説明

炎症及び免疫に関連する用途に用いる化合物

【課題】免疫抑制、及び/又は炎症疾患や免疫疾患の治療又は予防に有用な化合物の提供。
【解決手段】式(I)(VII)及び(XI)の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグであって、式中、X、X、X、Y、Z、L、R、R、R、R18及びnが本明細書で定義される。これらの化合物は免疫抑制剤として、並びに炎症性疾患、アレルギー性疾患及び免疫疾患の治療及び予防に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)によって表される化合物
【化1】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Lは−NRC(O)−であり、
及びXは各々独立にCH又はNであり、
はCH、CR10又はNであり、
Zは各々独立に低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロ、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、シアノ、ニトロ又は低級ハロアルコキシ基からなる群から選択され、
Rは各々独立に、−H、アルキル、−C(O)R又は−C(O)ORから選択され、
及びRは各々独立に、ハロ、ハロアルキル、低級アルキル、低級アルコキシ又はハロアルコキシ基であり、
はアルキル、ハロアルキル、ハロ、ハロアルコキシ、−OR、−SR又は−NRであり、
18はハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、任意に置換されてもよい5員環若しくは6員環のヘテロシクロアルキル、任意に置換されてもよい5員環若しくは6員環のヘテロシクリル又は5員環若しくは6員環の、任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に、水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であり、
及びRは各々独立に、水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であるか、
あるいはR及びRはそれらが取り付けられる窒素と共に結合した、任意に置換されてもよいヘテロシクリル又は任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に、−H、ハロ、アルキル、−OR、−NR、−C(O)R、−C(O)OR又はC(O)NRであり、
10は低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−P(O)(OR、−OP(O)(OR又は−P(O)(Rであり、
nは0又は1から4までの整数であり、
pは各々独立に1又は2である。)
【請求項2】
化合物が、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(ピリジン−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(ピリジン−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(ピリジン−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1H−ピロール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,2,4]−オキサジアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(モルホリノ−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−([1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(5−アミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−{2’−メチル−5’−[5−(N,N−ジメチルアミノ)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ビフェニル−4−イル}−N−メチル−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−{2’−メチル−5’−[5−(N,N−ジメチルアミノ)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ビフェニル−4−イル}−ベンズアミド、
並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物及びプロドラッグから選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
化合物が式(II)によって表される、請求項1に記載の化合物
【化2】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Rはハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、又はエステル、アミド若しくはカルボン酸の生物等配体であり、
Zは各々独立に低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、ハロ、シアノ又はハロアルキル基からなる群から選択され、
nは1又は2であり、
Lは−NRC(O)−である。)
【請求項4】
前記化合物が式(III)によって表される、請求項3記載の化合物
【化3】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項5】
前記化合物が式(IV)によって表される、請求項3記載の化合物
【化4】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項6】
前記化合物が式(V)によって表される、請求項3記載の化合物
【化5】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項7】
前記化合物が式(VI)によって表される、請求項3記載の化合物
【化6】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項8】
及びRが各々独立にハロ基であり、
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基であり、
が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項4、5、6又は7記載の化合物。
【請求項9】
及びRが各々フルオロ基である、請求項4、5、6又は7記載の化合物。
【請求項10】
前記化合物が、
4’−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−6−メチル−ビフェニル−3−カルボン酸メチルエステル、
6−クロロ−4’−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−ビフェニル−3−(カルボン酸2−メトキシエチルエステル)、
2,6−ジフルオロ−N−(2’−メチル−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−ベンズアミド、
4’−[(3,5−ジフルオロ−ピリジン−4−カルボニル)−アミノ]−6−メチル−ビフェニル−3−カルボン酸メチルエステル、
N−[4−(5−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−2,6−ジフルオロ−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−(2’−メチル−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−(2’−メトキシ−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(オキサゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−クロロ−5’−(オキサゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−トリフルオロメチル−チアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−(オキサゾール−2−イル)−2’−クロロ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−(オキサゾール−2−イル)−2’−メトキシ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−クロロ−5’−(チアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−クロロ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(2−メチル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−5−メチルスルファニル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
3,5−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−5−メチルスルファニル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(オキサゾール−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
2,6−ジフルオロ−N−[2’−メチル−5’−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−ベンズアミド、
からなる群から選択される請求項3に記載の化合物、並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項11】
式(VII)によって表される化合物
【化7】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Lは−NRC(O)−であり、
はCH又はNであり、
各Zは低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロ、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、シアノ、ニトロ又は低級ハロアルコキシ基からなる群から独立に選択され、
Rは各々独立に−H、アルキル、−C(O)R又は−C(O)ORであり、
はハロ、ハロアルキル、低級アルキル、低級アルコキシ又はハロアルコキシ基であり、
はアルキル、ハロアルキル、ハロ、ハロアルコキシ、−OR、−SR又は−NRであり、
18はハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、任意に置換されてもよい5若しくは6員環のヘテロシクロアルキル、任意に置換されてもよい5若しくは6員環のヘテロシクリル、又は任意に置換されてもよい5若しくは6員環のヘテロアリール基であり、
は各々独立に水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であり、
及びRは各々独立に水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル若しくは任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であるか、
又はR及びRはそれらが取り付けられる窒素と共に結合した、任意に置換されてもよいヘテロシクリル又は任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に−H、ハロ、アルキル、−OR、−NR、−C(O)R、−C(O)OR又は−C(O)NRであり、
nは0又は1から4までの整数であり、
及びpは各々独立に1又は2である。)
【請求項12】
18が、任意に置換されてもよいピリジニル、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいイソキサゾリル、任意に置換されてもよいピラゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよいピロリル、任意に置換されてもよいモルホリニル、任意に置換されてもよいフラニル、任意に置換されてもよいチエニル、任意に置換されてもよいチアジアゾリル、任意に置換されてもよいトリアゾリル、任意に置換されてもよいオキサジアゾリル又は任意に置換されてもよいテトラゾリル基であり、
18が非置換であるか、又は低級アルキル、ハロ、低級ハロアルキル、アミノ、低級ジアルキルアミノ、低級アルキルアミノ、低級アルコキシ及び低級アルキルスルファニル基からなる群から選択される1種以上の置換基によって置換されている、請求項1又は11記載の化合物。
【請求項13】
化合物が、
3−メチル−N−[5’−(ピリジン−3−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(イソオキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(イソオキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メトキシ−5’−(フラン−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(チエン−2−イル)−2’−メトキシ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−([1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[5’−([1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
からなる群から選択された請求項11記載の化合物、並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項14】
式(IX)によって表される、請求項11記載の化合物
【化8】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項15】
式(X)によって表される、請求項11記載の化合物
【化9】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項16】
が低級アルキル又はハロ基であり、
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基であり、
が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項14又は15記載の化合物。
【請求項17】
が低級アルキル基である、請求項16記載の化合物。
【請求項18】
が、ハロ、−C(O)R、−S(O)11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項4、5、6、7、14又は15記載の化合物。
(式中、Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項19】
がフルオロ又はメチル基である、請求項15又は16記載の化合物。
【請求項20】
請求項7記載の化合物が、
3−メチル−N−(2’−メチル−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−(2’−メチル−5’−チアゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−(2’−メチル−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
4’−[(3−フルオロ−ピリジン−4−カルボニル)−アミノ]−6−メチル−ビフェニル−3−カルボン酸メチルエステル、
3−メチル−N−(2’−メチル−5’−チアゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−(2’−クロロ−5’−オキサゾール−2−イル−ビフェニル−4−イル)−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[4−(5−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(オキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(オキサゾール−5−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(オキサゾール−2−イル)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(オキサゾール−2−イル)−2’−メトキシ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−メチル−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−クロロ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[5’−(チアゾール−2−イル)−2’−クロロ−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[2’−メチル−5’−(2−メチル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[2’−メチル−5’−([1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−5−メチルスルファニル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(4−メチル−5−メチルスルファニル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−フルオロ−N−[2’−メチル−5’−(オキサゾール−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(オキサゾール−4−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
3−メチル−N−[2’−メチル−5’−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−イソニコチンアミド、
からなる群から選択される請求項7記載の化合物、並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項21】
式(XI)によって表される化合物
【化10】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、Yは任意に置換されてもよい5員環のヘテロアリール基であり、
Lは共有結合、−NRCH−、−CHNR−、−C(O)−、−NRC(O)−、−C(O)−NR−、−OC(O)−、−C(O)O−、−C(S)−、−NRC(S)−、−C(S)−NR−からなる群から選択されるリンカーであり、
Zは各々低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロ、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、シアノ、ニトロ又は低級ハロアルコキシ基からなる群から独立に選択され、
Rは各々独立に−H、アルキル、−C(O)R又は−C(O)ORから選択され、
はアルキル、ハロアルキル、ハロ、ハロアルコキシ、−OR、−SR又は−NRであり、
18はハロ、シアノ、ニトロ、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(O)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(S)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、−C(NR)SR、−C(NR)NR、−S(O)、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR、−OP(O)(OR、−P(O)(R、任意に置換されてもよい5員環若しくは6員環のヘテロシクロアルキル、任意に置換されてもよい5員環若しくは6員環のヘテロシクリル又は5員環若しくは6員環の、任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に、水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であり、
及びRは各々独立に、水素原子、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルケニル、任意に置換されてもよいアルキニル、任意に置換されてもよいシクロアルキル、任意に置換されてもよいシクロアルケニル、任意に置換されてもよいヘテロシクリル、任意に置換されてもよいアリール、任意に置換されてもよいヘテロアリール、任意に置換されてもよいアラルキル又は任意に置換されてもよいヘテロアラルキル基であるか、
あるいはR及びRはそれらが取り付けられる窒素と共に結合した、任意に置換されてもよいヘテロシクリル又は任意に置換されてもよいヘテロアリール基であり、
は各々独立に、−H、ハロ、アルキル、−OR、−NR、−C(O)R、−C(O)OR又は−C(O)NRであり、
nは0又は1から4までの整数であり、
pは各々独立に1又は2である。)
【請求項22】
Yが、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいイソキサゾリル、任意に置換されてもよいピラゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよいピロリル、任意に置換されてもよいフラニル、任意に置換されてもよいチエニル、任意に置換されてもよいチアジアゾリル、任意に置換されてもよいトリアゾリル、任意に置換されてもよいオキサジアゾリル又は任意に置換されてもよいテトラゾリル基からなる群から選択される、請求項21記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が式(XII)によって表される、請求項22記載の化合物
【化11】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
(式中、R19は水素原子、ハロ、任意に置換されてもよいアルキル、任意に置換されてもよいアルコキシ又は任意に置換されてもよいアルキルスルファニル基である。)
【請求項24】
19がハロ又は低級アルキル基であり、
Lが−NHC(O)−であり、
nが0であり、
が低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ又はハロ基であり、
18が、任意に置換されてもよいピリジニル、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいイソキサゾリル、任意に置換されてもよいピラゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよいピロリル、任意に置換されてもよいモルホリニル、任意に置換されてもよいフラニル、任意に置換されてもよいチエニル、任意に置換されてもよいチアジアゾリル、任意に置換されてもよいトリアゾリル、任意に置換されてもよいオキサジアゾリル又は任意に置換されてもよいテトラゾリル基であり、
18が非置換であるか、又は低級アルキル、ハロ、低級ハロアルキル、アミノ、低級ジアルキルアミノ、低級アルキルアミノ、低級アルコキシ及び低級アルキルスルファニル基からなる群から選択される1種以上の置換基で置換されている、請求項23記載の化合物。
【請求項25】
18が、任意に置換されてもよいオキサゾリル、任意に置換されてもよいチアゾリル、任意に置換されてもよい1H−テトラゾリル、任意に置換されてもよい1H−イミダゾリル、任意に置換されてもよい[1,2,4]オキサジアゾリル又は任意に置換されてもよい4H−[1,2,4]トリアゾリル基である、請求項1、11又は24記載の化合物。
【請求項26】
18がハロ、−C(O)R、−S(O)11、−S(O)NR、−S(O)OR、−P(O)(OR12又は−P(O)(R11である、請求項23記載の化合物。
(式中、Rは低級アルコキシ、低級アルキルスルファニル又はアルコキシアルコキシ基であり、
11は各々独立に低級アルキル基であり、
12は各々独立に水素原子又は低級アルキル基である。)
【請求項27】
前記化合物が、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メチル−5’−(ピリジン−3−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メチル−5’−(ピリジン−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メトキシ−5’−(オキサゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メチル−5’−(イソオキサゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
4−メチル−[1,2,3]チアジアゾール−5−カルボン酸[2’−メチル−5’−(チアゾール−2−イル)−ビフェニル−4−イル]−アミド、
からなる群から選択される請求項23に記載の化合物、並びにその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、包接化合物若しくはプロドラッグ。
【請求項28】
細胞に請求項1から27のいずれか1項記載の化合物を投与することを含んでなる、免疫細胞活性化の阻害方法、細胞内でのサイトカインの産生の阻害方法、抗原に反応したT細胞及び/又はB細胞の増殖の阻害方法、又は、イオンチャネルが免疫細胞活性化に関与する場合における、細胞内の前記イオンチャネルの調節方法。
【請求項29】
前記化合物を患者に投与することによって、患者の体内での免疫細胞活性化、サイトカインの産生、T細胞及び/又はB細胞の増殖、又はイオンチャンネルの調節を阻害する、請求項28記載の方法。
【請求項30】
患者における、免疫疾患の治療若しくは予防方法、炎症性疾患の治療若しくは予防方法、免疫系の抑制方法、又は、アレルギー性疾患の治療若しくは予防方法であって、患者に有効量の請求項1から27のいずれか1項記載の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項31】
薬理学的に許容できる担体、及び請求項1から27のいずれか1項記載の化合物を含んでなる医薬組成物。

【図1】
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【公開番号】特開2012−176959(P2012−176959A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−100291(P2012−100291)
【出願日】平成24年4月25日(2012.4.25)
【分割の表示】特願2007−550457(P2007−550457)の分割
【原出願日】平成18年1月6日(2006.1.6)
【出願人】(504151848)シンタ ファーマシューティカルズ コーポレーション (72)
【Fターム(参考)】