説明

消臭装置

【課題】気化式の消臭装置において、臭いを含んだ空気をより効果的に消臭可能であるとともに、使用後の清掃も容易な消臭装置を提供すること。
【解決手段】消臭用溶剤を底部に貯留可能にするとともに側壁に吸気口8が形成された、有底かつ上部が開口された下部ケース4と、下部ケース4の上部開口を閉鎖する配置で下部ケース4の上部に着脱自在に装着された、排気口7が形成されるとともに内部にファン5を着脱自在に備えた上部ケース3と、一部分が下部ケース4の底部に貯留させた消臭用溶剤内に位置するとともに、吸気口8を閉鎖する配置で下部ケース4内に配設された気化シート9と、下部ケース4内に配設された複数枚の撹拌プレート10を具備し、撹拌プレート10は、下部ケース4の内壁に固定される装着部1001と、装着部1001に、下部ケース4の内周側へ向けて連設した撹拌部1002と、を具備した、ことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は消臭装置に係り、より詳しくは、特に焼肉店等の飲食店における店内や厨房内の消臭に用いる消臭装置において、内部に取り込んだ外気をより確実に消臭可能とした消臭装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特に焼肉点等の飲食店においては、店内や厨房内に漂う臭いを無くするために消臭装置を用いることが行われている。
【0003】
ここで、従来から用いられている消臭装置としては、香料によりマスキングする方法を採用したものや、活性炭等を用いて臭いを吸収する方法を採用したものが存在するが、その他、近年になり、消臭用溶剤を用いて、この消臭用溶剤を気化シートに浸透させるとともに、この気化シートに臭いを伴った外気を通過させて消臭する方法を採用した気化式の消臭装置が提案されている。
【0004】
図5は、この従来の消臭装置31の構成を示した一部縦断正面図であり、この従来の消臭装置31ではハウジング32を有しており、このハウジング32は、内部に消臭用溶剤を蓄えたタンク37を収納し、ハウジング32の底部に前記タンク37の下部より消臭用溶剤を供給し、これによりハウジング32は、底部に消臭用溶剤を貯留させることが可能となっている。
【0005】
また、前記ハウジング32は、その側壁に吸気口33が形成されるとともに、上部には排気口34が形成され、更に、排気口34の下方にはファン35が配設されており、ファン35を駆動することで、前記吸気口33を介して外部の空気をハウジング32内に取り込むとともに、排気口34を介して内部の空気を排気可能としている。
【0006】
また、前記ハウジング32内には気化シート36が配設されており、この気化シート36は、下方部分が、ハウジング32の底部に貯留させた消臭用溶剤の中に位置するとともに、前記吸気口33を閉鎖する配置とされている。
【0007】
そして、この構成において、ハウジング32内に消臭用溶剤を貯留させると、その消臭用溶剤は気化シート36に浸透していき、これにより気化シート36の全体が消臭用溶剤を含んだ状態になるとともに、気化シート36に浸透した消臭用溶剤は気化してハウジング32内が溶剤の雰囲気となる。
【0008】
そうすると、この状態で前記ファン35を駆動すると、吸気口33、及び気化シート36を介して外部の空気がハウジング32内に取り込まれるとともに、気化シート36を通過する際に消臭用溶剤により消臭され、ハウジング32内の溶剤の雰囲気の中を、排気口34に向かって上昇し、その後は、消臭された空気が排気口34から排気される。また、ハウジング32内の溶剤の雰囲気の中を空気が通過することで、より確実に消臭された空気を排気することが可能となる。
【0009】
従って、従来の消臭装置を用いることにより、面倒な工事等を行うことなく、臭いを含んだ空気の消臭を行うことができるという利点がある。
【0010】
また、図6は、図5に示した消臭装置と同様に気化式とした消臭装置の他の形態であり、この図6に示した形態の消臭装置41では、下部ケース42とこの下部ケース42の上部に装備した上部ケース43とを有しており、上部ケース43内は、底部に水槽47が配設されるとともに上部にはファン49が備えられており、更に、水槽47内の周囲には、ラウンド状とした気化シート48が配設されている。
【0011】
また、上部ケース43は、側壁に吸気口50が形成され、上部には排気口51が形成されており、これにより、ファン49を駆動することで、吸気口50より外気を取り入れるとともに、この取り入れた外気を排気口51より排気可能としている。
【0012】
一方、下部ケース42内には、消臭用溶剤を蓄えた溶剤タンク44と、この溶剤タンク44内の消臭用溶剤を前記水槽47に供給するためのポンプ45、及び電源等の電装部品46が備えられている。
【0013】
そしてこの構成において、前記ポンプ45を駆動して水槽47内に消臭用溶剤を供給すると、水槽47内の消臭用溶剤は気化シート48に浸透していき、これにより気化シート48の全体が消臭用溶剤を含んだ状態になるとともに、気化シート48に浸透した消臭用溶剤が気化して、上部ケース43内が溶剤の雰囲気となる。
【0014】
従って、この状態で、前記ファン49を駆動すると、吸気口50を介して外部の空気が上部ケース43内に取り込まれるとともに、この取り込まれた空気は、上部ケース43内の溶剤の雰囲気の中で消臭されつつ排気口51に向かって上昇し、その後は、消臭された空気が排気口51から排気され、これにより、面倒な工事等を行うことなく、臭いを含んだ空気の消臭を行うことができる。
【特許文献1】特開2000−60953号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかしながら、前述の従来の消臭装置のいずれにおいても、ファンをハウジングやケースの内部に固定していたために、ハウジング等の清掃が面倒であるという問題点が指摘されている。即ち、特に気化性の消臭用溶剤では、ハウジング等の内部に結晶が溜まってしまうことがあるためにハウジング等の清掃が必要であり、清掃の方法としては水洗いが好ましいが、従来の消臭装置ではファンが固定されているために丸洗いをすることができず、そのために清掃作業が大変であった。
【0016】
また、前述したように、従来の消臭装置では、ハウジング等の内部が気化した溶剤の雰囲気になっており、内部に取り込んだ空気はできるだけこの溶剤の雰囲気内に留めることが望ましいが、その一方、常にハウジング等内の空気は、ファンの作用により排気口側へ引かれているために、溶剤の雰囲気内に長く留めておくことができない、という問題点が考えられる。
【0017】
そこで、本発明は、消臭用溶剤が浸透したシートを用いて外気を消臭する消臭装置において、臭いを含んだ空気をより確実に消臭可能であるとともに、使用後の清掃も容易な消臭装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明における消臭装置は、消臭用溶剤を底部に貯留可能にするとともに側壁に吸気口が形成された、有底かつ上部が開口された下部ケースと、
該下部ケースの前記上部開口を閉鎖する配置で前記下部ケースの上部に着脱自在に装着された、排気口が形成されるとともに、内部にファンを着脱自在に備えた上部ケースと、
一部分が前記下部ケースの底部に貯留させた消臭用溶剤内に位置するとともに、前記吸気口を閉鎖する配置で前記下部ケース内に配設された気化シートと、
前記下部ケース内に配設された複数枚の撹拌プレートと、を具備し、
前記撹拌プレートは、前記下部ケースの内壁に固定される装着部と、該装着部に、前記下部ケースの内周側へ向けて連設した撹拌部と、を具備した、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0019】
本発明の消臭装置では、消臭用溶剤を底部に貯留可能であるとともに側壁に吸気口が形成された下部ケースと、この下部ケースの上部に備えた、排気口が形成された上部ケースとを具備するとともに、下部ケース内には、底部に消臭用溶剤を貯留するとともに、吸気口を閉鎖する配置でかつ一部分が下部ケースの底部に貯留した消臭用溶剤内に位置する配置で気化シートを配設し、上部ケース内にはファンを備えた、気化式の消臭装置において、下部ケース内に撹拌プレートを配設するとともに、この撹拌プレートを、前記下部ケースの内壁に固定される装着部と、この装着部に、前記下部ケースの内周側へ向けて連設した撹拌部で構成している。そのために、この撹拌プレートによって、下部ケース内部の空気が容易に上部ケース側へ上昇してしまうことを防止し、これにより、取り込んだ外気を、溶剤の雰囲気内に留めておくことが可能である。
【0020】
また、本発明の消臭装置では、上部ケースに装着したファンを着脱自在にしているために、このファンを取り外すことにより、装置全体を丸洗いすることが可能であり、使用後の掃除が容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明の消臭装置では下部ケースを有しており、この下部ケースは、有底かつ上部を開口としており、その底部には、消臭用溶剤を貯留可能にしている。
【0022】
また、下部ケースの側壁には吸気口が形成されており、この吸気口を介して、下部ケースの内部に、臭いを含んだ空気を取り込むことを可能にしている。
【0023】
そして、下部ケースの上部には、下部ケースの上部開口を閉鎖する配置で、着脱自在に上部ケースが装着されており、この上部ケースは、着脱自在としたファンを備えているとともに、任意の箇所に排気口を備え、前記下部ケース内の空気を、ファンによって引き上げながら排気口より排気可能としている。
【0024】
一方、前記下部ケース内には、下部ケースの底部に貯留させた消臭用溶剤を吸い上げるとともに気化させるための気化シートが配設されており、この気化シートは、前記吸気口を下部ケース内側から閉鎖する配置で、かつ、下方部分が、下部ケースの底部に貯留させた消臭用溶剤に位置するような配置で、下部ケース内に備えられている。
【0025】
また、下部ケース内には、複数枚の板状の撹拌プレートが配設されており、この撹拌プレートは、下部ケースの内壁に固定される装着部と、この装着部に連設された撹拌部とを具備し、撹拌部は、前記下部ケースの内周側へ向けて変形させている。
【0026】
ここで、前記下部ケースは、吸気口よりも上方部分において、径を小さくした窪み部分を有するとよく、この窪み部分の存在により、下部ケース内の空気が上部ケースへ上昇することを阻害し、これにより、溶剤の雰囲気内に空気が滞留する時間を長くすることが可能となる。
【実施例1】
【0027】
本発明の消臭装置の実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本発明の消臭装置の外観を示す正面図であり、また、図2は本実施例の消臭装置の構造を説明するための一部縦断正面図、図3は図2におけるA−A線断面構造を示す図であり、図において1が本実施例の消臭装置である。
【0028】
そして、本実施例における消臭装置1は、本体ケースを有しており、この本体ケースは、下部ケースと、この下部ケースの上部に着脱自在に装着された上部ケースで構成されている。
【0029】
即ち、図において4が下部ケースであり、本実施例において前記下部ケース4は、有底の円筒形状とし、底部には、消臭用の溶剤を貯留可能としている。
【0030】
また、前記下部ケース4の上部は開口としており、下方部分の側壁には吸気口が形成されている。即ち、図において401が下部ケース4の上部開口、8が吸気口であり、本実施例において前記吸気口8は、下部ケース3の高さ方向にみた下端から1/3程度の箇所に、円周方向に沿って間隔をおいて形成されており、図1に示されるように、横長の吸気口と円形の吸気口を交互に配置している。
【0031】
次に、前記下部ケース4の上部には、下部ケース4における上部開口401を閉鎖するように、上部ケース3が着脱自在に装着されている。なお、本実施例においては、前記下部ケース4の上端部分の径をわずかに小さく形成し、上部ケース3の下端が下部ケース4の上端の外周側に係合するようにしている。
【0032】
そして、前記上部ケース3の内部には、取付金具6によって、ファン5が、着脱自在に装着されている。即ち、本実施例においては、ファン5を備えるユニットを取付金具6によって支持しており、これにより着脱自在としている。なお、本実施例において前記ファンとしてはプロペラファンを用いたが、必ずしもプロペラファンには限られず、その他、シロッコファンを用いてもよい。また、図示は省略しているが、前記ファン5を駆動するための電源を内蔵するか、あるいは外部電源に接続可能なリード線をファン5に接続するとともに、適宜、上部ケース3等にファン5の駆動スイッチを備えるとよい。
【0033】
次に、前記ファン5の近傍において前記上部ケース4の側壁には、排気口が形成されている。即ち、図において7が排気口であり、本実施例においては、横長の排気口とし、この排気口7を、前記ファン5よりも上方における前記上部ケース4の側壁に、周方向に沿って間隔をおいて複数個形成している。
【0034】
従って、前記ファン5を駆動すると、前記吸気口8を介して外気が下部ケース4の中に取り込まれるとともに、この下部ケース4内に取り込まれた外気は、ファン5により引き上げられつつ、排気口7より排気される。
【0035】
なお、本実施例において前記本体ケースは、150mm径としており、高さ寸法は230mmとしているが、この寸法は特に限定されない。
【0036】
次に、図において9は気化シートである。即ち、本実施例においては、前記吸気口8を下部ケース2の内側から閉鎖するようにして、前記下部ケース2内に、気化シート9を配設している。
【0037】
ここで、前記気化シート9について説明すると、本実施例において前記気化シート9は、ハニカム状、あるいは金網状にした紙製のシートで構成しており、下部ケース4の内径とほぼ同程度の外径の円筒形状として、更に、下端部を前記下部ケース3の底部に載置した際に前記吸気口8を閉鎖可能な高さ寸法としており、下端部が前記下部ケース3の底部に当接可能なようにして下部ケース3の底部に載置しており、これにより、下部ケース3の内周壁全域に当接させている。
【0038】
従って、下部ケース3の底に消臭用溶剤を貯留した場合には、消臭用溶剤が気化シート9に浸み込み、気化シート9の全体が消臭用溶剤により湿った状態になり、これにより、外気を吸気口から取り込むと、その外気が気化シート9を通過する過程で消臭用溶剤により消臭されることになる。
【0039】
また、前記浸透用シート4に浸透した消臭用溶剤は、浸透用シート9に浸み込むとともに気化していき、それによって、下部ケース3の内部は溶剤の雰囲気になる。そのため、下部ケース4内に取り込まれた空気は、排気口7に向かって上昇していく過程で、この溶剤の雰囲気の中を通過するので、これによっても消臭することが可能となる。
【0040】
次に、図において10は撹拌プレートである。即ち、本実施例では、前記下部ケース4内に、金属製かつ板状の撹拌プレート10を備えており、これにより、下部ケース4内に空気が滞留する時間を長く維持可能としている。
【0041】
ここで、図3において、前記撹拌プレート10は、前記下部ケース4の内壁に装着された装着部1001と、この装着部1001に連設された攪拌部1002から構成されており、撹拌部1002は、下部ケース4の内周側へ向けて、前記装着部1001に連設されている。なお、本実施例において攪拌部1002は、装着部1001に対して約120度の角度を持って、下部ケース4の内周側へ向けて連設されているが、この角度は特に限定されない。
【0042】
また、本実施例では合計で6個の攪拌プレート10を備えており、連続した3個の撹拌プレートを1組として、2組の撹拌プレートを有している。そして、一方の撹拌プレート群10a、10b、10cは、平面視野において、装着部1001の左端部に撹拌部1002を連設し、他方の撹拌プレート群10d、10e、10fは、平面視野において、装着部1001の右端部に撹拌部1002を連設している。そのため、本実施例においては、一方の撹拌プレート10a、10b、10cにより導かれて流れる空気と、他方の撹拌プレート10d、10e、10fにより導かれて流れる空気は互いに衝突する方向に向かい、これにより、下部ケース4内の空気は撹拌され、従って、下部ケース4内に、長時間に亘って空気を滞留させることが可能である。
【0043】
次に、このように構成される本実施例の消臭装置の作用について説明すると、下部ケース4の底部に消臭用溶剤を貯留させ、気化シート9を、下部ケース4の前記吸気口8を閉鎖する配置で下部ケース4の内周壁全域に当接させ、この状態で前記ファン5を駆動すると、吸気口8を介して、外気が下部ケース4内に取り込まれるとともに、この下部ケース4内に取り込まれた空気は、ファン5により吸い上げられ、下部ケース4内をスパイラル状に上昇しつつ排気口7から排気される。
【0044】
そしてそのとき、下部ケース4内には、気化シート9が、吸気口8を下部ケースの内側から閉鎖しているため、下部ケース4内に取り込まれる空気は、気化シート9を通過する過程で、気化シート9に浸透した消臭用溶剤によって消臭される。
【0045】
また、下部ケース4内は溶剤の雰囲気になっており、下部ケース4内を排気口7に向かっていく空気は、上昇する過程で溶剤の雰囲気の中を通過していくために、これによっても空気の消臭がなされる。
【0046】
そして、このとき、本実施例の消臭装置1では、下部ケース4内に撹拌プレート10を備えるとともに、この撹拌プレート10は、下部ケース4の内周側へ向けた撹拌部1002を備えているため、更に、撹拌部1002は、これに導かれて流れる空気が互いに衝突する方向となるように配置しているため、この撹拌部1002が下部ケース4内を上昇する空気の障害になるとともに、この撹拌部1002により下部ケース4内を上昇していく空気が撹拌され、長時間、下部ケース4内に空気を滞留させることが可能となり、より効果的な消臭が可能となる。
【0047】
また、本実施例の消臭装置ではファンを着脱自在としているため、使用後の清掃の際にはファンを取り外すことで、装置全体を丸洗いすることも可能である。
【0048】
このように、本実施例の消臭装置では、下部ケース内の溶剤の雰囲気の中に長時間に亘って空気を滞留させることができるために、より効果的に空気の消臭を行なうことができるとともに、使用後の清掃も容易である。
【0049】
なお、前述の実施例において下部ケースは、有底の円筒形状としたが、その他、図4に示すように、上方部分の径を小さくして窪み部12を形成してもよく、これによれば、この窪み部12により、下部ケース4内の空気がファンにより上方に引き上げられることを妨げることができるため、この窪み部12によっても、下部ケース内の溶剤の雰囲気の中に長時間に亘って空気を滞留させることができる。なお、図4に示す消臭装置11は、下部ケースに窪み部12を形成した点を特徴とし、その他の構成、作用、効果等は前述の消臭装置1と同様であるので、重複した説明は省略するとともに同一部品には同一符号を付した。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明の消臭装置では、消臭用溶剤の雰囲気の中に空気が滞留する時間を長くすることができ、それにより効果的な消臭を可能としているため、気化式の消臭装置の全般に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の消臭装置の実施例の正面を示す図である。
【図2】本発明の消臭装置の実施例の構造を示す一部縦断正面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面構造を示す図である。
【図4】本発明の消臭装置の実施例の他の形態を示す図である。
【図5】従来の消臭装置を説明するための図である。
【図6】従来の消臭装置の他の形態を説明するための図である。
【符号の説明】
【0052】
1、11 消臭装置
2 本体ケース
3 上部ケース
4 下部ケース
5 ファン
6 取付金具
7 排気口
8 吸気口
9 浸透シート
10 撹拌プレート
1001 装着部
1002 撹拌部
12 窪み部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
消臭用溶剤を底部に貯留可能にするとともに側壁に吸気口(8)が形成された、有底かつ上部が開口(401)とされた下部ケース(4)と、
該下部ケース(4)の前記上部開口(401)を閉鎖する配置で前記下部ケース(4)の上部に着脱自在に装着された、排気口(7)が形成されるとともに、内部にファン(5)を着脱自在に備えた上部ケース(3)と、
一部分が前記下部ケース(4)の底部に貯留させた消臭用溶剤内に位置するとともに、前記吸気口(8)を閉鎖する配置で前記下部ケース(4)内に配設された気化シート(9)と、
前記下部ケース(4)内に配設された複数枚の撹拌プレート(10)と、を具備し、
前記撹拌プレート(10)は、前記下部ケース(4)の内壁に固定される装着部(1001)と、該装着部(1001)に、前記下部ケース(4)の内周側へ向けて連設した撹拌部(1002)と、を具備した、ことを特徴とする消臭装置。
【請求項2】
前記下部ケース(4)は、前記吸気口(8)よりも上方部分に、径を小さくした窪み部(12)を有することを特徴とする請求項1に記載の消臭装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−35974(P2010−35974A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−205413(P2008−205413)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【出願人】(597161584)
【Fターム(参考)】