説明

液体ディスペンサ

【課題】タンク内の液体を殆ど残すことなく、新たなタンクとの交換を可能とする。
【解決手段】上段のタンク41は常に大気開放であるが、上下のタンク41,44同士は、連通管48の上端48a及び下端48bが液体内に浸漬されていることで、両者は連通管48を介して密閉した状態で連通されていることになる。吐出機構50の吐出口53から液体を吐出して使用するにつれて、上段のタンク41の液体が下段のタンク44へ移動し、上段のタンク41から順に水位が下がっていく。上段のタンク41の水位が下がって、連通管48の上端48aが液面より上方(液面とほぼ同じ位置で液面から僅かに露出した位置)に至ると、下段のタンク44が大気開放状態となる。引き続き、液体が使用されても、滞ることなく下段のタンク44の液体が使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレの洗面所等に設置されるソープディスペンサや除菌剤ディスペンサ等の液体ディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ソープディスペンサは、石鹸液等の洗剤を充填するタンクと、そのタンク内の洗剤を吸入管にて吸引して吐出する吐出機構とを備えている。吐出機構は、例えば、手動にて一回のプッシュで、あるいは自動的に、一定量の洗剤を吐出する構成である。また、特許文献1および特許文献2に示されているように、洗剤を霧状にてスプレーしたり、泡状にて吐出したりする吐出機構が備えられている。
当然ながら、使用するとタンク内の洗剤はなくなるので、洗剤を補充する必要がある。一般的に、大勢の人が出入りするビルや公共施設では、メンテナンス業者が請け負ってメンテナンスしている。例えば、予めメンテナンス時期を見計らって、ほぼ空になったタンクを、洗剤を充填した新たなタンクに交換している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−286406号公報
【特許文献2】特開平8−238317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のソープディスペンサにおいて、メンテナンス業者は、タンク内の洗剤が完全に消費される前の所定の時期を、新たなタンクとの交換時期として計算する。完全に消費される前の所定の時期に交換するため、タンク内にはある程度の洗剤が残留し、それを廃棄することになり、無駄になることが大きな問題となっていた。この点は、ソープディスペンサに限らず、除菌剤等の薬液を吐出する他の液体ディスペンサにおいても同様である。
【0005】
本発明は上記に鑑みなされたものであり、交換時における、タンク内に充填された洗剤や薬剤等の液体の残量をできるだけ減らし、液体の無駄を少なくすることができる液体ディスペンサを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の液体ディスペンサは、タンク内に充填した液体を吸引管にて上方に向けて吸引し、上部から吐出する液体ディスペンサであって、前記タンクは、上下に複数段に設けられると共に、最上段のタンクは大気開放状態で設けられ、前記吸引管は、下端が最下段のタンク内に充填された液体中に浸漬され、上端側が上方に引き出された後、吐出口を備えた吐出機構に連結されて構成され、さらに、上端が直上に配置されたタンク内に臨み、下端が直下に配置されたタンク内に臨むように配置される連通管を有し、前記連通管の上端及び下端が共に液体中に浸漬されている場合には、使用により、大気開放状態の最上段のタンク内の液量が減少し、液量の減少によって最上段のタンク内に臨む連通管の上端が液面より上方に至ると、その直下のタンクが大気開放状態となり、該直下のタンクの液量が減少する構成であることを特徴とする。
【0007】
前記吐出機構は、所定量の液体を貯留可能なボトルと、そのボトル内の液体を吸い上げて吐出口から供給する吸い上げ機構部とを有してなることが好ましい。前記ボトルは、上下に複数段に設けられたタンクの最上段のタンクよりも、高いレベルまで液体を充填可能な高さを有することが好ましい。前記連通管は、その上端及び下端が前記各タンクの底部付近に位置していることが好ましい。前記吸引管は、その上端及び下端が前記ボトルと最下段のタンクの底部付近に位置していることが好ましい。前記タンクとして、上下に配置された2つのタンクを備えてなることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、最上段のタンクは、常に大気に開放しているが、上下のタンク同士は、連通管の上端及び下端が液体内に浸漬されていることで、両者は連通管を介して密閉した状態で連通されていることになる。吐出機構の吐出口から液体を吐出して使用するにつれて、上段のタンクの液体が下段のタンクへ移動し、上段のタンクから順に水位が下がっていく。上段のタンクの水位が下がって、連通管の上端が液面より上方(液面とほぼ同じ位置で液面から僅かに露出した位置)に至ると、その直下に位置する下段のタンクが大気開放状態となる。引き続き、液体が使用されても、滞ることなく下段のタンクの液体が使用される。
【0009】
前記上段のタンクの液体は、液面から露出した連通管の上端位置とほぼ同じ高さで残留する。従って、上段のタンクは、連通管の上端位置を底面付近に設定しておくことにより、残量を極力少なくすることができる。この殆ど空になった上段のタンクを、液体を充填した新たなタンクに簡単に交換すれば、再び、十分な液体が充填された状態になる。これにより、交換対象のタンク内の液体残量が減り、液体な無駄を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明の実施形態のソープディスペンサを示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態のソープディスペンサの構成および作用を示す概略的な正面図である。
【図3】図3(A),(B)は、図2につづく作用を示す概略的な正面図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態のソープディスペンサの全体を示す斜視図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施形態のソープディスペンサを示す斜視図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施形態のソープディスペンサの構成および作用を示す概略的な正面図である。
【図7】図7(A),(B)は、図6につづく作用を示す概略的な正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る液体ディスペンサ10は、図1及び図2に示すように、ケーシング20、吸引管30、上部タンク41、下部タンク44、及び吐出機構50を備えて構成される。
【0012】
ケーシング20は、ベース板21、背板22、背板22の中途に設けた棚板23、及びそれらの前面を覆うカバー部24を有して構成され、ベース板21上に下部タンク44が載置され、棚板23上に上部タンク41が載置される。上部タンク41及び下部タンク44内には、液体(例えば、洗剤)が充填される。
【0013】
吸引管30は、下端31が下部タンク44内の液体中に浸漬されて設けられ、上端32が吐出機構50に接続されて設けられる。吐出機構50は、ケーシング20内の上部付近に設けられ、吸引管30を介して液体を吸引し、吐出口53から該液体を吐出するポンプ装置51を備えてなる。
【0014】
吐出口53は、カバー部24の上部に形成した開口24aに臨んでおり、使用者が開口24aの下方に例えば手を位置させ、手動又は自動によりポンプ装置51を駆動させると、該吐出口53から液体(例えば、洗剤)が吐出され、手に供給される。
【0015】
ここで、上部タンク41の上部には、開口部が設けられ、その開口部は上部タンク用キャップ42によって着脱可能に被蓋される。下部タンク44も同様に、その上部には開口部が設けられ、その開口部は下部タンク用キャップ45によって着脱可能に被蓋される。なお、上部タンク41および下部タンク44は、製造コストの低減のため、上下に入れ替えても使用できるように、同じ形状とすることが好ましい。
【0016】
下部タンク44の下部タンク用キャップ45には、2つの貫通孔が開設されており、そのうちの一方の貫通孔を介して吸引管30の下端31が下部タンク44内に配置されている。一方、上部タンク41の上部タンク用キャップ42にも2つの貫通孔が開設されている。上部タンク用キャップ42の一方の貫通孔を通じて、連通管48の上端48a側が該上部タンク41内に臨み、上部タンク41内に充填された液体中に浸漬され、下部タンク用キャップ45の他方の貫通孔を通じて、連通管48の下端48bが該下部タンク44内に臨み、下部タンク44内に充填された液体中に浸漬されている。そして、上部タンク用キャップ42に設けた他方の貫通孔43は常時大気開放状態となっている。
【0017】
なお、連通管48の上端48aは、上部タンク41内においてできるだけ底面に近い位置に設定することが好ましく、下端48bは、下部タンク44内においてできるだけ底面に近い位置に設定することが好ましい。また、吸引管30の下端31も下部タンク44内においてできるだけ底面に近い位置に設定することが好ましい。これにより、各タンク41,44に充填された液体をできるだけ無駄なく消費することが可能となる。
【0018】
上記したように、上部タンク41は、上部タンク用キャップ42に設けた他方の貫通孔43によって大気に開放している。一方、下部タンク44は、連通管48の上端48a,下端48bが共に液体中に浸漬されているため、実質的に密閉状態となっている。従って、下部タンク44の液位は、上部タンク41内に所定量以上の液体が充填されている限り、変化しない。
【0019】
なお、3個以上のタンクを上下に複数段に配置した場合でも、直上のタンクと直下のタンク同士は連通管にて実質的に密閉状態で連通し、最上段のタンクは常時大気開放状態にする。
【0020】
次に、上記の液体ディスペンサ10の作用について説明する。
例えば、開口24aの下方に人が手をかざし、センサがそのことを検知すると、吐出機構50のポンプ装置51が駆動し、吸引管30を通じて下部タンク44内の液体を吸引し、吐出口53から該液体を吐出する。下部タンク44内の液体の減少分は、大気圧下の平衡の原則によって、上部タンク41から連通管48を経て下部タンク44へ移動する。その結果、下部タンク44の液位は変化せず、上部タンク41の液位が、例えば図2の二点鎖線から実線へ下がっていく。
【0021】
図3(A)に示すように、上部タンク41の液位が下がり、連通管48の上端48aが液面より上方(液面とほぼ同じ位置で液面から僅かに露出した位置)に至ると、該連通管48の上端48aから空気が入るために、下部タンク44が大気に開放される。従って、引き続き、吐出機構50の吐出口53から液体が吐出されたても、滞ることなく下部タンク44の液体が使用され、その使用量に応じて、下部タンク44の液位が下がっていく(例えば、図3(A)二点鎖線から実線へと下がっていく)。
【0022】
一方、前記上部タンク41の液体は、連通管48の上端48aが設定位置とほぼ同じ高さで残留する。従って、連通管48の上端48aの設定位置を、上部タンク41の底面付近にできるだけ近い設定とすることにより、上部タンク41内の液体の残留量はより少なくなる。
【0023】
メンテナンス業者は、上部タンク41が空になる頃を見計らって、メンテナンス時期を計画し、液体が充填された新たなタンクと交換する。このとき、交換対象の上部タンク41における液体の残留量が極めて少ないため、液体の廃棄量を少なくでき、無駄を防止できる。
【0024】
ここで、下部タンク44は、上記のように、上部タンク41が消費された後に多少使用されるため、図3(A)に示すように、二点鎖線の位置から実線の位置まで液位が下がっている。上部タンク41を交換した後は、上部タンク41と下部タンク44とは連通管48により、再び連通された状態となるが、連通管48の上端48a及び下端48bが共に液体中に浸漬されているため、新たな上部タンク41を配置しても、図3(b)に示したように、下部タンク44内の液位はほとんど変化せず、実線の位置のままである。その後、吐出機構50のポンプ装置51が駆動して吐出口53から液体が吐出される際には、上記と同様、再び、上部タンク41内の液位が減少していくことになる。つまり、本実施形態によれば、上部タンク41内の液位が常に減少し、下部タンク44内の液位は、上部タンク41内の連通管48の上端48aが大気開放状態となった場合のみ減少する構成である。従って、交換対象は、基本的には上部タンク41のみであり、上記のように、上部タンク41がほぼ空になる時期、すなわち、上端48aが大気開放状態となる時期をメンテナンス時期として設定しておけば、液体の廃棄量が少なくなり経済的である。
【0025】
なお、メンテナンス時期をこのように設定することで、上部タンク41の液位が連通管48の上端48aの位置以下になった後も使用されると、上部タンク41を交換するまでの間、下部タンク44内の液体も使用され、その液位も僅かずつ減少していく。そこで、このようなことが積み重なって下部タンク44内の液位が減少し、連通管48の下端48bが液面から露出するに至る前の段階では、該下部タンク44も交換するようにメンテナンス時期を設定する必要がある。このとき、下部タンク44内の液体の残留量をできるだけ少なくするため、上記したように、連通管48の下端48bの設定地位は、下部タンク44の底面にできるだけ近い位置とすることが好ましい。
【0026】
次に、本発明の他の実施形態に係る液体ディスペンサ70について説明する。なお、この液体ディスペンサ70における上部タンク41および下部タンク44は、上記実施形態の液体ディスペンサ10の場合と形状は異なるが機能は同じであるので、同じ符号とする。図5および図6に示すように、液体ディスペンサ70における上部タンク41および下部タンク44は、直接重ねることができる形状となっていると共に、後述するボトル71を設置できるように、平面で略コ字状をなす形状としている。なお、上部タンク41および下部タンク44は、上下に入れ替えても使用できるように、同じ形状とすることが好ましいことは上記実施形態と同様である。
【0027】
この液体ディスペンサ70が、上記実施形態の液体ディスペンサ10と異なる点は、吐出機構80である。この吐出機構80は、上下に配置した複数個のタンク41,44の側方に、好ましくは前記複数個のタンクの高さより高い、ボトル81を配設している。
【0028】
ボトル81の形状は、特に限定されないが、図5および図6では、円筒形状の容器であり、上下に重ねた上部タンク41と下部タンク44の高さより高い。また、ボトル81は、重ねた上部タンク41と下部タンク44における平面でコ字状をなす凹部の箇所に収められる。なお、上部タンク41と下部タンク44は、ボトル71の容積より大きく形成している。例えば、ボトル81の容積は、約200ml(ミリリットル)であり、上部タンク41と下部タンク44は、それぞれ、約500ml(ミリリットル)である。
【0029】
吸引管30は、その下端31が上記実施形態と同様に下部タンク44内の底面に近い位置となるように配置されている一方、上端32は、ボトル81の下部付近に取り付けたボトル用キャップ82を貫通させてボトル81内に臨むようにしている。また、該上端32がボトル81内の液体中に浸漬するように、底面付近に位置するように設けている。なお、本実施形態では、ボトル81の底面は、下部タンク44の底面と同じレベルに設定されているため、吸引管30の下端31及び上端32の高さは、実質的には上下関係になく、ほぼ同じレベルに設定されることになる。ボトル81は吸い上げ機構部83を有している。この吸い上げ機構部83は、プッシュ部83aを押圧すると、吸い上げ管83bを介してボトル81内の液体を吸い上げ、該液体を泡状にして吐出口84から吐出させるものである。本実施形態では、このように液体を泡状にする吸い上げ機構部83が所定の大きさを有し、占有割合が大きいため、ボトル81を設けている。
【0030】
本実施形態によれば、吐出機構80の吐出口84から泡状の液体を吐出して繰り返し使用すると、下部タンク44内の洗剤減少分は、大気圧下の平衡の原則によって、上部タンク41内の液体が連通管48を経て下部タンク44へ移動する。さらに、下部タンク44の液体が吸引管30を経てボトル81内へ移動する。その結果、上部タンク41の液位と、ボトル81の液位とは、常に一定となる。このとき、下部タンク44の液位は変化せず、上部タンク41の液位とボトル81の液位が、同じ液位で図6の二点鎖線から実線へと下がっていく。
【0031】
図7(A)に示すように、上部タンク41の液位が連通管48の上端48a以下になると、空気が連通管48へ入るために、下部タンク44内が大気に開放される。したがって、引き続き、吐出機構80の吐出口84から液体が吐出されても、滞ることなく下部タンク44の液体が吸引管30を経てボトル81へ移動する。下部タンク44内の液体が使用され始めた後は、使用された液体の分に応じて、下部タンク44の液位とボトル81の液位が、同じ液位で下がっていく。
【0032】
一方、前記上部タンク41の液体は、連通管48の上端48aとほぼ同じ高さで残留する。このとき、予め、連通管48の下端48aの位置を底面付近へ設定することによって、上部タンク41は殆ど空になる。
【0033】
メンテナンス業者は、上部タンク41が空になる頃を見計らって、メンテナンス時期を計画する。そのメンテナンス時期に、殆ど空になった上部タンク41を、新たな上部タンク41に交換する。
【0034】
上記のように上部タンク41を交換した後は、図7(B)に示すように、再び、前記連通管48に流れ込んで下部タンク44内が密閉された状態になる。そして、下部タンク44の液体がボトル81内に移動し、上部タンク41の液位とボトル81の液位が同じレベルになる。なお、下部タンク44の液位はほとんど変化しない。従って、本実施形態においても、上記実施形態と同様に、交換対象の上部タンク41内の液体の残留量を減らすことができ、液体の無駄を防止できる。なお、下部タンク44の液位が徐々に下げり、所定量以下になった場合には、下部タンク44の交換も行うことは上記実施形態と同様である。
【符号の説明】
【0035】
10 液体ディスペンサ
20 ケーシング
30 吸引管
41 上部タンク
44 下部タンク
48 連通管
50 吐出機構
51 ポンプ装置
53 吐出口
54 ポンプ装置
70 液体ディスペンサ
80 吐出機構
81 ボトル
83 吸い上げ機構
84 吐出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タンク内に充填した液体を吸引管にて上方に向けて吸引し、上部から吐出する液体ディスペンサであって、
前記タンクは、上下に複数段に設けられると共に、最上段のタンクは大気開放状態で設けられ、
前記吸引管は、下端が最下段のタンク内に充填された液体中に浸漬され、上端側が上方に引き出された後、吐出口を備えた吐出機構に連結されて構成され、
さらに、上端が直上に配置されたタンク内に臨み、下端が直下に配置されたタンク内に臨むように配置される連通管を有し、
前記連通管の上端及び下端が共に液体中に浸漬されている場合には、使用により、大気開放状態の最上段のタンク内の液量が減少し、液量の減少によって最上段のタンク内に臨む連通管の上端が液面より上方に至ると、その直下のタンクが大気開放状態となり、該直下のタンクの液量が減少する構成であることを特徴とする液体ディスペンサ。
【請求項2】
前記吐出機構は、所定量の液体を貯留可能なボトルと、そのボトル内の液体を吸い上げて吐出口から供給する吸い上げ機構部とを有してなる請求項1記載の液体ディスペンサ。
【請求項3】
前記ボトルは、上下に複数段に設けられたタンクの最上段のタンクよりも、高いレベルまで液体を充填可能な高さを有する請求項2記載の液体ディスペンサ。
【請求項4】
前記連通管は、その上端及び下端が前記各タンクの底部付近に位置している請求項1〜3のいずれか1に記載の液体ディスペンサ。
【請求項5】
前記吸引管は、その上端及び下端が前記ボトルと最下段のタンクの底部付近に位置している請求項2〜4のいずれか1に記載の液体ディスペンサ。
【請求項6】
前記タンクとして、上下に配置された2つのタンクを備えてなる請求項1〜5のいずれか1に記載の液体ディスペンサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−152928(P2011−152928A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−14981(P2010−14981)
【出願日】平成22年1月27日(2010.1.27)
【出願人】(591047970)共立製薬株式会社 (20)
【Fターム(参考)】