説明

灯体ユニット

【課題】敷物自体を取り替えなくても、使用者の要望に応じて、当該敷物表面に付与される表示態様を容易に変更することができ、且つ、敷物に簡易に取り付けることができる、灯体ユニットを提供する。
【解決手段】自家用車および商用車等の車両の床面および/または昇降口の踏段に敷設される敷物に配備され、敷物の表面に、文字,記号,図形,模様,絵等の表示部16を表示する灯体ユニット10であって、ユニット本体12と、ユニット本体12に組み込まれ、その表面に発光面を有する発光部14と、発光面の上面に配置され、表示部34を構成する透過型の表示体16と、表示体16を覆うようにして、ユニット本体12に着脱自在に設けられ、表示体16が視認可能となる透光性を有するカバーケース18と、灯体ユニット10を敷物に取外し可能に装着する装着手段20とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、灯体ユニットに関し、特にたとえば、自家用車,商用車等の車両用のフロアーマットないしフロアーカーペット等の敷物に装着して用いられる灯体ユニットであって、簡便な構成でフロアー足元の灯りを確保し、安全性および装飾性に優れた効果を奏するとともに、種々の形状を有したフロアーマット本体に簡単且つ体裁良く装着することができ、装着スペースのコンパクト化も図れる、灯体ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
本願発明の背景となる従来技術には、例えば、光透過部を有するカーペットと、ベース部材と、カーペットとベース部材との間、又はベース部材内に設置されるLED光源とを備え、ベース部材は、LED光源の光が光透過部を介して外部に放射される位置にカーペットを保持することを特徴とする、フロアマットがあった(例えば、特許文献1参照)。
このフロアマットでは、カーペットがその縁部をベースの枠部に挿入するようにベース上に設置されることでカーペットの位置ズレが防止され、カーペットの大凡の位置決めが行われる。すなわち、カーペットは複数の貫通孔を有し、ベースは、カーペットの複数の貫通孔の真下となる位置にそれぞれ凹部を有する。ベースの各凹部には、それぞれ、LED光源がその上部を突出させて組込まれている。カーペットをベース上に設置する場合、突出した各LED光源の上部が対応する貫通孔にそれぞれ嵌入される。
【0003】
また、本願発明の背景となる他の従来技術には、例えば、車両側カ−ペット上に重合配置可能なフロアマットを設け、フロアマットに通孔を形成し、通孔に係合可能な係止具を定位置に配置した自動車用フロアマットにおいて、係止具を車両側カ−ペットに突設したことを特徴とする、自動車用フロアマットがあった(例えば、特許文献2参照)。
この自動車用フロアマットは、係止具を夜間に照明可能にし、夜間における係止具と通孔との係合状態を容易かつ確実に確認可能にし、夜間における不測の事故を未然に防止し得るようにしている。
自動車用フロアマットの取り付け作業に際しては、フロアパネル上に敷設した車両側カ−ペットに係止具を後付けし、係止具に通孔を挿入かつ係合して、フロアマットを車両側カ−ペットに重合配置するようにしている。係止具の取り付けに際しては、先ず、フロアパネルに敷設した車両側カ−ペットの運転席下のパイル基盤を所定域剥離し、基盤と基板との間にブラケット板を差し込む。そして、ブラケット板には、ボルトが予め固定され、その螺軸がパイル基盤に形成したボルト挿通孔に挿入されることにより、ボルトがパイル基盤上に突出して配設される。次に、係止具を保持し、係止具本体と一体の張出板の透孔にボルトを挿入し、その螺軸端にナットをねじ込んで緊締し、張出板を固定する。係止具本体には、予め、その内部に配線基板が組み込まれ、配線基板には複数のLEDが取り付けられる。次に、ハ−ネスを外部に引き出し、係止具本体に着色部と光不透過部とを設けた本体カバ−を組み付けて、照明室を水密に閉塞する。そして、フロアマットを敷設する場合には、予め敷設した車両側カ−ペットの運転席下にフロアマットが重合されて配置され、その通孔が係止具本体に挿入される。
【0004】
さらに、本願発明の背景となる他の従来技術には、例えば、車両のフロアーに設けた固定マットに敷設されるマット本体と、このマット本体に配置した光ファイバーと、マット本体の表面側に設けられた光ファイバーの発光部と、マット本体に設けた光ファイバーの受光部と、車両に設けられた光源とを備えた車両用フロアーマット装置において、光源からの光を受光部に導光する光源側導光部材を設け、この光源側導光部材を、固定マットの下に通したことを特徴とする、車両用フロアーマット装置があった(例えば、特許文献3参照)。
この車両用フロアーマット装置では、マット本体をたとえば車両の助手席のフロアーに敷き、基端部から適宜な光を入れると、先端部が発光し、マット本体の表面マットに点在した発光箇所により視覚効果を得ることができる。
マット本体の縁部には、かがり糸を連続した輪状に縫って縁かがり部が形成され、マット表面には複数の溝が形成されている。複数の溝内には、それぞれ光ファイバーが配置され、クリップなどの固定手段により固定されている。複数の光ファイバーの基端部側は、縁かがり部の内部を通して、マット本体の角部に集められ、収束されている。複数の光ファイバーは、その途中が所定間隔で固定手段により固定されている。固定手段としては、プラスチック製のU字型クリップが表面側から打ち込まれ、このクリップの両端に設けた抜止め部が裏面に係止される。光ファイバーの基端部側は、縁から所定寸法突出され、縁に沿ってマット本体の角部側に引き回された後、電動ミシンなどにより光ファイバーごと縁をかがり、縁かがり部が形成されている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−210308号公報
【特許文献2】特開2006−193031号公報
【特許文献3】特開2001−88507号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、たとえば特許文献1に示す従来のフロアマットでは、LED光源の一部と貫通孔との嵌合作用を利用することにより、カーペットをベースの枠部に正確に位置決めして配置できるものではあるが、貫通孔の配置態様によって、つまり、LED光源の配置態様の如何により作り出される照明態様(発光態様)によって、カーペット表面全体の装飾態様(マトリックス状や幾何学模様、文字、図形などを描くような規則的な意匠性を有するもの、あるいは、不規則な意匠性を有するもの)が決定されるものとなっている。
したがって、この従来のフロアマットでは、たとえば使用者の要望により、当該フロアマット表面の一部および/または全体の装飾態様(照明態様)を変更したい場合には、ベースおよびカーペットの両方を、所望する装飾態様(照明態様)を備えた別の新たなものと入れ替えなければならず、手間が掛かる上、コストも高く付くという問題点があった。
すなわち、この従来のフロアマットでは、当該フロアマットを取り替えること無しに、当該フロアマット表面に付与される装飾態様、各種ロゴマーク、標記、標章、シンポルマーク等の表示態様を簡単に変更することが困難なものとなっていた。
【0007】
また、たとえば特許文献2に示す従来の自動車用フロアマットは、フロアマットを車両側カーペットに取り付けるための係止具自体の取り付け構造の容易化を図るとともに、フロアマットの取り付け状態を容易に視覚的に確認でき、フロアマットの移動による不測の事故を未然に防止する一方、前記確認を乗車時に促し、乗車の安全性と合理性を図ることを目的としているため、フロアマット自体に表示される装飾態様等の表示態様については何ら考慮されていない。そして、この従来のフロアマットにおいても、たとえば使用者の要望により、当該フロアマット表面の一部および/または全体に付与される表示態様を変更したい場合には、カーペット自体を別の新たなものと取り替えなければならず、コストが高くつくという問題点は未だ解消されるものとはなっていない。
【0008】
さらに、たとえば特許文献3に示す従来の車両用フロアーマット装置は、マット本体の表面マットに点在した光ファイバーの発光箇所により視覚効果を得ることができるものとなっているが、この従来の車両用フロアーマット装置では、マット本体の表面マットの複数の溝に配置される光ファイバーの発光箇所の配置態様によって、表面マットの表面全体の装飾態様が決定されるものとなっている。
そのため、この従来の車両用フロアーマット装置においても、当該表面マットの一部および/または全体の表示態様を変更したい場合には、マット本体自体を別の新たなものと入れ替えなければならず、上述の特許文献1および特許文献2に示した従来技術と同様の問題点を有するものとなっている。
また、この従来の車両用フロアーマット装置は、それ以前の光ファイバーを備えた車両用フロアーマットに比べて光ファイバーをマット本体に容易に取り付けることができる接続構造となっていているものの、表面マットの表面の溝に光ファイバーを配置した後、光ファイバーの端部をマット本体の縁に沿わせ、光ファイバーと共に縁をかがる製造方法であるため、マット本体表面に付与される表示態様を決定する光ファイバーの取り付けは、未だ、複雑で手間の掛かるものとなっている。
【0009】
それゆえに、本願発明の主たる目的は、敷物自体を取り替えなくても、使用者の要望に応じて、当該敷物表面に付与される表示態様を容易に変更することができ、且つ、敷物に簡易に取り付けることができる、灯体ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1にかかる本願発明は、車両の床面および/または昇降口の踏段に配置される敷物に装着するための灯体ユニットであって、灯体ユニットは、ユニット本体と、ユニット本体に組み込まれ、その表面に発光面を有する発光部と、発光面の上面に配置され、表示部を構成する透過型の表示体と、表示体を覆うようにして、ユニット本体に着脱自在に設けられ、表示体が視認可能となる透光性を有したカバーケースと、ユニット本体を敷物に取外し可能に装着する装着手段とを含むことを特徴とする、灯体ユニットである。
請求項1にかかる本願発明では、発光面を有する発光部がユニット本体に組み込まれている。発光面の上面には、文字,記号,図形,模様,絵柄等の表示部を構成する透過型の表示体が配置される。ユニット本体には、表示体を覆うようにして、表示体が視認可能となる透光性を有したカバーケースが着脱自在に設けられる。そして、ユニット本体は、装着手段によって、取外し可能に敷物に装着される。
したがって、請求項1にかかる本願発明によれば、特許文献1,特許文献2および特許文献3等に示すような従来技術の如く、当初敷設されていた敷物を取り替えなくても、ユニット本体からカバーケースを取外して、表示体を、所望する表示態様を備えたものと差し替えるだけで、当該表示部で表示される表示態様を極めて簡単に変更することが可能となり、コストパフォーマンスも従来技術と比べて高いものとなっている。また、敷物から灯体ユニットを自在に取り外すことができるため、敷物自体をそれ単体で簡単に洗浄することも可能となっている。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、発光部は、ユニット本体に組み込まれ、主面に対して光を導出するプレイト状の導光部材と、導光部材の側面側に配置され、導光部材内に光を導入する光源と、導光部材の下面に配置され、光源から導入された光を導光部材の上面側に反射させる反射部材とを含み、表示体は、導光部材の上面と対向する面に、導光部材の上面から出た光を拡散させる拡散層とを含み、ユニット本体は、導光部材、光源、反射部材および表示体を収容する収容部と、収容部を支持する支持ベースとを含み、装着手段は、支持ベースを敷物に取外し可能に装着する装着部材を含むことを特徴とする、灯体ユニットである。
請求項2にかかる本願発明では、導光部材がユニット本体に組み込まれ、当該導光部材の主面に対して光を導出するものとなっている。光源は、導光部材の側面側に配置され、導光部材内に光を導入している。光源としては、発光ダイオード(LED)および冷陰極管などが適宜採用され得る。反射部材は、導光部材の下面に配置され、光源から導入された光を導光部材の上面側に反射させている。反射部材としては、バックライト用の光反射フィルムないし光反射シートなどが適宜採用され得る。表示体は、その下面に、導光部材の上面から出た光を拡散させる拡散層を含むものとなっている。表示体としては、拡散層を備えたインクジェットバックライトフィルムなどが採用され得る。導光部材、光源、反射部材および表示体は、ユニット本体の収容部に収容されている。収容部は、支持ベースで支持されている。装着手段の装着部材は、支持ベースを敷物に取外し可能に装着している。
請求項3にかかる本願発明は、請求項2にかかる発明に従属する発明であって、装着部材は、ねじ結合により連結される雄体および雌体を含み、雄体と雌体とで支持ベースを敷物に取外し可能に装着することを特徴とする、灯体ユニットである。
請求項3にかかる本願発明では、雄体および雌体をねじ結合させることにより、支持ベースと敷物とを取外し可能に連結している。つまり、雄体および雌体間に敷物を配置し、当該雄体および雌体をねじ結合させることによって、支持ベースで支持されているユニット本体と敷物とが取外し自在に連結される。
請求項4にかかる本願発明は、請求項2にかかる発明に従属する発明であって、装着部材は、少なくともその一方が弾性を有し、嵌合作用により連結される凹部および凸部を含み、凹部と凸部とで支持ベースを敷物に取外し可能に装着することを特徴とする、灯体ユニットである。
請求項4にかかる本願発明では、少なくともその一方が弾性を有する凹部および凸部を嵌合させることにより、支持ベースと敷物とを取外し可能に連結している。例えば、敷物の表面側に凹部を配設し、支持ベースの裏面側に凸部を配設して、凹部および凸部を嵌合させることによって、支持ベースで支持されているユニット本体と敷物とが取外し自在に連結される。この場合、凹部および凸部の少なくとも一方が弾性を有しているため、当該凹部と凸部との嵌合作用において、たとえばスナップ作用による嵌め外しが可能となる嵌合形態を採用することも可能となる。凹部は受け部としての機能を有し、凸部は差込み部としての機能を有する。
なお、請求項2、請求項3および請求項4にかかる発明の主たる作用・効果は、それぞれ、請求項1にかかる発明の作用・効果と同様である。すなわち、敷物自体を取り替えなくても、使用者の要望に応じて、当該敷物表面に付与される表示態様を容易に変更することができ、且つ、敷物に簡易に取り付けることができる、灯体ユニットが得られる。
請求項5にかかる本願発明は、車両の床面および/または昇降口の踏段に敷設され、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の灯体ユニットを含むことを特徴とする、敷物である。
請求項5にかかる発明によれば、請求項1から請求項4にかかる発明と同様の効果を奏する敷物が得られる。
請求項6にかかる本願発明は、車両の床面および/または昇降口の踏段に敷設され、請求項1に記載の灯体ユニットを含む敷物であって、敷物は、敷物の所定の位置に設けられ、灯体ユニットのカバーケースが敷物の表面から露出可能となるように、灯体ユニットが着脱自在に挿入されて収納されるポケット部を含むことを特徴とする、敷物である。
請求項6にかかる本願発明では、敷物の所定の位置にポケット部が設けられる。ポケット部には、灯体ユニットのカバーケースが敷物の表面から露出可能となるように、灯体ユニットがポケット部に収納される。そのため、灯体ユニットの表示体を敷物の表面から視認することが可能となっている。
請求項6にかかる発明によれば、請求項1にかかる発明と同様の効果を奏する敷物が得られる上に、それに加えて、特に、ポケット部が配設されているため、当該ポケット部の中に灯体ユニットを極めて簡単に着脱自在に挿入して収納することが可能となっている。
【発明の効果】
【0011】
本願発明によれば、敷物自体を取り替えなくても、使用者の要望に応じて、当該敷物表面に付与される表示態様を容易に変更することができ、且つ、敷物に簡易に取り付けることができる、灯体ユニットが得られる。
【0012】
本願発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本願発明にかかる実施形態の一例を示す斜視図であり、図2は、図1に示す実施形態例の分解斜視図であり、図3は、図1の線III−IIIにおける一部省略断面図である。本実施形態例にかかる灯体ユニット10は、自家用車,商用車等の車両の床面(フロアー)および/または昇降口の踏段(ステップ)に敷設されるマットないしカーペット等の敷物に装着して用いられる灯体ユニットであって、簡便な構成でフロアーおよび/またはステップの足元の灯りを確保し、安全性および装飾性に優れた効果を奏するとともに、種々の形状を有した敷物本体に簡単且つ体裁良く装着することができ、装着スペースのコンパクト化も図れる灯体ユニットである。
【0014】
灯体ユニット10は、概略的に言うと、ユニット本体12と、ユニット本体12に組み込まれ、その表面に発光面を有する発光部14と、発光部14の発光面の上面に配置され、表示部を構成する透過型の表示体16と、外部から表示体16が視認可能となるように、表示体16を覆うようにして、ユニット本体12に着脱自在に設けられる透光性を有したカバーケース18と、ユニット本体12を敷物の表面に取外し自在に装着する装着手段(図1,図2,図3では、その一部のみ図示、全体の構成は、例えば図11参照のこと。)とで構成されている。
【0015】
発光部14は、図10の(A),(B)に示すように、ユニット本体に組み込まれ、主面に対して光を導出するプレイト状の導光部材として、導光板22を含む。導光板22は、透明度が高く比較的屈折率が大きいプラスチック材料で、たとえば縦の長さが25mm、横の長さが130mm、厚みが3mmの矩形板状に形成されている。導光板22としては、例えば、ポリエステル樹脂、非晶性ポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂(PS)、スチレン・アクリロニトリル樹脂(SAN)、ウレタン樹脂、シクロオレフィン樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、脂環式アクリル樹脂、非晶性フッ素系樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ビニルエステル樹脂などの各種の透明性高分子材料を用いることができ、これらの変性材料や複数の樹脂材料の組み合わせであってもよい。なお、本実施形態例では、導光板22として、透明度が高く比較的屈折率が大きいアクリル樹脂が用いられている。
【0016】
導光板22の側面側には、特にたとえば図10の(A)に示すように、当該導光板22内に光を導入する光源24が配置される。光源24には、基板26を含み、基板26の一方主面には、たとえば複数のLED(発光ダイオード)素子28a,28bが配設されている。光源24から射出された光は、導光板22内に導入され、導光板22の主面に対して光が導出される。つまり、光源24からの光は、導光板22により面光源化されるものとなる。導光板22の長手方向の一端側で且つその幅方向の一端側には、方向確認用突起部23が配設されている。方向確認用突起部23は、導光板22を所定の位置に正確に配置するために、後述する導光板収容室48に嵌め込むときの当該導光板22の向きを確認するためのものである。この場合、導光板22の長手方向の一端側の側面を光源24の複数のLED(発光ダイオード)素子28a,28bに指向させ、且つ、導光板22の光拡散面を上面に指向させる向きを確認するためのものとなっている。
【0017】
導光板22の下面には、たとえば図3に示すように、光源24から導入された光を導光板22の上面側に反射させる反射部材30が配置されている。反射部材30としては、高い光反射率を有するたとえば酸化チタンなどの白色顔料を添加したフィルム状ないしシート状のものが用いられている。
【0018】
発光部14の発光面となる導光板22の上面には、表示部を構成する透過型の表示体16が配置される。表示体16は、たとえばシート状の透明あるいは半透明の支持体32を含む。支持体32は、その一方主面にインク受容層を含み、支持体32の他方主面に光拡散層を含む。インク受容層は、記録層としての機能を有し、表示体16の一方主面に、文字,記号,図形,模様,絵柄等の表示部34を構成する機能を有するものである。光拡散層は、導光板22の上面から出た光を拡散させる機能を有するもので、光拡散層によって導光板22からの光がムラなく均一になるように拡散されるので、表示部34が外部からより一層見易いもとなる。本実施形態例では、表示体16として、たとえばインクジェット出力によるバックライトフィルムが用いられている。
【0019】
上記した導光板22、光源24,反射部材30および表示体16は、たとえば図3および図10の(A)に示すように、それぞれ、ユニット本体12に収容される。
そこで、本実施形態例にかかる灯体ユニット10のユニット本体12について、たとえば図1〜図3、図4〜図7および図10を参照しながら、以下、説明する。
ユニット本体12は、図1〜図7に示すように、たとえば平面視矩形トレイ状の筐体40を含み、筐体40は、平面視矩形状の支持ベース42により支持されている。支持ベース42は、筐体40の真下に配置されるベース本体44と、支持ベース42の長手方向の両側で、且つ、筐体40の長手方向の両端から外方に張出したフランジ部46とを有するものである。
【0020】
また、筐体40は、その中央部に、上述した導光板22を収容するための導光板収容室48を備えている。導光板収容室48は、たとえば図6および図7の(A)に示すように、平面視矩形の1つの区画底壁48aと、区画底壁48aの周縁に立設される3つの区画側壁48b,48c,48dとを含む。1つの区画側壁48bは、区画底壁48aの長手方向の一端縁に立設され、2つの区画側壁48c,48dは、区画底壁48aの幅方向の一端縁および他端縁に立設されている。導光板収容室48は、1つの区画底壁48aと3つの区画側壁48b,48c,48dとで囲繞されて形成され、その上面が開放された開放部49を有するものとなっている。そして、導光板収容室48は、導光板22と同じか僅かに大きく形成されている。
【0021】
さらに、筐体40は、導光板収容室48の近傍に、上述した光源24を収容するための光源収容室50を備えている。光源収容室50は、たとえば図6および図10の(A)に示すように、筐体40の長手方向の一端側に配設されたたとえば断面U字状の凹溝部52により形成されている。凹溝部52の大きさは、LED(発光ダイオード)素子28a,28bを搭載した基板26(以下、LED素子28a,28bおよび基板26を総じて、「LEDユニット」という。)と略同一の大きさ形成されている。この場合、LED素子28a,28bからの光が導光板22の側面に指向するように、LEDユニットが光源収容室50に収容される。
【0022】
また、筐体40には、導光板収容室48の近傍に、上述したLEDユニットと電源(図示せず)とを中継する中継接続用コネクタ100の電線100Aを収容するための電線収容部60が配設されている。電線収容部60は、底壁60aと、底壁60aの幅方向の両端縁に立設された2つの側壁60b,60cで囲繞されたたとえば断面U字状の凹溝部62により形成されている。電線収容部60は、たとえば図6および図7の(A)に示すように、筐体40の幅方向の一方側で、且つ、導光板収容室48と所定の間隔を隔てて、当該導光板収容室48の長手方向に沿って延び設けられている。
【0023】
この場合、電線収容部60は、その長手方向の一方側が、図6(B)に示すように、光源収容室50と連通するように配設されている。さらに、電線収容部60は、図4の(A)に示すように、その長手方向の中間部に幅狭の係止部64を有するもので、電線100Aを電線収容部60に収容した際に、たとえば図10の(A)に示すように、電線100Aの長手方向の中間部に結び目100Bを作り、当該結び目100Bを係止部64に引っ掛けるようにして、電線100Aが電線収容部60に収容することができる。そのため、その一端が上記したLEDユニットの基板26に接続され、その他端が中継接続用コネクタ100に接続される電線100Aにおいて、たとえば外部からの不用意な外力により、中継接続用コネクタ100側に引張力が作用した場合でも、電線100Aの結び目100BおよびLEDユニットの基板26間の電線100Aには、引張力を作用させないようにし、当該引張力による電線100Aに対して断線等の悪影響が及ばないようにしている。
【0024】
さらに、筐体40の上面には、導光板収容室48の上面に、表示体16を収容するための表示体収容室70が配設されている。表示体収容室70は、たとえば図6および図7に示すように、筐体40の上面周囲にたとえば0.5mm程度の段差部72を設けることによって配設される。
上述したユニット本体12は、筐体40および支持ベース42が、ポリプロピレン等のプラスチック材料で一体的に成形されることによって形成されている。
【0025】
さらに、筐体40には、たとえば図2,図3に示すように、表示体16を覆うようにして、透光性を有したカバーケース18が、ユニット本体12に着脱自在に配設される。カバーケース18は、特に、たとえば図8および図9に示すように、たとえばその下面が開放された平面視矩形状で且つ箱形のカバー本体74を含む。カバー本体74は、その長手方向の両端に係止片76a,76bを有する。係止片76a,76bは、それぞれ、カバー本体の長手方向の両端部から真下に垂直に延び設けられている。また、係止片76a,76bは、それぞれ、その先端部に、フック部78a,78bを有するものとなっている。カバー本体74,係止片76a,76bおよびフック部78a,78bは、弾性を有するたとえばポリカーボネイト等のプラスチック材料で一体的に成形されている。
【0026】
本実施形態例では、係止片76a,76bが、たとえば図9の(A),(C)に示すように、カバー本体74の長手方向の両端側の壁面74a,74bに、それぞれ、たとえば2つのスリット部75を設けることによって、当該2つのスリット部75,75間に配設されるものとなっている。この場合、2つのスリット部75,75で当該壁面74a,74bを分割することによって、係止片76a,76bは、カバー本体74の内側ないし外側に向けて付勢力を有するものとなっている。
【0027】
一方、筐体40の長手方向の両側には、たとえば図2および図6の(A)に示すように、上記した係止片76a,76bが係止される被係止部80a,80bが配設されている。被係止部80a,80bは、段差部82a,82bを含み、図3に示すように、係止片76a,76bのフック部78a,78bが、段差部82a,82bに係止されるものとなっている。
【0028】
なお、導光板収容室48には、たとえば図4の(A)および図10の(A)に示すように、その長手方向に所定の間隔を隔てて、たとえば2つの電線支持係止孔部84が配設される。2つの電線支持係止孔部84は、特に、それぞれ、図7の(A),(B)に示すように、たとえば断面矩形状の電線挿通孔86を含む。電線挿通孔86の近傍には、フック状の支持凸部88が配設されている。上記した電線100Aの結び目100Bから中継接続用コネクタ100に至る電線100Aは、一方の電線挿通孔86[図10の(A)では、右側の電線挿通孔86]に挿通され、導光板収容室48の区画底壁48aの裏面側に引き出され、支持凸部88と導光板収容室48の区画底壁48aの裏面との間隙部89に挟持される。すなわち、電線100Aの結び目100Bから中継接続用コネクタ100に至る電線100Aは、導光板収容室48の区画底壁48aの裏面と支持凸部88との協働作用によって、当該間隙部89に支持されるものとなる。
したがって、本実施形態例では、たとえば外部からの不用意な外力により、中継接続用コネクタ100と、車両側に設けられたLEDユニットの電源とを接続する電線(図示せず)側に引張力が作用した場合でも、上記した電線100Aの結び目100Bから中継接続用コネクタ100に至る電線100Aは、上記した間隙部89に支持されるため、当該中継接続用コネクタ100の箇所に当該引張力を集中させることが可能となって、中継接続用コネクタ100が外れるものとなる。そのため、当該引張力で電線100Aが断線する等の悪影響からLEDユニットを保護することができる。この場合、支持凸部88は、そのような引張力によって、電線100Aが間隙部89から抜けないようにするためのストッパとしての機能を有するものとなっている。
【0029】
次に、上述したユニット本体12を敷物の表面に取外し自在に装着する装着手段について、たとえば図1,図2,図3,図4,図6の(A)および図11を参照しながら説明する。なお、敷物Wは、たとえば図11に示すように、ゴム製の基材w1と、基材w1の面上にパイル基盤(図示せず)を介して稙設された毛髪状の多数のパイルw2とで形成されている。
装着手段は、ユニット本体12の支持ベース42を敷物Wに取外し可能に装着する装着部材90を含む。装着部材90は、図11に示すように、ねじ結合により連結される雄体92および雌体94を含む。雄体92および雌体94は、それぞれ、雄ねじ面92aおよび雌ねじ面94aを有し、雄ねじ面92aおよび雌ねじ面94aが螺合されることによって、ねじ結合される。装着部材90としては、ねじ式のビスネジ等が用いられる。また、装着手段は、装着部材90を支持ベース42のフランジ部46に配設される取付孔部20を含む。この場合、雄体92と雌体94との間に敷物Wを配置し、当該雄体92の雄ねじ面92aと雌体94の雌ねじ面94aとをねじ結合させることによって、支持ベース42で支持されているユニット本体12と敷物Wとが取外し可能に連結することができる。
すなわち、本実子形態例では、敷物Wの所定の位置に灯体ユニット10を装着するための装着孔部H1が配設される。装着孔部H1は、基材w1とパイルw2とを貫通するものとなる。また、灯体ユニット10の支持ベース42のフランジ部46に配設された取付孔部20と連通可能な連通孔部H2が配設される。そして、敷物Wの装着孔部H1にユニット本体12を嵌め込み、灯体ユニット10の取付孔部20と敷物Wの連通孔部H2とを重ね合わせた後、装着部材90の雄体92および雌体94によって、支持ベース42のフランジ部46が敷物Wと連結されるものとなっている。
【0030】
上述した実施形態例にかかる灯体ユニット10では、発光面を有する発光部14がユニット本体12に組み込まれ、発光面の上面には、文字,記号,図形,模様,絵柄等の表示部を構成する透過型の表示体16が配置され、また、ユニット本体12には、表示体16を覆うようにして、表示体16を視認可能とする透光性を有したカバーケース18が着脱自在に設けられ、さらに、ユニット本体12が、支持ベース42のフランジ部46に配設された取付孔部20および装着部材90等の装着手段によって、敷物Wに取外し自在に装着することができる。
【0031】
そのため、本実施形態例にかかる灯体ユニット10では、敷物Wの表面の所定の位置に、文字,記号,図形,模様,絵柄等の表示部を構成する表示体16を配置して、当該表示体16を車両の乗降者に視認させることができる。特に、本実施形態例にかかる灯体ユニット10によれば、特許文献1,特許文献2および特許文献3等に示すような従来のフロアーマットに比べて、敷物W自体を取り替えなくても、ユニット本体12からカバーケース18を取外して、表示体16を、所望する表示態様を備えたものと差し替えるだけで、当該表示体16で表示される表示態様を極めて簡単に変更することができる。この場合、従来のフロアーマットに比べて、コストパフォーマンスも高いものとなる。しかも、敷物Wから灯体ユニット10を自在に取り外すことができるので、敷物W自体をそれ単体で簡単に洗浄することもできる。
【0032】
なお、装着手段は、上記した装着部材90に限定されるものではなく、たとえば装着部材は、少なくともその一方が弾性を有し、嵌合作用により連結される凹部(図示せず)および凸部(図示せず)を含む、ボタン・ホック式等の装着部材も採用され得る。すなわち、受け部としての機能を有する凹部と、差込み部としての機能を有する凸部とによって、支持ベース46を敷物Wに取外し可能に装着するようにしてもよい。この場合、例えば、敷物Wの表面側に凹部を配設し、支持ベース46の裏面側に凸部を配設して、凹部および凸部を嵌合させることによって、支持ベース46で支持されているユニット本体12と敷物Wとを取外し可能に連結することができる。凹部および凸部の少なくとも一方が弾性を有しているため、当該凹部と凸部との嵌合作用において、たとえばスナップ作用による嵌め外しが可能となる嵌合形態を採用することも適宜可能である。
【0033】
さらに、灯体ユニット10を敷物Wの所定の位置に装着する方法としては、たとえば図12に示すように、敷物Wの所定の部位に、当該灯体ユニット10を挿入するポケット部98を配設するようにしてもよい。
すなわち、先ず、敷物Wの所定の部位に、ユニット本体12の筐体40の平面視の外形と略同様の外形を有する貫通孔95が配設される。次に、当該貫通孔95全体を敷物Wの裏面側から覆うようにして、フェルト等の当て布からなる当て部材96が被覆される。これによって、敷物Wには、その表面に貫通孔95により構成された窓部97を備えたポケット部98が配設されるものとなる。この場合、灯体ユニット10のカバーケース18が敷物Wの表面から露出可能となるように、灯体ユニット10がポケット部98の挿入口98Aから挿入され、当該ポケット部98内に着脱自在に収納される。
【0034】
また、図12に示す装着方法において、ポケット部98に収納された灯体ユニット10の支持ベース42を、図13に示すように、たとえば上記した装着部材90によって、当て部材96に取り付けるようにしてもよい。この場合、雄体92と雌体94との間に当て部材96を配置し、当該雄体92の雄ねじ面92aと雌体94の雌ねじ面94aとをねじ結合させることによって、支持ベース42で支持されているユニット本体12と当て部材96とが取外し可能に連結される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本願発明にかかる実施形態の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施形態例の分解斜視図である。
【図3】図1の線III−IIIにおける一部省略断面図である。
【図4】図1,図2および図3に示す実施形態例に適用されるユニット本体の一例を示す図であって、(A)はその平面図であり、(B)はその底面図である。
【図5】(A)は、図4に示すユニット本体の正面図であり、(B)は、図4に示す支持ベースの右側面図である。
【図6】(A)は、図4の(A)の線A−Aにおける一部省略断面図であり、(B)は、図4の(A)の線B−Bにおける一部省略断面図である。
【図7】(A)は、図5の(A)の線C−Cにおける一部省略断面図であり、(B)は、図4の(A)の線D−Dにおける一部省略断面図である。
【図8】図1,図2および図3に示す実施形態例に適用されるカバーケースの一例を示す図であって、(A)はその平面図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその底面図である。
【図9】(A)は、図8に示すカバーケースの右側面図であり、(B)は、図8の(A)の線E−Eにおける断面図であり、(C)は、図8の(B)の線F−Fにおける断面図である。
【図10】(A)は、図1,図2および図3に示す実施形態例に適用される導光部材および光源等を図4に示すユニット本体の収容部に組み込んだ状態を示す平面図であり、(B)は導光部材の一例を示す平面図である。
【図11】本願発明にかかる実施形態例を車両の床面および/または昇降口の踏段に敷設される敷物に装着したときの装着構造の一例を断面的に見た要部図解図である。
【図12】本願発明にかかる実施形態例を車両の床面および/または昇降口の踏段に敷設される敷物に装着したときの装着構造の他の例を示す図であって、(A)はそれを敷物の下面側から見た要部斜視図であり、(B)はそれを敷物の上面側から見た要部平面図である。
【図13】図12に示す装着構造の変形例を断面的に見た要部図解図である。
【符号の説明】
【0036】
10 灯体ユニット
12 ユニット本体
14 発光部
16 表示体
18 カバーケース
20 取付孔部
22 導光板
24 光源
26 基板
28a,28b LED(発光ダイオード)素子
30 反射部材
32 支持体
34 表示部
40 筐体
42 支持ベース
44 ベース本体
46 フランジ部
48 導光板収容室
48a 区画底壁
48b,48c,48d 区画側壁
50 光源収容室
52 凹溝部
60 電線収容部
60a 底壁
60b,60c 側壁
70 表示体収容室
72 段差部
74 カバー本体
74a,74b 壁面
75 スリット部
76a,76b 係止片
78a,78b フック部
80a,80b 被係止部
82a,82b 段差部
84 電線支持係止孔部
86 電線挿通孔
88 支持凸部
89 間隙部
90 装着部材
92 雄体
92a 雄ねじ面
94 雌体
94a 雌ねじ面
95 貫通孔
96 当て部材
97 窓部
98 ポケット部
98A 挿入口
100 中継接続用コネクタ
100A 電線
100B 電線の結び目
W 敷物
w1 基材
w2 パイル
1 装着孔部
2 連通孔部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の床面および/または昇降口の踏段に配置される敷物に装着するための灯体ユニットであって、
前記灯体ユニットは、
ユニット本体、
ユニット本体に組み込まれ、その表面に発光面を有する発光部、
前記発光面の上面に配置され、表示部を構成する透過型の表示体、
前記表示体を覆うようにして、前記ユニット本体に着脱自在に設けられ、前記表示体が視認可能となる透光性を有したカバーケース、および
前記ユニット本体を前記敷物に取外し可能に装着する装着手段を含むことを特徴とする、灯体ユニット。
【請求項2】
前記発光部は、
前記ユニット本体に組み込まれ、主面に対して光を導出するプレイト状の導光部材、
前記導光部材の側面側に配置され、前記導光部材内に光を導入する光源、および
前記導光部材の下面に配置され、前記光源から導入された光を前記導光部材の上面側に反射させる反射部材を含み、
前記表示体は、前記導光部材の上面と対向する面に、前記導光部材の上面から出た光を拡散させる拡散層を含み、
前記ユニット本体は、
前記導光部材、前記光源、前記反射部材、前記表示体を収容する収容部、および
前記収容部を支持する支持ベースを含み、
前記装着手段は、
前記支持ベースを前記敷物に取外し可能に装着する装着部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の灯体ユニット。
【請求項3】
前記装着部材は、ねじ結合により連結される雄体および雌体を含み、前記雄体および前記雌体で前記支持ベースを前記敷物に取外し可能に装着することを特徴とする、請求項2に記載の灯体ユニット。
【請求項4】
前記装着部材は、少なくともその一方が弾性を有し、嵌合作用により連結される凹部および凸部を含み、前記凹部および前記凸部で前記支持ベースを前記敷物に取外し可能に装着することを特徴とする、請求項2に記載の灯体ユニット。
【請求項5】
車両の床面および/または昇降口の踏段に敷設され、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の灯体ユニットを含むことを特徴とする、敷物。
【請求項6】
車両の床面および/または昇降口の踏段に敷設され、請求項1に記載の灯体ユニットを含む敷物であって、
前記敷物は、前記敷物の所定の位置に設けられ、前記灯体ユニットの前記カバーケースが前記敷物の表面から露出可能となるように、前記灯体ユニットが着脱自在に挿入されて収納されるポケット部を含むことを特徴とする、敷物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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