説明

液体収容ボトルのキャップ及び液体収容ボトル

【課題】継続して使用可能であって、メーカーにより固定ピンの径が数ミリ異なっても使用できる液体収容ボトル用キャップを提供する。
【解決手段】キャップ本体はガロンボトル5のニップル部51に螺合される外筒部と、この外筒部の一端側に一体的に形成された中央孔を有する円形状の底部と、この底部と一体的に形成され中央孔と同軸で同軸的に内側に延びる内筒部114とからなる。キャップ1では飲料水供給器6の固定ピン62はボール弁13を押してボール弁13がシール部12より離脱する機能のみを持つ。ボール弁13がシール部12に当接してシール部12を閉じる機能はコイルばね15によりなされる。このためキャップ1の開閉がより確実になり、繰り返しキャップの開閉が可能となる。さらにシール部12により固定ピンの径が数ミリ異なっても使用可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は飲料用浄水等を収容する液体収容ボトルのキャップ及び液体収容ボトルに関する。
【背景技術】
【0002】
天然水やミネラルウォーターはペットボトルで販売されるだけでなく、ガロンボトルと称される4〜20リットル入りの液体収容ボトルに収納されて販売される。ガロンボトルは、通常、加熱あるいは冷却機能を有する飲料水供給器に飲料水補給のため接続され飲料水として供給されている。事務所やホテル等では、この飲料水供給器がよく見かけられる。
【0003】
このガロンボトルは、飲料水供給器の装着用アダプターに倒立姿勢で取り付けられて使用される。特公平6−62195特許公報には、倒立姿勢で取り付けられるとき液体収容ボトルに入っている液体がこぼれないように液体収容ボトルの開口部に被せられるキャップが記載されている。このキャップは、液体収容ボトルが倒立して飲料水供給器に取り付けられるとき、キャップの一部が飲料水供給器の固定ピンにより破断されて液体収容ボトルの飲料水が飲料水供給器に流れ込むようになっている。
【0004】
このガロンボトルではキャップが破断されているため、飲料水が減った液体収容ボトルを新しい液体収容ボトルに変えたり、他の異なった飲料水の入った液体収容ボトルに変えたりすることができず、ガロンボトル内の全ての飲料水を使用する必要があった。
【0005】
ガロンボトルに飲料水が残っている場合にも、ガロンボトルを取り替えることができるように、内蓋をもつキャップが知られている。このキャップは、液体収容ボトルが倒立して飲料水供給器に取り付けられるとき、キャップの内蓋が飲料水供給器の固定ピンの先端部に覆い被さり、内蓋がキャップより離脱して液体収容ボトルの飲料水が飲料水供給器に流れ込むようになっている。そしてガロンボトルを飲料水供給器より取り外す時に、固定ピンに覆い被さっていた内蓋が固定ピンに引かれて再びキャップに装着されるようになっている。キャップは内蓋により蓋がされているため、ガロンボトルを飲料水供給器より取り外してもガロンボトルより飲料水が流れ出ることがない。
【0006】
しかしながら、この内蓋を持つキャップは固定ピンに内蓋を覆い被せる時に内蓋が固定ピンから離れる場合が時にはある。この場合には、内蓋がガロンボトル内を浮遊し、固定ピンにより内蓋をキャップに装着することができなくなるという問題が発生する。
【0007】
特に、飲料水供給器は定期的に殺菌消毒するが、このときには消毒液を同じガロンボトルに充填し何度も消毒液を飲料水供給器に流し込むため、本キャップを飲料水供給器の固定ピンから何度も抜き差しする。この場合には同じキャップが使用され、内蓋が離れる場合が多々あった。
【0008】
また、飲料水供給器の固定ピンの直径がメーカーにより僅かに異なる。このため内蓋は飲料水供給器に併せる必要があり、煩雑となる。さらには、これまでのキャップは基本的には使い捨てであり、不経済であった。
【特許文献1】特公平6−62195号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、メーカーにより飲料水供給器の供給管である固定ピンの径が数ミリ異なっていても使用できる汎用性の高いキャップを提供することを第一の目的とする。さらには、継続的に使用できるキャップを提供することを第二の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者等は従来のキャップでは飲料水供給器の固定ピンにより内蓋の装着及び脱離、特に内蓋の装着をさせていることに大きな問題があることに思い至った。そして、固定ピンにより内蓋の脱離のみを行わせ、内蓋の装着を他の手段で行うことに思い至り、本発明を完成したものである。
【0011】
すなわち、本発明の液体収容ボトルのキャップは、一端側に突出し先端に開口部を有するニップル部をもつ液体収容ボトルの該ニップル部に着脱される外筒部と、該外筒部の一端側に一体的に形成された中央孔を有する円形状の底部と、該底部と一体的に形成され該中央孔を区画する該底部より内側でかつ該外筒部と同軸的に延びその周面を一周するリング状のシール部を有する内筒部と、を有するキャップ本体と、前記内筒部の前記シール部に当接して該内筒部を閉じ、前記底部側より該内筒部に相対的に挿入される固定ピンにより前記シール部との当接が解除されて該内筒部が開く開閉弁と、を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の液体収容ボトルのキャップでは、装着された液体収容ボトルを倒立して飲料水供給器に取り付けるとき、キャップの開閉弁が飲料水供給器の固定ピンの先端部に押されてシール部より離れる。これによりシール部が開口し液体収容ボトルの飲料水が飲料水供給器に流れ込む。そしてガロンボトルを飲料水供給器より取り外す時に、固定ピンがキャップより抜けるにつれ開閉弁が重力等で元の位置に復帰しシール部と当接してシール部を閉じる。これによりガロンボトルを飲料水供給器より取り外してもガロンボトルより飲料水が流れ出ることがない。
【0013】
本発明の液体収容ボトルのキャップでは、開閉弁を採用し、開閉弁でリング状のシール部を開閉する構造としている。開閉弁での開閉が単純であるため、繰り返し開閉を繰り返しても確実に開閉できる。このため本発明の液体収容ボトルのキャップは、径の異なる固定ピンを用いても開閉弁の開閉が可能となる。また、継続的に何度も再使用が可能となる。
【0014】
本発明の液体収容ボトルのキャップを構成する内筒部はそのシール部より先端側に開閉弁を収納する収納手段をもつものとすることができる。収納手段を設けることによりシール部より離れた開閉弁を収納手段に止め置くことが可能となり、再び開閉弁をシール部に当接させるのが容易となる。
【0015】
この収納手段には開閉弁をシール部に付勢する付勢手段を持つものとすることができる。付勢手段により開閉弁はシール部に当接する方向に付勢されているため、飲料水供給器の固定ピンによる開閉弁の開方向への駆動が無くなると、開閉弁は付勢手段によりシール部に付勢されてシール部を閉じる。この付勢手段としては付勢ばねを用いることができる。
【0016】
開閉弁としてはボール弁もしくは一端部が前記シール弁と当接するリング状当接面を持つ棒状弁を用いることができる。ボール弁、棒状弁は形状が単純であり、製作が容易で、確実なシールを達成することができる。
【0017】
また、開閉弁はキャップの内筒部に揺動自在に保持される被保持部をもつものとすることができる。これにより開閉弁を常にキャップの内筒部に保持させることができ、開閉弁をシール部に当接させるのがより容易となる。被保持部により内筒部に保持されている開閉弁をさらに付勢手段により開閉弁をシール部に当接させる方向に付勢する要にするのが好ましい。そしてこの付勢手段として被保持部を揺動方向に付勢するばねとすることができる。
【0018】
なお、キャップを構成する外筒部はネジ状着脱手段を持つものとし、液体収容ボトルのニップル部をネジ状着脱部と着脱するものとすることができる。これによりキャップは容易に液体収容ボトルに着脱可能となる。
【0019】
なお、本発明のキャップを用いて、このキャップと液体収容ボトルとで構成されるキャップを持つ液体収容ボトルも本発明の対象とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明を実施するための最良の形態を以下に示す。
【実施例1】
【0021】
本発明の実施例1の液体収容ボトル及びそのキャップの要部断面を図1に示す。この液体収容ボトルを構成するガロンボトル5はポリカーボネート製でその上端側に突出したニップル部51を持つ。このニップル部51の外周側には雄ネジとしてのネジ山が形成されている。
【0022】
キャップ1はキャップ本体11とシール部12とボール弁13と弁収納部材14と弁付勢手段となるコイルばね15とからなる。キャップ本体11は軟質ポリエチレン製で、ガロンビン5のニップル部51に螺合される外筒部111と、この外筒部111の一端側に一体的に形成された中央孔112を有する円形状の底部113と、この底部113と一体的に形成され中央孔112と同軸で同軸的に内側に延びる内筒部114とからなる。
【0023】
外筒部111の内周面側にはニップル部51の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が形成されている。また、内筒部114の外周面に雄ねじ部が形成され、内筒部114の先端と内周面の境界部分に段差となる拡径部115が形成されている。
【0024】
シール部12はシリコンゴム製のリング状でキャップ本体11の内筒部114の先端にある拡径部に配置されている。弁収納部材14は、軟質ポリエチレン製で、径の小さい底141を有する容器部142とこの容器部142の開口部に一体的に形成された径の大きい筒状の基部143とからなる軸方向に径の異なる2段の有底筒状である。容器部142の側壁には軸方向に延びる開口144が設けられており、基部143の内周面にはキャップ本体11の内筒部114の外周面に設けられた雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が形成されている。この弁収納部材14がキャップ本体11の内筒部114に螺合して装着されることによりその容器部142の下端が内筒部114の先端と当接すると共にシール部12の外周側を押圧して挟持する。
【0025】
ボール弁13は硬質樹脂製である。このボール弁13は弁収納部材14内に収納保持され、同じく弁収納部材14内の底側に配置された圧縮されたコイルばね15により付勢されている。これによりボール弁13はシール部12の内周側の先端部に押しつけられシール部12の開口を閉ざす。
【0026】
本実施例のキャップ1はガロンボトル5と分離してキャップ1のみ独立して製造、販売されるものである。本実施例ではガロンボトル5に装着された状態として示している。
【0027】
本実施例のキャップ1は前記した構成を持つ。
【0028】
本実施例のキャップ1を持つガロンボトル5は、そのニップル部51にキャップ1が螺合し、キャップ1のシール部12はボール弁13で閉じられている。このため図1に示すガロンボトル5はキャップ1により開口が閉じられた状態となっている。そして通常ではガロンボトル5内には飲料水が収納されている。
【0029】
飲料水を収納しキャップ1が固定されたガロンボトル5は図2に示す飲料水供給器6の上端側にある受け皿部61にキャップ1を下にして載置される。この受け皿部61の中央には固定ピン62が先端を上にして固定されている。また、受け皿部61の底部611には空気抜き孔612が設けられている。なお、受け皿部61の下方は飲料水供給器6の貯水空間60となっている。
【0030】
固定ピン62はその先端部分が半円球状の頭部621となりこの頭部621の下端より首部622が一体的に延び受け皿部61の中央に一体的に固定されている。首部622はその軸方向の上側部分の外周面に一端が開口し他端が軸部の下端面に開口する飲料水が通る通路623が形成されている。
【0031】
図2は、ガロンボトル5が飲料水供給器6に載置された状態を示すもので、ガロンボトル5が上方より受け皿部61上に置かれるとき、受け皿部61の固定ピン62の先端の頭部621がキャップ1のボール弁13と当接し、さらにボール弁13をコイルばね15の付勢力に抗して上方に押し上げる。これによりボール弁13はシール部12より離れ、シール部12は開口する。この状態を図5に示す。
【0032】
この状態ではキャップ本体1の内筒部114の軸孔に固定ピン62が挿通しているため、ガロンボトル5内の飲料水は固定ピン62の通路623を通って、飲料水供給器6の貯水空間60に流れ出す。貯水空間60が飲料水で満たされ、飲料水が受け皿部61まで上昇し、キャップ本体1の中央口112を閉じると、ガロンボトル5内に送られる空気の供給が遮断され、ガロンボトル5より飲料水供給器6に送られる飲料水の供給が止まる。
【0033】
この状態で飲料水供給器6の下方にある栓(図示せず)から飲料水が使用され、使用された分、受け皿部61の水面が下降し、キャップ本体1の中央口112から空気がガロンボトル5内に流れ込み、逆にガロンボトル5内から飲料水が飲料水供給器6に供給され、受け皿部61の水面が上昇し、中央口112を水で閉じ、空気の供給が遮断され、再びガロンボトル5より飲料水供給器6に供給される飲料水が止まる。このようにして、ガロンボトル5内の飲料水が使用される。
【0034】
ガロンボトル5内の飲料水が残っている場合も異なる飲料水に変えるときなどは、ガロンボトル5を取り替えることがある。このときにはガロンボトル5の開口部を固定ピン62より上方に移動させる。この移動は、相対的に固定ピン62が内筒部114より下方に移動することになる。すなわち、固定ピン62は内筒部114に螺合して固定されている弁収納部材14より引き抜かれることになる。固定ピン62が引き抜かれるとボール弁13はコイルばね15に付勢されて固定ピン62と共に下方に移動し、シール部12に押しつけられシール部12の開口を閉じる。これによりキャップ1の内筒部114の中央孔112が閉じ、飲料水の流出が阻止される。
【0035】
本実施例のキャップ1では飲料水供給器6の固定ピン62はボール弁13を押してボール弁13がシール部12より離脱する機能のみを持つ。ボール弁13がシール部12に当接してシール部12を閉じる機能はコイルばね15によりなされる。このためキャップ1の開閉がより確実になり、繰り返しキャップの開閉が可能となる。
【実施例2】
【0036】
本発明の実施例2の液体収容ボトル5及びそのキャップ7の要部断面を図3に示す。この液体収容ビンを構成するガロンボトル5は実施例1のガロンボトルと同じものである。
【0037】
キャップ7はキャップ本体71とシール部72と揺動弁73と支持部材74と回動付勢ばね75とからなる。キャップ本体71及びシール部72は実施例1のキャップ本体11及びシール部12と同じものである。すなわち、キャップ本体71は、軟質ポリエチレン製で、ガロンボトル5のニップル部51に螺合される外筒部711と、この外筒部711の一端側に一体的に形成された中央孔712を有する円形状の底部713と、この底部713と一体的に形成され中央孔712と同軸で同軸的に内側に延びる内筒部714とからなる。
【0038】
外筒部711の内周面側にはニップル部51の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が形成されている。また、内筒部714の外周面に雄ねじ部が形成され、内筒部714の先端と内周面の境界部分に段差となる拡径部715が形成されている。
【0039】
シール部72はゴム製のリング状でキャップ本体71の内筒部714の先端にある拡径部715に配置されている。
【0040】
支持部材74は硬質ポリエチレン製で、袋ナット状のナット部741とナット部と一体的に形成され、側壁より一端側に突出する支持部742とからなる。ナット部741の袋部分に当たる一端側は軸孔を持つ内側にフランジ状となっている。ナット部741の内周面には雌ねじ部が形成され、キャップ本体71の内筒部714の外周面に形成された雄ねじ部と螺合可能とされている。支持部742の先端部分に先端開口の押溝(図示せず)が設けられ、この溝に揺動弁73の一端部が軸支(図示せず)されている。なお、この軸に回動付勢ばね75が配置され、揺動弁73をシール部72と当接する揺動方向に付勢している。
【0041】
揺動弁73は硬質ポリエチレン製で、一面側になだらかな山状の凸部731を持ち、一端面側に軸部732を持つ。この軸部732が支持部材74に軸支されている。
【0042】
本実施例のキャップ7も、実施例1のキャップ1と同様に、固定ピン62で揺動弁73が押されてシール部72よりはなし、シール部72を開口するものである。また、揺動弁73は回動付勢ばね75により揺動弁73がシール部72に当接するように常時付勢され、固定ピン62による押圧が取り去られると直ちに揺動弁73はシール部72の開口を閉じる。
【0043】
本実施例のキャップ7では飲料水供給器6の固定ピン62は揺動弁73を押して揺動弁73がシール部72より離脱する機能のみを持つ。揺動弁73がシール部72に当接してシール部72を閉じる機能は回動付勢ばね75によりなされる。このためキャップ7の開閉がより確実になり、繰り返しキャップの開閉が可能となる。
【0044】
なお、実施例ではボール弁と揺動弁を用いたものを示したが、他の弁構造を利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本実施例1のキャップをガロンボトルに装着した状態の縦断面図である。
【図2】本実施例1のキャップを装着したガロンボトルを飲料水供給器に装着した状態を示す縦断面図である。
【図3】本実施例2のキャップをガロンボトルに装着した状態の縦断面図である。
【図4】本実施例2のキャップを装着したガロンボトルを飲料水供給器に装着した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0046】
1…キャップ 11…キャップ本体 111…外筒部 112…中央孔 113…底部 114…内筒部 115…拡径部
12…シール部 13…ボール弁
14…弁収納部材 141…弁収容部材の底 142…弁収容部材の容器部
143…弁収容部材の径の大きい基部 144…弁収容部材の開口部
15…コイルばね
5…ガロンボトル 51…ニップル部
6…飲料水供給器 60…貯水空間 61…受け皿部 612…空気孔
62…固定ピン 621…固定ピンの頭部 622…固定ピンの首部
623…固定ピンの通路
7…キャップ 71…キャップ本体 711…外筒部 712…中央孔
713…底部 714…内筒部 715…拡径部 72…シール部
73…揺動弁 731…山状の凸部 732…軸部
74…支持部材 741…ナット部 742…支持部
75…回動付勢ばね

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端側に突出し先端に開口部を有するニップル部をもつ液体収容ボトルの該ニップル部に着脱される外筒部と、該外筒部の一端側に一体的に形成された中央孔を有する円形状の底部と、該底部と一体的に形成され該中央孔を区画する該底部より内側でかつ該外筒部と同軸的に延びその周面を一周するリング状のシール部を有する内筒部と、を有するキャップ本体と、
前記内筒部の前記シール部に当接して該内筒部を閉じ、前記底部側より該内筒部に相対的に挿入される固定ピンにより前記シール部との当接が解除されて該内筒部が開く開閉弁と、
を有することを特徴とする液体収容ボトルのキャップ。
【請求項2】
前記内筒部は前記シール部より先端側に前記開閉弁を収納する収納手段をもつ請求項1に記載の液体収容ボトルのキャップ。
【請求項3】
前記収納手段は前記開閉弁を前記シール部に付勢する付勢手段を持つ請求項1又は2に記載の液体収容ボトルのキャップ。
【請求項4】
前記付勢手段は付勢ばねである請求項3に記載の液体収容ボトルのキャップ。
【請求項5】
前記開閉弁はボール弁もしくは一端部が前記シール弁と当接するリング状当接面を持つ棒状弁である請求項1〜4に記載の液体収容ボトルのキャップ。
【請求項6】
前記開閉弁は前記内筒部に揺動自在に保持される被保持部をもつ請求項1に記載の液体収容ボトルのキャップ。
【請求項7】
前記開閉弁と前記内筒部には該開閉弁を該内筒部の前記シール部に当接させる方向に付勢する付勢手段を持つ請求項6に記載の液体収容ボトルのキャップ。
【請求項8】
前記付勢手段は前記被保持部を揺動方向に付勢するばねである請求項7に記載の液体収容ボトルのキャップ。
【請求項9】
前記外筒部はネジ状着脱手段を持ち前記ニップル部が持つネジ状着脱部と着脱する請求項1〜8に記載の液体収容ボトルのキャップ。
【請求項10】
請求項9に記載のキャップと該キャップと着脱する前記液体収容ボトルとからなることを特徴とするキャップを持つ液体収容ボトル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−84117(P2007−84117A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−275979(P2005−275979)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(592208079)マガタ富士化成株式会社 (7)
【Fターム(参考)】