説明

潜在性酸及びそれらの使用

本発明は、式(I)又は(II)の酸、例えば、相応するスルホニウム塩及びインドニウム塩ならびに相応するスルホニルオキシムを生成する化合物に属し、式(I)又は(II)中、XはCH2又はCOであり;YはO、NR4、S、O(CO)、O(CO)O、O(CO)NR4 、OSO2、O(CS)又はO(CS)NR4 であり;R1は、例えばC1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC〜C30−シクロアルキル、中断されているC〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、中断されているC4〜C30−シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールであり、全て非置換であるか又は置換されている;又はR1は、NR1213であり;R2とR3は、例えば、C3〜C30−シクロアルキレン、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキレン、C1〜C18−アルキレン、C1〜C10−ハロアルキレン、C2〜C12−アルケニレン、C4〜C30−シクロアルケニレン、フェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン、ビフェニレン又はヘテロアリーレンであり;全て非置換であるか又は置換されている;R4は、例えばC3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;R12とR13は、例えばC3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、Ar、(CO)R15、(CO)OR15又はSO215であり;かつArは、フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリールであり、全て非置換であるか又は置換されている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I又はII
【化1】

[式中、
XはCH2又はCOであり;
YはO、O(CO)、O(CO)O、O(CO)NR4 、O(CO)NR4(CO)、OSO2、O(CS)又はO(CS)NR4 であり、これらのそれぞれに関して、酸素原子はXに直接結合している;又はNR4 、S、NR4(CO)O、NR4(CS)Oであり、N原子又はS原子はXに直接に結合している;
1は水素、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14 、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14 、CO、O(CO)、NR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルケニル、場合により置換されたフェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン、ビフェニレン又はヘテロアリーレンであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC〜C30−シクロアルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又はR1は、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールであり;
又はR1は、NR1213であり;
又はR1は、1つもしくは複数のヘテロ原子を含有していてもよいステロイド構造の一価のC17〜C50−炭化水素基であり;
その際、前記C3〜C30−シクロアルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、中断されているC4〜C30−シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールは、非置換であるか又は置換されている;
2とR3は、互いに独立にC3〜C30−シクロアルキレン、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキレン、C1〜C18−アルキレン、C1〜C10−ハロアルキレン、C2〜C12−アルケニレン、C4〜C30−シクロアルケニレンであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキレンであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキレンであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキレンであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニレンであり;
又はR2とR3は互いに独立にフェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン、ビフェニレン又はヘテロアリーレンであり;
その際、前記C3〜C30−シクロアルキレン、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキレン、C1〜C18−アルキレン、C1〜C10−ハロアルキレン、C2〜C12−アルケニレン、C4〜C30−シクロアルケニレン、中断されているC2〜C18−アルキレン、中断されているC3〜C30−シクロアルキレン、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキレン、中断されているC4〜C30−シクロアルケニレン、フェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン、ビフェニレン又はヘテロアリーレンは、非置換であるか又は置換されている;
又はR2とR3は互いに独立に直接結合であるが、但しR2とR3は両方が同時に直接結合であることはない;
4は、水素、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;又は
4は、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニル、ヘテロアリール、C1〜C18−アルカノイル、ベンゾイル、C2〜C18−アルコキシカルボニル、フェノキシカルボニル、C1〜C18−アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルであり;その際、前記C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、中断されているC4〜C30−シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニル、ヘテロアリール、C1〜C18−アルカノイル、ベンゾイル、C2〜C18−アルコキシカルボニル、フェノキシカルボニル、C1〜C18−アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルは、非置換であるか又は置換されている;
又はR1とR4は、R4が結合している窒素原子と一緒になって、場合により1つもしくは複数のO、NR14又はCOにより中断されている5員、6員又は7員環を形成し;
12とR13は、互いに独立に水素、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又はR12とR13は、互いに独立にAr、(CO)R15、(CO)OR15又はSO215
であり;
その際、前記C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、中断されているC4〜C30−シクロアルケニル又はArは非置換であるか又は置換されている;
又はR12とR13は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により1つもしくは複数のO、NR14又はCOにより中断されている5員環、6員環又は7員環を形成し;
14は水素、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、CO又はO(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、CO又はO(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、CO又はO(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、CO又はO(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又はR14はフェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、ヘテロアリール、C1〜C18−アルカノイル、ベンゾイル、C2〜C18−アルコキシカルボニル、フェノキシカルボニル、C1〜C18−アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルであり;
その際、前記C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、ヘテロアリール、C1〜C18−アルカノイル、ベンゾイル、C2〜C18−アルコキシカルボニル、フェノキシカルボニル、C1〜C18−アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルは非置換であるか又は置換されている;
15は、水素、Ar、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり、
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
その際、前記Ar、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、又は中断されているC4〜C30−シクロアルケニルは非置換であるか又は置換されている;及び
Arは、フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリールであり、その際、前記フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリールは非置換であるか又は置換されている]
の酸を生成する化合物。
【請求項2】
式IIIa、IIIb、IVa又はIVb
【化2】

[式中、
21、R22及びR23は、互いに独立にAr1、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
その際、前記C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル又はC4〜C30−シクロアルケニルは、非置換であるか又は1つもしくは複数のZにより置換されている;
又はR21とR22は、場合により直接結合、O、S、NR14又はCOと一緒に縮合環系を形成し;
又はR21とR22は、場合により直接結合、C1〜C6−アルキレン、O、S、NR14又は(CO)と一緒に5員環、6員環又は7員環を形成し;
その際、全てのR21、R22とR23は、酸の作用により切断される−O−C−結合又は−O−Si−結合を有する基により場合により更に置換されている;
Zは、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又は1つもしくは複数のNR14(CO)OR11又はNR14(CO)NR1213により置換されているC5〜C30−シクロアルキル−C1〜C4−アルキルであり;
又はハロゲン、NO2、CN、Ar、(CO)R15、(CO)OR11、(CO)NR1213、O(CO)R15、O(CO)OR11、O(CO)NR1213、NR14(CO)R15、NR14(CO)OR11、NR14(CO)NR1213、OR11、NR1213、SR14、SOR15、SO215及び/又はOSO215であり;
24とR25は互いに独立にAr1であり;
又はR24とR25は、場合により直線結合、O、S、NR14又は(CO)と一緒に縮合環を形成し;
又はR24とR25は、場合によりC1〜C2−アルキレン、O、S、NR14又は(CO)と一緒に5員環、6員環又は7員環を形成する;
その際、全てのR24とR25は、酸の作用により切断される−O−C−結合又は−O−Si−結合を有する基により場合により更に置換されている;
Arは、フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリールであり、その際、前記フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリールは非置換であるか又は1つもしくは複数のZ2により置換されている;
Ar1は、フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリールであり、その際、前記フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリールは非置換であるか又は1つもしくは複数のZにより置換されているか、又は
【化3】

により置換されている;
場合により、C1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、(CO)R15、(CO)OR11、(CO)NR1213、O(CO)R15、O(CO)OR11、O(CO)NR1213、NR14(CO)R15、NR14(CO)OR11、NR14(CO)NR1213、OR11、NR1213、SR14、SOR15、SO215及び/又は−OSO215としての基Zは、フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリール環上の更なる置換基と一緒に、又はフェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル又はヘテロアリール環の炭素原子のうちの1つと一緒に、基C1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、R11、R12、R13、R14及び/又はR15を介して、5員環、6員環又は7員環を形成する;
2は、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又は1つもしくは複数のNR14(CO)OR11又はNR14(CO)NR1213により置換されているC5〜C30−シクロアルキル−C1〜C4−アルキルであり;
又はハロゲン、NO2、CN、(CO)R15、(CO)OR11、(CO)NR1213、O(CO)R15、O(CO)OR11、O(CO)NR1213、NR14(CO)R15、NR14(CO)OR11、NR14(CO)NR1213、OR11、NR1213、SR14、SOR15、SO215、OSO215、フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル及び/又はヘテロアリールであり;
場合により、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリール上のC1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、(CO)R15、(CO)OR11、(CO)NR1213、O(CO)R15、O(CO)OR11、O(CO)NR1213、NR14(CO)R15、NR14(CO)OR11、NR14(CO)NR1213、OR11、NR1213、SR14、SOR15、SO215及び/又はOSO215としての基Z2は、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリール上の更なる置換基と一緒に、又はフェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールの炭素原子のうちの1つと一緒に、基C1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、R11、R12、R13、R14及び/又はR15を介して、5員環、6員環又は7員環を形成する;
aは0又は1である;
Eは、
【化4】

である;
11は、水素、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又はR11は、Ar、(CO)R15、(CO)OR15、(CO)NR1213又はSO215であり;
その際、前記C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル又は中断されているC4〜C30−シクロアルケニルは、非置換であるか又は1つもしくは複数のZ1により置換されている;
1は、Ar、OH、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30−シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C18−アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、NR1213、C1〜C12−アルキルチオ、C2〜C18−アルコキシカルボニル、C2〜C10−ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1〜C18−アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1〜C18−アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C1〜C18−アルカノイル、C1〜C18−アルカノイルオキシ、ベンゾイル及び/又はベンゾイルオキシであり;及び
1、R2、R3、X、Y、R12、R13、R14及びR15は請求項1に記載の通りである]
のものである、請求項1に記載の式I又はIIの酸を生成する化合物。
【請求項3】
式IIIc、IIId、IIIe、IVc又はIVe
【化5】

[式中、
Aは、C1〜C10−ハロアルキル、CN、(CO)OR11又はSO215であり;
Ar2は、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又はAr2は、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールであり;
その際、前記フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールは、非置換であるか又は1つもしくは複数のZにより置換されている;
場合により、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリール上のC1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、(CO)R15、(CO)OR11、(CO)NR1213、O(CO)R15、O(CO)OR11、O(CO)NR1213、NR14(CO)R15、NR14(CO)OR11、NR14(CO)NR1213、OR11、NR1213、SR14、SOR15、SO215及び/又はOSO215としての基Zは、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニル、フルオレニル又はヘテロアリール上の更なる置換基と一緒に、又はフェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールの炭素原子のうちの1つと一緒に、基C1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、R11、R12、R13、R14及び/又はR15を介して、5員環、6員環又は7員環を形成する;
その際、全てのAr2は酸の作用により切断される−O−C−結合又は−O−Si−結合を有する基により場合により更に置換されている;
Ar’2は、C3〜C30−シクロアルキレン、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキレン、C1〜C18−アルキレン、C1〜C10−ハロアルキレン、C2〜C12−アルケニレン、C4〜C30−シクロアルケニレンであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキレンであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキレンであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキレンであり;
又は1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニレンであり;
又はAr’2は、直接結合、フェニレン、ナフチレン、
【化6】

、ジフェニレン、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレン又は
【化7】

であり、その際、前記フェニレン、ナフチレン、
【化8】

ジフェニレン、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレン又は
【化9】

は、非置換であるか又は1つもしくは複数のZにより置換されている:
場合により、フェニレン、ナフチレン、
【化10】

ジフェニレン、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレン又は
【化11】

上のC1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、(CO)R15、(CO)OR11、(CO)NR1213、O(CO)R15、O(CO)OR11、O(CO)NR1213、NR14(CO)R15、NR14(CO)OR11、NR14(CO)NR1213、OR11、NR1213、SR14、SOR15、SO215及び/又はOSO215としての基Zは、フェニレン、ナフチレン、
【化12】

ジフェニレン、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレン又は
【化13】

上の更なる置換基と一緒に、又はフェニレン、ナフチレン、
【化14】

ジフェニレン、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレン又は
【化15】

の炭素原子のうちの1つと一緒に、基C1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、R11、R12、R13、R14及び/又はR15を介して、5員環、6員環又は7員環を形成する;
その際、直接結合を除く全てのAr’2は、酸の作用により切断される−O−C−結合又は−O−Si−結合を有する基により場合により更に置換されている;
又はAr’2は、基−Ar’’2−A1−Y1−A1−Ar’’2−であり;
Ar’’2は、フェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン又はヘテロアリーレンであり、その際、前記フェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン又はヘテロアリーレンは非置換であるか又は1つもしくは複数のZにより置換されている;
場合により、フェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン又はヘテロアリーレン上のC1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、(CO)R15、(CO)OR11、(CO)NR1213、O(CO)R15、O(CO)OR11、O(CO)NR1213、NR14(CO)R15、NR14(CO)OR11、NR14(CO)NR1213、OR11、NR1213、SR14、SOR15、SO215及び/又はOSO215としての基Zは、フェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン又はヘテロアリーレン上の更なる置換基と一緒に、又はフェニレン、ナフチレン、アントラシレン、フェナントリレン又はヘテロアリーレンの炭素原子のうちの1つと一緒に、基C1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、R11、R12、R13、R14及び/又はR15を介して、5員環、6員環又は7員環を形成する;
その際、全ての基Ar’’2は、酸の作用により切断される−O−C−結合又は−O−Si−結合を有する基により場合により更に置換されている;
1は、直接結合、O、S、NR14、CO、O(CO)、S(CO)、NR14(CO)、SO、SO2又はOSO2であり;又は
1は、非置換であるか又は1つもしくは複数のC1〜C4−ハロアルキル、ハロゲン、OR11及び/又はSR14により置換されているC1〜C18−アルキレンであり、又は非置換であるか又は1つもしくは複数のC1〜C12−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、ハロゲン、OR11及び/又はSR14により置換されているフェニレンであり;
1は、非置換であるか又は1つもしくは複数のOR11、SR14、ハロゲン又はフェニルにより置換されているC1〜C18−アルキレンであり;又はY1は、1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)、S(CO)、NR14(CO)、SO、SO2又はOSO2により中断されているC2〜C18−アルキレンであり、及びその際、中断されているC2〜C18−アルキレンは、非置換であるか又は1つもしくは複数のOR11、SR14、ハロゲン又はフェニルにより置換されている;
26とR27は、互いに独立にC3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
又は互いに独立に1つもしくは複数のO、S、NR14、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又はR26とR27は、互いに独立にフェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールであり;
その際、前記C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C1〜C10−ハロアルキル、C2〜C12−アルケニル、C4〜C30−シクロアルケニル、フェニル−C1〜C3−アルキル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、中断されているC4〜C30−シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールは非置換であるか又は1つもしくは複数のZにより置換されている;
又はR26とR27は、一緒になって1,2−フェニレンであるか、又は1,2−又は2,3−又は1,8−ナフチレンであるか、又はR26とR27は、場合により直接結合、C1〜C4−アルキレン、C3〜C30−シクロアルキレン、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキレン、C1〜C4−ハロアルキレン、C2〜C4−アルケニレン、C4〜C30−シクロアルケニレン、O、S、NR14、(CO)と一緒になって5員環、6員環又は7員環を形成し;
場合により、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリール上のC1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、(CO)R15、(CO)OR11、(CO)NR1213、O(CO)R15、O(CO)OR11、O(CO)NR1213、NR14(CO)R15、NR14(CO)OR11、NR14(CO)NR1213、OR11、NR1213、SR14、SOR15、SO215、及び/又はOSO215としての基Zは、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリール上の更なる置換基と一緒に、又はフェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ビフェニリル、フルオレニル又はヘテロアリールの炭素原子のうちの1つと一緒に、基C1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル、R11、R12、R13、R14及び/又はR15を介して、5員環、6員環又は7員環を形成する;
その際、全てのR26とR27は、酸の作用により切断される−O−C−結合又は−O−Si−結合を有する基により場合により更に置換されている;及び
1、R2、R3、X、Y、R11、R12、R13、R14及びR15は、請求項1に記載の通りであり、かつZは請求項2に記載の通りである]
のものである、請求項1に記載の式I又はIIの酸を生成する化合物。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれか1項に記載の式I又はIIの酸を生成する化合物であって、前記式中、
XはCH2であり、
YはO、O(CO)、O(CO)O、O(CO)NR4 、O(CO)NR4(CO)、OSO2又はO(CS)NR4 であり、これらのそれぞれに関して、酸素原子はXに直接結合している;
1は水素、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキル、C2〜C12−アルケニル又はC4〜C30−シクロアルケニルであり;
又は1つもしくは複数のOにより中断されているC2〜C18−アルキルであり;
又は1つもしくは複数のOにより中断されているC2〜C18−アルケニルであり;
又は1つもしくは複数のO、CO、O(CO)又はNR14(CO)により中断されているC〜C30−シクロアルキルであり;
又はR1はNR1213であり;
又は1つもしくは複数のO、CO又はO(CO)により中断されているC〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルであり;
その際、前記C1〜C18−アルキル、C3〜C30−シクロアルキル、C4〜C30−シクロアルケニル、中断されているC2〜C18−アルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル、中断されているC3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキルは、非置換であるか又は1つもしくは複数のZにより置換されている;
Zは、C1〜C18−アルキル、C3〜C30−シクロアルキル、C3〜C30−シクロアルキル−C1〜C18−アルキル、ハロゲン、(CO)OR11、O(CO)R11、OR11、SR14又はNR14(CO)OR11であり;
又は1つもしくは複数のNR14(CO)OR11又はNR14(CO)NR1213により置換されているC5〜C30−シクロアルキル−C1〜C4−アルキルであり;
2とR3は、互いに独立にC3〜C30−シクロアルキレン又はC1〜C18−アルキレンであり;
4は、水素であり;
11は、水素、C1〜C18−アルキル又はArであり;
12とR13は、互いに独立に水素、C3〜C30−シクロアルキル又はC1〜C18−アルキルであり;
又はR12とR13は、互いに独立に(CO)R15又はSO215であり;
又はR12とR13は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により1つもしくは複数のO、NR14又はCOにより中断されている5員環、6員環又は7員環を形成し;
14は水素、C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルカノイル、C1〜C18−アルキルスルホニル、フェニル、フェニルスルホニルであり、その際、前記フェニル又はC1〜C8−アルキルスルホニルは非置換であるか又は1つもしくは複数のZ1により置換されている;
15は、水素又はArであり;及び
Arは非置換であるか又は1つもしくは複数のZ2により置換されているフェニルであり;
2は、C1〜C18−アルキル又は(CO)R15であり;及び
1は、Arである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の式I又はIIの酸を生成する化合物。
【請求項5】
式Ia又はIIa
【化16】

[式中、
+は、プロトン、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、非置換の又は1つもしくは複数の(NR28293031+により置換されたプラスの電荷を有する1つもしくは複数の窒素原子を有するヘテロアリールであり;
28、R29、R30及びR31は、互いに独立に請求項1に定義したR12とR13の意味のうち1つを有し;
又はR28、R29、R30は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により1つもしくは複数のO、NR14、COにより中断されている、及び/又は場合により橋頭でCR15又はNにより中断されている多環を形成する;及び
X、Y、R1、R2及びR3、R14及びR15は、請求項1に記載の通りである]
の化合物。
【請求項6】
放射感受性酸供与体(a)として、請求項1から4までのいずれか1項に記載の式I又はIIの酸を生成する少なくとも1つの化合物;及び
現像液中では不溶性であるか又は実質的に不溶性であり、かつ酸の作用により可溶性になる化合物(c)を含む、化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
【請求項7】
放射感受性酸供与体として、請求項2に記載の式IIIa又はIIIbの化合物、又は請求項3に記載の式IIIc又はIIIeの化合物(式中、C2〜C12−アルケニル又は中断されているC2〜C18−アルケニルとしてのR1は、少なくとも1つの二重結合を有する重合可能な基である)を、場合により重合可能な二重結合を有する更なるモノマーと重合することにより得られるポリマーを含む、化学増幅型レジスト組成物。
【請求項8】
更に他の添加剤(d)を含む、請求項6又は7に記載の化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
【請求項9】
請求項2に定義した式IIIa及びIIIbの化合物、又は請求項3に定義した式IIIc及びIIIeの化合物(式中、C2〜C12−アルケニル又は中断されているC2〜C18−アルケニルとしてのR1は、少なくとも1つの二重結合を有する重合可能な基である)を、重合可能な基を有する前記式IIIa、IIIb、IIIc及びIIIeの化合物と、場合により重合可能な二重結合を有する更なるモノマーとの重合によりポリマーを製造するために用いる使用。
【請求項10】
感光性酸供与体(a)として、請求項1から4までのいずれか1項に記載の式I又はIIの酸を生成する少なくとも1つの化合物;及び
酸の作用により架橋又は重合する化合物(b)を含む、化学増幅型ネガ型レジスト組成物であって、コーティング及び乾燥したレジスト組成物は現像液中に可溶性であり、かつ酸の作用により不溶性になるか又は実質的に不溶性である前記組成物。
【請求項11】
次の工程:
(1)請求項6から10までのいずれか1項に記載の組成物を基材に塗布する工程;
(2)組成物を60℃〜160℃の温度で塗布後焼き付けする工程;
(3)10nm〜1500nmの波長範囲内で、電磁線で又は電子ビームで画像通りに照射する工程;
(4)場合により、組成物を60〜160℃の間の温度で露光後焼き付けする工程;及び
(5)溶剤で又は水性アルカリ現像液で現像する工程
を含む、フォトレジストを塗布する方法。
【請求項12】
(a)酸供与体として、請求項2、3又は5に記載の式Ia、IIa、IIIa、IIIb、IIIe、IVa、IVb、IIIc、IIId、IVc及びIVeの少なくとも1つの化合物、及び
(b)酸の作用により硬化又は架橋する化合物
を含む組成物。
【請求項13】
酸供与体として、請求項2、3又は5に記載の式Ia、IIa、IIIa、IIIb、IIIe、IVa、IVb、IIIc、IIId、IVc及びIVeの少なくとも1つの化合物;及び酸の作用により分解する化合物を含む組成物。
【請求項14】
請求項1から4までのいずれか1項に記載の式IもしくはIIの酸を生成する化合物、又は請求項2に記載の式IIIaあるいはIIIbの化合物、もしくは請求項3に記載の式IIIcあるいはIIIeに記載の化合物(式中、C2〜C12−アルケニル又は中断されているC2〜C18−アルケニルとしてのR1は、少なくとも1つの二重結合を有する重合可能な基である)と、場合により重合可能な二重結合を有する更なるモノマーとの重合により得られるポリマーを、酸の作用下に架橋又は硬化できる組成物における酸供与体として用いる使用。
【請求項15】
請求項1から4までのいずれか1項に記載の式IもしくはIIの酸を生成する化合物、又は請求項2に記載の式IIIaあるいはIIIbの化合物、もしくは請求項3に記載の式IIIcあるいはIIIeに記載の化合物(式中、C2〜C12−アルケニル又は中断されているC2〜C18−アルケニルとしてのR1は、少なくとも1つの二重結合を有する重合可能な基である)と、場合により重合可能な二重結合を有し、かつ更に酸不安定基を有していてもよい更なるモノマーとの重合により得られるポリマーを、酸の作用により現像液中のその溶解度を高める組成物における酸供与体として用いる使用。

【公表番号】特表2013−520458(P2013−520458A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−554281(P2012−554281)
【出願日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際出願番号】PCT/EP2011/051995
【国際公開番号】WO2011/104127
【国際公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】