説明

浸種籾乾燥装置

【課題】多種類の浸種籾を効率よくまた省スペースで行うことのできる浸種籾用の乾燥装置を提供する。
【解決手段】本発明の浸種籾乾燥装置1によれば、重設した複数の前記各引き出し体5に、温湯等に浸して消毒した後に水切りしたネット袋入りの浸種籾(原料ネット袋N)をセットし、当該引き出し体5を乾燥機枠2に収納し、乾燥風供給手段9を駆動させると、該乾燥風供給手段9から供給された乾燥風が、前記各引き出し体5の一方側(一方空間部4b)から原料ネット袋Nの中を通風して他方側(他方空間部4a)に抜け、さらに前記排風口7及び排風路14を介して機外に排風されるこれにより、各引き出し体5内において前記浸種籾が個別に乾燥される。また、前記引き出し体5内に吹抜け防止プレート15を備えることにより、引き出し体5内での通風の吹抜けが防止され、乾燥効率の低下防止とムラ乾燥の防止が可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温湯等に浸漬して消毒し、これを水切りした種籾(浸種籾)を乾燥する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、種子センターという施設がある。この施設は、水稲苗用の原料種子(種籾)の前処理を行う施設で、播種・育苗に先立って、いもち病等の予防のために種籾に消毒を施し、播種・育苗時期を迎える時期まで貯蔵する施設である。この施設は、種籾の荷受・計量工程に続いて乾燥、精選、種子消毒、乾燥、貯蔵及び計量・出荷等の工程が順次構成されている。
【0003】
前記種子消毒の工程では、種籾は、温湯に任意時間浸漬して行う温湯消毒法又は、農薬液を攪拌混合して行ういわゆる農薬消毒法などによって消毒され、この後、水切りされる。次いで、乾燥処理工程において、前記水切りした種籾(浸種籾)は、貯蔵に適した含水率(水分値)まで乾燥される。この乾燥処理工程においては、例えば、特許文献1のような浸種籾乾燥装置により、浸種籾の乾燥が行われる。該浸種籾乾燥装置は、循環式の穀物乾燥機であって、乾燥中に、浸種籾の含水率を検出して循環速度と熱風送風温度とを制御し、一度に大量の種籾を高品質に乾燥するものであった。
【0004】
【特許文献1】特開2005−321144号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、昨今、前記種子センターにおいては、生産者や流通市場等の要望に対応するため、種籾の品種、生産者、産地など、異なる種類の種籾が混じらないように、多種類毎に種籾の消毒と乾燥を個別処理するニーズが生じている。この個別処理を行うためには、従来、異なる種類の種籾が混じらないように各種籾を個別にネット袋に入れて前記種子消毒処理し、その後、水切りしたネット袋から種籾(浸種籾)を取り出して床などに広げて自然乾燥する方法があった。しかし、この方法は自然乾燥のため乾燥時間が長時間になり、また、浸種籾を広げるための乾燥スペースを広く要するという問題点があった。一方、前記浸種籾乾燥装置を使用することも考えられたが、該浸種籾乾燥装置は、乾燥時間が早くまた一度に大量の乾燥が行えるというメリットはあるが、最低張込量以上の個別の浸種籾が必要となるため、個別乾燥処理には不向きであった。
そこで、本発明は、上記問題点にかんがみ、多種類の浸種籾を効率よくまた省スペースで行うことのできる浸種籾用の乾燥装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1により、
温湯等に浸して消毒した後に水切りしたネット袋入りの浸種籾を収納して乾燥する乾燥機枠と、
該乾燥機枠内を仕切板で上下方向に仕切ってなる複数の空間部と、
該各空間部に通風が可能な多孔状の底板を有する引き出し体と、
該引き出し体の配設によって形成される、前記各空間部内における前記引き出し体を挟んだ一方側の一方空間部及び他方側の他方空間部と、
該一方空間部及び他方空間部のいずれか一方側に形成された乾燥風供給口及び他方側に形成された排風口と、
前記乾燥風供給口に連通した乾燥風供給手段と、
前記排風口に連通した排風路と、
を備えた、という技術的手段を講じた。
【0007】
上記手段によれば、温湯等に浸して消毒しこれを水切りしたネット袋入りの浸種籾(原料ネット袋N)を、重設した複数の前記引き出し体のそれぞれにセットして、各引き出し体を乾燥機枠に収納して乾燥風供給手段を駆動させると、乾燥風が、前記各引き出し体の一方側(一方空間部)から原料ネット袋Nの中を通風して他方側(他方空間部)に抜けた後、前記排風口及び排風路を介して機外に排風され、この乾燥風の通風作用により、各引き出し体内において、原料ネット袋N内の浸種籾は乾燥される。
【0008】
また、請求項2により、
前記引き出し体内に、前記底板の周縁部における通風を遮断する吹抜け防止プレートを着脱可能に備えてなる、という技術的手段を講じた。
【0009】
これにより、前記多孔状の底板における周縁部に形成される隙間において、その一方側から他方側に吹き抜ける乾燥風が生じることがなく、乾燥風は全て原料ネット袋Nを通風する。
【0010】
さらに、請求項3により、
前記引き出し体内に、収納した浸種籾入りネット袋の移動を防止する押さえ部材を着脱可能に備えてなる、という技術的手段を講じた。
【0011】
これにより、前記押さえ部材により、前記引き出し体内にセットした原料ネット袋Nは前記底部に向かって押し付けられるので、乾燥機枠内に引き出し体を押し込んだ際に、その衝撃等によって原料ネット袋Nが移動して引き出し体内の周縁部に更なる隙間が形成されない。
【0012】
また、請求項4により、
前記引き出し体内に、前記底部に対する底蓋部材を着脱可能に備えてなる、という技術的手段を講じた。
【0013】
これにより、前記底部上に底蓋部材を装着可能にしたことにより、原料ネット袋Nをセットしない空の引き出し体がある場合でも、当該引き出し体に供給される乾燥風が遮断される。
【発明の効果】
【0014】
本発明の浸種籾乾燥装置によれば、本体機枠内に設けた複数の引き出し体内に、個別種類の浸種籾が入ったネット袋(原料ネット袋N)をセットし、これに乾燥風を通風して前記各浸種籾の乾燥が行えるので、多種類の浸種籾の乾燥を個別にかつ効率的に行える。また、本乾燥装置は、コンパクトなので設置するスペースが省スペースでよく、構成が簡単なので製作コストも安価なものである。
【0015】
また、前記引き出し体内に吹抜け防止プレートを装着可能にしたので、引き出し体内における原料ネット袋Nとの間(周縁部)に生じる乾燥風の吹き抜けが防止される。よって、供給された乾燥風が全て原料ネット袋N内を通風するので、乾燥風が無駄にならずに乾燥効率の低下が防止でき、かつ、ムラ乾燥が防止できる。
【0016】
さらに、前記引き出し体内には原料ネット袋Nの押さえ部材を装着可能にしたので、原料ネット袋Nと引き出し体内の周縁部との間における、更なる隙間の形成が防止でき、乾燥風の吹抜けを予防できる。
【0017】
また、前記引き出し体内に底蓋部材を装着可能にしたので、原料ネット袋Nをセットしない空状態の引き出し体があっても、乾燥風の供給ロスや無駄を生じることなく原料ネット袋Nの乾燥が行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1は、本発明を実施した浸種籾乾燥装置1の斜視図である。図2は、図1におけるA−A線の部分断面図である。さらに、図3は、図2におけるB−B線の断面図である。該浸種籾乾燥装置1は、縦長立法体形状(キャビネット状)の本体機枠2を有する。該本体機枠2内には内部空間を上下方向に複数に仕切る仕切板3を水平配設し、該仕切板3によって上下方向に複数段の空間部4を形成する。該各空間部4には、各空間部4に対して出し入れを自在とする引き出し体5とそのレール5aを配設する。該各引き出し体5及びレール5aを配設する位置は、各空間部4内において、上方空間部(一方空間部)4a及び下方空間部(他方空間部)4bが形成されるように、空間部内の上下幅の略中間位置とする。前記引き出し体5の底板は、全面をネット状又は多孔状(パンチングメタル)にした多孔状底部6とし、通風可能にしてある。本実施例では、前記引き出し体5を本体機枠2内に5段に重設した。
【0019】
各上方空間部(一方空間部)4a内における、前記本体機枠2の一側面には、排風口7を形成する。また、各下方空間部(他側空間部)4b内における、前記本体機枠2の一側面には、乾燥風供給口8を形成する。なお、前記排風口7及び乾燥風供給口8を設ける側は、上記の逆でもよい。
【0020】
次に、乾燥風供給手段9を説明する。該乾燥風供給手段9は、本実施例では、熱風送風式とした。この熱風送風装置9は、送風ファン10と、該送風ファン10と前記乾燥風供給口8とを連通させる風路管11とを備える。そして、該風路管11の管路中には、前記送風ファン10側から順に、管路内を通風する空気を加熱する加熱ヒータ(電気ヒータ)12と同空気の通風量を調節する風量調節部材(手動式ダンパー)13とを配設する。前記乾燥風供給口8と連通する前記風路管11の端部形状は、前記乾燥風供給口8の全てを囲うラッパ状とし、当該端部は、乾燥風供給口8を設けた本体機枠2の一側面に対して密閉状に接続する。一方、前記排風口7を設けた前記本体機枠2の一側面には、全ての排風口7を囲み、かつ、密閉状にした排風路14を配設する。該排風路14は上方に向かって延設し、その上端部は、風路面積を絞って排風開口部14aとしてある。
【0021】
前記引き出し体5内には、吹抜け防止プレート15を装着可能にしてある(図4参照)。該吹抜け防止プレート15は、前記多孔状底板6の周縁部6aにおける通風を遮断する板15aを四角形状に連接して一体枠状にしてある。前記板15aは断面をく字形状にし、着脱する際に持ち易くしてある。また、前記引き出し体5内には、押さえ部材16を装着可能にしてある。該押さえ部材16は、前記引き出し体5内の左右側面の上端部を掛け渡すように形成した棒状部材とし、前記上端部に形成した溝部6bに嵌合するようにする。
【0022】
また、前記引き出し体5内には、底蓋部材17を装着可能にしてある(図5参照)。該底蓋部材17は、前記底面6の前面に対して蓋ができるように、底面6の面積に合わせた大きさとし、取っ手17aを設ける。
【0023】
なお、前記風路管11内における風量調節部材13の近傍位置には、温度センサ18及び湿度センサ19が設けてあり、これらの温度センサ18及び湿度センサ19の検出値は、本体機枠2の上部に設けた操作部20の表示部20aに表示させるようにしてある(図3)。また、前記操作部20には、タイマー運転するためのタイマー部20bのほか、前記送風ファン10及び加熱ヒータ12の各電源ON・OFF部20cも構成する。前記操作部20には、生成供給される熱風の温度・湿度を管理するための熱風設定部20dが備えてある。
【0024】
次に、上記実施例(浸種籾乾燥装置1)の作用を説明する。まず、被乾燥物として、温湯消毒を施して水切りした、ネット袋に入った個別種類の種籾(浸種籾)を準備する。浸種籾の含水率は約22%。以下、説明の便宜上、被乾燥物は原料ネット袋Nとする。該原料ネット袋Nは、空状態の任意の前記引き出し体5を前記本体機枠2から引き出して内部に以下の手順で供給セットする。該手順は、前記吹抜け防止プレート15を多孔状底板6上に装着し、その上から前記原料ネット袋Nを平ら状にならして載置し、さらにその上から、前記押さえ部材16を前記溝部6bに嵌合して装着する(図1、図4、図5及び図6参照)。この後、引き出し体5を本体機枠2内に押し戻して収納し、当該引き出し体5への原料ネット袋Nの供給セットが完了する。引き出し体5を本体機枠2内に押し戻す際には、前記原料ネット袋Nは前記押さえ部材16によって下方(多孔状底板6)に押さえ付けられているので、原料ネット袋Nがズレて移動することがない。このため、引き出し体5の内部の周縁部に通風の吹抜けが懸念される隙間が形成されることがない。
【0025】
以上の要領で、他の引き出し体5にも前記原料ネット袋Nを供給セットする。前記原料ネット袋Nが無く、空状態の引き出し体5ができる場合には、前記底蓋部材17を多孔状底板6上に載置・装着し、当該引き出し体5内の通風を遮断するようにする(図7及び図8参照)。これで、乾燥準備が完了する。
【0026】
次に、前記操作部20において、前記電源ON・OFF部20cにより前記送風ファン10及び加熱ヒータ12の各電源をONにする。次いで、乾燥運転(タイマー運転)させる任意時間(2〜3時間)をタイマー部20bにセットするとともに、前記熱風設定部20dに熱風の設定温度と設定湿度をセットする。これにより乾燥運転が開始され、前記送風ファン10によって風路管11内に送風された空気は前記加熱ヒータ12によって加熱される。加熱された乾燥風(熱風)は、さらに風路管11を通風し、前記各乾燥風供給口8から各下方空間部4bに供給される。供給された熱風は、下方空間部4bから、前記多孔状底板6を通って前記原料ネット袋N内(浸種籾間)を通風した後、前記上方空間部4aに排出される。そして、該排風は、前記排風口7から排風路14に排出されて前記排風開口部14aから機外排風される。
【0027】
前記乾燥中においては、前記熱風設定部20dに熱風の設定温度を例えば30℃とし、また設定湿度を25%とした場合には、前記温度センサ18及び湿度センサ19の検出熱風温度が30℃以上、及び/又は、検出熱風湿度が25%未満になった時(設定値から外れた時)に、加熱ヒータ12の電源が自動的にOFFになり、設定値内になると再度加熱ヒータ12の電源が自動的にONになる。このようにして熱風の温度・湿度の管理が行われる。なお、熱風の送風量については、適宜、前記風量調節部材(手動式ダンパー)13によって調節する。
【0028】
前記原料ネット袋Nをセットした引き出し体5内においては、前記多孔状底板6上に吹抜け防止プレート15を装着したので、前記多孔状底板6の周縁部の隙間6a、特に引き出し体5内コーナー部と原料ネット袋Nとの間の隙間6aを通って熱風が吹き抜けない。このため、供給された熱風が無駄にならないで原料ネット袋N(吹抜け防止プレート15の開口部)を通風するので、乾燥効率にロスがない。また、これに伴って、前記隙間における部分的な熱風の吹き抜けが防止されるので、原料ネット袋Nの全体に熱風が均一的に通風され、浸種籾の乾燥ムラも生じない。なお、熱風が、原料ネット袋Nの全体に均一的に通風されるのは、前記各排風口7が排風路14によって覆われていることにより、各空間部4の内部圧力のバランスが保たれる故の作用でもある。
【0029】
また、前記原料ネット袋Nがセットされてない空状態の引き出し体5内においては、前記底蓋部材17が前記多孔状底板6上に装着してあるので、熱風の通風が遮断される。これにより、熱風は前記原料ネット袋Nがセットされた引き出し体5に供給されて無駄になることがないので、乾燥効率が低下しない。
【0030】
以上のようにして乾燥運転(タイマー運転)は行われ、設定した時間が経過すると、前記送風ファン10及び加熱ヒータ12の電源が自動的にOFFになる。OFFになると、引き出し体5を本体機枠2内から引き出して、原料ネット袋N内の浸種籾の乾燥仕上がり具合をチェックし、乾燥終了するか、又は、必要に応じて再度乾燥運転(タイマー運転)を行う。
【0031】
なお、上記実施例において、前記押さえ部材16は、引き出し体5に対して一本装着するようにしたが、複数本を装着するようにしてしてもよい(図9)。また、その際には、原料ネット袋Nを小容量のものにし、二つの原料ネット袋Nを引き出し体5内に並べてセットしてもよい。その際には、前記吹抜け防止プレート15は、内部開口部を二分する板15aを左右に掛け渡し、前記原料ネット袋N間に形成され得る隙間による熱風の吹き抜けを防止する。
【0032】
また、上記実施例では、本体機枠2内に設ける引き出し体5を縦方向に一列だけ重設したが、左右方向に複数列並設してもよい。重設する引き出し体5の数についても任意に定めればよい。
【0033】
さらに、前記乾燥風供給手段9については、上記熱風送風装置に限らず、例えば、灯油燃焼式バーナや除湿装置、又は蒸気熱交換式などのように乾燥風を生成・供給できるものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明における浸種籾乾燥装置1の斜視図
【図2】図1におけるA−A線の部分断面図
【図3】図2におけるB−B線の断面図
【図4】引き出し体に吹抜け防止プレートなどを装着する分解斜視図
【図5】引き出し体に吹抜け防止プレートなどを装着した斜視図
【図6】引き出し体に吹抜け防止プレートなどを装着した平面図
【図7】引き出し体に底蓋部材を装着する分解斜視図
【図8】引き出し体に底蓋部材を装着した斜視図
【図9】引き出し体に押さえ部材を二本装着した斜視図(変形例)
【符号の説明】
【0035】
1 浸種籾乾燥装置
2 本体機枠
3 仕切板
4 空間部
4a 上方空間部(一方空間部)
4b 下方空間部(他方空間部)
5 引き出し体
5a レール
6 多孔状底板
6a 周縁部
6b 溝部
7 排風口
8 乾燥風供給口
9 乾燥風供給手段(熱風送風装置)
10 送風ファン
11 風路管
12 加熱ヒータ
13 風量調節部材(手動ダンパー)
14 排風路
14a 排風開口部
15 吹抜け防止プレート
15a 板
16 押さえ部材
17 底蓋部材
17a 取っ手
18 温度センサ
19 湿度センサ
20 操作部
20a 表示部
20b タイマー部
20c 電源ON・OFF部
20d 熱風設定部
N 原料ネット袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
温湯等に浸して消毒した後に水切りしたネット袋入りの浸種籾を収納して乾燥する乾燥機枠と、
該乾燥機枠内を仕切板で上下方向に仕切ってなる複数の空間部と、
該各空間部に通風が可能な多孔状の底板を有する引き出し体と、
該引き出し体の配設によって形成される、前記各空間部内における前記引き出し体を挟んだ一方側の一方空間部及び他方側の他方空間部と、
該一方空間部及び他方空間部のいずれか一方側に形成された乾燥風供給口及び他方側に形成された排風口と、
前記乾燥風供給口に連通した乾燥風供給手段と、
前記排風口に連通した排風路と、
を備えたことを特徴とする浸種籾乾燥装置。
【請求項2】
前記引き出し体内に、前記底板の周縁部における通風を遮断する吹抜け防止プレートを着脱可能に備えてなる請求項1に記載の浸種籾乾燥装置。
【請求項3】
前記引き出し体内に、収納した浸種籾入りネット袋の移動を防止する押さえ部材を着脱可能に備えてなる請求項1又は請求項2に記載の浸種籾乾燥装置。
【請求項4】
前記引き出し体内に、前記底部に対する底蓋部材を着脱可能に備えてなる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の浸種籾乾燥装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−14517(P2008−14517A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−183390(P2006−183390)
【出願日】平成18年7月3日(2006.7.3)
【出願人】(000001812)株式会社サタケ (223)
【Fターム(参考)】