説明

滑り止め付きの靴中敷き

【課題】靴を履いて足裏に汗をかき、それがシミになってしまうことを防ぐだけでなく、中敷きを敷いても靴の空間が窮屈にならない程度に薄いため、甲部分の薄い靴やジャストサイズの靴を履いたとき、夕方に足がむくんでしまい靴が窮屈になる問題を防止する。
【解決手段】足の大きさに合わせた、適宜な大きさを有する足裏シート本体1を、肌触りの良く、吸汗性に富んだポリエステルのような、薄くても靴中への挿入には全く支障がないほどの丈夫さを有し、かつ吸汗性にも富んだ材質で形成し、裏面のつま先近辺と踵部分及びその両者の中間部辺に幅3cm〜5cm程度の滑り止め剥離紙テ−プ部2を設けたことを特徴とした滑り止め付きの靴中敷き。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、滑り止め付きの靴中敷きに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、消臭や抗菌、汗の吸収をするタイプ、履きこんでサイズが大きくなった靴のサイズを調整する厚さのあるタイプ、足への衝撃を吸収するシリコンタイプ、靴のインソールと足を固定するための滑り止めタイプ等が主に靴の中敷きとして知られている。
(特許文献1、2参照)
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−261301号公報
【特許文献2】登録実用新案第3127317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、若い女性や男性の間では、1足3万円〜10万円もするようなファッション性の高さや機能性を重視した靴を買う人が増えてきている。それにともない、様々なタイプの中敷きが出ているが、靴の衝撃を吸収する中敷きは分厚くてハイヒールや革靴などジャストサイズの靴を履くときに、窮屈になり、夕方に足がむくんでしまうと逆に足が締め付けられる。また、最近はクッション性を持たせた靴が多く発売されているので、クッション性の中敷きの必要度は低くなっている。
滑り止めタイプの中敷きに多くみられるシリコン素材は汗を吸収しにくい欠点がある。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
足の大きさに合わせた、適宜な大きさを有する足裏シート本体を、肌触りの良く、吸汗性に富んだポリエステルのような、薄くても靴中への挿入には全く支障がないほどの丈夫さを有し、かつ吸汗性にも富んだ材質で形成し、裏面のつま先近辺と踵部分及びその両者の中間部辺に幅3cm〜5cm程度の滑り止め剥離紙テ−プ部を設ける。
以上の構成よりなる滑り止め付きの靴中敷きである。
【発明の効果】
【0006】
中敷きシートの肌接触面がレーヨンポリエステルのような材質なので、靴を履いて足裏に汗をかき、それがシミになってしまうことを防ぐことができるだけでなく、クッション性を考慮した分厚さがなく、中敷きを敷いても靴の空間が窮屈にならない程度に薄いため、甲部分の薄い靴やジャストサイズの靴を履いたとき、夕方に足がむくんでしまい靴が窮屈になる問題もない。
また、ヒールの中敷きに使った場合も、シート裏面に滑り止めテープを設けてあるので、ヒールの高さによって斜め下に強い力が加わっても、中敷きがずれたりすることがない。
滑り止めテープは剥離紙式で、剥離紙に切断目安線がは入っているので、自分の足の大きさに合わせて切断調節が容易である。1枚丸ごとで使用してもいいが、滑り止めテープはつま先、踵及び中間の中央部の3か所に設けてあるので、中央部の剥離紙の真ん中で切断して中敷きシートの後ろ半分を切除すれば、靴のロゴを隠さない使用もできる。また反対に、前半分を切除し後ろ半分だけを使用して踵部分のみを利用した時は、ミュールなどを素足で履いてもペタペタする音の防止としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の中敷きシート上面の平面図
【図2】 本発明の中敷きシート裏面の全面に剥離紙式滑り止めを設けた例を示す平面図
【図3】 本発明の中敷きシート裏面の3か所に剥離紙市木滑り止めを設けた例を示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を説明する。
足の大きさに合わせた、適宜な大きさを有する足裏シート本体(1)を、肌触りの良く、吸汗性に富んだポリエステルのような、薄くても靴中への挿入には全く支障がないほどの丈夫さを有し、かつ吸汗性にも富んだ材質で形成し、シート裏面のつま先近辺と踵部分及びその両者の中間部辺に幅3cm〜5cm程度の滑り止め剥離紙テープ部(2)を設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、足裏シート本体(1)の滑り止め剥離紙テープ部(2)の剥離紙をはがし、靴の中底部分に装着する。剥離紙に切断目安線(3)がは入っているので、自分の足の大きさに合わせて切断調節が容易である。1枚丸ごとで使用してもいいが、滑り止めテープはつま先、踵及び中間の中央部の3か所に設けてあるので、中央部の剥離紙の真ん中で切断して中敷きシートの後ろ半分を切除すれば、靴のロゴを隠さない使用もできる。また反対に、前半分を切除し後ろ半分だけを使用して踵部分のみを利用した時は、ミュールなどを素足で履いてもペタペタする音の防止としても使用することができる。
【符号の説明】
【0009】
1、足裏シート本体 2、滑り止め剥離紙テープ部 3、切断目安線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
足の大きさに合わせた、適宜な大きさを有する足裏シート本体を、肌触りの良く、汗性に富んだポリエステルのような、薄くても靴中への挿入には全く支障がないほどの丈夫さを有し、かつ吸汗性にも富んだ材質で形成し、裏面のつま先近辺と踵部分及びその両者の中間部辺に幅3cm〜5cm程度の滑り止め剥離紙テ−プ部を設けることを特徴とした滑り止め付きの靴中敷き。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−549(P2013−549A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−143515(P2011−143515)
【出願日】平成23年6月10日(2011.6.10)
【出願人】(511140208)
【Fターム(参考)】