説明

漢字練習ノート

【課題】漢字の形状が正確に書けているか否かを確認することができる漢字練習ノートを提供すること。
【解決手段】漢字練習ノート10は、複数の用紙31、32、33を冊子状に閉じられている。各用紙31、32、33の表側において、複数の漢字のうち、正確に書けているか否かを確認する第1確認用漢字41を練習者に書かせるための空白枠46と、第1確認用漢字41とは別の漢字である第2確認用漢字42と第2確認用漢字42を囲む枠とからなる漢字印字枠42aとが予め印字されており、複数の用紙から選ばれた任意の用紙である上側用紙と、上側用紙の真下に位置する下側用紙とは、上側用紙と下側用紙とが重なった状態において、下側用紙の表側の漢字印字枠42aが上側用紙の表側の空白枠46の真下に位置する関係を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、漢字練習ノートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、練習者が新しい漢字を、筆順を含めて正しく確実に覚えることができる漢字練習ノートが知られている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載の漢字練習ノートは、新しい漢字を覚える所要枚数の練習用紙と新しく覚えた漢字を書き込む所要枚数の問題用紙とを、表紙と裏表紙との間に取り外し自在に綴じることを特徴とする。そして、練習用紙には、薄い漢字なぞり文字と漢字のよみかたを書き込む読み方記入枠と漢字の筆順を覚える複数の筆順記入枠と名前を記入する枠付きの名前記入欄とが設けられている。問題用紙には、ひらがな文字を漢字になおす漢字記入枠と名前を記入する枠付きの名前記入欄とが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3151599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の漢字練習ノートの用紙には、新しく覚えた漢字が予め薄く印字されているので、学習者は、薄く印字された漢字の上に書き込むことになる。このため、練習者は、漢字の形状を正確に把握していなくても、漢字練習ノートの用紙に漢字を書くことができてしまう。
また、漢字練習ノートは、漢字練習ノートの用紙に漢字を書く練習用紙と、新しく覚える漢字が書かれている問題用紙とに分かれているので、練習者が漢字の形状を正確に書けているか否かの確認は、練習用紙と問題用紙とを並べた状態で行うことになる。このため、漢字の形状が一致しているか否かは、一見しただけでは判断しにくく、特に、練習者が小学1年から3年生である場合は、それが顕著である。
【0005】
本発明は、漢字の形状が正確に書けているか否かを確認することができる漢字練習ノートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る漢字練習ノートは、複数の用紙が冊子状に閉じられ、前記複数の用紙にそれぞれ対応した複数の漢字が正確に書けているか否かを確認することができる。漢字練習ノートは、各用紙の表側において、前記複数の漢字のうち、正確に書けているか否かを確認する第1確認用漢字を練習者に書かせるための空白枠と、前記第1確認用漢字とは別の漢字である第2確認用漢字と前記第2確認用漢字を囲む枠とからなる漢字印字枠とが予め印字されている。前記複数の用紙から選ばれた任意の用紙である上側用紙と、前記上側用紙の真下に位置する下側用紙とは、前記上側用紙と前記下側用紙とが重なった状態において、前記下側用紙の表側の前記漢字印字枠が前記上側用紙の表側の前記空白枠の真下に位置する関係を有する。
練習者は、上側用紙に書いた漢字と、下側用紙に印字されている第1確認用漢字とを、上側用紙をめくったり元に戻したりすることを素早く繰り返すことにより、練習者の残像効果を利用して、練習者が書いた漢字の形状と第1確認用漢字の形状を対比することができる。このため、漢字が正確に書けているか否かを確認する。
【0007】
前記上側用紙と前記下側用紙とが重なった状態において、前記下側用紙の表側の漢字印字枠の漢字は、前記練習者が前記上側用紙の表側から前記下側用紙の表側の漢字印字枠に印字された漢字をすかして読むことができない濃度で印字されていることが好ましい。そのようにすることにより、練習者は、上側用紙の空白枠に漢字を書く際には、下側用紙の第1確認用漢字を視認することができない。このため、練習者は、記憶を頼りに空白枠に漢字を書くことになるので、空白枠に書かれた漢字をみれば、漢字が正確に書けているか否かを確認することができる。
【0008】
各用紙には、さらに、前記練習者が前記第1確認用漢字を記入することができる複数の漢字練習枠が印字されていてもよい。そのようにすることにより、練習者は、空白枠に漢字を書く前に、漢字練習枠を用いて、漢字を書く練習をすることができる。
【0009】
各用紙の表側には、さらに、前記第1確認用漢字が予め印字されていてもよい。そのようにすることにより、練習者は、上側用紙に記載された第1確認用漢字を見ながら、漢字練習枠を用いて漢字を書く練習をすることができる。
【0010】
各用紙の表側に印字された前記第1確認用漢字の向きは、前記空白枠に書かせる前記第2確認用漢字の向きとは異なることが好ましい。そのようにすることにより、漢字練習枠に書かれた漢字は、練習者が空白枠に漢字を書く際には、参考されにくくなる。
【0011】
前記複数の漢字は、小学校学習指導要領の「学年別漢字配当表」における「第1学年」、「第2学年」及び「第3学年」に掲げる漢字であることが好ましい。そのようにすることにより、漢字練習ノートの練習者の対象が小学生1年生から3年生となる。このような年齢層に対して、漢字練習ノートで漢字が正確に書けているか否かを確認することは、漢字学習の効果を向上させることができる。
【0012】
漢字練習ノートは、各用紙の裏側において、前記複数の漢字のうち、正確に書けているか否かを確認する、前記第1確認用漢字及び前記第2確認用漢字とは別の漢字である第3確認用漢字を前記練習者に書かせるための空白枠と、前記第1確認用漢字、前記第2確認用漢字及び前記第3確認用漢字とは別の漢字である第4確認用漢字と前記第4確認用漢字を囲む枠とからなる漢字印字枠とが予め印字されており、前記上側用紙と前記下側用紙とは、前記上側用紙と前記下側用紙とが重なった状態において、前記上側用紙の裏側の前記漢字印字枠が前記下側用紙の裏側の前記空白枠の真下に位置する関係を有するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の漢字練習ノートによれば、漢字の形状が正確に書けているか否かを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る漢字練習ノートを開いた状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した漢字練習ノートの用紙の分解斜視図である。
【図3】図1に示した漢字練習ノートの用紙の別の方向から見た分解斜視図である。
【図4】図1に示した漢字練習ノートの使用方法を説明するための斜視図である。
【図5】図4に続く漢字練習ノートの使用方法を説明するための斜視図である。
【図6】図5に続く漢字練習ノートの使用方法を説明するための斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の漢字練習ノートの一態様について、図面を用いて詳述するが、本発明は図面の記載に限定されるものではない。
図1から図3を参照するに、本発明に係る漢字練習ノート10は、複数の用紙31、32、33、・・・にそれぞれ対応した複数の漢字が正確に書けているか否かを確認することができ、表紙12、14と複数の用紙31、32、33、・・・とを備える。表紙12、14のどちらを表表紙、裏表紙にするかは特に問わない。図面においては、表紙12を表表紙とし、表紙14を裏表紙としているが、当然表紙14を表表紙とし、表紙12を裏表紙とする場合も、本発明に含まれる。
【0016】
図1に示すように、漢字練習ノート10は、冊子状になるように、複数の用紙31、32、33、・・・の一方側30が綴じられたノートである。複数の用紙31、32、33、・・・は、互いに同じサイズであることが好ましく、例えば、A4サイズやB5サイズであることが好ましい。このように、漢字練習ノート10は、冊子状に構成されているので、カード形式の漢字練習ノートのような不具合(例えば、カード式の漢字練習ノートの場合、練習者は、ばらばらになった用紙の管理をしなければならない。そのような管理を、低学年の練習者に要求しにくい。また、カード式の漢字練習ノートは、冊子状の漢字練習ノートよりも単価が高い。)が生じにくい。
【0017】
漢字練習ノート10で練習者が正確に書けているか否かを確認する漢字は、小学校学習指導要領の「学年別漢字配当表」における「第1学年」、「第2学年」及び「第3学年」に掲げる漢字であることが好ましいが、これに限定されず、「第4学年」もしくは、それより高学年の漢字であってもよい。
【0018】
複数の用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの表側31a、32a、33a、・・・には、複数の漢字のうち、正確に書けているか否かを確認する対象となる第1確認用漢字41が割り振られている。図面に示されたように、第1確認用漢字41が予め印字されていてもよい。
また、複数の用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの裏側31b、32b、33b、・・・においても、上記と同様に、複数の漢字のうち、正確に書けているか否かを確認する対象となる第3確認用漢字41が割り振られている。同様に、第3確認用漢字41も予め印字されていてもよい。
第1確認用漢字及び第3確認用漢字は、いずれも、用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの上側に印字されていることが好ましい。
【0019】
複数の用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの表側31a、32a、33a、・・・及び裏側31b、32b、33b、・・・には、それぞれ、練習者が第1確認用漢字41及び第3確認用漢字41を見て同じ漢字を書くことができる複数の漢字練習枠45が印字されていることが好ましい。複数の漢字練習枠45は、縦横に整列した状態で用紙の中央に印字されていることが好ましい。
【0020】
図2に示すように、複数の用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの表側31a、32a、33a、・・・には、第1確認用漢字41と同じ漢字を練習者に書かせるための空白枠46と、第2確認用漢字42と第2確認用漢字42を囲む枠とからなる漢字印字枠42aとが予め印字されている。空白枠46と第2確認用漢字42とは、用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの表側31a、32a、33aの下側に交互に印字されている。
【0021】
図3に示すように、複数の用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの裏側31b、32b、33b、・・・には、第3確認用漢字41と同じ漢字を練習者に書かせるための空白枠46と、第4確認用漢字42と第4確認用漢字42を囲む枠とからなる漢字印字枠42aとが予め印字されている。空白枠46と第4確認用漢字42とは、用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの裏側31b、32b、33bの下側に交互に印字されている。
【0022】
印字された第1確認用漢字41と第2確認用漢字42とは、互いの向きが反転するように、用紙に印字されている。つまり、複数の用紙31、32、33、・・・・のそれぞれの表側31a、32a、33a、・・・及び裏側31b、32b、33b、・・・に印字された第1確認用漢字41の向きは、空白枠46に書かせる第2確認用漢字42の向きとは異なる。
【0023】
図2に示すように、用紙32(下側用紙)の表側32aに印字されている第2確認用漢字42と、用紙31(上側用紙)の表側31aに印字されている空白枠46とは、用紙31と用紙32とが重なった状態において、用紙32の表側32aの漢字印字枠42aが用紙31の表側31aの空白枠46の真下に位置するような関係を有する。
また、用紙32(下側用紙)の表側32aに印字されている第2確認用漢字42(図2でいうと「湯」)と、用紙31(上側用紙)の表側31aに、印字されている第1確認用漢字41(用紙31の表側31aに対して、正確に書けているか否かを確認する対象として割り振られている第1確認用漢字)とは、同じ漢字である。
【0024】
また、用紙33(下側用紙)の表側33aに印字されている第2確認用漢字42と、用紙32(上側用紙)の表側32aに印字されている空白枠46とは、用紙32と用紙33とが重なった状態において、用紙33の表側33aの漢字印字枠42aが用紙32の表側32aの空白枠46の真下に位置するような関係を有する。
そして、用紙33(下側用紙)の表側33aに印字されている第2確認用漢字42(図2でいうと「湖」)と、用紙32(上側用紙)の表側32aに、印字されている第1確認用漢字41(用紙32の表側32aに対して、正確に書けているか否かを確認する対象として割り振られている第1確認用漢字)とは、同じ漢字である。
以下、他の用紙の表側における第2確認用漢字42と空白枠46との位置関係、及び下側用紙に印字された第2確認用漢字と上側用紙に割り振られた第1確認用漢字の関係も同様である。
【0025】
図3に示すように、用紙31(下側用紙)の裏側31bに印字されている第4確認用漢字42と、用紙32(上側用紙)の裏側32bに印字されている空白枠46とは、用紙32と用紙31とが重なった状態において、用紙31の裏側31bの漢字印字枠42aが用紙32の裏側32bの空白枠46の真下に位置するような関係を有する。
また、用紙31(下側用紙)の裏側31bに印字されている第4確認用漢字42(図3でいうと「海」)と、用紙32(上側用紙)の裏側32bに、印字されている第3確認用漢字41(用紙32の裏側32bに対して、正確に書けているか否かを確認する対象として割り振られている第3確認用漢字)とは、同じ漢字である。
【0026】
また、用紙32(下側用紙)の裏側32bに印字されている第4確認用漢字42と、用紙33(上側用紙)の裏側33bに印字されている空白枠46とは、用紙33と用紙32とが重なった状態において、用紙32の裏側32bの漢字印字枠42aが用紙33の裏側33bの空白枠46の真下に位置するような関係を有する。
そして、用紙32(下側用紙)の裏側32bに印字されている第4確認用漢字42(図2でいうと「波」)と、用紙33(上側用紙)の裏側33bに、印字されている第3確認用漢字41(用紙33の裏側33bに対して、正確に書けているか否かを確認する対象として割り振られている第3確認用漢字)とは、同じ漢字である。
以下、他の用紙の表側における第4確認用漢字42と空白枠46との位置関係、及び下側用紙に印字された第4確認用漢字と上側用紙に割り振られた第3確認用漢字の関係も同様である。
【0027】
また、用紙31、32、33、・・・の表側31a、32a、33a及び裏側31b、32b、33bのそれぞれに印字された漢字印字枠42aの漢字(第2確認用漢字、又は第4確認用漢字)は、練習者がその漢字が印字されている用紙の上に載置された用紙をすかして読むことができない程度の濃度で印字されていることが好ましい。つまり、上側用紙と下側用紙とが重なった状態において、下側用紙の表側の漢字印字枠42aの漢字は、練習者が上側用紙の表側から下側用紙の表側の漢字印字枠42aの漢字をすかして読むことができない濃度で印字されている。
【0028】
図4から図6を参照して、以上の漢字練習ノート10の利用手順を、用紙32の表側32aに印字された「湖」の漢字を例にして、説明する。
【0029】
まず、図4に示すように、練習者は、用紙32の表側32aに印字された、練習対象となる第1確認用漢字41(図4において「湖」という漢字)の形状を覚えるように、その漢字を複数の漢字練習枠45内に書く練習をする。このとき、練習者は、漢字練習枠45に書く漢字45aの向きは、第1確認用漢字41の向きと同一なので、第1確認用漢字41の形状を見ながら漢字練習枠45に書くことができる。
【0030】
次に、図5に示すように、練習者は、漢字練習ノート10を180度回転させる。これにより、漢字練習枠45に書いた漢字45aは180度回転した状態になるので、練習者にとって漢字練習枠45に書いた漢字45aは、読みにくいものとなる。また、必要に応じて、漢字練習枠45を紙や下敷き等のシートにより隠して、練習者が漢字練習枠45に書いた漢字45aを見ることができないようにすることが好ましい。
そのような状態で、練習者は、練習対象となる第1確認用漢字41の形状を正しく覚えているか否かの確認をするために、第1確認用漢字41や漢字練習枠45に書いた漢字を見ずに、空白枠46にその漢字を書く(図5において練習者が書いたものを漢字46aとする)。このとき、空白枠46の大きさは、第2確認用漢字42の枠と略同じ大きさであるから、空白枠46に書かれた漢字46aの大きさも、第2確認用漢字42と概ね同じ大きさになっている。また、用紙32の空白枠46の位置は、用紙の積層方向において、用紙33の第2確認用漢字42の真上に位置しているので、空白枠46に書かれた漢字は、概ね、第2確認用漢字42の真上に位置する。
【0031】
そして、図6に示すように、練習者は、空白枠46に書いた漢字が、用紙32の表側32aに印字されている第1確認用漢字41と同じ形状であるかを確認する。即ち、練習者は、用紙33の表側33aの第2確認用漢字42が見える程度まで用紙32の端をめくったり、元に戻したりを素早く繰り返すことを行う。これにより、練習者は、残像効果により、空白枠46に書いた漢字と、用紙33の表側33aの第2確認用漢字42とが重なった状態を認識することができる。つまり、練習者は、用紙32をめくることにより、自分が書いた漢字の形状と解答の漢字(第2確認用漢字42)の形状とを、視覚による残像効果を利用して、容易に対比することができる。従来の自分が書いた漢字と解答の漢字とを横に並べて対比する方法に対して、漢字練習ノート10で実現できる漢字の形状の対比をする確認方法は、形状の細かい相違点を容易に発見することができる。
本発明の漢字練習ノートを利用することで、自分で漢字の細かい形状の相違点を把握することが難しい、例えば小学生1年生から3年生のような練習者であっても、漢字が正確に書けているか否かを容易に確認することができ、漢字学習の効果を向上させることができる。
【0032】
以上、図4から図6を参照して、漢字練習ノート10の利用手順を、用紙32の表側32aに印字された「湖」の漢字を例にして、説明したが、他の用紙の表側や裏側も同様にして行うことができる。
【符号の説明】
【0033】
10 漢字練習ノート
31、32、33 用紙
31a、32a、33a 用紙の表側
31b、32b、33b 用紙の裏側
41 第1確認用漢字
42 第2確認用漢字
45 漢字練習枠
46 空白枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の用紙が冊子状に閉じられ、前記複数の用紙にそれぞれ対応した複数の漢字が正確に書けているか否かを確認することができる漢字練習ノートであって、
各用紙の表側において、前記複数の漢字のうち、正確に書けているか否かを確認する第1確認用漢字を練習者に書かせるための空白枠と、前記第1確認用漢字とは別の漢字である第2確認用漢字と前記第2確認用漢字を囲む枠とからなる漢字印字枠とが予め印字されており、
前記複数の用紙から選ばれた任意の用紙である上側用紙と、前記上側用紙の真下に位置する下側用紙とは、前記上側用紙と前記下側用紙とが重なった状態において、前記下側用紙の表側の前記漢字印字枠が前記上側用紙の表側の前記空白枠の真下に位置する関係を有する、漢字練習ノート。
【請求項2】
前記上側用紙と前記下側用紙とが重なった状態において、前記下側用紙の表側の漢字印字枠の漢字は、前記練習者が前記上側用紙の表側から前記下側用紙の表側の漢字印字枠に印字された漢字をすかして読むことができない濃度で印字されている、請求項1に記載の漢字練習ノート。
【請求項3】
各用紙には、さらに、前記練習者が前記第1確認用漢字を記入することができる複数の漢字練習枠が印字されている、請求項1又は2に記載の漢字練習ノート。
【請求項4】
各用紙の表側には、さらに、前記第1確認用漢字が予め印字されている、請求項1〜3のいずれかに記載の漢字練習ノート
【請求項5】
各用紙の表側に印字された前記第1確認用漢字の向きは、前記空白枠に書かせる前記第2確認用漢字の向きとは異なる、請求項4に記載の漢字練習ノート。
【請求項6】
前記複数の漢字は、小学校学習指導要領の「学年別漢字配当表」における「第1学年」、「第2学年」及び「第3学年」に掲げる漢字である、請求項1〜5のいずれかに記載の漢字練習ノート。
【請求項7】
各用紙の裏側において、前記複数の漢字のうち、正確に書けているか否かを確認する、前記第1確認用漢字及び前記第2確認用漢字とは別の漢字である第3確認用漢字を前記練習者に書かせるための空白枠と、前記第1確認用漢字、前記第2確認用漢字及び前記第3確認用漢字とは別の漢字である第4確認用漢字と前記第4確認用漢字を囲む枠とからなる漢字印字枠とが予め印字されており、
前記上側用紙と前記下側用紙とは、前記上側用紙と前記下側用紙とが重なった状態において、前記上側用紙の裏側の前記漢字印字枠が前記下側用紙の裏側の前記空白枠の真下に位置する関係を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の漢字練習ノート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−144031(P2012−144031A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−14567(P2011−14567)
【出願日】平成23年1月9日(2011.1.9)
【出願人】(509101114)株式会社授業学研究所 (1)