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液槽中の浮遊物の移動制御装置およびカット野菜の殺菌装置
説明

液槽中の浮遊物の移動制御装置およびカット野菜の殺菌装置

【課題】 構造が簡単で、ランニングコストも僅かである、液槽中の浮遊物の移動制御装置およびカット野菜の殺菌装置を提案する。
【解決手段】 少なくとも下半分が断面半円形であり内部にカット野菜と消毒水が貯留される水槽2と、水槽2の一端に形成されて端部が切頭円錐形状に狭まった排出口3と、排出口3の下方に設置された溢水受け槽5と、溢水受け槽5内の溢水を吸引加圧して配管8に送出するポンプ7と、配管8の末端に接続されるとともに、水槽2の断面半円形部分内側に軸方向適間隔に配置されて噴射方向が略接線方向である複数の噴射ノズル12と、噴射ノズル12にそれぞれ接続されて吐出圧を調整する吐出圧調整弁11とを備え、吐出圧調整弁11を操作して排出口3に最も遠い噴射ノズル12の吐出圧を最高にして排出口に近づくにつれて噴射ノズル12の吐出圧を順に低くする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液槽中の浮遊物の移動制御装置およびカット野菜の殺菌装置に関し、詳しくは水槽等の中に浮遊しているカット野菜等の浮遊物をジェット水流により移動させる制御装置およびカット野菜の殺菌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、野菜等を炭酸水により殺菌する装置として、特許文献1に記載の「高濃度炭酸水による洗浄方法及び洗浄装置」がある。これは野菜等の被洗浄物をバケットに入れて搬送コンベアにより搬送しながら炭酸水に浸漬して殺菌する装置である。
【特許文献1】特開2004−24926号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した装置は、被洗浄物を搬送する装置として、バケット、搬送コンベアの他に駆動モータ等が必要であり、機構が複雑で部品点数が多い。そのため、装置のイニシャルコストが大きくなるとともに、その修理、保守のためのランニングコストも必要となり、洗浄・殺菌のコストが高くなるという問題があり、もっと安価に処理できる装置の出現が望まれていた。そこで、本発明は、構造が簡単で、ランニングコストも僅かである、液槽中の浮遊物の移動制御装置およびカット野菜の殺菌装置を提案することを目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の液槽中の浮遊物の移動制御装置は、少なくとも下半分が断面半円形であるとともに該断面半円形部分の直径よりも軸方向が長い液槽と、該液槽の一端に形成されて端部が切頭円錐形状に狭まった排出口と、該排出口の下方に設置された溢水受け槽と、該溢水受け槽内の溢水を吸引加圧して配管に送出するポンプと、前記配管の末端に接続されるとともに、前記液槽の断面半円形部分内側に軸方向適間隔に配置されて噴射方向が略接線方向である複数の噴射ノズルと、該噴射ノズルにそれぞれ接続されて吐出圧を調整する吐出圧調整弁とを備え、前記液槽内に浮遊している浮遊物を前記排出口から排出させたい場合は前記吐出圧調整弁を操作して排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くして浮遊物を前記排出口から排出させることを可能にし、前記液槽内に浮遊している浮遊物を液槽内に滞留させたい場合は前記吐出圧調整弁を操作して排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口に近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くして浮遊物が前記排出口から遠ざかるようにしたことを特徴とする。
【0005】
ここで、前記吐出圧調整弁は電磁比例弁であって、浮遊物を前記排出口から排出させる場合は排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるように前記電磁比例弁を作動させる第1の制御手段と、浮遊物を液槽内に滞留させる場合は排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口へ近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるように前記電磁比例弁を作動させる第2の制御手段とを備えることも可能である。なお、前記排出口の部分に排出された浮遊物を搬出するためのベルトコンベアを設けることが好ましい。
【0006】
また、本発明のカット野菜の殺菌装置は、少なくとも下半分が断面半円形であるとともに該断面半円形部分の直径よりも軸方向が長く形成されて内部にカット野菜と消毒水が貯留される水槽と、該水槽の一端に形成されて端部が切頭円錐形状に狭まった排出口と、該排出口の下方に設置された溢水受け槽と、該溢水受け槽内の溢水を吸引加圧して配管に送出するポンプと、前記配管の末端に接続されるとともに、前記水槽の断面半円形部分内側に軸方向適間隔に配置されて噴射方向が略接線方向である複数の噴射ノズルと、該噴射ノズルにそれぞれ接続されて吐出圧を調整する吐出圧調整弁とを備え、前記水槽内に浮遊しているカット野菜を前記排出口から排出させたい場合は前記吐出圧調整弁を操作して排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くしてカット野菜を前記排出口から排出させることを可能にし、前記水槽内に浮遊しているカット野菜を水槽内に滞留させたい場合は前記吐出圧調整弁を操作して排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口に近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くしてカット野菜が前記排出口から遠ざかるようにしたことを特徴とする。
【0007】
ここで、前記吐出圧調整弁は電磁比例弁であって、カット野菜を前記排出口から排出させる場合は排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるように前記電磁比例弁を作動させる第1の制御手段と、カット野菜を水槽内に滞留させる場合は排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口へ近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるように前記電磁比例弁を作動させる第2の制御手段とを備えたことも可能である。なお、前記排出口の部分に排出されたカット野菜を搬出するためのベルトコンベアを設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
以上述べたように本発明によれば、水槽内のカット野菜等の浮遊物は、ベルヌーイの定理から噴射ノズルの噴射水流に吸引されてその水流の循環に沿って流れて循環する。このとき噴射ノズルが複数並行に設置されていると、吐出圧の低い噴射ノズルから高い噴射ノズルに順に吸引されて移動するため、水槽からカット野菜等の浮遊物を排出する場合は、排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるようにすることで、カット野菜等の浮遊物が排出口の方向へ移動していき排出口から排出される。水槽内にカット野菜等の浮遊物を滞留させる場合は排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口へ近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるようにすることで、カット野菜等の浮遊物は排出口から遠ざかるように移動して水槽内に留まる。
【0009】
このように、本発明では、極めて簡単な構造で、水槽内に浮遊するカット野菜等の浮遊物の移動を制御することが可能となり、カット野菜の殺菌装置を安価に提供することが可能となるとともに、そのランニングコストも安価にすることもできる。さらに、故障の発生が極めて少なくなる利点もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の液槽中の浮遊物の移動制御装置、詳しくは、カット野菜の殺菌装置の実施形態を示す正面図であり、図2は図1の平面図であり、図3は図1の右側面図であり、図4は配管系統図である。これらの図において、1は装置本体を支えるフレームであり、上端となる側面の一部が切除された円筒形の水槽2を支えている。図1および図2において、水槽2の左端は閉塞され、右端は上部が切除された切頭円錐形状に形成され、その狭まった先端部に排出口3が形成されている。この水槽2には、消毒用の炭酸水等が貯留される。
【0011】
排出口3の下方には、ベルトコンベア4が設置されており、排出口3から排出されたカット野菜等を斜め右上方へ搬出する。排出口3の下方であって、ベルトコンベア4の下端の周囲には、溢水槽5が設置されている。溢水槽5の下部側面には吸引配管6が接続されている。吸引配管6の他端にはポンプ7に接続されている。ポンプ7の吐出側には、水槽と平行に配置されたマニホルド8に接続されている。
【0012】
マニホルド8からは8系統に分岐されて、それぞれ手動の開閉弁9と電磁比例弁11を経た後、噴射ノズル12に接続されている。噴射ノズル12は、図3に示されるように、断面略円筒形状の水槽2の側面に接線方向斜め下向きに接続されていて、水槽2の軸方向に等間隔で配置されている。図3において、13は水槽2の底部に接続された排水管であり、途中に排水コック14が接続されている。
【0013】
次に、このように構成された装置の動作について説明する。ここでは、カット野菜の殺菌装置として使用する場合について説明する。先ず、水槽2および溢水槽5には、消毒用の炭酸水等が所定量満たされた状態で、水槽2内にレタスやキャベツ等を所定の大きさに裁断したカット野菜が所定量投入される。次に、電源が投入されると、ポンプ7が作動する。ポンプ7は溢水槽5内の炭酸水等を吸引して加圧し、マニホルド8に送り出す。加圧された炭酸水等は、マニホルド8から8系統に分岐されて、開閉弁9a〜9hと電磁比例弁11a〜11hを経た後、噴射ノズル12a〜12hに送られて水槽2内へ噴射される。
【0014】
ここで、噴射ノズル12a〜12hから噴射された炭酸水等は、図3において、水槽2内を時計回りの渦を形成する。同時に、噴射された炭酸水等により、水槽2の水位は上昇して、排出口3のレベルを超えた分は、溢水として排出口3から排出される。このときカット野菜が溢水と一緒に流失しては、所定の時間、炭酸水等に浸漬して消毒する目的から外れてしまう。そこで、本発明では、噴射ノズル12a〜12hの吐出圧を調整することで、カット野菜が溢水と一緒に流失しないようにした。
【0015】
すなわち、図4に示されるように、電磁比例弁11a〜11hの開度をそれぞれ調整して、カット野菜を水槽2内に滞留させる場合は、排出口3から最も遠い位置の噴射ノズル12aに接続されている電磁比例弁11aの吐出圧を最も高くし、排出口3へ近づくにつれて吐出圧を順に低くしていく。なお、図4では、図の上部が排出口3から最も遠い位置であり、図の下部が排出口3から最も近い位置である。これら電磁比例弁11a〜11hの開度の制御は、図示しない制御装置からの制御信号により行われる。
【0016】
その結果、排出口3に最も近い、最も弱い吐出圧の噴射ノズル12hによって発生する水流に沿って流れているカット野菜は、その水流の上手に設置されている噴射ノズル12gによる水流の勢いがより強いため、ベルヌーイの定理に従い、強い水流側に吸引されていく。ここで、噴射ノズル12gによる水流に沿って流れ始めたカット野菜は、さらに、その水流の上手に設置されている噴射ノズル12fによる水流の勢いが強いため、その強い水流側に吸引されていく。
【0017】
このようにして、カット野菜について着目すると、カット野菜は、炭酸水等の全体の流れに反して、排出口3側から上流側へ移動していくことになり、カット野菜は水槽2内に滞留する。つまり、炭酸水等は、水槽2、溢水槽5、ポンプ7、噴射ノズル12と循環しているが、カット野菜は、その循環に逆らい水槽2内に留まる。この状態で、所定時間を経過するとカット野菜は殺菌される。殺菌が終了したら、ベルトコンベア4を作動させると同時に、電磁比例弁11a〜11hの開度パターンを反転して、排出口3から最も遠い位置の噴射ノズル12aに接続されている電磁比例弁11aの吐出圧を最も低くし、排出口3へ近づくにつれて吐出圧を順に高くしていく。
【0018】
すると、水流中のカット野菜は、強い水流側に吸引されていき、カット野菜は炭酸水等の循環の流れとともに、排出口3を通過して、ベルトコンベア4上に落下して、炭酸水等のみが溢水槽5に落下していく。ここで、ベルトコンベア4を起動させておけば、カット野菜は、順に、ベルトコンベア4により搬出される。全てのカット野菜が排出されたら、再び、排出口3から最も遠い位置の噴射ノズル12aに接続されている電磁比例弁11aの吐出圧を最も高くし、排出口3へ近づくにつれて吐出圧を順に低くして、次に消毒するカット野菜を水槽2内に投入して、次のカット野菜の殺菌処理を開始する。
【0019】
なお、カット野菜を水槽2内に滞留させる場合は、排出口3から最も遠い位置の噴射ノズル12aに接続されている電磁比例弁11aの吐出圧を最も高くし、排出口3へ近づくにつれて吐出圧を順に低くしていくが、この状態で吐出圧の勾配を調整して、勾配を少なくしていくと、カット野菜が水流により水槽2内を循環しながら、そのカット野菜の大きさや比重に応じて、水槽2の軸方向に分別される。その結果、カット野菜の中の特に大きいカットや、または細かいカットのもの、枯れ葉等の軽いもの等を、分別された中から掬い取ることも可能となる。
【0020】
次に、噴射ノズル12a〜12hの吐出圧の制御の別な実施形態について説明する。図5は、その制御の別な実施形態を示す配管系統図である。図における溢水槽5、吸引配管6、ポンプ7までと、噴射ノズル12a〜12hについては、図4と共通である。異なるところは、ポンプ7の吐出を2系統に分岐して、それぞれオン・オフ制御の電磁弁15,16を介して、マニホルド17,18に接続し、マニホルド17,18からそれぞれ手動の開閉弁19a〜19h,20a〜20hを介して、噴射ノズル12a〜12hに接続したものである。
【0021】
この場合は、ポンプ7の吐出が2系統に分離され、その一方の電磁弁15、マニホルド17側を、カット野菜を滞留させる場合に使用するものとして、手動の開閉弁19a〜19hの開度を調整し、図示されるような圧力分布とする。また、他方の電磁弁16、マニホルド18側は、カット野菜を排出させる場合に使用するものとして、手動の開閉弁20a〜20hの開度を調整し、図示されるような圧力分布とする。この実施形態では、最初に、手動により開閉弁19a〜19hおよび開閉弁20a〜20hの開度を調整しておけば、電磁弁15,16のオン・オフを相互に切り換えだけで、滞留と排出を切り換えることが可能となり、電磁比例弁を使用しない構成であるため、その分安価となる。なお、電磁弁15,16は1個の三方弁に置き換えることも可能である。
【0022】
なお、上述した実施形態では、カット野菜の殺菌装置について説明したが、その他の用途として、果物、芋類の洗浄および濯ぎ装置、工業製品の薬液浸漬処理装置、比重差による分別処理装置、その他使用液を噴射ノズルから噴射しても可能なもの全てにおける液槽中の浮遊物の移動制御装置に利用可能である。浮遊物は、その比重が液の比重に近い場合に制御が容易であるが、多少比重が違う場合でも、ジェット水流で強い勢いで押し流すため制御が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明は、カット野菜の殺菌装置以外に、その他の用途として、芋類の洗浄および濯ぎ装置、工業製品の薬液浸漬処理装置、比重差による分別処理装置、その他使用液を噴射ノズルから噴射しても可能なもの全てにおける液槽中の浮遊物の移動制御装置に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明のカット野菜の殺菌装置の実施形態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】同じく本発明のカット野菜の殺菌装置の実施形態の配管系統図である。
【図5】他の実施形態における配管系統図である。
【符号の説明】
【0025】
1 フレーム
2 水槽
3 排出口
4 ベルトコンベア
5 溢水槽
6 吸引配管
7 ポンプ
8 マニホルド
9 開閉弁
9a〜9h 開閉弁
11 電磁比例弁
11a〜11h 電磁比例弁
12 噴射ノズル
12a〜12h 噴射ノズル
13 排水管
14 排水コック
15,16 電磁弁
17,18 マニホルド
19a〜19h,20a〜20h 手動の開閉弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも下半分が上部の欠落した断面半円形であるとともに該断面半円形部分の直径よりも軸方向が長い液槽と、
該液槽の一端に形成されて端部が切頭円錐形状に狭まった排出口と、
該排出口の下方に設置された溢水受け槽と、
該溢水受け槽内の溢水を吸引加圧して配管に送出するポンプと、
前記配管の末端に接続されるとともに、前記液槽の断面半円形部分内側に軸方向適間隔に配置されて噴射方向が略接線方向である複数の噴射ノズルと、
該噴射ノズルの手前にそれぞれ接続されて吐出圧を調整する吐出圧調整弁と、
を備え、
前記液槽内に浮遊している浮遊物を前記排出口から排出させたい場合は前記吐出圧調整弁を操作して排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くして浮遊物を前記排出口から排出させ、前記液槽内に浮遊している浮遊物を液槽内に滞留させたい場合は前記吐出圧調整弁を操作して排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口に近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くして浮遊物が前記排出口から遠ざかるようにしたことを特徴とする液槽中の浮遊物の移動制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の液槽中の浮遊物の移動制御装置において、
前記吐出圧調整弁は電磁比例弁であって、浮遊物を前記排出口から排出させる場合に排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるように前記電磁比例弁を作動させる第1の制御手段と、浮遊物を液槽内に滞留させる場合に排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口へ近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるように前記電磁比例弁を作動させる第2の制御手段とを備えたことを特徴とする液槽中の浮遊物の移動制御装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の液槽中の浮遊物の移動制御装置において、
前記排出口の部分に排出された浮遊物を搬出するためのベルトコンベアを設けたことを特徴とする液槽中の浮遊物の移動制御装置。
【請求項4】
少なくとも下半分が上部の欠落した断面半円形であるとともに該断面半円形部分の直径よりも軸方向が長く形成されて内部にカット野菜と消毒水が貯留される水槽と、
該水槽の一端に形成されて端部が切頭円錐形状に狭まった排出口と、
該排出口の下方に設置された溢水受け槽と、
該溢水受け槽内の溢水を吸引加圧して配管に送出するポンプと、
前記配管の末端に接続されるとともに、前記水槽の断面半円形部分内側に軸方向適間隔に配置されて噴射方向が略接線方向である複数の噴射ノズルと、
該噴射ノズルの手前にそれぞれ接続されて吐出圧を調整する吐出圧調整弁と、
を備え、
前記水槽内に浮遊しているカット野菜を前記排出口から排出させたい場合は前記吐出圧調整弁を操作して排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くしてカット野菜を前記排出口から排出させ、前記水槽内に浮遊しているカット野菜を水槽内に滞留させたい場合は前記吐出圧調整弁を操作して排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口に近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くしてカット野菜が前記排出口から遠ざかるようにしたことを特徴とするカット野菜の殺菌装置。
【請求項5】
請求項4に記載のカット野菜の殺菌装置において、
前記吐出圧調整弁は電磁比例弁であって、カット野菜を前記排出口から排出させる場合に排出口に最も近い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口から遠ざかるにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるように前記電磁比例弁を作動させる第1の制御手段と、カット野菜を水槽内に滞留させる場合に排出口に最も遠い噴射ノズルの吐出圧を最高にして排出口へ近づくにつれて噴射ノズルの吐出圧を順に低くなるように前記電磁比例弁を作動させる第2の制御手段とを備えたことを特徴とするカット野菜の殺菌装置。
【請求項6】
請求項4または5に記載のカット野菜の殺菌装置において、
前記排出口の部分に排出されたカット野菜を搬出するためのベルトコンベアを設けたことを特徴とするカット野菜の殺菌装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−347674(P2006−347674A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−174505(P2005−174505)
【出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【特許番号】特許第3724749号(P3724749)
【特許公報発行日】平成17年12月7日(2005.12.7)
【出願人】(503070775)株式会社群商 (3)
【Fターム(参考)】