説明

炎症治療のためのビアリール基置換複素環LTA4H阻害剤

本発明は、炎症性疾患及び障害の治療並びに予防(prevention)及び予防法(prophylaxis)のために有用なビアリール基置換複素環LTA4H(ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ)阻害剤の化学属に関する。化合物は、下記一般式Ψを有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】


(式中、
Arは、
アリール基;
ヘテロアリール基;
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、ホルミル基、ホルミル(C〜C)アルキル基、シアノ基、シアノ(C〜C)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、置換されたフェニル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリルアルキル基、置換されたヘテロアリール基、及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたアリール基;並びに
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリルアルキル基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基;
からなる群から選択され;
Xは、直接結合、O、SO、S(O)、NR、CH、CF、CHCH、CHNR、NRCH、CH=CH、C=O、CHC=O、CR1a1b、OCR1a1b、CR1a1bO;SONR、NRSO、C(=O)NR及びNRC(=O)からなる群から選択され;
は、H及び低級アルキル基からなる群から、各出現ごとに別々に選択され;
1aは、H、OH及び低級アルキル基からなる群から選択され;
1bは、H及び低級アルキル基からなる群から選択されるか、又はR1a及びR1bが一緒になって3〜6員環を形成することができ、前記環は場合により、O、S、及びNから選択されるヘテロ原子を含有することができ;
HetArは、環の炭素原子を介してQに結合したアリール又はヘテロアリール環基であり、さらにQ及びXは前記アリール又はヘテロアリール環基の隣接位置上に存在することができないことを特徴とし;
Qは、−O−、−NR−及びS(O)から選択され;
Q及びXは、前記ベンゼン又はピリジン環基の隣接位置上に存在することができず;
pは、0、1又は2であり;
nは、1〜5から選択される整数であり;
HETは、
4〜7員の飽和含窒素複素環基及び
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシ基、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、N酸化物基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1又は2個の置換基で置換された4〜7員の飽和含窒素複素環基
からなる群から選択され;及び
ZWが一緒になってHであるか、又は
Zは、(CH1〜10であり、式中、1又は2個の(CH)は、場合により−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−により置き換えることができるが、但し、前記−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−は、HETへの結合点に存在せず、少なくとも1つの−(CH)−により分離されるものであり;
Wは、アシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、−C(O)NHR、アミノアシル基、−COOアルキル、−CHO、ヘテロシクリル基、置換されたアリール基、置換されたヘテロシクリル基、スルホンアミド基、−C(O)フルオロアルキル、−C(O)CHC(O)Oアルキル、−C(O)CHC(O)Oフルオロアルキル、−SH、−C(O)NH(OH)、−C(O)N(OH)R、−N(OH)C(O)OH、−N(OH)C(O)Rからなる群から選択され;並びに
は、H、(C〜C)アルキル基、及びフェニル(C〜C)アルキル基からなる群から選択されるが;
但し、
(a)Qが−O−であり、HETが(S)−ピロリジン、rac−ピロリジン又はピペリジンであり、Arがフェニル基又はハロ置換フェニル基であり、及びHetArがp−フェニレン基であるときは、Z−Wの組み合わせはHではないものとし;
(b)QがNRであり、HETがチアゾリジンであり、Arがフェニル基又は置換されたフェニル基であり、及びHetArがメタフェニレン基であるときは、ZWの組み合わせはHではないものとし;並びに
(c)Qが−O−であり、HETがアゼチジンであり、Arがフェニル基であり、nが1であり、及びHetArが2,5−置換ピリジンであるときは、Z−Wの組み合わせはHではないものとする)
で表される化合物。
【請求項2】
式:
【化2】


(式中、
及びTは炭素原子であり、ベンゼン環を形成するか、あるいは、XがQに対してパラ位にあるときは、T及びTのうちの1つは窒素原子であることができ、ピリジン環を形成する)
で表される請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
/T環がピリジニル基である、式:
【化3】


で表される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
/T環がピリジニル基である、式:
【化4】


で表される、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
/T環がパラ又はメタフェニレン基である、式:
【化5】


で表される、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
Qが−NR−である、式:
【化6】


で表される、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Qが−S(O)−である、式:
【化7】


で表される、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
Qが−O−である、式:
【化8】


(式中、
Arは、
アリール基;
ヘテロアリール基;
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基、及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたアリール基;並びに
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、フェニル基、ヘテロアリール基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基;
からなる群から選択され;
Xは、直接結合、O、SO、S(O)、NR、CH、CF、CHO、C=O、CHC=Oからなる群から選択され;
は、H及び低級アルキル基からなる群から、各出現ごとに独立して選択され;
nは、1〜5から選択される整数であり;
HETは、
4〜7員の飽和含窒素複素環基及び
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1又は2個の置換基で置換された4〜7員の飽和含窒素複素環基
からなる群から選択され;
Zは、(CH1〜10であり、式中、1又は2個の(CH)は、場合により−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−により置き換えることができるが、但し、前記−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−は、HETへの結合点に存在せず、少なくとも2つの−(CH)−により分離されるものであり;
Wは、アシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、カルボキサミド基、アミノアシル基、−COOアルキル、−CHO、ヘテロシクリル基、置換されたアリール基、及び置換されたヘテロシクリル基から選択される)
で表される、請求項5に記載の化合物。
【請求項9】
Xが、CH、O及びNRから選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
HETが、ピロリジノン、ピロリジン、ピペリジン、ピペリジノン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、チアゾリジン、チアゾリジノン、オキサゾリジン及びオキサゾリジノン並びに置換されたピロリジノン、置換されたピロリジン、置換されたピペリジン、置換されたピペリジノン、置換されたピペラジン、置換されたモルホリン、置換されたチオモルホリン、置換されたチアゾリジン、置換されたチアゾリジノン、置換されたオキサゾリジン及び置換されたオキサゾリジノンからなる群から選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
HETが(S)ピロリジンである、式:
【化9】


(式中、
は、ハロゲン原子、CF、メチル基、メトキシ基及びCFOから選択される)
で表される、請求項8に記載の化合物。
【請求項12】
HETが(S)ピロリジンである、式:
【化10】


(式中、Xは、O又はCHである)
で表される、請求項8に記載の化合物。
【請求項13】
HETが(S)ピロリジンである、式:
【化11】


(式中、nは、1又は2である)
で表される、請求項8に記載の化合物。
【請求項14】
HETが(S)ピロリジンである、式:
【化12】


(式中、Zは、C〜Cアルキレン基である)
で表される、請求項8に記載の化合物。
【請求項15】
HETが(S)ピロリジンである、式:
【化13】


(式中、Wは、COOHである)
で表される、請求項8に記載の化合物。
【請求項16】
HETが(S)ピロリジンである、式:
【化14】


(式中、
は、ハロゲン原子、CF、メチル基、メトキシ基、CFOから選択され;
Xは、O又はCHであり;
nは、1又は2であり;
Zは、C〜Cアルキレン基であり;及び
Wは、COOHである)
で表される、請求項8に記載の化合物。
【請求項17】
HETがピロリジンであり、Z−Wの組み合わせがHではない請求項10に記載の化合物。
【請求項18】
HET−Z−Wが、ピリジニルメチルピロリジン、オキサジアゾリルメチルピロリジン、カルボキシアルキルピロリジン、及びアルコキシカルボニルアルキルピロリジンからなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
HET−Z−Wがカルボキシアルキルピロリジンである、式:
【化15】


(式中、qは、2〜6から選択される整数である)
で表される、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
HET−Z−Wがカルボキシアルキル(S)ピロリジンである、式:
【化16】


(式中、qは、2〜6から選択される整数である)
で表される、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
HETが、ピロリジン、ピロリジノン、ピペリジン及びピペリジノンからなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項22】
HETが(R)ピロリジンである、式:
【化17】


(式中、
Arは、
アリール基;
ヘテロアリール基;
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、ホルミル基、ホルミル(C〜C)アルキル基、シアノ基、シアノ(C〜C)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、置換されたフェニル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリルアルキル基、置換されたヘテロアリール基、及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたアリール基;並びに
ハロゲン原子、(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシ基、
ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基;
からなる群から選択され;
Xは、直接結合、O、SO、S(O)、NR、CH、CF、CHCH、CHNH、NHCH、CH=CH、C=O及びCHC=Oからなる群から選択され;
ZWが一緒になってHであるか、又は
Zは、(CH1〜10であり、式中、1又は2個の(CH)は、場合により−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−により置き換えることができるが、但し、前記−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−は、HETへの結合点に存在せず、少なくとも1つの−(CH)−により分離されるものであり;
Wは、アシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、カルボキサミド基、アミノアシル基、−COOアルキル、−CHO、ヘテロシクリル基、置換されたアリール基、置換されたヘテロシクリル基からなる群から選択される)
で表される、請求項8に記載の化合物。
【請求項23】
ZWがHである、式:
【化18】


で表される、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
Xが、CH、O及びNRから選択される請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
XがCH又はOであり、nが1であり、及びArがパラ置換フェニル基である請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
Arがヘテロアリールフェニル基である請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
HETが(S)ピロリジンである、式:
【化19】


(式中、
は、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基、及びハロゲン原子、メチル基、メトキシ基又はトリフルオロメトキシ基で置換されたヘテロアリール基からなる群から独立して選択される1〜3個の残基を表す)
で表される、請求項8に記載の化合物。
【請求項28】
Arが:
【化20】


(式中、波線は、Xへの結合点を示し、そして、Rは、水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基、チエニル基、フラニル基、及びハロゲン原子、トリフルオロメチル基、メチル基若しくはメトキシ基で置換されたチエニル基又はフラニル基から選択される)
である請求項1〜10又は17〜26のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
薬学的に許容可能な担体、及び請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物少なくとも1つの治療的有効量を含む医薬組成物。
【請求項30】
薬学的に許容可能な担体、及び請求項28に記載の化合物すくなくとも1つの治療的有効量を含む医薬組成物。
【請求項31】
式:
【化21】


(式中、
Arは、
アリール基;
ヘテロアリール基;
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、ホルミル基、ホルミル(C〜C)アルキル基、シアノ基、シアノ(C〜C)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、置換されたフェニル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリルアルキル基、置換されたヘテロアリール基、及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたアリール基;並びに
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリルアルキル基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基;
からなる群から選択され;
Xは、直接結合、O、SO、S(O)、NR、CH、CF、CHCH、CHNR、NRCH、CH=CH、C=O、CHC=O、CR1a1b、OCR1a1b、CR1a1bO;SONR、NRSO、C(=O)NR及びNRC(=O)からなる群から選択され;
は、H及び低級アルキル基からなる群から、各出現ごとに別々に選択され;
1aは、H、OH及び低級アルキル基からなる群から選択され;
1bは、H及び低級アルキル基からなる群から選択されるか、又はR1a及びR1bが一緒になって3〜6員環を形成することができ、前記環は場合により、O、S、及びNから選択されるヘテロ原子を含有することができ;
及びTは炭素原子であり、ベンゼン環を形成するか、又はXがQに対してパラ位にあるとき、T及びTのうちの1つは窒素原子であることができ、ピリジン環を形成し;
Qは、−O−、−NR−及びS(O)から選択され;
Q及びXは、前記ベンゼン又はピリジン環基の隣接位置上に存在することができず;
pは、0、1又は2であり;
nは、1〜5から選択される整数であり;
HETは、
4〜7員の飽和含窒素複素環基及び
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシ基、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、N酸化物基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1又は2個の置換基で置換された4〜7員の飽和含窒素複素環基
からなる群から選択され;及び
ZWが一緒になってHであるか、又は
Zは、(CH1〜10であり、式中、1又は2個の(CH)は、場合により−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−により置き換えることができるが、但し、前記−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−は、HETへの結合点に存在せず、少なくとも1つの−(CH)−により分離されるものであり;
Wは、アシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、−C(O)NHR、アミノアシル基、−COOアルキル、−CHO、ヘテロシクリル基、置換されたアリール基、置換されたヘテロシクリル基、スルホンアミド基、−C(O)フルオロアルキル、−C(O)CHC(O)Oアルキル、−C(O)CHC(O)Oフルオロアルキル、−SH、−C(O)NH(OH)、−C(O)N(OH)R、−N(OH)C(O)OH、−N(OH)C(O)Rからなる群から選択され;並びに
は、H、(C〜C)アルキル基、及びフェニル(C〜C)アルキル基からなる群から選択される)
で表される化合物の治療的有効量と、LTA4H酵素とを接触させることを含む、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼを阻害する方法。
【請求項32】
式:
【化22】


(式中、
Arは、
アリール基;
ヘテロアリール基;
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたアリール基;並びに
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、フェニル基、ヘテロアリール基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基;
からなる群から選択され;
Xは、直接結合、O、SO、S(O)、NR、CH、CF、CHO、C=O及びCHC=Oからなる群から選択され;
は、H及び低級アルキル基からなる群から、各出現ごとに独立して選択され;
nは、1〜5から選択される整数であり;
HETは、
4〜7員の飽和含窒素複素環基及び
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アシル基、低級アルコキシ基、フルオロ低級アルキル基、フルオロ低級アルコキシ基、ホルミル基、シアノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フェニル基、ヘテロアリール基及びニトロ基からなる群から独立して選択される1又は2個の置換基で置換された4〜7員の飽和含窒素複素環基
からなる群から選択され;
ZWが一緒になってHであるか、又は
Zは、(CH1〜10であり、式中、1又は2個の(CH)は、場合により−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−により置き換えることができるが、但し、前記−O−、−NR−、−SO−、−S(O)−、−C(=O)−又は−C=O(NH)−は、HETへの結合点に存在せず、少なくとも2つの−(CH)−により分離されるものであり;並びに
Wは、アシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、カルボキサミド基、アミノアシル基、−COOアルキル、−CHO、ヘテロシクリル基、置換されたアリール基、及び置換されたヘテロシクリル基からなる群から選択される)
で表される化合物の治療的有効量と、LTA4H酵素とを接触させることを含む、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼを阻害する方法。
【請求項33】
治療的有効量の請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含む、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ関連障害を治療する方法。
【請求項34】
前記ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ関連障害が炎症である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記障害が、アレルギー性炎症、急性炎症及び慢性炎症から選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記障害が、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、リウマチ性関節炎、多発性硬化症、炎症性腸疾患(IBD)及び乾癬から選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記障害が、アテローム性動脈硬化症、血栓症、脳卒中、急性冠症候群、安定狭心症、末梢血管疾患、重症下肢虚血、間欠性跛行、腹部大動脈瘤及び心筋梗塞から選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項38】
請求項28に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ関連障害を治療する方法。
【請求項39】
請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物の治療的有効量、及び5−リポキシゲナーゼ活性化タンパク質(FLAP)阻害剤を哺乳動物に投与することを含む、炎症を治療する方法。
【請求項40】
請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物の治療的有効量、及びロイコトリエンB4(LTB4)アンタゴニストを哺乳動物に投与することを含む、炎症を治療する方法。

【公表番号】特表2009−508949(P2009−508949A)
【公表日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−532213(P2008−532213)
【出願日】平成18年6月23日(2006.6.23)
【国際出願番号】PCT/US2006/024393
【国際公開番号】WO2007/040682
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願人】(307047494)
【Fターム(参考)】