説明

無煙たばこ

【課題】副流煙を全く生じることなく且つ間違って火をつけても安全に賞味できる無煙たばこを提供する。
【解決手段】液体及び/又は粉体が通過しない管状の容器と、該容器内に収容されたたばこ原料と、該たばこ原料を保持する保持材を具備する無煙たばこであって、前記容器が難燃性材料からなることを特徴とする無煙たばこ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火を使わず煙を発生させることなく、たばこを賞味できる無煙たばこに関する。
【背景技術】
【0002】
たばこは、燃焼されることによって生ずるエアロゾル(煙)を、喫煙者が吸い込んで賞味する製品であるが、たばこから発生する煙は周囲に拡散することから、喫煙者のみならず第三者、特に非喫煙者にも影響を及ぼす。周囲に拡散する煙は副流煙と呼ばれ、非喫煙者はその副流煙に対する受動喫煙者としてその影響を受け、健康にも悪影響を及ぼすことから社会的な問題となっている。
たばこの副流煙を軽減するために、例えばたばこの外側に巻回される巻紙を煙が少ない材料に改良する等、種々の提案がなされている。しかし、たばこを燃焼させてその煙を吸入する賞味方法を採用する以上は、副流煙の発生は不可避である。
【0003】
一方、近年、例えば航空機や新幹線などの交通機関、あるいはドーム球場など屋内の公共施設のように、禁煙場所が増大しつつある。愛煙家の間には、そのような場所でも賞味できるたばこの出現が期待され、火を使用せず煙が出ない無煙たばこが提案され、市場に投入された(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
一方、在宅医療、特に呼吸不全患者に対する酸素療法においては、在宅患者がたばこに依存しがちであり、酸素療法中にたばこを吸うケースが見られる。そのため行政から注意喚起がなされている上(例えば、非特許文献1参照。)、関係法人団体からも注意喚起がなされている(例えば、非特許文献2参照。)。
しかしながら、呼吸不全患者の大多数は長期の喫煙が原因でその疾患に陥っており、酸素療法により酸素が十分に供給され呼吸が楽になった時に再度たばこを吸いたくなるのが心情である。そして、再三の注意にもかかわらず在宅療法中に喫煙してしまい、鼻腔への吸入用酸素チューブ(カニューラという、多くは塩化ビニル製)に引火し最悪ではチューブ全体が燃え、またその火がカーテン等に引火し、家屋全焼、患者本人も死傷するというケースがある(例えば、非特許文献3参照。)。
【0005】
また、近年増加している高齢者では禁煙をしようと従来の無煙たばこに切り替えた場合、間違って従来の癖でライターで無煙たばこに火をつけてしまい、容器が溶けたり、最悪の場合は発火したりすることもある。上述の在宅酸素療法患者にとっては、上記事故を防ぐためには、火を使わない無煙たばこを賞味することが好ましいと言えるが、誤って無煙たばこに火をつけた場合は、上記問題が起こりうる。
以上のことから、火を使用しない無煙たばこであっても、誤って着火したときに溶けたり、発火したりしないことが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第2925565号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】“PMDA医療安全情報”、[online]、2008年6月、(独)医薬品医療機器総合機構、[平成22年9月10日検索]、インターネット〈URL:http://www.info.pmda.go.jp/anzen_pmda/file/iryo_anzen04.pdf〉
【非特許文献2】“在宅酸素療法における火気取扱いの注意”、[online]、一般社団法人 日本産業・医療ガス協会、[平成22年9月10日検索]、インターネット〈URL:http://www.jimga.or.jp/medical/special/dvd01.html〉
【非特許文献3】“在宅酸素療法における火気の取扱いについて”、[online]、2010年1月、[平成22年9月10日検索]、一般社団法人日本産業・医療ガス協会、[平成22年9月16日検索]、インターネット〈URL:http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/265-1.pdf〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、副流煙を全く生じることなく且つ間違って火をつけても安全に賞味できる無煙たばこを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明ではたばこを賞味するための手段として、エアロゾル吸入ではなく、たばこ原料を気化させて吸入する方法を採用するとともに、たばこ原料を収容する容器の材料を難燃性材料とした。また、現在のシガレットと同様の形態で賞味するための形態を工夫した。
上記課題は、以下の本発明によって解決される。
【0010】
(1)液体及び/又は粉体が通過しない管状の容器と、該容器内に収容されたたばこ原料と、該たばこ原料を保持する保持材を具備する無煙たばこであって、
前記容器が難燃性材料からなることを特徴とする無煙たばこ。
【0011】
(2)前記容器が、可撓性を有する容器であることを特徴とする前記(1)に記載の無煙たばこ。
【0012】
(3)前記保持材として、たばこ刻みを用いることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の無煙たばこ。
【0013】
(4)前記難燃性材料が、難燃剤混合樹脂又はアラミドであることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の無煙たばこ。
【0014】
(5)前記難燃性材料が、ポリメタフェニレンイソフタルアミドを材料成分として混合されていることを特徴とする前記(4)に記載の無煙たばこ。
【0015】
(6)前記難燃性材料が、不織布又は多孔質膜であり、厚みが50μm〜5.0mmであることを特徴とする前記(4)又は(5)に記載の無煙たばこ。
【0016】
(7)前記容器の両端側に、難燃性のフィルタを具備することを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の無煙たばこ。
【0017】
(8)前記可撓性容器の外側に薄膜が巻回されていることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の無煙たばこ。
【0018】
(9)前記薄膜が難燃性材料からなることを特徴とする前記(8)に記載の無煙たばこ。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、副流煙を全く生じることなく且つ間違って火をつけても安全に賞味できる無煙たばこを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】実施例1の無煙たばこを部分的に分解して示す斜視図である。
【図2】本発明に係る容器を示す斜視図である。
【図3】実施例2の無煙たばこを部分的に分解して示す斜視図である。
【図4】実施例3の無煙たばこを部分的に分解して示す斜視図である。
【図5】実施例3の無煙たばこに対し、10秒間着火を試みた試験(実施例4)の後の状態を示す図面代用写真である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の無煙たばこは、液体及び/又は粉体が通過しない管状の容器と、該容器内に収容されたたばこ原料と、該たばこ原料を保持する保持材を具備する無煙たばこであって、前記容器が難燃性材料からなることを特徴としている。
以下に、本発明の無煙たばこの各構成要素について詳述する。
【0022】
[容器]
本発明において、液体及び/又は粉体が通過しない容器は難燃性材料からなる。難燃性とすることで、本発明の無煙たばこに対して喫煙者が誤って着火した場合であっても、溶けたり発火したりすることなく、喫煙者の火傷や、既述のような在宅酸素療法患者の事故を防ぐことができる。
当該難燃性材料としては、難燃剤混合樹脂又はアラミドであることが好ましい。難燃剤混合樹脂の樹脂成分としては、ポリカーボネートやABS、ポリカーボネート/ABSアロイ等が挙げられる。また、難燃剤混合樹脂の難燃剤としては、非ハロゲン系のもの、例えば、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、水酸化マグネシウムの他、水酸化アルミニウム、ポリメタフェニレンイソフタルアミド等が挙げられる。
【0023】
本発明において、前記容器は、可撓性を有する容器であることが好ましい。容器が可撓性を有することで、従来のシガレットと同様の質感が得られ、同じような持ち味感を再現することができる。これに対し、従来の無煙たばこの容器は硬く、従来のたばこの持ち心地や喫煙感が得られない。そのため、可撓性の難燃性材料で容器を製造することには重要な意味がある。
【0024】
前記容器は、次のようにして製造される。即ち、容器側面はアラミド材料(不織布を含む)を管状(円、四角、三角等の多角形や、おにぎり形状、星形状等)に巻いて製造することができる。
【0025】
前記容器の側面に使用するアラミド材料は、好ましくは多孔質膜や不織布、さらに好ましくは柔軟性の観点から不織布とし、厚みを50μm〜5.0mmとすることが好ましく、500μm〜4.0mmであることがより好ましく、1.0mm〜3.0mmであることがさらに好ましい。厚みが50μm未満では容器としての形状保持が困難である。また5.0mmより厚い場合には従来のシガレットの太さである直径10mm弱よりも太くなり従来のシガレット同様の太さを形成することが困難である。
また、難燃性を有する多孔質膜として、アラミドの他にテフロン(登録商標)を使用することができる。ただし、テフロン(登録商標)は燃焼した場合フッ化水素が発生するという懸念があることから、その使用量としては、外周に巻く薄膜程度の量であることが好ましい。
【0026】
また、容器の両端側の少なくとも一方には、難燃性を有するフィルタを具備することが好ましい。このようなフィルタとしては、アラミド多孔質膜(不織布を含む)が好ましく、目付け30g/m以上であり1000g/m以下であることが好ましい。目付け30g/m未満は材料成型が困難である上、たばこ原料に対する液密状態を保持することが困難である。また、1000g/mより超える場合、特に不織布においては、製造上繊維を交絡させるための針を刺しこむ深さと交絡させる繊維の量の関係上製造が困難な上、吸引時にたばこ原料の成分の流出がしにくくなる。
【0027】
[たばこ原料]
前記容器内に収容するたばこ原料は、たばこ乾留香料を適当な溶媒に溶解することにより調製することができる。
たばこ乾留香料は、次のようにして製造される。即ち、たばこ葉を粉砕機で粉砕して乾留釜に入れ、空気の通気下で加熱して乾留を行なう。粗タールの流出が終了したら加熱を止め、流出液中に含まれる水分を除去して乾固することにより、目的の乾留香料が得られる。このたばこ乾留香料の含有量は、溶媒等を含まない正味の量で20〜50mg/本が好ましい。
【0028】
前記たばこ乾留香料を溶解する溶媒としては、例えば水、エチルアルコール、プロピレングリコール、グリセリン等、身体に害のない溶媒を単独または混合して用いることができる。
【0029】
本発明に係るたばこ原料はpH7.2〜pH8.6に調節することが好ましい。そのようにpHを調節することで、多くはアミン類であるたばこ成分、特にニコチンの気化が促進される。ニコチンはたばこに特有の生理的満足感喫味感を生じさせる上で大きく影響する成分である。
【0030】
本発明において、たばこ原料を上記pH値に調節するためのpH調節剤としては、例えばキト酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、アスコル酸、ビン酸、リン酸、およびこれらの酸のナトリウム塩、カリウム塩、或いは水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等から任意に選択したものを用いることができる。
【0031】
以上のようにして調製したたばこ原料は、保持材に濡らして付着することでたばこ原料付の保持材が得られる。保持材としては、たばこ刻みを用いることが好ましく、たばこ刻みとしては乾燥したたばこの葉や感想紅茶の葉、普通紙等ができ2mm×2mm程度に切り刻んだものを使用することができる。
【0032】
本発明の無煙たばこは、たばこ原料からたばこ成分を気化させ、これを吸入することで賞味する。従って、煙は全く発生せず、副流煙の問題は完全に解決される。更に、本発明では快適な喫味感を生じ得る量のたばこ乾留香料を使用することで、エアロゾル吸入の形態をとってはいなくても、充分に満足できるたばこ賞味感を得ることができる。
【0033】
本発明の無煙たばこにおいて、前記容器の外側に薄膜が巻回されていることが好ましい。薄膜は、本発明の無煙たばこの外観をきれいにするためのいわば化粧効果を目的として用いることができる。例えば、シガレットの巻紙のような色と触感を有する薄膜が好ましい。そのような紙を巻くことでたばこの触り心地が従来と同様になり、喫煙者にとって違和感なく無煙たばこに移行することができ、副流煙低減促進が進められ得る。
また、その薄膜は、さらなる安全性を確保する観点から、難燃性材料からなることが好ましい。当該難燃性材料としては、難燃剤混合樹脂又はアラミド、ポリ4フッ化エチレン等が挙げられ、アラミドが好ましい。また、薄膜として、パラフィン紙をそのまま使用することもできる。
また、薄膜の厚みとしては、10μm〜1.0mmとすることが好ましく、50μm〜200μmとすることがより好ましい。
【実施例】
【0034】
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0035】
[実施例1]
図1は、本発明を適用した実施例1の無煙たばこ10Aを展開した状態を示す斜視図である。
図1に示す無煙たばこ10Aにおいて、12は容器、14はたばこ刻み、16はフィルタ、18はフィルタ巻紙、20はたばこ巻紙、22は樹脂コーティングにより液密性を付与したケーシング巻紙、24はチップペーパーを示す。
【0036】
容器12は、管状構造であり(図2参照)、図1に示すように、容器12の一端に隣接して、巻紙18で巻き取られたシガレット用のフィルタ16が吸い口として配置されている。容器12、たばこ刻み14の外周には共通のケーシング巻紙22及びチップペーパー24が巻回されており、これによって全体が従来の喫煙たばこの手触り感を維持している。
【0037】
本実施例では、フィルタはアンビック株式会社製のポリメタフェニレンイソフタルアミド不織布(商品名 コーネックス不織布、型番号GX0901A、目付け900g/m)を二重にして使用した。容器はアンビック株式会社製のポリメタフェニレンイソフタルアミド不織布(商品名 コーネックス不織布、型番号FX04500S、目付け500g/m)を使用した。たばこ刻みは日本たばこ産業株式会社より発売されている無煙たばこ(商品名:ゼロスタイル・ミント)のカートリッジより取り出したものを使用した。フィルタ巻紙は市販の鼻紙を使用し、また、ケーシング巻紙は市販の鼻紙をポリビニリアルコールでコーティングしたものを使用し、チップペーパーは帝人化成株式会社製のポリカーボネート/ABS系ポリマーアロイ(商品名 マルチロン、ハウジング用非ハロゲン系難燃シリーズ 型番号 TN−7000)を50μmのフィルムに成型したものを用いた。
【0038】
以上のようにして、たばこ刻み14からの香喫味成分により、満足できる賞味感が得られる。また、対称的な構造であるため、どちらの端から吸引しても賞味できる。なお、本発明の無煙たばこは普通のシガレットの火をつけないときの通気抵抗とするのが好ましい。これは、エアロゾル吸入に比べると、満足度を得るために必要な吸入量が多いためである。より好適な吸入のためのフィルタ1の通気抵抗は、1〜100mmHgである。
【0039】
[実施例2]
図2は、実施例2のシガレットタイプの無煙たばこ10Bを示す図である。同図において、図1と実質的に同じ構成要素には同一の符号を付している。本実施例においては、実施例1とは異なり、間隙26を有する。また、本実施例は、通常のシガレットと同一の寸法とするために、たばこ刻み14に隣接するフィルタ16を長くし、支持体としての機能を持たせてある。従って、そのままの状態で通常のシガレットと同様、長くしたフィルタ16を指で挟持して吸引することができる。隙間26は長さ調整のための空間である。その他の構成、作用および効果は図1の実施例1と同じであるから、説明は省略する。
【0040】
[実施例3]
図3は、実施例3のシガレットタイプの無煙たばこ10Cを示す図である。同図において、図1と実質的に同じ構成要素には同一の符号を付している。本実施例においては、実施例1とは異なり、パラフィン紙からなる薄膜28を有する。本実施例は、より簡素化した構造を示すものである。その他の構成、作用および効果は図1の実施例と同じであるから、説明は省略する。
【0041】
以下、本発明の無煙たばこについて、着火に対する安全性についての試験をした実施例及びそれに対する比較例を示す。
[実施例4]
実施例3で作製した無煙たばこの一端をオレンジ色にマジックで塗り、吸引しながら着火テストを行なった。着火テストは口でくわえながらライターで10秒間火を着けることを試みた。着火テスト後の状態を図5の図面代用写真に示す。
図5を見てわかるように、無煙たばこの先端が若干黒くなったのみで、発火もなく継続して吸引することが出来た。
【0042】
[比較例1]
日本たばこ産業株式会社より発売されている無煙たばこ(商品名:ゼロスタイル・ミント)を、実施例4と同様に口でくわえながらライターで10秒間火を着けることを試みた。その結果、瞬時にフィルタ部分が黒く焦げ、煙を吸入する羽目に陥った。そのため10秒間の発火吸引は困難であった。
【0043】
[参考例1]
既述の非特許文献1の第3頁における検証写真1及び2に示すように、酸素療法患者が従来のたばこを喫煙し、それがカニューラに接触した場合、カニューラへの引火し、その結果、衣類まで燃えてしまっている。本参考例は、通常のたばこに着火した場合であるが、無煙たばこであっても、可燃性材料からなるものであれば、誤って着火した場合に同様の事故が起こりうる。
【符号の説明】
【0044】
10A 10B 10C 無煙たばこ
12 容器
14 たばこ刻み
16 フィルタ
18 フィルタ巻紙
20 たばこ巻紙
22 ケーシング巻紙
24 チップペーパー
26 間隙
28 薄膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体及び/又は粉体が通過しない管状の容器と、該容器内に収容されたたばこ原料と、該たばこ原料を保持する保持材を具備する無煙たばこであって、
前記容器が難燃性材料からなることを特徴とする無煙たばこ。
【請求項2】
前記容器が、可撓性を有する容器であることを特徴とする請求項1に記載の無煙たばこ。
【請求項3】
前記保持材として、たばこ刻みを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の無煙たばこ。
【請求項4】
前記難燃性材料が、難燃剤混合樹脂又はアラミドであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無煙たばこ。
【請求項5】
前記難燃性材料が、ポリメタフェニレンイソフタルアミドを材料成分として混合されていることを特徴とする請求項4に記載の無煙たばこ。
【請求項6】
前記アラミドからなる難燃性材料が、不織布又は多孔質膜の形態であり、厚みが50μm〜5.0mmであることを特徴とする請求項4又は5に記載の無煙たばこ。
【請求項7】
前記容器の両端側に、難燃性のフィルタを具備することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の無煙たばこ。
【請求項8】
前記可撓性容器の外側に薄膜が巻回されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の無煙たばこ。
【請求項9】
前記薄膜が難燃性材料からなることを特徴とする請求項8に記載の無煙たばこ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate