無線通信システム、無線端末装置、通信制御方法および通信制御プログラム
【課題】不適切なハンドオーバ動作を検出することにより、通信の安定化を図ることが可能な無線通信システム、無線端末装置、通信制御方法および通信制御プログラムを提供する。
【解決手段】無線通信システムは、無線基地局装置101の基地局識別情報、無線基地局装置101が無線端末装置202に付与する端末識別情報、および無線端末装置202の固有の識別情報等の一致、ならびに無線端末装置202の滞在時間に基づいて、無線端末装置202による不適切な移動動作を判断するか、または無線端末装置による移動動作のタイミングを調整する。
【解決手段】無線通信システムは、無線基地局装置101の基地局識別情報、無線基地局装置101が無線端末装置202に付与する端末識別情報、および無線端末装置202の固有の識別情報等の一致、ならびに無線端末装置202の滞在時間に基づいて、無線端末装置202による不適切な移動動作を判断するか、または無線端末装置による移動動作のタイミングを調整する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知する、無線通信システム。
【請求項2】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作が完了しても、前記無線端末装置に付与した前記端末識別情報を保持する、請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記第1の無線基地局装置は、さらに、前記無線端末装置による自己から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の種別を保持する、請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記第1の無線基地局装置は、さらに、前記無線端末装置による自己から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作が行われた際の前記無線端末装置の移動速度を保持する、請求項2または請求項3に記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、前記ハンドオーバ動作の種別を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、保持した前記ハンドオーバ動作の種別を前記無線基地局装置に通知する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項6】
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、前記ハンドオーバ動作が行われた際の自己の移動速度を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、保持した前記移動速度を前記無線基地局装置に通知する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項7】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記ハンドオーバ動作の種別を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記ハンドオーバ動作の種別を前記無線基地局装置に通知する、無線通信システム。
【請求項8】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作が完了しても、前記ハンドオーバ動作の種別を保持する、請求項7に記載の無線通信システム。
【請求項9】
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知する、請求項7または請求項8に記載の無線通信システム。
【請求項10】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記ハンドオーバ動作が行われた際の自己の移動速度を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記移動速度を前記無線基地局装置に通知する、無線通信システム。
【請求項11】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作が完了しても、前記ハンドオーバ動作が行われた際の前記無線端末装置の前記移動速度を保持する、請求項10に記載の無線通信システム。
【請求項12】
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知する、請求項10または請求項11に記載の無線通信システム。
【請求項13】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持し、
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項14】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持し、
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項15】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作が完了しても、前記無線端末装置に付与した前記端末識別情報を保持し、前記経過時間が前記所定値以上になると前記端末識別情報を消去する、請求項13または請求項14に記載の無線通信システム。
【請求項16】
前記無線端末装置は、前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知した場合、または自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングから所定時間経過後、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を消去する、請求項13に記載の無線通信システム。
【請求項17】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知した場合、または自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングから所定時間経過後、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を消去する、請求項14に記載の無線通信システム。
【請求項18】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を、無線基地局装置に対する接続動作中、または前記接続動作の完了直後に前記無線基地局装置へ送信する、請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項19】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を、無線基地局装置に対する再接続動作中、または前記再接続動作の完了直後に前記無線基地局装置へ送信する、請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項20】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を、無線基地局装置へのハンドオーバ動作中、または前記ハンドオーバ動作の完了直後に前記無線基地局装置へ送信する、請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項21】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を、無線基地局装置からの要求に応じて前記無線基地局装置へ送信する、請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項22】
前記第1の無線基地局装置は、前記経過時間が所定値未満の場合には、自己を新たに通信先として選択する無線端末装置に対して、前記付与した端末識別情報と同じ端末識別情報を付与しない、請求項13から請求項21のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項23】
前記無線端末装置は、ハンドオーバ動作の実行回数、接続動作の実行回数および再接続動作の実行回数のうちのいずれか1つ、または少なくともいずれか2つの組み合わせの合計、が所定回数を超えると、保持した前記端末識別情報を消去する、請求項13から請求項22のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項24】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項25】
前記無線端末装置は、前記所定情報を前記無線基地局装置に通知した場合、または前記経過時間が前記所定値以上になると、保持した前記基地局識別情報を消去する、請求項24に記載の無線通信システム。
【請求項26】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、前記経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断する、無線通信システム。
【請求項27】
前記無線端末装置は、前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知した場合、または前記経過時間が前記所定値以上になると、保持した前記基地局識別情報を消去する、請求項26に記載の無線通信システム。
【請求項28】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の端末識別情報を自己以外の装置から取得し、
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、自己の端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、取得した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項29】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作が完了しても、前記無線端末装置の前記端末識別情報を保持し、前記経過時間が前記所定値以上になると前記端末識別情報を消去する、請求項28に記載の無線通信システム。
【請求項30】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するとともに、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項31】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するとともに、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項32】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項33】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項34】
ハンドオーバ動作を行なうことにより複数の無線基地局装置と通信可能な無線端末装置であって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する無線端末装置に端末識別情報を付与し、
前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への自己の無線端末装置のハンドオーバ動作が行なわれる場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から自己の無線端末装置に対して付与された端末識別情報を保持するための保持部と、
前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、自己の無線端末装置において、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記保持部によって保持された前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するための通知部とを備える、無線端末装置。
【請求項35】
ハンドオーバ動作を行なうことにより複数の無線基地局装置と通信可能な無線端末装置であって、
前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への自己の無線端末装置のハンドオーバ動作が行なわれる場合に、前記ハンドオーバ動作の種別を保持するための保持部と、
前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、自己の無線端末装置において、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記保持部によって保持された前記ハンドオーバ動作の種別を前記無線基地局装置に通知するための通知部とを備える、無線端末装置。
【請求項36】
ハンドオーバ動作を行なうことにより複数の無線基地局装置と通信可能な無線端末装置であって、
前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への自己の無線端末装置のハンドオーバ動作が行なわれる場合に、前記ハンドオーバ動作が行われた際の自己の無線端末装置の移動速度を保持するための保持部と、
前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、自己の無線端末装置において、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記保持部によって保持された前記移動速度を前記無線基地局装置に通知するための通知部とを備える、無線端末装置。
【請求項37】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項38】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記ハンドオーバ動作の種別を保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記ハンドオーバ動作の種別を前記無線基地局装置に通知するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項39】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記ハンドオーバ動作が行われた際の自己の移動速度を保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記移動速度を前記無線基地局装置に通知するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項40】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項41】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項42】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項43】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、前記経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項44】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の端末識別情報を自己以外の装置から取得するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、自己の端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、取得した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項45】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項46】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するとともに、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項47】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項48】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項49】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項50】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項51】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項52】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、前記経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項53】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の端末識別情報を自己以外の装置から取得するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、自己の端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、取得した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項54】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項55】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するとともに、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項56】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項57】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項1】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知する、無線通信システム。
【請求項2】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作が完了しても、前記無線端末装置に付与した前記端末識別情報を保持する、請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記第1の無線基地局装置は、さらに、前記無線端末装置による自己から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の種別を保持する、請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記第1の無線基地局装置は、さらに、前記無線端末装置による自己から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作が行われた際の前記無線端末装置の移動速度を保持する、請求項2または請求項3に記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、前記ハンドオーバ動作の種別を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、保持した前記ハンドオーバ動作の種別を前記無線基地局装置に通知する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項6】
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、前記ハンドオーバ動作が行われた際の自己の移動速度を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、保持した前記移動速度を前記無線基地局装置に通知する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項7】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記ハンドオーバ動作の種別を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記ハンドオーバ動作の種別を前記無線基地局装置に通知する、無線通信システム。
【請求項8】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作が完了しても、前記ハンドオーバ動作の種別を保持する、請求項7に記載の無線通信システム。
【請求項9】
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知する、請求項7または請求項8に記載の無線通信システム。
【請求項10】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記ハンドオーバ動作が行われた際の自己の移動速度を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記移動速度を前記無線基地局装置に通知する、無線通信システム。
【請求項11】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作が完了しても、前記ハンドオーバ動作が行われた際の前記無線端末装置の前記移動速度を保持する、請求項10に記載の無線通信システム。
【請求項12】
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、さらに、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知する、請求項10または請求項11に記載の無線通信システム。
【請求項13】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持し、
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項14】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持し、
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項15】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作が完了しても、前記無線端末装置に付与した前記端末識別情報を保持し、前記経過時間が前記所定値以上になると前記端末識別情報を消去する、請求項13または請求項14に記載の無線通信システム。
【請求項16】
前記無線端末装置は、前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知した場合、または自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングから所定時間経過後、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を消去する、請求項13に記載の無線通信システム。
【請求項17】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知した場合、または自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングから所定時間経過後、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を消去する、請求項14に記載の無線通信システム。
【請求項18】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を、無線基地局装置に対する接続動作中、または前記接続動作の完了直後に前記無線基地局装置へ送信する、請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項19】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を、無線基地局装置に対する再接続動作中、または前記再接続動作の完了直後に前記無線基地局装置へ送信する、請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項20】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を、無線基地局装置へのハンドオーバ動作中、または前記ハンドオーバ動作の完了直後に前記無線基地局装置へ送信する、請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項21】
前記無線端末装置は、前記端末識別情報を、無線基地局装置からの要求に応じて前記無線基地局装置へ送信する、請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項22】
前記第1の無線基地局装置は、前記経過時間が所定値未満の場合には、自己を新たに通信先として選択する無線端末装置に対して、前記付与した端末識別情報と同じ端末識別情報を付与しない、請求項13から請求項21のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項23】
前記無線端末装置は、ハンドオーバ動作の実行回数、接続動作の実行回数および再接続動作の実行回数のうちのいずれか1つ、または少なくともいずれか2つの組み合わせの合計、が所定回数を超えると、保持した前記端末識別情報を消去する、請求項13から請求項22のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項24】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項25】
前記無線端末装置は、前記所定情報を前記無線基地局装置に通知した場合、または前記経過時間が前記所定値以上になると、保持した前記基地局識別情報を消去する、請求項24に記載の無線通信システム。
【請求項26】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持し、
前記無線端末装置は、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、前記経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断する、無線通信システム。
【請求項27】
前記無線端末装置は、前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知した場合、または前記経過時間が前記所定値以上になると、保持した前記基地局識別情報を消去する、請求項26に記載の無線通信システム。
【請求項28】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の端末識別情報を自己以外の装置から取得し、
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、自己の端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、取得した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項29】
前記第1の無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作が完了しても、前記無線端末装置の前記端末識別情報を保持し、前記経過時間が前記所定値以上になると前記端末識別情報を消去する、請求項28に記載の無線通信システム。
【請求項30】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するとともに、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項31】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するとともに、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項32】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項33】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測し、
前記無線端末装置は、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置は、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整する、無線通信システム。
【請求項34】
ハンドオーバ動作を行なうことにより複数の無線基地局装置と通信可能な無線端末装置であって、
前記無線基地局装置は、自己を通信先として選択する無線端末装置に端末識別情報を付与し、
前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への自己の無線端末装置のハンドオーバ動作が行なわれる場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から自己の無線端末装置に対して付与された端末識別情報を保持するための保持部と、
前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、自己の無線端末装置において、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記保持部によって保持された前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するための通知部とを備える、無線端末装置。
【請求項35】
ハンドオーバ動作を行なうことにより複数の無線基地局装置と通信可能な無線端末装置であって、
前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への自己の無線端末装置のハンドオーバ動作が行なわれる場合に、前記ハンドオーバ動作の種別を保持するための保持部と、
前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、自己の無線端末装置において、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記保持部によって保持された前記ハンドオーバ動作の種別を前記無線基地局装置に通知するための通知部とを備える、無線端末装置。
【請求項36】
ハンドオーバ動作を行なうことにより複数の無線基地局装置と通信可能な無線端末装置であって、
前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への自己の無線端末装置のハンドオーバ動作が行なわれる場合に、前記ハンドオーバ動作が行われた際の自己の無線端末装置の移動速度を保持するための保持部と、
前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、自己の無線端末装置において、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記保持部によって保持された前記移動速度を前記無線基地局装置に通知するための通知部とを備える、無線端末装置。
【請求項37】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項38】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記ハンドオーバ動作の種別を保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記ハンドオーバ動作の種別を前記無線基地局装置に通知するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項39】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置がハンドオーバ動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、前記ハンドオーバ動作が行われた際の自己の移動速度を保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置へのハンドオーバ動作を行なう場合に、保持した前記移動速度を前記無線基地局装置に通知するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項40】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項41】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項42】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項43】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、前記経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項44】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の端末識別情報を自己以外の装置から取得するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、自己の端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、取得した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項45】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項46】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するとともに、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項47】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項48】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項49】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項50】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報、および前記第1の無線基地局装置から付与された端末識別情報を保持するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項51】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項52】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作を行なう場合に、前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報を保持するステップと、
前記無線端末装置が、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、前記経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項53】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置の端末識別情報を自己以外の装置から取得するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置の第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、自己の端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、取得した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項54】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合には、保持した前記基地局識別情報および前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致し、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項55】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおける通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線基地局装置が、自己を通信先として選択する前記無線端末装置に端末識別情報を付与するとともに、自己を通信先として選択していた前記無線端末装置による自己から他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報、および前記無線基地局装置から付与された端末識別情報を所定期間分保持するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する場合または新たに無線基地局装置への移動動作を行なう場合であって、保持した前記第1の無線基地局装置の基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致するときには、保持した前記端末識別情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記端末識別情報が、自己の付与した前記端末識別情報と一致し、かつ前記経過時間が所定値未満である場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項56】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、保持した前記基地局識別情報と新たに通信先として選択する前記無線基地局装置の基地局識別情報とが一致し、かつ自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、所定情報を前記無線基地局装置に通知するステップと、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記所定情報を含む前記通知を受けて、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【請求項57】
無線端末装置と、複数の無線基地局装置とを備え、前記無線端末装置が移動動作を行なうことにより前記複数の無線基地局装置と通信可能な無線通信システムにおいて用いられる通信制御プログラムであって、コンピュータに、
前記無線端末装置が、自己が通信先として選択した無線基地局装置の基地局識別情報を所定期間分保持するとともに、自己の他の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間を計測するステップと、
前記無線端末装置が、前記複数の無線基地局装置のうち、第1の無線基地局装置から第2の無線基地局装置への移動動作の完了後、新たに無線基地局装置との通信を再開する際または新たに無線基地局装置への移動動作を開始する際、自己の前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングからの経過時間が所定値未満である場合には、保持した前記基地局識別情報を前記無線基地局装置に通知し、
前記第1の無線基地局装置が、前記無線端末装置からの前記通知を受けて、前記無線端末装置から通知された前記基地局識別情報が自己の識別情報と一致する場合には、前記無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作が不適切であったと判断するか、または無線端末装置による前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置への移動動作のタイミングを調整するステップとを実行させるための、通信制御プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【公開番号】特開2013−110727(P2013−110727A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−67339(P2012−67339)
【出願日】平成24年3月23日(2012.3.23)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年3月23日(2012.3.23)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】
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