説明

無線タグ商品管理システム

【課題】レジ業務時間を短縮し、設備投資費用及び人件費を低減することが可能な無線タグ商品管理システムを提供する。
【解決手段】無線タグ読取装置301がタグ情報を読み取り可能な位置に買物かご306が置かれたことを、買物かご検知装置302が赤外線センサ等で検知すると、無線タグ読取装置301は、買物かご306内の商品に付けられた無線タグのタグ情報の読み取りを実施する。無線タグと無線タグ読取装置301のアンテナ間の通信には電波(電磁波)が用いられるため、ある程度の遮蔽物があっても読み取りが可能である。さらに、読み取り漏れを防止するために、無線タグ読取装置301は複数箇所に設置され、買物かご306内の商品に対して複数の異なる方向から、同じタグ情報を複数回重複して読み取り、無線タグ制御装置303にて重複したものをまとめ処理する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品に付けられた無線タグの記憶しているタグ情報を読み取る無線タグ読取装置を備えた無線タグレジシステムを含む無線タグ商品管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、バーコードに代わる商品管理技術として、無線タグと無線タグ読取装置を用いたRFID(Radio Frequency Identification)技術の研究が進められている。RFID技術は、無線タグと無線タグ読取装置のアンテナ間の通信に電波(電磁波)を用いるため、バーコードと比べて、ある程度の遮蔽物があっても読み取りが可能であり、また同時に複数の無線タグの読み取りが可能であるという利点がある。
【0003】
従来、無線タグを用いた商品管理システムとしては、主に、棚に置かれた商品の在庫管理を目的としたものが多数公開されている。例えば特許文献1では、商品に取り付けられたタグの情報を読み取り、情報の管理を行うRFIDシステムと、このRFIDシステムから受け入れた値下げ情報を棚札サーバで処理しトランシーバを介して電子棚札や値下げ商品表示装置に表示を行う電子棚札システムを備えた商品情報管理システムが提示されている。この例では、値下げ価格や単価などをリアルタイムで電子表示装置に表示することができ、商品の陳列数量を電子表示装置に表示することにより売り場担当者の在庫管理が容易となる。
【0004】
また、RFID技術を商品の在庫管理以外の目的として用いた例として、特許文献2では、客が買物をしながら簡単な操作で購入金額が確認できる購入金額表示システムが提示されている。これは、客が購入する商品のパッケージに貼付けしてある無線タグを、買物カートに取付けられた購入金額表示装置の無線タグ読取部に近づけて読み取らせ、無線通信によって商品価格管理装置から商品価格を受信し購入合計額が表示されるもので、商品価格管理装置を店のストアコントローラと連結することにより、価格変更が生じた場合にも自動的に対応することが可能なものである。
【特許文献1】特開2005−270558号公報
【特許文献2】特開2006−215691号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スーパーマーケット等の店舗では、バーコードの利用によりレジ業務にかかる時間は大幅に短縮されたが、それでも夕方等の混雑時にはレジに長い列ができるという問題がある。レジでは、レジ係(店員)が、バーコードリーダで買物かご内の各商品のバーコードを一つずつスキャンして別の買物かごに移し変えるという作業が必要であり、この作業にかかる時間は買物量に比例するため、夕方等、客が多く且つ各客の買物量の多い時間帯はレジが混雑することになる。そのため、各店舗では、混雑する時間帯だけレジ係を多く配置する方法で対処しているが、その他の時間帯はほとんど使われないレジスタを用意しなければならず、設備投資費用及び人件費の追加を余儀なくされていた。
【0006】
特許文献2による購入金額表示システムは、買物カートに取付けられた購入金額表示装置の無線タグ読取部に、客自身が商品に貼付けられた無線タグを近づけて読み取らせることにより購入合計額が表示されるもので、無線タグの読み取りは客に任せられており、レジ業務に代わるものではないため、上記課題を解決するものではない。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、レジ業務時間を短縮し
、設備投資費用及び人件費を低減することが可能な無線タグ商品管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による無線タグ商品管理システムは、管理する商品に付けられた無線タグの記憶しているタグ情報を読み取る無線タグ読取装置を備えた無線タグレジシステムと、管理する商品のタグ情報及び価格情報を含む商品情報が格納された無線タグ商品データベースに接続され、これらの情報を無線タグレジシステムとの間で送受信する無線タグ商品管理装置を含み、無線タグレジシステムは、無線タグ読取装置がタグ情報を読み取り可能な位置に買物かごが置かれたことを検知する買物かご検知装置と、無線タグ読取装置に対して無線タグの読み取り命令を発信し、また無線タグ読取装置にて読み取られたタグ情報を無線タグ商品管理装置に送信する無線タグ制御装置と、無線タグ制御装置が無線タグ商品管理装置から受信した商品情報を表示する価格表示装置を備え、無線タグ商品管理装置は、無線タグ制御装置から送信されたタグ情報を無線タグ商品データベースに照会し、タグ情報に関連した商品情報を無線タグ制御装置に送信するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、買物かご内の商品に付けられた無線タグのタグ情報を読み取る無線タグ読取装置を備えることにより、従来のバーコードを用いたレジシステムにおいて必要であったレジ係による買物かごの移し変え作業が不要となり、レジ業務時間の短縮が可能となる。これにより、レジの混雑が解消されるため、レジスタの台数を抑えることができ、設備投資費用及び人件費を低減することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1による無線タグ商品管理システムの構成を示すブロック図であり、図2〜図4はそれぞれ本実施の形態による無線タグ商品管理システムの無線タグ商品データベース、無線タグレジシステム及び無線タグゲートの構成を示している。本実施の形態による無線タグ商品管理システム100は、スーパーマーケット等の店舗で実施されるレジシステムを含む商品管理システムであり、図1に示すように、無線タグ商品管理装置1、無線タグ商品データベース2、無線タグレジシステム3及び無線タグゲート4から構成される。
【0011】
無線タグ商品管理装置1は、各装置とLANなどで通信を行うもので、管理する商品に付けられる無線タグ(図示せず)のタグ情報及び価格情報を含む商品情報が格納された無線タグ商品データベース(以下、無線タグ商品DBと記す)2に接続され、これらの商品情報を無線タグレジシステム3または無線タグゲート4との間で送受信する商品情報送受信装置(図示せず)を備えている。商品情報送受信装置は、無線タグレジシステム3または無線タグゲート4にて読み取られたタグ情報を受信し、これを無線タグ商品DB2に照会し、各タグ情報に関連した商品情報を、無線タグレジシステム3または無線タグゲート4の無線タグ制御装置303、402に送信する機能を有する。
【0012】
また、無線タグ商品DB2は、商品のタグ情報と、商品名情報、価格情報等の商品情報を格納し、管理している。図2は、本実施の形態による無線タグ商品DB2の各テーブルの構成例を示している。無線タグ商品DB2は、商品に付けられた無線タグを管理するタグ情報テーブル21と、商品の情報を管理する商品情報テーブル22から構成されている。タグ情報テーブル21は、各タグに対してタグID211を主キーとして、商品種別212、入荷日時213、清算フラグ214等の属性を有している。また、商品情報テーブル22は、商品種別221を主キーとして、商品名222、価格223等の属性を有している。
【0013】
無線タグレジシステム3は、図3に示すように、無線タグ読取装置301、買物かご検知装置302、無線タグ制御装置303、価格表示装置304及びレジスタ305から構成される。無線タグ読取装置301は、管理する商品に付けられた無線タグ(図示せず)の記憶しているタグ情報の読み取りを実施するもので、買物かご検知装置302は、無線タグ読取装置301がタグ情報を読み取り可能な位置(正常位置)に買物かご306が置かれたことを、赤外線センサ等で検知する。
【0014】
また、無線タグ制御装置303は、無線タグ読取装置301に対して無線タグの読み取り命令を発信し、また無線タグ読取装置301にて読み取られたタグ情報を、無線タグ商品管理装置1に送信する。さらに、無線タグ制御装置303が無線タグ商品管理装置1から受信した商品情報(商品名、価格、合計金額等)は、価格表示装置304及びレジスタ305にて客に提示される(詳細は図5を用いて説明する)。
【0015】
さらに、レジ係は、レジスタ305にて清算処理を行う。清算終了後、清算を終えた商品のタグ情報は、「清算済タグ情報」として無線タグ制御装置303により自動的に無線タグ商品管理装置1に送信される。これを受信した無線タグ商品管理装置1は、無線タグ商品DB2の該当商品が清算済みであるか否かに関する情報(清算フラグ214)を変更する(詳細は図6を用いて説明する)。
【0016】
無線タグ制御装置303は、買物かご検知装置302にて買物かご306が検知された際に、無線タグ読取装置301に対して買物かご306内の商品のタグ情報の読み取り命令を発信し、これを受けた無線タグ読取装置301は即座に読み取りを開始する(これを自動モードという)。一方、無線タグ読取装置301は、客が複数の買物かご306を用いる場合や、買物かご306を用いない場合にも対応可能なように、タグ情報の読み取り開始及び停止操作を、スイッチ等で自動モードから手動モードに切り替える機能を有する。これにより、レジ係が状況に応じてタグ情報の読み取りを開始または停止することができ、レジ業務が滞りなく行われる。
【0017】
本実施の形態による無線タグレジシステム3は、商品を買物かご306から出さずにそれらのタグ情報を一斉に読み取ることを特徴としている。無線タグと無線タグ読取装置301のアンテナ間の通信には電波(電磁波)が用いられるため、ある程度の遮蔽物があっても読み取りが可能である。さらに、商品数が多い場合等の読み取り漏れを防止するために、無線タグ読取装置301は複数箇所に設置され、買物かご306内の商品に対して複数の異なる方向から、同じタグ情報を複数回重複して読み取り、無線タグ制御装置303にて重複したものをまとめ処理する。
【0018】
無線タグゲート4は、図4に示すように、第2の無線タグ読取装置である無線タグ読取装置401、第2の無線タグ制御装置である無線タグ制御装置402及び警報発生装置403から構成される。無線タグ読取装置401は、店舗から出ようとする客が所持している商品(通常は清算済み)のタグ情報を、無線タグ制御装置402からの指令により読み取り、読み取られたタグ情報は、無線タグ制御装置402から無線タグ商品管理装置1に送信される。無線タグ商品管理装置1では、受信したタグ情報の有無、及びそのタグ情報が清算済みであるか否かに関連する情報(清算フラグ)を無線タグ商品DB2に照会し、その結果を無線タグ制御装置402に送信する。警報発生装置403は、無線タグ商品管理装置1から受信した情報に応じて、音声または警告音等、周囲に分かる形で警報を発生させる(詳細は図7を用いて説明する)。
【0019】
図5は、本実施の形態による無線タグレジシステム3及び無線タグ商品管理装置1におけるタグ情報の読み取りから価格表示までの流れを示すフローチャートである。まず、ス
テップ51(S51)において、買物かご検知装置302が買物かごを検知する(ON)と、これをきっかけにしてステップ52(S52)において、無線タグ制御装置303が複数の無線タグ読取装置301を用いて、買物かご内の商品に付けられた無線タグのタグ情報の読み取りを連続して行う。次に、ステップ53(S53)において、買物かご検知装置302が買物かごを検知しなくなる(OFF)と、買物かごが通り過ぎたと判断して無線タグ制御装置303は、無線タグ読取装置301による無線タグの読み取りを終了する。
【0020】
続いて、ステップ54(S54)において、無線タグ制御装置303は、読み取ったタグ情報の重複を省くまとめ処理を施した後、これらのタグ情報を無線タグ商品管理装置1に送信する。無線タグ商品管理装置1は、ステップ55(S55)において、無線タグ制御装置303からタグの情報を受信し、ステップ56(S56)において、受信したタグ情報を無線タグ商品DB2に照会し、各無線タグに関連付けられた商品名情報、価格情報等の商品情報及び合計金額を取得する。
【0021】
さらに、無線タグ商品管理装置1は、ステップ57(S57)において、ステップ56で取得した情報を無線タグ制御装置303に送信し、ステップ58(S58)において、無線タグ制御装置303は、無線タグ商品管理装置1から受信した価格情報等の商品情報を、レジスタ305を介して価格表示装置304に送信し、これらの情報が価格表示装置304に表示される。
【0022】
図6は、本実施の形態による無線タグレジシステム3及び無線タグ商品管理装置1における清算処理の流れを示すフローチャートである。まず、ステップ61(S61)において、レジ係は、客から代金を受け取り、レジスタ305にて清算処理を行う。この清算処理結果は、価格表示装置304にも反映される。次に、ステップ62(S62)において、レジスタ305にて清算処理を行った商品のタグ一覧を、清算済タグ情報として無線タグ商品管理装置1に送信する。
【0023】
次に、ステップ63(S63)において、無線タグ商品管理装置1は、無線タグレジシステム3から送信されたタグ一覧(清算済みタグ情報)を受信し、ステップ64(S64)において、無線タグ商品DB2のタグ情報テーブル21の清算フラグ214を変更する(図2参照)。続いて、ステップ65(S65)において、清算フラグ214の変更処理が終わったことを無線タグレジシステム3に通知し、ステップ66(S66)において、無線タグレジシステム3は、無線タグ商品管理装置1において清算処理が終了したことを認識し、清算処理を終了する。
【0024】
図7は、本実施の形態による無線タグゲート4及び無線タグ商品管理装置1における警
報判定の流れを示すフローチャートである。まず、ステップ71(S71)において、無線タグゲート4の無線タグ読取装置401は、無線タグ制御装置402からの指令により、店外へ出ようとしている客が所持している商品に付けられている無線タグのタグ情報の読み取りを行う。次に、ステップ72(S72)において、読み取られたタグ情報を、無線タグ商品管理装置1へ送信する。
【0025】
無線タグ商品管理装置1は、ステップ73(S73)においてタグ情報を受信すると、ステップ74(S74)の判定処理にて、無線タグ商品DB2のタグ情報テーブル21を参照し、読み取りしたタグ情報がタグ情報テーブル21に存在するか否かを確認し、存在する場合は、清算フラグ214をチェックし、清算済みであるか否かを判定する(図2参照)。判定結果は、ステップ75(S75)において、無線タグゲート4へ送信される。無線タグゲート4は、ステップ76(S76)において判定結果を受信し、ステップ77(S77)の警報判定処理において、受信した判定結果に応じて警告を発するか否かを判
定する。
【0026】
図8は、本実施の形態による無線タグゲート4における判定結果と警告の組み合わせを示している。本実施の形態では、判定結果に応じて警告1、警告2の2段階の警告を用意している。判定結果が清算済のタグと未清算のタグの組合せの場合は、無線タグレジシステム3による読み取り漏れの可能性が高いため、客の気分を害さないような軽い警告音または音声等を発する警告1とする。一方、判定結果が未清算のタグのみであった場合は、万引きの可能性が高いため、警告1よりも強い警告音を発する警告2とし、店員がすぐに対処できるようにする。なお、判定結果が清算済みのタグのみ、又はタグ情報テーブルに存在しないタグのみの場合は、警報は発しない。
【0027】
以上のように、本実施の形態によれば、買物かご306内の商品のタグ情報を一斉に読み取ることが可能であるため、従来のバーコードを用いたレジシステムにおいて必要であった、レジ係が商品を別の買い物かごに移し変える作業が不要となり、レジ業務時間の短縮が可能となる。これにより、レジの混雑が解消されるため、レジスタの台数を抑えることができ、設備投資費用及び人件費を低減することが可能である。
【0028】
また、無線タグレジシステム3の無線タグ読取装置301を複数箇所に設置し、買物かご306内の商品に対して複数の異なる方向から、タグ情報を重複して読み取るようにしたので、商品数が多い場合の読み取り漏れを防止することができる。さらに、無線タグ商品管理装置1にて清算済タグ情報を管理することにより、無線タグゲート4において未清算の商品が店外に出ることを防ぐことができ、万引き等の盗難防止に効果を奏する。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明にかかる無線タグ商品管理システムは、スーパーマーケット等の店舗におけるレジ業務及び商品管理に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施の形態1による無線タグ商品管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1による無線タグ商品管理システムの無線タグ商品データベースの各テーブル構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1による無線タグ商品管理システムの無線タグレジシステムの構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1による無線タグ商品管理システムの無線タグゲートの構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1による無線タグレジシステム及び無線タグ商品管理装置におけるタグ情報の読み取りから価格表示までの流れを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1による無線タグレジシステム及び無線タグ商品管理装置における清算処理の流れを示す図である。
【図7】本実施の形態による無線タグゲート及び無線タグ商品管理装置における警報判定の流れを示す図である。
【図8】本実施の形態による無線タグゲートにおける判定結果と警告の組み合わせを示す図である。
【符号の説明】
【0031】
1 無線タグ商品管理装置、2 無線タグ商品データベース、3 無線タグレジシステム、4 無線タグゲート、21 タグ情報テーブル、22 商品情報テーブル、
100 無線タグ商品管理システム、
211 タグID、212 商品種別、213 入荷日時、214 清算フラグ、
221 商品種別、222 商品名、223 価格、
301 無線タグ読取装置、302 買物かご検知装置、303 無線タグ制御装置、
304 価格表示装置、305 レジスタ、306 買物かご、
401 無線タグ読取装置、402 無線タグ制御装置、403 警報発生装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理する商品に付けられた無線タグの記憶しているタグ情報を読み取る無線タグ読取装置を備えた無線タグレジシステムと、管理する商品のタグ情報及び価格情報を含む商品情報が格納された無線タグ商品データベースに接続され、これらの情報を前記無線タグレジシステムとの間で送受信する無線タグ商品管理装置を含み、
前記無線タグレジシステムは、前記無線タグ読取装置が前記タグ情報を読み取り可能な位置に買物かごが置かれたことを検知する買物かご検知装置と、前記無線タグ読取装置に対して前記無線タグの読み取り命令を発信し、また前記無線タグ読取装置にて読み取られた前記タグ情報を前記無線タグ商品管理装置に送信する無線タグ制御装置と、前記無線タグ制御装置が前記無線タグ商品管理装置から受信した前記商品情報を表示する価格表示装置を備え、
前記無線タグ商品管理装置は、前記無線タグ制御装置から送信された前記タグ情報を前記無線タグ商品データベースに照会し、前記タグ情報に関連した前記商品情報を前記無線タグ制御装置に送信することを特徴とする無線タグ商品管理システム。
【請求項2】
請求項1記載の無線タグ商品管理システムであって、前記無線タグ制御装置は、前記買
物かご検知装置にて買物かごが検知された際に、前記無線タグ読取装置に対して前記買物かご内の商品のタグ情報の読み取り命令を発信することを特徴とする無線タグ商品管理システム。
【請求項3】
請求項2記載の無線タグ商品管理システムであって、前記無線タグ読取装置は、客が複数の買物かごを用いた場合や買物かごを用いない場合に対応可能なように、タグ情報の読み取り開始及び停止操作を、自動から手動に切り替える機能を有することを特徴とする無線タグ商品管理システム。
【請求項4】
請求項1記載の無線タグ商品管理システムであって、前記無線タグ読取装置は、複数箇
所に設置され、買物かご内の商品に対して複数の異なる方向からタグ情報を読み取ることを特徴とする無線タグ商品管理システム。
【請求項5】
請求項1記載の無線タグ商品管理システムであって、前記無線タグ制御装置は、清算が
終了した商品のタグ情報を清算済タグ情報として前記無線タグ商品管理装置に送信することを特徴とする無線タグ商品管理システム。
【請求項6】
請求項5記載の無線タグ商品管理システムであって、前記無線タグのタグ情報を読み取る第2の無線タグ読取装置を有する無線タグゲートをさらに備え、前記無線タグゲートは、前記第2の無線タグ読取装置にて読み取られたタグ情報を前記無線タグ商品管理装置に送信し、また前記タグ情報が清算済みであるか否かに関連する情報を前記無線タグ商品管理装置から受信する第2の無線タグ制御装置と、前記無線タグ商品管理装置から受信した前記情報に応じて警報を発生させる警報発生装置を備えたことを特徴とする無線タグ商品管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−299404(P2008−299404A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−142060(P2007−142060)
【出願日】平成19年5月29日(2007.5.29)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】