説明

減衰装置

【課題】2つの部材間の間隔が狭くとも設置可能な減衰装置を提供する。
【解決手段】2つの部材間に介装されて振動を減衰する減衰装置であって、液体が収容されて、所定方向に伸縮して内容積が変化し、前記所定方向における両端の一方ずつが前記2つの部材に固定された液体収容部材と、前記液体収容部材と連通する連通流路にて繋がって前記液体を受給する液体受給部材と、を備え、前記連通流路は、前記液体収容部材から前記所定方向と交差する方向に沿って設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの部材間に介装されて振動を減衰する減衰装置に関する。
【背景技術】
【0002】
2つの部材間に介装されて振動を減衰する減衰装置としては、オイルが充填されたシリンダー内を移動するピストンロッドを備えたオイルダンパーが知られている。このようなオイルダンパーはピストンロッドがシリンダーから突出して相対移動するので、介装される2つの部材間には、オイルが充填されているシリンダーの長さと突出するピストンロッドの長さを含めた距離が確保されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のようなシリンダーとピストンロッドとを備えたオイルダンパーを用いる場合には、2つの部材間の間隔を適宜確保することにより、設置スペースや建物の敷地が必要以上に大きくなるという課題がある。
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、2つの部材間の間隔が狭くとも設置可能な減衰装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
かかる目的を達成するために本発明の減衰装置は、2つの部材間に介装されて振動を減衰する減衰装置であって、液体が収容されて、所定方向に伸縮して内容積が変化し、前記所定方向における両端の一方ずつが前記2つの部材に固定された液体収容部材と、前記液体収容部材と連通する連通流路にて繋がって前記液体を受給する液体受給部材と、を備え、前記連通流路は、前記液体収容部材から前記所定方向と交差する方向に沿って設けられていることを特徴とする減衰装置である。
このような減衰装置によれば、2つの部材間に介装されて液体が収容された液体収容部材が伸縮して内容積が変化する際に、液体が連通流路を通って液体受給部材に流出又は液体受給部材から流入され、振動エネルギーが吸収されるダンパーとして機能する。このとき、連通流路が伸縮方向と交差する方向に沿って設けられているので、伸縮方向、すなわち2つの部材の間隔に影響しない方向に液体が移動される。このため、本減衰装置は液体収容部材の伸縮方向に液体を移動させるスペースを必要としないので、減衰装置の伸縮方向のサイズを小さくすることが可能である。よって、2つの部材間の間隔が狭くとも設置可能な減衰装置を提供することが可能である。
【0005】
かかる減衰装置であって、前記液体受給部材は、蓄圧器であることが望ましい。
蓄圧器は、内部に気体が充填された容器を有し、容器内に液体が流入されると内部の気体が圧縮されることにより高圧となり、容器内の液体が流出されると気体が膨張されて減圧される。このため、蓄圧器である液体受給部材と液体収容部材とが連通流路にて繋がった減衰装置によれば、2つの部材の相対変位に伴う液体収容部材の内容積の変化による圧力の変化を利用して、液体収容部材から液体受給部材へ、または、液体受給部材から液体収容部材へ、液体を円滑に流入させることが可能である。
【0006】
かかる減衰装置であって、前記液体受給部材は、前記液体収容部材の外周部を覆う弾性変形可能な弾性部材を用いて前記液体収容部材の外側に形成されていることが望ましい。
このような減衰装置によれば、2つの部材の相対変位により、液体収容部材の内容積が変化して液体収容部材内に流入又は液体収容部材内から流出する液体を、弾性部材の膨張又は収縮により、伸縮方向に影響しない液体収容部材の外周部より外側の領域に流出させることが可能である。
【0007】
かかる減衰装置であって、前記弾性部材は、前記液体収容部材より剛性が低いことが望ましい。
このような減衰装置によれば、伸縮方向と交差する方向には伸縮しにくい液体収容部材にて減衰性能を確保しつつ、液体収容部材の外側に設けられた剛性が低い弾性部材により
液体受給部材内の液体に圧力を作用させながら液体収容部材に対し液体を受給することが可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る減衰装置によれば、2つの部材間の間隔が狭くとも設置可能な減衰装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1実施形態の減衰装置が設置された状態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態の減衰装置においてオイル収容体が圧縮された状態を示す正面図である。
【図3】第1実施形態の減衰装置においてオイル収容体が伸長された状態を示す正面図である。
【図4】第1実施形態において建物と基礎との間にて上下方向に相対変位が生じた状態を示す正面図である。
【図5】第2実施形態の減衰装置においてオイル収容体が圧縮された状態を示す正面図である。
【図6】第2実施形態の減衰装置においてオイル収容体が伸長された状態を示す正面図である。
【図7】第2実施形態において建物と基礎との間にて上下方向に相対変位が生じた状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる減衰装置が設置された状態を示す断面図である。
本実施形態の減衰装置10は、図1に示すように、例えば、地上に建てられた建物12と、基礎14との間に介在されている。具体的には、地面を掘り下げてピット状に形成された基礎14は、底部14aと、底部14aの周縁部にて鉛直に立ち上がった擁壁部14bとを有している。建物12は、基礎14の底部14aに積層ゴム16を介して支持されており、建物12の基部12aと擁壁部14bとの間には減衰装置10が介在されている。また、減衰装置10が設置される部位では、建物12の基部12aと擁壁部14bとがほぼ平行をなして対面するように形成されている。
【0011】
減衰装置10は、所謂オイルダンパーであって、液体としてのオイルが収容され、所定方向に伸縮して内容積が変化し、前記所定方向における両端の一方ずつが建物12の基部12aと擁壁部14bとに固定された液体収容部材としてのオイル収容体20と、オイル収容体20と連通する連通流路28にて繋がってオイルを受給する液体受給部材としてのオイル受給体30とを備えている。
【0012】
オイル収容体20は、伸縮性を有する、所謂、蛇腹状をなす筒状体21と、筒状体21の両端部に水密に取り付けられて筒状体21を閉塞する一対の閉塞部材22と、を有している。
【0013】
対をなす閉塞部材22は、互いに対向する側が、筒状体21の伸縮方向に凹部23を有しており、建物12の基部12a又は擁壁部14bと対向する側にそれぞれフランジ24が、設けられている。すなわち、閉塞部材22は、筒状体21の端部と接合された部位がリング状をなすリング部22aと、各閉塞部材22における伸縮方向の端部に設けられた円盤状をなす閉塞板部22bとを有している。そして、閉塞板部22bの直径は、リング部22aの外周より大きく形成されており、リング部22aの内側と閉塞板部22bとにより凹部23が形成されており、閉塞板部22bに形成されたリング部22aより拡径された部位がフランジ24をなしている。
【0014】
リング部22aには、凹部23の外周側に、凹部23を取り囲むようにオイルが収容される環状収容部22cが設けられている。筒状体21と凹部23とは繋がった1つの空間を形成しており、凹部23と環状収容部22cとは、隔壁22dにて分割されており、凹部23と環状収容部22cとは、隔壁22dに設けられ、リング部22aの直径方向に連通する連通流路28にて連通されている。すなわち、連通流路28は、オイル収容体20から、オイル収容体20の伸縮方向と交差する方向に沿って設けられている。ここで連通流路28は、円周方向において1カ所に設けられていても、また、複数箇所に設けられていてもよい。
【0015】
オイル受給体30は、蓄圧器(アキュムレータ)である。このオイル受給体30は、オイルを収容する容器31を有し、この容器31はオイル収容体20に設けられた環状収容部22cとチューブ29にて連通されている。
【0016】
容器31内には、伸縮可能な袋状の空気室32が設けられており、容器31内は気体としての空気が充填された空気室32を有し空気室32の外側にオイルが充填されている。容器31内にオイルが流入する際には、容器31内に流入するオイルにより空気室32が圧縮され、圧縮された分のオイルが容器31内に流入する。また、チューブ29の先側にてオイルの圧力が低下すると空気室32の圧力に押し出されてオイルが容器31から流出するように構成されている。
【0017】
図2は、第1実施形態の減衰装置においてオイル収容体が圧縮された状態を示す正面図である。図3は、第1実施形態の減衰装置においてオイル収容体が伸長された状態を示す正面図である。
【0018】
第1実施形態の減衰装置10は、例えば地震等により基礎14と建物12とが相対変位した際に、相対変位における伸縮方向の変位により、オイル収容体20が伸縮して振動エネルギーを吸収することにより振動を減衰させる。詳述すると、基礎14と建物12との間にて、互いに近づく方向の相対変位が生じると、オイル収容体20が伸縮方向に圧縮され、図2に示すように、オイル収容体20内のオイルが連通流路28から流出され、チューブ29を通ってオイル受給体30の容器31内に流入される。このとき、オイル収容体20が圧縮されて押し出されるオイルの圧力により、オイルは、連通流路28からチューブ29を通ってオイル受給体30に円滑に流入される。そして、オイル収容体20内のオイルが連通流路28を通過する際の摩擦によりオイルの移動が抑制されることにより、基礎14と建物12との相対変位が抑制される。
【0019】
その後、基礎14と建物12とが互いに近づく方向の相対変位が収まると、空気室32の空気圧により、容器31からオイルが流出し始めるとともに、基礎14と建物12とが互いに遠ざかる方向に相対変位し始める。このとき、容器31から流出したオイルは、図3に示すように、チューブ29を通って連通流路28からオイル収容体20内に流入する。基礎14と建物12との間にて、互いに遠ざかる方向の相対変位が生じることにより、オイル収容体20内の圧力が低減して、オイルがオイル収容体20内に円滑に流入される。このときも、オイル受給体30内のオイルがチューブ29から連通流路28を通過する際の摩擦によりオイルの移動が抑制されることにより、基礎14と建物12との相対変位が抑制される。このように、オイル収容体20の圧縮及び伸長が繰り返されることにより、基礎14と建物12との相対変位が抑制され振動が減衰される。
【0020】
第1実施形態の減衰装置10によれば、連通流路28が伸縮方向と交差する方向、すなわち、リング部22aの直径方向に沿って設けられているので、伸縮方向となる基礎14と建物12との間隔に影響しない方向にオイルが移動される。このため、オイルを移動させるスペースをオイル収容体20の伸縮方向に必要としないので、減衰装置10の伸縮方向のサイズを小さくすることが可能である。よって、基礎14と建物12との間の間隔が狭くとも設置可能な減衰装置10を提供することが可能である。
【0021】
また、オイル受給体30が、内部に空気が充填された空気室32を容器31内に有しているので、容器31内にオイルが流入されると内部の空気室32が圧縮されることにより高圧となり、容器31内のオイルが流出されると空気室32が膨張されて減圧される。このため、蓄圧器であるオイル受給体30とオイル収容体20とが連通流路28にて繋がった減衰装置10によれば、基礎14と建物12との相対変位に伴うオイル収容体20の内容積の変化による圧力変化を利用して、オイル収容体20からオイル受給体30へ、または、オイル受給体30からオイル収容体20へ、オイルを円滑に流入させることが可能である。
【0022】
図5は、第2実施形態の減衰装置においてオイル収容体が圧縮された状態を示す正面図である。図6は、第2実施形態の減衰装置においてオイル収容体が伸長された状態を示す正面図である。図7は、第2実施形態において建物と基礎との間にて上下方向に相対変位が生じた状態を示す正面図である。
【0023】
第2実施形態の減衰装置50は、図5に示すように、オイル受給体30として蓄圧器(アキュムレータ)を備えていない。以下、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の部位及び部材については同符号を付して説明を省略する。
【0024】
減衰装置50は、第1実施形態と同じ筒状体21を備え、筒状体21の伸縮方向における両端部は、閉塞部材52が水密に設けられてオイル収容体53が形成されている。
【0025】
閉塞部材52は、筒状体21の直径より大きな直径を有する、ほぼ円盤状の部材であり、対をなす閉塞部材52は、互いに対向する側に突出された2つのリング部をそれぞれ有している。各閉塞部材52に設けられた2つのリング部は、同心状に形成され内側に位置する内リング部54と外側に位置する外リング部55とで構成されている。
【0026】
内リング部54には、筒状体21の端部が水密に取り付けられており、外リング部55には、筒状体21の外周部を覆う弾性変形可能な弾性部材でなり、蛇腹状をなす弾性筒状体56が水密に取り付けられている。ここで、弾性筒状体56は、筒状体21より剛性が低い部材にて構成されている。
【0027】
内リング部54には、筒状体21の伸縮方向と交差する方向となる、内リング部54の直径方向に沿って連通流路28設けられている。すなわち、筒状体21と対をなす閉塞部材52にてオイル収容体53が形成されており、オイル収容体53の外側に、筒状体21、弾性筒状体56、及び、対をなす閉塞部材52の内リング部54と外リング部55との間の部位にて液体受給部材としてのオイル受給体60が構成されている。ここで、オイル受給体60は、弾性筒状体56がオイル収容体53の外側にて内リング部54に水密に取り付けられて形成されていても良い。
【0028】
第2実施形態の減衰装置50は、例えば地震等により基礎14と建物12とが相対変位した際に、相対変位における伸縮方向の変位により、オイル収容体53が伸縮して振動エネルギーを吸収することにより振動を減衰させる。詳述すると、基礎14と建物12との間にて、互いに近づく方向の相対変位が生じると、オイル収容体53とオイル受給体60とが伸縮方向に圧縮され、図5に示すように、弾性部材でなる弾性筒状体56が直径方向に膨張して弾性変形しつつオイル収容体53内のオイルが連通流路28より流出されてオイル受給体60内に流入される。このとき、オイル収容体53内のオイルが連通流路28を通過する際の摩擦によりオイルの移動が抑制されることにより、基礎14と建物12との相対変位が抑制される。
【0029】
そして、基礎14と建物12とが互いに近づく方向の相対変位が収まると、その後、基礎14と建物12とが互いに遠ざかる方向の相対変位が生じ始めるとともに、弾性筒状体56の弾性による圧力により、オイル受給体60からオイルが流出し始める。オイル受給体60から流出したオイルは、図6に示すように、連通流路28からオイル収容体53内に流入する。このとき、オイル受給体60内のオイルがチューブ29から連通流路28を通過する際の摩擦によりオイルの移動が抑制されることにより、基礎14と建物12との相対変位が抑制される。このように、オイル収容体53の圧縮及び伸長が繰り返されることにより、基礎14と建物12との相対変位が抑制され振動が減衰される。
【0030】
第2実施形態の減衰装置50によれば、連通流路28が伸縮方向と交差する方向、すなわち、内リング部54の直径方向に沿って設けられているので、伸縮方向となる基礎14と建物12との間隔に影響しない方向にオイルが移動される。このため、オイルを移動させるスペースをオイル収容体53の伸縮方向に必要としないので、減衰装置50の伸縮方向のサイズを小さくすることが可能である。よって、基礎14と建物12との間の間隔が狭くとも設置可能な減衰装置50を提供することが可能である。
【0031】
また、基礎14と建物12との相対変位により、オイル収容体53の内容積が変化してオイル収容体53内に流入又はオイル収容体53内から流出するオイルを、伸縮方向に影響しないオイル収容体53の外周部より外側に設けた弾性筒状体56内に収容するので、簡単な構成にて安価な減衰装置50を提供することが可能である。このとき、弾性筒状体56は、オイル収容体53の筒状体21より剛性が低いので、伸縮方向と交差する方向には伸縮しにくい筒状体21にて減衰性能を確保しつつ、オイル収容体53の外側に設けられた剛性が低い弾性筒状体56により、オイル受給体60内のオイルをオイル収容体53に対し受給することが可能である。
【0032】
ところで、地震等による相対変位は、オイル収容体20、53の伸縮方向に限らず、上下方向や、水平方向におけるオイル収容体20、53の伸縮方向と交差する方向にも生じるが、上記筒状体21及び弾性筒状体56は、蛇腹状をなしているので、図4及び図7に示すように、伸縮方向以外の方向であっても、容易に追従して変形することが可能である。このため、例えばシリンダーとピストンとを備えたオイルダンパーのように、オイルダンパーと基礎14及び建物12との接合部に剪断変形を共用させるためのジョイントを必要としないので、基礎14の擁壁部14bと建物12の基部12aとの間隔を狭くできるとともに、施工が容易で安価な減衰装置50を提供することが可能である。
【0033】
上記実施形態においては、液体としてオイルを用いた例について説明したが、粘性流体や磁性流体を用いるなど、所定方向に伸縮して振動エネルギーを吸収することができれば構わない。
【0034】
また、減衰装置10、50を基礎と建物との間に介在させた例について説明したが、これに限る物ではなく、例えば、基台と展示台などの間に介在させても構わない。
【0035】
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0036】
10 減衰装置、12 建物、12a 基部、
14 基礎、14a 底部、14b 擁壁部、
16 積層ゴム、20 オイル収容体、21 筒状体、
22 閉塞部材、22a リング部、22b 閉塞板部、22c 環状収容部、
23 凹部、24 フランジ、28 連通流路、29 チューブ、
30 オイル受給体、31 容器、32 空気室、50 減衰装置、
52 閉塞部材、53 オイル収容体、54 内リング部
55 外リング部、56 弾性筒状体、60 オイル受給体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの部材間に介装されて振動を減衰する減衰装置であって、
液体が収容されて、所定方向に伸縮して内容積が変化し、前記所定方向における両端の一方ずつが前記2つの部材に固定された液体収容部材と、
前記液体収容部材と連通する連通流路にて繋がって前記液体を受給する液体受給部材と、
を備え、
前記連通流路は、前記液体収容部材から前記所定方向と交差する方向に沿って設けられていることを特徴とする減衰装置。
【請求項2】
請求項1に記載の減衰装置であって、
前記液体受給部材は、蓄圧器であることを特徴とする減衰装置。
【請求項3】
請求項1に記載の減衰装置であって、
前記液体受給部材は、前記液体収容部材の外周部を覆う弾性変形可能な弾性部材を用いて前記液体収容部材の外側に形成されていることを特徴とする減衰装置。
【請求項4】
請求項3に記載の減衰装置であって、
前記弾性部材は、前記液体収容部材より剛性が低いことを特徴とする減衰装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−94709(P2011−94709A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−249360(P2009−249360)
【出願日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【出願人】(307041573)三菱FBRシステムズ株式会社 (13)
【Fターム(参考)】