説明

浴用タオル

【課題】安定した品質や供給の安定性を有し、またキシミ感があり使用感に優れ、かつ廃棄時には土中や活性汚泥中、コンポスト中にて比較的短期間のうちに分解するか、あるいは焼却時には有毒ガスを発生せず、また、セルローズ並に低い燃焼熱のために有害なNOやSOの発生量を極力抑制できる環境に優しい浴用タオルを提供すること。
【解決手段】経糸及び緯糸のそれぞれに光学純度90%以上のポリ乳酸繊維を少なくとも50重量%使用し、かつ該緯糸が捲縮糸である浴用タオル、あるいは、経糸及び緯糸のそれぞれに光学純度90%以上のポリ乳酸繊維を少なくとも50重量%使用し、かつ該ポリ乳酸繊維のうち30%以上が異形断面繊維である浴用タオル。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリ乳酸繊維を使った生分解性に優れる浴用タオルに関する。
【背景技術】
【0002】
浴用タオルは、従来から綿、麻、シルク等の天然繊維が使用されてきた。更に、近年はナイロン、ポリプロピレン、塩化ビニリデン等の合成繊維の製品が開発されている。
【0003】
従来から使用されている綿、麻、シルク等の天然繊維のタオルでは、繊維自体の耐久性が乏しく長期間の使用で使用感が硬くなったり、黒ずみ・黄ばみが生じたり、使用中にかびが発生したり、あるいは強度が低下しやすく破れが生じたりすることがあり、実用的な使用性に劣る。一方、ナイロン、ポリプロピレン、塩化ビニリデン等の合成繊維のタオルでは、耐久性は改善するが、使用感が悪く、また、黄ばみや黒ずみ等の品質の変化、等の問題を内存している。特に、合成繊維のごわごわした硬さは皮膚への刺激がきつく、黒皮病といった皮膚障害も引き起こすことがある。更に、近年注目されている廃棄物質の環境へ及ぼす影響も、無視できない。
【0004】
合成繊維からなる浴用タオルは、コストの点や供給の点で天然繊維を使用したものに比べてはるかに、安価になり、安定的な供給が可能となったが、使用後の廃棄に関しては殆ど永久的に分解しない等の、従来の天然繊維にはない困難さがある。すなわち、通常の廃棄では分解することなく、半永久的にその形のまま残存し、また、焼却する際に、多大の燃焼熱を発生し、焼却炉を痛めたり、排気ガス中のNO、SOの量を増大させ、あるいは発ガン性が有るダイオキシンを発生させることがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、安定した品質や供給の安定性を有し、またキシミ感があり使用感に優れ、かつ廃棄時には土中や活性汚泥中、コンポスト中にて比較的短期間のうちに分解するか、あるいは焼却時には有毒ガスを発生せず、また、セルローズ並に低い燃焼熱のために有害なNOやSOの発生量を極力抑制できる環境に優しい浴用タオルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の浴用タオルは、以下の(1)または(2)の構成からなる。
(1)経糸及び緯糸のそれぞれに光学純度90%以上のポリ乳酸繊維を少なくとも50重量%使用し、かつ該緯糸が捲縮糸であることを特徴とする浴用タオル。
(2)経糸及び緯糸のそれぞれに光学純度90%以上のポリ乳酸繊維を少なくとも50重量%使用し、かつ該ポリ乳酸繊維のうち30%以上が異形断面繊維であることを特徴とする浴用タオル。
【0007】
また、これら本発明の浴用タオルにおいて、より具体的構成として好ましくは、以下の(3)または(4)の構成からなるものである。
(3)経糸に用いられるポリ乳酸繊維が20〜100dのポリ乳酸モノフィラメントであることを特徴とする上記(1)または(2)記載の浴用タオル。
(4)緯糸に用いられるポリ乳酸繊維の少なくとも一部に75〜500dのポリ乳酸加工糸を用いることを特徴とする上記(1)または(2)記載の浴用タオル。
【0008】
なお、本発明において、浴用タオルとは、浴室内で主にあかすり等のために用いられるタオルを言う。
【発明の効果】
【0009】
本発明のポリ乳酸繊維よりなる浴用タオルは、使用感に優れかつ使用後の廃棄処理においても埋め立て処理により分解し最終的に水と炭酸ガスに分解する。焼却時においても過大な発熱を生じることがなく、焼却炉への影響や燃焼ガス中のNO、SO等の有害ガスの発生量を低下させることができる、極めて環境に優しい浴用タオルといえる。また、ポリ乳酸繊維よりなる浴用タオルの特徴としては、若干加水分解し弱酸性となり、皮膚に優しい状況を作り出すことができる等、環境的にもかつ健康的にも好ましい製品である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明に使用するポリ乳酸の光学純度(以下、OPと略称する)は、通常は90%以上であることが重要であり、好ましくは94%以上、更に好ましくは96%以上、特に好ましくは98%以上である。
【0011】
OPが90%に至らないとポリマーの結晶性が低く、また結晶化速度も遅いために、繊維製造の際に糸切れが生じやすく操業性の低下や得られた繊維の結晶性も低下させるために繊維の強度が低く、熱安定性がなく、また染色性の変化等の、製造工程での問題や使用時の問題がある。また、タオル地の製造に必須であるニット・デニット方式で捲縮糸を作る際の熱セット性が不良であり、良好なクリンプ糸を製造できず、あるいは、ウーリー加工糸等の嵩高糸を製造できない等の問題がある。OPが90%以上では、結晶性が良好で、上述の問題が少ないのである。特に、OPが98%以上では、繊維の結晶性に特に優れ、繊維製造時の問題も少なく、かつ得られた繊維の強度や耐熱性、及びニット・デニットでのセット性も極めて良好である。
【0012】
一般に、ポリ乳酸は光学異性体となるL−体、D−体乳酸の混合したポリマー(広い意味での共重合物)であり、それらの比率でポリ乳酸の光学純度が決まる。自然界の生物の体は殆どL−体化合物からなり、従ってL−体よりなるポリマーや化合物を分解する酵素は豊富に存在している。しかし、D−体は自然界には殆ど存在せず、D−体を多く含むポリマーや化合物は自然界で分解されにくい。従って、本発明のポリ乳酸繊維もL−乳酸の含有率が高いポリL−乳酸の方が好ましい。
【0013】
従って、ポリ乳酸繊維の組成ではD−体の比率が増加するに従い、生分解性が低下していく。そうした意味でも、OPは高い方が好ましい。
【0014】
ポリ乳酸繊維は、ポリ乳酸を溶融紡糸や溶液紡糸して製造するが、溶融紡糸が生産効率や製品の多様性、製造における環境へ及ぼす負荷が小さいという点で好ましい。
【0015】
溶融紡糸は、ポリ乳酸樹脂を融点以上に加熱・溶融させ、微小な孔を有する紡糸口金から空中に吐出・冷却させ繊維とする。吐出・冷却した繊維は、次の工程へ行くために、巻き取られるが、長繊維では、その巻き取り速度は、コンベンショナル紡糸と呼ばれる巻き取り速度略2000m/分以下の方法、POY(Partially Oriented Yarn)法と呼ばれる巻き取り速度略5500m/分以下の方法、HOY(Highly Oriented Yarn)法と呼ばれる巻き取り速度が略5500m/分以上の方法、あるいは紡糸後同じ装置にて直ちに延伸を行うSPD(Spin Draw)法等が採用できる。また、短繊維では、長繊維に比べて圧倒的に多数のノズルから押し出すために、巻き取り速度は長繊維より遅くなるのがふつうであり、通常2000m/分以下にて行われる。特に、1500m/分以下で行われるのが最も一般的なことである。
【0016】
本発明の浴用タオルでは、織物の経糸、緯糸のそれぞれに少なくとも50重量%のポリ乳酸繊維を使用することが重要である。浴用タオルの他の繊維成分(以下、「非ポリ乳酸繊維成分」と略称する)は、従来の合成繊維でもよく、また、天然繊維でもよい。好ましくは、非ポリ乳酸繊維成分の過半数は天然繊維であり、更に好ましくは2/3以上が天然繊維であり、特に好ましくは総てが天然繊維であることである。ポリ乳酸繊維が浴用タオルの50%未満では、耐久性や使用感の改善がないか、あるいは生分解性に乏しくなる。
【0017】
本発明に使用するポリ乳酸繊維は、通常の○(丸)断面繊維や扁平断面繊維、△(三角)断面繊維、中空断面繊維(○、△)、U字断面繊維等の非円形断面繊維等、いずれの繊維断面も使用できる。使用感等を考慮すると、単純な○(丸)断面繊維よりも、扁平断面繊維、△(三角)断面繊維やU断面繊維等の異形断面繊維を混合したものも使用可能であり好ましい。風合いやふくらみ感、洗浄力、泡立ち性等の改善のためには、重量比率で、異形断面繊維を10%程度以上、好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上混合することである。混合する場合、フィラメント糸の場合は混繊糸の方法でも良いが、織物の経糸あるいは緯糸として、あるいはその一部に使用してもよい。
【0018】
ポリ乳酸繊維の太さは、経糸では、通常15〜150dのモノフィラメントあるいは単糸デニール2〜30dのマルチフィラメント、好ましくは20〜100dのモノフィラメントあるいは単糸デニール3〜25dのマルチフィラメント、更に好ましくは25〜75dのモノフィラメントあるいは単糸デニール4〜20dのマルチフィラメントである。モノフィラメントを使うかマルチフィラメントを使うかは、用途や目標性能に応じて決めればよい。また、マルチフィラメントでは、無撚糸や甘撚糸あるいは中撚糸が使うことができるが、コストの点では無撚糸を使う方が好ましい。
【0019】
本発明の浴用タオルの緯糸に使用するポリ乳酸繊維は、通常50〜700dのマルチフィラメント、好ましくは75〜500dのマルチフィラメント、更に好ましくは100〜400dのマルチフィラメントである。単糸(単繊維)デニールは通常3〜15dであるが、この範囲以外でも目的、用途によっては使用することができる。
【0020】
該緯糸は、タオルの洗浄効果や肌触りの点で重要な役目を持つために、ニット・デニット法による捲縮糸、スタフィン方式による捲縮糸、ギア方式による捲縮糸、あるいはパンロン方式による捲縮糸、等の機械捲縮糸や、サイド・バイ・サイド複合糸によるスパイラル状の捲縮糸、あるいは仮撚り糸等の加工糸を使用することが好ましいが、なかでも、ウーリー糸等と呼ばれる仮撚捲縮糸、またはニット・デニット糸が特に好ましい。繊維は、一種類でも良いし、風合いや使用感、耐久性の改善のために数種類の繊維を混合使用することもできる。特に、太い繊度を有する繊維と細い繊度を持つ繊維との混合使いであれば、使用感もまた耐久性も改善される。これらの繊維の組み合わせでは、繊度の違いと、各々の繊維の持つ収縮率(例えば、熱収縮率)を変えることにより、糸自身が膨らみを有するようになり、ふっくらとした風合いとソフトな使用感を生み出すことができ、より好ましい。特に、太繊度の糸の収縮率が大きく、細繊度の糸の収縮率を低く設定することによって、この効果をより顕著に発現することができる。
【0021】
ポリ乳酸の短繊維を使用する場合は、ポリ乳酸繊維100%の紡績糸はもとより、他の繊維、例えば綿、麻、シルク等の天然繊維やナイロン、ポリエステル、アクリル繊維を混紡して使用することもできる。ただし、環境負荷の点からは、混紡相手としては、天然繊維を使用する方が好ましい。また、ポリ乳酸繊維のステープル繊維(短繊維)の繊度の異なるものや熱水収縮率の異なる繊維を混合使用することにより、より豊かな風合い、使用感、耐久性、等を発現させることができる。
【0022】
本発明の浴用タオルでは、短繊維の場合、上述したようにポリ乳酸繊維やポリ乳酸繊維と他の繊維の混紡糸を使用することができるが、更にこれらの繊維の中に他の合成繊維や天然繊維を織り込んで織り模様や染色時の異染性を発現させることができる。
【0023】
織物の組織は、通常、タオル地に使用される織組織であればよく、特に限定はされない。例えば、通常の平織り、綾織り、朱子織りを基本とし、その変化組織のものも利用できる。また、通常は、織りの一重織物であるが、高級感を出すために二重織物も可能である。特に、他の繊維との交織等では、繊維の特性に応じて表面に出す糸の種類を変えるために、平織り以外の組織にすることも好ましい。例えば、より柔らかい繊維を緯糸に使用した場合で、より柔らかい風合いを出す場合は綾織りあるいは朱子織りで緯糸を多く出すような組織にすることが好ましい。
【0024】
織物の密度は、通常は、経糸は3〜50本/インチであるが、好ましくは5〜40本/インチ、更に好ましくは10〜30本/インチである。また、緯糸は、通常15〜50本/インチ、好ましくは18〜45本/インチ、更に好ましくは20〜40本/インチである。
【0025】
染色は、ポリ乳酸繊維100%では、分散染料により95〜120℃の温度で染色することができるが、ポリ乳酸繊維は従来のポリエステル繊維に比較してやや染色堅牢度が落ちる。しかし、染料を適当に選定することによって、染色堅牢度を維持できる。例えば、中位の堅さ(SF〜Fタイプ)を有するものが好ましい。染色濃度は、用途・目的により適宜選定できる。また、他の繊維との交織、混紡使いの浴用タオルでは、他の繊維を染色する場合は2浴染色、あるいは他の繊維の染料も同時に加えての1浴染色により染色することができる。染色時にあるいは染色後紫外線吸収剤、滑り剤、抗菌剤、等の加工をすることも可能である。特に、耐光堅牢度の向上のためには、紫外線吸収剤を、1%/owf以上使用するのが好ましい。
【0026】
本発明の浴用タオルは、使用後の廃棄は、生分解性にも優れ、かつ、焼却処理の場合も燃焼熱が3400〜3500cal/gと新聞紙と同程度であるために、炉を傷めたりNOやSO等のガスやダイオキシンといった有毒なガスを発生することもなく、簡単に焼却することもできる。
【0027】
さらに、本発明の浴用タオルは生分解性であるため、家庭の庭の片隅に埋めたり、家庭用のコンポスト機で処理したり、地域のコンポスト工場にて容易にコンポスト化することができる。こういう点で、本発明の浴用タオルは非常に環境に優しい素材といえる。
【実施例】
【0028】
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。実施例中、「部」とあるのはことわりのない限り「重量部」を意味し、「%」とあるのはことわりのない限り「重量%」を意味する。
【0029】
相対粘度ηrelは、フェノール/テトラクロロエタン=6/4(重量比)の混合溶剤中20℃で常法により求めた。また、融点(Tm)は、理学電気社製示差走査熱量計(以下、DSCと記す)の吸熱ピ−クのピーク値より求めた。
【0030】
実施例1
L−乳酸の含有率が99.2%、ηrel=3.1、重量平均分子量が13万、融点が175℃のポリ乳酸を230℃の溶融温度にて溶融し、孔径0.25mm、孔数48ケを有する紡糸ノズルより空中に押し出し、通常のフィラメントの方式にて紡糸をして75d/24fの2分繊フィラメントを得た。同様に一本採りにて400d/48fのフィラメントを得た。各々、強度4.5g/d、4.2g/d、伸度34%、37%、弾性率685kg/mm、645kg/mmの物性を有していた。75d/24f糸は、300T/mのトルクを入れて経糸として使用する。また、400d/48f糸は筒編物を110℃×40分熱処理後デニットしてクリンプ糸とし緯糸として使用する。該繊維を使い、経:10本/インチ、緯:35本/インチ糸の設計で緯糸を表に出るようにした緯繻子織物を製造した。該織物の浴用タオルとしての性能は、皮膚との摩擦が非常にソフトであり、かつ石鹸の泡立ちも良好であった。また、使用後の水切り性も良好であり、室内で十分に乾燥することができた。
【0031】
実施例2
L−乳酸の含有率が99.1%、ηrel=3.3、重量平均分子量が15万、融点が173℃のポリ乳酸を235℃の溶融温度にて溶融し、孔径0.3mm、孔数12ケを有する紡糸ノズルより空中に押し出し、通常のフィラメントの方式にて紡糸をして30d/1fの12分繊用のモノフィラメントを得た。実施例1と同様に400d/24fのフィラメントを得た。各々、強度4.0g/d、4.3g/d、伸度38%、36%、弾性率617kg/mm、640kg/mmの物性を有していた。30d/1fのモノフィラメントはそのまま経糸として使用する。400d/24fはスピンドルタイプの仮撚機にて約1500T/mの仮撚を入れて得られたウーリー加工糸(仮撚捲縮糸)を、実施例1の緯糸の10本のうちの1本の代わりにして使用する。該繊維(糸)を使い、経:10本/インチ、緯:35本/インチ糸の設計で平織物を製造した。
【0032】
該織物の浴用タオルとしての性能は、非常に柔らかく、また軽量感に優れており皮膚との摩擦が非常にソフトであった。石鹸の泡立ちも良好であった。また、使用後の水切り性も良好であり、室内で十分に乾燥することができた。
【0033】
実施例3
実施例1のポリ乳酸を用い225℃溶融温度にて溶融し、孔径0.12mmの小孔5ケよりなる96対のノズルより空中に押し出し、小孔5ケが繋がりU形異形断面を有する150d/96f(単繊維1.56d)のフィラメント糸を得た。該繊維は、強度4.5g/d、伸度35%、弾性率658kg/mmの物性を有していた。該フィラメント糸を2本合わせてスピンドルタイプの仮撚機にて仮撚加工をした。この仮撚捲縮糸と、実施例2の400d/24fのニット・デニット糸を2本/8本の割合いで緯糸として使用する。
【0034】
また、実施例2の30d/1fを経糸として使用する。経糸として、300d/192f加工糸と400d/24fのニット・デニット糸を交互に10本/インチ、緯:30本/インチ糸の設計で平織物を製造した。該織物の浴用タオルとしての性能は、非常に柔らかく、また軽量感に優れており皮膚との摩擦が非常にソフトであった。石鹸の泡立ちも良好であった。また、使用後の水切り性も良好であり、室内で十分に乾燥することができた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
経糸及び緯糸のそれぞれに光学純度90%以上のポリ乳酸繊維を少なくとも50重量%使用し、かつ該緯糸が捲縮糸であることを特徴とする浴用タオル。
【請求項2】
経糸及び緯糸のそれぞれに光学純度90%以上のポリ乳酸繊維を少なくとも50重量%使用し、かつ該ポリ乳酸繊維のうち30%以上が異形断面繊維であることを特徴とする浴用タオル。
【請求項3】
経糸に用いられるポリ乳酸繊維が20〜100dのポリ乳酸モノフィラメントであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の浴用タオル。
【請求項4】
緯糸に用いられるポリ乳酸繊維の少なくとも一部に75〜500dのポリ乳酸加工糸を用いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の浴用タオル。

【公開番号】特開2008−29890(P2008−29890A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−275464(P2007−275464)
【出願日】平成19年10月23日(2007.10.23)
【分割の表示】特願平9−278704の分割
【原出願日】平成9年10月13日(1997.10.13)
【出願人】(000003159)東レ株式会社 (7,677)
【Fターム(参考)】