び第2分岐浴水強送流路7,8が、スイング面内方向で平行に走っている。この場合でも、第1及び第2分岐浴水強送流路7,8の両者においてその流路を混合室43の壁面に沿って湾曲させれば、2つの分岐浴水強送流路7,8が、混合室43内においてその延長上で交差する構成とすることができる。
【0023】
また、図3(b)では、第1分岐浴水強送流路7及び第2分岐浴水強送流路8が離間せず、一部が重複する場合を示している。この重複部分Lが大きくなると、噴流衝突が大きくなって、衝突損失によりエネルギーロスが増加する。したがって、重複部分Lは、最大でも第1分岐浴水強送流路7及び第2分岐浴水強送流路8の揺動方向に対して垂直な方向の最大幅dの1/2を越えない、言い換えれば、両者のシフト量を管径dの1/2以上にすることが望ましい。
【0024】
そして、循環ポンプ5を運転して水を電動弁21を介して噴流ノズル40に供給するのであるが、モータ9を駆動して回動弁体24を回転することで、第1流出口29と第2流出口32への水の流れる流量比が変化しながら第1入口41、第2入口42から混合室43内に供給されて混合室43内で合流し、合流した水流が混合室43から外部に噴射される。
【0025】
この場合、混合室43で合流した水は第1入口41と第2入口42とから供給される流量比が変化することでその混合室43からの噴出方向を略扇状の角度の範囲内で変化させることになる。すなわち、図2に示すように、第1流出口29にのみ水が流れる時は混合室43から水流の噴射方向は図2の矢印イ方向となり、回動弁体24が回転して図2(c)のように第1流出口29、第2流出口32との流量比が同じとなると図2の矢印ロ方向となり、更に、回動弁体24が回転して図2(d)のように第2流出口32のみに水が流れる時は混合室43から水流の噴射方向は図2の矢印ハ方向となる。
【0026】
更に回動弁体24が回動すると矢印ハ方向から矢印ロ方向を経て再び矢印イ方向となる。このように混合室43から矢印イ方向から矢印ハ方向の範囲内で水流の噴射方向を変えながら噴射するようになっている。
【0027】
図5には、上記図2に示す実施形態におけるポンプ5を出力一定で連続運転している際に同時に回動弁体24を一方向に連続して回転している時の第1流出口29と第2流出口32の流量比の変化と、噴射方向との関係を示すタイムチャートを示しており、図5において水量Sはポンプ5からの供給水量を示している。また、図5の1サイクルTはモータ9の回転速度の設定により任意に設定が可能である。
【0028】
なお、噴流ノズル40の吐出口直近の浴水噴射流量は、瞬間流量10〜50L/minの範囲内において、該噴流ノズルより噴射されることが望ましい。ノズル吐出口直近の浴水噴射流量が10L/min未満では、気体吸引量不足から噴流マッサージ効果が得られず、ノズル吐出口直近の治水噴射流量が50L/min以上では、使用者へ過剰な噴射圧を与え、快適な噴流マッサージ効果が得られないからである。
【0029】
また、噴流ノズル40の吐出口直近の浴水噴射流速は、平均流速3〜15m/secの範囲内において、該噴流ノズルより噴射されることが望ましい。ノズル吐出口直近の浴水噴射平均流速が3m/sec未満では、使用者へ与えるマッサージ感が不足し、ノズル吐出口直近の浴水噴射平均流速が15m/sec以上では、使用者へ過剰な噴射圧を与え、快適な噴流マッサージ効果が得られないからである。
【0030】
以上に説明した実施態様は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様も本発明の範囲に含まれる。
【0031】
例えば、本実施形態では、第1分岐浴水強送流路7及び第2分岐浴水強送流路8は、スイング吐水と垂直な面方向(例えば、図3(b)に示すY−Z平面に平行な方向)ではその中心軸(流路に直交する各断面の中心点を結ぶ線)はスイング方向(例えば、図3(a)に示すX−Y平面に平行な方向))の同一平面にないものの、両者は平行に配設されている。しかしながら、両者は必ずしも平行な位置関係にある必要はなく、第1分岐浴水強送流路7及び第2分岐浴水強送流路8がねじれた位置関係にあっても、それぞれの中心軸の延長線が交差しないように配設されれば同一の作用効果を得ることができる。
【0032】
また、本実施形態では、気泡入り浴水を噴出する浴槽装置を例にとって説明したが、気泡が混入しない浴水噴流で噴流マッサージを行うのであれば、噴流ノズル40に連通連結された空気管11を設ける必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る発生浴槽の実施形態の全体概要を示す図。
【図2】本実施形態に係る電動弁の一例を示し、(a)は平面図、(b)(c)(d)はそれぞれ回動弁体の回動状態を示す説明図。
【図3】(a)は本実施形態に係るスイング吐水ノズルのスイング方向に平行な断面図、(b)はそのA−A矢視図。
【図4】(a)は本実施形態に係るスイング吐水ノズルの変形例のスイング方向に平行な断面図、(b)はそのB−B矢視図。
【図5】噴流ノズルの第1入口から供給される水の供給量と第2入口から供給される水の供給量との関係を示すグラフ。
【図6】従来のスイング吐水ノズルの一例を示す図。
【符号の説明】
【0034】
1 発生浴槽
2 浴槽本体
3 吸込口
4 浴水吸込流路
5 循環ポンプ
6 浴水強送流路
7 第1分岐浴水強送流路
8 第2分岐浴水強送流路
9 モータ
10 制御器
11 空気管
14 接続口
19 本体
21 電動弁
22 流入口
23 孔
24 回動弁体
29 第1流出口
32 第1流出口
33 流入孔
34 弁口
40 噴流ノズル
41 第1入口
42 第2入口
43 混合室
44 吐水口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴槽本体と循環ポンプとの間に浴水吸込流路と浴水強送流路とからなる浴水循環流路を介設し、少なくとも一以上の噴流ノズルより上記浴槽本体内へ浴水又は気泡入り浴水を噴出可能とし、該上記少なくとも一以上の各噴流ノズルは、上記循環ポンプから送出された浴水を第1分岐浴水強送流路と第2分岐浴水強送流路の2方向から供給され、それぞれの分岐浴水強送流路への浴水分配量を可変に調整することにより、吐水口からの水流の噴出方向が連続して揺動するスイング吐水ノズルである浴槽装置において、
上記第1分岐浴水強送流路及び第2分岐浴水強送流路のそれぞれの延長線が交差しないように配設されたことを特徴とする浴槽装置。
【請求項2】
浴槽本体と循環ポンプとの間に浴水吸込流路と浴水強送流路とからなる浴水循環流路を介設し、少なくとも一以上の噴流ノズルより上記浴槽本体内へ浴水又は気泡入り浴水を噴出可能とし、該上記少なくとも一以上の各噴流ノズルは、上記循環ポンプから送出された浴水を第1分岐浴水強送流路と第2分岐浴水強送流路の2方向から供給され、それぞれの分岐浴水強送流路への浴水分配量を可変に調整することにより、吐水口からの水流の噴出方向が連続して揺動するスイング吐水ノズルである浴槽装置において、
上記第1分岐浴水強送流路及び第2分岐浴水強送流路が揺動方向に対して垂直な方向にシフトして配設されたことを特徴とする浴槽装置。
【請求項3】
前記シフト量は、前記第1分岐浴水強送流路及び第2分岐浴水強送流路の揺動方向に対して垂直な方向の最大幅の1/2以上であることを特徴とする請求項2記載の浴槽装置。
【請求項4】
前記噴流ノズルの吐出口直近の浴水噴射流量が、瞬間流量10〜50L/minの範囲内において、該噴流ノズルより噴射されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の浴槽装置。
【請求項5】
前記噴流ノズルの吐出口直近の浴水噴射流速が、平均流速3〜15m/secの範囲内において、該噴流ノズルより噴射されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の浴槽装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−209486(P2007−209486A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−31704(P2006−31704)
【出願日】平成18年2月8日(2006.2.8)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】