説明

液滴中においてサンプルを処理するためのデバイス、装置、およびそれらを使用する方法

【課題】液滴中において生物学的サンプルおよび/または化学的サンプルを処理する装置および方法を提供する。
【解決手段】デバイス20は、貯水器および固定部材7によって規定される処理区画を備えている。前記処理区画は、液滴と混和せず、かつ液滴の液体よりも低い表面エネルギーである媒体8を収容するようにさらに適応されている。貯水器は、外周壁25および基盤6によって規定されている。固定部材7は、貯水器内に設けられており、少なくとも1つの予め規定されている固定区域2を含むようにパターン形成された表面を備えている。疎水性の媒体8中において、疎水性−疎水性の相互作用または親水性−親水性の相互作用を介して、親水性の区域2上に液滴を固定するほど、区域2の表面エネルギーは、残りの表面の表面エネルギーよりも高い。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
親水性の液体を含んでいる液滴中においてサンプルを処理するためのデバイスであって、
上記デバイスは、外周壁と、固定部材を含んでなる基盤と、を備えており、
上記外周壁および上記基盤は、上記液滴と混和しないように疎水性の媒体を収容するように適応されている貯水器を規定しており、
上記固定部材は、疎水性の区域と複数の親水性の固定区域とを備えた表面を含んでなる、デバイス。
【請求項2】
前記疎水性の区域の表面エネルギーが、最大でも、前記疎水性の媒体の表面エネルギーと同じである、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記外周壁は、疎水性の内壁面を備える、請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記貯水器の前記外周壁は、パーフルオロカーボンポリマー及びヒドロパーフルオロカーボンポリマーの1種又はそれ以上を含む、請求項1〜3の何れか1項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記固定部材が有する前記複数の親水性の固定区域は、前記疎水性の媒体中に浸漬されるように適応されている、請求項1〜4の何れか1項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記固定部材が有する前記疎水性の区域は、前記疎水性の媒体中に浸漬されるように適応されている、請求項1〜5の何れか1項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記疎水性の媒体を含んでいる、請求項1〜6の何れか1項に記載のデバイス。
【請求項8】
前記疎水性の媒体は、液体のパーフルオロカーボンを含んでいる、請求項1〜7の何れか1項に記載のデバイス。
【請求項9】
請求項1〜8の何れか1項に記載のデバイスを提供する工程と、
前記貯水器内に、前記疎水性の媒体を配置する工程と、
前記複数の親水性の固定区域の夫々の上に液滴を配置する工程と、を含む方法。
【請求項10】
前記液滴を配置する工程の前に、前記疎水性の媒体を配置する工程を行う、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
請求項1〜8の何れか1項に記載のデバイスをリンスする方法であって、
上記デバイスは、前記複数の親水性の固定区域の夫々の上に液滴を保持しており、
上記デバイスを傾けて、前記疎水性の媒体を排出する工程と、
上記疎水性の媒体を排出する工程の後に、前記固定部材をリンス用溶液に暴露する工程と、
上記固定部材を上記リンス用溶液に暴露する工程の後に、上記リンス用溶液から上記固定部材を取り去る工程と、を含む方法。
【請求項12】
前記リンス用溶液から前記固定部材を取り去る工程の後に、前記疎水性の媒体を加える工程を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記疎水性の媒体を加える工程の後に、前記複数の親水性の固定区域の上に前記親水性の液体を加える工程を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記疎水性の媒体を排出する工程の後に、前記固定部材上に上記疎水性の媒体の層が残留している、請求項11〜13の何れか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記リンス用溶液が前記疎水性の媒体とは混和せず、前記液滴とは混和する、請求項11〜14の何れか1項に記載の方法。
【請求項16】
請求項1〜8の何れか1項に記載のデバイスをリンスする装置であって、
上記デバイスを受容するように適用された貯水器ホルダーと、
請求項11〜15の何れか1項に記載の方法を開始するように構成されたコントローラと、を含む装置。
【請求項17】
前記貯水器ホルダーは、前記デバイスを回転させるように構成されている、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記貯水器ホルダーは、前記デバイスを傾けるための軸を有するモーターを備えている、請求項16または17に記載の装置。
【請求項19】
前記デバイスを攪拌するように構成された攪拌デバイスをさらに備える、請求項16〜18の何れか1項に記載の装置。
【請求項20】
請求項1〜8の何れか1項に記載のデバイスをリンスする方法であって、
請求項16〜19の何れか1項に記載の装置が備える前記貯水器ホルダー内に上記デバイスを配置する工程と、
上記装置を起動して上記デバイスのリンスを行う工程と、を含む方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図4G】
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【図4H】
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【図4I】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25A】
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【図25B】
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【図25C】
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【図26A】
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【図26B】
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【図27】
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【図28A】
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【図28B】
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【図29A】
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【図29B】
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【図29C】
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【図30】
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【図31A】
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【図31B】
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【図31C】
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【図32A】
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【図32B】
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【図32C】
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【公開番号】特開2013−15532(P2013−15532A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−196318(P2012−196318)
【出願日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【分割の表示】特願2009−538373(P2009−538373)の分割
【原出願日】平成19年11月14日(2007.11.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(503231882)エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ (179)
【Fターム(参考)】