説明

温泉効果を得ることのできる飲料及び飲料提供方法

【課題】にんにく茶を、お湯で好みの濃度に希釈する。そこに適量(好みの塩分量)の還元塩を添加して軽くかき混ぜることにより簡単に温泉効果を得ることができる飲料及びその提供方法を提供する。
【解決手段】イオウの含まれた食材を加熱処理するか、にんにく茶に還元塩を入れる等の還元作用を施す事で、より吸収の良いにんにく茶やイオウ成分を味わいながら還元されたミネラルを同時に吸収出来る。その効果として体温上昇効果を体内から味わう温泉浴であり、イオウ系温泉等に行かずに何処でも安価に味わえる方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イオウの含まれた野菜、例えばにんにく、ネギ、ニラ等々を利用して、それに還元材を加えて飲む事により、温泉浴と同じ効果の発汗作用を再現する、即ち飲む温泉効果を得る方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
にんにく、ネギ、ニラ等々の野菜は、イオウを含む化合物であり、それを飲食する事によって体温上昇効果等は知られる所である。中でもにんにくを焙煎し飲めるように工夫をしたサプラテクノ社製の商品を利用すれば、より簡単に効果が表れる。
【0003】
身体を温める作用に温泉が良く知られますが、温泉地まで行かなくても温泉の素なども数多く販売されている。それらは天然の湯の華であったり、科学的に合成された薬剤を使用するものなどもある。効果の程はよく分からないものも多く、もともとお風呂自体の温浴効果だけなのかも知れない。
【0004】
また昨今は低体温症が叫ばれ、唐辛子等のカプサイシンや生姜等も体温上昇効果が人気になってはおりますが一時的作用であったり、また辛いものが苦手な人には向かないものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
温泉に行くには旅行を兼ねてなら良いですが、効果的な温泉が近くにあるとは限らず、また唐辛子では辛過ぎたり、生姜では持続性に欠ける事と効果自体も少ない。そこでイオウ化合物であるにんにく、ネギ、ニラ等々を焙煎してお茶にし、それに還元材を加えて飲む。その際、既に商品化されているサプラテクノ社製のにんにく茶を利用すればより簡単に出来る。例えば、既に焙煎されているサプラテクノ社製のにんにく茶を、飲む前に還元材を入れて飲む事で吸収性を増し発汗作用を得る飲み方が出来る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の温泉効果を得ることのできる飲料は、にんにく、ネギ、ニラ、海藻等のイオウを含む食材に還元材を加えた温泉効果を得ることのできる飲料である。
【0007】
また、本発明の飲料を提供する方法は、にんにく、ネギ、ニラ、海藻等のイオウを含む食材を飲食する際に、焙煎等の酸化加工をしたのちに還元材により還元作用を施して摂取するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
にんにくをはじめネギ類野菜の含有するイオウは、硫酸還元によって硫化水素に変化する。そしてチオール(メルカプタン)あるいはスルホ基としてタンパク質に取り込まれる。そして硫酸塩は活性型のイオウになり、その結果体温を上昇させたり、ジスルフィド結合によりデトックス効果や様々な作用を発揮する。よく知られる所では血管拡張作用や血小板の凝集を抑制したり、流れの良い血液また血管を維持する効果も期待できる。
【0009】
温浴効果は体温の上昇に期待できる事で、古くからよく知られている。体温の低下は免疫力も低下する。最近では低体温症による様々な現象なども発表され書籍で販売されるほどであり、体温を上昇させる事が飲むだけで簡単に日常的に出来る事は低体温の様々な悪い事が解消できるのである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を具体的に実施する際には、サプラテクノ社製にんにく茶に還元塩を入れる。又は還元素材や還元水その物、また水素水等を入れる事でもよい。さらに、イオウを含む食材、にんにく、ネギ、ニラ、海藻等々を焙煎等の酸化加工をしたのちに飲食する際に還元塩や還元作用の施しをする事でもよい。
【0011】
本発明は、飲料や飲料の提供方法だけではなく、広く応用が可能なものである。例えば、還元状態にあるお湯や浴槽等ににんにく茶を入れる等により、温泉浴とする事も可能である。
【0012】
具体的には、販売されているサプラテクノ社製のにんにく茶を、お湯150mlの量に対してにんにく茶の原液を2,5ml或いはその前後や好みの希釈で作り、そこに還元力の高い塩を適量入れるだけである。
【0013】
還元力の高い塩とは過去に熱せられた状態で、長時間無酸素状態で存在している塩。例えば地殻変動時に、マグマに熱せられて海水が固まった様な岩塩等。また最近では高温で焼いた塩等もミネラルが豊富であり効果的である。
【0014】
また還元塩以外では、マグネシウムや活性カルシウム、またその他還元性の高い鉱物や、電気分解等の作用でも効果は考えられる。但し飲むものであり、美味しさも兼ねるミネラルの豊富な塩が最適である。
【0015】
例えばサプラテクノ社製のにんにく茶をお湯で希釈する。希釈目安は150mlのお湯に対して2,5mlの原液を入れて通常のにんにく茶状態を作る。そこにおよそ0.5g程度の還元塩を入れて軽くかき混ぜる。するとそのにんにく茶は還元材されて硫化水素臭が漂い、味は美味しくそのままでもスープとして飲む事が出来る。飲む場合に臭いが気になる人は長ネギを刻んで入れたり生姜を少し入れる事で臭いは消えて美味しく飲める。その状態で、およそ1〜2杯飲むと発汗作用が始まり、その持続は長く続くが、その後にお風呂に入ると更に長時間はポカポカ状態を維持する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
にんにく、ネギ、ニラ、海藻等のイオウを含む食材に還元材を加えた温泉効果を得ることのできる飲料。
【請求項2】
にんにく、ネギ、ニラ、海藻等のイオウを含む食材を飲食する際に、焙煎等の酸化加工をしたのちに還元材により還元作用を施して摂取するようにしたことを特徴とする飲料を提供する方法。

【公開番号】特開2013−70641(P2013−70641A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−210656(P2011−210656)
【出願日】平成23年9月27日(2011.9.27)
【出願人】(507117278)
【出願人】(507390114)
【Fターム(参考)】