説明

海草取りネット

【課題】海草取りをより効率的にできる大波形刃が付いた海草取りネットネットを提供する。
【解決手段】。枠1の1辺に大波形刃2を取り付け、枠の反対面に角度調整バー(左右あり)12、12を溶接する。竿6に取り付け元金具9を設ける。竿の先の補強を兼ねてカラ8を設け、元金具9固定ピン7で止める。枠1の角度調整バー(左右あり)12、12で元金具9をはさみ、角度調整ボルト5で角度を決めて締め付け枠を竿に固定する。海草取りネットは袋状にした状態に裾を絞る。

【発明の詳細な説明】
【伎術分野】
【0001】
本発明は海中に生えている海草類を刈り取るため、網枠の一辺に大波形の刃を取り付けた海草取りネットを提供する。
【背景伎術】
【0002】
従来の海草取りは船上から片手に箱メガネ持って海中を覗きながら、反対の手に竿の先に鎌の付いた物を持って海草の根を切り、なを海草が海中に漂う、それを鎌に引っ掛けて船の上まで引き上げると言う、体力のいるものであった、長時間の作業が限られてしまった。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
海草は海中のいたるところの岩などに生殖している、これを刈り取る従来の方法では能率の面、体力の面で限界がある、これらを少しでも改良して、解決しようとする物である。海草のある所は船上から見えるものであり、覗き用の箱メガネを使わずに作業が可能である、本発明は海草取りネットを付けた竿を海中に伸ばして海草めがけてネットを被せて引くだけで、後は船上に引き上げるのです、この作業を両手でするので作業が簡単で能率的である。
【課題が解決するための手段】
【0004】
大波形付き及びネット取り付け枠(1)の1辺に大波形刃を取り付ける、又反対面に角度調整バー(左右あり)(12)を中心に溶接する、角度調整バー(左右あり)(12)の間に竿取り付け元金(9)を設ける、サンドイッチ状態にする、角度調整バー(左右あり)(12)の横中心に穴を開けて、角度調整ボルト(5)で締め付けて角度を固定する、
【0005】
竿取り付け金具(9)に竿(6)を差込み、なお竿の補強を兼ねてカラ(8)をはめ込む、竿取り付け金具(9)と竿を1体にする為に固定ピンを打ち込み、ピンの両端をつぶす、
【0006】
本発明である大波形刃に付いて説明する、従来の実用新案登録第3101982号の様に刃先が水平とか前方に出ぱった状態では、海草を取る時に岩肌に引っ掛けてしまう欠点があった、本発明は大波形刃(2−1)のように刃先を内側に曲げることで刃先が岩(14)などに引っ掛からない利点がある、よって海草の根元の所狙って引くだけで海草(13)は切れて網の中に入ったものを船上に引き上げるだけでとても能率てきである。
【0007】
又作業性を良くする為に船上に於いて、海草取りネット(10)を海中の岩面に置き角度調整を可能にする、図6,7の調整ロット棒(15)を竿の上部まで伸ばし、竿のスリット(16)(18)の所にL型に曲げて出し、好みの角度の所で蝶ナット(17)で締め付けて角度を固定する。
【考案の効果】
【0008】
以上のような構成とする事で、補虫網の様に、船上から海中に竿を伸ばして海草めがけて海草取りネットを被せて引くだけで海草を逃がす事無く確実に採集できる、メガネ箱を使わないために、両手作業が可能によって能率と言うものは従来の方式比べれば数倍の効果が上がる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
引例、実用新案登録第3101982号で歯形を付けた歯形付きワカメ採集具(タモ)の様に歯の角度を外向き(2A)にしたのでは実施例図5に示してあるように歯先が岩(14A)に突き刺さり、引っ掛かる欠点が有った。骨子(15)なども十字入れてあり、これなども普通の糸網などを使用するため、骨子(15)に留めなければならない必要になる、本発明は刃(2)は、大型波形であるため、刃先(1−2)を内側に曲り易い、曲っている事によって岩(14)などにひっかからなく海草の株元にスムーズに来る、後は引くだけで海草の株が切れてくれるので作業性が優れている。
【0010】
本考案のネットはあるメーカが製造されている、樹脂製(高圧ポリエチレン)トリカネットを利用する物である、刃取り付け及びネット取り付け枠(1)にネットを筒状にした状態(11)を糸などで取り付ける、最後にネット裾絞り(4)の様に絞ります、ネットの交換も簡単に出来るメリットがある。
【実施例】
【0011】
実施例図4は、岩(14)などに海草(13)が生えている所に海草ネットを被せる、その時に大波形刃(2)の刃先(2−1)が、内側に曲がっている為に海草取りネットを引いても刃先(2−1)が岩(14)に引っ掛ることなくズムーズで又能率的である。
【0012】
実施例図5は、実用新案登録第3101982号の引例であります、この考案は岩(14A)ワカメが生えている所に歯形付きワカメ採集具(タモ)を被せると歯(2A)が外向きになっている為に、これは明らかに岩(14A)に刺さり、引っ掛かるので歯先は曲がったりするので能率が上がらない非能率である。
【産業上の利用可能性】
【0013】
従来の方法は船上から箱ネガネを片手にして海中を覗きながら、もう一方の手に、竿の先に鎌の付いた物でワカメの根元を切る、すると海中に漂うワカメを素早く鎌に引っ掛けて、船上に引き上げる方法であった、これでは経験と技が必要であります、長時間の作業は不可能と言える。ワカメの生えている所は船上から良く分かるので箱ネガネは必要が無いのです、本発明により海草取りネットの竿を両手で作業が出来、確実に海草の採集が出来るのと、長時間作業が可能となるので漁業業界においてはより一層多くの利用がの望まれる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】 海草取りネット平面図
【図2】 海草取りネット側面図
【図3】 海草取りネット刃形拡大側面図
【図4】 海草取りネット実施例側面図
【図5】 ワカメ採取具(タモ)の実施例側面図
【図6】 海草取りネット角度調整元側面図
【図7】 海草取りネット角度調整元平面図
【符号の説明】
【00015】
1、 刃形取り付け及びネット取り付け枠
2、 大波形刃
3、 刃先取り付けビス
4、 ネット裾絞り
5、 角度調整ボルト
6、 竿
7、 竿元金具固定ピン
8、 竿留めカラ
9、 竿取り付け元金具
10、 ネット
11、 ネットネット袋状態
12、 ネット取り付け枠の角度調整バー(左右あり)
13、 海草
14、 岩
15、 角度調整用ロット棒
16、 角度調整用スリット
17、 位置止め蝶ナット
18、 角度調整用スリット
19、 角度調整用ロット棒繋ぎ
1A, 骨子の丸枠
2A, 歯形
13A,ワカメ
14A、岩
15A,骨子の半丸枠(網み受け)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
大波形刃(2)が付いた海草取りネット。
【請求項2】
ネットの裾を絞り込んで袋状にした、海草取りネット。
【請求項3】
大波形刃先(2−1)を内側に曲げた海草取りネット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−81529(P2006−81529A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−302161(P2004−302161)
【出願日】平成16年9月15日(2004.9.15)
【出願人】(591183337)
【Fターム(参考)】