説明

測定データ読み取り装置及びこれを用いたデータ読み取り・送信システム

【課題】在宅療養中の療養者が、遠隔地からの療養状況の報告方法において、不慣れなコンピュータ端末機器の操作ミスを排除し、計測データの入力を簡便、且つ信頼性を高める入力装置の提供を目的とする。
【解決手段】測定された生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第1のRFID送受信部を備えた第1の生体計測機器が、嵌合する第1の嵌合凹部が形成された筐体と、測定された他の項目の生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第2のRFID送受信部を備えた第2の生体計測機器を、嵌合させる前記第1の嵌合凹部内に形成された第2の嵌合凹部と、前記第2の嵌合凹部に対応する前記筐体内に収納された第3のRFID送受信部とを備え、前記第1若しくは第2の生体計測機器は、前記筐体の嵌合凹部にそれぞれ嵌合されたときに、前記第3のRFID送受信部が、対向する第1若しくは第2のRFID送受信部から前記生体計測データを受信することを特徴とする測定データ読み取り装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットを利用した遠隔看護システムに関し、特に、遠隔地に住んでいる被看護者が、医療目的で家庭用医療計測機器により計測したデータを、自宅のコンピュータからインターネットを介して遠隔看護センタへ、簡単な操作で、且つ誤り無く読み取りを行い、送信する測定データ読み取り装置及びこれを用いたデータ読み取り・送信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
肺気腫、肺がん、膠原病肺などの慢性呼吸不全患者は、近年増加している。これ等の慢性呼吸不全患者に適用される在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy:一般的にHOTと略称する)においては、高齢で長期にわたる療養者が増加している。
【0003】
このような在宅療養者は、それぞれ在宅で普段の生活を行いながら、高濃度酸素吸入療法を行うので、通常の生活における療養状況の報告は、インターネットを利用した遠隔看護システムが利用される。図6は、このような従来の遠隔看護システムを示しており、遠隔看護センタ50に設置された遠隔看護サーバ51は、在宅療養者宅60に備えられた通信端末61とインターネット70を介して接続されている。
【0004】
通信端末61は、モデム62を介してインターネット70に接続され、接続先の設定などにおいては、複雑なキー操作を要しないプログラムソフトが予めインストールされて、実行される。
【0005】
在宅療養者宅60には、例えば、血圧計63aや指尖オキシメータ63b、あるいは体温計(図示せず)が備えられ、それらに表示される測定結果データを、療養者自身若しくは家族が読み取って、通信端末61に表示される指示に従って、通信端末61のキーボードを操作して入力し、遠隔看護センタ50の遠隔看護サーバ51に送信する。これにより、日々の療養者の状況が、遠隔看護センタ50に報告され、把握される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような遠隔看護システムにおいては、在宅看護の対象となる療養者が、各種の計測器による療養者自身の生体計測データを、インターネットを介して送信するために、不慣れなIT(Information Technology)機器の操作を行う必要がある。特に高齢者にとっては、このようなデータ入力のためのキーボード操作は、その理解が困難で、煩わしく、操作ミスも生じ易いという問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に鑑みて成されたもので、簡便な操作で、操作ミスも生じないデータ入力をおこなうデータ読み取り・送信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1記載の測定データ読み取り装置は、測定された生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第1のRFID送受信部を備えた第1の生体計測機器が嵌合する第1の嵌合凹部を形成した筐体と、測定された異なる種類の生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第2のRFID送受信部を備えた第2の生体計測機器が嵌合する前記第1の嵌合凹部内に形成された第2の嵌合凹部と、前記第2の嵌合凹部に対応する前記筐体内に収納された第3のRFID送受信部とを備え、前記第1若しくは第2の生体計測機器は、前記筐体の嵌合凹部にそれぞれ嵌合されたときに、前記第3のRFID送受信部が、これに対向する第1若しくは第2のRFID送受信部から前記生体計測データを受信することを特徴とするものである。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、本発明の請求項2記載の測定データ読み取り装置は、測定された生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第1のRFID送受信部を備えた第1の生体計測機器が嵌合する嵌合凹部を形成した筐体と、測定された他の項目の生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第2のRFID送受信部を備えた第2の生体計測機器を設置する位置範囲を、前記嵌合凹部内に指示する区画若しくは文言の表示部と、前記区画若しくは文言の表示部の下部の前記筐体内に収納された第3のRFID送受信部とを備え、前記第1若しくは第2の生体計測機器は、前記筐体の嵌合凹部若しくは表示部に、嵌合若しくは配されたときに、前記第3のRFID送受信部が、これに対向する第1若しくは第2のRFID送受信部から前記生体計測データを受信することを特徴とするものである。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、本発明の請求項3記載のデータ読み取り・送信システムは、異なる種類の生体計測機器と、前記生体計測機器を嵌合させる少なくも一つの嵌合凹部が形成された筐体を有する前記測定データ読み取り装置と、この測定データ読み取り装置の出力が入力され、インターネットに接続されるコンピュータとにより構成されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、予め生体計測を行った生体計測機器を、測定データ読み取り装置、若しくはデータ読み取り・送信システムを構成する測定データ読み取り装置の筐体に設けた嵌合凹部、若しくは位置表示部に置くだけで、その生体計測機器による測定結果が在宅の被看護者宅に設置した連絡用端末PC(パーソナルコンピュータ)に読込まれて、操作ミスや操作不可を生じさせるおそれのあるコンピュータ端末の操作を殆ど行うこと無く、且つ簡便に実行することができる。
【0012】
また、本発明によれば、在宅看護療養を管理する遠隔看護センタへ信頼性の高いデータの連絡が可能となり、さらに、在宅看護における使用機器のトラブル発生を抑え、安定な在宅療養を実施できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面により詳細に説明する。
【0014】
図1は、データ読み取り・送信システム1の構成図である。データ読み取り・送信システム1は、生体情報を計測する生体計測機器14、及びインターネット接続されたパーソナルコンピュータ11とを有する遠隔看護システムにおける、計測結果を読取る測定データ読み取り装置12と、この測定データ読み取り装置12の読み取った測定結果を遠隔看護センタへ送信するパーソナルコンピュータ11とにより構成される。
【0015】
データ読み取り・送信システム1は、生体計測機器14として、例えば、自動血圧計14aおよび指尖オキシメータ14bを備えている。さらに、データ読み取り・送信システム1は、この生体計測機器14a、14bが測定した在宅療養者の計測結果データを、RFIDによりデータを読み取る測定データ読み取り装置12と、この測定データ読み取り装置12の出力データが供給されるPC(パーソナルコンピュータ)11への接続ケーブルであるUSBケーブル123とUSBコネクタ124とを具備して、PC11へ接続される。また、このPC11には、インターネットを介して遠隔看護センタ50の遠隔看護サーバ51とデータの遣り取りを行うためにモデム62(図6参照)が一般的に接続される。
【0016】
図2は、本発明の測定データ読み取り装置12の実施形態を示す。図2(a)は、本発明における測定データ読み取り装置12の一実施例であり、その構成を示す図である。
【0017】
本実施形態の測定データ読み取り装置12は、箱形の筐体120の上面に、図2(b)に示す形態の大きい第1の生体計測機器である、例えば自動血圧計14aが嵌合される第1の嵌合凹部121が形成される。さらに、この第1の嵌合凹部121内の一部に、図2(c)に示す形態の小さい第2の生体計測機器である、例えば指尖オキシメータ14bが嵌合される第2の嵌合凹部122が、形成されている。そして、第2の嵌合凹部122の下には第1のRFID送受信部143が埋設されている。この埋設された第1のRFID送受信部143の出力には、その受信したデータ信号を、療養者宅端末であるPC11に送信するUSBケーブル123及びUSBコネクタ124を具備して構成される。
【0018】
また、図2(b)に示すように、自動血圧計14aの背部には第2のRFID送受信部141aが内蔵されている。また、形態の小さい指尖オキシメータ14bの背部にも同図(c)に示すように第3のRFID送受信部141bが内蔵されるか、若しくは、図4(b)の左に示すように、指尖オキシメータ14bの背部にRFID送受信部141bが外付けで装備される。
【0019】
図3は、本発明の実施形態の測定データ読み取り装置12に、各生体計測機器を嵌合させる凹部121、122と生体計測機器14a、14bの設置の様子を模式的に示す。同図(a)は、第1の嵌合凹部121、第2の嵌合凹部122それぞれに、いずれの生体計測機器14a、14bも設置していない状態の測定データ読み取り装置12の凹部121及び122を示す模式図である。同図(b)は、第1の嵌合凹部121に自動血圧計14aを設置した場合を、同図(c)は、第2の嵌合凹部122に指尖オキシメータ14bを設置した場合を、それぞれ示す模式図である。
【0020】
次に、各生体計測機器14に備えるRFID送受信部141、及び測定読み取り装置12設けるにRFID送受信部143の構成について、図4により説明する。
【0021】
図4(a)は、生体計測機器14である自動血圧計14aの測定回路の構成、及びこれによる計測結果を送信する第2のRFID送受信部141aの構成を示すブロック図である。また、同図(b)には、指尖オキシメータ14bの背部に第3のRFID送受信部141bを追加構成した場合の外付けRFID送受信部142、及びRFID送受信部141bの構成を示す。
【0022】
さらに、同図(c)は、測定データ読み取り装置12に内蔵される第1のRFID送受信部143の構成を示すブロック図である。
【0023】
第2のRFID送受信部141a、及び第3のRFID送受信部141bは、図4(a)及び(b)に示すように、同一構成であり、計測結果のデジタルデータを処理するRFIDマイコン部131a、計測結果データをRF信号で出力するRF送受信モジュール131b、CPUモード制御部131c、アンテナ131d、および電源部131eの各ブロックから構成されている。この第2のRFID送受信部141a若しくは第3のRFID送受信部141bは、それぞれ自動血圧計14a若しくは指尖オキシメータ14bによる血圧値若しくは血液中の酸素濃度などの測定データを高周波信号に変換して、それぞれのアンテナ131dから送出する。
【0024】
第2のRFID送受信部141a若しくは第3のRFID送受信部141bから送出された高周波信号は、図4(c)に示す測定データ読み取り装置12に内蔵される第1のRFID送受信部143のアンテナ122fに受信される。
【0025】
このアンテナ122fを有する測定データ読み取り装置12に内蔵される第1のRFID送受信部143では、図4(c)に示すように、生体計測機器14のRFID送受信部141a若しくは141bから無線電波で送られてくる計測結果データを受信するアンテナ122f及びそのインピーダンスマッチング回路122e、無線電波信号を増幅するアナログ増幅回路122d、電波信号をデジタルのデータ信号に復調するRFトランシーバ部122c、データ信号を測定結果値に変換処理するデジタル処理部122bからなる回路構成により処理されて、デジタル情報、即ち生体計測機器14による生体計測データを、USBドライバ122aを介してUSBケーブル123により、療養者宅端末のPC(パーソナルコンピュータ)11に送り出す。
【0026】
次に、この様に構成された本発明の実施形態である測定データ読み取り装置12の操作及びその作動について説明する。
【0027】
本発明の実施形態の測定データ読み取り装置12を有する在宅送信システム1は、図1に示すように構成されて、在宅の療養者が、例えば自動血圧計14a及び指尖オキシメータ14bなどのRFID送受信部を装備する生体計測機器により、予め療養者自身の生体データ測定を実施しておく。
【0028】
予め生体データ計測を実施する生体計測機器14の、例えば、自動血圧計14a若しくは指尖オキシメータ14bには、図4(b)の左側の構成ブロック図に示すように、計測データを一時的に記憶する測定データメモリ部14eを具備している。
【0029】
この測定データメモリ部14eにより記憶される測定データは、例えば、自動血圧計14aの測定結果データでは、最高血圧値、最低血圧値、心拍数の各数値データを、また指尖オキシメータ14bでは、血中酸素の濃度若しくは飽和度、及び脈拍数を,一組にして、そのメモリ部の所定アドレスに記憶される。
【0030】
この様に、予め生体計測を実施して、その計測結果データを記憶した後、自動血圧計14a若しくは指尖オキシメータ14bを、図3(b)若しくは同図(c)に示すように、療養者若しくはその介護者により、これ等の生体計測機器が適合する測定データ読み取り装置12の第1若しくは第2の嵌合凹所に、この情報が保存された生体計測機器14を、設置する。
【0031】
したがって、測定データメモリ部を有する生体計測機器による本実施形態においては、測定と同時または直後に、生体計測機器14を測定データ読み取り装置12設定して測定データを遠隔看護センタ50に送信する必要はなく、例えば、一日分あるいは数日分の測定データを纏めて、遠隔看護センタ50へ報告することができる。
【0032】
各体計測機器14が、これらの嵌合凹所へ設置されると、図4(a)に示す自動血圧計14aの第2のRFID送受信部141a、若しくは同図(b)に示す指尖オキシメータ14bの第3のRFID送受信部141bが、同図(c)に示す測定データ読み取り装置12に内蔵される第1のRFID送受信部143に対向した位置に設定される。この設定により、測定データ読み取り装置12の第1のRFID送受信部143から発信される読み取り開始信号に呼応して、生体計測機器14の第2のRFID送受信部141a、若しくは第3のRFID送受信部141bにより、その測定データメモリ部14e(いずれの生体計測機器でも同様の回路構成に成っている)に一時的に記憶された計測結果データを、RFIDマイコン部131aの入力し、アンテナ131dから前記第1のRFID送受信部143へ向かって無線送信する。この送信は、同図(c)に示す第1のRFID送受信部143のアンテナ122fにより受信され、そのデジタル処理部122bにおいてコンピュータ用デジタル信号に変換されて、PC11へUSB接続するUSBケーブル123を介して、PC11に入力される。
【0033】
このPC11には、USB端子に接続される測定データ読み取り装置12のドライバーソフトおよびアプリーケーションソフトが予めインストールされており、測定データ読み取り装置12から入力される情報は、所定の処理により、各生体計測機器14a、14bの測定結果データの読み取りの結果として、PC11の表示画面に表示されると共に、PC11の内部メモリの所定の格納部に記憶保存される。
【0034】
さらに操作者である療養者、若しくは療養者を世話する介護者が、「確認」の指示をPC11に対し行うと、ルータ13を介して接続するインターネットを通じて、これ等の測定結果値が、遠隔看護センタ50の看護サーバ51(図5参照)に連絡、報告される。
【0035】
この在宅療養者端末のPC11は、一般的にキーボードを有するが、PCの操作に不慣れな在宅療養者にも扱いやすいタッチパネル方式の入力操作手段を備えるものが好ましい。
【0036】
本実施形態の測定データ読み取り装置12によれば、生体計測機器の自動血圧計14a若しくは指尖オキシメータ14bをそれぞれの嵌合凹部に設置する操作は、電子機器やコンピュータ装置に不慣れな高齢者やその家族の介護支援者にとって、単純な操作方法で抵抗無く理解できる。
【0037】
さらに、本実施形態のデータ読み取り・送信システムによれば、接続ケーブルにより在宅療養者端末PCに接続して行う計測結果データの読み取り、保存、送信のシステム操作におけるそれぞれの処理が、各生体計測機器を嵌合凹部へ単に設置する操作、あるいは特定の指示ボタンを単に押す操作で実行できるので、コンピュータ操作に不慣れな高齢者やその家族が、療養状況の報告データを簡単に転送、保存できる。また、本実施形態の測定データ読み取り装置12に設ける嵌合凹部は、第1のアンテナ及びRFID・送受信部143に対し、生体計測機器14の第2のアンテナ及びRFID送受信部141a、若しくは第3のアンテナ及びRFID送受信部141bが、適正な至近距離の位置に、自動的に設置されて、生体計測機器14の測定結果データを確実に無線送受信する設置位置の確保が安定にでき、遠隔看護センタ50の看護サーバ51へ送信する生体計測データの信頼性を格段に高めることができる。
【0038】
図5は、本発明の測定データ読み取り装置における他の実施形態を示す斜視図である。この他の実施形態の測定データ読み取り装置においては、図2に示した指尖オキシメータ14bが嵌め込まれる第2の嵌合凹部122に替えて、前記第1の嵌合凹部の内部に、その設置位置を示す区画線、若しくはパターン図、若しくは「ここに計測機器を置いてください。」のような文字による位置表示122pが施されている。
【0039】
指尖オキシメータ14bが配置される位置は、第1の嵌合凹部121内の周縁部であって、第1のRFIDアンテナ・送受信部143の設置位置に対応する位置であるため、指尖オキシメータ14bの外周の一部を第1の嵌合凹部121内の周縁部に接触するように配置することができるため、位置合わせに特別な配慮をする必要がない。したがって、図2に示したように、指尖オキシメータ14bが嵌め込まれる第2の嵌合凹部122を設ける必要がないため、測定データ読み取り装置12の構造設計が容易になる。
【0040】
本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形が可能である。たとえば、在宅療養者が使用する複数の生体計測機器14にカレンダ・時計機能(図示せず)を具備して、療養者が計測を実施した日時情報を、測定結果データと共に、測定データメモリ部14eに記憶するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の測定データ読み取り装置が適用される遠隔看護システムにおける在宅送信システムの構成図。
【図2】本発明の実施形態の測定データ読み取り装置の構成図、及びこれに設置される生体計測機器の外観形態図。
【図3】実施形態の測定データ読み取り装置、及びこれに生体計測機器を設置した模式図。
【図4】測定データ読み取り装置に具備するアンテナ及びRFID送受信部、及び生体計測機器に具備するアンテナ及びRFID送受信部の回路構成ブロック図。
【図5】本発明の他の実施形態の測定データ読み取り装置の構成を示す模式図。
【図6】従来の在宅送信システムの構成を示す模式図。
【符号の説明】
【0042】
1・・・在宅送信システム、
11、61・・・在宅療養者端末のPC、
12・・・測定データ読み取り装置、
14・・・生体計測機器、
14a、63a・・・自動血圧計、
14b、63b・・・指尖オキシメータ、
14e・・・測定データメモリ部、
14d・・・MCPU部、
50・・・遠隔看護センタ、
51・・・遠隔看護サーバ、
60・・・在宅療養者宅、
62・・・モデム、
70・・・インターネット、
120・・・筐体、
121、122・・・嵌合凹部、
122a・・・USBドライバ、
122b・・・デジタル処理部、
122c・・・RFトランシーバ部、
122d・・・アナログ増幅回路、
122e・・・インピーダンスマッチング回路、
122f・・・アンテナ、
122p・・・文言若しくは区画の表示、
123・・・USBケーブル、
124・・・USBコネクタ、
131a・・・RFIDマイコン部、
131b・・・RF送受信モジュール、
131c・・・CPUモード制御部、
131d・・・アンテナ、
131e・・・電源部、
141a、141b、143・・・RFID送受信部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定された生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第1のRFID送受信部を備えた第1の生体計測機器が嵌合する第1の嵌合凹部を形成した筐体と、
測定された異なる種類の生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第2のRFID送受信部を備えた第2の生体計測機器が嵌合する前記第1の嵌合凹部内に形成した第2の嵌合凹部と、
前記第2の嵌合凹部に対応する前記筐体内に収納された第3のRFID送受信部と、
を備え、
前記第1若しくは第2の生体計測機器は、前記筐体の嵌合凹部にそれぞれ嵌合されたときに、前記第3のRFID送受信部が、これに対向する第1若しくは第2のRFID送受信部から前記生体計測データを受信することを特徴とする測定データ読み取り装置。
【請求項2】
測定された生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第1のRFID送受信部を備えた第1の生体計測機器が嵌合する嵌合凹部を形成した筐体と、
測定された異なる種類の生体計測データを一時記憶し、このデータを送信するための第2のRFID送受信部を備えた第2の生体計測機器を設置する位置範囲を、前記嵌合凹部内に指示する区画若しくは文言の表示部と、
前記区画若しくは文言の表示部の下部の前記筐体内に収納された第3のRFID送受信部と、
を備え、
前記第1若しくは第2の生体計測機器は、前記筐体の嵌合凹部若しくは表示部に、嵌合若しくは配されたときに、前記第3のRFID送受信部が、これに対向する第1若しくは第2のRFID送受信部から前記生体計測データを受信することを特徴とする測定データ読み取り装置。
【請求項3】
異なる種類の生体計測機器と、
前記生体計測機器を嵌合させる少なくも一つの嵌合凹部が形成した筐体を有する測定データ読み取り装置と、
前記測定データ読み取り装置の出力が入力され、インターネットに接続されるコンピュータと、により構成され、
前記測定データ読み取り装置は、請求項1または2記載の測定データ読み取り装置であることを特徴とするデータ読み取り・送信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−110548(P2010−110548A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−287590(P2008−287590)
【出願日】平成20年11月10日(2008.11.10)
【出願人】(507236258)学校法人 聖路加看護学園 (3)
【Fターム(参考)】