説明

潤滑油

【課題】
広い温度範囲で粘度の変化率が小さく(粘度指数が高い)、低温においても低粘度であり、導電性がよく且つ耐揮発性が良好な潤滑油を提供する。
【解決手段】
特定の構造を有する脂肪族二価アルコールジエステルを潤滑油として使用すること。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

[式中、R及びRは、同一又は異なって、それぞれ炭素数3〜17の直鎖状若しくは分岐鎖状の脂肪族飽和モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基を表す。Aは、炭素数4〜10の直鎖状又は分岐鎖状の脂肪族ジオールから水酸基を除いて得られる残基を示す。Bは、下記の一般式(a)、(b)又は(c)で示される基を表す。]
【化2】

で表される脂肪族二価アルコールジエステルの1種又は2種以上を含有する潤滑油。
【請求項2】
一般式(1)に記載のAが、主鎖である直鎖状アルキレン基と、これに結合した1個若しくは2個以上のアルキル基とからなり、炭素数が4〜10である分岐鎖状の脂肪族ジオールから水酸基を除いて得られる残基である、請求項1に記載の潤滑油。
【請求項3】
一般式(1)に記載のAが、主鎖である直鎖状アルキレン基と、これに結合した1個若しくは2個以上のアルキル基とからなり、且つ、2個以上のアルキル基を有する場合にそれらのアルキル基は主鎖である直鎖状アルキレン基の同一炭素原子に同時に結合していない、炭素数が4〜10である分岐鎖状の脂肪族ジオールから水酸基を除いて得られる残基である、請求項1に記載の潤滑油。
【請求項4】
一般式(1)に記載のAが、1,4−ブタンジオール残基、1,5−ペンタンジオール残基、1,6−ヘキサンジオール残基、1,7−ヘプタンジオール残基、1,8−オクタンジオール残基、1,9−ノナンジオール残基、1,10−デカンジオール残基、2−メチル−1,3−プロパンジオール残基、1,3−ブタンジオール残基、2−メチル−1,4−ブタンジオール残基、1,4−ペンタンジオール残基、2−メチル−1,5−ペンタンジオール残基、3−メチル−1,5−ペンタンジオール残基、1,5−ヘキサンジオール残基、2−メチル−1,6−ヘキサンジオール残基、3−メチル−1,6−ヘキサンジオール残基、1,6−ヘプタンジオール残基、2−メチル−1,7−ヘプタンジオール残基、3−メチル−1,7−ヘプタンジオール残基、4−メチル−1,7−ヘプタンジオール残基、1,7−オクタンジオール残基、2−メチル−1,8−オクタンジオール残基、3−メチル−1,8−オクタンジオール残基、4−メチル−1,8−オクタンジオール残基、1,8−ノナンジオール残基、2−メチル−1,9−ノナンジオール残基、3−メチル−1,9−ノナンジオール残基、4−メチル−1,9−ノナンジオール残基、5−メチル−1,9−ノナンジオール残基、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール残基、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール残基、ネオペンチルグリコール残基、2,2−ジエチルプロパンジオール残基又は2−ブチル−2−エチルプロパンンジオール残基である、請求項1に記載の潤滑油。
【請求項5】
一般式(1)に記載のAが、2−メチル−1,4−ブタンジオール残基、2−メチル−1,5−ペンタンジオール残基、3−メチル−1,5−ペンタンジオール残基、2−メチル−1,6−ヘキサンジオール残基、3−メチル−1,6−ヘキサンジオール残基、2−メチル−1,7−ヘプタンジオール残基、3−メチル−1,7−ヘプタンジオール残基、4−メチル−1,7−ヘプタンジオール残基、2−メチル−1,8−オクタンジオール残基、3−メチル−1,8−オクタンジオール残基、4−メチル−1,8−オクタンジオール残基、2−メチル−1,9−ノナンジオール残基、3−メチル−1,9−ノナンジオール残基、4−メチル−1,9−ノナンジオール残基、5−メチル−1,9−ノナンジオール残基、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール残基又は2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール残基である、請求項1に記載の潤滑油。
【請求項6】
一般式(1)に記載のAが、3−メチル−1,5−ペンタンジオール残基又は2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール残基である、請求項1に記載の潤滑油。
【請求項7】
一般式(1)に記載のR及びRが、同一又は異なって、それぞれ炭素数6〜9の直鎖状脂肪族飽和モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基である、請求項1〜6のいずれかに記載の潤滑油。
【請求項8】
前記潤滑油が、冷凍機用潤滑油、エンジン用潤滑油、ギヤ用潤滑油、軸受用潤滑油、自動変速機用潤滑油、無段変速機用潤滑油、パワーステアリング用潤滑油、アクティブサスペンション用潤滑油、ショックアブゾーバー用潤滑油、タービン用潤滑油、コンプレッサー用潤滑油、油圧作動油又はグリース用基油である、請求項1〜7のいずれかに記載の潤滑油。
【請求項9】
前記軸受用潤滑油が、スピンドルモータ用潤滑油である、請求項8に記載の潤滑油。
【請求項10】
前記スピンドルモータ用潤滑油が、動圧流体軸受用潤滑油又は焼結含油軸受用潤滑油である、請求項9に記載の潤滑油。
【請求項11】
請求項1〜7のいずれかに記載の潤滑油及び酸化防止剤を含有することを特徴とする、スピンドルモータ用潤滑油組成物。
【請求項12】
酸化防止剤が、フェノール系酸化防止剤及び/又はアミン系酸化防止剤である、請求項11に記載のスピンドルモータ用潤滑油組成物。
【請求項13】
軸とスリーブとからなる流体軸受において、請求項11又は請求項12に記載のスピンドルモータ用潤滑油組成物を用いることを特徴とする流体軸受。
【請求項14】
請求項13に記載の流体軸受を備えたスピンドルモータ。
【請求項15】
一般式(1)
【化3】

[式中、R及びRは、同一又は異なって、それぞれ炭素数6〜9の直鎖状若しくは分岐鎖状の脂肪族飽和モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基を表す。Aは、3−メチル−1,5−ペンタンジオール又は2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールから水酸基を除いて得られる残基を示す。Bは、下記の一般式(a)、(b)又は(c)で示される基を表す。]
【化4】

で表される脂肪族二価アルコールジエステル。
【請求項16】
一般式(1)に記載のR及びRが、同一又は異なって、それぞれ炭素数6〜9の直鎖状脂肪族飽和モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基である、請求項15に記載の脂肪族二価アルコールジエステル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2013−18973(P2013−18973A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−134509(P2012−134509)
【出願日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【出願人】(000191250)新日本理化株式会社 (90)
【Fターム(参考)】