説明

液晶表示装置

【課題】本発明は、フレキシブル配線基板の発光部品を搭載する部分の幅を小さくすることを目的とする。
【解決手段】延長部44は、屈曲部46を有し、本体部40との接続部との対向位置からずれて部品搭載部48に接続する。複数の発光部品34は、部品搭載部48に搭載され、部品搭載部48の長さに沿った方向に一列で並ぶ。複数の配線54は、延長部44から部品搭載部48に引き出されて、部品搭載部48の長さに沿った第1方向Dに延びる第1グループの配線56と、延長部44から第1方向Dとは反対の第2方向Dに延びる第2グループの配線60と、を含む。複数の発光部品34は、部品搭載部48の第1方向Dの側に配置された第1グループの発光部品50と、部品搭載部48の第2方向Dの側に配置された第1グループの発光部品50の個数と同じ個数の第2グループの発光部品52と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
バックライトを備える液晶表示装置は、液晶表示パネル及び発光部品を有しており、液晶表示パネルと外部との電気的接続及び発光部品と外部との電気的接続に、それぞれ、フレキシブル配線基板を使用することが知られている。また、液晶表示パネルと外部との電気的接続用のフレキシブル配線基板と、発光部品と外部との電気的接続用のフレキシブル配線基板を共通化することも知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−62016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、フレキシブル配線基板の片面のみに配線することが開示されており、フレキシブル配線基板の薄型化には効果があるが、フレキシブル配線基板の発光部品が搭載される部分の幅が大きくなってしまうという問題がある。あるいは、多層配線を使用しても、発光部品の数が増えると、フレキシブル配線基板の幅が大きくなるという問題は解決しない。
【0005】
本発明は、フレキシブル配線基板の発光部品を搭載する部分の幅を小さくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルと、複数の発光部品及び導光板を含むバックライトと、前記液晶表示パネルに取り付けられて前記複数の発光部品が搭載されたフレキシブル配線基板と、を有し、前記フレキシブル配線基板は、基板と、前記基板の一方の面に並列するように形成された複数の配線と、を含み、前記基板は、前記液晶表示パネルに端部が取り付けられて前記液晶表示パネルから離れる方向に延びる本体部と、前記本体部から前記端部とは反対方向に延びる延長部と、前記延長部から間隔をあけて並んで前記本体部から前記端部とは反対方向に延びるコネクタ部と、前記延長部に接続される部品搭載部と、を含み、前記延長部は屈曲部を介して前記部品搭載部に接続し、前記部品搭載部は、前記延長部との接続部から前記液晶表示パネルの幅方向に沿った左右の両方向に延びる長さと、前記長さに直交する方向の幅を有し、前記複数の発光部品は、前記部品搭載部に搭載され、前記部品搭載部の前記長さに沿った方向に一列で並び、前記配線は、前記延長部及び前記部品搭載部を通るように形成されて前記発光部品に電気的に接続され、前記配線は、前記延長部から前記部品搭載部に引き出されて、前記部品搭載部の前記長さに沿った第1方向に延びる第1グループの配線と、前記延長部から前記第1方向とは反対の第2方向に延びる第2グループの配線と、を含み、前記複数の発光部品は、前記部品搭載部の前記第1方向の側に配置された第1グループの発光部品と、前記部品搭載部の前記第2方向の側に配置された前記第1グループの発光部品の個数と同じ個数の第2グループの発光部品と、を含み、前記第1グループの配線は、前記第1グループの発光部品に電気的に接続され、前記第2グループの配線は、前記第2グループの発光部品に電気的に接続されることを特徴とする。本発明によれば、第1方向の側に配置された第1グループの発光部品と、第2方向の側に配置された第2グループの発光部品とが同じ個数であるため、第1方向又は第2方向のいずれかに配線が偏らないようになっている。そのため、フレキシブル配線基板の発光部品を搭載する部分の幅を小さくすることができる。
【0007】
(2)(1)に記載された液晶表示装置において、前記第1グループの配線は、前記部品搭載部の前記複数の発光部品よりも前記延長部側の領域に、隣同士の前記配線が前記部品搭載部の前記幅方向に並び、それぞれの前記配線が前記部品搭載部の前記長さ方向に延びるように形成され、前記第2グループの配線は、前記部品搭載部の前記複数の発光部品よりも前記延長部側の領域に、隣同士の前記配線が前記部品搭載部の前記幅方向に並び、それぞれの前記配線が前記部品搭載部の前記長さ方向に延びるように形成され、前記部品搭載部は、前記第1グループの配線全ての前記部品搭載部の前記長さ方向に延びる部分が前記部品搭載部の前記幅方向に並ぶ第1最大並列領域と、前記第2グループの配線全ての前記部品搭載部の前記長さ方向に延びる部分が前記部品搭載部の前記幅方向に並ぶ第2最大並列領域と、を有することを特徴としてもよい。
【0008】
(3)(2)に記載された液晶表示装置において、前記複数の発光部品は、前記第1グループの発光部品と前記第2グループの発光部品の間に配置された第3の発光部品をさらに含み、前記複数の配線は、前記延長部から前記部品搭載部に引き出されて前記第3の発光部品に電気的に接続される第3グループの配線をさらに含むことを特徴としてもよい。
【0009】
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載された液晶表示装置において、前記延長部は、クランク状に形成されていることを特徴としてもよい。
【0010】
(5)(1)から(4)のいずれか1項に記載された液晶表示装置において、前記複数の配線は、前記本体部で、前記延長部が前記本体部に対して偏る前記左右いずれかの方向にずれた領域を通ることを特徴としてもよい。
【0011】
(6)(2)又は(3)に記載された液晶表示装置において、前記フレキシブル配線基板は、単層配線基板であり、前記複数の発光部品は、それぞれ、アノード電極及びカソード電極を有し、前記複数の配線の本数は、前記複数の発光部品の個数の2倍であることを特徴としてもよい。
【0012】
(7)(2)又は(3)に記載された液晶表示装置において、前記複数の発光部品は、それぞれ同電位に接続される同電位電極を有し、前記フレキシブル配線基板は、多層配線基板であり、前記複数の配線は、立体交差するように形成され、前記延長部を通る配線の1つから前記部品搭載部で分岐する配線群を含み、前記配線群が、前記複数の発光部品の前記同電位電極に接続することを特徴としてもよい。
【0013】
(8)(7)に記載された液晶表示装置において、前記複数の発光部品は、それぞれ、アノード電極及びカソード電極を有し、前記アノード電極及び前記カソード電極の一方が前記同電位電極であり、前記第1グループの発光部品の個数をn1、前記第2グループの発光部品の個数をn2とすると、前記第1最大並列領域に前記部品搭載部の前記幅方向に並ぶ配線の本数は、n1+1であり、前記第2最大並列領域に前記部品搭載部の前記幅方向に並ぶ配線の本数は、n2+1であることを特徴としてもよい。
【0014】
(9)(1)から(8)のいずれか1項に記載された液晶表示装置において、前記部品搭載部の前記延長部との前記接続部は、前記第2グループの発光部品に最も近い前記第1グループの発光部品の1つの前記部品搭載部の前記長さに沿った中心を通る前記幅方向の直線と、前記第1グループの発光部品に最も近い前記第2グループの発光部品の1つの前記部品搭載部の前記長さに沿った中心を通る前記幅方向の直線と、の間に位置することを特徴としてもよい。
【0015】
(10)(3)に記載された液晶表示装置において、前記部品搭載部の前記延長部との前記接続部は、前記第3の発光部品に最も近い前記第1グループの発光部品の1つの前記部品搭載部と前記第3の発光部品との間隔の中間点を通る前記幅方向の直線と、前記第3の発光部品に最も近い前記第2グループの発光部品の1つの前記部品搭載部と前記第3の発光部品との間隔の中間を通る前記幅方向の直線と、の間に位置することを特徴としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図である。
【図2】フレキシブル配線基板を展開して液晶表示パネルの裏面側を示す図である。
【図3】フレキシブル配線基板の部品搭載部及び屈曲部の詳細を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置に使用されるフレキシブル配線基板の一部を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置に使用されるフレキシブル配線基板の一部を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置に使用されるフレキシブル配線基板の一部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0018】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図である。液晶表示装置は、液晶表示パネル10を有する。液晶表示パネル10は、一対の基板12,14(いずれも例えばガラス基板)を有し、両者間には図示しない液晶が介在する。一方の基板12は、薄膜トランジスタ、画素電極及び配線などを含むTFT(Thin Film Transistor)基板(又はアレイ基板)であり、他方の基板14はカラーフィルタ基板である。液晶表示パネル10の駆動方式は、IPS(In Plane Switching)方式、TN(Twisted Nematic)方式又はVA(Vertical Alignment)方式などいずれの方式であってもよく、方式に応じた電極及び配線が形成される。
【0019】
液晶表示パネル10の一方の基板12は、他方の基板14から突出する突出部16を有している。液晶表示パネル10(詳しくは突出部16)には、液晶を駆動するためのドライバ回路を内蔵する集積回路チップ18が搭載されている。液晶表示パネル10の一対の基板12,14には、それぞれ、偏光板20が貼り付けられている。
【0020】
液晶表示装置は、例えば樹脂からなるフレーム22を有する。フレーム22に液晶表示パネル10が取り付けられている。詳しくは、フレーム22は、枠状の形状を有し、枠の内側のスペースを覆うように枠の一方の面に液晶表示パネル10が貼り付けられている。その貼り付けには、遮光性の両面テープ24が使用されている。液晶表示パネル10の端部を裏面側でフレーム22が支持している。
【0021】
液晶表示装置は、バックライト26を有する。バックライト26は、導光板28を含む。導光板28の表面は、液晶表示パネル10の裏面に対向している。導光板28は、液晶表示パネル10の裏面側で液晶表示パネル10の端部の下方を避けて配置される。
【0022】
液晶表示パネル10と導光板28の間には光学シート群30が配置されている。光学シート群30は、拡散シート及びプリズムシートなどを含む。また、導光板28の下(光学シート群30とは反対側)には反射シート32が配置されている。
【0023】
バックライト26は、複数の発光部品34を含む。発光部品34は、例えば発光ダイオードである。発光部品34は、導光板28に光を導入するための点光源である。点光源からの光が導光板28で面光源に変換されて液晶表示パネル10に照射される。発光部品34は、導光板28の端面に対向している。
【0024】
液晶表示装置は、フレキシブル配線基板36を有する。フレキシブル配線基板36は、本実施形態では、単層配線基板である。フレキシブル配線基板36は、液晶表示パネル10に取り付けられている。図1に示すように、フレキシブル配線基板36は、屈曲して、液晶表示パネル10の表示側の面からその裏面に回り込むようになっている。
【0025】
図2は、フレキシブル配線基板36を展開して液晶表示パネル10の裏面側を示す図である。フレキシブル配線基板36は、基板38を有する。
【0026】
基板38は、本体部40を有する。本体部40には図示しない電子部品が搭載される。本体部40の端部は液晶表示パネル10(詳しくは突出部16)に取り付けられて電気的に接続される。本体部40は、液晶表示パネル10から離れる方向に延びる。基板38は、外部との電気的接続を図るためのコネクタ部42を有する。コネクタ部42は、本体部40からその端部とは反対方向(液晶表示パネル10から離れる方向)に延びる。
【0027】
基板38は、延長部44を有する。延長部44は、液晶表示パネル10の幅方向に沿った左右いずれかの方向に偏った位置で、本体部40から、液晶表示パネル10に取り付けられる端部とは反対方向に延びる。延長部44は、液晶表示パネル10の幅方向に沿った方向にコネクタ部42から間隔をあけて並ぶ。
【0028】
延長部44は、屈曲部46を有する。屈曲部46は、延長部44が本体部40に対して偏る左右いずれかの方向とは反対方向に屈曲する。延長部44は、屈曲部46を含む全体として、クランク状に形成されている。
【0029】
基板38は、部品搭載部48を有する。部品搭載部48は、液晶表示パネル10に取り付けられる端部とは反対方向に、コネクタ部42から間隔をあけて位置する。部品搭載部48は、液晶表示パネル10の幅方向に沿って延びる。部品搭載部48の長さは、液晶表示パネル10の幅方向に沿った左右方向の長さである。部品搭載部48の幅は、部品搭載部48の長さに直交する方向の幅である。部品搭載部48は、延長部44に接続される。延長部44は、本体部40との接続部との対向位置からずれて部品搭載部48に接続する。
【0030】
図3は、フレキシブル配線基板36の部品搭載部48及び屈曲部46の詳細を示す図である。フレキシブル配線基板36(詳しくは部品搭載部48)には、上述した複数の発光部品34が搭載されている。図1に示すように、部品搭載部48の発光部品34が搭載される面は、液晶表示パネル10を向くように配置される。複数の発光部品34は、図3に示すように、部品搭載部48の長さに沿った方向に一列で並ぶ。部品搭載部48の長さは、延長部44との接続部から液晶表示パネル10の幅方向に沿った左右の両方向に延びる長さである。複数の発光部品34は、それぞれ、アノード電極及びカソード電極を有する。
【0031】
複数の発光部品34は、部品搭載部48の第1方向Dの側に配置された第1グループの発光部品50を含む。複数の発光部品34は、部品搭載部48の第2方向Dの側に配置された第2グループの発光部品52を含む。第1グループの発光部品50と第2グループの発光部品52は、個数が等しい。
【0032】
部品搭載部48の延長部44との接続部は、直線Lと直線Lの間に位置する。直線Lは、第2グループの発光部品52に最も近い第1グループの発光部品50の1つの部品搭載部48の長さに沿った中心を通る幅方向の直線である。直線Lは、第1グループの発光部品50に最も近い第2グループの発光部品52の1つの部品搭載部48の長さに沿った中心を通る幅方向の直線である。
【0033】
基板38の一方の面には、複数の配線54が並列するように形成されている。複数の配線54の本数は、複数の発光部品34の個数の2倍である。複数の配線54は、図2に示す本体部40では、延長部44が本体部40に対して偏る左右いずれかの方向にずれた領域(図2の右側)を通る。配線54は、延長部44及び部品搭載部48を通るように形成されている。配線54は、延長部44から部品搭載部48に引き出される。それぞれの配線54は、いずれかの発光部品34に電気的に接続される。
【0034】
複数の配線54は、部品搭載部48の長さに沿った第1方向Dに延びる第1グループの配線56を含む。第1グループの配線56は、第1グループの発光部品50に電気的に接続されている。部品搭載部48の複数の発光部品34よりも延長部44側の領域において、第1グループの配線56は、隣同士の配線が部品搭載部48の幅方向に並ぶ。また、部品搭載部48の複数の発光部品34よりも延長部44側の領域において、第1グループの配線56は、それぞれの配線が部品搭載部48の長さ方向に延びる。部品搭載部48の一部の領域(第1最大並列領域58)では、第1グループの全ての配線56の一部(部品搭載部48の長さ方向に延びる部分)が、部品搭載部48の幅方向に並ぶ。
【0035】
複数の配線54は、延長部44から第1方向Dとは反対の第2方向Dに延びる第2グループの配線60を含む。第2グループの配線60は、第2グループの発光部品52に電気的に接続されている。部品搭載部48の複数の発光部品34よりも延長部44側の領域において、第2グループの配線60は、隣同士の配線が部品搭載部48の幅方向に並ぶ。また、部品搭載部48の複数の発光部品34よりも延長部44側の領域において、第2グループの配線60は、それぞれの配線が部品搭載部48の長さ方向に延びるように形成されている。部品搭載部48の一部の領域(第2最大並列領域62)では、第2グループの全ての配線60の一部(部品搭載部48の長さ方向に延びる部分)が、部品搭載部48の幅方向に並ぶ。
【0036】
本実施形態によれば、第1方向Dの側に配置された第1グループの発光部品50と、第2方向Dの側に配置された第2グループの発光部品52とが同じ個数であるため、第1方向D又は第2方向Dのいずれかに配線54の数が偏らないようになっている。そのため、フレキシブル配線基板36の発光部品34を搭載する部品搭載部48の幅を小さくすることができる。
【0037】
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置に使用されるフレキシブル配線基板の一部を示す図である。このフレキシブル配線基板236は、多層配線基板である。複数の配線254は、立体交差するように形成されている。図4では、配線図で配線が示されており、電気的に接続されずに交差する位置で、配線254が立体交差している。詳しくは、図示しないスルーホールなどを介して、立体的な電気的接続が図られている。配線254同士が電気的に接続される位置では、配線254は基板238の片面だけに形成されている。
【0038】
複数の発光部品234は、それぞれ、アノード電極及びカソード電極を有する。複数の発光部品234は、それぞれ同電位に接続される同電位電極264を有する。アノード電極及びカソード電極の一方(例えばアノード電極)が同電位電極264である。
【0039】
複数の配線254は、延長部244を通る配線の1つから部品搭載部248で分岐する配線群266を含む。分岐は、基板238の片面のみでなされている。分岐した配線群266は、複数の発光部品234の同電位電極264に接続する。
【0040】
部品搭載部248には、n個の第1グループの発光部品250が搭載され、n個の第2グループの発光部品252が搭載されている。第1最大並列領域258に、部品搭載部248の幅方向に並ぶ第1グループの配線256の本数は、n+1である。第2最大並列領域262に、部品搭載部248の幅方向に並ぶ第2グループの配線260の本数は、n+1である。その他の詳細は、上記第1の実施形態で説明した内容が該当する。
【0041】
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置に使用されるフレキシブル配線基板の一部を示す図である。
【0042】
複数の発光部品334は、第1グループの発光部品350と第2グループの発光部品352の間に配置された第3の発光部品366を含む。すなわち、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、複数の発光部品34の個数は偶数であったが、本実施形態では複数の発光部品334の個数は奇数である。複数の配線354は、延長部344から部品搭載部348に引き出されて第3の発光部品366に電気的に接続される第3グループの配線368を含む。その他の詳細は、上記第1の実施形態で説明した内容が該当する。
【0043】
部品搭載部348の延長部344との接続部は、直線L31と直線L32の間に位置する。直線L31は、第3の発光部品366に最も近い第1グループの発光部品350の1つの部品搭載部と第3の発光部品366との間隔の中間点を通って幅方向に延びる。直線L32は、第3の発光部品366に最も近い第2グループの発光部品352の1つの部品搭載部と第3の発光部品366との間隔の中間を通って幅方向に延びる。
【0044】
本実施形態であっても、第1方向Dの側に配置された第1グループの発光部品350と、第2方向Dの側に配置された第2グループの発光部品352とが同じ個数であるため、第1方向D又は第2方向Dのいずれかに配線354の数が偏らないようになっている。そのため、フレキシブル配線基板336の発光部品334を搭載する部品搭載部348の幅を小さくすることができる。
【0045】
[第4の実施形態]
図6は、本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置に使用されるフレキシブル配線基板の一部を示す図である。
【0046】
複数の発光部品434は、第1グループの発光部品450と第2グループの発光部品452の間に配置された第3の発光部品466を含む。複数の配線454は、延長部444から部品搭載部448に引き出されて第3の発光部品466に電気的に接続される第3グループの配線468を含む。
【0047】
本実施形態では、フレキシブル配線基板436は、多層配線基板であり、その詳細は第2の実施形態で説明した内容が該当する。本実施形態では、複数の発光部品434の個数は奇数であり、その詳細は第3の実施形態で説明した内容が該当する。その他の詳細は、上記第1の実施形態で説明した内容が該当する。
【0048】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
【符号の説明】
【0049】
10 液晶表示パネル、12 基板、14 基板、16 突出部、18 集積回路チップ、20 偏光板、22 フレーム、24 両面テープ、26 バックライト、28 導光板、30 光学シート群、32 反射シート、34 発光部品、36 フレキシブル配線基板、38 基板、40 本体部、42 コネクタ部、44 延長部、46 屈曲部、48 部品搭載部、50 第1グループの発光部品、52 第2グループの発光部品、54 配線、56 第1グループの配線、58 第1最大並列領域、60 第2グループの配線、62 第2最大並列領域、234 発光部品、236 フレキシブル配線基板、238 基板、244 延長部、248 部品搭載部、250 第1グループの発光部品、252 第2グループの発光部品、254 配線、256 第1グループの配線、258 第1最大並列領域、260 第2グループの配線、262 第2最大並列領域、264 同電位電極、266 配線群、334 発光部品、336 フレキシブル配線基板、344 延長部、348 部品搭載部、350 第1グループの発光部品、352 第2グループの発光部品、354 配線、366 第3の発光部品、368 第3グループの配線、434 複数の発光部品、436 フレキシブル配線基板、444 延長部、448 部品搭載部、450 第1グループの発光部品、452 第2グループの発光部品、454 複数の配線、466 第3の発光部品、468 第3グループの配線。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶表示パネルと、
複数の発光部品及び導光板を含むバックライトと、
前記液晶表示パネルに取り付けられて前記複数の発光部品が搭載されたフレキシブル配線基板と、
を有し、
前記フレキシブル配線基板は、基板と、前記基板の一方の面に並列するように形成された複数の配線と、を含み、
前記基板は、前記液晶表示パネルに端部が取り付けられて前記液晶表示パネルから離れる方向に延びる本体部と、前記本体部から前記端部とは反対方向に延びる延長部と、前記延長部から間隔をあけて並んで前記本体部から前記端部とは反対方向に延びるコネクタ部と、前記延長部に接続される部品搭載部と、を含み、
前記延長部は屈曲部を介して前記部品搭載部に接続し、
前記部品搭載部は、前記延長部との接続部から前記液晶表示パネルの幅方向に沿った左右の両方向に延びる長さと、前記長さに直交する方向の幅を有し、
前記複数の発光部品は、前記部品搭載部に搭載され、前記部品搭載部の前記長さに沿った方向に一列で並び、
前記配線は、前記延長部及び前記部品搭載部を通るように形成されて前記発光部品に電気的に接続され、
前記配線は、前記延長部から前記部品搭載部に引き出されて、前記部品搭載部の前記長さに沿った第1方向に延びる第1グループの配線と、前記延長部から前記第1方向とは反対の第2方向に延びる第2グループの配線と、を含み、
前記複数の発光部品は、前記部品搭載部の前記第1方向の側に配置された第1グループの発光部品と、前記部品搭載部の前記第2方向の側に配置された前記第1グループの発光部品の個数と同じ個数の第2グループの発光部品と、を含み、
前記第1グループの配線は、前記第1グループの発光部品に電気的に接続され、
前記第2グループの配線は、前記第2グループの発光部品に電気的に接続されることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載された液晶表示装置において、
前記第1グループの配線は、前記部品搭載部の前記複数の発光部品よりも前記延長部側の領域に、隣同士の前記配線が前記部品搭載部の前記幅方向に並び、それぞれの前記配線が前記部品搭載部の前記長さ方向に延びるように形成され、
前記第2グループの配線は、前記部品搭載部の前記複数の発光部品よりも前記延長部側の領域に、隣同士の前記配線が前記部品搭載部の前記幅方向に並び、それぞれの前記配線が前記部品搭載部の前記長さ方向に延びるように形成され、
前記部品搭載部は、前記第1グループの配線全ての前記部品搭載部の前記長さ方向に延びる部分が前記部品搭載部の前記幅方向に並ぶ第1最大並列領域と、前記第2グループの配線全ての前記部品搭載部の前記長さ方向に延びる部分が前記部品搭載部の前記幅方向に並ぶ第2最大並列領域と、を有することを特徴とする液晶表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載された液晶表示装置において、
前記複数の発光部品は、前記第1グループの発光部品と前記第2グループの発光部品の間に配置された第3の発光部品をさらに含み、
前記複数の配線は、前記延長部から前記部品搭載部に引き出されて前記第3の発光部品に電気的に接続される第3グループの配線をさらに含むことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載された液晶表示装置において、
前記延長部は、クランク状に形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載された液晶表示装置において、
前記複数の配線は、前記本体部で、前記延長部が前記本体部に対して偏る前記左右いずれかの方向にずれた領域を通ることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項6】
請求項2又は3に記載された液晶表示装置において、
前記フレキシブル配線基板は、単層配線基板であり、
前記複数の発光部品は、それぞれ、アノード電極及びカソード電極を有し、
前記複数の配線の本数は、前記複数の発光部品の個数の2倍であることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項7】
請求項2又は3に記載された液晶表示装置において、
前記複数の発光部品は、それぞれ同電位に接続される同電位電極を有し、
前記フレキシブル配線基板は、多層配線基板であり、
前記複数の配線は、立体交差するように形成され、前記延長部を通る配線の1つから前記部品搭載部で分岐する配線群を含み、前記配線群が、前記複数の発光部品の前記同電位電極に接続することを特徴とする液晶表示装置。
【請求項8】
請求項7に記載された液晶表示装置において、
前記複数の発光部品は、それぞれ、アノード電極及びカソード電極を有し、
前記アノード電極及び前記カソード電極の一方が前記同電位電極であり、
前記第1グループの発光部品の個数をn1、前記第2グループの発光部品の個数をn2とすると、
前記第1最大並列領域に前記部品搭載部の前記幅方向に並ぶ配線の本数は、n1+1であり、
前記第2最大並列領域に前記部品搭載部の前記幅方向に並ぶ配線の本数は、n2+1であることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載された液晶表示装置において、
前記部品搭載部の前記延長部との前記接続部は、前記第2グループの発光部品に最も近い前記第1グループの発光部品の1つの前記部品搭載部の前記長さに沿った中心を通る前記幅方向の直線と、前記第1グループの発光部品に最も近い前記第2グループの発光部品の1つの前記部品搭載部の前記長さに沿った中心を通る前記幅方向の直線と、の間に位置することを特徴とする液晶表示装置。
【請求項10】
請求項3に記載された液晶表示装置において、
前記部品搭載部の前記延長部との前記接続部は、前記第3の発光部品に最も近い前記第1グループの発光部品の1つの前記部品搭載部と前記第3の発光部品との間隔の中間点を通る前記幅方向の直線と、前記第3の発光部品に最も近い前記第2グループの発光部品の1つの前記部品搭載部と前記第3の発光部品との間隔の中間を通る前記幅方向の直線と、の間に位置することを特徴とする液晶表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−97087(P2013−97087A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−238331(P2011−238331)
【出願日】平成23年10月31日(2011.10.31)
【出願人】(502356528)株式会社ジャパンディスプレイイースト (2,552)
【Fターム(参考)】