説明

無線デジタルコンテンツの管理のための方法及び装置

【課題】無線デジタルコンテンツの管理のための方法及び装置において、装置が無線で外部と通信することを可能にする。
【解決手段】装置のデジタルデータを独立して外部へ送出できない内蔵プロセッサを有する装置において使用されるためのメモリカードにおいて、デジタルデータは前記装置により捕捉され、前記メモリカードは前記装置からのデータの送出を制御するように構成された中央プロセッサと、中央プロセッサに動作可能に接続され送出されるデータを記憶するように構成されている記憶モジュールと、記憶モジュールからデジタルデータを送出するように構成され中央プロセッサとメモリのいずれか一方に動作可能に接続されている無線モジュールとを具備している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線デジタルコンテンツの管理のための方法及び装置に関し、特に装置が無線で通信することを可能にする無線媒体を使用する方法及び装置に関するがそれに限定されない。
【背景技術】
【0002】
例えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタル音声レコーダ、デジタルダイアリ、パーソナルデジタルアシスタント、デジタルオーガナイザ、デジタルメディアプレーヤ、MP3プレーヤのような多くのポータブル電子装置はデジタルコンテンツのダウンロードとアップロードを可能にするためホストコンピュータに物理的及び電気的に接続されなければならない。デジタルコンテンツは例えば画像、ビデオ画像、売買品、音楽コンテンツ等であることができる。アップロードとダウンロードを管理し制御するアプリケーションはホストコンピュータ中に存在する。これは常に便利ではない。
【0003】
その理由は装置によって捕捉されるデジタルデータを独立して送出することができないプロセッサを電子装置が有するためである。ポータブル装置はホストコンピュータが装置により捕捉されたデジタルデータを受け入れ、ホストコンピュータがホストコンピュータから電子装置へデジタルデータを送出することができるようにホストコンピュータとの接続を必要とする。全ての関連する機能では、ホストコンピュータはプロセスを制御する。例えばデジタルカメラ(静止又はビデオ)は通常デジタルカメラにより捕捉されるデジタルデータがコンピュータへアップロードされるようにホストコンピュータへの接続を必要とする。代わりにデジタルカメラのメモリカード又は類似の不揮発性メモリは取り出され、メモリカードに記憶されるデジタルデータがホストコンピュータへアップロードされるようにホストコンピュータへ挿入される。ホストコンピュータのメモリに記憶されると、デジタルデータはウェブサイトにアップロードされることができる。例えば個人的な写真の記憶を可能にするウェブサイトが多数存在し、“FaceBook”およびU−Tube”は多くの例のうちの2つである。これはアップロードを行うためにホストコンピュータへアクセスすることを必要とする。これは常に便利であるとは限らない。
【発明の概要】
【0004】
例示的な特徴によれば、装置のデジタルデータを独立して外部へ送出できない内蔵プロセッサを有する装置において使用されるためのメモリカードが提供され、デジタルデータは装置により捕捉され、メモリカードは装置からのデータの送出を制御するように構成された中央プロセッサと、中央プロセッサに動作可能に接続され送出されるデータを記憶するように構成されている記憶モジュールと、記憶モジュールからデジタルデータを送出するように構成され、中央プロセッサとメモリの一方に動作可能に接続されている無線モジュールとを具備している。
【0005】
メモリカードは装置と物理的及び動作的に結合し、関係し、動作的に内蔵プロセッサと接続するように構成されることができ、動作的接続は通常のメモリカードと同じ方法であり、内蔵プロセッサはメモリカードを通常のメモリカードとして扱う。装置の少なくとも1つの制御ボタンは、物理的及び動作的に装置と結合し関係するメモリカードが予め規定されたモードにあるときに中央プロセッサを制御するために使用されることができる。デジタルデータの送出は装置が予め規定されたモードにあるときのみ行われることができる。装置が予め規定されたモードにあるとき、中央プロセッサは装置のスクリーン上で第1のインデックス画像ファイルを表示するために第1のインデックス画像ファイルを内蔵プロセッサへ送信するように構成されることができ、第1の画像インデックスファイルは複数の第1のメニューアイテムを含み、各複数の第1のメニューアイテムは画像を含んでいる。選択される第1のメニューアイテムは内蔵プロセッサがデジタルデータを処理するために使用されるか、またはプロセッサと無線モジュールがメモリカードからデジタルデータを無線で送出するために使用されるか否かを決定できる。デジタルデータは画像データ、オーディオデータ、画像及びオーディオデータ、ビデオデータ、オーディオ及びビデオデータから選択されることができる。メモリカードはプロセッサと無線インターフェースがデジタルデータを送信する少なくとも1つのアドレスを含むことができる。装置はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタル音声レコーダ、デジタルダイアリから選択されることができる。
【0006】
別の例示的な特徴によれば、装置のデジタルデータを独立して外部へ送出できない内蔵プロセッサを有する装置からデータを送出する方法が提供され、この方法は、
前記装置の予め定められたモードを選択し、
前記装置にインストールされ動作的に接続されるメモリカードから前記装置へ第1のインデックス画像ファイルを送信し、前記メモリカードは中央プロセッサと記憶モジュールと無線モジュールとを有し、前記第1のインデックス画像ファイルは複数の第1のメニューアイテムを含み、各前記第1のメニューアイテムは画像を含み、前記記憶モジュールはそこに記憶されているデジタルデータを有し、
前記装置の制御ボタンを使用して前記第1のメニューアイテムから1つのメニューアイテムを選択し、
選択された前記1つのメニューアイテムは、前記内蔵プロセッサが前記デジタルデータを処理するために使用されるか、または前記中央プロセッサと前記無線モジュールが前記メモリカードから前記デジタルデータを無線で送出するために使用されるかを決定するステップを含んでいる。
【0007】
さらに別の例示的な特徴によれば、前記装置のデータを独立して外部へ送出できない内蔵プロセッサを有する装置からデータを送出する方法が提供され、その方法は、
前記装置を使用してデジタルデータを捕捉し、前記デジタルデータを前記装置にインストールされ動作的に接続されているメモリカード中に記憶し、メモリカードは中央プロセッサ、メモリモジュール、無線モジュールを有し、
前記装置の予め規定されたモードを選択し、
前記中央プロセッサは前記メモリカードから前記装置へ第1のインデックス画像ファイルを送信し、その第1のインデックス画像ファイルは複数の第1のメニューアイテムを含んでおり、
前記複数の第1のメニューアイテムから1つのメニューアイテムを選択するために前記装置の制御ボタンを使用し、
適切なメニューアイテムが選択されるとき、中央プロセッサ及び無線モジュールはデジタルデータをメモリカードから無線で送出するステップを含んでいる。
【0008】
適切なメニューアイテムが選択されるとき、中央プロセッサ及び無線モジュールはメモリカードからデジタルデータを無線で送出することができる。メモリカードは装置と物理的及び動作的に結合し関係することができ、メモリカードは通常のメモリカードと同じ方法で動作的に内蔵プロセッサと接続し、内蔵プロセッサはメモリカードを通常のメモリカードとして扱う。装置の制御ボタンは、装置が予め規定されたモードにあるときにのみ中央プロセッサを制御するために使用されることができる。デジタルデータの送出は装置が予め規定されたモードにあるときのみ行われることができる。第1のインデックス画像ファイルは装置のスクリーン上に表示される。デジタルデータは画像データ、オーディオデータ、画像及びオーディオデータ、ビデオデータ、オーディオ及びビデオデータから選択されることができる。デジタルデータはメモリに記憶されている少なくとも1つのインターネットアドレスに送出されることができる。装置はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタル音声レコーダ、デジタルダイアリから選択されることができる。制御ボタンが第1のメニューアイテムの1つのメニューアイテムを選択するために使用されるとき、内蔵プロセッサは中央プロセッサへ命令を送信でき、命令は1つのメニューアイテムの識別子を含んでいる。装置が予め定められたモードであり、1つのメニューアイテムがメモリカードのデジタルデータの無線送出で関係するとき、中央プロセッサは命令を「選択」として扱うことができる。その命令は「削除」されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】ホスト装置から捕捉されたデータがサーバへ無線で転送されることができるようにホスト装置へ接続可能な無線媒体の例示的なシステムの概略図である。
【図2】図1の例示的なシステムを示すブロック図である。
【図3】図1の無線媒体を示す図である。
【図4】図1のホスト装置のプロセッサを示す図である。
【図5】図1乃至4の例示的な実施形態の動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明が十分に理解され容易に実施されるように、限定ではない例によって例示的な実施形態のみを説明し、説明を添付図面を参照して行う。
例示的な実施形態は無線媒体を介してポータブル装置100のデジタルコンテンツを管理するための方法及び装置である。ポータブル装置100はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタル音声レコーダ、またはデジタルダイアリであってもよい。示されているのはデジタルカメラである。デジタルカメラ100はメモリカード200が通常の方法で挿入されるスロット102を有している。
【0011】
メモリカード200が図3に示されており、中央プロセッサ202と、中央プロセッサ202に動作可能に接続されている無線モジュール204と、中央プロセッサ202に動作的に接続されている記憶モジュール206とを有している。中央プロセッサ202はカードインターフェース208および無線インターフェース210を有している。無線モジュール204はまたアンテナ212も有している。
【0012】
デジタルカメラ100はスロット102に挿入されるときにメモリカード200とインターフェースするためのカードインターフェース106を備えた内蔵プロセッサ104を有している。内蔵プロセッサ104はまたカメラ100のディスプレイスクリーン110を制御するためのディスプレイインターフェース108を有している。さらに内蔵プロセッサ104はカメラ制御ボタン等114がカメラ100の動作を制御するために使用されることができることを可能にするための制御インターフェース112を有している。内蔵プロセッサ104はカメラ100のデジタルデータを独立して外部に送出することができない。独立して送出するということは、カメラからコンピュータへのデータの送出を可能にする関連する動作ソフトウェアを有しているコンピュータのようなインテリジェントホストへ動作的に接続されるカメラ100をプロセッサ104が必要とし、送出はコンピュータの制御下にあることを意味している。カメラ100の通常の動作は内蔵プロセッサ104の制御下にある。
【0013】
カードインターフェース208によって、メモリカード200がカメラ100のスロット102に結合されるとき(500)はいつでも、カードインターフェース106は通常のメモリカードとしてメモリカード200を扱い、内蔵プロセッサ104からメモリカード200へ画像および/またはオーディオデータを転送するために通常の方法でそれとインターフェースする(501)。カード200がカメラ100により認識されるカテゴリではないならば、通常の方法でエラーメッセージを表示し、プロセスは終了する(502)。
【0014】
内蔵プロセッサ104とカード200との間の初期接続が行われると、カメラ制御が例えば「観察」(または例えば「再生」または「表示」或いは「データ転送」のようなその等価モード)のような予め定められたモードに設定される(503)とき、内蔵プロセッサ104は通常の動作にしたがってディスプレイ110で表示されるための第1の画像ファイルをカード200からダウンロードする。中央プロセッサ202はその後第1のメニューを含んだインデックス画像ファイルをディスプレイインターフェース108へ送信し(504)、制御114のナビゲーション制御は表示されるメニューを制御するための通常の方法で使用されることができる。第1のメニューはカメラ100の将来の性能を決定するための一連の第1のアイテムを含んでいる。第1のメニューの各アイテムはインデックス画像ファイル内の別々の画像である。第1のメニューアイテムは例えば、
1.転送データ、
2.無線検出、
3.観察画像を含むことができる。
【0015】
ステップ503で、カメラ100が予め定められたモード、即ち「観察」或いはその等価モードに設定されないならば、メモリカード200と内蔵プロセッサ104は通常の知られた方法で内蔵プロセッサ104の動作下で動作する(505)。
【0016】
カメラ100が予め定められたモードに設定されているならば、表示されたアイテムの1つがその後選択される(506)。メニュー中の各アイテムは別々の画像であるので、メニューリスト中の1つのアイテムの選択は別々の画像の選択である。それ故、使用される制御114によって、プロセッサ104は命令を制御プロセッサ202へ送信できる。観察モードでは「次」(次の画像を送信)と「削除」(この画像を削除)の2つのこのような命令が通常存在する。「次」が後続する動作で必要とされるので、「削除」機能が使用される。しかしながら、カメラ100が「観察」モードにあり、「データ転送」または「無線検出」が前述の第1のメニューアイテムから選択されるならば、中央プロセッサ202は「削除」を「選択」として解釈する。「第1の画像の送信」命令がプロセッサ104により送信され、メモリカード制御プロセッサ202により受信されるならば(504)、中央プロセッサ202はこれがこのような命令が受信される唯一の時間であるので、カメラ100が「観察」モードにあることを認識する。
【0017】
第1の各メニューアイテムが別々の画像であるので、「削除」の使用はプロセッサ104から中央プロセッサ202へ送信される命令だけではなく、命令は中央プロセッサ202が削除される画像を知ることを可能にする画像の識別子を含んでいる。
【0018】
中央プロセッサ202は命令を受信し、予め定められたモードが選択されていることと、選択された画像が画像インデックスファイルからの(1)または(2)であることを確認した後、中央プロセッサ202は「削除」命令を「選択」として扱う。
【0019】
中央プロセッサ202はその後、第1のメニューアイテム1または第1のメニューアイテム2のいずれが選択されたかにしたがって必要な措置を取る。
【0020】
選択された第1のメニューアイテムが無線転送のものであるかを決定するための問合せが行われる(509)。ノーであるならば、アイテム3に相違ない。アイテム3が制御114を使用して通常の方法で選択されるならば(507)、中央プロセッサ202は通常の方法で命令を扱い、第1の画像ファイルを記憶モジュール206から送信し(508)、カメラ100及びメモリカード200は通常の方法で動作を続ける(505)。509で、選択された第1のメニューアイテムが無線転送であるならば、これはアイテム1またはアイテム2である可能性がある。それ故、アイテム1又はアイテム2が選択されたかを決定する第2の問合せが行われる(510)。
【0021】
510で、アイテム2が選択されると、中央プロセッサ202は無線モジュール204をアクティブにし(511)、カード200が接続されることができる潜在的な無線ネットワークについての検索が行われる(512)。これは通常の方法である。全ての潜在的な無線ネットワークが検出されると(513)それらはディスプレイ110に表示され(514)、制御114が所望の無線ネットワークを選択するために使用される(515)。所望の無線ネットワークが選択されると、第2のインデックス画像ファイルが中央プロセッサ202からディスプレイ110へダウンロードされる(516)。第2のインデックス画像ファイルは第2のメニューリストを含んでいる(517)。第2のインデックス画像ファイルは第1のインデックス画像ファイルと同じであってもよく、或いは異なってもよい。第2の各メニューリストは別々の画像でもあり、その固有の識別子を有する。
【0022】
第2のメニューリストは第1のメニューリストと同じであってもよく、或いは異なってもよい。第2のメニューリストは例えば、
1.転送データ、
2.無線検出、
3.観察画像のようなアイテムを含むことができる。
【0023】
510で、アイテム1が第1のメニューリストから選択されるならば、中央プロセッサ202は無線ネットワークが既に選択されたか否かを決定する(521)。ノーであるならば、アイテム2に戻り(510)、前述したように潜在的な無線ネットワークの検索を開始する。無線ネットワークが既に選択されているならば、中央プロセッサ202は種々の画像ファイルの画像データを逐次的に獲得し(522)、無線モジュール204を使用して画像データを選択された予め定められたウェブサイトへアップロードする(523)。アップロードが終了すると、「完了」メッセージがディスプレイ110上に表示され(524)、プロセスは終了する(525)。
【0024】
アイテム1が第2のメニューリストから選択されるならば(518)、および予め定められたウェブサイトが知られネットワークが丁度選択されるとき、中央プロセッサ202は記憶モジュール206から全ての画像ファイルをダウンロードし、それらを無線モジュール204へ転送して予め定められたウェブサイトへ画像データを無線でアップロードする動作を開始する。2以上の予め定められたウェブサイトが存在するならば、中央プロセッサ202はディスプレイ110上で表示するための予め定められたウェブサイトのリストを送信し、通常の方法で1つが選択された後、画像データが送信される選択された予め定められたウェブサイトを使用する。予め定められたウェブサイトのリストはそれらのURLにより、または先に入力された略された名称によるものであってもよく、ウェブサイトにおけるeメールアカウントを含むことができる。
【0025】
予め定められたウェブサイトのエントリはメモリカード200をコンピュータ(図示せず)へ動作的に接続することによるものである。コンピュータは中央プロセッサ202から必要なインターフェースをアップロードし、コンピュータは所望のウェブサイトまたは複数のウェブサイト或いはeメールアカウントのURLに入るために使用され、これはメモリカード200の記憶モジュール206に記憶されている。
【0026】
このようにしてカメラ100は通常の方法でメモリカード200の記憶モジュール206中に記憶されている画像を捕捉するために使用されるとき、カメラの制御装置114が観察のような予め定められたモードに設定されているとき、前述の手順が開始される。カメラ100が予め定められたモードにあるとき、中央プロセッサ202及び無線モジュール204はインターフェース300によって画像データを選択された予め定められたウェブサイトへ送信するように動作し、それによって画像はサーバ/PCまたはその他のコンピュータ400の記憶装置402に記憶されることができる。これは例えば夜間等のカメラ100が通常使用されていないときのような都合のよい時間に行われることができる。
【0027】
所望又は必要とされるならば、全ての画像データのアップロードが完了されるとき、中央プロセッサ202は記憶モジュール206に記憶されるとき画像データを圧縮又は縮小することができる。圧縮は任意の既知又は適切な圧縮応用によるものであってもよい。縮小は画像を例えば親指サイズに縮小することであってもよい。圧縮および/または減少は画像データの記憶に必要とされる記憶モジュール206中のメモリ量を減少するために使用される。任意の圧縮および/または減少された画像は注記され予め選択されたウェブサイトに再送信される。さらに予め選択されたウェブサイトに送信される任意の画像は送信されたとしてフラグされることができ、将来再送信されない。しかしながら中央プロセッサは古い画像が再度送信されるか、或いは新しい先に送信されていない画像だけが送信されるか尋ねるプロンプトをディスプレイへ送信できる。選択が通常の方法で行われた後に、中央プロセッサ202により適切な行為が行われる。
【0028】
認められるように、メモリカード200は任意のドライバのインストールまたはホスト装置100で作動するソフトウェアの変更なしにホスト装置100へ接続されることができる。
【0029】
メモリカード200はメモリカード200の記憶モジュール206へダウンロードされるコンテンツの著作権保護のためのデジタル権管理モジュールを含むことができる。
【0030】
前述の説明は例示的な実施形態を説明したが、当業者は設計、構造および/または動作の詳細についての多くの変更が本発明の技術的範囲を逸脱せずに行われることができることを理解するであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置のデジタルデータを独立して外部へ送出できない内蔵プロセッサを有する装置において使用されるためのメモリカードにおいて、前記デジタルデータは前記装置により捕捉され、前記メモリカードは前記装置からのデータの送出を制御するように構成された中央プロセッサと、中央プロセッサに動作可能に接続され送出されるデータを記憶するように構成されている記憶モジュールと、前記記憶モジュールから前記デジタルデータを送出するように構成され前記中央プロセッサと前記メモリの一方に動作可能に接続されている無線モジュールとを具備しているメモリカード。
【請求項2】
前記メモリカードは前記装置と物理的及び動作的に結合し関係し、動作的に前記内蔵プロセッサと接続するように構成され、前記動作的接続は通常のメモリカードと同じ方法であり、前記内蔵プロセッサは前記メモリカードを通常のメモリカードとして扱う請求項1記載のメモリカード。
【請求項3】
前記装置の少なくとも1つの制御ボタンは、物理的及び動作的に前記装置と結合し関係する前記メモリカードが予め規定されたモードにあるときに前記中央プロセッサを制御するために使用されることができる請求項1または2記載のメモリカード。
【請求項4】
前記デジタルデータの送出は前記装置が予め規定されたモードにあるときのみ行われることができる請求項3記載のメモリカード。
【請求項5】
前記装置が予め規定されたモードにあるとき、前記中央プロセッサは前記装置のスクリーン上で第1のインデックス画像ファイルを表示するために前記第1のインデックス画像ファイルを前記内蔵プロセッサへ送信するように構成され、前記第1の画像インデックスファイルは複数の第1のメニューアイテムを含み、各前記複数の第1のメニューアイテムは画像を含んでいる請求項3または4記載のメモリカード。
【請求項6】
選択される前記第1のメニューアイテムは前記内蔵プロセッサが前記デジタルデータを処理するために使用されるかまたは前記プロセッサと前記無線モジュールが前記メモリカードから前記デジタルデータを無線で送出するために使用されるかを決定する請求項5記載のメモリカード。
【請求項7】
前記デジタルデータは画像データ、オーディオデータ、画像及びオーディオデータ、ビデオデータ、オーディオ及びビデオデータからなるグループから選択される請求項1乃至6のいずれか1項記載のメモリカード。
【請求項8】
前記メモリカードは前記プロセッサと前記無線インターフェースが前記デジタルデータを送信する少なくとも1つのアドレスを含んでいる請求項1乃至7のいずれか1項記載のメモリカード。
【請求項9】
前記装置はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタル音声レコーダ、デジタルダイアリからなるグループから選択される請求項1乃至8のいずれか1項記載のメモリカード。
【請求項10】
装置のデータを独立して外部へ送出できない内蔵プロセッサを有する装置からデータを送出する方法において、
前記装置の予め定められたモードを選択し、
前記装置にインストールされ動作的に接続されているメモリカードから前記装置へ第1のインデックス画像ファイルを送信し、前記メモリカードは中央プロセッサと記憶モジュールと無線モジュールとを有し、前記第1のインデックス画像ファイルは複数の第1のメニューアイテムを含み、各前記第1のメニューアイテムは画像を含み、前記記憶モジュールはそこに記憶されているデジタルデータを有し、
前記第1のメニューアイテムから1つのメニューアイテムを選択するために前記装置の制御ボタンを使用し、
選択された前記1つのメニューアイテムは、前記内蔵プロセッサが前記デジタルデータを処理するために使用されるかまたは前記中央プロセッサと前記無線モジュールが前記メモリカードから前記デジタルデータを無線で送出するために使用されるかを決定するステップを含んでいる方法。
【請求項11】
装置のデータを独立して外部へ送出できない内蔵プロセッサを有する装置からデータを送出する方法において、
前記装置を使用してデジタルデータを捕捉し、前記装置中にインストールされ動作的に接続されているメモリカード中に前記デジタルデータを記憶し、前記メモリカードは中央プロセッサとメモリモジュールと無線モジュールとを有し、
前記装置の予め定められたモードを選択し、
前記中央プロセッサは第1のインデックス画像ファイルを前記メモリカードから装置へ送信し、前記第1のインデックス画像ファイルは複数の第1のメニューアイテムを含み、
前記複数の第1のメニューアイテムから1つのメニューアイテムを選択するために前記装置の制御ボタンを使用し、
適切なメニューアイテムが選択されているとき、前記中央プロセッサと前記無線モジュールは前記メモリカードから前記デジタルデータを無線で送出するステップを含んでいる方法。
【請求項12】
適切なメニューアイテムが選択されているとき、前記中央プロセッサ及び無線モジュールは前記メモリカードから前記デジタルデータを無線で送出する請求項10記載の方法。
【請求項13】
前記メモリカードは前記装置と物理的及び動作的に結合し関係しており、前記メモリカードは通常のメモリカードと同じ方法で動作的に前記内蔵プロセッサと接続し、前記内蔵プロセッサは前記メモリカードを通常のメモリカードとして扱う請求項10乃至12のいずれか1項記載の方法。
【請求項14】
前記装置の前記制御ボタンは、前記装置が予め定められたモードにあるときのみ前記中央プロセッサを制御するために使用されることができる請求項10乃至13のいずれか1項記載の方法。
【請求項15】
前記デジタルデータの送出は前記装置が前記予め定められたモードにあるときのみ行われることができる請求項10乃至14のいずれか1項記載の方法。
【請求項16】
前記第1のインデックス画像ファイルは前記装置のスクリーン上に表示される請求項10乃至15のいずれか1項記載の方法。
【請求項17】
前記デジタルデータは、画像データ、オーディオデータ、画像及びオーディオデータ、ビデオデータ、オーディオ及びビデオデータからなるグループから選択される請求項10乃至16のいずれか1項記載の方法。
【請求項18】
前記デジタルデータは、前記メモリ中に記憶されている少なくとも1つのインターネットアドレスに送出される請求項10乃至17のいずれか1項記載の方法。
【請求項19】
前記装置は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタル音声レコーダ、デジタルダイアリからなるグループから選択される請求項10乃至18のいずれか1項記載の方法。
【請求項20】
前記制御ボタンが前記第1のメニューアイテムの1つのメニューアイテムを選択するために使用されるとき、前記内蔵プロセッサは前記中央プロセッサへ命令を送信し、前記命令は前記1つのメニューアイテムの識別子を含んでいる請求項10乃至19のいずれか1項記載の方法。
【請求項21】
前記装置が前記予め定められたモードであり、前記1つのメニューアイテムが前記メモリカードの前記デジタルデータの前記無線送出で関係するとき、前記中央プロセッサは前記命令を「選択」として扱うことができる請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記命令は「削除」である請求項21記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−257276(P2012−257276A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−163746(P2012−163746)
【出願日】平成24年7月24日(2012.7.24)
【分割の表示】特願2010−530964(P2010−530964)の分割
【原出願日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FACEBOOK
【出願人】(510098973)ティー―データ・システムズ(エス)ピーティーイー・リミテッド (8)
【Fターム(参考)】