説明

測定システム

【課題】クライアント側で常にWebページを介して測定値を収集し、測定値送信時のメール送信条件等を改良した測定システムを提供する。
【解決手段】測定器による測定値を、通信回線を介してクライアント側に送信可能とし、かつ測定器と通信回線との間に接続されたインターフェースサーバを有する測定システムである。インターフェースサーバ50は、測定値を含む情報を電子メールとして作成する電子メール作成手段54と、前記情報をHTMLデータに変換してWebページ上に公開するWebサーバ手段55と、パソコン40との間の通信及び各手段54,55の動作を制御する中央制御手段51とを備える。中央制御手段51は、測定値受信時にWebサーバ手段55によりHTML変換等を行わせてパソコン40からHTMLデータを閲覧可能とし、所定領域に属する測定値を受信すると電子メール作成手段54を動作させてパソコン40にメール送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種測定器による測定値を、通信回線に接続されたクライアントコンピュータにより受信可能とした測定システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の測定システムとしては、例えば特許文献1に記載された計測器情報送信装置が知られている。
この従来技術は、計測器からの送信情報をインターネット経由でクライアントマシンに送信する計測器情報送信装置であって、計測器からの送信情報を転送する通信手段と、この通信手段からの情報を一または複数の通信モジュールに転送するメッセージ送信手段と、このメッセージ送信手段からの情報を異なる通信プロトコルでクライアントマシンに送信する複数の通信モジュールと、を備えたものである。ここで、前記通信モジュールは、例えば電子メール送信手段、HTML(HyperText Markup Language)生成手段、Webサーバ手段等により構成されている。
【0003】
【特許文献1】特開2003−188922号公報([0016]〜[0042],図1、図2等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された従来技術では、計測器からの送信情報(計測値)をクライアントマシンに送信する場合に、電子メールによって送信するかHTMLデータによって送信するかを択一的に決定するものである。このため、クライアント側では電子メールまたはWebページの何れか一方でしか計測値を受信することができず、使い勝手が悪いという問題があった。
また、特許文献1に記載された従来技術は、もっぱら複数の通信モジュールをコンポーネント化してメッセージ送信手段に登録する点に主眼をおいており、電子メールの送信条件等については何ら開示されていない。
更にまた、インターフェースサーバと称される従来の測定システム用の通信装置では、もっぱら通信回線側の通信プロトコル(TCP/IP等)と測定器側の通信プロトコル(RS−232C等)とを相互に変換することを主たる機能としており、インターフェースサーバの外部に接続されるRS−232C対応の測定器に対しては、クライアント側に処理用のアプリケーションを導入し、その中で測定値と設定条件との比較、及び電子メールの送信等を行う必要があった。
【0005】
そこで本発明の解決課題は、クライアント側で常にWebページを介して測定値を収集可能にすると共にアプリケーション等の導入の負担を軽減し、更に、クライアント側へ測定値を送信する際の電子メールの送信条件等を改良した測定システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、測定器による測定値を、通信回線を介してクライアントコンピュータに送信可能とした測定システムであって、測定器と通信回線との間でインターフェースとして機能する通信制御手段を備えた測定システムにおいて、
前記通信制御手段は、測定値を含む情報を電子メールとして作成する電子メール作成手段と、測定値を含む情報を所定言語データに変換してWebページ上に公開するWebサーバ手段と、前記クライアントコンピュータとの間の通信を制御する共に前記電子メール作成手段及びWebサーバ手段の動作を制御する中央制御手段と、を備え、
前記中央制御手段は、
測定値を受信するたびに前記Webサーバ手段を動作させて前記所定言語データへの変換処理及びWebページ上への公開処理を行わせ、前記クライアントコンピュータにおけるブラウザの動作により前記所定言語データを閲覧可能にすると共に、
測定値のうち所定領域に属する測定値を受信するたびに前記電子メール作成手段を動作させ、作成した電子メールを前記クライアントコンピュータに送信するものである。
【0007】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した測定システムにおいて、
前記中央制御手段は、
測定値がしきい値と最大値及び最小値によって区分される領域に属する場合に前記電子メール作成手段を動作させ、作成した電子メールを前記クライアントコンピュータに送信するものである。
【0008】
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した測定システムにおいて、
更に、前記測定器からの出力値を所望の値に変換して前記中央制御手段に送る変換部を備えたものである。
【0009】
請求項4に記載した発明は、請求項3に記載した測定システムにおいて、
前記中央制御手段は、
前記測定器からの接点入力信号のオン・オフ及び断線に対応する前記変換部の出力値が所定の領域に属する場合に前記電子メール作成手段を動作させ、作成した電子メールを前記クライアントコンピュータに送信するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、測定値が所定領域に属する場合にはクライアントコンピュータが電子メールを受信できるほか、測定値が所定領域に属しない場合でもWebページを介して収集することができるため、使い勝手の良い測定システムを実現することができる。
また、接点入力信号のオン・オフだけでなくケーブルの断線情報も電子メールによって取得可能であるから、保守点検に便利な測定システムを提供することが可能である。
更に、本発明では、インターフェースサーバを構成する中央制御手段が測定器に対してコマンドを直接送信することにより、測定器からの測定値を判断して電子メール送信等の処理を実行できるので、クライアントコンピュータに処理用のアプリケーションやソフトウェアを導入するといった煩雑な工程をなくすことができ、クライアント側の負担を軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態の概略的な構成を示すブロック図である。
図1において、10はイーサネット(登録商標)等からなるLAN(ローカルエリアネットワーク)を構成する通信回線であり、有線回線、無線回線の何れであっても良い。
通信回線10には、HUB21を介して通信制御手段としてのインターフェースサーバ50が接続されており、このインターフェースサーバ50には各種のプロセス等を測定対象とする測定器60が接続されている。61は測定器60に接続されたセンサである。
【0012】
インターフェースサーバ50は、通信回線10と測定器60との間のインターフェースとして機能するほか、測定器60がセンサ61により収集した測定値(例えば電流値)を含む電子メールの作成、HTMLデータの作成、WebページへのHTMLデータの公開等を行うものである。
このインターフェースサーバ50は、上記の各処理を実行するために各部を全体的に制御するための中央制御手段51と、通信回線10側の通信プロトコル(TCP/IP等)と測定器60側の通信プロトコル(RS-232C等)とを相互に変換するための通信インターフェース52,53と、測定値が予め設定した領域に属する場合に電子メールを作成する電子メール作成手段54と、測定値その他の情報をHTMLデータに変換してWebページ上に公開するWebサーバ手段55とを備えている。なお、測定値その他の情報を変換する言語としては、XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)等を用いても良い。
【0013】
一方、通信回線10には、HUB22を介してクライアントコンピュータとしてのパソコン40が接続されている。このパソコン40は、少なくとも電子メール機能とブラウザ機能とを備えている。
【0014】
次に、この実施形態の動作を、図2、図3を参照しつつ説明する。
まず、図2は、インターフェースサーバ50内の中央制御手段51に予め設定されている測定値の帰属領域を示している。中央制御手段51では、測定器60から収集した測定値、及び中央制御手段51に予め登録してある種々の情報を電子メールとして送信するメールサーバ機能を持っているが、測定値が、図2における最小値、最大値、低レベルしきい値TL及び高レベルしきい値TLによって区分される三つの領域、すなわち低レベル領域(L)、中間レベル領域(M)、高レベル領域(H)のうちの何れかに属する場合に限り、電子メール作成手段54に電子メールを作成させ、この電子メールをパソコン40に送信する。
【0015】
この場合、測定値が、中央制御手段51により予め設定した特定の一または複数の領域(例えば中間レベル領域(M)のみ、あるいは低レベル領域(L)または中間レベル領域(M)など)に含まれる場合に電子メールを作成し、送信するようにしても良いし、測定値が低レベル領域(L)、中間レベル領域(M)、高レベル領域(H)のうちの何れかに属する場合には常に電子メールを作成、送信するようにしても良い。また、しきい値の数、言い換えればしきい値によって区分される領域の数は、上記の例に何ら限定されるものではない。
【0016】
なお、最小値、最大値、低レベルしきい値TL及び高レベルしきい値TLは任意に設定可能であり、測定対象の特性や測定器60の測定レンジに応じて設定すれば良い。この場合、測定値が妥当である領域が中間レベル領域(M)となるように低レベルしきい値TL及び高レベルしきい値TLを設定し、測定値とその帰属領域を電子メールによる送信情報に含めることにより、測定値が妥当であるか、あるいは異常である(低レベル領域(L)または高レベル領域(H)に属する)かをクライアント側に知らせることができる。
また、送信される電子メールには、測定値及び前記領域のほか、測定日時、電子メール送信日時、インターフェースサーバ50や測定器60の名称等の情報が含まれる。ここで、中央制御手段51には、前記パソコン40のメールアドレスを始めとして複数のメールアドレスを予め登録可能である。
【0017】
このように、測定値が所定領域に含まれる場合に自動的に電子メールを作成して送信することにより、パソコン40側では、測定値及びその帰属領域を認識することができ、プロセス等の状態を適切なタイミングで正確に把握することができる。
【0018】
更に、中央制御手段51では、電子メールの送信の有無にかかわらず、Webサーバ手段55により測定値等の情報をHTMLデータに変換し、このHTMLデータをWebページ上に公開させるようになっている。
すなわち、測定値が予め設定した領域に属する場合には電子メールとほぼ同様の情報を含むHTMLデータを作成し、測定値が予め設定した領域に含まれない場合には電子メールを作成せずに、その測定値や、測定値が当該領域に含まれない旨の情報のほか、測定日時、インターフェースサーバ50や測定器60の名称等を含む情報をHTMLデータに変換してWebページ上に公開する。
【0019】
従って、パソコン40側でブラウザを起動することにより、測定値が設定された領域に属する場合には電子メールとほぼ同じ内容の情報を確認できると共に、それ以外の場合には、測定値が所定の領域を逸脱していることを認識可能であるから、必要に応じて測定対象のプロセスやセンサ61、測定器60の保守点検等を行うことができる。
【0020】
ここで、図3は上述した一連の動作を示すフローチャートであり、中央制御手段51が所定周期で測定器60にコマンドを送信し(ステップS1)、測定器60から測定値を受信する(S2)。なお、測定日時等のデータは、中央制御手段51に予め登録されている。言い換えれば、中央制御手段51は予め登録された所定周期ごとの日時に測定器60にコマンドを送って測定を行わせ、その測定値を収集するように構成されている。
【0021】
次に、測定値が図2に示した領域の何れに属するかを判断し(S3)、予め設定された領域に合致する場合には(S3YES)、前述したごとく電子メール作成手段54を起動して電子メールを作成し、パソコン40のメールアドレスに送信する(S4)。また、測定値が当該領域に合致しない場合には(S3NO)、電子メールを作成せずに以後の処理に移行する。
なお、電子メールは、インターフェースサーバ50の電源投入時、電子メール機能を有効化、無効化した時にも作成され、送信される。
【0022】
電子メール送信時または非送信時の何れの場合も、Webサーバ手段55により所定の情報をHTMLデータに変換し(S5)、その後、このHTMLデータをWebページ上に公開する(S6)。従って、パソコン40のブラウザを起動してインターフェースサーバ50(Webサーバ手段55)のIPアドレスを入力することにより、上記HTMLデータを確認することが可能である。
【0023】
図4は、パソコン40のディスプレイに表示されたWebページ上の一部のHTMLデータを示しており、測定値が中間レベル領域(M)に属する場合のものである。なお、この場合には、予め電子メールも作成されてパソコン40に送信されることになる。
図4において、aはインターフェースサーバ50に固有の名称、bは測定日時、cは測定値(電流値)、dは測定値が属する領域(図示例では中間レベル領域)、eはWebページへのアップロード日時である。
図4の例では、Webサーバ手段55が最新の測定値を公開している場合を示しているが、必要に応じて測定値の経時的な変化をトレンドデータとして作成し、公開しても良い。
【0024】
上記のように本実施形態では、パソコン40に少なくともブラウザの動作環境があれば測定値を収集可能であり、種々のソフトウェアを備えておく必要がないため、コストの負担も少なくて済むという利点がある。
【0025】
次に、図5は、本発明の第2実施形態の概略的な構成を示すブロック図である。
この実施形態では、インターフェースサーバ50Aが、測定器60Aからの出力値を所望の値に変換する変換部56を備えている。この変換部56は、測定器60Aから受信した電流値、電圧値、抵抗値、接点出力値等の測定値が、インターフェースサーバ50Aの通信プロトコル、例えばRS−232Cに対応していない場合にその変換を行う機能を備えており、これによって種々の形態、レベルの測定値を所定の通信プロトコルに変換して収集可能としている。
特に、測定器60Aから接点信号が得られる場合には、図5に示すような構成を採用することにより、接点入力に電子メール送信機能を連繋させることが可能である。
【0026】
図6は、インターフェースサーバ50A内の前記変換部56と、前記測定器60A側の接点部75との接続状態を示したものである。
すなわち、インターフェースサーバ50A内の変換部56は端子A,A’を備えており、変換器56の内部において、端子A,A’間に抵抗72、直流電源73及び電流測定部74が直列に接続されている。ここで、例えば抵抗72の抵抗値は330〔Ω〕、直流電源73の電圧値は5〔V〕であるとする。また、電流測定部74の出力信号は図5における通信インターフェース53に送られるようになっている。
【0027】
一方、測定器60A側の接点部75の端子B,B’間には抵抗71が接続されていると共に、これらの端子B,B’と前記変換部56側の端子A,A’とはそれぞれ通信ケーブル等によって接続されている。なお、抵抗71の抵抗値は、例えば500〔Ω〕であるとする。
【0028】
図6の構成において、接点部75がオフの状態では、電流測定部74により5〔V〕/(500〔Ω〕+330〔Ω〕)≒6.0〔mA〕の電流値が測定されるのに対し、接点部75がオンの状態では抵抗71が短絡されるので、電流測定部74により5〔V〕/330〔Ω〕≒15.0〔mA〕の電流値が測定される。また、端子A,B間や端子A’,B’間で断線があると回路がオープンになり、電流測定部74により測定される電流値はゼロになる。
【0029】
このため、例えば図2に示した低レベルしきい値TLを4.0〔mA〕、高レベルしきい値TLを10.0〔mA〕とし、電流値が4.0〔mA〕〜10.0〔mA〕の領域を中間レベル領域、4.0〔mA〕以下の領域を低レベル領域、10.0〔mA〕以上の領域を高レベル領域に設定しておくと共に、中間レベル領域を接点がオフ状態、高レベル領域を接点がオン状態、低レベル領域を断線状態にそれぞれ対応付けておく。
この状態で、中央制御手段51が、電流測定部74による測定電流値を所定周期で通信インターフェース53を介して収集することにより、測定電流値が約6.0〔mA〕の場合には接点がオフ、約15.0〔mA〕の場合には接点がオン、0〔mA〕の場合には断線であることを検出することができる。
【0030】
従って、中央制御手段51が電子メール作成手段54及びWebサーバ手段55を動作させ、電流測定部74による測定電流値に対応する接点のオン・オフ状態、断線状態を電子メールにて送信すると共に、HTMLデータに変換してWebページ上に公開することにより、パソコン40による接点入力監視、断線監視を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の第1実施形態の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における測定値の帰属領域を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態におけるHTMLデータの説明図である。
【図5】本発明の第2実施形態の概略的な構成を示すブロック図である。
【図6】図5における主要部の接続構成図である。
【符号の説明】
【0032】
10:通信回線
21,22:HUB
40:パソコン(クライアントコンピュータ)
50,50A:インターフェースサーバ
51:中央制御手段
52,53:通信インターフェース
54:電子メール作成手段
55:Webサーバ手段
56:変換部
60,60A:測定器
61:センサ
71,72:抵抗
73:直流電源
74:電流測定部
75:接点部
A,A’,B,B’:端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定器による測定値を、通信回線を介してクライアントコンピュータに送信可能とした測定システムであって、測定器と通信回線との間でインターフェースとして機能する通信制御手段を備えた測定システムにおいて、
前記通信制御手段は、測定値を含む情報を電子メールとして作成する電子メール作成手段と、測定値を含む情報を所定言語データに変換してWebページ上に公開するWebサーバ手段と、前記クライアントコンピュータとの間の通信を制御する共に前記電子メール作成手段及びWebサーバ手段の動作を制御する中央制御手段と、を備え、
前記中央制御手段は、
測定値を受信するたびに前記Webサーバ手段を動作させて前記所定言語データへの変換処理及びWebページ上への公開処理を行わせ、前記クライアントコンピュータにおけるブラウザの動作により前記所定言語データを閲覧可能にすると共に、
測定値のうち所定領域に属する測定値を受信するたびに前記電子メール作成手段を動作させ、作成した電子メールを前記クライアントコンピュータに送信することを特徴とする測定システム。
【請求項2】
請求項1に記載した測定システムにおいて、
前記中央制御手段は、
測定値がしきい値と最大値及び最小値によって区分される領域に属する場合に前記電子メール作成手段を動作させ、作成した電子メールを前記クライアントコンピュータに送信することを特徴とする測定システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載した測定システムにおいて、
更に、前記測定器からの出力値を所望の値に変換して前記中央制御手段に送る変換部を備えたことを特徴とする測定システム。
【請求項4】
請求項3に記載した測定システムにおいて、
前記中央制御手段は、
前記測定器からの接点入力信号のオン・オフ及び断線に対応する前記変換部の出力値が所定の領域に属する場合に前記電子メール作成手段を動作させ、作成した電子メールを前記クライアントコンピュータに送信することを特徴とする測定システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−350888(P2006−350888A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−178865(P2005−178865)
【出願日】平成17年6月20日(2005.6.20)
【出願人】(000219451)東亜ディーケーケー株式会社 (204)