説明

渡環型ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン

本発明は、一般式(I)による渡環型ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン化合物またはその薬学的に許容され得る塩に関する。該化合物は不妊の処置に使用され得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

(式中、
R1は、フェニル、(2−5C)ヘテロアリール、(3−6C)シクロアルキル、(1−6C)アルキル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルもしくは(2−5C)ヘテロシクロアルケニル(各々は、1つ以上の(1−3C)アルキルもしくはハロゲンで置換されていてもよい)であるか;または
R1は、ハロゲンであり;
R2は、Hまたは(1−4C)アルキルであり;
R3は、ヒドロキシル、(1−3C)アルコキシ;(1−3C)アルキルチオまたは(1−4C)アルキルであり;
R4は、(1−5C)ヘテロアリール、(2−5C)ヘテロシクロアルキルもしくは(2−5C)ヘテロシクロアルケニル(各々は、1つ以上のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、(1−3C)アルコキシもしくは(1−6C)アルキルで置換されていてもよく、該アルキル基は、1つ以上のヒドロキシもしくはフッ素で置換されていてもよい)であるか;または
R4は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボン酸もしくはN−ヒドロキシ−イミドアミドであるか;または
R4は、(1−6C)アルキル、(2−6C)アルケニル、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルチオ、(1−6C)アルキルOC(O)(1−6C)アルキル(各々は、1つ以上のヒドロキシ、オキソ、シアノもしくはフッ素で置換されていてもよい)であるか;または
R4は、−NH(CO)R6、−NHSO2R6、−NHR6、−C(O)N(R7)R8、−C(O)OR6、−S(O)R6もしくは−SO2R6であり;
R5は、Hまたはハロゲンであり;
R6は、(1−6C)アルキル、(2−6C)アルケニルまたは(2−5C)ヘテロアリール(各々は、1つ以上の(1−3C)アルキル、(1−3C)アルコキシ、ヒドロキシもしくはハロゲンで置換されていてもよい)であるか;または
R6は、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ(1−4C)アルキル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノC(O)(1−4C)アルキルもしくは(2−5C)ヘテロシクロアルキル(1−4C)アルキルであり、該ヘテロシクロアルキル基は、1つ以上の(1−4C)アルキル、オキソ、ヒドロキシ、フッ素もしくは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ(1−4C)アルキルで置換されていてもよく;
Yは結合であるか、Yは(CHであるか、またはYはX(CHであり、ここで、Yの(CHまたは(CH基の水素原子の1個以上は、(1−3C)アルキル、フッ素またはヒドロキシで置換されていてもよく;
Xは、O、SまたはNR9であり;
R7は、Hであるか、または1つ以上のヒドロキシル基で置換されていてもよい(1−6C)アルキルであり;
R8は、H、または(1−6C)アルキル、(1−6C)アルケニル(alkenlyl)もしくは(2−5C)ヘテロアリール(各々は、1つ以上の(1−3C)アルキル、(1−3C)アルコキシ、ヒドロキシもしくはハロゲンで置換されていてもよい)であるか;または
R8は、(2−5C)ヘテロシクロアルキル(1−4C)アルキルであり、該ヘテロシクロアルキル基は、(1−4C)アルキルもしくは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ(1−4C)アルキルで置換されていてもよく;または
R7とR8が、相互に連結している窒素と一緒に、ヒドロキシ、(1−6C)アルコキシカルボニルまたは(1−6C)アルキル(該アルキル基は、1つ以上のヒドロキシもしくはフッ素で置換されていてもよい)で置換されていてもよい(2〜5)ヘテロシクロアルキル基を形成していてもよく;
R9は、水素またはR10−カルボニルであり;
R10は、ハロゲンで置換されていてもよい(1−3C)アルキルであり;
nは0〜4であり;
mは2または3である)
による渡環型ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン誘導体またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
R4が、(1−3C)アルキルもしくはハロゲンで置換されていてもよい(1−5C)ヘテロアリールであるか;またはR4が、ニトロ、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルチオ、もしくは−NH(CO)R6である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R5がHである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
R6が(1−3C)アルキルである、請求項1〜3に記載の化合物。
【請求項5】
R3が(1−3C)アルコキシである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
Yが(CHであるか、またはYが、X(CHであり、ここで、Yの(CHまたは(CH基の水素原子の1個以上は、(1−3C)アルキルで置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
Yが(CHである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
YがX(CHである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
R1がチエニルまたはチアゾリルである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
受精能障害の処置における使用のための請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項11】
請求項1〜9いずれかに記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩、および1種類以上の薬学的に許容され得る賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項12】
さらに、少なくとも1種類のさらなる治療活性薬剤を含む、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項13】
治療における使用のための請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
受精能障害の処置のための医薬の製造のための請求項1〜9のいずれかに記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩の使用。


【公表番号】特表2013−500307(P2013−500307A)
【公表日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−522143(P2012−522143)
【出願日】平成22年7月27日(2010.7.27)
【国際出願番号】PCT/EP2010/060847
【国際公開番号】WO2011/012600
【国際公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【出願人】(512059936)エム・エス・ディー・オス・ベー・フェー (24)
【Fターム(参考)】