説明

無線基地局、通信方法およびプログラム

【課題】具備された機能に制限なく、すべての携帯電話で内線電話サービスを受ける。
【解決手段】携帯電話から発信があった際、呼制御部102が、あらかじめ設定された専用電話番号を管理するデータ管理部101へ専用電話番号を要求し、データ管理部101から通知されてきた専用電話番号を用いて、携帯電話と携帯電話の発信先とを接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の範囲に位置する携帯電話を制御する無線基地局、無線基地局を用いた通信方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、内線電話を使った通信システムでは、分配する装置及び、各場所に電話を受ける電話機及び子機等が必要となってしまう。
【0003】
そこで、移動可能な携帯電話を使用した内線電話サービスが考えられる。近年では、外線通話機能と内線通話機能との2つの通話機能を有する携帯電話が普及してきている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−75170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したような携帯電話を使用した内線電話サービスを受けるには、その機能に対応している限られた携帯電話を使用しなければならないという問題点がある。
【0006】
本発明の目的は、上述した課題を解決する無線基地局、通信方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の無線基地局は、
所定の範囲に位置する携帯電話を制御する無線基地局であって、
あらかじめ設定された専用電話番号を管理するデータ管理部と、
前記携帯電話から発信があった際、前記データ管理部へ前記専用電話番号を要求する呼制御部とを有し、
前記データ管理部は、前記呼制御部から前記専用電話番号が要求されたとき、前記専用電話番号を前記呼制御部へ通知し、
前記呼制御部は、前記データ管理部から通知されてきた専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する。
【0008】
また、本発明の通信方法は、
所定の範囲に位置する携帯電話を制御する無線基地局を用いた通信方法であって、
あらかじめ設定された専用電話番号を管理する処理と、
前記携帯電話から発信があった際、前記専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する処理とを有する。
【0009】
また、本発明のプログラムは、
所定の範囲に位置する携帯電話を制御する無線基地局に実行させるためのプログラムであって、
あらかじめ設定された専用電話番号を管理する手順と、
前記携帯電話から発信があった際、前記専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、本発明においては、具備された機能に制限なく、すべての携帯電話で内線電話サービスを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の無線基地局が設けられた通信システムの一形態を示す図である。
【図2】図1に示した無線基地局の内部構成の一例を示す図である。
【図3】図2に示したデータ管理部が管理する専用電話番号の一例を示す図である。
【図4】本形態における通信方法のうち、データ管理部における携帯電話の管理処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本形態における通信方法のうち、携帯電話から発信要求があった際の処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図5を用いて説明したステップS13の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明の無線基地局が設けられた通信システムの一形態を示す図である。
【0014】
本形態は図1に示すように、本発明の無線基地局100と、携帯電話200−1〜200−3と、端末400と、ネットワーク500とから構成されている。なお、図1には、携帯電話の数が3台である形態を例に挙げたが、その数は限定しない。
【0015】
無線基地局100は、会社や自宅等の屋内に設置され、一般的な屋外に設置される無線基地局よりも小型であり、会社や自宅等の内部の限られた範囲であるセル300(フェムトセル)を通信エリアとしてカバーするフェムト基地局である。また、無線基地局100は、セル300内に位置する携帯電話との間で無線通信を行い、セル300内に位置する携帯電話を制御する。
【0016】
図2は、図1に示した無線基地局100の内部構成の一例を示す図である。
【0017】
図1に示した無線基地局100には図2に示すように、データ管理部101と、呼制御部102とが設けられている。なお、図2には、図1に示した無線基地局100の構成要素のうち、本発明に係わる構成要素のみを示した。
【0018】
データ管理部101は、あらかじめ設定された複数の専用電話番号を管理する。このとき、データ管理部101は、複数の専用電話番号を、それぞれが現在使用中であるか否かを示す情報と対応付けて管理する。
【0019】
また、データ管理部101は、呼制御部102から専用電話番号が要求されたとき、専用電話番号を呼制御部102へ通知する。このとき、データ管理部101は、複数の専用電話番号の中から現在使用中ではない専用電話番号を呼制御部102へ通知する。なお、現在使用中ではない専用電話番号が複数ある場合は、データ管理部101は、現在使用中ではない専用電話番号すべてを呼制御部102へ通知する。
【0020】
また、データ管理部101は、呼制御部102から専用電話番号が要求されたとき、複数の専用電話番号の中に現在使用中ではない専用電話番号がない場合、その旨を呼制御部102へ通知する。
【0021】
また、データ管理部101は、無線基地局100がカバーするセル300内に位置する携帯電話200−1〜200−3によって実施される位置登録により携帯電話200−1〜200−3固有に付与された電話番号等の情報を取得して管理する。また、データ管理部101は、携帯電話200−1〜200−3が通信中であるかどうか、セル300内に在圏中(無通信)であるかどうかの情報も管理する。
【0022】
また、データ管理部101は、携帯電話200−1〜200−3の情報を管理する際、携帯電話200−1〜200−3が使用している専用電話番号もともに管理する。
【0023】
図3は、図2に示したデータ管理部101が管理する専用電話番号の一例を示す図である。
【0024】
図2に示したデータ管理部101には図3に示すように、あらかじめ設定された複数の専用電話番号と、その専用電話番号それぞれが使用中か未使用であるかを示す情報とが対応付けられて管理されている。この対応付けは、データ管理部101が有するメモリ等の記憶媒体に記憶されている。
【0025】
例えば、専用電話番号「XXX−XXXX−XXXX」と使用/未使用「使用中」とが対応付けられて管理されている。これは、「XXX−XXXX−XXXX」である専用電話番号は、現在使用中(接続中)であることを示している。また、専用電話番号「YYY−YYYY−YYYY」と使用/未使用「未使用」とが対応付けられて管理されている。これは、「YYY−YYYY−YYYY」である専用電話番号は、現在使用(接続)しておらず、使用可能であることを示している。
【0026】
呼制御部102は、セル300内に位置する携帯電話(例えば、携帯電話200−1)から端末400へ発信があった際、データ管理部101へ専用電話番号を要求する。
【0027】
また、呼制御部102は、データ管理部101から通知されてきた専用電話番号を用いて、携帯電話200−1と端末400とを接続する。
【0028】
また、呼制御部102は、データ管理部101から通知されてきた専用電話番号が複数ある場合、その中から任意の1つの専用電話番号を選択し、選択した専用電話番号を用いて、携帯電話200−1と端末400とを接続する。この場合、選択した専用電話番号をデータ管理部101へ通知する。
【0029】
また、呼制御部102は、データ管理部101から現在使用中ではない専用電話番号がない旨が通知されてきた場合、携帯電話200−1へ発信ができない旨を通知する。
【0030】
また、呼制御部102は、携帯電話200−1と携帯電話200−1の発信先である端末400とを接続する際、携帯電話200−1にあらかじめ付与されている固有の電話番号を選択した専用電話番号に書き換えて、書き換えた専用電話番号を用いて、携帯電話200−1と携帯電話200−1の発信先である端末400とを接続する。つまり、端末400へ通知する発信元の電話番号を携帯電話200−1にあらかじめ付与されている固有の電話番号から専用電話番号へ書き換える。
【0031】
携帯電話200−1〜200−3は、無線基地局100がカバーするセル300内に位置し、それぞれあらかじめ付与されている固有の電話番号を持つ移動可能な一般的な電話機である。また、携帯電話200−1〜200−3は、無線基地局100に対して、携帯電話200−1〜200−3の位置登録を実施する。
【0032】
セル300は、無線基地局100が無線通信可能な通信範囲である。
【0033】
端末400は、無線基地局100がカバーするセル300以外に位置する、携帯電話200−1〜200−3の発信先の端末である。端末400は、携帯電話であっても良いし、固定電話であっても良く、ネットワーク500を介して携帯電話200−1〜200−3との間で通信が可能なものであれば良い。
【0034】
ネットワーク500は、無線基地局100と端末400とを接続する一般的な通信ネットワークである。
【0035】
以下に、本形態における通信方法について説明する。まずは、本形態における通信方法のうち、データ管理部101における携帯電話200−1〜200−3の管理処理について説明する。
【0036】
図4は、本形態における通信方法のうち、データ管理部101における携帯電話200−1〜200−3の管理処理を説明するためのフローチャートである。
【0037】
まず、呼制御部102から携帯電話200−1〜200−3の制御結果が通知されると(ステップS1)、当該制御が、「位置登録追加」であるか、「接続/切断」であるか、「位置登録削除」であるかが判断される(ステップS2)。
【0038】
当該制御が、「位置登録追加」であると判断された場合(ステップS3)、位置登録成功時の新規携帯電話の追加が行われる(ステップS4)。つまり、位置登録に成功した携帯電話が、データ管理部101に登録され、データ管理部101の管理対象となる。
【0039】
また、当該制御が、「接続/切断」であると判断された場合(ステップS5)、接続時に使用中状態、切断時に未使用状態への状態推移と使用する無線基地局100の専用電話番号の追加が行われる(ステップS6)。
また、当該制御が、「位置登録削除」であると判断された場合(ステップS7)、位置情報削除時の既存携帯電話の情報の削除が行われる(ステップS8)。
【0040】
次に、本形態における通信方法のうち、携帯電話200−1〜200−3から発信要求があった際の処理について説明する。
【0041】
図5は、本形態における通信方法のうち、携帯電話200−1〜200−3から発信要求があった際の処理を説明するためのフローチャートである。ここでは、携帯電話200−1から端末400への発信要求があった場合を例に挙げて説明する。また、携帯電話200−1にあらかじめ付与されている固有の電話番号が「ZZZ−ZZZZ−ZZZZ」である場合を例に挙げて説明する。
【0042】
まず、携帯電話200−1からの発信要求が呼制御部102にて受信されると(ステップS11)、呼制御部102からデータ管理部101へ使用可能な専用電話番号が要求される(ステップS12)。
【0043】
呼制御部102からデータ管理部101へ使用可能な専用電話番号が要求されると、データ管理部101にて所定の処理が行われる(ステップS13)。
【0044】
図6は、図5を用いて説明したステップS13の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【0045】
ステップS12にて、呼制御部102からデータ管理部101へ使用可能な専用電話番号が要求されると、データ管理部101にて管理している専用電話番号の中に、使用可能な専用電話番号があるかどうかが判断される(ステップS21)。具体的には、図3に示した対応付けの中に、「使用/未使用」が「未使用」になっている専用電話番号がある場合、使用可能な専用電話番号があると判断される。一方、「使用/未使用」が「未使用」になっている専用電話番号がない場合、使用可能な専用電話番号はないと判断される。
【0046】
データ管理部101にて管理している専用電話番号の中に、使用可能な専用電話番号があると判断されると、当該使用可能な専用電話番号(「使用/未使用」が「未使用」になっている専用電話番号)がデータ管理部101から呼制御部102へ通知される(ステップS22)。なお、このとき、使用可能な専用電話番号が複数ある場合は、使用可能な専用電話番号すべてがデータ管理部101から呼制御部102へ通知される。
【0047】
一方、データ管理部101にて管理している専用電話番号の中に、使用可能な専用電話番号がないと判断されると、使用可能な専用電話番号がない旨がデータ管理部101から呼制御部102へ通知される(ステップS23)。
【0048】
使用可能な専用電話番号がデータ管理部101から呼制御部102へ通知されると(ステップS14のYes)、通知されてきた専用電話番号の中から任意の1つの専用電話番号が呼制御部102にて選択される(ステップS15)。ここでの選択アルゴリズムについては特に規定しない。また、データ管理部101から呼制御部102へ通知されてきた専用電話番号が1つである場合は、ステップS15の処理は行われない。
【0049】
すると、選択された専用電話番号が呼制御部102からデータ管理部101へ通知される(ステップS16)。その後、データ管理部101では、呼制御部102から通知されてきた選択された専用電話番号の「使用/未使用」が「未使用」から「使用中」へ切り替えられて管理される。
【0050】
また、呼制御部102にて、選択された専用電話番号を用いて、携帯電話200−1と端末400との接続処理が行われる(ステップS17)。このとき、選択された専用電話番号が「YYY−YYYY−YYYY」であるとすると、端末400へ通知する発信元の電話番号が、携帯電話200−1の電話番号「ZZZ−ZZZZ−ZZZZ」から選択された専用電話番号「YYY−YYYY−YYYY」に書き換えられて接続処理が行われる。
【0051】
一方、使用可能な専用電話番号がない旨がデータ管理部101から呼制御部102へ通知されると(ステップS14のNo)、携帯電話200−1へ発信ができない(接続ができない)旨が通知される(ステップS18)。
【0052】
このように、携帯電話200−1〜200−3からの発信メッセージを受信した無線基地局100(フェムト基地局)において、メッセージ内に設定されている携帯電話200−1〜200−3にあらかじめ付与されている固有の電話番号を、無線基地局100(フェムト基地局)に割り当てられた専用電話番号に書き換えることで、利用者が使用する携帯電話の制限を解除することができる。
【0053】
また、フェムト基地局のソフトウェアに本発明の機能を実装させる事により、フェムト基地局配下に在圏している携帯電話から発信することが可能となるため、固定電話、子機が不要となる。
【0054】
上述した無線基地局100に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を記述したプログラムを無線基地局100にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを無線基地局100に読み込ませ、実行するものであっても良い。無線基地局100にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、無線基地局100に内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、無線基地局100に設けられたCPU(不図示)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0055】
100 無線基地局
101 データ管理部
102 呼制御部
200−1〜200−3 携帯電話
300 セル
400 端末
500 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の範囲に位置する携帯電話を制御する無線基地局であって、
あらかじめ設定された専用電話番号を管理するデータ管理部と、
前記携帯電話から発信があった際、前記データ管理部へ前記専用電話番号を要求する呼制御部とを有し、
前記データ管理部は、前記呼制御部から前記専用電話番号が要求されたとき、前記専用電話番号を前記呼制御部へ通知し、
前記呼制御部は、前記データ管理部から通知されてきた専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する無線基地局。
【請求項2】
請求項1に記載の無線基地局において、
前記データ管理部は、複数の前記専用電話番号と、該複数の専用電話番号それぞれが現在使用中であるか否かを示す情報とを対応付けて管理し、前記呼制御部から前記専用電話番号が要求されたとき、前記複数の専用電話番号の中から現在使用中ではない専用電話番号を前記呼制御部へ通知することを特徴とする無線基地局。
【請求項3】
請求項2に記載の無線基地局において、
前記呼制御部は、前記データ管理部から通知されてきた専用電話番号が複数ある場合、その中から任意の1つの専用電話番号を選択し、該選択した専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続することを特徴とする無線基地局。
【請求項4】
請求項2に記載の無線基地局において、
前記データ管理部は、前記呼制御部から前記専用電話番号が要求されたとき、前記複数の専用電話番号の中に現在使用中ではない専用電話番号がない場合、その旨を前記呼制御部へ通知し、
前記呼制御部は、前記データ管理部から現在使用中ではない専用電話番号ない旨が通知されてきた場合、前記携帯電話へ発信ができない旨を通知することを特徴とする無線基地局。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の無線基地局において、
前記呼制御部は、前記携帯電話にあらかじめ付与されている固有の電話番号を前記専用電話番号に書き換え、該書き換えた専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続することを特徴とする無線基地局。
【請求項6】
所定の範囲に位置する携帯電話を制御する無線基地局を用いた通信方法であって、
あらかじめ設定された専用電話番号を管理する処理と、
前記携帯電話から発信があった際、前記専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する処理とを有する通信方法。
【請求項7】
請求項6に記載の通信方法において、
複数の前記専用電話番号と、該複数の専用電話番号それぞれが現在使用中であるか否かを示す情報とを対応付けて管理する処理と、
前記携帯電話から発信があった際、前記複数の専用電話番号の中から現在使用中ではない専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する処理とを有する通信方法。
【請求項8】
請求項7に記載の通信方法において、
前記携帯電話から発信があった際、前記現在使用中ではない専用電話番号が複数ある場合、その中から任意の1つの専用電話番号を選択する処理と、
前記選択した専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する処理とを有することを特徴とする通信方法。
【請求項9】
請求項7に記載の通信方法において、
前記携帯電話から発信があった際、前記複数の専用電話番号の中に現在使用中ではない専用電話番号がない場合、前記携帯電話へ発信ができない旨を通知する処理を有することを特徴とする通信方法。
【請求項10】
請求項6または請求項7に記載の通信方法において、
前記携帯電話から発信があった際、前記携帯電話にあらかじめ付与されている固有の電話番号を前記専用電話番号に書き換える処理と、
前記書き換えた専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する処理とを有することを特徴とする通信方法。
【請求項11】
所定の範囲に位置する携帯電話を制御する無線基地局に、
あらかじめ設定された専用電話番号を管理する手順と、
前記携帯電話から発信があった際、前記専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項12】
請求項11に記載のプログラムにおいて、
複数の前記専用電話番号と、該複数の専用電話番号それぞれが現在使用中であるか否かを示す情報とを対応付けて管理する手順と、
前記携帯電話から発信があった際、前記複数の専用電話番号の中から現在使用中ではない専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムにおいて、
前記携帯電話から発信があった際、前記現在使用中ではない専用電話番号が複数ある場合、その中から任意の1つの専用電話番号を選択する手順と、
前記選択した専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項14】
請求項12に記載のプログラムにおいて、
前記携帯電話から発信があった際、前記複数の専用電話番号の中に現在使用中ではない専用電話番号がない場合、前記携帯電話へ発信ができない旨を通知する手順を実行させるためのプログラム。
【請求項15】
請求項11または請求項12に記載のプログラムにおいて、
前記携帯電話から発信があった際、前記携帯電話にあらかじめ付与されている固有の電話番号を前記専用電話番号に書き換える手順と、
前記書き換えた専用電話番号を用いて、前記携帯電話と該携帯電話の発信先とを接続する手順とを実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−120136(P2011−120136A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−277431(P2009−277431)
【出願日】平成21年12月7日(2009.12.7)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】