説明

火災受信機

【課題】必要に応じて過去の設定内容を参照して新たな設定を行うことを可能とする火災受信機を得る。
【解決手段】各種設定データを含む第1のデータベースを格納し、第1のデータベース内の各種設定データの内容の読み書きが自在である不揮発性の記憶媒体40と、操作入力に基づいて、各種設定データの内容を変更し、変更後の内容で記憶媒体に格納されている第1のデータベースの内容を上書きするデータベース変更手段23と、第1のデータベースの内容が変更された場合に、変更された各種設定データの変更履歴情報を生成して、記憶媒体に変更履歴情報を記憶させる変更履歴情報登録手段26とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災受信機に関し、特に、火災受信機が設置される現場で、各種設定内容を変更した際に、その変更履歴情報を記憶しておくことのできる火災受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
火災受信機は、信号線を介して、あらかじめ決められた様々な場所に設置されている種々の感知器等と接続されており、各感知器等の情報を収集することができる。このような火災受信機としては、連動情報等の各種設定データが、データベース化されて格納されている記憶媒体(メモリカード)が用いられることが知られている。このメモリカードは、読み書き自在で、かつ不揮発性である。
【0003】
従来の火災受信機に各種設定を行う場合には、まず、専用のツール(データベース作成装置)を使用して、各種設定データを作成し、メモリカードに書き込む。その後、書き込みが完了したメモリカードを専用のツールから取り外し、火災受信機に挿入することで、新たな内容が火災受信機に設定されることとなる。
【0004】
また、それぞれの設置環境に応じて、設定データの変更を行う場合には、メモリカードを挿入した状態の火災受信機上で、直接、所望のデータを変更することができ、変更後のデータがメモリカード内に書き込まれる。さらに、メモリカード内の設定内容が変更されると、その変更された設定内容を、データベース作成装置側のデータベースにアップロードすべきことをユーザに要求するアップロード要求報知手段を備えた火災受信機もある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
このような、特許文献1の火災受信機によれば、現場で専用ツールを用いることなく、設定をすぐに変更することができる。さらに、アップロード要求に応じて、メモリカードを火災受信機から取り外してデータベース作成装置に挿入することで、最新のデータをデータベース作成装置側にアップロードすることができる。この結果、メモリカードに設けられているデータベース(第1のデータベース)の設定内容と、データベース作成装置に設けられているデータベース(第2のデータベース)の設定内容とを、早期に整合させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−316796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来技術においては、第1のデータベースの設定内容が変更された場合には、この変更された内容で、メモリカードが上書きされてしまうこととなる。このため、何度も変更が行われた場合には、どのような変更が行われたのかを、後日確認することができなかった。
【0008】
例えば、設定内容として、ある感知器の火災には至らないが通常の生活環境よりも煙が多くなるなどの火災の兆候を注意報するための注意レベルを火災受信機で変更した結果、注意報が頻繁に発生してしまった場合には、注意レベルを元のレベルに戻したいケースが生じる。しかしながら、設定変更した後に、過去のデータを忘れてしまうと、元に戻すことができないこととなる。
【0009】
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、必要に応じて過去の設定内容を参照して新たな設定を行うことを可能とする火災受信機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る火災受信機は、各種設定データを含む第1のデータベースを格納し、第1のデータベース内の各種設定データの内容の読み書きが自在である不揮発性の記憶媒体と、操作入力に基づいて、各種設定データの内容を変更し、変更後の内容で記憶媒体に格納されている第1のデータベースの内容を上書きするデータベース変更手段と、第1のデータベースの内容が変更された場合に、変更された各種設定データの変更履歴情報を生成して、記憶媒体に変更履歴情報を記憶させる変更履歴情報登録手段とを備えるものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る火災受信機によれば、現場サイドで火災受信機の運用データベースの各種設定データの内容を変更した場合に、変更された各種設定データの変更履歴情報を、不揮発性の記憶媒体に登録する構成を備えることにより、必要に応じて過去の設定内容を参照して新たな設定を行うことを可能とする火災受信機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1における火災受信機を含むシステムの全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1における火災受信機の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1における火災受信機の一連の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1における変更履歴情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の火災受信機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
【0014】
実施の形態1.
まず始めに、システムの全体像について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における火災受信機を含むシステムの全体構成図である。火災受信機20は、信号線SGを介して、光電式アナログ感知器SE11、熱アナログ感知器SE12、アドレッサブル発信機SE13、感知器用中継器C11、および防排煙制御用中継器D11と接続されている。
【0015】
また、感知器用中継器C11には、自動試験機能付き感知器(ATF感知器)が複数台接続されている。また、防排煙制御用中継器D11には、防火戸D111、排煙機D112、シャッタD113、およびたれ壁D114が接続されている。このような構成により、火災受信機20は、あらかじめ決められた様々な場所に設置されている種々の感知器等から情報を収集している。
【0016】
また、データベース作成装置30は、火災受信機20で使用する各種設定データを作成するための専用のツールである。データベース作成装置30で作成された各種設定データは、メモリカード40に書き込まれる。そして、書き込みが完了したメモリカード40を火災受信機20に挿入することで、新たな内容が火災受信機20に設定される。
【0017】
本発明における火災受信機20は、火災受信機20側でメモリカード40内のデータを書き換えた際に、その変更履歴内容をメモリカード40内に記憶させておき、必要に応じて表示させることができる点を技術的特徴としている。そこで、図面およびフローチャートに基づいて、本願の技術的特徴について、以下に詳細に説明する。
【0018】
図2は、本発明の実施の形態1における火災受信機の構成図である。図2における火災受信機20は、火災情報処理手段21、送受信制御手段22、データベース変更手段23、入出力制御手段24、表示操作部25、および変更履歴情報登録手段26を備えている。また、メモリカード40は、火災受信機20に設けられたスロット(図示せず)に挿入されることで、入出力制御手段24と接続され、内容の読み書きが可能となる。また、プリンタ50も入出力制御手段24と接続可能な構成を備えている。なお、入出力制御手段24には、スロット(図示せず)にメモリカード40を着脱する際に操作されるディップスイッチSW1が設けられている。
【0019】
火災情報処理手段21は、信号線SGを介して、先の図1に示したような各種感知器等から収集した情報を処理する。また、データベース変更手段23は、表示操作部25による変更操作内容に応じて、メモリカード40内の各種設定データを書き換える。これらの機能は、既存の火災受信機に備わっているものである。
【0020】
一方、本発明の技術的特徴である変更履歴内容の記憶は、変更履歴情報登録手段26により実現される。そこで、この変更履歴情報登録手段26の働きを、一連の運用の流れに沿って詳述する。
【0021】
火災受信機20に各種設定データを読み込ませ、その後、火災受信機20側で設定データの一部を変更した際に、その変更履歴を残す一連の運用は、以下のステップ(第1ステップ〜第4ステップ)に従って行われる。
[第1ステップ]
データベース作成装置30で作成された各種設定データは、データベース作成装置30内の記憶部にマスタのデータベースとして保存される。このデータベース作成装置30内のマスタのデータベースは、第2のデータベースに相当する。
【0022】
[第2ステップ]
データベース作成装置30で作成された各種設定データを、所望の火災受信機20に展開するために、データベース作成装置30にメモリカード40を挿入し、メモリカード40内に運用データベースとして各種設定データをコピーする。このメモリカード40内の運用データベースは、第1のデータベースに相当する。
【0023】
[第3ステップ]
火災受信機20側では、メモリカード40を挿入して各種設定データを読み込んだ後、必要に応じて火災受信機20の表示操作部25からの操作に基づいて、メモリカード40内の第1のデータベースの内容の一部を設置場所に合わせて変更する。
【0024】
この際、変更履歴情報登録手段26は、設定変更に伴う変更履歴情報を作成し、メモリカード40内に記憶させる。また、メモリカード40内の第1のデータベースの内容が変更されたことで、第2のデータベースの内容とずれが生じるため、メモリカード40内の変更後の第1のデータベースの内容を、データベース作成装置内の第2のデータベースに上書きして同期を取るように促すアップロード要求の表示を行う。
[第4ステップ]
マスタのデータベースを書き換えるために、変更後の最新の各種設定データが記憶されているメモリカード40を火災受信機20から取り外し、データベース作成装置30に挿入し、アップロードを行い、第2のデータベースの内容を第1のデータベースの内容で上書きする。また、同時に、変更履歴情報もデータベース作成装置30の記憶部にアップロードされる。
【0025】
上述した一連動作のうち、第2ステップ〜第4ステップの詳細な手順の一例について、フローチャートを用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態1における火災受信機の一連の処理の流れを示すフローチャートである。オペレータは、現場サイドにおいて、火災受信機20の表示操作部25を操作することで、各種設定データの変更を行う(ステップS301)。この際、設定データが容易に変更されることを防止するために、特定の設定内容の変更に当たっては、パスワード入力を必要とするようにしてもよい。
【0026】
次に、変更された設定データは、データベース変更手段23により、メモリカード40内に記録され、これにより、第1のデータベースの内容が書き換えられる(ステップS302)。
【0027】
次に、変更履歴情報登録手段26は、ステップS302における書き換え内容に応じた変更履歴情報を作成し、メモリカード40内に記憶させる(ステップS303)。
【0028】
次に、データベース変更手段23は、メモリカード40内の変更後の第1のデータベースの内容を、データベース作成装置30内の第2のデータベースに上書きして同期を取るように促すアップロード要求を、表示操作部25に表示させる(ステップS304)。
【0029】
次に、データベース変更手段23は、メモリカード40がアップロードのために取り外されたか否かを確認する(ステップS305)。例えば、データベース変更手段23は、カードを取り外す際に、オペレータによりディップスイッチSW1がONに切り換えられたことを読み取ることで、この状態を確認することができる。
【0030】
そして、データベース変更手段23は、メモリカード40が取り外されたことを確認できるまで、ステップS304によるアップロード要求の表示を継続させる。一方、ステップS305において、メモリカード40が取り外されたことを確認できた場合には、データベース変更手段23は、アップロード要求の表示を消去する(ステップS306)。
【0031】
次に、オペレータは、取り外したメモリカード40をデータベース作成装置30に挿入し、第1のデータベースの内容を第2のデータベースにコピーする(ステップS307)。これにより、変更後の最新の設定データである第1のデータベースの内容が、マスタとなる第2のデータベースにアップロードされることとなる。また、同時に、変更履歴情報もデータベース作成装置30の記憶部にアップロードされる。
【0032】
次に、オペレータは、メモリカード40を火災受信機20に戻し、ディップスイッチSW1をOFFにする(ステップS308)。次に、変更履歴情報登録手段26は、SW1がOFFとなったことから、既にメモリカード40内の変更履歴情報がデータベース作成手段にアップロードされたと判断し、変更履歴情報を消去することができる(ステップS309)。
【0033】
なお、この変更履歴情報の消去は、全てを消去する必要はなく、メモリカードの容量に応じて、変更履歴情報が所定容量をオーバーしている場合に、所定容量内に収めるように、古いデータのみを削除することも可能である。あるいは、SW1による判断ではなく、例えば、最新の100データを履歴として保存し、常に古いものから順次消去していくようにしてもよい。
【0034】
以上のように、現場サイドで、メモリカード40内の第1のデータベースの内容が書き換えられるたびに、その変更履歴情報がメモリカード40内に記憶される。そして、この変更履歴情報は、火災受信機20に設けられている表示操作部25に必要に応じて表示させることができる。この結果、実運用状況に応じて、過去のデータを参照して設定データを元に戻す、あるいは過去の履歴に基づいて新たなデータを設定することが容易に行えるようになる。
【0035】
一例として、厨房などに設置された感知器で、誤報が生じないように複数回現場の調整で設定データを変更した場合には、その時々の変更履歴を取っておけば、次回に調整するときの参考にできる。誤報が生じるからといって、最初から警報が発生しないレベルにしてしまうと、それだけ警報が遅くなってしまう。そこで、過去の履歴データを参照することで、現場の設置環境ごとに最適な設定データを得ることが可能となる。
【0036】
また、データの調整が完了して、データベース作成装置30に新たな設定データと同時に変更履歴情報をアップロードした後にメモリカード40を受信機に戻したときに、変更履歴情報を消すので、メモリカード40のメモリ容量のオーバフローを防止することができる。
【0037】
次に、データベース内に格納される各種設定データの具体例、およびその変更履歴情報の具体例について説明する。
各種感知器に関する設定データとしては、例えば、次のような3種の設定データが考えられる。
[設定データ1]感知器の注意レベル、火災レベル、故障レベルの閾値
火災受信機20内の火災情報処理手段21が、各アナログ感知器から定期的に通知されるアナログ値と比較して、各警報を行うかを判断するための所定の値である。
【0038】
[設定データ2]警報状態継続時間
火災受信機20内の火災情報処理手段21が、各アナログ感知器から定期的に通知されるアナログ値と、閾値レベルとを比較して各警報を行う際に、すぐに警報を行わず、警報を行う値がある一定時間以上継続したときに、はじめて警報を行うための所定の時間である。
【0039】
[設定データ3]オプションメッセージ
火災受信機20内の火災情報処理手段21が、各警報を行うときに、感知器の番号とともに、警報発生場所がわかりやすいように、表示操作部25に表示する、場所名称等のデータである。
【0040】
設定データ1の閾値、設定データ2の継続時間は、各感知器の設置環境によりさまざまである。このような場合には、現場サイドで、火災受信機の設定データを容易に変更できる機能に加え、変更履歴情報を適宜蓄積し、必要に応じて表示する機能が重要となる。この変更履歴情報を活用することで、各現場での設置環境に応じて、現場サイドで設定データを最適値に絞り込んでいく、あるいは前のデータに戻すといったことが容易に行えるようになる。
【0041】
次に、変更履歴情報の詳細について説明する。図4は、本発明の実施の形態1における変更履歴情報の一例を示す図である。この図4では、変更履歴情報の内容として、NO、変更日付、変更内容(変更した設定データ名)、変更前のデータ、変更後のデータ、アドレスの6項目を例示している。
【0042】
このような変更履歴情報は、必要に応じて、表示操作部25に表示させることができる。例えば、オペレータが、変更履歴情報におけるNO3、NO5およびNO6と同じ感知器の注意レベルを変更して調整する場合には、4.6%/mで注意報が頻繁に発生するためNO6で5.7%/mに変更して注意報が発生しなくなり、NO5で5.0%/mに変更して注意報が頻繁に発生するようになり、NO3で5.3%/mに変更しても注意報がときどき発生するときには、次回は、例えば、5.5%/mに設定するようにすれば最適な値に設定変更することができる。
【0043】
以上のように、実施の形態1によれば、現場サイドで火災受信機の運用データベースの各種設定データの内容を変更した場合に、変更された各種設定内容の変更履歴情報を、不揮発性の記憶媒体に登録することができる。この結果、変更履歴情報を汎用パソコンなどで読み出して、閲覧、管理することができる。
【0044】
さらに、運用データベースの各種設定データの内容を変更した場合には、アップロード要求をユーザに報知することができる。この結果、変更された運用データベースをデータベース作成装置に設けられているマスタのデータベースにアップロードして、マスタ側を最新のデータに書き換えることを忘れないようにすることができる。
【0045】
さらに、変更された各種設定データの変更履歴情報として、変更された設定データ名と、変更された設定内容の変更前の設定データと変更後の設定データとを登録する。この結果、変更された設定データの内容がどのように遷移してきたかを確認することができる。なお、各種設定データの変更履歴情報として、変更された各設定データについて、初回は変更前の設定データと変更後の設定データとを登録して、2回目以降は変更後の設定データのみを登録するようにしても、設定データの内容がどのように遷移してきたかを確認できる。
【0046】
さらに、運用データベースの各種設定データの内容を変更した場合に、データベース作成装置に設けられているマスタのデータベースにアップロードすることが完了したときには、同時に、変更履歴情報もマスタの記憶部にアップロードされたため、記憶媒体の変更履歴情報を消去することができる。この結果、メモリ容量のオーバフローを防止し、最新の変更履歴情報を確実に記憶させておくことができる。
【0047】
また、変更履歴情報は、表示操作部に表示させる、あるいはプリンタを接続して印字することが可能であり、変更履歴の閲覧、管理を容易に行うことができる。
【符号の説明】
【0048】
20 火災受信機、21 火災情報処理手段、22 送受信制御手段、23 データベース変更手段、24 入出力制御手段、25 表示操作部、26 変更履歴情報登録手段、30 データベース作成装置、40 メモリカード(記憶媒体)、50 プリンタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種設定データを含む第1のデータベースを格納し、前記第1のデータベース内の前記各種設定データの内容の読み書きが自在である不揮発性の記憶媒体と、
操作入力に基づいて、前記各種設定データの内容を変更し、変更後の内容で前記記憶媒体に格納されている前記第1のデータベースの内容を上書きするデータベース変更手段と、
前記第1のデータベースの内容が変更された場合に、変更された各種設定データの変更履歴情報を生成して、前記記憶媒体に前記変更履歴情報を記憶させる変更履歴情報登録手段と
を備えたことを特徴とする火災受信機。
【請求項2】
請求項1に記載の火災受信機において、
前記変更履歴情報登録手段は、前記第1のデータベースの内容が変更された場合に、前記第1のデータベースに含まれる変更後の各種設定データおよび前記変更履歴情報の内容を、マスタ側にアップロードすることをユーザに要求するためのアップロード要求を報知する機能をさらに備える
ことを特徴とする火災受信機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の火災受信機において、
前記変更履歴情報登録手段は、前記各種設定データの内容が変更された場合に、変更前の設定データと変更後の設定データとを含む変更履歴情報を生成する機能をさらに備える
ことを特徴とする火災受信機。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の火災受信機において、
前記変更履歴情報登録手段は、必要に応じて、前記記憶媒体に記憶された前記変更履歴情報を読み出して表示部に表示させる
ことを特徴とする火災受信機。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の火災受信機において、
前記変更履歴情報を印字する印字手段をさらに備える
ことを特徴とする火災受信機。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の火災受信機において、
前記変更履歴情報登録手段は、前記記憶媒体が再装着された際に、前記記憶媒体内に記憶されている変更履歴情報を消去する
ことを特徴とする火災受信機。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の火災受信機において、
前記データベース変更手段により変更される各種設定データは、感知器の感度レベルの閾値、警報状態継続時間、オプションメッセージの少なくともいずれか1つを含む
ことを特徴とする火災受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−224938(P2010−224938A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−72328(P2009−72328)
【出願日】平成21年3月24日(2009.3.24)
【出願人】(000233826)能美防災株式会社 (918)
【Fターム(参考)】