渦巻線香の製造方法及び装置
【課題】 出来上がった状態においてゆるみなく完全な渦巻きとなって見栄えがよく、商品価値を著しく高めることができる。
【解決手段】次の工程からなる。線状の線香生地を所定の長さに切断し且つ該所定の長さに切断した線状の線香生地の中心部を、駆動モータを回転駆動源とし、等速で水平方向に回転する円柱状の巻芯の保持溝内に保持させる工程。巻芯を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させると同時に、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえると共に外周方向から適度の押圧を加える工程。巻き上がった線香生地に保形用キャップを被せる工程。保形用キャップが被さった線香生地を巻芯から外して乾燥させる工程。乾燥した線香生地の中心部における巻芯に保持された部分を切除する工程。
【解決手段】次の工程からなる。線状の線香生地を所定の長さに切断し且つ該所定の長さに切断した線状の線香生地の中心部を、駆動モータを回転駆動源とし、等速で水平方向に回転する円柱状の巻芯の保持溝内に保持させる工程。巻芯を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させると同時に、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえると共に外周方向から適度の押圧を加える工程。巻き上がった線香生地に保形用キャップを被せる工程。保形用キャップが被さった線香生地を巻芯から外して乾燥させる工程。乾燥した線香生地の中心部における巻芯に保持された部分を切除する工程。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は渦巻線香の製造方法及びこれに用いる装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、渦巻線香は二通りの方法で製造されており、一つは円板状の線香生地に切断刃によって渦巻状の切れ目を入れるやり方であり、もう一つは2本の線状の線香生地を1本の巻芯に巻きつけるやり方である。そして本発明は後者の方法に属するものである。そしてまた、後者の方法における従来例は、図21乃至図23に示す通りである。それは、先ず図21に示す如く、円筒状の巻芯100に、反対方向にのばした所定の長さに切断した2本の線状の線香生地101、102の夫々の端部101a、102aを接線方向に押し付けて付着させ、次に、この状態において、図22に示す如く指で円筒状の巻芯100を一方向に回して2本の線香生地101、102を円筒状の巻芯100に同時に巻きつける。そして2本の線香生地101、102が最後まで円筒状の巻芯100に巻きついたら、外周側の夫々の端部101b、102bを内側に押し付けた後、図23に示す如く該円筒状の巻芯100を持ち上げて巻いた線香生地101、102の中心から引き抜くものである。そして、その後線香生地を乾燥させて完成するものである。
【0003】
しかし、斯かる方法による場合には、次の如き問題点がある。
即ち、円筒状の巻芯100は指で回転させるものであるから、ある一定の角度まで回したら必ず回転を一旦止めなければならず、また回転速度も不均一である。このため円筒状の巻芯100への線香生地101、102の巻きつき状態が不揃いになる。よって真円にならない。また、線香生地101、102は巻きつくときに上の面に対する押さえがないから、内周から外周にかけて上面が揃わず、巻きつく途中部分が部分的に上に飛び出して凹凸状態となる。また、線香生地101、102が最後まで巻きついたら、円筒状の巻芯100を持ち上げて巻いた線香生地101、102の中心から引き抜くが、このとき図23に示す如く、線香生地101、102の端部101a、102aも上に引っ張られて持ち上がる。これらのことから出来上がった製品は見栄えが悪く、商品価値が低かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、線香生地を巻きつける巻芯を機械の動力によって等速で回転させると共に、巻芯への線香生地の巻きつけ時において、線香生地の上面の押さえ並びに外周方向からの適度の押圧を加えることにより、線香生地の均一な巻きつけを行うことができ、よって真円になすことができ、且つまた内周から外周にかけて上下のずれを生ずることがなく、更に切断された線香生地の内周側の端部も持ち上がることがなく、もって出来上がった状態においてゆるみなく完全な渦巻きとなって見栄えがよく、商品価値を著しく高めることができるようになした渦巻線香の製造方法及び装置を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
而して、本発明に係る渦巻線香の製造方法は、次の工程からなるものである。
a.線状の線香生地を所定の長さに切断し且つ該所定の長さに切断した線状の線香生地の中心部を、駆動モータを回転駆動源とし、等速で水平方向に回転する円柱状の巻芯の保持溝内に保持させる工程。
b.巻芯を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させると同時に、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえると共に外周方向から適度の押圧を加える工程。
c.巻き上がった線香生地に保形用キャップを被せる工程。
d.保形用キャップが被さった線香生地を巻芯から外して乾燥させる工程。
e.乾燥した線香生地の中心部における巻芯に保持された部分を切除する工程。
【0006】
また、上記方法に用いる本発明に係る渦巻線香の製造装置は、円柱状で且つ上面に線香生地の保持溝を設けてなり、駆動モータを回転駆動源として等速で水平方向に回転すると共に、回転を停止した状態において所定のタイミングで後記テーブルの上面と上端が一致する位置まで下方にずれるようになした巻芯と、円板状で且つ中心部に前記巻芯より若干大径の穴を設け、該穴内に巻芯を位置させた状態において水平に固定したテーブルと、帯状の板からなり、前記テーブルを挟むようにして反対方向に水平に固定した、夫々の上面に長さ方向に沿って線香生地のガイド溝を有する一対のガイドテーブルと、前記巻芯の上方に適宜のストロークで垂直に昇降するように支承し、巻芯を回転させるときに下降させ、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえる円板状の線香生地の上面押さえ板と、前記巻芯を挟むようにして配設し、前記ガイドテーブルに内外方向に回動自在に軸着すると共に、ばねをもって適宜の圧力で内向きに回動するよう附勢した一対の平板状の側方押圧板とからなる巻芯への線香生地の巻きつけ装置と、巻き上がった線香生地に被せて保形する浅い皿形状の保形用キャップと、へら状の受け板と、ダイス穴を有するダイスとポンチからなる乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置とをもって構成するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、線香生地を巻きつける巻芯を機械の動力によって等速で回転させると共に、巻芯への線香生地の巻きつけ時において、線香生地の上面の押さえ並びに外周方向からの適度の押圧を加えることにより、線香生地の均一な巻きつけを行うことができ、よって真円になすことができ、且つまた内周から外周にかけて上下のずれを生ずることがなく、更に切断された線香生地の内周側の端部も持ち上がることがなく、もって出来上がった状態においてゆるみなく完全な渦巻きとなって見栄えがよく、商品価値を著しく高めることができるものである。また、従来にあっては2本の線香生地を夫々円筒状の巻芯に付着させる手間が必要であるが、本発明によれば線香生地を巻芯の保持溝内に嵌め入れるだけですぐに巻きつけ作業を行うことができ、作業能率が大幅に向上する。且つまた、従来にあっては、線香生地の巻芯に付着させた端部が、巻き始めや巻きつけている途中で外れてしまうことがあるが、本発明によればこのようなことが起こる虞がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明を実施するための最良の形態は、線状の線香生地を所定の長さに切断し且つ該所定の長さに切断した線状の線香生地の中心部を、駆動モータを回転駆動源とし、等速で水平方向に回転する円柱状の巻芯の保持溝内に保持させる工程、巻芯を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させると同時に、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえると共に外周方向から適度の押圧を加える工程、巻き上がった線香生地に保形用キャップを被せる工程、保形用キャップが被さった線香生地を巻芯から外して乾燥させる工程、乾燥した線香生地の中心部における巻芯に保持された部分を切除する工程とをもって構成するものである。
【実施例】
【0009】
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明方法に用いる装置における巻芯への線香生地の巻きつけ装置の斜視図、図2は巻芯部分の平面図、図3は巻芯の平面図、図4は巻芯への線香生地の巻きつけ装置の巻きつけ開始時における状態の斜視図、図5は巻芯への線香生地の巻きつけ装置の巻きつけ時における状態の斜視図、図6は線香生地の巻き始め時の状態の巻芯の平面図、図7は線香生地の巻きつけ途中における状態の巻芯の平面図、図8は線香生地が巻き上がった状態の巻芯の平面図、図9は保形用キャップの斜視図、図10は巻き上がった線香生地を巻芯から外す時における状態の斜視図、図11は乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置の切除前の状態の斜視図、図12は乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置の切除中の状態の斜視図、図13は完成した渦巻線香の平面図である。また、図14乃至図20は上記装置による製造工程の説明図である。
【0010】
図中、1は巻芯への線香生地の巻きつけ装置である。2は上記装置1における巻芯である。また、該巻芯2は、円柱状で且つ上面に線香生地の保持溝2aを設けてなり、駆動モータ3を回転駆動源として等速で水平方向に回転すると共に、回転を停止した状態において所定のタイミングで後記テーブルの上面と上端が一致する位置まで下方にずれるようになすものである。また、該巻芯2に設けた保持溝2aは、平面S字形状をなしている。本実施例では、図3に示す如く線香生地の保持溝2aを挟んだ両側部分2A、2Bを、夫々平面勾玉状となし且つこれらを上下を逆にして向き合わせ、更にこれらを線香生地の太さ分軸方向にずらしており、もって線香生地の保持溝2aを平面S字形状となしている。尚、図中Sがずれた分を示す。
【0011】
4は円板状で且つ中心部に前記巻芯2より若干大径の穴4aを設け、該穴4a内に巻芯2を位置させた状態において水平に固定したテーブルである。
【0012】
5、6は帯状の板からなり、前記テーブル4を挟むようにして反対方向に水平に固定した一対のガイドテーブルであり、夫々の上面には長さ方向に沿って線香生地のガイド溝5a、6aを設けている。また、該ガイドテーブル5、6の上面には、前記巻芯2から等しく離れた位置にマーク7、8を設けており、図14に示す如く線香生地の繰り出しロール9から引き出した線状の線香生地の先端をマーク8に合わせ、途中部をマーク7の位置で切断することにより線香生地を所定の長さに切断するものである。
【0013】
10は前記巻芯2の上方に配設した円板状の線香生地の上面押さえ板である。また、該線香生地の上面押さえ板10は、適宜のストロークで垂直に昇降するように支承されており、巻芯2を回転させるときに下降させ、巻芯2に巻きついた線香生地の上面を押さえるものである。尚、該線香生地の上面押さえ板10は、図示はしないが、支持ガイドに沿って垂直方向に移動自在に支承され、上昇位置にあっては磁石の磁力によってその状態を保持し、下降して線香生地の上面を押さえるときには自重によってこれを行うようになしている。
【0014】
11、12は平板状の側方押圧板である。また該側方押圧板11、12は、前記巻芯2を挟むようにして配設し、前記ガイドテーブル5、6に内外方向回動自在に軸着すると共に、ばね(図示せず。)をもって適宜の圧力で内向きに回動するよう附勢されている。また、該側方押圧板11、12は、平面形状が僅かに彎曲している。尚、13、14は回動支点となる支軸である。
【0015】
15は浅い皿形状の保形用キャップであり、巻き上がった線香生地に被せて保形するものである。16はへら状の受け板であり、巻き上がった線香生地を、保形用キャップ15が被った状態で巻芯2からずらして外すものである。17は線状の線香生地である。
【0016】
18は乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置である。また、該切除装置18は、ダイス穴19aを有するダイス19と、該ダイス19上に立設した支持ガイド20に沿って垂直方向に移動自在に支承され、上昇位置にあっては磁石21の磁力によってその状態を保持し、自重によって、或いは手動で下降して乾燥した線香生地の中心部を切除するポンチ22と、中心部にポンチ22の通る穴23aを設けた円盤状の押圧体23とからなるものである。
尚、図13において鎖線で示した部分17aが線香生地17の中心部の切除部分である。
【0017】
次に、上記装置による渦巻線香の製造方法について説明する。
先ず、図14に示す如く、繰り出しロール9に巻かれた線状の線香生地17をテーブル4とガイドテーブル5、6上に引き出す。そして該線香生地17を、その先端をマーク8に合わせると共にその途中部をマーク7の位置にて切断する。そしてまた、このとき線香生地17は、その中心部を巻芯2の保持溝2a内に嵌め入れる(図4)。
【0018】
次に、図15(図5)に示す如く、駆動モータ3を作動させて巻芯2を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させる。また、これと同時に、線香生地の上面押さえ板10を下降させて、巻芯2に巻きついた線香生地17の上面を押さえると共に、側方押圧板11、12によって外周方向から適度の押圧を加える。この状態において線香生地17を巻芯2に巻きつける。
【0019】
線香生地17が巻き上がったら、次に図16に示す如く、駆動モータ3の作動を停止し、同時に、線香生地の上面押さえ板10を上昇させると共に側方押圧板11、12を外方に回動させる。そして、その後図17に示す如く、巻き上がった線香生地17に保形用キャップ15を被せる。尚、保形用キャップ15を被せるときには、図8に示す如く、線香生地17の最外周の端末を内側に押しつけながら行う。
【0020】
次に、図18(図10)に示す如く、巻芯2を、その上端がテーブル4の上面と一致する位置まで下方にずらすと共に、へら状の受け板16をテーブル4の下にあてがい、巻き上がった線香生地17を、保形用キャップ15が被った状態でずらして移動する。そして、その後図19に示す如く、保形用キャップ15を裏返し、段ボール等からなる乾燥板上に並べて乾燥させる。
【0021】
そして、乾燥が終わった線香生地17を保形用キャップ15から取り出し、最後に、図20(図12)に示す如く、ポンチ22を下降させて乾燥した線香生地17の中心部における巻芯2に保持された部分(図13における符号17aの部分)を切除するものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明方法に用いる装置における巻芯への線香生地の巻きつけ装置の斜視図である。
【図2】巻芯とテーブル部分の平面図である。
【図3】巻芯の平面図である。
【図4】巻芯への線香生地の巻きつけ装置の巻きつけ開始時における状態の斜視図である。
【図5】巻芯への線香生地の巻きつけ装置の巻きつけ途中における状態の斜視図である。
【図6】線香生地の巻き始め時の状態の巻芯の平面図である。
【図7】線香生地の巻きつけ途中における状態の巻芯の平面図である。
【図8】線香生地が巻き上がった状態の巻芯の平面図である。
【図9】保形用キャップの斜視図である。
【図10】巻き上がった線香生地を巻芯から外す時における状態の斜視図である。
【図11】乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置の切除前の状態の斜視図である。
【図12】乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置の切除中の状態の斜視図である。
【図13】完成した渦巻線香の平面図である。
【図14】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図15】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図16】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図17】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図18】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図19】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図20】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図21】従来方法の説明図であり、巻芯に線香生地の端部を付着させた状態を示すものである。
【図22】従来方法の説明図であり、巻き始めの状態を示すものである。
【図23】従来方法の説明図であり、巻き上がった状態を示すものである。
【符号の説明】
【0023】
1 巻きつけ装置
2 巻芯
3 駆動モータ
4 テーブル
5、6 ガイドテーブル
10 線香生地の上面押さえ板
11、12 側方押圧板
15 保形用キャップ
16 へら状の受け板
17 線香生地
18 切除装置
19 ダイス
22 ポンチ
23 円盤状の押圧体
【技術分野】
【0001】
本発明は渦巻線香の製造方法及びこれに用いる装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、渦巻線香は二通りの方法で製造されており、一つは円板状の線香生地に切断刃によって渦巻状の切れ目を入れるやり方であり、もう一つは2本の線状の線香生地を1本の巻芯に巻きつけるやり方である。そして本発明は後者の方法に属するものである。そしてまた、後者の方法における従来例は、図21乃至図23に示す通りである。それは、先ず図21に示す如く、円筒状の巻芯100に、反対方向にのばした所定の長さに切断した2本の線状の線香生地101、102の夫々の端部101a、102aを接線方向に押し付けて付着させ、次に、この状態において、図22に示す如く指で円筒状の巻芯100を一方向に回して2本の線香生地101、102を円筒状の巻芯100に同時に巻きつける。そして2本の線香生地101、102が最後まで円筒状の巻芯100に巻きついたら、外周側の夫々の端部101b、102bを内側に押し付けた後、図23に示す如く該円筒状の巻芯100を持ち上げて巻いた線香生地101、102の中心から引き抜くものである。そして、その後線香生地を乾燥させて完成するものである。
【0003】
しかし、斯かる方法による場合には、次の如き問題点がある。
即ち、円筒状の巻芯100は指で回転させるものであるから、ある一定の角度まで回したら必ず回転を一旦止めなければならず、また回転速度も不均一である。このため円筒状の巻芯100への線香生地101、102の巻きつき状態が不揃いになる。よって真円にならない。また、線香生地101、102は巻きつくときに上の面に対する押さえがないから、内周から外周にかけて上面が揃わず、巻きつく途中部分が部分的に上に飛び出して凹凸状態となる。また、線香生地101、102が最後まで巻きついたら、円筒状の巻芯100を持ち上げて巻いた線香生地101、102の中心から引き抜くが、このとき図23に示す如く、線香生地101、102の端部101a、102aも上に引っ張られて持ち上がる。これらのことから出来上がった製品は見栄えが悪く、商品価値が低かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、線香生地を巻きつける巻芯を機械の動力によって等速で回転させると共に、巻芯への線香生地の巻きつけ時において、線香生地の上面の押さえ並びに外周方向からの適度の押圧を加えることにより、線香生地の均一な巻きつけを行うことができ、よって真円になすことができ、且つまた内周から外周にかけて上下のずれを生ずることがなく、更に切断された線香生地の内周側の端部も持ち上がることがなく、もって出来上がった状態においてゆるみなく完全な渦巻きとなって見栄えがよく、商品価値を著しく高めることができるようになした渦巻線香の製造方法及び装置を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
而して、本発明に係る渦巻線香の製造方法は、次の工程からなるものである。
a.線状の線香生地を所定の長さに切断し且つ該所定の長さに切断した線状の線香生地の中心部を、駆動モータを回転駆動源とし、等速で水平方向に回転する円柱状の巻芯の保持溝内に保持させる工程。
b.巻芯を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させると同時に、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえると共に外周方向から適度の押圧を加える工程。
c.巻き上がった線香生地に保形用キャップを被せる工程。
d.保形用キャップが被さった線香生地を巻芯から外して乾燥させる工程。
e.乾燥した線香生地の中心部における巻芯に保持された部分を切除する工程。
【0006】
また、上記方法に用いる本発明に係る渦巻線香の製造装置は、円柱状で且つ上面に線香生地の保持溝を設けてなり、駆動モータを回転駆動源として等速で水平方向に回転すると共に、回転を停止した状態において所定のタイミングで後記テーブルの上面と上端が一致する位置まで下方にずれるようになした巻芯と、円板状で且つ中心部に前記巻芯より若干大径の穴を設け、該穴内に巻芯を位置させた状態において水平に固定したテーブルと、帯状の板からなり、前記テーブルを挟むようにして反対方向に水平に固定した、夫々の上面に長さ方向に沿って線香生地のガイド溝を有する一対のガイドテーブルと、前記巻芯の上方に適宜のストロークで垂直に昇降するように支承し、巻芯を回転させるときに下降させ、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえる円板状の線香生地の上面押さえ板と、前記巻芯を挟むようにして配設し、前記ガイドテーブルに内外方向に回動自在に軸着すると共に、ばねをもって適宜の圧力で内向きに回動するよう附勢した一対の平板状の側方押圧板とからなる巻芯への線香生地の巻きつけ装置と、巻き上がった線香生地に被せて保形する浅い皿形状の保形用キャップと、へら状の受け板と、ダイス穴を有するダイスとポンチからなる乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置とをもって構成するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、線香生地を巻きつける巻芯を機械の動力によって等速で回転させると共に、巻芯への線香生地の巻きつけ時において、線香生地の上面の押さえ並びに外周方向からの適度の押圧を加えることにより、線香生地の均一な巻きつけを行うことができ、よって真円になすことができ、且つまた内周から外周にかけて上下のずれを生ずることがなく、更に切断された線香生地の内周側の端部も持ち上がることがなく、もって出来上がった状態においてゆるみなく完全な渦巻きとなって見栄えがよく、商品価値を著しく高めることができるものである。また、従来にあっては2本の線香生地を夫々円筒状の巻芯に付着させる手間が必要であるが、本発明によれば線香生地を巻芯の保持溝内に嵌め入れるだけですぐに巻きつけ作業を行うことができ、作業能率が大幅に向上する。且つまた、従来にあっては、線香生地の巻芯に付着させた端部が、巻き始めや巻きつけている途中で外れてしまうことがあるが、本発明によればこのようなことが起こる虞がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明を実施するための最良の形態は、線状の線香生地を所定の長さに切断し且つ該所定の長さに切断した線状の線香生地の中心部を、駆動モータを回転駆動源とし、等速で水平方向に回転する円柱状の巻芯の保持溝内に保持させる工程、巻芯を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させると同時に、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえると共に外周方向から適度の押圧を加える工程、巻き上がった線香生地に保形用キャップを被せる工程、保形用キャップが被さった線香生地を巻芯から外して乾燥させる工程、乾燥した線香生地の中心部における巻芯に保持された部分を切除する工程とをもって構成するものである。
【実施例】
【0009】
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明方法に用いる装置における巻芯への線香生地の巻きつけ装置の斜視図、図2は巻芯部分の平面図、図3は巻芯の平面図、図4は巻芯への線香生地の巻きつけ装置の巻きつけ開始時における状態の斜視図、図5は巻芯への線香生地の巻きつけ装置の巻きつけ時における状態の斜視図、図6は線香生地の巻き始め時の状態の巻芯の平面図、図7は線香生地の巻きつけ途中における状態の巻芯の平面図、図8は線香生地が巻き上がった状態の巻芯の平面図、図9は保形用キャップの斜視図、図10は巻き上がった線香生地を巻芯から外す時における状態の斜視図、図11は乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置の切除前の状態の斜視図、図12は乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置の切除中の状態の斜視図、図13は完成した渦巻線香の平面図である。また、図14乃至図20は上記装置による製造工程の説明図である。
【0010】
図中、1は巻芯への線香生地の巻きつけ装置である。2は上記装置1における巻芯である。また、該巻芯2は、円柱状で且つ上面に線香生地の保持溝2aを設けてなり、駆動モータ3を回転駆動源として等速で水平方向に回転すると共に、回転を停止した状態において所定のタイミングで後記テーブルの上面と上端が一致する位置まで下方にずれるようになすものである。また、該巻芯2に設けた保持溝2aは、平面S字形状をなしている。本実施例では、図3に示す如く線香生地の保持溝2aを挟んだ両側部分2A、2Bを、夫々平面勾玉状となし且つこれらを上下を逆にして向き合わせ、更にこれらを線香生地の太さ分軸方向にずらしており、もって線香生地の保持溝2aを平面S字形状となしている。尚、図中Sがずれた分を示す。
【0011】
4は円板状で且つ中心部に前記巻芯2より若干大径の穴4aを設け、該穴4a内に巻芯2を位置させた状態において水平に固定したテーブルである。
【0012】
5、6は帯状の板からなり、前記テーブル4を挟むようにして反対方向に水平に固定した一対のガイドテーブルであり、夫々の上面には長さ方向に沿って線香生地のガイド溝5a、6aを設けている。また、該ガイドテーブル5、6の上面には、前記巻芯2から等しく離れた位置にマーク7、8を設けており、図14に示す如く線香生地の繰り出しロール9から引き出した線状の線香生地の先端をマーク8に合わせ、途中部をマーク7の位置で切断することにより線香生地を所定の長さに切断するものである。
【0013】
10は前記巻芯2の上方に配設した円板状の線香生地の上面押さえ板である。また、該線香生地の上面押さえ板10は、適宜のストロークで垂直に昇降するように支承されており、巻芯2を回転させるときに下降させ、巻芯2に巻きついた線香生地の上面を押さえるものである。尚、該線香生地の上面押さえ板10は、図示はしないが、支持ガイドに沿って垂直方向に移動自在に支承され、上昇位置にあっては磁石の磁力によってその状態を保持し、下降して線香生地の上面を押さえるときには自重によってこれを行うようになしている。
【0014】
11、12は平板状の側方押圧板である。また該側方押圧板11、12は、前記巻芯2を挟むようにして配設し、前記ガイドテーブル5、6に内外方向回動自在に軸着すると共に、ばね(図示せず。)をもって適宜の圧力で内向きに回動するよう附勢されている。また、該側方押圧板11、12は、平面形状が僅かに彎曲している。尚、13、14は回動支点となる支軸である。
【0015】
15は浅い皿形状の保形用キャップであり、巻き上がった線香生地に被せて保形するものである。16はへら状の受け板であり、巻き上がった線香生地を、保形用キャップ15が被った状態で巻芯2からずらして外すものである。17は線状の線香生地である。
【0016】
18は乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置である。また、該切除装置18は、ダイス穴19aを有するダイス19と、該ダイス19上に立設した支持ガイド20に沿って垂直方向に移動自在に支承され、上昇位置にあっては磁石21の磁力によってその状態を保持し、自重によって、或いは手動で下降して乾燥した線香生地の中心部を切除するポンチ22と、中心部にポンチ22の通る穴23aを設けた円盤状の押圧体23とからなるものである。
尚、図13において鎖線で示した部分17aが線香生地17の中心部の切除部分である。
【0017】
次に、上記装置による渦巻線香の製造方法について説明する。
先ず、図14に示す如く、繰り出しロール9に巻かれた線状の線香生地17をテーブル4とガイドテーブル5、6上に引き出す。そして該線香生地17を、その先端をマーク8に合わせると共にその途中部をマーク7の位置にて切断する。そしてまた、このとき線香生地17は、その中心部を巻芯2の保持溝2a内に嵌め入れる(図4)。
【0018】
次に、図15(図5)に示す如く、駆動モータ3を作動させて巻芯2を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させる。また、これと同時に、線香生地の上面押さえ板10を下降させて、巻芯2に巻きついた線香生地17の上面を押さえると共に、側方押圧板11、12によって外周方向から適度の押圧を加える。この状態において線香生地17を巻芯2に巻きつける。
【0019】
線香生地17が巻き上がったら、次に図16に示す如く、駆動モータ3の作動を停止し、同時に、線香生地の上面押さえ板10を上昇させると共に側方押圧板11、12を外方に回動させる。そして、その後図17に示す如く、巻き上がった線香生地17に保形用キャップ15を被せる。尚、保形用キャップ15を被せるときには、図8に示す如く、線香生地17の最外周の端末を内側に押しつけながら行う。
【0020】
次に、図18(図10)に示す如く、巻芯2を、その上端がテーブル4の上面と一致する位置まで下方にずらすと共に、へら状の受け板16をテーブル4の下にあてがい、巻き上がった線香生地17を、保形用キャップ15が被った状態でずらして移動する。そして、その後図19に示す如く、保形用キャップ15を裏返し、段ボール等からなる乾燥板上に並べて乾燥させる。
【0021】
そして、乾燥が終わった線香生地17を保形用キャップ15から取り出し、最後に、図20(図12)に示す如く、ポンチ22を下降させて乾燥した線香生地17の中心部における巻芯2に保持された部分(図13における符号17aの部分)を切除するものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明方法に用いる装置における巻芯への線香生地の巻きつけ装置の斜視図である。
【図2】巻芯とテーブル部分の平面図である。
【図3】巻芯の平面図である。
【図4】巻芯への線香生地の巻きつけ装置の巻きつけ開始時における状態の斜視図である。
【図5】巻芯への線香生地の巻きつけ装置の巻きつけ途中における状態の斜視図である。
【図6】線香生地の巻き始め時の状態の巻芯の平面図である。
【図7】線香生地の巻きつけ途中における状態の巻芯の平面図である。
【図8】線香生地が巻き上がった状態の巻芯の平面図である。
【図9】保形用キャップの斜視図である。
【図10】巻き上がった線香生地を巻芯から外す時における状態の斜視図である。
【図11】乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置の切除前の状態の斜視図である。
【図12】乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置の切除中の状態の斜視図である。
【図13】完成した渦巻線香の平面図である。
【図14】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図15】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図16】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図17】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図18】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図19】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図20】本発明に用いる装置による製造工程の説明図である。
【図21】従来方法の説明図であり、巻芯に線香生地の端部を付着させた状態を示すものである。
【図22】従来方法の説明図であり、巻き始めの状態を示すものである。
【図23】従来方法の説明図であり、巻き上がった状態を示すものである。
【符号の説明】
【0023】
1 巻きつけ装置
2 巻芯
3 駆動モータ
4 テーブル
5、6 ガイドテーブル
10 線香生地の上面押さえ板
11、12 側方押圧板
15 保形用キャップ
16 へら状の受け板
17 線香生地
18 切除装置
19 ダイス
22 ポンチ
23 円盤状の押圧体
【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の工程からなることを特徴とする渦巻線香の製造方法。
a.線状の線香生地を所定の長さに切断し且つ該所定の長さに切断した線状の線香生地の中心部を、駆動モータを回転駆動源とし、等速で水平方向に回転する円柱状の巻芯の保持溝内に保持させる工程。
b.巻芯を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させると同時に、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえると共に外周方向から適度の押圧を加える工程。
c.巻き上がった線香生地に保形用キャップを被せる工程。
d.保形用キャップが被さった線香生地を巻芯から外して乾燥させる工程。
e.乾燥した線香生地の中心部における巻芯に保持された部分を切除する工程。
【請求項2】
巻芯が、線香生地の保持溝を挟んだ両側部分を、夫々平面勾玉状となし且つこれらを上下を逆にして向き合わせ、更にこれらを線香生地の太さ分軸方向にずらし、もって線香生地の保持溝を平面S字形状としてなる巻芯である請求項1記載の渦巻線香の製造方法。
【請求項3】
円柱状で且つ上面に線香生地の保持溝を設けてなり、駆動モータを回転駆動源として等速で水平方向に回転すると共に、回転を停止した状態において所定のタイミングで後記テーブルの上面と上端が一致する位置まで下方にずれるようになした巻芯と、円板状で且つ中心部に前記巻芯より若干大径の穴を設け、該穴内に巻芯を位置させた状態において水平に固定したテーブルと、帯状の板からなり、前記テーブルを挟むようにして反対方向に水平に固定した、夫々の上面に長さ方向に沿って線香生地のガイド溝を有する一対のガイドテーブルと、前記巻芯の上方に適宜のストロークで垂直に昇降するように支承し、巻芯を回転させるときに下降させ、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえる円板状の線香生地の上面押さえ板と、前記巻芯を挟むようにして配設し、前記ガイドテーブルに内外方向に回動自在に軸着すると共に、ばねをもって適宜の圧力で内向きに回動するよう附勢した一対の平板状の側方押圧板とからなる巻芯への線香生地の巻きつけ装置と、巻き上がった線香生地に被せて保形する浅い皿形状の保形用キャップと、へら状の受け板と、ダイス穴を有するダイスとポンチからなる乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置とをもって構成する渦巻線香の製造方法に用いる装置。
【請求項4】
巻芯が、線香生地の保持溝を挟んだ両側部分を、夫々平面勾玉状となし且つこれらを上下を逆にして向き合わせ、更にこれらを線香生地の太さ分軸方向にずらし、もって線香生地の保持溝を平面S字形状としてなる巻芯である請求項3記載の渦巻線香の製造方法に用いる装置。
【請求項1】
次の工程からなることを特徴とする渦巻線香の製造方法。
a.線状の線香生地を所定の長さに切断し且つ該所定の長さに切断した線状の線香生地の中心部を、駆動モータを回転駆動源とし、等速で水平方向に回転する円柱状の巻芯の保持溝内に保持させる工程。
b.巻芯を水平方向に所定の速度をもって等速で回転させると同時に、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえると共に外周方向から適度の押圧を加える工程。
c.巻き上がった線香生地に保形用キャップを被せる工程。
d.保形用キャップが被さった線香生地を巻芯から外して乾燥させる工程。
e.乾燥した線香生地の中心部における巻芯に保持された部分を切除する工程。
【請求項2】
巻芯が、線香生地の保持溝を挟んだ両側部分を、夫々平面勾玉状となし且つこれらを上下を逆にして向き合わせ、更にこれらを線香生地の太さ分軸方向にずらし、もって線香生地の保持溝を平面S字形状としてなる巻芯である請求項1記載の渦巻線香の製造方法。
【請求項3】
円柱状で且つ上面に線香生地の保持溝を設けてなり、駆動モータを回転駆動源として等速で水平方向に回転すると共に、回転を停止した状態において所定のタイミングで後記テーブルの上面と上端が一致する位置まで下方にずれるようになした巻芯と、円板状で且つ中心部に前記巻芯より若干大径の穴を設け、該穴内に巻芯を位置させた状態において水平に固定したテーブルと、帯状の板からなり、前記テーブルを挟むようにして反対方向に水平に固定した、夫々の上面に長さ方向に沿って線香生地のガイド溝を有する一対のガイドテーブルと、前記巻芯の上方に適宜のストロークで垂直に昇降するように支承し、巻芯を回転させるときに下降させ、巻芯に巻きついた線香生地の上面を押さえる円板状の線香生地の上面押さえ板と、前記巻芯を挟むようにして配設し、前記ガイドテーブルに内外方向に回動自在に軸着すると共に、ばねをもって適宜の圧力で内向きに回動するよう附勢した一対の平板状の側方押圧板とからなる巻芯への線香生地の巻きつけ装置と、巻き上がった線香生地に被せて保形する浅い皿形状の保形用キャップと、へら状の受け板と、ダイス穴を有するダイスとポンチからなる乾燥後の線香生地の中心部における巻芯に保持された部分の切除装置とをもって構成する渦巻線香の製造方法に用いる装置。
【請求項4】
巻芯が、線香生地の保持溝を挟んだ両側部分を、夫々平面勾玉状となし且つこれらを上下を逆にして向き合わせ、更にこれらを線香生地の太さ分軸方向にずらし、もって線香生地の保持溝を平面S字形状としてなる巻芯である請求項3記載の渦巻線香の製造方法に用いる装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2007−99712(P2007−99712A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−293226(P2005−293226)
【出願日】平成17年10月6日(2005.10.6)
【出願人】(591094343)株式会社日本香堂 (4)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月6日(2005.10.6)
【出願人】(591094343)株式会社日本香堂 (4)
【Fターム(参考)】
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