説明

液体サンプリング装置およびその使用方法

【課題】
【解決手段】 第1の開口を介してアンプル(102)を受けるアンプルバレル(101)を具えるサンプリング装置(100)であって、アンプルバレル(101)が、アンプルバレル(101)内に液体を流すように構成した第2の開口(301)と、アンプル(102)の壊れやすい先端(104)を壊すように構成された構造(304)を具える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2004年3月5日に出願された米国暫定出願第60/550,743号の優先権を主張する。この出願全体が、ここに引用されている。
【0002】
発明の背景
1.発明の属する技術分野
本発明は、液体サンプリングに関し、特に、液体をサンプリングして自動的にテストを実施する装置に関する。
【0003】
2.関連技術の説明
液体のサンプリング方法は、通常、カップからピペット、シリンジ、あるいはその他の容器にサンプルを吸い込む行程を含んでいる。このようなサンプリング方法は、サンプルを採取する者をその液体に晒すことになる。尿の分析などにおいては、サンプルの採取者がサンプルに晒されることを制限する必要がある。更に、サンプリング方法は、そのサンプルをコンタミネーションに晒して、例えば、サンプリングエラーを引き起こすことがある。
【0004】
従って、少なくともサンプルに晒されることを低減するシステム及び/又は方法を提供して、サンプリングエラーを低減し、テストサンプルのコンタミネーションを制限する必要がある。
【0005】
発明の概要
本発明の実施例によれば、第1の開口を介してアンプルを受け取るアンプルバレルを具え、このアンプルバレルが液体をアンプルバレルに流すように構成した第2の開口と、アンプルの折れやすい先端を壊すように構成した構造を具えるサンプリング装置を開示している。
【0006】
このアンプルは、所定量の液体をアンプル中に吸い込むために内部を負圧にした密封容器であり、このアンプルの流量は、第2の開口の流量より低いかあるいはこれと同じである。
【0007】
サンプリング装置は、前記アンプルの外側表面とアンプルバレルの内側表面との間に配置したシールを具える。このシールは、アンプルバレルの上側部分に液体が流入することを防止している。
【0008】
前記折れやすい先端には、この折れやすい先端が所定の方向に破壊するのを促進するための刻み目が付けられている。所定の方向とは、アンプルバレル内へのアンプルの降下(descent)に対してほぼ直交する方向である。折れやすい先端は、丸い終端を有する。折れやすい先端は、アンプルの縦方向の中心からずれている。
【0009】
サンプリング装置は、アンプルバレルの第2の開口を覆うキャップを具える。
【0010】
サンプリング装置は、キャリアを具え、このキャリアは、折れやすい先端の反対側にアンプルの先端部分を受けるトレンチと、アンプルバレルを支持する上側面とを具え、このトレンチの底部と前記上側面との距離は、アンプルがアンプルバレル内に降下するのを防ぐように構成されている。
【0011】
本発明の開示の一実施例によれば、液体サンプルを採取する方法が、アンプルバレルと、所望の試薬を具えるアンプルを含むテストシステムを選択するステップと、アンプルバレルの一部を液体中に沈めるステップと、アンプルバレル内のアンプルを壊すステップを具え、アンプルが液体サンプルを吸い込むようにしている。
【0012】
この方法は、アンプルバレルからアンプルを抽出するステップを具える。
【0013】
この方法は、前記試薬と液体サンプルに関するテスト結果を決定するステップを具える。
【0014】
本発明の開示の一実施例によれば、アンプルバレルは、アンプルを受け取る第1の開口と、アンプルバレルの縦方向の中心からずれている先端であって、液体を前記アンプルバレルに流す細長の第2の開口を具える先端と、前記アンプルの先端を効果的に壊す内側表面とを具える。
【0015】
この内側表面は、アンプルバレルの縦方向の中心から約15度乃至約30度の角度に配置されている。この内側表面は、アンプルバレルの内部に対して凸半径である。
【0016】
アンプルバレルは、アンプルバレル内に液体を流すために、アンプルバレルの側面に少なくとも一つの第3の開口を具える。
【0017】
アンプルバレルは、先端の反対側の端部にフランジを具える。
【0018】
好適な実施例の詳細な説明
本発明の開示の一実施例に係るテストシステムは、自己完結型トータル微生物テストである。図1Aを参照すると、テストシステム100は、アンプルバレル101と、アンプル102と、キャップ103とを有する。アンプル102は、アンプルバレル101から取りはずすことができる。
【0019】
図1Bを参照すると、アンプル102は、折れやすい先端104を具える。この折れやすい先端104は、アンプル102の本体105の中心からずれていてもよい。アンプル102は、密封された容器であり、折れやすい先端104を壊すことによって開けられる。アンプル102の内部は、真空密封した環境にある。先端104を壊すと、アンプル102の内圧に応じて、アンプル102が所定量の液体を吸い取るように構成されている。
【0020】
図1Cを参照すると、アンプルバレル101は、アンプルを受け取る開口106を有する。アンプルバレル101は、アンプルバレル101内に液体を入れるための先端107を有する。バレル先端107は、アンプルが真空である状態で、アンプルバレル101内に液体を吸い込む一またはそれ以上のポートを有する。アンプルバレルの先端107は、アンプルバレル101の縦方向の中心に対して中心がずれていても良い。中心がずれた先端107が、サンプリングカップ内に挿入される。ここで、サンプリングカップは、サンプルをプールするためにエッジ上に保持されており、サンプルの深さを増している。中心がずれた先端107が、プールされたサンプル中に沈められる。
【0021】
図2は、テストシステム100の断面図である。アンプルバレル101は、アンプル102を受けている。例えば、ゴム材などで形成されているシール201が、アンプル102を固定する。アンプル102の先端104は、シール201を通ってサンプルチャンバ内に突出している。バレル先端107を液体中に配置すると、シール201によって液体がアンプルバレル101の上側部分を通過することが防止される。キャップ103は取りはずし可能である。キャップ103は、テストの前にアンプルバレル101が入るあるいはバレル先端107が接触することによるコンタミネーションを防止する。
【0022】
図3を参照すると、アンプルバレル101は、アンプルバレル101の下側部分あるいはサンプルチャンバ303に液体を通過させるために、例えば301および302などのポートを有する。これらのポートは、例えば301などのアンプルバレル101の端部、及び/又は、例えば302などのアンプルバレルの側部に配置することができる。シール201は、アンプルバレル101の上側部分を液体が通過することを防止している。アンプル102は、折れやすい先端104を有する。先端104は、終端部305を有する。終端部305は、丸くなった構造を有する。終端部305の上方には、先端104の一部に刻み目306が設けられている。刻み目306は、先端104が折れる高さを制御するように配置されている。刻み目306は、例えば、先端104の周囲に、約90度あるいは約180度の角度で一部配置されていてもよい。例えば、図3に示すように、刻み目306は、意図した折れる方向から離れて先端104の一部の上に配置されている。アンプル102は、アンプルバレル101の中に押し込まれ、ここでは、終端部305がアンプルバレル101の角度の付いた面304に合致している。アンプル102にかかる圧力が、アンプルをシール201と共にアンプルバレル101内に落とす。角度の付いた面304は、この圧力を先端104の終端部305の上で横方向の圧力に変える。先端104は、横方向の圧力の下、ほぼ刻み目306の高さで折れる。終端部305は、先端104から離れたところで折れ、アンプルバレル101の下側部分303内の液体がアンプル102内に入るようにする。アンプル102が液体を吸い込む流量は、アンプルバレル101のポートの流量より遅くてもよい。先端104は、シースで覆われていても良く、終端部305が折れたときに、先端の下側部分がアンプルバレル101内に少しずつおちて、先端104の残りの部分がシース内にガードされるようにすることができる。
【0023】
図4A−Cを参照すると、サンプルをアンプル102に吸い込むと、サンプリングキャップ401がアンプル102の壊れた先端を覆って配置されるようにしても良い。シース402が、あらゆる尖った部分をガードする。サンプリングキャップ401は、ニップル403を具えている。ニップル403は、シース402内にはまっている。キャップ401は、アンプル102中の液体と接触する可能性を低減する。ニップル403は、シース402と協働して、サンプリングキャップ401をアンプル102に固定する。ニップル403は、チューブであっても良く、このチューブを介してシリンジ404またはその他のデバイスが、アンプル102の内容物へアクセスすることができる。
【0024】
図5乃至7を参照すると、様々なアンプルバレルが記載されている。アンプルバレルの変更及び変形がここに予期される。
【0025】
図5A−Dを参照すると、アンプルバレル101の中央線に対してオフセットがない底部ポート501を有するアンプルバレル101が示されている。図5Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約60度である。アンプル102は、オフセット先端104を具える。先端104は、シース402によってガードされている。オフセット先端104は、アンプル102がアンプルバレル101内に落ちるときに面304に合致するように整列されている。図5Bは、約30度の角度のリードの付いた面304を有するアンプルバレル101を示す。図5Cと5Dは、面304を有するアンプルバレル101を示す。面304は、丸みを帯びている。例えば、図5Cにおける面304の曲率半径は約0.500インチであり、図5Dにおける面304の曲率半径は約0.110インチである。面304の丸みは、アンプル102の落ちを先端104を折る横方向の力に変える。
【0026】
図6A−Dを参照すると、アンプルバレル101の底部ポート501が、例えば、アンプルバレル101の中央線から0.065インチずれている。図6Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約30度である。面の高さは、アンプルバレル101の周囲で均一ではない。アンプルバレル101内でアンプル102を回転させることによって、アンプルバレル101内に落ちるときに先端104が面304に確実に接触する。この回転は、手動で調整することができる。アンプルバレル101とアンプル102の協働する形状といった機構が、整列を確実なものにする。シース402を先端104の上にガードとして設けても良い。図6Bを参照すると、面304の角度におけるリードが約60度である。図6Cおよび6Dを参照すると、面304は、それぞれ、約0.500インチと0.250インチの曲率半径を有する。
【0027】
図7A−Dを参照すると、アンプルバレル101の底部ポート501は、例えば、アンプルバレル101の中央線から0.130インチずれている。図7Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約30度である。この面の角度は、アンプルバレル101の外周で約90度および約75度の間で変化する。面の高さは、アンプルバレル101の周囲で均一ではない。アンプルバレル101内でアンプル102を回転させることによって、アンプルバレル101内に落ちるときに先端104が面304に確実に接触する。図7Bを参照すると、面304の角度におけるリードが約60度である。図7Cおよび7Dを参照すると、面304は、それぞれ、約0.500インチと0.250インチの曲率半径を有する。先端104の上にガードとしてシース402を設けても良い。
【0028】
図8A−Cを参照すると、テストシステム100がキャリア801内に装填されている。キャリア801は、ふた802によって覆われている。キャリアは、アンプル102の一部を受けるために、一またはそれ以上のトレンチ804を具える。トレンチ804は、使用しないシステム100を支持するように構成された深さを有し、アンプル102がアンプルバレル101内に押されないようにしている。トレンチの底部と上側面805間の距離によって、アンプルがアンプルバレル内に落ちないようにしている。アンプルバレル101のフランジ803は、キャリア801の上側面の上に乗っている。
【0029】
本発明の開示の実施例によれば、アンプル102は、ドライで、無害のテスト試薬システムを具える、無菌真空パケージングアンプルである。このアンプル102は、ユーザのコンタミネーションまたはハザードを防止し、約4年の製品貯蔵寿命を持ち、搬送の制限をトリガすることなく、天候制御ストレージが不要である。
【0030】
本発明の開示の実施例によるテストシステム100を用いて液体のテストを行うことができる。サンプルモジュールまたはアンプルバレル101は、液体サンプルを抽出するためにテストアンプル102を固定する。アンプルバレル101は、サンプル採取者が液体に晒されることを制限する。予め調合したテストアンプル102と共に使用する場合、アンプルバレル101とテストアンプル102は、真空圧の下でサンプリングした液体のテストを自動的に開始する。
【0031】
図9Aを参照すると、サンプルチャンバ303は、アンプル先端ブレーカアッセンブリ900を収納している。例えば301や302などの、ポートまたは入口をアンプルバレル101の壁と、アンプルバレル101の先端に形成することができる。入口の数はいくつでも良い。入口は、少なくともアンプル102に入るのと同じレートでサンプルチャンバに自由にサンプルが入れるようにする。従って、サンプルは、所定の用量でアンプル102に入り、吸い上げまたは液体の抵抗によって実質的に、影響を受けない。アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、サンプルチャンバ303内で安定しており、アンプル102の先端104を受ける。
【0032】
図9Bと9Cを参照すると、アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、サンプルがこのアッセンブリの周りを流れて、アンプル102内に入るように形成されている。アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、テストアンプルの折れやすい部分を折るようにある角度で配置された面を有する。この面は、アンプル102の先端104を受けて、先端104を折るための、中空チューブ901であっても良い。中空チューブ901は、先端104を容易に折るために、先端に対してほぼ横方向の力を加えるようになる角度で配置されている。例えば、中空チューブは、サンプルチャンバの壁から約45度の角度で配置することができる。アッセンブリ900は、例えば、中空チューブ901の角度から約90度の位置で中空チューブ901を支持する角度に配置した、スタビライザサポート902を具えている。このスタビライザサポート902と、中空チューブ901は、一体的に形成することができる。中空チューブ901は、折れたときにアンプル102の先端の折れた部分をアンプル102から離れて収集することができる。
【0033】
安定したアンプル先端ブレーカ900は、アンプル102に圧力がかかるとアンプル102の先端を折って、ある角度で配置された面に係合するようにテストアンプル先端104に力を加える。アンプル102の先端104は、飛沫同伴したエアの吸入と、受け入れ不可能なアンプルでいっぱいになることを防ぐように、液体内にある。
【0034】
テストアンプルは、硬い表面を有し、自己フィリング容器であってもよい。テストアンプルは、完全な微生物テストを実行するために、所定量の混合したテストインディケータ/媒体を含む。テストアンプルは、約20−30インチ水銀またはそれ以上の真空に密封されている。テストアンプルと内容物は、保存条件に反応せず、約4年またはそれ以上の貯蔵寿命を有する。テストアンプルは、壊すことができる、折れやすい領域を有しており、所定量のサンプルをテストアンプルに入れて、テストインディケータ/媒体にさらされるようにしている。
【0035】
テストアンプルは、米国特許第5,159,799号「Vial With Powdered Reagent」、第5,550,032号「Biological Assay For Microbial Contamination」および第5,935,799号「Biological Assay For Microbial Contamination」に記載されているアンプルであっても良い。これらの特許は、全体的にここに引用されている。
【0036】
テストアンプルは、予め調合され、密封された、真空アンプルであっても良い。テストアンプルの真空パッケージングは、試薬/媒体を数年間保存し、冷蔵といった特別な保存状態を必要としない。テストが開始すると、例えば、7.5mlの所定量の水性サンプルが、自動的にテストアンプルの中に吸い込まれる。吸い込まれるサンプル量は、例えば、テストアンプルのサイズと、真空強度に応じて、予め決められた量であっても良い。テストアンプルが例えばオレンジ色や赤色といった所定の色に変わったときにテストを実行することができる。テストが開始してからテストが終了するまでの経過時間は、微生物のコンタミネーションレベルを決定する。テストの結果は、濃度201については1時間という速さで、あるいは、10の微生物コンタミネーションについては12時間ででる。テストアンプルは、24時間での存在/不存在テストとして使用することができる。トリフェニルテトラゾリウムクロライド(TTC)インディケータは、サンプル中の好気性微生物活性に反応して条件的スピーシーズを含む。カビも検出することができる。カビの存在は、24時間後に赤い粒子が浮遊することによって表示される。時間/濃度のキャリブレーションは、通常、工業用水および天然水に見られる混合微生物個体数に基づく。特定の種によって占められている水は、1回のキャリブレーション調整を用いることができる。各テストアンプルは、サンプル/アンプル、スナッピングカップ、脱塩素溶液、サンプル同定ラベル、廃液指示、および結果/指示チャートを完備している。テストインキュベーション温度は調整可能であり、例えば、華氏95度または室温に設定することができる。テストインキュベーションは、再使用可能なキャリイインキュベーションチューブを購入することによって、あるいは標準的な実験室熱ブロックまたはオーブンを用いることによって、手動で行うことができる。自動インキュベーションと、テスト検出の最後は、インキュベータ/自動分析器を用いて完遂することができる。工場で準備されたテストキャリブレーション/フォーミュレーション及び/又は個人的なラベリングを用いることもできる。
【0037】
自動インキュベーションチャンバなどの絶縁されたチャンバは、複数のテストアンプルを制御された温度に、特定時間保つのに好適であり、インキュベーション温度をある時間維持して、冷蔵に戻すことができる。このチャンバは、テストの全ての操作可能な相(冷蔵からインキュベーション、インキュベーションから冷蔵へ)用に搬送可能である。テストアンプル、サンプルモジュールおよび絶縁チャンバは、サンプル技術者またはテスト表示者によって操作される、清潔で滅菌した製品中に予め組み立てることができる。
【0038】
図10を参照すると、所望のテスト用アンプルが選択されている(ステップ1000)。このアンプルは、アンプルバレル内に配置されている。アンプルバレルは少なくとも部分的に液体サンプルに漬かっており、アンプルの先端が折れてテストが始まる(ステップ1001)。サンプルを含有するアンプルがサンプルモジュールから抽出される(ステップ1002)。テストアンプルの折れた先端の上にキャップを置いても良い。このキャップは、例えば、追跡用のバーコード及び/又は結果決定用のカラーチャートを具えていても良い。テストアンプルは、自動インキュベーションテストチャンバに配置される(ステップ1003)。自動インキュベーションテストチャンバは、実験室またはその他の場所に輸送するように構成することもでき、この場合、自動インキュベーションテストチャンバが電源に接続されている。自動インキュベーションテストチャンバの制御デバイスが、温度プロファイル(例えば、テスト中のサンプルの加熱または冷却など)を制御する。制御デバイスは、ヒータまたは冷蔵室に制御信号を出力するプロセッサと、例えば温度および時間の設定を保存するメモリデバイスを具えていても良い。この結果は、所定の終了時間にチェックされる(ステップ1004)。図10に示すタイミングは、例として示されたものであり、実際の時間は、テストと手順に応じて異なっていても良い。
【0039】
液体をサンプリングする装置及び方法についての実施例を述べてきたが、上述の教示に基づいて当業者が変更及び変形を行うことができる。従って、本発明の範囲と精神の中にあり、特許請求の範囲によって規定される本発明の特定の実施例において変更を行うことができると理解される。詳細に、特に、特許法で要求されるように本発明を記載しており、請求する事柄および特許によって保護を望む事柄は、特許請求の範囲に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0040】
本発明の好ましい実施例を、図面を参照して以下に詳細に述べる。
【図1A】図1Aは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図1B】図1Bは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図1C】図1Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図2】図2は、図1に示すテストシステムの断面図である。
【図3】図3は、図1のテストシステムの先端領域を示す断面図である。
【図4A】図4Aは、本発明の開示の一実施例に係る、サンプリングキャップ、シース、およびアンプルを示す図である。
【図4B】図4Bは、本発明の開示の一実施例に係る、サンプリングキャップ、シース、およびアンプルを示す図である。
【図4C】図4Cは、本発明の開示の一実施例に係る、サンプリングキャップ、シース、およびアンプルを示す図である。
【図5A】図5Aは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットのないアンプルバレルを示す図である。
【図5B】図5Bは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットのないアンプルバレルを示す図である。
【図5C】図5Cは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットのないアンプルバレルを示す図である。
【図5D】図5Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットのないアンプルバレルを示す図である。
【図6A】図6Aは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図6B】図6Bは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図6C】図6Cは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図6D】図6Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図7A】図7Aは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図7B】図7Bは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図7C】図7Cは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図7D】図7Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図8A】図8Aは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムのキャリアを示す図である。
【図8B】図8Bは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムのキャリアを示す図である。
【図8C】図8Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムのキャリアを示す図である。
【図9A】図9Aは、本発明の開示の一実施例に係る破壊機構を示す図である。
【図9B】図9Bは、本発明の開示の一実施例に係る破壊機構を示す図である。
【図9C】図9Cは、本発明の開示の一実施例に係る破壊機構を示す図である。
【図10】図10は、本発明の開示の一実施例に係る方法のフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の開口を通じてアンプルを受け取るアンプルバレルを具えるサンプリング装置において、前記アンプルバレルが液体を前記アンプルバレルに流すように構成された第2の開口と、前記アンプルの折れやすい先端を折るように構成された構造とを具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項2】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記アンプルが所定量の液体を前記アンプル内に吸引する内部を負圧にした密封コンテナであり、前記アンプルの流量が、前記第2の開口の流量以下であるかあるいはこれと同じであることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項3】
請求項1に記載のサンプリング装置がさらに、前記アンプルの外側表面と、前記アンプルバレルの内側表面の間に配置したシールを具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項4】
請求項3に記載のサンプリング装置において、前記シールが、前記液体が前記アンプルバレルの上側部分内に入ることを防止することを特徴とするサンプリング装置。
【請求項5】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記折れやすい先端が、前記折れやすい先端内の破壊を所定の方向に促進するように刻み目が付けられていることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項6】
請求項5に記載のサンプリング装置において、前記所定の方向が前記アンプルバレル内へ前記アンプルの降下に対して実質的に直交する方向であることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項7】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記折れやすい先端が丸い終端部を具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項8】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記折れやすい先端が、前記アンプルの縦方向の中心からずれていることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項9】
請求項1に記載のサンプリング装置が更に、前記アンプルバレルの第2開口を覆うキャップを具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項10】
請求項1に記載のサンプリング装置が更に、キャリアを具え、このキャリアが、前記アンプルの端部部分を受けるトレンチを前記折れやすい先端と反対側に、および、前記アンプルバレルを支持する上側面を具え、前記トレンチの底と前記上側面との間の距離が、前記アンプルバレル内に前記アンプルの降下が生じないように構成されていることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項11】
液体サンプルを採取する方法において:
アンプルバレルと、所望の試薬を含むアンプルを具えるテストシステムを選択するステップと;
前記アンプルバレルの一部を液体中に沈めるステップと;
前記アンプルバレル内に前記アンプルを抑制するステップであって、前記アンプルが前記液体サンプルを吸引するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法が更に、前記アンプルバレルからアンプルを抽出するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法が更に、前記試薬と液体サンプルに応じたテスト結果を決定するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項14】
アンプルバレルにおいて:
アンプルを受ける第1の開口と;
前記アンプルバレルの縦方向の中心からずれている先端であって、前記アンプルバレル内に液体を流す細長形状の第2の開口を具える先端と;
前記アンプルの先端を折るのに有効な内側表面と;
を具えることを特徴とするアンプルバレル。
【請求項15】
請求項14に記載のアンプルバレルにおいて、前記内側表面が、前記アンプルバレルの前記縦方向の中心から約15度および約30度の間の角度に配置されていることを特徴とするアンプルバレル。
【請求項16】
請求項14に記載のアンプルバレルにおいて、前記内側表面が前記アンプルバレルの内面に対して凸半径であることを特徴とするアンプルバレル。
【請求項17】
請求項14に記載のアンプルバレルが更に、前記アンプルバレル内に前記液体を流すために前記アンプルバレルの側壁に少なくとも一の第3の開口を具えることを特徴とするアンプルバレル。
【請求項18】
請求項14に記載のアンプルバレルが更に、前記先端の反対側の、端部部分にフランジを具えることを特徴とするアンプルバレル。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10】
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【公表番号】特表2007−527998(P2007−527998A)
【公表日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−502112(P2007−502112)
【出願日】平成17年3月7日(2005.3.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/007605
【国際公開番号】WO2005/086816
【国際公開日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(506299836)
【出願人】(506299870)
【Fターム(参考)】