説明

液晶パネルのホルダーフレーム、バックライトユニットおよび液晶表示装置

【課題】底板部に形成した型抜き用の開口部からの光漏れを防止することができる液晶パネルのホルダーフレーム等を提供する。
【解決手段】裏面に導光板6および反射シート5が重ねられた状態の液晶パネル2が着座する底板部21と、底板部21の縁部に突設され、導光板6、反射シート5および液晶パネル2を囲繞する少なくとも対向する2つの側枠部41,42を有する枠部22と、を備え、底板部21は、一方の側枠部41に設けた内向きのフック部52に対応して、型抜き用の開口部55を有し、一方の側枠部41は、基部内面に凹設され、反射シート5の端部が差し込まれる第1差込み部54を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、裏面に導光板および反射シートが重ねられた状態の液晶パネルを収容する液晶パネルのホルダーフレーム、バックライトユニットおよび液晶表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の液晶表示装置として、枠状の反射ケースに液晶表示パネルを収容した液晶表示装置が知られている(特許文献1参照)。
この液晶表示装置は、内面が段形状を呈した枠状の反射ケースと、反射ケース内に重ねるようにして収容した液晶表示パネル、バックライト部および反射シートと、を備えている。反射ケースの内面は、液晶表示パネルが内嵌する第1の内壁部と、第1の内壁部の下側に形成され、液晶表示パネルの下偏光板の突出領域が挿入される溝と、溝の下側に連なり、バックライト部が内嵌する第2の内壁部と、第2の内壁部の下部に形成した段部と、を有している。また、第1の内壁部に対し第2の内壁部は、大きく張り出しており、第2の内壁部の上面には、バックライト部側に張り出すように遮光両面テープが貼着されている。
液晶表示装置を組み立てる場合には、第2の内壁部にバックライト部を内嵌しておいて、第2の内壁部の上面に遮光両面テープを貼着すると共に、遮光両面テープの裏面にバックライト部を貼着固定する。次に、反射ケースに対し上側から液晶表示パネルを持ち込み、溝に突出領域を挿入するようにして、液晶表示パネルを遮光両面テープの表面に貼着固定する。そして、最後に反射シートをバックライト部の裏面にあてがうようにして、段部に貼着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−84510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来の液晶表示装置では、液晶表示パネルやバックライト部を、遮光両面テープを介して反射ケースに組み付ける(固定)ようにしているため、反射シートの貼着と併せて、組立てに手間がかかるものとなっていた。この場合、反射ケースに底板を一体に設けて箱状にし、反射シート、バックライト部および液晶表示パネルをスナップインで装着するようにすれば、簡単に組立てを行うことができると思われる。
しかし、スナップインのためのフックを反射ケースの内面に形成すると、底板の縁部に、フックを投影した形状の型抜きのための開口部を形成する必要が生ずる。一方、底板に直接敷設される反射シートは、所定の寸法公差を見込んで反射ケースの内面サイズより小さいサイズに形成される。このため、反射シートにより、型抜きのための開口部を完全に覆うことができなくなることが想定される。かかる場合には、開口部からの光漏れが生じ、光の利用効率が低下すると共に、液晶表示パネルの縁部に輝度不足(輝度ムラ:表示ムラ)が発生することが想定される。
【0005】
本発明は、底板部に形成した型抜き用の開口部からの光漏れを防止することができる液晶パネルのホルダーフレーム、バックライトユニットおよび液晶表示装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の液晶パネルのホルダーフレームは、裏面に導光板および反射シートが重ねられた状態の液晶パネルが着座する底板部と、底板部の縁部に突設され、導光板、反射シートおよび液晶パネルを囲繞する少なくとも対向する2つの側枠部を有する枠部と、を備え、底板部は、一方の側枠部に設けた内向きの突起部に対応して、型抜き用の開口部を有し、一方の側枠部は、基部内面に凹設され、反射シートの端部が差し込まれる第1の差込み部を有していることを特徴とする。
【0007】
突起部に対応して底板部に形成される型抜き用の開口部は、突起部を底板部に投影した形状に、金型のコマの厚みを加味した形状となる。この場合、開口部の側枠部側の縁は、突起部の基部である側枠部の内面と面一となる。
この構成によれば、一方の側枠部が、基部内面に凹設され、反射シートの端部が差し込まれる第1の差込み部を有しており、第1の差込み部の縁は、開口部の側枠部側の縁より、外側にセットバックすることになる。このため、一方の側枠部の内面(第1の差込み部の差込み端)に合わせて底板部上に敷設される反射シートは、その端部において開口部を完全に覆うことになる。これにより、導光板に入射した照明光は、反射シートにより遮蔽(反射)されるため、開口部から光漏れが生ずるのを有効に防止することができる。したがって、照明光の利用効率を向上させることができる。
【0008】
この場合、一方の側枠部は、差込み部に近接して基部内面に突設され、反射シートの端部表面に沿うと共に導光板の端面を位置決めする位置決め庇部を、更に有していることが好ましい。
【0009】
この構成によれば、一方の側枠部側において、反射シートが導光板より一回り大きく形成された状態となるため、導光板の照明光を反射シートにより液晶パネルに向って漏れ無く反射することができ、照明光の利用効率を更に向上させることができる。また、導光板を位置決め庇部の端に無理なく位置決めすることができると共に、位置決め庇部および第1の差込み部により、反射シートの端部の捲れ等を押えることができる。
【0010】
また、底板部は、他方の側枠部側に、導光板の端面を位置決めする段部を、有すると共に、段部の基部内面に凹設され、反射シートの端部が差し込まれる第2の差込み部を有していることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、他方の側枠部側においても、導光板の照明光を反射シートにより液晶パネルに向って漏れ無く反射することができ、照明光の利用効率を更に向上させることができる。また、導光板を段部に無理なく位置決めすることができると共に、第2の差込み部により、反射シートの端部の捲れ等を押えることができる。
【0012】
さらに、突起部が、液晶パネルを掛け止めするフック部あり、他方の側枠部は、一方の側枠部のフック部に対応するフック部を有していることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、2つの側枠部にそれぞれ形成されたフック部により、液晶パネルのみならず導光板および反射シートをも、簡単且つ安定に組み込むことができる。
【0014】
本発明のバックライトユニットは、導光板、反射シートおよび導光板に照明光を照射する発光ダイオード基板を、上記した液晶パネルのホルダーフレームに収容して成ることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の液晶装置は、上記したバックライトユニットと、バックライトユニットに収容した液晶パネルと、を備えたことを特徴とする。
【0016】
これらの構成によれば、ホルダーフレーム(開口部)からの光漏れを防止することができるため、液晶パネルを効率良く且つその全域を均一に照明することができる。したがって、信頼性の高いバックライトユニットおよび液晶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態に係る液晶装置の外観斜視図である。
【図2】実施形態に係る液晶装置の分解斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図(a)およびB−B線断面図(b)である。
【図4】ホルダーフレームの斜視図である。
【図5】反射シートおよび導光板をセットした、図4におけるA−A線断面図(a)およびB−B線断面図(b)である。
【図6】ホルダーフレームに反射シートをセットした状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置について説明する。この液晶表示装置は、例えばテーププリンター等に搭載する小型のディスプレイとして用いられるものであり、ホルダーフレームにより一体化され、テーププリンター等の筐体に内側から組み込むようになっている。
【0019】
図1は、液晶表示装置の外観斜視図、図2は液晶表示装置の分解斜視図、図3は液晶表示装置の断面図であり、これらの図に示すように、液晶表示装置1は、主体を為す液晶パネル2と、液晶パネル2を裏側から照明するバックライトユニット3と、を備えている。バックライトユニット3は、樹脂製箱状のホルダーフレーム4と、ホルダーフレーム4の底に敷設した反射シート5と、反射シート5上に重ねるように設けた導光板6と、導光板6上に重ねるように設けた拡散シート7と、導光板6の入光側に並べて配設した発光ダイオード基板8と、を有している。
【0020】
液晶パネル2、拡散シート7、導光板6および反射シート5はこの順で重ねられ、この状態でホルダーフレーム4に収容され、且つホルダーフレーム4に掛止めにより固定されている。また、発光ダイオード基板8は、裏面にマウントした発光ダイオードチップ9を導光板6に突き合わせ状態で、ホルダーフレーム4にねじ止めされている(図2参照)。発光ダイオードチップ9を点灯し、側方から導光板6に入射した光を、反射シート5により液晶パネル2側に反射すると共に拡散シート7により光拡散することにより、液晶パネル2のバックライト照明が行われる。
【0021】
液晶パネル2は、幅広と幅狭の2枚ガラス基板の間隙に液晶を封入したものであり、2枚ガラス基板の重なり部分となるパネル本体11と、幅広のガラス基板の張り出し部分となる回路部12とを有し、回路部12にはFPC(Flexible Printed Circuits)13が接続されている。回路部12には、パネル本体(ディスプレイ)11の駆動回路が構成されており、FPC13から入力したデータ信号によりパネル本体11を駆動する。
拡散シート7は、液晶パネル2の輝度向上や表示ムラを防止するものであり、液晶パネル2の裏面に重ねるように配設され、且つ液晶パネル2と同じ大きさに形成されている。この場合、拡散シート7は、表面を荒げたPET(Polyethylene terephthalate)フィルムや、表面にアクリルビーズをコートしたPETフィルム等で構成されている。
【0022】
導光板6は、側方から入射した発光ダイオードチップ9の線光源を、パネル本体11に対応する面光源に変換する機能を有し、パネル本体11の直下において拡散シート7の裏面に重ねるように配設され、且つパネル本体11と略同じ大きさに形成されている。導光板6の一方の短辺は山形に突出しており、その平坦な頂部に、発光ダイオードチップ9に対面する入光部15が形成されている(図2参照)。導光板6は、例えばポリメタクリル酸メチルの板材に、チタンや沈降性硫酸バリウムのドットを成膜して、構成されている。
反射シート5は、光の利用効率を高めるべく、導光板6の裏面に重ねるように配設されており、導光板6より一回り大きく形成され、且つ導光板6と同様に一方の短辺が突出形成されている。反射シート5には、鏡面反射型と拡散反射型があるが、実施形態のものは、例えば界面多重反射型反射シート(拡散反射型)で構成されている。
【0023】
発光ダイオード基板8は、回路基板17と、回路基板17の裏面にマウントした発光ダイオードチップ9とを有している。発光ダイオードチップ9は、発光面18を導光板6側に向くように取り付けられており、発光面18を導光板6の入光部(入光面)15に突き合わせるようにして配設されている(図2参照)。なお、発光ダイオードチップ9に代えて、発光ダイオードチップアレイを用いてもよい。
【0024】
図4および図5に示すように、ホルダーフレーム4は、樹脂成型品であり、液晶パネル2、拡散シート7、導光板6および反射シート5が重ねられた状態で着座する底板部21と、底板部21の縁部の3辺に突設された枠部22とで一体に形成されている。底板部21は、パネル本体11の直下に位置する薄板部24と、回路部12の直下に位置する厚板部25と、発光ダイオード基板8の直下に位置する厚肉の基板支持部26と、を有している(図2参照)。
【0025】
薄板部24は、反射シート5と同一の形状を有しており、一方の端部が基板支持部26に食い込むように延びている。また、薄板部24には、長方形の4つの抜き開口27が形成されている。薄板部24と厚板部25との境界部分は段部28となっており、薄板部24には、反射シート5および導光板6が配設され、その上に薄板部24および厚板部25に亘って、拡散シート7および液晶パネル2が配設されている(図2および図3参照)。基板支持部26は、中間に矩形の窪み部26aを有すると共に、離間して2つのねじ穴29,29が形成されている。発光ダイオード基板8は、窪み部26aに発光ダイオードチップ9を臨ませ状態で、回路基板17を貫通して2つねじ穴29,29に螺合した2本のねじ30,30により、基板支持部26に固定されている(図1および図2参照)。
【0026】
枠部22は、パネル本体11側の長辺に位置する第1側枠部(一方の側枠部)41と、回路部12側の長辺に位置する第2側枠部(他方の側枠部)42と、発光ダイオード基板8と反対側の短辺に位置する第3側枠部43とを有している。なお、図4中の符号44は、液晶表示装置1をテーププリンター等の筐体に取り付けるため掛止め突起である。
【0027】
第1側枠部41は、長方形断面の枠部本体51と、枠部本体51の上部内面に内向きに突設した一対のフック部52,52と、枠部本体51の下部内面に突設した位置決め庇部53と、位置決め庇部53の下側において、枠部本体51の下端部内面(基部内面)に凹設した第1差込み部54と、を有している。一対のフック部52,52は、第1側枠部41の延在方向に離間して配設されており、ホルダーフレーム4に収容した液晶パネル2(パネル本体11)の端部を、掛け止めするようになっている。一方、各フック部52を投影した底板部21(薄板部24)の端部には、フック部52を成型するときの型抜き用の一対の開口部55,55が形成されている。
【0028】
もっとも、実施形態のホルダーフレーム4では、フック部52の他、位置決め庇部53も内側に突出しているため、底板部21(薄板部24)の端部には、一対の開口部55,55を含む型抜き用のスリット開口56が形成されている。なお、図5中の仮想線は、スリット開口56に対応する金型のコマである。
【0029】
位置決め庇部53は、長方形断面を有し、その上面に、拡散シート7および液晶パネル2の端部が載置されると共に、下面が反射シート5の上面を沿うように配置されている。また、位置決め庇部53は、導光板6と略同厚に形成され、その端面に導光板6の端面が内接することで導光板6が位置決めされている。さらに、位置決め庇部53は、液晶パネル2と略同一の長さを有しており、その2箇所には、一対の開口部55に対応して、型抜き用の一対の切欠き部57,57が形成されている。
【0030】
第1差込み部54は、枠部本体51の基端部内面に、枠部本体51の厚みの1/3〜1/4程度の寸法で凹設されおり、底板部21(薄板部24)の敷設した反射シート5の端部が差し込まれるようになっている。この場合、第1差込み部54の上天面と位置決め庇部53の下面とは面一に形成され、下底面と底板部21(薄板部24)の上面とが面一に形成されている。また、型抜きの関係で、上記のスリット開口56と第1差込み部54とは連通している。
【0031】
そして、反射シート5の端部を、位置決め庇部53の下側に潜り込ませ且つ第1差込み部54に差し込むようにして設置すると、一対の開口部55,55を含むスリット開口56が覆われた状態となる(図5および図6参照)。この場合、位置決め庇部53の先端に位置決めされる導光板6に対し、第1差込み部54に差し込まれた反射シート5は幅広となっており、スリット開口56側への光漏れは防止される。したがって、寸法公差の関係で、反射シート5の端と第1差込み部54の奥端との間に微小な隙間が生じても、スリット開口56からの光漏れを確実に防止することができる。また、スリット開口56により、枠部本体51のばね性を高め得るため、一対のフック部52,52による液晶パネル2の掛止め(スナップイン)を円滑に、且つ安定に行うことができる。
【0032】
一方、上述の段部28の下端部内面(基部内面)には、第2差込み部61が形成されている(図5参照)。第2差込み部61は、段部28の基部を薄板部24の上面と面一に貫通し、且つ段部28の延在方向に延びるスリットで構成されている。この場合も、第2差込み部61には、底板部21(薄板部24)の敷設した反射シート5の端部が差し込まれるようになっている。また、第2差込み部61の上側に位置する段部28の上部は、導光板6と略同厚に形成され、その端面に導光板6の端面が内接することで導光板6が位置決めされている。この場合も、段部28に位置決めされる導光板6に対し、第2差込み部61に差し込まれた反射シート5は幅広に形成されており、第2差込み部61からの光漏れは防止される。
【0033】
第2側枠部42は、第1側枠部41と同様に、長方形断面の枠部本体71と、枠部本体71の上部内面に内向きに突設した一対のフック部72,72と、枠部本体71の延在方向の中間位置に設けられ、FPC13の引出し開口を構成する凹部73と、を有している。第2側枠部42の一対のフック部72,72は、第1側枠部41の一対のフック部52,52に対応しており、ホルダーフレーム4に収容した液晶パネル2の回路部12の端部を、掛け止めするようになっている。また、各フック部72を投影した底板部21(厚板部25)の端部には、フック部72を成型するときの型抜き用の一対の開口部74が形成されている(図5(b)参照)。
第3側枠部43は、基部内面に嵩上げ部77を有し、嵩上げ部77には、拡散シート7および液晶パネル2の端部が載置されるようになっている。このため、嵩上げ部77の上面、厚板部25の上面および位置決め庇部53の上面は、面一に形成されている。
【0034】
このように構成された液晶表示装置1では、ホルダーフレーム4に対し、反射シート5、導光板6、拡散シート7および液晶パネル2をこの順で投入し、液晶パネル2の部分で、第1側枠部41の一対のフック部52,52および第2側枠部42の一対のフック部72,72に、スナップインで装着することで、液晶パネル2が組み付けられる。続いて、導光板6の入光部15に、発光ダイオードチップ9の発光面18を突き合わせ、発光ダイオード基板8を基板支持部26にねじ止めすることで、液晶表示装置1の組み立てが完了する。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、第1側枠部41側において、第1差込み部54および位置決め庇部53により、一対の開口部55,55を含むスリット開口56からの光漏れを防止することができる。また、段部28側において、第2差込み部61および段部28により光漏れを防止することができる。したがって、光の利用効率を向上させることができると共に、液晶パネル2の輝度ムラや表示ムラを有効に防止することができる。
なお、本願発明は、位置決め庇部53が無い場合にも適用可能である。
【符号の説明】
【0036】
1 液晶表示装置、2 液晶パネル、3 バックライトユニット、4 ホルダーフレーム、5 反射シート、6 導光板、7 拡散シート、21 底板部、22 枠部、24 薄板部、25 厚板部、28 段部、41 第1側枠部、42 第2側枠部、51 枠部本体、52 フック部、53 位置決め庇部、54 第1差込み部、55 開口部、56 スリット開口、61 第2差込み部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
裏面に導光板および反射シートが重ねられた状態の液晶パネルが着座する底板部と、
前記底板部の縁部に突設され、前記導光板、前記反射シートおよび前記液晶パネルを囲繞する少なくとも対向する2つの側枠部を有する枠部と、を備え、
前記底板部は、一方の前記側枠部に設けた内向きの突起部に対応して、型抜き用の開口部を有し、
一方の前記側枠部は、基部内面に凹設され、前記反射シートの端部が差し込まれる第1の差込み部を有していることを特徴とする液晶パネルのホルダーフレーム。
【請求項2】
一方の前記側枠部は、前記差込み部に近接して基部内面に突設され、前記反射シートの端部表面に沿うと共に前記導光板の端面を位置決めする位置決め庇部を、更に有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶パネルのホルダーフレーム。
【請求項3】
前記底板部は、他方の前記側枠部側に、前記導光板の端面を位置決めする段部を、有すると共に、
前記段部の基部内面に凹設され、前記反射シートの端部が差し込まれる第2の差込み部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶パネルのホルダーフレーム。
【請求項4】
前記突起部が、前記液晶パネルを掛け止めするフック部あり、
他方の前記側枠部は、一方の前記側枠部の前記フック部に対応するフック部を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液晶パネルのホルダーフレーム。
【請求項5】
前記導光板、前記反射シートおよび前記導光板に照明光を照射する発光ダイオード基板を、
請求項1ないし4のいずれかに記載の液晶パネルのホルダーフレームに収容して成ることを特徴とするバックライトユニット。
【請求項6】
請求項5に記載のバックライトユニットと、
前記バックライトユニットに収容した液晶パネルと、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−68863(P2013−68863A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−208459(P2011−208459)
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】