説明

液体吐出器

【課題】上下動部材B3の上下動によりヘッド33の吐出口47より液を吐出する形態の液体吐出器であって、従来の液体吐出器の持つ適量配分の機能的利便性に加え、操作中に発する音により楽しむことができる遊戯性を付与し、しかも従来品と比較して複雑な構造を必要とせずに製造できる液体吐出器を提案する。
【解決手段】従来泡吐出器に使用されている如き大径シリンダと小径シリンダとを備えたシリンダ部材B2を使用して、大径の加圧用シリンダ20内と通気路49を介して連通させて押し下げヘッド33に嵌着し、且つ、空気の圧入により音を発する笛70を設けた。そして、上下動部材の上下動により液の吐出とともに音を発する如く構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液体吐出器に関する。
【背景技術】
【0002】
上端の押下げヘッドを上下動させることにより容器体内の液を吸い上げてヘッドの吐出口から吐出する如く構成した液体吐出器が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1の液体吐出器は、シリンダを容器体内に垂下した状態で装着筒を容器体の口頸部外周に螺着してポンプを容器体に装着し、シリンダ内周を上下摺動する筒状ピストンを下端部に連係したステムの上端部に押下げヘッドを嵌着して構成している。そして、押し下げヘッドを上下動させることにより、内蔵ポンプ機構の作用で、容器体内の液をパイプよりシリンダ内に吸い上げ、更にシリンダ内の液をステムを介して押し下げヘッド先端の吐出口から吐出させる如く構成している。
【0004】
また、押し下げヘッド式の吐出器として、泡を吐出する泡吐出器も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この泡吐出器は、上部を大径の空気シリンダに、下部を小径の液体シリンダに、それぞれ形成し、かつ空気シリンダ上部に容器体内への空気供給弁を設けたシリンダ部材を空気シリンダ上端面を蓋体で密閉させて容器体内へ垂設固定するとともに、上記両シリンダ内へ嵌合させた大小両径ピストンから大小両径ステムを、小径ステム上部を大径ステム内へ嵌着させかつ大径ステムを蓋体に貫通させて起立し、大径ステム上端にノズル付き押し下げヘッドを付設して、上方付勢された上下動部材を設けたものである。
【0005】
そして、上下動部材の上下動で液体シリンダ内へ液体が、又空気シリンダ内へ外気がそれぞれに設けた弁を通って流入し、またそれら両シリンダ内の液体及び空気が、液体は小径ステム上端の弁を通って、また空気は大小両ステム間に設けた通路を通って、更に大径ステム上端上方の吐出路部分内へ嵌着させた発泡部材を通過することで混合し、発泡してノズルから放出するよう設けたものである。
【特許文献1】特開平09−225355号公報
【特許文献2】国際公開番号W092/08657号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこの種の液体吐出器の構造を利用した液体吐出器であって、従来のこの種容器の持つ適量配分の機能的利便性に加え、操作中に発する音により楽しむことができる遊戯性を付与し、しかも、従来品と比較しても特別複雑な構造を必要とせずに製造できる液体吐出器を提案する。また、発する音が適度の高さ,音質を保つことができ、音が不快なものとならず使用者により爽快感を与えることができる液体吐出器を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の液体吐出器は、容器体と、ポンプとを備えており、容器体は合成樹脂等により形成されたボトルタイプのものが好ましく使用出来る。
【0008】
ポンプは、上端に押し下げヘッドを付設した上下動部材を上方付勢状態で上下動可能に設け、押し下げヘッドの上下動により容器体内の液を吸い上げてヘッドの吐出口より吐出する如く構成したもので、装着キャップと、シリンダ部材と、上下動部材とを備えている。装着キャップはシリンダ部材を容器体に固定し、牽いてはポンプを容器体に固定するためのもので、容器体口頸部外周に螺着等の係止手段により嵌合係止する。
【0009】
シリンダ部材は、容器体内に垂下させる大径の加圧用シリンダと、該加圧用シリンダと同心円状に設けた小径の液用シリンダとを備える。
【0010】
上下動部材は、シリンダ部材に対して上方付勢状態で上下動可能に装着させたもので、加圧用シリンダ内に嵌合する加圧用ピストン及び液用シリンダ内に嵌合する液用ピストンをステムの上下に有し、且つ、ステムの上端に押し下げヘッドを嵌着した形態のものである。そして、上下動部材を上下動させることにより、容器体内の液を吸い上げて押し下げヘッドの吐出口より吐出する如く構成している。この際、ポンプ機能を発揮するために例えば、液用シリンダに吸い込み弁を、ステム内に吐出弁をそれぞれ設ける。
【0011】
本発明では笛を設けている。この笛は加圧用シリンダ内と通気路を介して連通させて押し下げヘッドに嵌着し、空気の圧入により音を発するものである。笛の具体的構造は前記要件を満たせば種々の公知形態のものが採用できる。そして、上下動部材の上下動により液用シリンダ内の液が押し下げヘッドの吐出口より吐出される際に、加圧用シリンダから圧入された加圧空気により笛が鳴る如く構成している。
【0012】
また、本発明では、空気量調整孔を設けている。この空気量調整孔は加圧用ピストンに設けた外部と連通するもので、上下動部材を押し下げて笛に圧入される空気量を適量に調整するためのものである。従って、シリンダや笛の大きさ、通気路の太さ等の種々の要素により、その大きさ、数等を適宜選択する。
【0013】
上記課題を解決するための第1の手段として、容器体A内に垂下させる大径の加圧用シリンダ20及び該加圧用シリンダと同心円状に設けた小径の液用シリンダ21よりなるシリンダ部材B2と、シリンダ部材B2に対して上下動可能に装着させるとともに、加圧用シリンダ20内に嵌合する加圧用ピストン30及び液用シリンダ21内に嵌合する液用ピストン31をステム32の上下に有し、且つ、ステム32の上端に押し下げヘッド33を嵌着した上下動部材B3とを備え、前記加圧用シリンダ20内と通気路49を介して連通させて押し下げヘッド33に嵌着し、且つ、空気の圧入により音を発する笛70を設け、上下動部材の上下動により液用シリンダ21内の液が押し下げヘッドの吐出口47より吐出されるとともに、加圧用シリンダ20から圧入された加圧空気により笛70が鳴る如く構成した液体吐出器であって、前記加圧用ピストン30に外部と連通する空気量調整孔51を設けた。
【0014】
第2の手段として、前記第1の手段に於いて、前記加圧用ピストン30は、外周の摺動部30a を加圧用シリンダ20に摺動可能に嵌合させるとともに、内周の弁部30b をステム32外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させ、摺動部30a と弁部30b とを隔壁30c で連結して構成し、前記上下動部材B3の押し下げ時に弁部30b がステム32に対して相対上昇して前記通気路49の供給弁53が開き、上下動部材B3の上昇時には相対下降して供給弁53が閉じる如く構成し、前記空気量調整孔51を前記隔壁30c に穿設した。
【0015】
第3の手段として、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、前記笛70が、押し下げヘッド33の周壁44に開口した窓孔45より挿入して嵌着するとともに、その外面により窓孔45を嵌合閉塞してなる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の液体吐出器は液を吐出するために上下動部材を上下動させる際に音を発するため、吐出器を楽しみながら使用することができる。また、その音は適度の高さと音質を保つことが手き、使用者により爽快感を与えることができる。特に既存の泡吐出器のシリンダ部材を使用する場合、その空気用シリンダは笛に対して不適切な場合が多く、空気量調整孔を設けることにより、好ましい音を発する適正なエアー圧入量を得られる。
【0017】
また、前記加圧用ピストン30は、外周の摺動部30a を加圧用シリンダ20に摺動可能に嵌合させるとともに、内周の弁部30b をステム32外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させ、摺動部30a と弁部30b とを隔壁30c で連結して構成し、前記上下動部材B3の押し下げ時に弁部30b がステム32に対して相対上昇して前記通気路49の供給弁53が開き、上下動部材B3の上昇時には相対下降して供給弁53が閉じる如く構成し、前記空気量調整孔51を前記隔壁30c に穿設した場合には、上下動部材B3が上昇する際には供給弁53が閉じて笛70の中の空気の流れを防止するため、不都合な音を発することを防止する。
【0018】
前記笛70が、押し下げヘッド33の周壁44に開口した窓孔45より挿入して嵌着するとともに、その外面により窓孔45を嵌合閉塞してなる場合には、外観が全く笛の無いものと同様に表現でき、笛の嵌着も極めて容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1乃至図3は本発明の液体吐出器の一例を示し、該液体吐出器1は、容器体Aと、ポンプBとを備えている。容器体Aは合成樹脂により形成されたもので、有底筒状の胴部2上端より肩部3を介して口頸部4を起立して構成している。
【0021】
ポンプBは、装着キャップB1と、シリンダ部材B2と、上下動部材B3と、を備えている。装着キャップB1は、容器体口頸部4外周に螺合させた周壁10上端縁より、中央部に上下動部材挿通用の窓孔を穿設した頂壁11を延設し、頂壁11の中央部は上方へ隆起させている。また、頂壁11裏面周縁部にはシリンダ部材B2を嵌着させるための係止筒12を垂設し、頂壁11中央部の窓孔周縁部分及びその外周には上下動部材を案内する案内筒13を垂設している。また、シリンダ部材B2は、装着キャップB1により容器体Aに固定させ且つ容器体内へ垂下させた大径の加圧用シリンダ20及び該加圧用シリンダと同心円状に設けた小径の液用シリンダ21を備えている。
【0022】
加圧用シリンダ20は、その外周上端部より断面L字形をなす環状の突部22を突設してシリンダ周壁との間に前記係止筒12を挟持し、以て装着キャップB1に固定している。また、突部22の下面をパッキン23を介して口頸部4上面に圧接させている。また、液用シリンダ21は、加圧用シリンダ20の底壁24中央部に上端を開口し、下端を加圧用シリンダ20下方へ同心円状に垂下させている。液用シリンダ21下端部には嵌合筒部25を一体に垂設し、該嵌合筒部25に嵌着固定させた吸い上げパイプ26の下端を容器体A内底部に垂下している。液用シリンダ21の底部には弁座27を設け、その周囲の下端部内周には周方向複数の係止リブ28を突設している。
【0023】
上下動部材B3は、シリンダ部材B2に対して上方付勢状態で上下動自在に装着させるとともに、加圧用シリンダ20内に嵌合する加圧用ピストン30及び液用シリンダ21内に嵌合する液用ピストン31を、内部に液の流路を形成するステム32の上下に設け、また、ステム32の上端に押し下げヘッド33を嵌着して構成し、上端を装着キャップB1を貫通して上方へ、上方付勢状態で上下動可能に突出させている。
【0024】
液用ピストン31は、液用シリンダ21内周上部に摺動可能に嵌合させた断面円弧状をなす環状の摺動部31a を、ステム32内周下端部に嵌着した嵌合筒部31b の下端縁より突設している。また、嵌合筒部31b の上端部は内方へ環状突条34を突設している。更に、液用ピストン31の下面と液用シリンダ21の前記係止リブ28上面との間にコイルスプリング35を介在させており、それにより上下動部材B3を常時上方へ付勢させている。
【0025】
ステム32は上下端開口の筒状をなし、下端を液用シリンダ21内と連通させており、内部上部には玉弁体と弁座よりなる吐出弁36を設けている。また、吐出弁座の下端より下方に、周方向複数の縦突条37を縦設している。また、外周上下方向中間部にはフランジ38を突設し、フランジ38上面周縁部に環状突条を立設している。
【0026】
押し下げヘッド33は、ステム32の内周上端部に下端部を嵌着させ、内部に液流路を形成した内筒40を頂壁41裏面より垂設し、また、頂壁41裏面からは内筒40外周にステム32の外周上端部に下端部を嵌着した中筒42を、更に、その外周に外筒43をそれぞれ垂設している。頂壁41の周縁部より外筒43より大径な周壁44を垂設し、その後部に窓孔45を穿設し、窓孔45前方に笛を嵌着する収納空間を設ける。また、内筒40の上端部に基端部を連通し、前記中筒42,外筒43,周壁44を貫通してその前方へノズル筒46を突設し、ノズル筒46の先端に吐出口47を開口している。中筒42下端部内周には環状凹部48を設け、この環状凹部48と連通する通気路49を中筒42内周に縦凹溝として形成している。通気路49の上端は、後方より外筒43及び中筒42部分を貫通する横円柱状をなす嵌合孔50の下面先端部に連通させている。
【0027】
加圧用ピストン30は、加圧用シリンダ20内周上部に嵌合させた断面円弧状をなす環状の摺動部30a と、ステム32の外周に上下動可能に嵌合させた筒状の弁部30b と、摺動部30a と弁部30b とを連結して加圧用シリンダ20上端開口を閉塞する隔壁30c とを備えている。隔壁30c は段部を介して内方が高く形成されており、一番低い位置に空気量調整孔51を穿設している。弁部30b は、下面が前記フランジ38上面に当接する位置から、上面が前記環状凹部48の上面に当接する位置までの所定幅を上下動可能に嵌合させており、この弁部30b が上下動するステム32外周には周方向多数の縦リブ52を縦設している。弁部30b の上端部は環状凹部48内の外側面に気密且つ上下動可能に嵌合させ、また、弁部30b 下端部はフランジ38上面に気密に当接する如く構成しており、フランジ38と弁部30b とで供給弁53を構成している。この供給弁53は、上下動部材B3を押し下げた際に、ステム32に対して相対的に上昇して開放され、また、上下動部材B3が上昇する際にはステム32に対して相対的に下降して加圧用シリンダ20内と通気路49とを遮断する如く構成している。また、隔壁30c の内周縁部には外気導入孔54を設け、その下方に外気導入孔54に外気を一方的に導入する外気導入弁55を設けている。
【0028】
液用シリンダ21内には棒状体60を設けている。棒状体60の上端部は上向きのスカート状に形成し、このスカート部61外周にステム32内に突設した前記環状突条34を密接させている。また、棒状体60下部外周から突設した突起62を前記係止リブ28間に上下動可能に係合させ、その上面をコイルスプリング35に当接している。そして、スカート部61により常時はステム内上下を遮断させ、上下動部材B3の押し下げにより、環状突条34がスカート部61外周から離れて上下が連通する如く構成している。従って、誤って容器を倒した場合に吐出弁36の玉弁体が位置ズレしても吐出孔より液が漏出する等の不都合を防止できる如く構成している。尚、押し下げヘッド33を押し下げると、当初スカート部61と環状突条34との嵌合により棒状体60が押し下げられ、その下面が液用シリンダ底面に密接した後環状突条34とスカート部61とが離れ、吸い上げパイプ26内と液用シリンダ21内とを遮断する如く構成している。従って棒状体60と液用シリンダ21底面の弁座27とで吸い込み弁63を形成している。
【0029】
押し下げヘッド33には空気の圧入により音を発する笛70が設けられている。笛70は、前記嵌合孔50に気密に嵌合させた第1筒部71の後端部に大径の第2筒部72を連設し、第1筒部の前後方向中間部に縦設した区画壁73に隙間74を設け、隙間74後方の第1筒部71に断面三角形状で且つ底面視半楕円状をなす開口部75を穿設し、更に、第2筒部72の後端開口を密閉塞する蓋体76を嵌着している。蓋体76は、第2筒部72の外周に気密に嵌合させた嵌合筒78の後端縁に、前記窓孔45に嵌合する円弧板状の蓋板79を有し、また、蓋板79の両側縁及び上縁より前方へ両側壁80及び上壁81を延設している。
【0030】
図1の状態から押し下げヘッド33を押し下げると加圧用ピストン30はステム32と相対的に上昇して加圧用シリンダ20内の空気が通気路49を介して笛70に圧入され、音を発する。一方、押し下げヘッド33の上昇時には弁部30b 下端縁がフランジ38上面に気密に当接して通気路49を閉塞させる。更に外気導入弁55から加圧用シリンダ20内へ外気が導入される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明液体吐出器の縦断面図である。(実施例1)
【図2】本発明液体吐出器の平面図である。(実施例1)
【図3】本発明に於ける押し下げヘッドの背面図である。(実施例1)
【符号の説明】
【0032】
20…加圧用シリンダ,21…液用シリンダ,30…加圧用ピストン,31…液用ピストン,
32…ステム,33…押し下げヘッド,44…押し下げヘッド周壁,45…窓孔,49…通気路, 51…空気量調整孔,53…供給弁,70…笛,A…容器体,B…ポンプ,
B1…シリンダ部材,B2…上下動部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器体A内に垂下させる大径の加圧用シリンダ20及び該加圧用シリンダと同心円状に設けた小径の液用シリンダ21よりなるシリンダ部材B2と、シリンダ部材B2に対して上下動可能に装着させるとともに、加圧用シリンダ20内に嵌合する加圧用ピストン30及び液用シリンダ21内に嵌合する液用ピストン31をステム32の上下に有し、且つ、ステム32の上端に押し下げヘッド33を嵌着した上下動部材B3とを備え、前記加圧用シリンダ20内と通気路49を介して連通させて押し下げヘッド33に嵌着し、且つ、空気の圧入により音を発する笛70を設け、上下動部材の上下動により液用シリンダ21内の液が押し下げヘッドの吐出口47より吐出されるとともに、加圧用シリンダ20から圧入された加圧空気により笛70が鳴る如く構成した液体吐出器であって、前記加圧用ピストン30に外部と連通する空気量調整孔51を設けたことを特徴とする液体噴出器。
【請求項2】
前記加圧用ピストン30は、外周の摺動部30a を加圧用シリンダ20に摺動可能に嵌合させるとともに、内周の弁部30b をステム32外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させ、摺動部30a と弁部30b とを隔壁30c で連結して構成し、前記上下動部材B3の押し下げ時に弁部30b がステム32に対して相対上昇して前記通気路49の供給弁53が開き、上下動部材B3の上昇時には相対下降して供給弁53が閉じる如く構成し、前記空気量調整孔51を前記隔壁30c に穿設してなる請求項1記載の液体吐出器。
【請求項3】
前記笛70が、押し下げヘッド33の周壁44に開口した窓孔45より挿入して嵌着するとともに、その外面により窓孔45を嵌合閉塞してなる請求項1又は請求項2のいずれかに記載の液体吐出器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−117972(P2007−117972A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−317703(P2005−317703)
【出願日】平成17年10月31日(2005.10.31)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】