無線ロケーション・システムにおいてTDOAおよびFDOAを推定するための方法の改良
【課題】位置検出対象信号の存在を試験する周波数および時間期間を限定するために、到着時間差および/または到着周波数差を判定する方法に関する。
【解決手段】移動送信機の位置を検出する際に用いる方法は、相互相関値の集合を求めることを含み、各相互相関値には、対応するTDOAおよび/またはFDOA推定値が関連付けられており、基準信号を協同信号と相関付けることによって求める(図5)。基準信号は、移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した信号のコピーから成り、協同信号は、第2アンテナにおいて受信した同じ信号のコピーから成る。本方法は、更に、TDOAおよび/またはFDOA推定値の最尤範囲を決定し、次いでTDOAおよび/またはFDOA推定値の最尤範囲に対応する相互相関値の部分集合(図10)内において最適な相互相関値を特定することを含む。次に、最適な相互相関値に対応するTDOAおよび/またはFDOA値を用いて、移動送信機の位置を算出する。
【解決手段】移動送信機の位置を検出する際に用いる方法は、相互相関値の集合を求めることを含み、各相互相関値には、対応するTDOAおよび/またはFDOA推定値が関連付けられており、基準信号を協同信号と相関付けることによって求める(図5)。基準信号は、移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した信号のコピーから成り、協同信号は、第2アンテナにおいて受信した同じ信号のコピーから成る。本方法は、更に、TDOAおよび/またはFDOA推定値の最尤範囲を決定し、次いでTDOAおよび/またはFDOA推定値の最尤範囲に対応する相互相関値の部分集合(図10)内において最適な相互相関値を特定することを含む。次に、最適な相互相関値に対応するTDOAおよび/またはFDOA値を用いて、移動送信機の位置を算出する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動送信機の位置の検出のための到着時間差(TDOA)推定値を提供する方法であって、時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスのいずれかを用いて基準信号を協同信号と相互相関させて相互相関値の集合を発生し、該相互相関値集合内の各相互相関値は、TDOA時間値とFDOA周波数値とに関連付けられかつ相互相関の強度を表し、いずれの前記プロセスも到着周波数差(FDOA)およびTDOA双方の同時解を必要とし、前記基準信号が、前記移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した第1信号のコピーであり、前記協同信号が、前記移動送信機が送信し第2アンテナにおいて受信した前記第1信号のコピーであり、
a.前記移動送信機が静止しているか否かに基づいてFDOA周波数値の範囲を決定するステップと、
b.TDOA時間値の範囲を決定するステップと、
c.前記TDOA時間値の前記範囲および前記FDOA周波数値の前記範囲内でのみ、前記相互相関値集合を探索するステップと、
d.前記探索した相互相関値集合における相互相関の強度の最適値と関連するTDOA時間値を、前記TDOA推定値として提供するステップと、
を備えた方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、前記移動送信機が静止していると、前記FDOA周波数値の範囲を、0ヘルツまたは0ヘルツ±規定の誤差値に限定する、方法。
【請求項3】
請求項1または2記載の方法において、前記TDOA時間値の前記範囲を、前記基準信号を受信した前記第1アンテナと、前記協同信号を受信した前記第2アンテナとの間の距離と関連付けられた時間値に、所定の誤差値を加算した値に限定する、方法。
【請求項4】
請求項1または2記載の方法において、前記最適値は、時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスの最も高い強度ピークである、方法。
【請求項5】
請求項1または2記載の方法において、前記最適値は、前記時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスの強度が、前記時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスの最も高い強度ピークの所定の割合未満でないときにおける、最早点である、方法。
【請求項6】
請求項1または2記載の方法において、前記最適値は、前記時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスの強度が平均ノイズ・レベルの所定割合未満でないときにおける最早点である、方法。
【請求項7】
請求項2記載の方法において、前記TDOA時間値の前記範囲を更に限定して、前記基準信号を受信した第1アンテナから所定距離の範囲内の区域に対応するようにした、方法。
【請求項8】
請求項2記載の方法において、前記TDOA時間値の前記範囲を更に限定して、前記協同信号を受信した第2アンテナから所定距離の範囲内の区域に対応するようにした、方法。
【請求項9】
請求項7または8記載の方法において、往復遅延測定を用いて前記所定距離を決定する、方法。
【請求項10】
請求項7または8記載の方法において、前記第1および第2アンテナにおける前記移動送信機の受信電力を測定することによって、前記所定距離を決定する、方法。
【請求項11】
移動送信機の位置を検出するための方法であって、
a.相互相関値の集合を提供するステップであって、各相互相関値は、TDOA時間値とFDOA周波数値とに関連付けられ、該各相互相関値は、基準信号を協同信号と相関させることによって生成し、前記基準信号が、前記移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した信号のコピーを含み、前記協同信号が、前記移動送信機が送信し第2アンテナにおいて受信した前記信号のコピーを含む、ステップと、
b.TDOA時間値の範囲およびFDOA周波数値の範囲を決定するステップであって、前記FDOA周波数値の前記範囲が、前記移動送信機が静止しているか否かに基づいて決定される、ステップと、
c.前記TDOA時間値の範囲およびFDOA周波数値の範囲に対応する相互相関値の部分集合内において最適相互相関値を特定するステップと、
d.前記移動送信機の位置の算出において、前記最適相互相関値に対応するTDOA時間値およびFDOA周波数値の一方または双方を用いるステップと、
を備えた方法。
【請求項12】
請求項11記載の方法において、前記相互相関が、時間ドメインにおける相互相関を含む、方法。
【請求項13】
請求項11記載の方法において、前記相互相関が、周波数ドメインにおける相互相関を含む、方法。
【請求項14】
請求項11記載の方法において、前記TDOA時間値の前記範囲は、前記移動送信機の位置の大まかな推定値に基づく、方法。
【請求項15】
請求項11記載の方法において、前記FDOA周波数値の前記範囲は、前記移動送信機の速度の大まかな推定値に基づく、方法。
【請求項16】
請求項14記載の方法において、前記大まかな推定値は、前記第1および第2アンテナ間の距離に少なくとも部分的に基づく、方法。
【請求項17】
請求項16記載の方法において、前記大まかな推定値は、更に、所定の誤差値に基づく、方法。
【請求項18】
請求項14記載の方法において、前記大まかな推定値は、前記移動送信機が位置することが予めわかっている区域に基づく、方法。
【請求項19】
請求項11記載の方法において、前記相互相関値の部分集合内で最大のピーク強度を有する相互相関値を、前記最適相互相関値として特定する、方法。
【請求項20】
請求項11記載の方法において、前記最適相互相関値として、前記強度が前記最大ピーク強度の所定の割合未満でない最も小さい関連するTDOA時間値を有する前記相互相関値の部分集合内の値を特定するステップを含む、方法。
【請求項21】
請求項11記載の方法において、前記最適相互相関値として、前記強度が平均ノイズ・レベルの所定の割合未満でない最も小さい関連するTDOA時間値を有する前記相互相関値の部分集合内の値を特定するステップを含む、方法。
【請求項22】
請求項14記載の方法において、前記大まかな推定値は、前記第1アンテナから所定距離内の区域に基づく、方法。
【請求項23】
請求項14記載の方法において、前記大まかな推定値は、前記第2アンテナから所定距離内の区域に基づく、方法。
【請求項24】
請求項22または23記載の方法において、前記所定距離を、往復遅延測定を用いて決定する、方法。
【請求項25】
請求項22または23記載の方法において、前記所定距離を、前記第1および第2アンテナにおいて前記移動送信機の受信電力を測定することにより決定する、方法。
【請求項26】
移動送信機の位置を検出する無線ロケーション・システム(WLS)であって、時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスのいずれかを用いて基準信号を協同信号と相互相関させて相互相関値の集合を発生し、該相互相関値集合内の各相互相関値は、TDOA時間値とFDOA周波数値とに関連付けられかつ相互相関の強度を表し、いずれの前記プロセスも到着周波数差(FDOA)およびTDOA双方の同時解を必要とし、前記基準信号が、前記移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した第1信号のコピーであり、前記協同信号が、前記移動送信機が送信し第2アンテナにおいて受信した前記第1信号のコピーであり、前記システムが、
a.TDOA時間値の範囲およびFDOA周波数値の範囲を決定する手段であって、前記FDOA周波数値の前記範囲が、前記移動送信機が静止しているか否かに基づいて決定される、手段と、
b.前記TDOA時間値の範囲および前記FDOA周波数値の範囲に対応する相互相関値の部分集合内において最適相互相関値を特定する手段であって、前記相互相関値の部分集合が、相互相関値の前記集合内に含まれる、手段と、
を備えた無線ロケーション・システム。
【請求項27】
請求項26記載のシステムであって、更に、前記移動送信機の位置の算出において、最適相互相関値に対応する前記TDOA時間値および前記FDOA周波数値の一方または双方を用いる手段を備えている、システム。
【請求項28】
無線ロケーション・システム(WLS)において移動送信機の位置を検出するために用いる方法であって、時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスのいずれかを用いて基準信号を協同信号と相互相関させて相互相関値の集合を発生し、該相互相関値集合内の各相互相関値は、TDOA時間値とFDOA周波数値とに関連付けられかつ相互相関の強度を表し、いずれの前記プロセスも到着周波数差(FDOA)およびTDOA双方の同時解を必要とし、前記基準信号が、前記移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した第1信号のコピーであり、前記協同信号が、前記移動送信機が送信し第2アンテナにおいて受信した前記第1信号のコピーであり、前記方法が、
a.TDOA時間値の範囲およびFDOA周波数値の範囲を決定するステップであって、前記FDOA周波数値の前記範囲が、前記移動送信機が静止しているか否かに基づいて決定される、ステップと、
b.前記TDOA時間値の範囲および前記FDOA周波数値の範囲に対応する相互相関値の部分集合内において最適相互相関値を特定するステップであって、前記相互相関値の部分集合が、相互相関値の前記集合内に含まれる、ステップと、
を備えた方法。
【請求項29】
請求項28記載の方法であって、更に、前記移動送信機の位置の算出において、前記最適相互相関値に対応する前記TDOA時間値および前記FDOA周波数値の一方または双方を用いるステップを含む、方法。
【請求項1】
移動送信機の位置の検出のための到着時間差(TDOA)推定値を提供する方法であって、時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスのいずれかを用いて基準信号を協同信号と相互相関させて相互相関値の集合を発生し、該相互相関値集合内の各相互相関値は、TDOA時間値とFDOA周波数値とに関連付けられかつ相互相関の強度を表し、いずれの前記プロセスも到着周波数差(FDOA)およびTDOA双方の同時解を必要とし、前記基準信号が、前記移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した第1信号のコピーであり、前記協同信号が、前記移動送信機が送信し第2アンテナにおいて受信した前記第1信号のコピーであり、
a.前記移動送信機が静止しているか否かに基づいてFDOA周波数値の範囲を決定するステップと、
b.TDOA時間値の範囲を決定するステップと、
c.前記TDOA時間値の前記範囲および前記FDOA周波数値の前記範囲内でのみ、前記相互相関値集合を探索するステップと、
d.前記探索した相互相関値集合における相互相関の強度の最適値と関連するTDOA時間値を、前記TDOA推定値として提供するステップと、
を備えた方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、前記移動送信機が静止していると、前記FDOA周波数値の範囲を、0ヘルツまたは0ヘルツ±規定の誤差値に限定する、方法。
【請求項3】
請求項1または2記載の方法において、前記TDOA時間値の前記範囲を、前記基準信号を受信した前記第1アンテナと、前記協同信号を受信した前記第2アンテナとの間の距離と関連付けられた時間値に、所定の誤差値を加算した値に限定する、方法。
【請求項4】
請求項1または2記載の方法において、前記最適値は、時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスの最も高い強度ピークである、方法。
【請求項5】
請求項1または2記載の方法において、前記最適値は、前記時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスの強度が、前記時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスの最も高い強度ピークの所定の割合未満でないときにおける、最早点である、方法。
【請求項6】
請求項1または2記載の方法において、前記最適値は、前記時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスの強度が平均ノイズ・レベルの所定割合未満でないときにおける最早点である、方法。
【請求項7】
請求項2記載の方法において、前記TDOA時間値の前記範囲を更に限定して、前記基準信号を受信した第1アンテナから所定距離の範囲内の区域に対応するようにした、方法。
【請求項8】
請求項2記載の方法において、前記TDOA時間値の前記範囲を更に限定して、前記協同信号を受信した第2アンテナから所定距離の範囲内の区域に対応するようにした、方法。
【請求項9】
請求項7または8記載の方法において、往復遅延測定を用いて前記所定距離を決定する、方法。
【請求項10】
請求項7または8記載の方法において、前記第1および第2アンテナにおける前記移動送信機の受信電力を測定することによって、前記所定距離を決定する、方法。
【請求項11】
移動送信機の位置を検出するための方法であって、
a.相互相関値の集合を提供するステップであって、各相互相関値は、TDOA時間値とFDOA周波数値とに関連付けられ、該各相互相関値は、基準信号を協同信号と相関させることによって生成し、前記基準信号が、前記移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した信号のコピーを含み、前記協同信号が、前記移動送信機が送信し第2アンテナにおいて受信した前記信号のコピーを含む、ステップと、
b.TDOA時間値の範囲およびFDOA周波数値の範囲を決定するステップであって、前記FDOA周波数値の前記範囲が、前記移動送信機が静止しているか否かに基づいて決定される、ステップと、
c.前記TDOA時間値の範囲およびFDOA周波数値の範囲に対応する相互相関値の部分集合内において最適相互相関値を特定するステップと、
d.前記移動送信機の位置の算出において、前記最適相互相関値に対応するTDOA時間値およびFDOA周波数値の一方または双方を用いるステップと、
を備えた方法。
【請求項12】
請求項11記載の方法において、前記相互相関が、時間ドメインにおける相互相関を含む、方法。
【請求項13】
請求項11記載の方法において、前記相互相関が、周波数ドメインにおける相互相関を含む、方法。
【請求項14】
請求項11記載の方法において、前記TDOA時間値の前記範囲は、前記移動送信機の位置の大まかな推定値に基づく、方法。
【請求項15】
請求項11記載の方法において、前記FDOA周波数値の前記範囲は、前記移動送信機の速度の大まかな推定値に基づく、方法。
【請求項16】
請求項14記載の方法において、前記大まかな推定値は、前記第1および第2アンテナ間の距離に少なくとも部分的に基づく、方法。
【請求項17】
請求項16記載の方法において、前記大まかな推定値は、更に、所定の誤差値に基づく、方法。
【請求項18】
請求項14記載の方法において、前記大まかな推定値は、前記移動送信機が位置することが予めわかっている区域に基づく、方法。
【請求項19】
請求項11記載の方法において、前記相互相関値の部分集合内で最大のピーク強度を有する相互相関値を、前記最適相互相関値として特定する、方法。
【請求項20】
請求項11記載の方法において、前記最適相互相関値として、前記強度が前記最大ピーク強度の所定の割合未満でない最も小さい関連するTDOA時間値を有する前記相互相関値の部分集合内の値を特定するステップを含む、方法。
【請求項21】
請求項11記載の方法において、前記最適相互相関値として、前記強度が平均ノイズ・レベルの所定の割合未満でない最も小さい関連するTDOA時間値を有する前記相互相関値の部分集合内の値を特定するステップを含む、方法。
【請求項22】
請求項14記載の方法において、前記大まかな推定値は、前記第1アンテナから所定距離内の区域に基づく、方法。
【請求項23】
請求項14記載の方法において、前記大まかな推定値は、前記第2アンテナから所定距離内の区域に基づく、方法。
【請求項24】
請求項22または23記載の方法において、前記所定距離を、往復遅延測定を用いて決定する、方法。
【請求項25】
請求項22または23記載の方法において、前記所定距離を、前記第1および第2アンテナにおいて前記移動送信機の受信電力を測定することにより決定する、方法。
【請求項26】
移動送信機の位置を検出する無線ロケーション・システム(WLS)であって、時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスのいずれかを用いて基準信号を協同信号と相互相関させて相互相関値の集合を発生し、該相互相関値集合内の各相互相関値は、TDOA時間値とFDOA周波数値とに関連付けられかつ相互相関の強度を表し、いずれの前記プロセスも到着周波数差(FDOA)およびTDOA双方の同時解を必要とし、前記基準信号が、前記移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した第1信号のコピーであり、前記協同信号が、前記移動送信機が送信し第2アンテナにおいて受信した前記第1信号のコピーであり、前記システムが、
a.TDOA時間値の範囲およびFDOA周波数値の範囲を決定する手段であって、前記FDOA周波数値の前記範囲が、前記移動送信機が静止しているか否かに基づいて決定される、手段と、
b.前記TDOA時間値の範囲および前記FDOA周波数値の範囲に対応する相互相関値の部分集合内において最適相互相関値を特定する手段であって、前記相互相関値の部分集合が、相互相関値の前記集合内に含まれる、手段と、
を備えた無線ロケーション・システム。
【請求項27】
請求項26記載のシステムであって、更に、前記移動送信機の位置の算出において、最適相互相関値に対応する前記TDOA時間値および前記FDOA周波数値の一方または双方を用いる手段を備えている、システム。
【請求項28】
無線ロケーション・システム(WLS)において移動送信機の位置を検出するために用いる方法であって、時間ドメイン相互相関または等価な周波数ドメイン相互スペクトルのプロセスのいずれかを用いて基準信号を協同信号と相互相関させて相互相関値の集合を発生し、該相互相関値集合内の各相互相関値は、TDOA時間値とFDOA周波数値とに関連付けられかつ相互相関の強度を表し、いずれの前記プロセスも到着周波数差(FDOA)およびTDOA双方の同時解を必要とし、前記基準信号が、前記移動送信機が送信し第1アンテナにおいて受信した第1信号のコピーであり、前記協同信号が、前記移動送信機が送信し第2アンテナにおいて受信した前記第1信号のコピーであり、前記方法が、
a.TDOA時間値の範囲およびFDOA周波数値の範囲を決定するステップであって、前記FDOA周波数値の前記範囲が、前記移動送信機が静止しているか否かに基づいて決定される、ステップと、
b.前記TDOA時間値の範囲および前記FDOA周波数値の範囲に対応する相互相関値の部分集合内において最適相互相関値を特定するステップであって、前記相互相関値の部分集合が、相互相関値の前記集合内に含まれる、ステップと、
を備えた方法。
【請求項29】
請求項28記載の方法であって、更に、前記移動送信機の位置の算出において、前記最適相互相関値に対応する前記TDOA時間値および前記FDOA周波数値の一方または双方を用いるステップを含む、方法。
【図1】
【図1A】
【図2】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2C−1】
【図2D】
【図2E】
【図2E−1】
【図2F】
【図2G】
【図2H】
【図2I】
【図2J】
【図2K】
【図2L】
【図3】
【図3A】
【図4】
【図4A】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図1A】
【図2】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2C−1】
【図2D】
【図2E】
【図2E−1】
【図2F】
【図2G】
【図2H】
【図2I】
【図2J】
【図2K】
【図2L】
【図3】
【図3A】
【図4】
【図4A】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2013−57668(P2013−57668A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−216896(P2012−216896)
【出願日】平成24年9月28日(2012.9.28)
【分割の表示】特願2009−52961(P2009−52961)の分割
【原出願日】平成21年3月6日(2009.3.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(500532540)トゥルーポジション・インコーポレーテッド (48)
【出願人】(596060697)マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー (233)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年9月28日(2012.9.28)
【分割の表示】特願2009−52961(P2009−52961)の分割
【原出願日】平成21年3月6日(2009.3.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(500532540)トゥルーポジション・インコーポレーテッド (48)
【出願人】(596060697)マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー (233)
【Fターム(参考)】
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