説明

無線機器、無線接続方法及び無線接続プログラム

【課題】サスペンド状態における消費電力を低減させると共に、レジューム所要時間を短縮させる。
【解決手段】アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器における無線接続方法であって、第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入り、所定の条件とは、無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、再接続処理を行なわなくても無線機器がアクセスポイントと接続されていることである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器、それにおける無線接続方法及びその方法をコンピュータに実行させるための無線接続プログラムに関し、特に、無線LANハンディターミナルなどの無線機器、それにおける無線接続方法及びその方法をコンピュータに実行させるための無線接続プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線LAN機能を搭載するハンディーターミナルのような端末において、消費電力の低減は大きな課題であり、そのひとつとして常時動作する無線LANデバイスの低消費電力化は有効な対策となる。このため、必要に応じて無線LANデバイスの電源をOFFすることが有効な対策ではあったが、電源OFF状態から通信可能となるまでに時間がかかってしまう問題が発生していた。
【0003】
このような問題に対し特許文献1では、常に電源の供給を受ける電波の検出部を設け周囲の電波状況を検出することで電源制御を行うことで効果を得ているが、ハードウェア構成として独自の改造が必要となるため実現は容易ではない。
【0004】
また特許文献2では、同様に無線LANデバイスを休止状態とすることで低消費電力化を図り、端末内の上位通信アプリケーションからの通信要求に反応し休止状態から復旧する方法であるが、端末外からの通信要求に対しては効果が無い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−261846号公報
【特許文献2】特開2004−164566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
無線LANを搭載したハンディターミナルにおいて、特に小型のハンディターミナルに関しては搭載できるバッテリー容量は限られているため、駆動時間を延ばすことは重要な課題となっている。ハンディターミナルには駆動時間を延ばすための機能の一つとして、サスペンド・レジューム機能が組み込まれている。ハンディターミナルを使用しないとき、消費電力が少ないサスペンド状態(CPUをスリープモードに設定し各種デバイスの電源をOFFにする状態)とし、ハンディターミナルを使用するときにのみレジューム状態とすることで、ハンディターミナルのバッテリー使用量を抑え駆動時間を延ばすことができる。
【0007】
ただし、上記のサスペンド機能における課題として、無線LANの接続性に関する問題がある。サスペンド状態にあるハンディターミナルを使用する時、電源ボタン押下などによりレジューム状態へと遷移させ使用するが、その直後に無線LAN通信を行うことがあり得るため、無線LANは常に接続状態で、かつ通信可能であることが求められる。
【0008】
このため、省電力という点ではサスペンド状態において無線LANデバイスも電源をOFFとしたほうがバッテリー使用量を抑えることができるが、レジューム時、接続状態まで復旧するためには、無線LANデバイスの電源のONに伴いドライバのロード処理から始まり無線LANアクセスポイントへの接続処理も必要となるため通信可能な状態となるまでに時間がかかってしまう。したがって、上記の接続性を実現するためにはサスペンド状態において少なくとも無線LANデバイスの電源をONにしておく必要がある。
【0009】
また、ハンディターミナルはバッテリー駆動の持ち運び可能な小型端末であり、無線LANアクセスポイントの電波到達エリア圏内に常に存在するとは限らず移動により圏外に移動する場合もあることや、複数の無線LANアクセスポイントの電波到達エリアを移動して使用することが想定される。無線LANアクセスポイントと接続している状態では、無線LANデバイスの低消費電力モードにより、消費電力を節約できる。しかし、未接続時には接続する無線LANアクセスポイントの検索処理などによるデータ送受信を行うため常に消費電力が高くなってしまうという課題がある。またサスペンド時に未接続状態であった場合、レジュームした際には必ず接続処理が必要となるため通信可能となるまで時間がかかってしまうことも課題となる。
【0010】
そこで、本発明は、サスペンド状態における消費電力を低減させると共に、レジューム所要時間を短縮させることを可能とする無線機器、無線接続方法及び無線接続プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の観点によれば、アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器における無線接続方法であって、第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入り、前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報(例えば、アクセスポイントの識別情報、アクセスポイントに設定されているパラメータ等)を記憶するモードであることを特徴とする無線接続方法が提供される。
【0012】
また、本発明の第2の観点によれば、アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器であって、第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入る手段を備え、前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードであることを特徴とする無線機器が提供される。
【0013】
更に、本発明の第3の観点によれば、アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器における無線接続方法をコンピュータに実行させるための無線接続プログラムであって、第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入る手順をコンピュータに実行させ、前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードであることを特徴とする無線接続プログラムが提供される。
【0014】
更に、本発明の第4の観点によれば、上記の無線機器と上記のアクセスポイントを含むことを特徴とする無線通信システムが提供される。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、サスペンド状態における消費電力を低減させると共に、レジューム所要時間を短縮させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態による無線LANシステムの構成を示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態による無線LAN端末の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態による無線LAN端末のサスペンド時及びレジューム時の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態による無線LANデバイスの各種モードを説明するための概念図である。
【図5】本発明の実施形態による無線LAN端末の再接続処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
【0018】
本実施形態では、無線LAN端末のサスペンド状態において、タイマーにより定期的に無線LANデバイスなどをレジューム(内部レジューム)し、無線LANの接続状態に応じて、無線LANデバイスを無線LANパワーセーブ拡張モード又はディープスリープモードに設定することにより消費電力を低減する。
【0019】
また、本実施形態では、無線LAN未接続状態にあるときに無線LAN端末がレジュームした場合において効率的に再接続処理を実行することにより通信可能となるまでの時間を短縮させる。
【0020】
図1を参照すると、本発明の実施形態による無線LANシステムは、無線LAN通信の基地局となる無線LANアクセスポイントである第1の無線LANアクセスポイント(AP)101と、第2の無線LANアクセスポイント(AP)102、さらに無線LANアクセスポイントを介して無線LAN通信を行うハンディーターミナル端末である無線LANハンディターミナル(HT)103とを含む。なお、ハンディターミナル103は第1の無線LANアクセスポイント101と第2の無線LANアクセスポイント102のそれぞれの電波到達エリア圏内を移動(ローミング)でき、さらにどちらのエリアにも属さない圏外へも移動できるものとする。なお、図1の例では、無線LANアクセスポイントの数は2であるが、1又は3以上であってもよい。
【0021】
図2に無線LANハンディターミナル103の主なハードウェア構成を示す。無線LANハンディターミナル103は、CPU201と、メモリとしてのROM205とRAM206と、入力部としてのキーボード202とタッチパネル203と、表示部としてのディスプレイ204と、通信部としての無線LANデバイス207とを含む。なお、レジューム状態のみならず、サスペンド状態においても、ROM205とRAM206、無線LANデバイス207は電源を供給されるものとする。
【0022】
次に、図3及び図4のフローチャートを参照して本発明の実施形態による無線LANハンディターミナルの動作について詳細に説明する。また、本実施形態で設定される無線LANの各スリープモードについて図5に記載する。
【0023】
図3を参照すると、電源キーの押下などにより、無線LANハンディターミナル103のサスペンド処理が開始されると、まず無線LANデバイス207とROM205とRAM206とCPU201以外のデバイスの電源をOFFにする(ステップA1)。なお、電源キーの押下の他に、所定の1又は複数のキーの同時押下又は所定の順序による押下によってサスペンド処理を開始しても良いし、画面の所定の1又は複数の箇所の同時押下又は所定の順序によるタッチによってサスペンド処理を開始しても良い。サスペンド処理を開始させるためのこれらの所定の入力を第1の所定の入力という。
【0024】
次に、無線LAN接続状態を判定し(ステップA2)し、無線LANの接続状態に応じ、最適な無線LANのスリープモードを設定する(ステップA3、A13)。具体的には、無線LANハンディターミナルがアクセスポイントと接続されている場合には、無線LANデバイスを無線LANパワーセーブ拡張モードに設定する(ステップA3)。また、無線LANハンディターミナルがアクセスポイントと接続されていないが、無線LAN再接続処理をすることにより(ステップA11)、無線LANハンディターミナルがアクセスポイントと接続されるようになった場合には、無線LANデバイスを無線LANパワーセーブ拡張モードに設定する(ステップA3)。更に、また、無線LANハンディターミナルがアクセスポイントと接続されていなくて、無線LAN再接続処理をしても(ステップA11)、無線LANハンディターミナルがアクセスポイントと接続されない場合には、無線LANデバイスを無線LANディープスリープモードに設定する(ステップA13)。
【0025】
次に、レジュームタイマーを設定し(ステップA4)、CPUをスリープモードに設定しサスペンド状態に移行する(ステップA5)。
【0026】
その後、レジューム状態に復帰した後(ステップA6)、レジューム要因を取得する(ステップA7)。レジューム要因が事前に設定したレジュームタイマーのタイムアウトである場合には、ステップA2に戻り、再度、無線LANの接続状態に応じ、最適な無線LANのスリープモードを設定する(ステップA3、A13)。
【0027】
レジューム要因が電源キー押下である場合には、無線LANデバイス207とROM205とRAM206とCPU201以外のデバイスの電源をONにする(ステップA8)。なお、レジューム要因は、電源キーの押下の他に、所定の1又は複数のキーの同時押下又は所定の順序による押下であっても良いし、画面の所定の1又は複数の箇所の同時押下又は所定の順序によるタッチであっても良い。レジューム要因とするこれらの所定の入力を第2の所定の入力という。なお、第1の所定の入力と第2の所定の入力とが共に同じであっても良いし、相互に異なっていても良い。
【0028】
それから、無線LANの接続状態に応じ、無線LANの復旧処理を実施する(図3のステップA10、A14)。具体的には、無線LAN接続状態を判定し(ステップA9)、無線LANハンディターミナルがアクセスポイントと接続されている場合には、無線LANデバイスを無線LANパワーセーブ通常モードに設定し(ステップA10)、無線LANハンディターミナルがアクセスポイントと接続されていない場合には、無線LAN再接続処理を行なう(ステップA14)。
【0029】
なお、電源キー押下以外の入力により、ステップA1に入るようにしてもよいし、電源キー押下以外の入力によりステップA8に入るようにしてもよい。
【0030】
上記の動作により、電源キー押下によってレジュームが実行されない限り、レジュームタイマーにより、定期的に内部でサスペンド・レジュームを繰り返し、その都度、無線LANの接続状態に応じて、最適な無線LANモードが設定される。このため、サスペンド状態における無線LANデバイスの消費電力がより少ないスリープモードが選択され、省電力化の向上を実現することができる。また、電源キー押下によってレジュームした場合は、無線LANの接続状態に応じた復旧処理を行うことで接続時間の短縮化を実現することができる。以下に各種スリープモードと、レジューム時の再接続処理について説明を記載する。
【0031】
本実施形態において、サスペンド状態で設定される各種スリープモードについて図4を参照して説明する。無線LAN機器の一般的な動作モードは、図5に示すアクティブモードとパワーセーブ通常モードである。アクティブモードは常に無線LANデバイス(送受信回路を含む)に電源が供給されており、通信を行える状態である。パワーセーブ通常モードは、無線LANアクセスポイントのビーコン間隔にあわせ定期的にウェイクアップし、ビーコン信号に含まれるTIM(Traffic Indication Message)情報より受信パケットがあるかを監視するモードである。パワーセーブ通常モードでは、アクティブモードと比較し定期的にビーコン信号を受信するために無線LANデバイス(送受信回路を含む)へ電源を供給すればよいことから消費電力を抑えることができる。さらに、監視する間隔を長くすれば電力消費を節約することが可能であるが、受信パケットの存在を検知することが遅れることで通信性能の低下も発生する。図4では例として無線LANアクセスポイントが無線LANハンディターミナルへデータを通知するための間隔を設定するDTIM(Delivery Traffic Indication Message;デリバリ・トラフィック・インディケーション・メッセージ)設定値を1としている。DTIMは、無線LANアクセスポイントのビーコンパケット内にTIM(Traffic indication Message;トラフィック・インディケーション・メッセージ)情報が含まれる周期を示している。このため、図5のパワーセーブ通常モードでは無線LANハンディターミナルでは通信性能の低下を避けるため、ビーコン信号を確認する間隔であるListenInterval設定値に1を設定している。
【0032】
図4に示すパワーセーブ拡張モードは、本実施形態におけるサスペンド処理において接続状態であった場合に設定されるスリープモードである(図3のステップA3)。サスペンド状態においては通信を行う必要はないことから、パワーセーブ通常モードと異なりビーコン信号を全てチェックする必要はないため、ListenInterval設定値に10を設定している。これによりウェイクアップ間隔が長くなることで電力消費を節約できる。ただし、ビーコンの監視については無線LANデバイスによって設定できる上限があるものや、ビーコンをもとに無線LANアクセスポイントとの接続状態をチェックしているものがあるため、無線LANデバイスの仕様によって最適な値を設定する必要がある。
【0033】
図4に示すパワーセーブ拡張モードでは、ウェイクアップを1000msの間隔で行なっている。ウェイクアップを行なっているのは、無線LANデバイスのファームウェアを変更しないことを前提としているからである。従って、無線LANデバイスのファームウェアを変更することにより、パワーセーブ拡張モードを、ウェイクアップを行なわずに、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードとしてもよい。
【0034】
次に図4に示すディープスリープモードは、サスペンド処理において未接続状態であった場合に設定されるスリープモードである(図3のステップA13)。通常、無線LANデバイスは未接続状態となった場合、接続する無線LANアクセスポイントを検索するためアクティブモードとなる。サスペンド状態では検索を行ってもCPUがスリープモードであることから接続処理を完了できないことから、アクティブモードとする必要はないため、通信不可ではあるが無線LANデバイスの電源ONを維持できるディープスリープモードを設定することで電力消費を大幅に節約できる。
【0035】
図5を参照して、本実施形態における再接続処理について記載する。サスペンド処理において無線LAN接続状態を判定し、未接続状態であった場合に再接続処理(図3のステップA11、A14)が実行される。
【0036】
再接続処理においては、チャンネル情報がメモリに格納されているかどうかを判定する(ステップB1)。無線LANデバイスは過去に接続した無線LANアクセスポイントのチャンネル情報をメモリに格納しておく。格納されている場合には、格納されているチャンネル情報に対応するチャンネルに対してのみ、スキャン処理を実行する(ステップB2)。スキャンを実行し、無線LANアクセスポイントを検出できた場合には、検出できた無線LANアクセスポイントに対して接続処理を実行し(ステップB4)、接続した無線LANアクセスポイントのチャンネル情報を新たにメモリに格納する(ステップB5)。
【0037】
メモリにチャンネル情報が格納されていない場合、及び、メモリにチャンネル情報が格納されていても、格納されているチャンネル情報に対応するチャンネルに対してのみのスキャン処理によっては、無線LANアクセスポイントを検出できない場合には、全てのチャンネルに対してスキャン処理を実行し(ステップB6)、このスキャン処理により無線LANアクセスポイントを検出できた場合には、検出できた無線LANアクセスポイントに対して接続処理を実行し(ステップB4)、接続した無線LANアクセスポイントのチャンネル情報を新たにメモリに格納する(ステップB5)。
【0038】
再接続処理の中で最も時間がかかるスキャン処理において、チャンネルの履歴情報をメモリから取り出し、スキャンの対象とするチャンネルを限定することで再接続処理の時間の短縮化を図ることができる。
【0039】
本実施形態の効果は、サスペンド状態において定期的に無線LANの接続状態を監視し、無線LANのスリープモードを接続時はパワーセーブ拡張モードとし、未接続時はディープスリープモードとすることで消費電力を低減できることにある。さらに、無線LANが未接続状態であった場合には、再接続処理を実行する必要があるが、過去のチャンネル接続情報をもとにスキャンするチャンネル数を減らすことで接続時間の短縮化を実現することができる。
【0040】
また、本実施形態は、通常のハードウェアを変更せずに、ソフトウェアの実装を変更するのみで実現することが可能である。
【0041】
なお、上記の無線LANハンディターミナルの各部は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の無線LANハンディターミナルにより行なわれる無線LAN接続方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
【0042】
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0043】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0044】
(付記1)
アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器における無線接続方法であって、
第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入り、
前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードであることを特徴とする無線接続方法。
【0045】
(付記2)
付記1に記載の無線接続方法であって、
前記各繰り返し毎に前記所定の条件が満たされない場合には、前記無線デバイスがディープスリープモードに入り、
前記ディープスリープモードとは、前記無線デバイスの電源がオンであるが、前記無線デバイスが前記アクセスポイントと接続されていないモードであることを特徴とする無線接続方法。
【0046】
(付記3)
付記1又は2に記載の無線接続方法であって、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するのみならず、前記アクセスポイントから送られてくるビーコンにトラフィック・インディケーション・メッセージ情報が含まれる周期よりも長い周期にて前記無線デバイスがウェイクアップするモードであることを特徴とする無線接続方法。
【0047】
(付記4)
付記1乃至3のいずれか1に記載の無線接続方法であって、
第2の所定の入力があった後に、前記繰り返しを終了した上で、前記無線機器がアクセスポイントと接続されている場合には、前記無線デバイスはパワーセーブ通常モードに入り、
前記パワーセーブ通常モードとは、前記アクセスポイントから送られてくるビーコンにトラフィック・インディケーション・メッセージ情報が含まれる周期と同一の周期にて前記無線デバイスがウェイクアップするモードであることを特徴とする無線接続方法。
【0048】
(付記5)
付記1乃至3の何れか1に記載の無線接続方法であって、
第2の所定の入力があった後に、前記繰り返しを終了した上で、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていない場合には、前記再接続処理を行なうことを特徴とする無線接続方法。
【0049】
(付記6)
付記1乃至5の何れか1に記載の無線接続方法であって、
前記再接続処理は、メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されている場合には、格納されているチャンネル情報により示されるチャンネルに対してのみスキャン処理を実行し、前記スキャン処理により検出されたアクセスポイントに対して接続処理を実行し、該接続処理により接続されたアクセスポイントのチャンネル情報を新たに前記メモリに格納することを含むことを特徴とする無線接続方法。
【0050】
(付記7)
付記6に記載の無線接続方法であって、
前記再接続処理は、前記メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されていない場合、又は、前記メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されているが、格納されているチャンネル情報により示されるチャンネルに対してのみスキャン処理を実行してもアクセスポイントが検出されない場合に、全てのチャンネルに対してスキャン処理を実行し、全てのチャンネルに対する前記スキャン処理により検出されたアクセスポイントに対して接続処理を実行し、該接続処理により接続されたアクセスポイントのチャンネル情報を新たに前記メモリに格納することを含むことを特徴とする無線接続方法。
【0051】
(付記8)
アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器であって、
第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入る手段を備え、
前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードであることを特徴とする無線機器。
【0052】
(付記9)
付記8に記載の無線機器であって、
前記各繰り返し毎に前記所定の条件が満たされない場合には、前記無線デバイスがディープスリープモードに入る手段を更に備え、
前記ディープスリープモードとは、前記無線デバイスの電源がオンであるが、前記無線デバイスが前記アクセスポイントと接続されていないモードであることを特徴とする無線機器。
【0053】
(付記10)
付記8又は9に記載の無線機器であって、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するのみならず、前記アクセスポイントから送られてくるビーコンにトラフィック・インディケーション・メッセージ情報が含まれる周期よりも長い周期にて前記無線デバイスがウェイクアップするモードであることを特徴とする無線機器。
【0054】
(付記11)
付記8乃至10のいずれか1に記載の無線機器であって、
第2の所定の入力があった後に、前記繰り返しを終了した上で、前記無線機器がアクセスポイントと接続されている場合には、前記無線デバイスはパワーセーブ通常モードに入る手段を更に備え、
前記パワーセーブ通常モードとは、前記アクセスポイントから送られてくるビーコンにトラフィック・インディケーション・メッセージ情報が含まれる周期と同一の周期にて前記無線デバイスがウェイクアップするモードであることを特徴とする無線機器。
【0055】
(付記12)
付記8乃至10の何れか1に記載の無線機器であって、
第2の所定の入力があった後に、前記繰り返しを終了した上で、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていない場合には、前記再接続処理を行なう手段を更に備えることを特徴とする無線機器。
【0056】
(付記13)
付記8乃至12の何れか1に記載の無線機器であって、
前記再接続処理は、メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されている場合には、格納されているチャンネル情報により示されるチャンネルに対してのみスキャン処理を実行し、前記スキャン処理により検出されたアクセスポイントに対して接続処理を実行し、該接続処理により接続されたアクセスポイントのチャンネル情報を新たに前記メモリに格納することを含むことを特徴とする無線機器。
【0057】
(付記14)
付記13に記載の無線機器であって、
前記再接続処理は、前記メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されていない場合、又は、前記メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されているが、格納されているチャンネル情報により示されるチャンネルに対してのみスキャン処理を実行してもアクセスポイントが検出されない場合に、全てのチャンネルに対してスキャン処理を実行し、全てのチャンネルに対する前記スキャン処理により検出されたアクセスポイントに対して接続処理を実行し、該接続処理により接続されたアクセスポイントのチャンネル情報を新たに前記メモリに格納することを含むことを特徴とする無線機器。
【0058】
(付記15)
アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器における無線接続方法をコンピュータに実行させるための無線接続プログラムであって、
第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入る手順をコンピュータに実行させ、
前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードであることを特徴とする無線接続プログラム。
【0059】
(付記16)
付記15に記載の無線接続プログラムであって、
前記各繰り返し毎に前記所定の条件が満たされない場合には、前記無線デバイスがディープスリープモードに入る手順を更にコンピュータに実行させ、
前記ディープスリープモードとは、前記無線デバイスの電源がオンであるが、前記無線デバイスが前記アクセスポイントと接続されていないモードであることを特徴とする無線接続プログラム。
【0060】
(付記17)
付記15又は16に記載の無線接続プログラムであって、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するのみならず、前記アクセスポイントから送られてくるビーコンにトラフィック・インディケーション・メッセージ情報が含まれる周期よりも長い周期にて前記無線デバイスがウェイクアップするモードであることを特徴とする無線接続プログラム。
【0061】
(付記18)
付記15乃至17のいずれか1に記載の無線接続プログラムであって、
第2の所定の入力があった後に、前記繰り返しを終了した上で、前記無線機器がアクセスポイントと接続されている場合には、前記無線デバイスはパワーセーブ通常モードに入る手順を更にコンピュータに実行させ、
前記パワーセーブ通常モードとは、前記アクセスポイントから送られてくるビーコンにトラフィック・インディケーション・メッセージ情報が含まれる周期と同一の周期にて前記無線デバイスがウェイクアップするモードであることを特徴とする無線接続プログラム。
【0062】
(付記19)
付記15乃至17の何れか1に記載の無線接続プログラムであって、
第2の所定の入力があった後に、前記繰り返しを終了した上で、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていない場合には、前記再接続処理を行なう手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする無線接続プログラム。
【0063】
(付記20)
付記15乃至19の何れか1に記載の無線接続プログラムであって、
前記再接続処理は、メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されている場合には、格納されているチャンネル情報により示されるチャンネルに対してのみスキャン処理を実行し、前記スキャン処理により検出されたアクセスポイントに対して接続処理を実行し、該接続処理により接続されたアクセスポイントのチャンネル情報を新たに前記メモリに格納することを含むことを特徴とする無線接続プログラム。
【0064】
(付記21)
付記20に記載の無線接続プログラムであって、
前記再接続処理は、前記メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されていない場合、又は、前記メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されているが、格納されているチャンネル情報により示されるチャンネルに対してのみスキャン処理を実行してもアクセスポイントが検出されない場合に、全てのチャンネルに対してスキャン処理を実行し、全てのチャンネルに対する前記スキャン処理により検出されたアクセスポイントに対して接続処理を実行し、該接続処理により接続されたアクセスポイントのチャンネル情報を新たに前記メモリに格納することを含むことを特徴とする無線接続プログラム。
【0065】
(付記22)
付記8乃至14の何れか1に記載の無線機器と前記アクセスポイントを含むことを特徴とする無線通信システム。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明は、インフラストラクチャモードで構成された無線LANシステムに適用することが可能である。
【0067】
また、本発明は、無線LANハンディーターミナルのみならず、様々な無線LAN機器(無線LANカードなど)及び様々な無線LAN機能を有する機器(パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機器など)に適用することが可能である。
【0068】
更に、本発明は、無線LANシステムのみならず、一般の無線システム(携帯電話網、近距離無線通信システム、様々な周波数と様々な通信方式を利用した無線通信システムなど)に適用することが可能である。
【符号の説明】
【0069】
101 第1の無線LANアクセスポイント
102 第2の無線LANアクセスポイント
103 無線LANハンディターミナル
201 CPU
202 キーボード
203 タッチパネル
204 ディスプレイ
205 ROM
206 RAM
207 無線LANデバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器における無線接続方法であって、
第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入り、
前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードであることを特徴とする無線接続方法。
【請求項2】
請求項1に記載の無線接続方法であって、
前記各繰り返し毎に前記所定の条件が満たされない場合には、前記無線デバイスがディープスリープモードに入り、
前記ディープスリープモードとは、前記無線デバイスの電源がオンであるが、前記無線デバイスが前記アクセスポイントと接続されていないモードであることを特徴とする無線接続方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の無線接続方法であって、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するのみならず、前記アクセスポイントから送られてくるビーコンにトラフィック・インディケーション・メッセージ情報が含まれる周期よりも長い周期にて前記無線デバイスがウェイクアップするモードであることを特徴とする無線接続方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1に記載の無線接続方法であって、
第2の所定の入力があった後に、前記繰り返しを終了した上で、前記無線機器がアクセスポイントと接続されている場合には、前記無線デバイスはパワーセーブ通常モードに入り、
前記パワーセーブ通常モードとは、前記アクセスポイントから送られてくるビーコンにトラフィック・インディケーション・メッセージ情報が含まれる周期と同一の周期にて前記無線デバイスがウェイクアップするモードであることを特徴とする無線接続方法。
【請求項5】
請求項1乃至3の何れか1に記載の無線接続方法であって、
第2の所定の入力があった後に、前記繰り返しを終了した上で、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていない場合には、前記再接続処理を行なうことを特徴とする無線接続方法。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1に記載の無線接続方法であって、
前記再接続処理は、メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されている場合には、格納されているチャンネル情報により示されるチャンネルに対してのみスキャン処理を実行し、前記スキャン処理により検出されたアクセスポイントに対して接続処理を実行し、該接続処理により接続されたアクセスポイントのチャンネル情報を新たに前記メモリに格納することを含むことを特徴とする無線接続方法。
【請求項7】
請求項6に記載の無線接続方法であって、
前記再接続処理は、前記メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されていない場合、又は、前記メモリに前記アクセスポイントのチャンネル情報が格納されているが、格納されているチャンネル情報により示されるチャンネルに対してのみスキャン処理を実行してもアクセスポイントが検出されない場合に、全てのチャンネルに対してスキャン処理を実行し、全てのチャンネルに対する前記スキャン処理により検出されたアクセスポイントに対して接続処理を実行し、該接続処理により接続されたアクセスポイントのチャンネル情報を新たに前記メモリに格納することを含むことを特徴とする無線接続方法。
【請求項8】
アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器であって、
第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入る手段を備え、
前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードであることを特徴とする無線機器。
【請求項9】
アクセスポイントに無線接続することが可能な無線機器における無線接続方法をコンピュータに実行させるための無線接続プログラムであって、
第1の所定の入力があった後に、所定の条件が満たされているか否かを繰り返して調べ、各繰り返し毎に所定の条件が満たされた場合には、前記無線機器に含まれる無線デバイスがパワーセーブ拡張モードに入る手順をコンピュータに実行させ、
前記所定の条件とは、前記無線機器がアクセスポイントと接続されていなかったが、アクセスポイントに再接続するための再接続処理を行なうことにより、前記無線機器がアクセスポイントと接続されるようになったこと、又は、前記再接続処理を行なわなくても前記無線機器がアクセスポイントと接続されていることであり、
前記パワーセーブ拡張モードとは、前記無線デバイスが、接続先のアクセスポイントに関する情報を記憶するモードであることを特徴とする無線接続プログラム。
【請求項10】
請求項8に記載の無線機器と前記アクセスポイントを含むことを特徴とする無線通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−55468(P2013−55468A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191690(P2011−191690)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】