説明

炎症反応を調節するための方法

本発明は、IL−27R/WSX−1活性を上昇させる物質の有効量を動物に投与することを含む、前記動物において免疫応答を調節するための新規方法に関する。さらに、本発明は、IL−27R/WSX−1活性を上昇させる物質の有効量を含有する医薬組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
免疫応答を調節し、ヘルパーT細胞媒介性免疫応答を調節し、インターフェロン−γ媒介性免疫応答を調節し、免疫機能亢進疾患を治療し、ヘルパーT細胞媒介性疾患を治療し、ヘルパーT細胞媒介性免疫応答を調節するための薬剤の調製におけるIL−27R/WSX−1リガンドの使用。
【請求項2】
前記調節が抑制であり、前記リガンドがIL−27R/WSX−1アゴニストである、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記アゴニストが、IL−27、IL−27の活性フラグメント、又はIL−27R/WSX−1活性を増強するIL−27R/WSX−1に対するアゴニスト抗体と特徴付けられる、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記調節が活性化であり、前記リガンドがIL−27R/WSX−1アンタゴニストである、請求項1に記載の使用。
【請求項5】
前記アンタゴニストが、IL−27R/WSX−1結合親和性を保持する不活性IL−27フラグメント、又はIL−27R/WSX−1活性を抑制する、IL−27R/WSX−1に対するアンタゴニスト抗体である、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
前記ヘルパーT細胞がTh1又はTh2である、請求項1に記載の使用。
【請求項7】
前記免疫疾患が、自己免疫疾患、過敏性疾患、アレルギー又は喘息である、請求項1に記載の使用。
【請求項8】
前記免疫疾患又はヘルパーT細胞媒介性疾患が、後天性免疫不全症候群;急性膵炎;アジソン病;アルコール性肝硬変を含むアルコール誘導性肝損傷;アルツハイマー病;筋萎縮性側索硬化症;喘息及び他の肺疾患;アテローム性動脈硬化症;自己免疫性脈管炎;自己免疫性肝炎誘導性肝損傷;胆汁性肝硬変;AIDS誘導性悪液質を含む、悪液質/食欲不振;多発性骨髄腫及び骨髄性白血病及び他の白血病などの癌、並びに腫瘍転移;慢性疲労症候群;クロストリジウム菌関連性下痢を含むクロストリジウム菌関連疾患;鬱血性心不全、冠状動脈再狭窄、心筋梗塞、心筋機能不全及び冠状動脈バイパス移植を含む、冠状動脈状態及び徴候;若年発症1型糖尿病、真性糖尿病及びインスリン抵抗性を含む糖尿病;子宮内膜症、子宮内膜炎及び関連状態;精巣上体炎;エリスロポエチン抵抗性;発熱;線維筋痛又は痛覚消失症;糸球体腎炎;対宿主性移植片病/移植片拒絶反応;グレーブス病;ギラン−バレー症候群;橋本病;溶血性貧血;出血性ショック;痛覚過敏;潰瘍性大腸炎及びクローン病を含む炎症性腸疾患;変形性関節症、慢性関節リウマチ、若年性関節炎(関節リウマチ)、セロネガティブ多発性関節炎、強直性脊椎炎、ライター症候群及び反応性関節炎、スティル病、乾癬性関節炎、炎症性腸疾患合併関節炎、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、全身性硬化症、脈管炎(例えば川崎病)、脳血管炎、ライム病、ブドウ球菌誘導性関節炎、シェーグレン症候群、リウマチ熱、多発性軟骨炎及びリウマチ性多発性筋痛、及び巨細胞性動脈炎を含む、関節の炎症状態及びリウマチ性疾患;例えば角膜移植に関連しうるような、炎症性眼疾患;例えば角膜移植に関連しうるような、炎症性眼疾患;炎症性腸疾患;脳虚血を含む虚血;川崎病;記憶障害;肺疾患;ループス腎炎;多発性硬化症;重症筋無力症;筋障害性神経炎症性疾患;神経毒性;眼変性及びブドウ膜炎を含む眼疾患及び状態;骨粗鬆症;癌関連疼痛を含む疼痛;パーキンソン病;天疱瘡;歯周病;毛孔性紅色粃糠疹;早産;前立腺炎及び関連状態;乾癬及び関連状態;乾癬性関節炎;肺線維症;再灌流損傷;リウマチ熱;慢性関節リウマチ;サルコイドーシス;強皮症;敗血症性ショック;放射線療法からの副作用;シェーグレン症候群、睡眠障害;脊椎関節症;全身性エリテマトーデス;顎関節疾患;甲状腺炎;組織移植又は挫傷、捻挫、軟骨損傷、外傷及び整形外科手術から生じる炎症状態;移植片拒絶反応;ブドウ膜炎;脈管炎;あるいは挫傷、捻挫、軟骨損傷、外傷、整形外科手術、感染又は他の疾患過程から生じる炎症状態と特徴付けられる、請求項1に記載の使用。
【請求項9】
(i)有効量のIL−27R/WSX−1リガンド;及び
(ii)製薬上許容される担体
を特徴とする、医薬組成物。
【請求項10】
前記IL−27R/WSX−1リガンドが、WSX−1活性を上昇させる物質である、請求項27に記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記物質が、IL−27又はその活性フラグメントを含む、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記物質が、WSX−1上のエピトープに結合するアゴニスト抗体を含む、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項13】
前記物質が、IL−27R上のエピトープに結合するアゴニスト抗体を含む、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記物質が、IL−27RPP上のエピトープに結合するアゴニスト抗体を含む、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項15】
免疫反応性亢進を治療する、極性化T細胞を抑制する、Th1媒介性疾患を治療する、Th2媒介性疾患を治療する、IFN−γ媒介性疾患を治療する、IgE媒介性疾患を治療する、喘息を治療する、又はアレルギーを治療する上で使用される、WSX活性上昇剤。
【請求項16】
前記物質が、IL−27、IL−27の活性フラグメント、WSX−1上のエピトープに結合するアゴニスト抗体、IL−27R上のエピトープに結合するアゴニスト抗体、又はIL−27RPP上のエピトープに結合するアゴニスト抗体と特徴付けられる、請求項15において特徴付けられる使用のための物質。

【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2007−525415(P2007−525415A)
【公表日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−503215(P2006−503215)
【出願日】平成16年2月2日(2004.2.2)
【国際出願番号】PCT/US2004/002767
【国際公開番号】WO2004/069177
【国際公開日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(593171363)ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルベニア (9)
【Fターム(参考)】