説明

無線通信システムにおけるプレコーディング制御表示(PCI)およびチャネル品質表示(CQI)のフィードバック

【課題】無線通信システムにおいてフィードバック情報を送るための技術を提供する。
【解決手段】送信機から受信機へのデータ伝送のためのプレコーディング制御表示(PCI)、ランク、およびチャネル品質表示(CQI)は異なる仮説を評価することによって決定する。報告は、PCI、ランクおよびCQIに基づいて形成する。PCIはデータ伝送に関して使用するためのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを含む。CQIはデータ伝送に関して送るための少なくとも1つのトランスポートブロックに関する少なくとも1個のCQI値を含む。ランクおよびCQIはマッピングに基づいて組み合わせる。例えば、受信機によって1つのトランスポートブロックが好まれる場合、CQIは1個のCQI値を含み、値の第1の範囲に包含される。2つのトランスポートブロックが好まれる場合、CQIは2個のCQI値を含み、値の第2の範囲に包含される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、通信に関し、より詳細には、無線通信システムにおいてフィードバック情報を送るための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおいて、送信機は複数の(R本の)受信アンテナを備えた受信機へのデータ伝送のために複数の(T本の)送信アンテナを利用することができる。複数の送信アンテナおよび複数の受信アンテナは、スループットを高めかつ/または信頼性を改善するために使用され得る多入出力(MIMO)チャネルを形成する。例えば、送信機はスループットを改善するために最高でT個までのデータ流れをT本の送信アンテナから同時に送信することができる。あるいは、送信機は、受信機による受信を改善するために単一のデータ流れをすべてのT本の送信アンテナから送信することができる。それぞれのデータ流れは、所与の伝送時間間隔(TTI)において1つのトランスポートブロックまたはデータのパケットを運ぶことができる。したがって、用語「データ流れ」および「トランスポートブロック」は交換可能に使用することが可能である。
【0003】
優れたパフォーマンス(例えば、高いスループット)は、送信機から受信機へのMIMOチャネルの応答に基づいて選択されたプレコーディング行列を用いて1つまたは複数のデータ流れをプレコードすることによって達成できる。プレコーディングはまた、ビーム形成、空間マッピングなどと呼ばれる場合もある。受信機は、最良のパフォーマンスを達成することができるように、異なる可能なプレコーディング行列を評価して、プレコーディング行列ならびに送るためのデータ流れの数を選択することができる。受信機はそれぞれの可能なデータ流れに関する信号対干渉雑音比(SINR)を決定して、そのSINRに基づいて、データ流れに関するデータ転送速度を選択することもできる。受信機は、選択されたプレコーディング行列、それぞれのデータ流れに関するデータ転送速度などを含み得るフィードバック情報を送ることができる。送信機は、フィードバック情報に従って、1つまたは複数のデータ流れを処理して、(1つまたは複数の)データ流れを受信機に送ることができる。
【発明の概要】
【0004】
フィードバック情報はデータ伝送パフォーマンスを改善できる。しかし、フィードバック情報を送るために貴重な無線リソースが消費される。したがって、フィードバック情報を効率的に送るための技術の必要性が当技術分野に存在する。
【0005】
無線通信システムにおいてフィードバック情報を効率的に送るための技術が本明細書で説明される。フィードバック情報は、プレコーディング制御表示(PCI)、ランク、チャネル品質表示(CQI)など、またはそれらの任意の組合せを備えることが可能である。
【0006】
フィードバック情報を送る1つの設計において、送信機から受信機へのデータ伝送のためのPCI、ランクおよびCQIは、例えば、異なる仮説を評価して、最善のパフォーマンスを有する仮説のPCI、ランクおよびCQIを選択することによって決定することが可能である。報告は選択されたPCI、ランクおよびCQIに基づいて形成することが可能である。ランクはデータ伝送に関して並行して送るためのトランスポートブロックの数を表示できる。PCIは、データ伝送に関して送るための少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードする目的で使用するためのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを備え得る。CQIは、少なくとも1つのトランスポートブロックに関する少なくとも1個のCQI値を備え得る。それぞれのCQI値は、トランスポートブロックを処理するためのパラメータ(例えば、トランスポートブロックサイズ、コーディングおよび変調方式、チャネル化(channelization)コードの数など)と関連付けられることが可能である。ランクおよびCQIはマッピングに基づいて組み合わせることが可能である。例えば、受信機によって1つのトランスポートブロックが好まれる場合、CQIは1個のCQI値を備え、値の第1の範囲(例えば、0から30)に包含されることが可能である。2つのトランスポートブロックが好まれる場合、CQIは2個のCQI値を備え、値の第2の範囲(例えば、31から255)に包含されることが可能である。
【0007】
データ伝送を送る1つの設計において、PCI、ランクおよびCQIを備える報告は送信機によって受信できる。データ伝送に関して送るためのトランスポートブロックの数は、CQIが包含される値の複数の範囲のうちの1つに基づいて決定できる。少なくとも1つのトランスポートブロックは、CQIからの少なくとも1個のCQI値に基づいて処理する(例えば、符号化および変調される)ことが可能であり、PCIからのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルに基づいて、さらにプレコードすることが可能である。
【0008】
本開示の様々な態様および特徴は下でさらに詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】無線通信システムを示す図。
【図2】ノードBおよびUEのブロック図を示す図。
【図3】物理チャネルのセットに関するタイミング図を示す図。
【図4】2個のCQI値をCQI組合せにマップする設計を示す図。
【図5】HS−DPCCH上でPCI、ランクおよびCQIを送る設計を示す図。
【図6】アップリンクDPCCH上でPCIおよびランクを送る設計を示す図。
【図7】フィードバック情報を送るためのプロセスの設計を示す図。
【図8】データ伝送を送るためのプロセスの設計を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
35U.S.C.§119に基づく優先権主張
本特許出願は、2006年8月18日に出願され、譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明示的に組み込まれている、「Joint Signaling of Precoding Control Information and Channel Quality Indicators in a Cellular MIMO System」という表題の仮出願第60/838,677号の優先権を主張する。
【0011】
本明細書で説明される技術は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システムなど、様々な無線通信システムのために使用することが可能である。用語「システム」および「ネットワーク」は、多くの場合、交換可能に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実施することができる。UTRAは、(W−CDMA、UMTS−FDDをカバーする)広帯域CDMAならびに(UMTS−TDD、低チップレート(chip rate)UMTS−TDD、および高チップレートUMTS−TDDをカバーする)時分割同期CDMA(TD−SCDMA)を含む。cdma2000はIS−2000標準、IS−95標準およびIS−857標準をカバーする。TDMAシステムは、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM(登録商標))などの無線技術を実施することができる。OFDMAシステムは、進化型(Evolved)UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband)(UMB)、IEEE802.20、IEEE802.16(WiMAX)、フラッシュOFDM(登録商標)などの無線技術を実施することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System)(UMTS)の一部である。長期的エボリューション(Long Term Evolution)(LTE)は、E−UTRAを利用するUMTSの次回のリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名づけられた組織からの文書に記載されている。cdma2000は「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名づけられた組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および無線標準は当技術分野で知られている。分かりやすくするために、これらの技術のいくつかの態様がUMTSに関して下で説明され、3GPP専門用語が下の説明の大部分において使用される。
【0012】
図1は、複数のノードB110とユーザ装置(UE)120とを備える無線通信システム100を示す。システム100は、3GPPにおいてユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)と呼ばれる場合もある。ノードBは、一般に、UEと通信する固定局であり、進化型ノードB(eノードB)、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれる場合もある。それぞれのノードB110は、特定の地理的領域に対する通信受信可能範囲を提供し、その受信可能範囲領域内に位置するUEに対する通信をサポートする。システムコントローラ130はノードB110に結合し、これらのノードBに対する調整および制御を提供する。システムコントローラ130は、単一のネットワークエンティティであってよく、またはネットワークエンティティの集合体であってもよい。
【0013】
UE120はシステムの全体にわたって分散されてよく、それぞれのUEは固定式であってよく、または移動可能であってもよい。UEは移動体局、端末、アクセス端末、加入者装置、局などと呼ばれる場合もある。UEはセルラー電話、携帯情報端末(PDA)、無線装置、ハンドヘルド装置、無線モデム、ラップトップコンピュータなどであってよい。
【0014】
図2は、1つのノードB110および1つのUE120の設計のブロック図を示す。ノードB110は、ダウンリンク上でのデータ伝送およびアップリンク上でのデータ受信に関して使用され得る複数の(T本の)アンテナ220aから220tを備える。UE120は、アップリンク上でのデータ伝送およびダウンリンク上でのデータ受信に関して使用され得る複数の(R本)のアンテナ252aから252rを備える。それぞれのアンテナは、物理アンテナ、アンテナアレーおよび適切なビーム形成装置を備える仮想アンテナ、固定重みネットワーク(fixed weighting network)を備えるアンテナアレーなどであってよい。MIMO伝送はノードB110でT本の送信アンテナからUE120でR本の受信アンテナに送ることが可能である。
【0015】
ノードB110で、送信(TX)データおよびシグナリングプロセッサ212は、すべてのスケジュールされたUEに関するデータ源(図示せず)からデータを受信できる。プロセッサ212はそれぞれのUEに関するデータを処理(例えば、フォーマット、符号化、インタリーブ、および記号マップ)して、データに関する変調記号であるデータ記号を提供することができる。プロセッサ212はまた、シグナリングを処理することが可能であり、シグナリングに関する変調記号であるシグナリング記号を提供する。空間マッパ214は、そのUEによって/そのUEに関して選択されたプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルに基づいて、それぞれのUEに関するデータ記号をプレコードして、出力記号を提供することができる。通常、行列は単一の列または複数の列を含み得る。CDMA変調器(Mod)216は、出力記号およびシグナリング記号に関してCDMA処理を実行することが可能であり、T個の送信機(TMTR)218aから218tにT個の出力チップ流れを提供することができる。それぞれの送信機218はその出力チップ流れを処理(例えば、アナログに変換、フィルタ処理、増幅、および周波数アップコンバート)して、ダウンリンク信号を生成することができる。T個の送信機218aから218tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T本のアンテナ220aから220tを経由して送ることが可能である。
【0016】
UE120で、R本のアンテナ252aから252rは、ノードB110からダウンリンク信号を受信して、R個の受信された信号を、それぞれ、R個の受信機(RCVR)254aから254rに提供することができる。それぞれの受信機254は、その受信された信号を処理(例えば、フィルタ処理、増幅、周波数ダウンコンバート、およびデジタル化)して、サンプルをチャネルプロセッサ268および等化器/CDMA復調器(Demod)260に提供することができる。プロセッサ268は、前置フィルタ/等化器に関する係数と1つまたは複数のコンバイナ行列に関する係数とを導き出すことができる。装置260は前置フィルタおよびCDMA復調を用いて等化を実行して、フィルタ処理された記号を提供することができる。MIMO検出器262は、空間次元の全域でフィルタ処理された記号を組み合わせて、UE120に送られたデータ記号およびシグナリング記号の推定である、検出された記号を提供することができる。受信(RX)データプロセッサ264は、検出された記号を処理(例えば、記号デマップ、ディインタリーブ、および復号)して、復号されたデータおよびシグナリングを提供することができる。通常、等化器/CDMA復調器260、MIMO検出器262、およびRXデータプロセッサ264による処理は、ノードB110における、それぞれ、CDMA変調器216、空間マッパ214、およびTXデータおよびシグナリングプロセッサ212による処理に対して補完的である。
【0017】
チャネルプロセッサ268は、ノードB110からUE120への無線チャネルの応答を推定することが可能である。プロセッサ268および/または270は、表1に示される情報を備え得るフィードバック情報を取得するためにチャネル推定を処理することが可能である。
【表1】

【0018】
プロセッサ268および/または270は、チャネル推定に基づいて、ダウンリンクデータ伝送のためのPCI、ランクおよびCQIを共同で決定することができる。例えば、プロセッサ268および/または270は、データ伝送に関して使用され得る、異なる可能なプレコーディング行列と、それぞれのプレコーディング行列内の列の異なる組合せとを評価することができる。プレコーディング行列のそれぞれの列は、すべてのT本のアンテナ220aから220tから1つのトランスポートブロックを送る目的でプレコーディング/空間マッピングのために使用することが可能である。プロセッサ268および/または270は、プレコーディング行列ならびに最適なパフォーマンスを提供することが可能な、選択されたプレコーディング行列の1つまたは複数の特定の列を選択することができる。パフォーマンスはスループットおよび/またはいくつかのその他の基準値によって定量化できる。PCIは、選択されたプレコーディング行列、選択されたプレコーディング行列の(1つまたは複数の)選択された列などを伝えることができる。CQIは、それぞれのトランスポートブロックに関して使用するためのコーディングおよび変調方式、それぞれのトランスポートブロックに関するデータ転送速度またはトランスポート形式、それぞれのトランスポートブロックのSINRなどを伝えることができる。プロセッサ268および/または270は、PCI、ランクおよびCQIを含み得るフィードバック情報を提供することができる。
【0019】
アップリンク上で送るためのフィードバック情報およびデータは、TXデータおよびシグナリングプロセッサ280によって処理され、CDMA変調器282によってさらに処理され、それぞれ、アンテナ252aから252rを経由して送信され得るR個のアップリンク信号を生成するために送信機254aから254rによって調整されることが可能である。UE120における送信アンテナの数は、受信アンテナの数と同じであってよく、または受信アンテナの数と異なってもよい。例えば、UE120は1本のアンテナを使用してフィードバック情報を送信して、2本のアンテナを使用してデータを受信することができる。ノードB110で、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ220aから220tによって受信されて、受信機218aから218tによって調整され、等化器/CDMA復調器240によってフィルタ処理され、MIMO検出器242によって検出され、UE120によって送られたフォードバック情報およびデータを回復するために、RXデータおよびシグナリングプロセッサ244によって処理されることが可能である。
【0020】
コントローラ/プロセッサ230および270は、それぞれ、ノードB110およびUE120で動作を指令することができる。メモリ232および272は、それぞれ、ノードB110およびUE120のためにプログラムコードおよびデータを記憶することができる。スケジューラ234は、例えば、UEから受信されたフィードバック情報に基づいて、ダウンリンク伝送および/またはアップリンク伝送のためにUEをスケジュールすることができる。
【0021】
UMTSにおいて、UE向けのデータは、より高い階層で1つまたは複数のトランスポートチャネルとして処理され得る。トランスポートチャネルは、1つまたは複数のサービスに関するデータ(例えば、音声、ビデオ、パケットデータなど)を運ぶことができる。トランスポートチャネルは物理層で物理チャネルにマップできる。物理チャネルは、異なるチャネル化コードを用いてチャネル化されることが可能であり、したがって、コード領域において互いに直交であり得る。
【0022】
3GPPリリース5以降は、ダウンリンク上で高速パケットデータ伝送を可能にするチャネルおよび手順のセットである高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)をサポートする。HSDPAの場合、ノードBは、時間とコードの両方においてすべてのUEによって共有されるダウンリンクトランスポートチャネルである高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)上でデータを送ることができる。HS−DSCHは、それぞれのTTIにおいて1つまたは複数のUE向けのデータを運ぶことが可能である。HSDPAの場合、10ミリ秒(ms)フレームは5つの2msサブフレームに区分化され、それぞれのサブフレームは3個のスロットを含み、それぞれのスロットは0.667msの期間を有する。TTIはHSDPA向けの1個のサブフレームに等しく、UEがスケジュールされてサービス提供され得る時間の最小単位である。HS−DSCHの共有は動的であり得、TTIごとに変化し得る。
【0023】
表2は、UMTSにおけるいくつかのダウンリンク物理チャネルおよびアップリンク物理チャネルを列挙し、それぞれの物理チャネルに関する簡単な説明を提供する。
【表2】

【0024】
図3は、表2における物理チャネルに関するタイミング図を示す。HSDPAの場合、ノードBはそれぞれのTTIにおいて1つまたは複数のUEにサービス提供することが可能である。ノードBはHS−SCCH上でそれぞれのスケジュールされたUE向けのシグナリングを送り、2つのスロットの後で、HS−PDSCH上でデータを送る。ノードBはHS−SCCH向けの構成可能な数の128チップのチャネル化コードを使用することが可能であり、(1つまたは複数の)HS−PDSCH向けの最高で15個までの16チップのチャネル化コードを使用することが可能である。HS−PDSCH上でデータを受信することができるそれぞれのUEは、シグナリングがそのUEに送られたかどうかを判定するために、それぞれのTTIにおいていくつかの(1つまたは複数の)HS−SCCHを処理することができる。所与のTTIにおいてスケジュールされたそれぞれのUEは、そのUEに送られたデータを回復するためにHS−PDSCHを処理することが可能である。それぞれのスケジュールされたUEは、トランスポートブロックが正確に復号された場合、HS−DPCCH上で肯定応答(ACK)を送ることができ、またはそうでない場合は、否定応答(NACK)を送ることができる。それぞれのUEは、下で説明されるように、フィードバック情報をHS−DPCCH上および/またはアップリンクDPCCH上でノードBに送ることも可能である。
【0025】
図3はまた、UEにおけるアップリンクDPCCH、HS−PDSCH、およびHS−DPCCHの間のタイミングオフセットも示す。HS−PDSCHはHS−SCCHの2つのスロットの後に開始する。HS−DPCCHは、HS−PDSCH上の対応する伝送の終端からおよそ7.5スロットの後に、かつ対応するアップリンクDPCHサブフレームの開始からm×256チップの後に開始する。HS−DPCCHはアップリンクDPCCHと非同期であり得るが、256チップのラスタに位置合わせされ、その結果、異なるコードチャネル上のアップリンク送信信号は依然として直交である。
【0026】
ノードB110は、以下のように、それぞれの記号期間sにおいてそれぞれのHS−PDSCHチャネル化コードcに関してプレコーディング/空間マッピングを実行することが可能である。
【数1】

【0027】
式中、(s)は、記号期間sにおいてチャネル化コードcを用いて送るための最高でT個までのデータ記号を有するベクトルであり、
は、チャネル化コードcに関するプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルであり、
(s)は、T本の送信アンテナを経由して記号期間sにおいてチャネル化コードcを用いて送るためのT個の出力信号を有するベクトルである。
【0028】
二重送信アダプティブアレー(double-transmit adaptive array)(D−TxAA)、空時送信ダイバーシティ(STTD)、閉ループ送信ダイバーシティ(CLTD)、アンテナ独立制御法(per antenna rate control)(PARC)、コードリユースベルラボレイヤードスペースタイム(code reuse Bell Labs layered space-time)(CRBLAST)など、様々なプレコーディング方式/空間マッピング方式がサポートされ得る。D−TxAAの場合、1つのトランスポートブロックは2×1プレコーディングベクトルを使用して2本のアンテナから送ることが可能であり、または2つのトランスポートブロックは2×2プレコーディング行列を使用して2本のアンテナから送ることが可能である。STTDの場合、それぞれのデータ記号が時間および空間のダイバーシティを達成するために2つの記号期間において両方のアンテナから送られているため、1つのトランスポートブロックは2本の送信アンテナから送ることが可能である。CLTDの場合、1つのアンテナの位相がUEによる受信を改善するために調整されているため、1つのトランスポートブロックは2本の送信アンテナから送ることが可能である。PARCの場合、最高でT個までのトランスポートブロックは最高でT本までの送信アンテナから(アンテナごとに1つのトランスポートブロックを)送ることが可能である。CRBLASTの場合、1つのトランスポートブロックは最高でT本までの送信アンテナから送ることが可能である。PARCとCRBLASTの両方の場合、プレコーディング行列は、対角線に沿って1を含み、その他の場所で0を含む、単位行列であり得る。その他の空間マッピング方式をサポートすることも可能である。分かりやすくするために、以下の説明はD−TxAAの使用を仮定し、D−TxAAに対してフィードバック情報が生成されて、送られる。
【0029】
通常、任意の数のプレコーディング行列がD−TxAAのためにサポートされ得る。1つの設計において、2つのプレコーディング行列がサポートされ、以下のように定義される。
【数2】

【0030】
それぞれのプレコーディング行列の2つの列は互いに直交であり、それぞれの列はユニットパワー(unit power)を有する。
【0031】
4つのプレコーディングベクトルはプレコーディング行列およびに基づいて定義することができ、以下のように提示され得る。
【数3】

【0032】
式中、およびは、それぞれ、プレコーディング行列の第1および第2の列に対応するプレコーディングベクトル、すなわち、=[]であり、
およびは、それぞれ、プレコーディング行列の第2および第1の列に対応するプレコーディングベクトル、すなわち、=[]であり、
【数4】

【0033】
である。
【0034】
それぞれのプレコーディングベクトルの第1のエレメントは、
【数5】

【0035】
の共通値を有するため、方程式(3)の4つのプレコーディングベクトルは、以下のように提示され得る、第2のエレメントの値に基づいて定義することができる。
【数6】

【0036】
式中、w、w、wおよびwは、それぞれ、プレコーディングベクトルおよびの第2のエレメントである。
【0037】
UEは、UEに対するダウンリンクデータ伝送に関して最適なパフォーマンスを提供することが可能なプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを定期的に決定することができる。例えば、それぞれのTTIにおいて、UEはノードBからUEへの無線チャネルの応答を推定することができる。UEは、次いで、異なる可能なプレコーディング行列およびプレコーディングベクトルに対応する異なる仮説のパフォーマンスを評価することができる。例えば、UEは(1)を使用した2つのトランスポートブロック、(2)を使用した2つのトランスポートブロック、(3)を使用した1つのトランスポートブロック、(4)を使用した1つのトランスポートブロック、(5)を使用した1つのトランスポートブロック、(6)を使用した1つのトランスポートブロックなどの伝送に関するスループット全体を決定することができる。それぞれの仮説に関するスループット演算の一環として、UEは、その仮説に関するプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルに基づいて、それぞれのトランスポートブロックのSINRを決定することができる。
【0038】
UEは、連続干渉除去(successive interference cancellation)(SIC)をサポートすることが可能であり、SICを使用して複数のトランスポートブロックを回復することができる。SICの場合、UEは第1の(すなわち、マスタ)トランスポートブロックを回復し、回復されたトランスポートブロックに起因する干渉を推定し、受信されたサンプルから推定された干渉を減じ、同じように第2のトランスポートブロックを回復するために受信されたサンプルを処理することが可能である。第1のトランスポートブロックは第2のトランスポートブロックからの干渉を観察し、これにより、より低いSINRを達成することができる。干渉除去が効果的であった場合、第2のトランスポートブロックは第1のトランスポートブロックからほとんど干渉を観察することができず、より高いSINRを達成することができる。
【0039】
UEがSICをサポートする場合、UEは(i)初めに回復されたの第1の列を用いて送られたトランスポートブロックおよび(ii)初めに回復されたの第2の列を用いて送られたトランスポートブロックを用いて、を使用して2つのトランスポートブロックの伝送に関するスループット全体を決定することができる。UEはまた、(i)初めに回復されたの第1の列を用いて送られたトランスポートブロックおよび(ii)初めに回復されたの第2の列を用いて送られたトランスポートブロックを用いて、を使用して2つのトランスポートブロックの伝送に関するスループット全体を決定することも可能である。
【0040】
UEは、評価されたすべての仮説の中で最善のパフォーマンスを提供し得るプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを選択することができる。UEは、次いで、選択されたプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを伝えることが可能なPCIを決定することができる。UEは、並行して送るためのトランスポートブロックの数を表示し得る、最善の仮説に関するランクを決定することができる。UEはまた、そのトランスポートブロックに関する処理パラメータを伝えることが可能な、それぞれのトランスポートブロックに関するCQI値を決定することもできる。UEは、ノードBに対するフィードバック情報として、PCI、ランクおよびCQIを送ることが可能である。
【0041】
1つの設計において、PCIは選択されたプレコーディング行列を伝え、表3に示されるように定義された1個のPCIビットを用いて送られることが可能である。
【表3】

【0042】
別の設計において、PCIは、選択されたプレコーディング行列と、1つのトランスポートブロックを送る場合、選択されたプレコーディング行列のどの列を使用するかとを伝える。この設計において、PCIおよびランクは表4に示されるように定義された3個のPCIビットを用いて送ることが可能である。
【表4】

【0043】
さらに別の設計において、PCIは、選択されたプレコーディング行列と、1つのトランスポートブロックを送る場合、選択されたプレコーディング行列のどの列を使用するかと、UEがSICをサポートする場合、(マスタトランスポートブロックと呼ばれる)どのトランスポートブロックが初めに復号されることになるかとを伝える。この設計において、PCIおよびランクは表5に示されるように定義された3個のPCIビットを用いて送ることが可能である。PCI値011および111は、SIC可能なUEによって使用することができる。
【表5】

【0044】
通常、PCIは、データ伝送に関して使用するための特定のプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを伝えることが可能な任意の情報を備えることが可能である。上で説明された設計において、1つだけのトランスポートブロックが送られる場合、PCIは選択されたプレコーディング行列と、この行列の選択された列とを伝えることができる。別の設計において、PCIは、1つまたは複数のトランスポートブロックに関して使用するための1つまたは複数の特定のプレコーディングベクトルを伝えることが可能であり、もしあれば、追加のトランスポートブロックに関して使用するための追加のプレコーディングベクトルは、信号で知らされた(1つまたは複数の)プレコーディングベクトルに基づいて決定することが可能である。例えば、方程式(2)および(3)に示された設計において、PCIは1つのトランスポートブロックに関して使用するための特定のプレコーディングベクトルを伝えることができる。UEによって2つのトランスポートブロックが選択された場合または好まれる場合、両方のベクトルは同じプレコーディング行列からであるため、第2のトランスポートブロックに関して使用するためのプレコーディングベクトルは信号で知らされたプレコーディングベクトルの補完であり得る。例えば、2ビットのPCI値は1つのトランスポートブロック向けのプレコーディングベクトルを伝えることができる。2つのトランスポートブロックが選択された場合または好まれる場合、は両方ともからであるため、補完的なプレコーディングベクトルを第2のトランスポートブロックのために使用することが可能である。通常、PCIに関して使用するためのビットの数はプレコーディング行列の構造を利用することによって削減することが可能であり、その結果、いくつかのプレコーディング情報は明示的に送られることが可能であり、一方、その他のプレコーディング情報は信号で知らされたプレコーディング情報から暗黙的に送ること、または推論することが可能である。
【0045】
PCIはUE能力に関する情報など、その他の情報を含んでもよい。UEは、特定のUE MIMO受信機アーキテクチャなど、その能力を呼のセットアップの間にUTRANに伝えることができる。例えば、UE能力内のフラッグは、UEがSICをサポートすることを表示するために設定することができる。ノードBスケジューラは、伝送のためにUEをスケジュールし、かつスケジュールされたUEにリソースを割り当てるためにUE能力に関する情報を使用することができる。例として、ノードBスケジューラは、両方のトランスポートブックに関して所与のUEに同じコードリソースを割り当てることができ、UEがSICをサポートする場合、UEは第2のトランスポートブロックに関して干渉除去を効果的に実行することができる。ノードBスケジューラが2つのトランスポートブロックのうちのどれが初めに回復されて、第2のトランスポートブロックを回復する前に、受信された信号から潜在的に除去されることになるかを知っている場合、スケジューラは、初めに回復されることになるトランスポートブロックに関してPCIおよびCQIだけを使用することによって空間分割多元接続(SDMA)様式で2つのUEを混合することを選択することができる。SIC可能なUEの場合に初めに復号されることになるトランスポートブロックは、好ましい一次プレコーディングベクトルおよび関連するCQIが信号で知らされるトランスポートブロックである。ノードBスケジューラが1つのUEのトランスポートブロックを別のUEに関するトランスポートブロックと並行してスケジュールすることを望む場合、ノードBスケジューラはSDMAに関する異なるUEからの好ましい一次トランスポートブロックに関するPCI/CQI報告内の情報だけを使用することができる。
【0046】
UEは、1つまたは複数のトランスポートブロックに関するCQIを送ることができ、ノードBは、UEによって送られたCQIに基づいて、それぞれのトランスポートブロックを処理することができる。CQIは様々な様式で提供され得る。
【0047】
1つの設計において、CQI値はそれぞれのトランスポートブロックに関して提供することが可能であり、ノードBでトランスポートブロックを処理するために使用できる。この設計において、UEによって1つのトランスポートブロックが好まれる場合、1個のCQI値を提供することができ、2つのトランスポートブロックが好まれる場合、2個のCQI値を提供することができる。1個または2個のCQI値は同じTTIにおいて関連するPCIを用いて送ることが可能である。あるいは、2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値は2つのTTI全体にわたって時分割多重(TDM)様式で(それぞれのTTIにおいて1個のCQI値を)送ることが可能である。これらのCQI値と共にTDMed CQI値のセットに関連するPCIは、時分割多重を伴わない場合よりも低いレートで1つのPCI/CQI報告を形成する。それぞれのCQI値は、所望される粒度を達成するために十分なビット数の解像度を有し得る。同じ粒度をそれぞれのCQI値に関して使用することが可能である。あるいは、異なる粒度を異なる数のトランスポートブロックに関するCQI値に関して使用することが可能である。例えば、5ビットのCQI値を1つのトランスポートブロックに関して提供することができ、2個の4ビットのCQI値を2つのトランスポートブロックに関して提供することができる。コンピュータシミュレーションは、2つのトランスポートブロックに関して5ビットのCQI値の代わりに4ビットのCQI値を使用した場合、セクタスループットにおいて0から2パーセントの無視できる損失を示す。
【0048】
CQIはPCIおよび/またはランクと組み合わせることが可能である。UEによって1つのトランスポートブロックが好まれるか、または2つのトランスポートブロックが好まれるかに応じて、異なる量のCQI情報を送ることができる。CQIをPCIおよび/またはランクと組み合わせることによって、より少ない総数のビットがフィードバック情報に関して必要とされ得る。さらに、PCI、ランクおよびCQIのこの組合せは、ノードBスケジューラがリソースをUEに効果的に割り当てるために使用する関連するPCI、ランクおよびCQIに関するすべての情報は同時に利用可能であるという利点を有し得る。フィードバックのこれらの構成要素が異なる時間および/または異なる更新レートで受信された場合、ノードBスケジューラは、優れたスケジューリングのために必要とされることになる情報に欠ける可能性がある。例えば、ノードBスケジューラはPCIおよびランクの更新を取得するが、この特定のPCIおよびランクの組合せに関してサポートされるトランスポートブロックのサイズを知らない場合、役に立たない可能性がある。
【0049】
1つの設計において、PCI、ランクおよびCQIは組み合わされて、複合PCIおよびCQIビットと呼ばれる場合もある、単一のPCI/CQI報告を形成する。表6は、表5に提示されたPCIに関する10ビットのPCI/CQI報告の設計を示す。この設計において、最上位ビット(MSB)は、どのプレコーディング行列が選択されるかを表示するプレコーディング行列(PM)セレクタビット(selector bit)である。PMビットは、が選択された場合、「0」に等しく、が選択された場合、「1」に等しい。PMビットは表5においてPCIビットに等しい。次のMSBは、(i)単一のトランスポートブロックが好まれる場合、選択されたプレコーディング行列のどの列を使用するか、または(ii)2つのトランスポートブロックが好まれる場合、どのトランスポートブロックがマスタトランスポートブロックであるかを表示する列指数(CI)ビットである。CIビットは表5においてPCIビットに等しい。残りの8個のビットは1つまたは2つのトランスポートブロックに関するCQIを伝える。それぞれのPMおよびCIの組合せに関して256個の可能な値が存在し、初めの32個の値は1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値を伝えるために使用されており、残りの224個の値は2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値を伝えるために使用されている。第3から第5のMSBの論理ORは、1つのトランスポートブロックの場合、「0」に等しく、2つのトランスポートブロックの場合、「1」に等しく、したがって、表5においてPCIビットに等しい。
【表6】

【0050】
表6に示された設計において、PCI/CQI報告の2つのMSBはPCIを伝え、PCI/CQI報告の8個の最下位ビット(LSB)はランクおよびCQIを伝える。PCI/CQI報告のLSB部分に関する8ビットの複合値は0から255の範囲全体を有する。0から31の下限範囲は1つのトランスポートブロック(すなわち、ランク=1)に関して使用され、32から255の上限範囲は2つのトランスポートブロック(すなわち、ランク=2)に関して使用される。UEによって1つのトランスポートブロックが好まれる場合、1個の5ビットのCQI値を送ることが可能であり、2つのトランスポートブロックが好まれる場合、2個の4ビットのCQI値を送ることが可能である。上限範囲は2個の4ビットのCQI値に関して224個の可能な値だけを有するため、256個の可能なCQI組合せのうちの32個はサポートされない。発生する可能性が最も低い32個のCQI組合せは除去され得る。
【0051】
図4は、2個の4ビットのCQI値に関する32個のCQI組合せを除去する設計を示す。横軸は、トランスポートブロック#1に関する16個の可能なCQIレベルを示し、縦軸はトランスポートブロック#2に関する16個の可能なCQIレベルを示す。UEによって2つのトランスポートブロックが好まれる場合、2つのトランスポートブロックのチャネル品質は、通常、無相関であるとは限らない。したがって、2つのトランスポートブロックに関して非常に非対称なCQI組合せ(例えば、1つのトランスポートブロックに関する非常に低いCQIレベルおよびその他のトランスポートブロックに関する非常に高いCQIレベル)を有する可能性は低い可能性がある。図4は、除去され得る陰影を用いた32個の非対称CQI組合せを示す。
【0052】
2つのトランスポートブロックに関して測定されたCQI値が除去されたCQI組合せのうちの1つにマップする場合、2個のCQI値のうちのより大きい値は、結果として生じるCQI値が許可されたCQI組合せにマップするまで削減され得る。図4に示された例において、測定されたCQI値が左上角の除去されたCQI組合せのうちの1つにマップする場合、トランスポートブロック#2のCQI値は、許可されたCQI組合せが取得されるまで削減され得る。測定されたCQI値が右下角の除去されたCQI組合せのうちの1つにマップする場合、トランスポートブロック#1のCQI値は、許可されたCQI組合せが取得されるまで削減され得る。
【0053】
表7は、表4で提示されたPCIに関する10ビットのPCI/CQI報告の別の設計を示す。この設計において、1つのトランスポートブロックが好まれる場合、1個の5ビットのCQI値が送られる。2つのトランスポートブロックが好まれる場合、5ビットのCQI値はより優れたトランスポートブロックのために使用されているため、1個の5ビットのCQI値および1個の4ビットのCQI値が送られる。2つのトランスポートブロックに関して448個の可能な値が存在するため、512個の可能なCQI組合せのうちの64個はサポートされない。発生する可能性が最も低い64個のCQI組合せは除去され得る。
【表7】

【0054】
表8は、2ビットのPCIならびに8ビットのCQIおよびランクに関する10ビットのPCI/CQI報告のさらに別の設計を示す。この設計において、2ビットのPCI値は、例えば、表6ならびに方程式(3)および(4)に示される4つの可能なプレコーディングベクトルのうちの1つを表示することができる。8ビットの複合値は、例えば、表6に示されるように、CQIおよびランクを表示することができる。
【表8】

【0055】
表8に示される設計において、8ビットの複合値は、(i)1つのトランスポートブロック(すなわち、ランク=1)に関する0から30の下限範囲および(ii)2つのトランスポートブロック(すなわち、ランク=2)に関する31から255の上限範囲に区分化され得る0から255の範囲全体を有する。上限範囲は、2個のCQI値のそれぞれに関して15個のレベルをサポートするために使用され得る225個の値を含む。1つのトランスポートブロックが好まれる場合、0から30の範囲内の1個のCQI値を決定して、8ビットの複合値として提供することが可能である。2つのトランスポートブロックが好まれる場合、0から14の範囲内の1個のCQI値をそれぞれのトランスポートブロックに関して決定することが可能であり、2個のCQI値を8ビットの複合値として提供することが可能である。8ビットの複合値は以下のように提示され得る。
【数7】

【0056】
式中、CQIは1つのトランスポートブロックに関する{0...30}内のCQI値であり、
CQIおよびCQIは2つのトランスポートブロックに関する{0...14}内のCQI値であり、
CQIは1つまたは2つのトランスポートブロックに関する8ビットの複合値である。
【0057】
通常、PCI、ランクおよびCQIは様々な様式で組み合わせることが可能である。表6から8は、PCI、ランクおよびCQIが組み合わされて10ビットのPCI/CQI報告を形成する3つの例を提示する。PCI/CQI報告に関して使用するためのビットの数は、サポートされるプレコーディング行列の数、トランスポートブロックの最大数、それぞれのトランスポートブロックに関するCQI値に関するレベルの数、UE能力(例えば、SIC)など、様々な因数に依存し得る。PCI、ランクおよびCQIは、表6から8に示された3つの例示的なマッピングを用いて、任意のマッピングに基づいて、PCI/CQI報告にマップすることが可能である。
【0058】
PCI、ランクおよびCQIは、様々な様式でUEによって送られることが可能である。PCI、ランクおよびCQIを送るためのいくつかの方式が下で説明される。
【0059】
図5は、HS−DPCCH上でPCI、ランクおよびCQIを送る設計を示す。それぞれのTTIにおいて、ACK/NACK情報はTTIの第1のスロット内で送ることが可能であり、PCI、ランクおよびCQIはTTIの第2および第3のスロット内で送ることが可能である。それぞれのTTIにおいて、1つのトランスポートブロックに関する1個のACK/NACKビットまたは2つのトランスポートブロックに関する2個のACK/NACKビットは、10個のコードビットを取得するために符号化されたチャネルであり得る。ACK/NACKに関する10個のコードビットは拡散して、TTIの第1のスロットにマップすることが可能である。
【0060】
図5に示される設計において、PCI/CQI報告は10個の複合PCIおよびCQIビットを備えることが可能であり、例えば、表6、7または8に示されるように生成され得る。別の設計において、PCI、ランクおよびCQIは、例えば、PCIおよびランクに関して使用される3個のビット、ならびにCQIに関して使用される7個のビットを用いて、個別に送ることが可能である。いずれの場合も、PCI/CQI報告に関する10個のビットは、20個のコードビットの符号語を取得するために(20、10)ブロックコードを用いて符号化されたチャネルであり得る。(20、10)ブロックコードは、二次リードマラー符号(Reed-Muller code)のサブコードであり得、HS−DPCCH上で送られたCQIに関して3GPPリリース6において使用される(20、5)コードと類似の様式で定義され得る。PCI/CQI報告に関する20個のコードビットは拡散して、TTIの第2および第3のスロットにマップすることが可能である。
【0061】
通常、合計X個のビットをPCI、ランクおよびCQIに関してHS−DPCCH上で送ることが可能であり、Xは任意の整数であってよい。X個のビットは、例えば、表6、7または8に示されるように、組み合わされたPCI/CQI報告向けであり得る。あるいは、X個のビットはPCIに関するM個のビットならびにCQIおよびランクに関するN個のビットを含み得る。(20、X)ブロックコードは、20個のコードビットを取得するためにPCI、ランクおよびCQIに関するX個の総ビットを符号化するために使用することが可能である。例えば、12個の総ビットを(20、12)ブロックコードで送ることが可能であり、表6のPCI/CQIマッピングに基づいて、1つのトランスポートブロックに関する32個のCQIレベルおよび2つのトランスポートブロックに関する992個のCQI組合せをサポートすることができる。別の例として、11個の総ビットを(20、11)ブロックコードで送ることが可能であり、(i)表7のPCI/CQIマッピングに基づいて、それぞれのトランスポートブロックに関する32個のCQIレベル、または(ii)PCIおよびランクに関する3個のビットならびに個別のPCI/ランクおよびCQIを用いたそれぞれのトランスポートブロックに関する4ビットのCQI値をサポートすることができる。HS−DPCCHの送信電力は、PCI、ランクおよびCQIに関して送られたX個のビットに関して所望される復号パフォーマンスを達成するために設定することが可能である。
【0062】
3GPPリリース6に定義されるように、BPSKがHS−DPCCHに関して使用される場合、20個のコードビットを2つのスロット内で送ることが可能である。QPSKがHS−DPCCHに関して使用される場合、40個のコードビットを2つのスロット内で送ることが可能である。(40、X)ブロックコードは、次いで、PCI、ランクおよびCQIに関するX個のビットを、QPSKを使用して2つのスロット内で送ることが可能な40個のコードビットに符号化するために使用できる。HS−DPCCHに関するQPSKの使用は、いくつかのシナリオにおいてパフォーマンスを改善することができる。
【0063】
通常、トレードオフはHS−DPCCHの送信電力とCQIの粒度の間で行うことができる。1つのトランスポートブロックおよび2つのトランスポートブロックの両方に対して同じCQI粒度を達成するために、より多くの送信電力をHS−DPCCHに関して使用することが可能である。アップリンク上の送信電力が重要である場合、UEはより遅いレートでCQI報告を送るように構成されることが可能であり、これは結果として、より遅いリンク適応速度をもたらす可能性がある。
【0064】
別の設計において、PCIおよびランクはアップリンクDPCCH上で送られ、CQIはHS−DPCCH上で送られる。図3を再び参照すると、アップリンクDPCCHはパイロットフィールド、トランスポートフォーマット組合せインジケータ(transport format combination indicator)(TFCI)フィールド、フィードバック情報(FBI)フィールド、および送信電力制御(TPC)フィールドを運ぶ。FBIフィールドは長さが0個または1個のビットであってよい。FBIは、当初、CLTDに関するビーム形成重みの選択に関する情報を運ぶように定義される。FBIはPCIおよびランクを送るために使用できる。
【0065】
図6は、アップリンクDPCCH上でPCIおよび、場合によっては、ランクを送る1つの設計を示す。PCIおよびランクは、関連するCQIがHS−DPCCH上で送られるのとおよそ同時にアップリンクDPCCH上で送られるべきである。HS−DPCCHはスロット境界でアップリンクDPCCHと位置合わせされなくてよい。それでもなお、所与のTTIはHS−DPCCH上で1つのCQI伝送をカバーし、アップリンクDPCCH上で3つのスロット内の3個のFBIビットをカバーすることになる。
【0066】
1つの設計において、1つのTTI内の3個のFBIビットは、表3に示されるように、プレコーディング行列またはの選択を伝えるために使用される。この設計において、3個のFBIビットはまたはを表示するための1個の情報ビットを運ぶことが可能であり、(3、1)ブロックコードは信頼性を改善するための情報ビットに関して使用できる。例えば、情報ビットは3回繰り返されて、3個のFBIビットとして送ることが可能である。1つのトランスポートブロックが好まれるかまたは2つのトランスポートブロックが好まれるか(すなわち、ランク)、選択されたプレコーディング行列のどの列を1つのトランスポートブロックに関して使用するか、およびCQI値が選択されたプレコーディング行列の異なる列にどのようにマップされるかに関する情報は、HS−DPCCH上で送られたCQIを用いて提供することが可能である。
【0067】
別の設計において、1つのTTIにおける3個のFBIビットは、表4または5に示されるように定義され得る3個のPCIビットを伝えるために使用できる。FBIビットは、PCIビットに関して所望される信頼性を達成するために、十分な電力レベルで送ることが可能である。
【0068】
PCI、ランクおよびCQIを報告するための様々な設計が上で説明されている。既存の3GPPリリース6に対する影響を低減するために、PCI、ランクおよびCQIは組み合わされて、(20、x)ブロックコードを使用して符号化されて、BPSKを使用してHS−DPCCH上で2つのスロット内で送られることが可能な1個のXビットのPCI/CQI報告を形成できる。Xは、図6、7および8に示された設計の場合、10に等しくてよく、その他の設計の場合、その他の値に等しくてよい。
【0069】
PCI、ランクおよびCQIを組み合わせて1つのPCI/CQI報告を形成し、これを送ることは、ある種の利益を提供し得る。第一に、PCI、ランクおよびCQIは一緒に利用可能であることになり、データ伝送に関する決定をスケジュールするために使用できる。第二に、PCI、ランクおよびCQIを組み合わせることは、可変数のトランスポートブロックに関する可変数のCQI値が同じXビットの報告サイズを用いてそれぞれのTTIにおいて送られることを可能にし得る。同じCQI報告遅れは、UEによって1つのトランスポートブロックが好まれるか、または2つのトランスポートブロックが好まれるかにかかわらず達成することも可能である。CQIに関する報告遅れを可能な限り小さく維持することは、チャネル条件における変化のより優れた追跡を可能にし得る。
【0070】
図7は、フィードバック情報を送るためのプロセス700の設計を示す。送信機(例えば、ノードB)から受信機(例えば、UE)へのデータ伝送のためのPCIを決定できる(ブロック712)。データ伝送のためのCQIも決定できる(ブロック714)。データ伝送に関して並行して送るトランスポートブロックの数を表示するランクも決定できる(ブロック716)。PCI、ランクおよびCQIは、異なる仮説を評価して、最善のパフォーマンスを有する仮説のPCI、ランクおよびCQIを使用することによって決定することが可能である。報告はPCI、ランクおよびCQIに基づいて形成することが可能であり(ブロック718)、送信機に送られることが可能である(ブロック720)。
【0071】
PCIは、データ伝送に関して使用するためのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを備え得る。PCIはまた、データ伝送に関して送るための(すなわち、好まれる)少なくとも1つのトランスポートブロック向けの少なくとも1つのプレコーディングベクトルを備えることも可能であり、(1つまたは複数の)追加のトランスポートブロック向けの追加の(1つまたは複数の)プレコーディングベクトルは、送られた場合、PCIによって伝えられた少なくとも1つのプレコーディングベクトルに基づいて決定され得る。例えば、PCIは一次トランスポートブロック向けの一次プレコーディングベクトルを備え得る。二次トランスポートブロック向けの二次プレコーディングベクトルは、送られた場合、一次プレコーディングベクトルに基づいて決定され得る。
【0072】
CQIは、データ伝送に関して送るための少なくとも1つのトランスポートブロックに関する少なくとも1個のCQI値を備え得る。ランクおよびCQIは、値の複数の範囲を備えるマッピングに基づいて組み合わせることが可能であり、値のそれぞれの範囲は、異なる数のトランスポートブロックに対応する。受信機によって1つのトランスポートブロックが好まれる場合、CQIは1個のCQI値を備えることが可能であり、値の第1の範囲(例えば、0から30)内であり得る。2つのトランスポートブロックが好まれる場合、CQIは2個のCQI値を備えることが可能であり、値の第2の範囲(例えば、31から255)内であり得る。
【0073】
PCI、ランクおよびCQIは、PCIに関する複数の値に対応する値の複数の範囲を備えるマッピングに基づいて組み合わせることも可能である。値のそれぞれの範囲は、例えば、表6に示されるように、異なる数のトランスポートブロックに対応する値の複数の部分範囲を備え得る。複数の範囲は、(i)1つのトランスポートブロックに関する少なくとも2個のPCI値に対応する第1のサイズ(例えば、32個のCQIレベル)の少なくとも2つの範囲、および(ii)例えば、表7に示されるように、複数のトランスポートブロックに関する少なくとも1個のPCI値に対応する第2のサイズ(例えば、448個のCQI組合せ)の少なくとも1つの範囲を備え得る。PCI、ランクおよびCQIは、その他の様式で組み合わされてよく、または個別に送ることも可能である。
【0074】
ブロック720に関して、報告は、HS−DPCCH上で送られることが可能な、符号化された報告を取得するために前方向誤り訂正(FEC)コードを用いて符号化することができる。例えば、報告は、図5に示されるように、HS−DPCCH上で送られることが可能な符号語を取得するためのブロックコードを用いて符号化することができる。PCIは、アップリンクDPCCH上で送ることも可能であり、CQIおよびランクは、例えば、図6に示されるように、HS−DPCCH上で送ることが可能である。
【0075】
図8は、データ伝送を送るためのプロセス800の設計を示す。PCI、ランクおよびCQIを備える報告は、送信機(例えば、ノードB)によって受信できる(ブロック812)。データ伝送に関して好まれるトランスポートブロックの数は、CQIが包含される値の複数の範囲のうちの1つに基づいて決定できる(ブロック814)。複数の範囲は第1および第2の範囲を備え得る。CQIが第1の範囲に包含される場合、1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値を取得できる。CQIが第2の範囲に包含される場合、2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値を取得できる。少なくとも1つのトランスポートブロックはCQIに基づいて処理できる(ブロック816)。例えば、それぞれのトランスポートブロックはそのトランスポートブロックに関するCQI値によって決定されたコーディングおよび変調方式に基づいて処理できる。少なくとも1つのトランスポートブロックはPCIに基づいてプレコードすることができる(ブロック818)。PCIはプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを備え得る。少なくとも1つのトランスポートブロックは、次いで、PCIからのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルに基づいてプレコードすることができる。PCIは、一次プレコーディングベクトルを備えることも可能であり、一次トランスポートブロックは一次プレコーディングベクトルに基づいてプレコードすることができる。2つ以上のトランスポートブロックが送られた場合、二次トランスポートブロックは、一次プレコーディングベクトルに関連する二次プレコーディングベクトルに基づいてプレコードすることができる。
【0076】
当業者は、情報および信号は様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表すことが可能である点を理解されよう。例えば、上の説明の全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしく磁粉、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表すことが可能である。
【0077】
当業者は、本明細書の開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータハードウェア、またはそれらの組合せとして実施できる点をさらに理解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの交換可能性を分かりやすく説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは上で、概して、それらの機能性の点で説明されている。かかる機能性がハードウェアとして実施されるかまたはソフトウェアとして実施されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられた設計制約に依存する。当業者は説明された機能性をそれぞれの特定のアプリケーションに関して様々な方式で実施することが可能であるが、かかる実施決定は本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものと解釈されるべきではない。
【0078】
本明細書における開示に関して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC),フィールドプログラム可能なゲートアレー(FPGA)もしくはその他のプログラム可能な論理装置、離散ゲートもしくはトランジスタ論理、離散的なハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施あるいは実行することが可能である。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替では、プロセッサは通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューテング装置の組合せ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと共に1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意のその他のかかる構成)として実施することも可能である。
【0079】
本明細書における開示に関して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアの形で直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールの形で、またはそれら2つの組合せの形で具体化することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、着脱可能ディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意のその他の形式の記憶媒体の中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取り、その記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替では、記憶媒体はプロセッサと一体であってもよい。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在し得る。ASICはユーザ端末内に存在し得る。代替では、プロセッサおよび記憶媒体はユーザ端末内の離散的な構成要素として存在し得る。
【0080】
本開示のこれまでの説明は、当業者が本開示を作製することまたは本開示を使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正は当業者に容易に明らかになるであろう。また、本明細書において定義される一般的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱せずにその他の改変形態に適用され得る。したがって、本開示は本明細書で説明される例および設計に限定されることが意図されず、本明細書で説明される原理および新規性のある特徴と一致する最大範囲が与えられるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信機から受信機へのデータ伝送のためのプレコーディング制御表示(PCI)を決定し、前記データ伝送のためのチャネル品質表示(CQI)を決定し、前記PCIおよび前記CQIに基づいて報告を形成し、前記報告を前記送信機に送るための少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記データ伝送に関して使用するためのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを選択し、前記PCIが前記選択されたプレコーディング行列または前記選択されたプレコーディングベクトルを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記PCIが前記データ伝送に関して送るための少なくとも1つのトランスポートブロック向けの少なくとも1つのプレコーディングベクトルを備え、少なくとも1つの追加のトランスポートブロック向けの少なくとも1つの追加のプレコーディングベクトルが、送られた場合、前記PCIからの前記少なくとも1つのプレコーディングベクトルに基づいて決定される、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記PCIが前記データ伝送に関して送るための一次トランスポートブロック向けの一次プレコーディングベクトルを備え、二次トランスポートブロック向けの二次プレコーディングベクトルが、送られた場合、前記一次プレコーディングベクトルに基づいて決定される、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記データ伝送に関して送るための少なくとも1つのトランスポートブロックに関する少なくとも1個のCQI値を決定し、前記CQIが前記少なくとも1個のCQI値を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記データ伝送に関して1つのトランスポートブロックが好まれる場合、前記CQIが1個のCQI値を備え、かつ値の第1の範囲内にあり、2つのトランスポートブロックが好まれる場合、前記CQIが2個のCQI値を備え、かつ値の第2の範囲内にある、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記1つのトランスポートブロックに関する前記CQI値が前記2つのトランスポートブロックに関する前記2個のCQI値よりも多くのレベルを有する、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記1つのトランスポートブロックに関する前記CQI値がおよそ5個のビットの解像度を有し、前記2つのトランスポートブロックに関する前記2個のCQI値のそれぞれがおよそ4個のビットの解像度を有する、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記第2の範囲が前記2つのトランスポートブロックに関する2個のLビットのCQI値に関する22L値より少ない値を備え、Lは1より大きく、前記第2の範囲内にない2個のLビットのCQI値のそれぞれの組合せに関して、前記少なくとも1つのプロセッサが、結果として生じるLビットのCQI値の組合せが前記第2の範囲内にあるように、1個のLビットのCQI値を削減する、請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記データ伝送に関して送るためのトランスポートブロックの数を示すランクを決定し、前記ランクに基づいて、前記報告をさらに形成する、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサが、値の複数の範囲を備えるマッピングに基づいて、前記ランクおよび前記CQIを組み合わせ、値のそれぞれの範囲が異なる数のトランスポートブロックに対応する、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサが、値の第1および第2の範囲を備えるマッピンングに基づいて、前記ランクおよび前記CQIを組み合わせ、値の前記第1の範囲が1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値をカバーし、値の前記第2の範囲が2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値をカバーする、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記PCIに関する複数の値に対応する値の複数の範囲を備えるマッピングに基づいて、前記PCI、前記ランク、および前記CQIを組み合わせる、請求項10に記載の装置。
【請求項14】
値のそれぞれの範囲が異なる数のトランスポートブロックに対応する値の複数の部分範囲を備える、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記複数の範囲が1つのトランスポートブロックに関する少なくとも2個のPCI値に対応する第1のサイズの少なくとも2つの範囲を備え、複数のトランスポートブロックに関する少なくとも1個のPCI値に対応する第2のサイズの少なくとも1つの範囲をさらに備える、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記報告が前記PCIに関するM個のビットおよび前記CQIに関するN個のビットを備え、MおよびNが1以上の整数である、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサが、符号化された報告を取得するために前方向誤り訂正(FEC)コードを用いて前記報告を符号化して、HS−DSCH向けの専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)上で前記符号化された報告を送る、請求項1に記載の装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサが、符号語を取得するためにブロックコードを用いて前記報告を符号化し、HS−DSCH向けの専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)上で前記符号語を送る、請求項1に記載の装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサが、アップリンク専用物理制御チャネル(DPCCH)上で前記PCIを送り、HS−DSCH向けの専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)上で前記CQIを送る、請求項1に記載の装置。
【請求項20】
前記送信がノードBであり、前記受信機がユーザ装置(UE)である、請求項1に記載の装置。
【請求項21】
送信機から受信機へのデータ伝送のためのプレコーディング制御表示(PCI)を決定することと、
前記データ伝送のためのチャネル品質表示(CQI)を決定することと、
前記PCIおよび前記CQIに基づいて報告を形成することと、
前記報告を前記送信機に送ることと
を備える方法。
【請求項22】
前記PCIを前記決定することが、前記データ伝送に関して使用するためのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを選択することと、
前記選択されたプレコーディング行列または前記選択されたプレコーディングベクトルを備えるために前記PCIを形成することと
を備える、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記PCIを前記決定することが、
前記データ伝送に関して送るための一次トランスポートブロック向けの一次プレコーディングベクトルを決定することと、
前記一次プレコーディングベクトルを備えるために前記PCIを形成することとであって、二次トランスポートブロック向けの二次プレコーディングベクトルが、送られた場合、前記一次プレコーディングベクトルに基づいて決定されることとを備える、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記CQIを前記決定することが、
前記データ伝送に関して送るための少なくとも1つのトランスポートブロックに関する少なくとも1個のCQI値を決定することと、
前記少なくとも1個のCQI値を備えるために前記CQIを形成することとを備える、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記CQIを前記決定することが、
前記データ伝送に関して1つのトランスポートブロックが好まれる場合、1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値を決定することと、
前記データ伝送に関して2つのトランスポートブロックが好まれる場合、2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値を決定することと、
前記1つのトランスポートブロックに関する前記1個のCQI値または前記2つのトランスポートブロックに関する前記2個のCQI値とを備えるために前記CQIを形成することとを備え、前記CQIが1個のCQI値に関する値の第1の範囲内および2個のCQI値に関する値の第2の範囲内にある、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記データ伝送に関して送るためのトランスポートブロックの数を示すランクを決定することと、
値の複数の範囲を備えるマッピングに基づいて、前記ランクおよび前記CQIを組み合わせることとをさらに備え、値のそれぞれの範囲が異なる数のトランスポートブロックに対応し、前記報告が前記組み合わされたランクおよびCQIに基づいて形成される
請求項21に記載の方法。
【請求項27】
符号化された報告を取得するために前方向誤り訂正(FEC)コードを用いて前記報告を符号化することと、
前記符号化された報告をHS−DSCH向けの専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)上で送ることと
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
符号語を取得するためにブロックコードを用いて前記報告を符号化することと、
前記符号語をHS−DSCH向けの専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)上で送ることと
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項29】
送信機から受信機へのデータ伝送のためのプレコーディング制御表示(PCI)を決定するための手段と、
前記データ伝送のためのチャネル品質表示(CQI)を決定するための手段と、
前記PCIおよび前記CQIに基づいて、報告を形成するための手段と、
前記報告を前記送信機に送るための手段と
を備える装置。
【請求項30】
前記PCIを決定するための前記手段が、
前記データ伝送に関して使用するためのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを選択するための手段と、
前記選択されたプレコーディング行列または前記選択されたプレコーディングベクトルを備えるために前記PCIを形成するための手段とを備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記CQIを決定するための前記手段が、
前記データ伝送に関して送るための少なくとも1つのトランスポートブロックに関する少なくとも1個のCQI値を決定するための手段と、
前記少なくとも1個のCQI値を備えるために前記CQIを形成するための手段とを備える、請求項29に記載の装置。
【請求項32】
前記CQIを決定するための前記手段が、
前記データ伝送に関して1つのトランスポートブロックが好まれる場合、1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値を決定するための手段と、
前記データ伝送に関して2つのトランスポートブロックが好まれる場合、2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値を決定するための手段と、
前記1つのトランスポートブロックに関する前記1個のCQI値または前記2つのトランスポートブロックに関する前記2個のCQI値を備えるために前記CQIを形成するための手段とを備え、前記CQIが1個のCQI値に関する値の第1の範囲内および2個のCQI値に関する値の第2の範囲内にある、請求項29に記載の装置。
【請求項33】
符号化された報告を取得するために前方向誤り訂正(FEC)コードを用いて前記報告を符号化するための手段と、
前記符号化された報告をHS−DSCH向けの専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)上で送るための手段と
をさらに備える、請求項29に記載の装置。
【請求項34】
符号語を取得するためにブロックコードを用いて前記報告を符号化するための手段と、
前記符号語をHS−DSCH向けの専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)上で送るための手段と
をさらに備える、請求項29に記載の装置。
【請求項35】
ユーザ装置(UE)において動作可能な命令を記憶するためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータに送信機から受信機へのデータ伝送のためのプレコーディング制御表示(PCI)を決定させるためのコードと、
コンピュータに前記データ伝送のためのチャネル品質表示(CQI)を決定させるためのコードと、
コンピュータに前記PCIおよび前記CQIに基づいて報告を形成させるためのコードと、
コンピュータに前記報告を前記送信機に送らせるためのコードとを備えたコンピュータ可読媒体
を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項36】
前記データ伝送に関する使用のためのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを選択するため、および
前記選択されたプレコーディング行列または前記選択されたプレコーディングベクトルを備えるために前記PCIを形成するため
に動作可能な命令をさらに記憶するための、請求項35に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項37】
前記データ伝送に関して送るための少なくとも1つのトランスポートブロックに関する少なくとも1個のCQI値を決定するため、および
前記少なくとも1個のCQI値を備えるために前記CQIを形成するため
に動作可能な命令をさらに記憶するための、請求項35に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項38】
前記データ伝送に関して1つのトランスポートブロックが好まれる場合、1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値を決定するため、
前記データ伝送に関して2つのトランスポートブロックが好まれる場合、2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値を決定するため、および
前記1つのトランスポートブロックに関する前記1個のCQI値または前記2つのトランスポートブロックに関する前記2個のCQI値を備えるために前記CQIを形成するため
に動作可能な命令をさらに記憶するための、
前記CQIが1個のCQI値に関する値の第1の範囲内および2個のCQI値に関する値の第2の範囲内にある、請求項35に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項39】
プレコーディング制御表示(PCI)およびチャネル品質表示(CQI)を備える報告を受信して、前記CQIに基づいて、少なくとも1つのトランスポートブロックを処理し、前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードするための少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える装置。
【請求項40】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記CQIが包含される値の複数の範囲のうちの1つを決定し、前記CQI向けの値の前記決定された範囲に基づいて、受信機によって好まれるトランスポートブロックの数を決定する、請求項39に記載の装置。
【請求項41】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記CQIが値の第1の範囲に包含される場合、1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値を取得し、前記CQIが値の第2の範囲に包含される場合、2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値を取得する、請求項39に記載の装置。
【請求項42】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記CQIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックに関する少なくとも1個のCQI値を取得し、前記トランスポートブロックに関するCQI値によって決定されたコーディングおよび変調方式に基づいて、それぞれのトランスポートブロックを処理する、請求項39に記載の装置。
【請求項43】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロック向けのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを決定し、前記プレコーディング行列または前記プレコーディングベクトルに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードする、請求項39に記載の装置。
【請求項44】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記PCIに基づいて一次プレコーディングベクトルを取得し、前記一次プレコーディングベクトルに基づいて一次トランスポートブロックをプレコードし、2つ以上のトランスポートブロックが送られた場合、前記一次プレコーディングベクトルに関連する二次プレコーディングベクトルに基づいて二次トランスポートブロックをプレコードする、請求項39に記載の装置。
【請求項45】
プレコーディング制御表示(PCI)およびチャネル品質表示(CQI)を備える報告を受信することと、
前記CQIに基づいて、少なくとも1つのトランスポートブロックを処理することと、
前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードすることと
を備える方法。
【請求項46】
前記CQIが包含される値の複数の範囲のうちの1つを決定することと、
前記CQIに関する値の前記決定された範囲に基づいて、受信機によって好まれるトランスポートブロックの数を決定することと
をさらに備える、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記CQIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックを前記処理することが、
前記CQIが値の第1の範囲内に包含される場合、1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値を取得することと、
前記CQIが値の第2の範囲内に包含される場合、2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値を取得することと、
前記トランスポートブロックに関するCQI値によって決定されたコーディングおよび変調方式に基づいて、それぞれのトランスポートブロックを処理することとを備える、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックを前記プレコードすることが、
前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロック向けのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを決定することと、
前記プレコーディング行列または前記プレコーディングベクトルに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードすることとを備える、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックを前記プレコードすることが、
前記PCIに基づいて、一次プレコーディングベクトルを決定することと、
前記一次プレコーディングベクトルに基づいて、一次トランスポートブロックをプレコードすることと、
2つ以上のトランスポートブロックが送られた場合、前記一次プレコーディングベクトルに関連する二次プレコーディングベクトルに基づいて、二次トランスポートブロックをプレコードすることとを備える、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
プレコーディング制御表示(PCI)およびチャネル品質表示(CQI)を備える報告を受信するための手段と、
前記CQIに基づいて、少なくとも1つのトランスポートブロックを処理するための手段と、
前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードするための手段と
を備える装置。
【請求項51】
前記CQIが包含される値の複数の範囲のうちの1つを決定するための手段と、
前記CQIに関する値の前記決定された範囲に基づいて、受信機によって好まれるトランスポートブロックの数を決定するための手段と
をさらに備える、請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記CQIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックを処理するための前記手段が、
前記CQIが値の第1の範囲に包含される場合、1つのトランスポートブロックに関する1個のCQI値を取得するための手段と、
前記CQIが値の第2の範囲に包含される場合、2つのトランスポートブロックに関する2個のCQI値を取得するための手段と、
前記トランスポートブロックに関するCQI値によって決定されたコーディングおよび変調方式に基づいて、それぞれのトランスポートブロックを処理するための手段とを備える、請求項50に記載の装置。
【請求項53】
前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードするための前記手段が、
前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロック向けのプレコーディング行列またはプレコーディングベクトルを決定するための手段と、
前記プレコーディング行列または前記プレコーディングベクトルに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードするための手段とを備える、請求項50に記載の装置。
【請求項54】
前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードするための前記手段が、
前記PCIに基づいて、一次プレコーディングベクトルを決定するための手段と、
前記一次プレコーディングベクトルに基づいて、一次トランスポートブロックをプレコードするための手段と、
2つ以上のトランスポートブロックが送られた場合、前記一次プレコーディングベクトルに関連する二次プレコーディングベクトルに基づいて、二次トランスポートブロックをプレコードするための手段とを備える、請求項50に記載の装置。
【請求項55】
コンピュータにプレコーディング制御表示(PCI)およびチャネル品質表示(CQI)を備える報告を受信させるためのコードと、
コンピュータに、前記CQIに基づいて、少なくとも1つのトランスポートブロックを処理させるためのコードと、
コンピュータに、前記PCIに基づいて、前記少なくとも1つのトランスポートブロックをプレコードさせるためのコードと備えたコンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−93874(P2013−93874A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−278009(P2012−278009)
【出願日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【分割の表示】特願2009−525698(P2009−525698)の分割
【原出願日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】