説明

液体の輸送用および貯蔵用容器のためのパレット状ベースフレーム

【課題】液体容器のためのパレット状ベースフレームの安定性を増大させる。
【解決手段】特に液体の輸送用および貯蔵用容器のためのパレット状ベースフレーム(21)であって、ロックされ得るフィラーネック、取り出し継ぎ手を接続するための排出ノズル、および金属格子または金属プレートから成る外殻を含み、プラスチックから成る内部容器を備え、上記ベースフレームは、内部容器を支持する床部(22)、角部脚、および金属から成り、角部脚の間に配置され、脚フレームに取り付けられ、ベースフレームの床部と伴に内部容器の外殻が固定される中央部脚を有し、ベースフレームの少なくとも1つの中央部脚は、U字形の断面を有し、ベースウォール(29)、外ジャーナルウォール、および内ジャーナルウォールを有するプロファイルボディを備え、ベースウォール、およびジャーナルウォールは、プロファイルボディの軸端部領域で、プロファイルボディの縦軸(28)に直角な平面内でU字形に具体化される軸端部ウェブを具体化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、ロックされ得るフィラーネック、および取り出し継ぎ手(removal fitting)に接続するための排出ノズルを含むプラスチック製の内部容器と伴に、金属格子または金属プレートから成る外殻が設けられる液体の輸送用および貯蔵用容器のためのパレット状ベースフレームに関し、上記ベースフレームは、上記内部容器を支持するための床部、金属製の角部脚、および上記角部脚の間に配置される中央部脚を含み、上記中央部脚は、ベースフレームの床部および内部容器の外殻が固定される脚フレームに取り付けられる。
【背景技術】
【0002】
上記のようなタイプのベースフレームは、一方で、プラスチック製で、したがって適当なフォークリフト装置によって比較的壊れやすい内部容器の貯蔵用および輸送用のために取り扱い可能なプラットフォームを提供するために働く。同時に、そのようなベースフレームは、外殻との組み合わせで、内部容器を損傷から守るために働く。ベースフレームは、それに関して、特に、輸送用および貯蔵用容器の取り扱いにより内部容器に想定される損傷を受けるリスクが存在するという事実のために重要である。パレット状ベースフレームは、このようにして、特に、例えば輸送用および貯蔵用容器が、その輸送用および貯蔵用容器の不適切な取り扱いによって床に打ち付けられたときの内部容器に衝撃を与え得る衝撃負荷を吸収する保護シールドまたはプロテクタを代表する。この目的のために、ベースフレームは、積み込みが生じた後も、対応する作用した負荷に適応し、さらに液体容器のためのハンドリングプラットフォームとして働き得る必要がある。
【0003】
特に、輸送用および貯蔵用容器が非対称な衝撃でクラッシュし、または落下したとき、そしてベースフレームが最初に角で床を打ち付けたときに、相当な剪断およびねじり力がベースフレームに作用するという事実のために、ベースフレームの角部および中央部脚は、対応する作用した負荷の適応に応じた目的を有している。角部脚は、典型的にベースフレームの角領域に差し亘って延びるという事実によって、角部脚の対応する多軸ボディ形状(multi-axial body shape)により、耐ねじり形状(torsion-resistant embodiment)は、比較的簡単に実現され得る。それに対して、代わりに、床フレームの側部に沿った1軸上に延びる中央部脚の耐ねじり形状は、より問題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、そこで、液体の輸送用および貯蔵用容器を提供し得るように増大した安定性を有し、ベースフレームの安定性欠如によって引き起こされる貯蔵破損に対する増大した安全性を確実にし、そして、特に危険な材料の輸送用および貯蔵用に適した、液体の輸送用および貯蔵用容器のためのパレット状ベースフレームを提案するという目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、発明に従ったベースフレームは、請求項1の特徴を有している。
【0006】
発明に従ったベースフレームでは、少なくとも1つの中央部脚が、U字形の断面を有し、ベースウォール、外ジャーナルウォール、および内ジャーナルウォールを含み、上記ベースウォールおよびジャーナルウォールが、プロファイルボディの軸端部領域でプロファイルボディの縦軸に直角な平面内でU字形に具体化された(embodied)端部ウェブを具体化するプロファイルボディを有する。
【0007】
発明に従ったベースフレームでは、ベースウォールおよびそれに取り付けられた2つのジャーナルウォールが、中央部脚が垂直軸または縦軸に対するねじり負荷に応じた増大したねじり抵抗(torsion resistance)を有するように、端部ウェブを介して互いに連結される。特に、上記端部ウェブは、互いに相対的にジャーナルウォールの補強をもたらす。端部ウェブのU字形の実施例によって、端部ウェブの実施例は比較的少ない量の材料しか必要としないので、発明に従ったベースフレームの中央部脚を平坦なシートメタルブランクから深絞り(deep-drawing)プロセスで、製造することが、やはり可能である。
【0008】
プロファイルボディとして具体化される中央部脚が、高い固有の安定性を有し、中央部脚の形状の安定性は、まず、それぞれベースフレームの脚フレームまたは床部への中央部脚の接着によってもたらされるのではないことが特に有利であることは強調される。
【0009】
特に、容器の後ろ側に配置される中央部脚の発明に従った実施例は、フォークリフト装置が輸送用および貯蔵用容器の下で運転されるときに、この中央部脚が、特別な形でフォークリフト装置のフォークレーキとの衝突のリスクを受けやすいので、有利に思われる。
【0010】
それは、好ましい実施例に従えば、それぞれの場合に、ジャーナルウォールは、端部ウェブによって形成され、上記ジャーナルウォールにおいてベースフレームの床部に平行に折り曲げられるように設けられる上部支持端を有し、端部ウェブは共通の支持または接続平面に配置され、ベースフレームの床部への中央部脚の接続にとって特に有利に思われる。
【0011】
共通の支持または接続平面への端部ウェブの配置は、また、床部に対する中央部脚の正しい向きが、床部およびジャーナルの端部ウェブとの間のボディコンタクトによってすでに定義されているので、中央部脚と床部との間の接続を確立する場合に、中央部脚への床部の相対的な向きをかなり簡潔にする。
【0012】
さらに好ましい実施例に従えば、プロファイルボディの外ジャーナルウォールは、ベースフレームの床部に面する、その上部領域で、箱形の突出部、特に区画の形を形成し、ジャーナルウォールの下端部と反対側のハウジングの正面に配置された凹部を有し、プロファイルボディの安定性のさらなる増大が、簡潔な措置(measures)によって達成される。
【0013】
箱形の形で具体化される突出部が軸端部ウェブに延びる場合には、上記端部ウェブは、また、強固さ促進措置(stiffness-promoting measure)の増大した範囲に含められる。
【0014】
原理的には、ジャーナルウォールにおける突出部の区画形状(bay-shaped)の実施例は、また、ベースウォールへの変わり目に於ける外ジャーナルウォールの上端部と、その下端部との間のオフセットが実現され、このようにして、中央部脚は、脚フレームの寸法に特別な方法によって(in a particular manner)適合し、それは、輸送用および貯蔵用容器の積み上げの可能性を実現するように、典型的にベースフレームの床部よりも小さな直径(diameter)を有する利点をもたらす。
【0015】
内ジャーナルウォールが、外ジャーナルウォールの箱形の突出部と反対側に配置され、内ジャーナルウォールの上端部ウェブからベースウォールに向けて延び、外側に向く補強シームを含む場合には、一方で、プロファイルボディの強固さを増大させるさらなる措置が実現される。他方、外側に向き、フォークリフト装置が輸送用および貯蔵用容器の下で運転されるときにフォークリフト装置のフォークレーキの衝突に応じた中央部脚からのフォークレーキの変形またははね返り(deflection or rebounding)を支持する補強シームは、偏った端部(deflecting edge)のタイプを形成し、フォークリフト装置のフォークレーキとの衝突によるベースフレームまたは中央部脚に対する損傷の危険が、それぞれ、低減される。
【0016】
内ジャーナルウォールの上端部ウェブが、ベースウォールを越えてベースフレームの内部スペースに向けて突出し、補強シームが上端部ウェブに向けて傾いて走り、中央部脚が、補強シームの突出実施例(projecting embodiment)によってベースフレームの床部を補強することは、特に有利である。
【0017】
特に、それぞれジャーナルウォールの軸端部領域で具体化され、軸端部ウェブ内に延びる2つの箱形の突出部が、ジャーナルウォール内で凹部によって互いに分離されるように外ジャーナルウォールの箱形状の突出部が、2折り(two-fold)が具体化される場合には、上記凹部は箱突出部の間の端部ウェブの露出配置を提供し、ベースフレームの床部に固定するための端部ウェブの良好なアクセシビリティが実現される。
【0018】
対応して示された内ジャーナルウォールの端部ウェブの実施例は、補強シームがそれぞれの場合に箱形の突出部と反対に具体化される場合に、可能になり、端部ウェブとベースフレームの床部との間の接続のための空間が補強シームの間で可能である。
【0019】
互いに反対に配置され、1つのプロファイルボディ、およびプロファイルボディの内ジャーナルウォールの端部ウェブを有する2つの中央部脚が、フロアクロスメンバを介して互いに連結され、互いに反対に配置された2つの中央部脚が、直接互いに補強され得、そして、ベースフレームの床部のための補強ブリッジが具体化し得る。
【0020】
中央部脚のプロファイルボディの内ジャーナルウォールがフロアクロスメンバを互いに1部材に結合するように具体化する場合には、特に有利であり、中央部脚およびフロアクロスメンバは単一の結合されたコンポーネントを具体化する。
【0021】
好ましい実施例は、以下に図面によってより詳細に定義される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】パレット状ベースフレームが取り付けられた液体の輸送用および貯蔵用容器の斜視図を示す。
【図2】中央脚の領域におけるベースフレームの拡大図を示す。
【図3】中央脚の単独の等角投影図を示す。
【図4】図3に示す中央脚の側面図を示す。
【図5】フロアクロスメンバへの接続前の2つの中央脚を示す。
【図6】補強ブリッジを具体化するフロアクロスメンバに接続された中央脚を示す。
【図7】一体的に具体化された中央脚と共に1部材に具体化された補強ブリッジを示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、上部容器フロア14内の、蓋12によってロックされ得るフィラーネック13と、容器フロントサイド15で下部容器フロア16の領域内の取り出し継ぎ手を接続するために働く図示しない排出ノズルを含む、プラスチックからなる内部容器11を有する使い捨て可能および再利用可能な容器として用いられ得る液体の輸送用および貯蔵用容器10を示す。内部容器11は、内部容器11と同様にパレット状のベースフレーム21上に配置される、交差する水平および垂直の金属製の格子バー19・20の外殻18内に交換可能に収容されている。
【0024】
ベースフレーム21は、内部容器11を支持する床部22、および脚フレーム25に取り付けられ、床部22および内部容器11の外殻18が固定される角部脚23と中央部脚24とを含む。
【0025】
図2は、容器17(図1)の後ろ側で2つの角部脚23の間に配置され、脚フレームチューブ59と床部22の外縁26との間に広がり、脚フレームチューブ25に対向する、ベースフレーム21の床部22を支持する中央部脚24を示す。
【0026】
特に図3と図4との組み合わせから明らかなように、中央部脚24は、シートメタルブランクから1つの部材に形成され、特に図4に示されるように、脚フレームチューブ59(図2)に平行に延びる、そのプロファイルボディ27の縦軸28に対して(based on)U字形の断面を有するプロファイルボディ27を含む。プロファイルボディ27は、ベースウォール29と、その上に配置されたジャーナルウォール30・31とから構成され、図4中、左側のジャーナルウォール30は、以下、図2に示されるベースフレーム21における、その相対的配置に従って、外ジャーナルウォール30として識別され、図4中、右側に描かれるジャーナルウォール31は、以下、ベースフレーム21における、その相対的配置に従って、内ジャーナルウォール31として識別される。
【0027】
両方のジャーナルウォール30・31は、それぞれ、その上端で折り曲げられるように設けられ、共通支持平面34内に配置されて共に支持表面を形成し、それによって共にベースフレーム21(図2)の床部22に中央部脚24が支持される端部ウェブ32・33を含む。この床部22の支持は、端部ウェブ32・33が床部22の下面に直接寄りかかるように直接的に、または間接的に行われ、特に図6に示すように、互いに反対側に位置される2つの中央部脚24を連結するフロアクロスメンバ53が、端部ウェブ32・33に載置され、中央部脚24の床部22への接続が、それらの間に位置されるフロアクロスメンバ53を介して行われる。
【0028】
特に図3に示されるように、プロファイルボディ27は、その軸端部領域37・38において、それぞれ、ベースウォール29、およびジャーナルウォール30・31に対して折り曲げられるように設けられ、この例示的実施例ではU字形に具体化され、互いにジャーナルウォール30・31を補強する軸端部ウェブ39・40を含む。外ジャーナルウォール30の側では、軸端部ウェブ39・40は、ジャーナルウォール30の上端に設けられる端部ウェブ32に結合している。内ジャーナルウォール31の側では、軸端部ウェブ39・40は、内ジャーナルウォール31の上端に設けられる端部ウェブ33に連続している。
【0029】
特に図3に示されるように、外ジャーナルウォール30は、プロファイルボディ27の軸端部領域37・38に、外側に向けられ、ハウジングの正面で具体化されて以下ではウォールベイ41・42として特定される、ほぼ区画の具体化を含む(encompass approximately the embodiment of a bay)モールディングを含む。ウォールベイ41・42は、箱形(box-shaped)で軸端部ウェブ39・40に延びるように具体化されている。ウォールベイ41・42の互いの軸方向のスペーシングのために、ウォールベイ41・42の間に凹部43が具体化されている。端部ウェブ32の底部側44は、凹部43によって露出されるように(exposed by means of the recess 43)設けられ、容易にアクセスされ得る、端部ウェブ32を床部22に接続するための接続部材、例えばねじの挿通を提供するために設けられる固定用開口45が、凹部43の領域に設けられる(embodied)。
【0030】
さらに、図3および図4に示されるように、ウォールベイ41・42は、プロファイルボディ27のベースウォール29上に外側に向けてそびえ(tower)、図2に示されるように脚フレームチューブ59への接続のために働くベースウォール29の接続端部46が、したがって、床部22の外縁26への接続のために働く端部ウェブ32と反対側の内側に(inwards opposite)引き戻される(moved back)。
【0031】
図3は、以下では補強シーム47・48として特定される補強モールディング(reinforcing moldings)が、それぞれの場合において外ジャーナルウォール30に実現されるウォールベイ41・42に対向する内ジャーナルウォール31に実現されていることを示す。プロファイルボディ27の縦軸28に向かう凹部49は、端部ウェブ33の下で補強シーム47・48の間に設けられ、端部ウェブ33の底部側50がアクセスされ得、端部ウェブ33を床部22に接続するための接続部材の挿通のために設けられる、端部ウェブ32の固定用開口45と同様の固定開口51が、凹部49の領域の端部ウェブ33に設けられる。
【0032】
既に述べられたように、ベースフレーム21における容器17の後ろ側に配置される、図1に示される中央部脚24の場合と同様に中央部脚24を直接床部22に接続し、または、互いに反対側に配置される2つの中央部脚24、すなわち床部22を補強するようにその下面に沿ったフロアクロスメンバ53に対して図6に示される補強ブリッジ52を実現するために、ベースフレーム21における容器の反対側に位置する2つの中央部脚24を接続することが可能である。互いに対向して配置され、これによってもたらされる中央部脚24の端部ウェブ32・33上の結合端部領域54・55による、フロアクロスメンバ53の支持配置も、図5、および図6に見られ得る。このように、中央部脚24の内ジャーナルウォール31における補強シーム47・48の内側への傾きによって、力の印加に関して好ましい、ジャーナルウォール31とフロアクロスメンバ53との間の遷移が、ジャーナルウォール31の曲げ強度を増大させる効果と同様に達成されることが、明らかになる。
【0033】
図6に示される補強ブリッジ52の実施例の変形例として、図7は、中央部脚60がフロアクロスメンバ57と一体的に実現される補強ブリッジ56を示す。特に、中央部脚60の内ジャーナルウォール65に設けられる補強シーム61・62は、フロアクロスメンバ57の縦方向に延びる、フロアクロスメンバ57の補強シーム63・64に連続的に結合する。
【0034】
図6、および図7に示される補強ブリッジ52・56の実施例の比較は、補強ブリッジ52に対して、互いに反対に配置される中央部脚60のジャーナルウォール65は、いずれも内ジャーナルウォール31において分離して具体化される端部ウェブ33の代わりに連続的に互いに結合されるように具体化されることを示す。
【符号の説明】
【0035】
10 貯蔵用容器
11 内部容器
12 蓋
13 フィラーネック
14 上部容器フロア
15 容器フロントサイド
16 下部容器フロア
17 容器
18 外殻
19・20 格子バー
21 ベースフレーム
22 床部
23 角部脚
24 中央部脚
25 脚フレーム
26 外縁
27 プロファイルボディ
28 縦軸
29 ベースウォール
30 外ジャーナルウォール
31 内ジャーナルウォール
32 端部ウェブ
33 端部ウェブ
34 共通支持平面
37・38 軸端部領域
39・40 軸端部ウェブ
41・42 ウォールベイ
43 凹部
44 底部側
45 固定用開口
46 接続端部
47・48 補強シーム
49 凹部
50 底部側
51 固定開口
52 補強ブリッジ
53 フロアクロスメンバ
54・55 結合端部領域
56 補強ブリッジ
57 フロアクロスメンバ
59 脚フレームチューブ
60 中央部脚
61・62 補強シーム
63・64 補強シーム
65 ジャーナルウォール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特に液体の輸送用および貯蔵用容器(10)のためのパレット状ベースフレーム(21)であって、
ロックされ得るフィラーネック(13)と、取り出し継ぎ手を接続するための排出ノズルを含みプラスチックから成る内部容器(11)、および金属格子または金属プレートから成る外殻(18)を備え、
上記ベースフレームは、内部容器を支持する床部(22)、角部脚(23)、および金属から成り、角部脚の間に配置され、脚フレーム(25)に取り付けられ、ベースフレームの床部と伴に内部容器の外殻が固定される中央部脚(24・60)を有し、
ベースフレームの少なくとも1つの中央部脚は、
U字形の断面を有し、
ベースウォール(29)、
外ジャーナルウォール(30)、および
内ジャーナルウォール(31)を有するプロファイルボディ(27)を備え、
ベースウォール、およびジャーナルウォールは、
プロファイルボディの軸端部領域(37・38)で、プロファイルボディの縦軸(28)に直角な平面内でU字形に具体化される軸端部ウェブ(39・40)を具体化することを特徴とするベースフレーム。
【請求項2】
請求項1のベースフレームであって、
ジャーナルウォール(30・31)は、それぞれにおいて上部支持端を有し、
上記上部支持端は、端部ウェブ(32・33)によって形成され、
上記端部ウェブは、ジャーナルウォールにおいてベースフレーム(21)の床部(22)に平行に折り曲げられて設けられ、
上記端部ウェブは、共通支持平面(34)内に配置されていることを特徴とするベースフレーム。
【請求項3】
請求項1および請求項2のうち何れか1項のベースフレームであって、
外ジャーナルウォール(30)は、ベースフレーム(21)の床部(22)に面する上部領域において、ジャーナルウォールの下端部と反対側の箱形の突出部を形成する凹部を有することを特徴とするベースフレーム。
【請求項4】
請求項3のベースフレームであって、
上記箱形の突出部は、軸端部ウェブ(39・40)に延びていることを特徴とするベースフレーム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のうち何れか1項のベースフレームであって、
内ジャーナルウォール(31)は、外ジャーナルウォール(30)の箱形の突出部と反対側に位置し、内ジャーナルウォールの上部の端部ウェブ(33)からベースウォール(29)に延び、外側に向いている補強シーム(47・48)を有することを特徴とするベースフレーム。
【請求項6】
請求項5のベースフレームであって、
内ジャーナルウォール(31)の上部の端部ウェブ(33)が、ベースウォール(29)を越えてベースフレーム(21)の内部空間に向けて突出し、補強シーム(47・48)は上部の端部ウェブに向けて傾くように走ることを特徴とするベースフレーム。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうち何れか1項のベースフレームであって、
外ジャーナルウォール(30)の箱形の突出部は、2折りが具体化され、
それぞれの場合においてジャーナルウォールの軸端部領域(37・38)で具体化され、軸端部ウェブ(39・40)内に延びる2つの突出部が凹部(43)によって互いに分離されていることを特徴とするベースフレーム。
【請求項8】
請求項7のベースフレームであって、
内ジャーナルウォール(31)は、それぞれの場合において、箱形の突出部と反対側に補強シーム(47・48)を有していることを特徴とするベースフレーム。
【請求項9】
請求項1から請求項8のうち何れか1項のベースフレームであって、
互いに反対側に配置される2つの中央部脚(24)が、1つのプロファイルボディ(27)を有し、
プロファイルボディの内ジャーナルウォール(31)の端部ウェブ(33)は、フロアクロスメンバ(53)を介して互いに接続されていることを特徴とするベースフレーム。
【請求項10】
請求項9のベースフレームであって、
中央部脚(60)のプロファイルボディの内ジャーナルウォール(31)は、互いに1部材に結合するようにフロアクロスメンバ(57)を具体化することを特徴とするベースフレーム。
【請求項11】
液体の輸送用および貯蔵用容器(10)であって、
ロックされ得るフィラーネック(13)と、取り出し継ぎ手を接続するための排出ノズルを含みプラスチックから成る内部容器(11)、および金属格子または金属プレートから成る外殻(18)を備え、
上記内部容器、および外殻が、請求項1から請求項10のうち何れか1項のパレット状ベースフレーム(21)の床部(22)上に配置されていることを特徴とする貯蔵用容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−232801(P2012−232801A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−106171(P2012−106171)
【出願日】平成24年5月7日(2012.5.7)
【出願人】(510094263)
【Fターム(参考)】