説明

無線通信ネットワークにおける種々の衛星測位システムに関連する感度支援情報を要求/供与するための方法および装置

1つ以上の衛星測位システム(SPS)に関連する感度支援情報信号を要求および/または供与するための無線通信ネットワーク内でのデバイスによる使用のための方法および装置が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ここに開示された主題は、無線通信ネットワークとデバイスとに関し、また特に種々の衛星測位システム(SPS)に関連する感度支援(sensitivity assistance)情報を要求および/または供与するための無線通信ネットワーク内でのデバイスによる使用のための方法と装置とに関する。
【背景技術】
【0002】
本特許出願は、2008年7月18日に出願され、「GNSS感度支援」と題し、また引用によってここに出願の全体が組み込まれている米国仮特許出願第61/082,112号の利益とこれに対する優先権とを主張する。
【0003】
位置決定プロセスは、無線通信ネットワークに関連するデバイスの位置を推定、またはそうでなければ決定するために使用され得る。ある特定の例では位置決定プロセスは、携帯電話または他の同様な移動局といった移動機に関する位置座標を推定するために実施され得る。位置決定プロセスをサポートするために利用可能な種々の技法が存在する。例えば移動局の位置を推定するために、全地球測位システム(GPS)および/または他の同様なシステムといった衛星測位システム(SPS)が使用され得る。無線通信ネットワークに関連してある幾つかの位置決定システムは、情報および/または処理タスクが多数のデバイス間で共用および/または分配されることを必要とする可能性がある.例えばある幾つかの事例では移動局は、位置決定プロセスの一部として1つ以上の他のデバイスによってある方法で支援され得る。その結果としてこのようなデバイスが、ある方法で例えば無線リンク上で1つ以上の位置決定通信セッションを介して、通信する必要性がしばしば存在する。したがってこのような位置決定通信セッションを可能にし、またそのようなものとして位置決定プロセスをサポートするために、1つ以上の位置決めプロトコルが開発され得る。
【発明の概要】
【0004】
1つ以上の衛星測位システム(SPS)に関連する感度支援情報信号を共用(例えば要求および/または供与)するための無線通信ネットワーク内でのデバイス(単数または複数)による使用のための方法および装置が提供される。
【0005】
ある幾つかの態様によれば例えば、無線通信ネットワークにおいてある方法が実現され得る。この方法は、位置探索支援を供与することを動作的に可能にされた位置探索サーバから移動局に通信リンク上で、予測される1つ以上のフォーマット修正(format modified)グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を送信することを含み得る。例えばフォーマット修正GNSS SA情報信号は、選択されたGNSSリソースに関連する1つ以上の対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の一部を表し得る。したがってある幾つかの例示的実施形態ではネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は、プリアンブル情報信号、符号化情報信号(例えば符号化使用蛇行符号化(encoded using meander coding)、前方誤り訂正(FEC)符号化(Forward Error Correction coding)、畳み込み符号化(convolutional coding)、および/または同様なもの)、および/またはフォーマット修正GNSS SA情報信号に含まれ得ない、またはある方法で含まれ得るタイムマーク情報信号を含み得る。ここで使用されているようにGNSS SA情報信号がフォーマット化とは無関係に実際の送信されたGNSSデータよりむしろ予測されたGNSSデータを含むことは理解されるべきである。これに続くセクションで更に詳細に論じられるようにこのような予測されたGNSSデータは、実際のGNSSデータが送信されるときにおそらく性能を改善するために移動局といったデバイスによって使用され得る。例えばこのような予測されたGNSSデータはGNSS拡張信号に変調されたナビゲーションデータを除去する(wipe-off)ためにGNSS受信機で使用され得る。この方法でGNSS受信機は、受信機感度を改善し得るGNSS信号の送信されたデータシンボルの持続時間を超えてコヒーレント積分(coherent integration)を拡張できる。
【0006】
ある幾つかの他の態様によれば、例えば移動局での使用のための方法が提供される。ここで、この方法は位置探索支援を供与することを動作的に可能にされた位置探索サーバから移動局に通信リンク上で1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を受信することを含み得る。ある幾つかの実施形態では本方法はまた、この1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の少なくとも一部、少なくとも1つの基準時間信号、および/またはこの1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部、に少なくともある程度基づいて、この受信された1つ以上のフォーマット化GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立することを含み得る。
【0007】
更に他の態様によれば、例えば移動局での使用のための方法が提供され得る。本方法は、ネイティブフォーマットまたは修正フォーマットの1つ以上のGNSS SA情報信号を選択的に要求する少なくとも1つのフォーマットインジケータを含み得る少なくとも1つのメッセージを表す1つ以上の信号を、通信リンク上で移動局に位置探索支援を供与することを動作的に可能にされた位置探索サーバに送信することを含み得る。このメッセージはまた、選択されたGNSSリソースを識別するインジケータも含み得る。例えばGNSSリソースは、GPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、Compass/BeiDouリソース、および/または同様なもののうちの少なくとも1つを含み得る。ある幾つかの実施形態では、例えばGNSSリソースはGNSS信号、GNSS信号帯域、衛星測位システム(SPS)信号、および/または宇宙船(SV)のうちの少なくとも1つに関連し得る。
【0008】
更に他の態様によれば、例えば無線通信ネットワーク内で移動局に位置探索支援を供与する際の使用のための位置探索サーバ装置は、1つ以上の受信されたGNSS信号に少なくともある程度基づいて1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を確立することを動作的に可能にされた信号プロセッサを含み得る。この位置探索サーバ装置はまた、移動局に少なくとも1つのメッセージを介して1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部を送信することを動作的に可能にされた送信機を含み得る。位置探索サーバ装置はまた、移動局によって送信された少なくとも1つの要請メッセージを受信することを動作的に可能にされた受信機を含み得る。ここで例えば要請メッセージ(単数または複数)は、1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号および/または選択されたGNSSリソースのうちの少なくとも1つを識別する要求要素信号を含み得る。
【0009】
ある幾つかの他の態様によれば、例えば無線通信ネットワーク内で位置探索支援を受信することを動作的に可能にされた移動局における使用のためのある特定の装置が提供される。この特定の装置は、少なくとも1つのメッセージを位置探索サーバから受信することを動作的に可能にされた無線通信ネットワークインタフェースを含むことができ、この少なくとも1つのメッセージ(単数または複数)は1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を含む。この特定の装置はまた、1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいて、GNSS信号を選択的に捕捉することを動作的に可能にされたSPS受信機を含み得る。
【0010】
もう1つの態様によれば、例えば無線通信ネットワーク内で位置探索支援を受信することを動作的に可能にされた移動局における使用のためのある特定の装置が提供され得る。ここでこの特定の装置は、移動局に位置探索支援を供与することを動的に可能にされた位置探索サーバに通信リンク上で少なくとも1つのメッセージを表す1つ以上の信号を送信することを動作的に可能にされた無線通信ネットワークインタフェースを含み得る。メッセージ(単数または複数)は、ネイティブフォーマットまたは修正フォーマットの1つ以上のGNSS SA情報信号を選択的に要求する少なくとも1つのフォーマットインジケータを含み得る。
【0011】
更に他の例示的態様によれば、コンピュータ実行可能命令を記憶しているコンピュータ可読媒体を含む製品が提供され得る。ある特定の装置内の1つ以上の処理ユニットによって実現された場合にコンピュータ実行可能命令は、この特定の装置が、1つ以上の受信されたGNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいて、1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を確立することと、1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の通信リンク上での移動局への送信を開始することと、この1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は少なくとも1つのメッセージを介して送信される、を動作的に可能にし得る。
【0012】
更に他の例示的態様によれば、コンピュータ実行可能命令を記憶しているコンピュータ可読媒体を含む製品が提供される。ある特定の装置内の1つ以上の処理ユニットによって実現された場合にコンピュータ実行可能命令は、この特定の装置が位置探索サーバからの少なくとも1つのメッセージにアクセスすることを動作的に可能にし得る。メッセージ(単数または複数)は、1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を含むことが可能であり、また1つ以上の受信されたGNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて少なくとも1つのGNSS信号を捕捉することを動作的に可能にされた受信機に1つ以上のGNSS SA情報信号の少なくとも一部を供与し得る。
【0013】
ある幾つかの他の態様によれば、例えばコンピュータ実行可能命令を記憶しているコンピュータ可読媒体を含む製品が提供される。ある特定の装置内の1つ以上の処理ユニットによって実現された場合にコンピュータ実行可能命令は、この特定の装置が通信リンク上での少なくとも1つのメッセージを表す1つ以上の信号の位置探索サーバへの送信を開始することを動作的に可能にし得る。メッセージ(単数または複数)は、ネイティブフォーマットまたは修正フォーマットの1つ以上のGNSS SA情報信号を選択的に要求する少なくとも1つのフォーマットインジケータを含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】一実施形態にしたがって、2つのデバイスが互いに通信することと、位置決定プロセスを開始および/またはそうでなければサポートすることと、を可能にされ得る例示的無線通信ネットワーク環境を示す概略ブロック図である。
【図2】一実施形態にしたがって位置決定プロセスを開始および/またはそうでなければサポートすることを可能にされ得るデバイスのある幾つかの例示的特徴を示す概略ブロック図である。
【図3】一実施形態にしたがって位置決定プロセスを開始および/またはそうでなければサポートするために1つ以上のデバイスに実現され得る例示的方法を示す流れ図である。
【図4】一実施形態にしたがってネイティブおよび修正フォーマットの感度支援情報を描く例示的ブロック図である。
【図5】一実施形態にしたがって例示的ネイティブフォーマットの感度支援情報信号の部分を描く例示的ブロック図である。
【図6】ある幾つかの実施形態にしたがって例示的修正フォーマットの感度支援情報信号の部分を描く例示的ブロック図である。
【図7】ある幾つかの実施形態にしたがって例示的修正フォーマットの感度支援情報信号の部分を描く例示的ブロック図である。
【図8】ある幾つかの実施形態にしたがってGNSS感度支援情報信号を使用して位置決定プロセスを開始および/またはそうでなければサポートすることを可能にされた2つのデバイス間の種々の例示的メッセージ交換を示す流れ図である。
【詳細な説明】
【0015】
別に指定されなければ種々の図全体を通して同様の参照数字が同様の部分を指す以下の図を参照しながら、非限定的、非網羅的態様が説明される。
【0016】
位置決定プロセスは、デバイスの位置を、また特定の例では移動局、パーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)、または追跡デバイスといった移動機の位置を、推定またはそうでなければ決定するために使用され得る。位置決定プロセスをサポートするために利用可能な種々の技法が存在する。無線通信ネットワークに関連してある幾つかの位置決定プロセスは、情報および/または処理タスクが2群のデバイスの間および/または多数のデバイスそれぞれの間に分散されることを必要とする可能性がある。例えばある幾つかの事例では1つの移動機は、1つの位置決定プロセスの一部として1つ以上の他のデバイスによってある方法で支援され得る。その結果としてこのようなデバイスが例えば無線リンク上で1つ以上の通信セッション、例えば「位置決定通信セッション」を介して、ある方法で通信する必要性が存在し得る。種々の位置決定プロセスをサポートするためのこのような位置決定通信セッションを可能にするために1つ以上の位置決めプロトコルが開発され得る。このような位置決めプロトコルは、移動機によって要求されるべき、および/または移動機に供与されるべき、1つ以上の衛星測位システム(SPS)に関連する感度支援(SA)情報に備えることができる。
【0017】
これに続くセッションで更に詳細に説明されるように、ある幾つかの例示的態様によれば、例えば位置決定プロセスの一部としてSA情報を移動局に供与することを可能にされ得る方法および装置が位置探索サーバ(location server)内に実現され得る。
【0018】
ここで例えば、ある方法は1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)SA情報信号を通信リンク上で位置探索サーバから移動局に送信することを含み得る。フォーマット修正GNSS SA情報信号は、例えば少なくとも1つの位置決定データメッセージ(PDDM)、無線リソースLCS(位置探索サービス)プロトコル(RRLP)メッセージ(例えばRRLP位置測定要求、RRLP支援データ配信など)、無線リソース制御(RRC)メッセージ(例えばRRC測定制御、RRC支援データ配信など)、LTE位置決めプロトコル(LPP)メッセージ、および/または他の同様なメッセージ、を介して送信され得る。限定ではなく例として、ある幾つかのPDDMメッセージはここで説明される例で説明される。
【0019】
ある幾つかの例示的実施形態では、フォーマット修正GNSS SA情報信号は、選択されたGNSSリソースに関連する対応するネイティブフォーマット化(native formatted)GNSS SA情報信号の一部を表し得る。このようなものとして、対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号に比較されたときにフォーマット修正GNSS SA情報信号は、送信、記憶および/または処理するためにより効率的であり得る。
【0020】
限定ではなく例としてネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は、全部または一部が、対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号に含まれない可能性のあるプリアンブル情報信号を含み得る。ある幾つかの他の例では、ネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は、符号化された情報信号の全部または一部が、対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号に含まれない可能性のある符号化された情報信号(例えば蛇行符号化情報信号、FEC符号化情報信号、畳み込み符号化情報信号、Bose−Chaudhuri−Hocquenghem(BCH)符号化情報信号、LDPC符号化情報信号、インタリービングによる低密度パリティチェック(LDPC)符号化情報信号、および/または同様のもの)を含み得る。更に他の例示的実施形態では、ネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は、全部または一部が、対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号に含まれない可能性のあるタイムマーク情報信号を含み得る。例えば蛇行符号化を使用すると各データビットは、各ビット周期の中間で遷移する少なくとも1つの遷移を有し、また(送信されるべき情報に依存して)この周期の冒頭にも同様に1つの遷移を含み得る。ここで例えば中間ビット遷移の方向はデータを示し得るが、周期の境界における遷移は中間ビット遷移をサポートするように信号を正しい状態に置くために使用され得る。蛇行符号化は、非限定的例としてマンチェスタ(Manchester)符号化又は位相符号化を含み得る、および/またはそうでなければマンチェスタ符号化または位相符号化と呼ばれ得る。
【0021】
ある幾つかの実施形態では、一方法は、例えば前に受信された、および/または推定されたGNSS信号に少なくともある程度基づいてネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立することを含み得る。ある幾つかの実施形態では一方法は、例えば受信および/または推定されたGNSS信号および/または確立されたネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいてフォーマット修正GNSS SA情報信号を確立することを含み得る。
【0022】
ある幾つかの例示的実施形態では一方法は、位置探索サーバを有すること、またはPDDMの供与要素(provide element)でフォーマット修正GNSS SA情報信号を送信する他の同様なデバイスを有すること、を含み得る。ここで例えばこのようなPDDMは、移動局によって要請された後に位置探索サーバまたは他の同様なデバイスによって送信され得る。しかしながらある幾つかの実施形態ではこのようなPDDMは、位置探索サーバまたは他の同様なデバイスによって移動局に「要請されないで(unsolicited)」送信され得る。要請されたときある幾つかの例示的方法は、したがってまた移動局によって送信された少なくとも1つの要請(soliciting)PDDMを受信することを含み得る。要請PDDMは、例えばネイティブまたはフォーマット修正いずれかのGNSS SA情報信号を受信するために移動局による要望を識別するインジケータ信号を含む要求要素信号(request element signals)を含み得る。PDDMは、例えば選択されたGNSSリソースを識別するインジケータ信号を含む供与または要求要素信号を含み得る。
【0023】
例として、選択されたGNSSリソースは、GPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、Compass/BeiDouリソース、および/または同様なもの、のうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つのGNSSリソースに関連し得る。ある幾つかの例示的実施形態ではGNSSリソースは、1つ以上の特定のGNSS信号および/または信号帯域、1つ以上の特定のSPS信号、1つ以上のSV、および/または同様なもの、に関連する可能性がある。
【0024】
またこれに続くセクションに更に詳細に説明されるようにある幾つかの例示的態様によれば、方法および装置は、例えば位置決定プロセスの一部として位置探索サーバからのSA情報を受信またはそうでなければ利用することを可能にされ得る移動局に実現され得る。
【0025】
例えば、移動局によって例えば少なくとも1つのPDDMを介して送信されるような1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を通信リンク上で位置探索サーバから受信することを含む方法が実現され得る。ある幾つかの実施形態では移動局は、フォーマット修正GNSS SA情報信号を使用して、例えばSPSおよび/またはGNSS信号を捕捉するのを支援するためにSPSおよび/またはGNSS受信機によって使用され得るフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部を使用して、位置決定プロセスをサポートすることを可能にされ得る。
【0026】
他の実施形態では移動局は、対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の少なくとも一部を確立し得る。したがって例えば一方法は、1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立することを含み得る。ここで例えば一方法は、受信されたフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部に対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の少なくとも一部を確立することを含み得る。ある幾つかの実施形態ではネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の少なくとも一部は、例えばもしタイムマーク情報信号が、対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号に含まれない可能性があれば、少なくとも1つの基準タイム信号に少なくともある程度基づく可能性がある。他の例ではネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の符号化された部分は、このような信号が受信されたフォーマット修正GNSS SA情報信号に含まれなければ、確立されることが可能である。
【0027】
一方法はまた、例えばネイティブまたはフォーマット修正いずれかのGNSS SA情報信号を要求する位置探索サーバに少なくとも1つの要請PDDMを送信することを含み得る。
【0028】
ある幾つかの例示的実施形態ではPDDM内の一要素は、電気通信工業協会(TIA)「IS−801−B」位置決めプロトコル規格および/または関連する第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)位置決めプロトコル規格に準拠する、および/またはそうでなければこれらの規格によって動作する要求要素(request element)および/または供与要素(provide element)を含み得る。
【0029】
位置決めプロトコルは、例えばCDMA2000および高速パケットデータ(HRPD)無線通信ネットワークにおける使用のために開発され、規格化されてきた。1つの例示的位置決めプロトコルはしばしば、それの規格化識別情報によってTIA発行規格における「IS−801」(または3GPP2発行規格における「C.S0022」と呼ばれる。現在、この例示的位置決めプロトコルの2つのバージョンが存在する。第1のバージョンはここでIS−801−1と単純に呼ばれる最初のバージョンIS−801バ―ジョン1(またはC.S0022−0バージョン3.0)である。第2のバージョンはここでIS−801−Aと単純に呼ばれるIS−801バージョンA(またはC.S0022−Aバージョン1.0)である。
【0030】
IS−801−Aといった既存のプロトコルにはネイティブフォーマット化GPS感度支援情報を共用するためのあるサポートが存在する。他のSPS(例えばGPS)の高い利用可能性を仮定すると、IS−801−B、および/または複数の異なるGNSSおよび/または異なるタイプ/フォーマットのGNSS感度支援情報をサポートし得る他の位置決めプロトコルバージョン、といったより高度の/健全な位置決めプロトコルバージョンを開発することが有益であり得るということは、本説明のある幾つかの態様にしたがっている。更に、ある幾つかのこのような可能性のある種々のタイプの感度支援情報が効率的な方法で要求および/または供与され得る通信チャネル/リンク上で位置決定通信セッションを種々の可能なデバイスが開始して確立することを可能にするために必要に応じて位置決めプロトコルバージョン・ネゴシエーション・プロセス(positioning protocol version negotiation processes)が無線ネットワーク内で使用され得ることも認められる。
【0031】
限定ではなく例としてここで提供されるある幾つかの方法および装置は、IS−801−Bをサポートするばかりでなくレガシーバージョンおよび/または将来バージョンもサポートする方法で1つ以上のトランスポート(輸送)メッセージで与えられ得る1つ以上のPDDMを使用し得る。なお更にある幾つかの方法および装置は、例えばウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband)(UMB)ネットワーク、高速パケットデータ(HRPD)ネットワーク、CDMA2000 1Xネットワーク、および/または同様なもの、といった種々の無線通信ネットワークにおいて位置決定プロセスをサポートすることを可能にされ得る。
【0032】
本説明のある幾つかの態様によれば、位置決定プロセスをサポートする1つ以上のデバイスに実現され得る種々の方法および装置が提供される。限定ではなく例として一デバイスは、移動局、またはある特定の装置、例えば基地局、位置探索サーバ(例えば位置決定エンティティ(Position Determination Entity)(PDE)、サービス移動位置探索センタ(Serving Mobile Location Center)(SMLC)、ゲートウェイ移動位置探索センタ(Gateway Mobile Location Center)(GMLC)、スタンドアロンAGPS SMLC(SAS)、SUPL位置探索プラットホーム(SUPL Location Platform)(SLP)など)および/または同様なもの、といったある特定の装置を含み得る。例えばある幾つかの実施形態では移動局および基地局は、CDMA無線通信ネットワークおよび/または他の適用可能なタイプの無線通信ネットワーク内で通信することを動作的に可能にされ得る。
【0033】
方法および装置は、このようなデバイスが位置決定プロセスに関連する位置決定通信セッションを利用することを可能にするためにこのようなデバイスに実現され得る。位置決定通信セッションは、関連するデバイスの能力に依存してネゴシエートされた位置決めプロトコルバージョンを利用できる。したがってこれらの方法および装置は、ネットワーク内の種々の位置決めプロトコルバージョンを可能にするように実現され得る。これらの方法および装置は例えば、あるネットワーク内において種々の位置決めプロトコルバージョン間の逆方向および/または順方向適合性を可能にする、またはそうでなければサポートすることを可能にされ得る。
【0034】
下記の詳細な説明では、請求されている主題の完全な理解を与えるために多数の特定の詳細事項が説明される。しかしながら、請求されている主題がこれらの特定の詳細事項なしに実施され得ることは当分野に精通する人々によって理解されるであろう。他の事例では、陶業者によって知られている方法および装置は、特許請求されている主題を不明確にしないように詳細には説明されていない。
【0035】
以下の詳細な説明のある部分は、ある特定の装置または専用コンピューティングデバイスまたはプラットホームのメモリ内に記憶されたアルゴリズムの観点から、または2進ディジタル信号への動作のシンボル的表現の観点から、提示されている。この特定の明細書に関連して用語:特定の装置、専用コンピューティングデバイスまたはプラットホームなどは、いったんコンピュータがプログラムソフトウエアからの命令に応じた特定の機能を実行するようにプログラムされた場合の汎用コンピュータを含む。アルゴリズム的説明またはシンボル的表現は、当業者によって自分の仕事の他の当業者に伝達するために信号処理または関連技術において使用される技法の例である。アルゴリズムは、ここで、また一般に所望の結果につながる首尾一貫した一連の動作または同様の信号処理であると考えられる。この状況において動作または処理は、物理量の物理的操作を含む。必ずしもそうではないが典型的にはこのような量は、記憶され、転送され、結合され、比較され、またはそうでなければ操作されることが可能である電気または磁気信号の形を取り得る。このような信号をビット、データ、値、要素、シンボル、文字、項、番号、数字、情報などと呼ぶことは、主として共通的使用という理由からしばしば好都合であることが分かっている。しかしながら、これらまたは同様の用語のすべてが適当な物理量に関連付けられるべきであって単に便利なラベルであることは理解されるべきである。ほかに特に説明されなければ下記の論議から明らかなように、本明細書全体に亘って「処理すること」、「コンピューティング」、「計算すること」、「決定すること」、「確立すること」、などといった用語を利用する論議は、専用コンピュータ、または同様の専用エレクトロニック・コンピューティング・デバイスといった特定の装置の動作またはプロセスを指す。したがって本明細書に関連して専用コンピュータまたは同様の専用エレクトロニック・コンピューティング・デバイスは、典型的にはメモリ、レジスタまたは他の情報記憶デバイス、伝送デバイス、または専用コンピュータまたは同様の専用エレクトロニック・コンピューティング・デバイスの表示デバイス内の電子的または磁気的物理量として表現された信号を操作または変換することができる。この特定の特許出願書に関連して用語「特定の装置」は、いったんコンピュータがプログラムソフトウエアからの命令に応じて特定の機能を実行するようにプログラムされた場合の汎用コンピュータを含み得る。
【0036】
さて、デバイスが互いに通信すること、および位置決定プロセスを開始および/またはそうでなければサポートすることを可能にされ得る例示的無線通信ネットワーク環境100を示す概略ブロック図である図1に注意が向けられる。
【0037】
この特定の例において無線通信ネットワーク環境100は、移動局(MS)102、1つ以上の基地局(単数または複数)(BS)104、1つ以上の衛星測位システム(単数または複数)(SPS)106、ネットワーク108、および位置探索サーバ110といった代表的デバイスを含む。MS102は、1つ以上の無線通信リンク上でBS104と通信することを可能にされ得る。MS102、BS104または位置探索サーバ110のうちの1つ以上は、SPSの種々の送信リソースによって送信されたSPS信号を捕捉することを可能にされ得る、および/またはそうでなければSPS106を介して利用可能な情報に関連するある幾つかの位置決定プロセスをサポートすることを可能にされ得る。
【0038】
図1の代表的デバイスは無線通信リンクまたは有線通信リンクいずれかによって接続されているように示されているが、ある幾つかの例示的実施形態ではこれらのデバイスの少なくとも一部が1つ以上の有線、ファイバおよび/または無線通信リンク(単数または複数)を介して互いに接続され得ることは理解されるべきである。
【0039】
ほかに特に説明されなければ個々で使用されているように用語「位置探索サーバ」は、1つ以上のデバイス、および/または少なくともある程度このような位置決定プロセスをサポートすることを可能にされた1つ以上の特定の装置、を表すように意図されている。したがってネットワーク108および/またはBS104を介してMS102と通信し得る図1に示されている例では別のデバイスとして図示されているが、他の実施形態では「位置探索サーバ」が1つ以上の有線および/または1つ以上の無線通信リンクを使用して直接及び/または間接的にMS102と通信することを可能され得ることは理解されるべきである。したがってある幾つかの例示的実施形態では、位置探索サーバは、1つ以上の無線送信機、受信機、トランシーバ、1つ以上の基地局、種々の有線および/または無線通信ネットワークリソース、特定の装置として使用可能にされた1つ以上のコンピューティングデバイス、および/または他の同様なコンピューティングおよび/または通信デバイス、の形を取り得る、および/またはこれらのデバイスを動作的に備え得る。この点を考慮に入れて、基地局(BS)またはBS104に例示的参照が行われた場合、このようなBSおよび/またはBS104がここで広く定義されているような「位置探索サーバ」を備え得ることは理解されるべきである。したがって用語:基地局(BS)および位置探索サーバは相互交換可能に使用される。なお更に、BS機能などを要求および/または供与するメッセージにおいて、このような要求された情報および/または供与された情報が位置探索サーバ機能などに関連し得ることは理解されるべきである。
【0040】
MS102および/またはBS104は、例えば無線ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)、無線パーソナル・エリア・ネットワーク(WPAN)などといった種々の無線ネットワークの使用を介して機能性を提供することを可能にされ得る。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば相互交換可能に使用される。WWANは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワークなどであり得る。CDMAネットワークは、CDMA2000、広帯域CDMA(W−CDMA)などといった1つ以上の無線アクセス技術(RAT)を実現し得る。CDMA2000は、IS−95、IS−2000およびIS−856規格を含む。TDMAは、通信用グローバルシステム(GMS)、ディジタル・アドバンスド・フォン(ディジタル高度電話)システム(DAMPS)、または他のあるRATを実現し得る。GSM(登録商標)およびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名付けられた共同事業体(コンソーシアム)からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた共同事業体(コンソーシアム)からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2文書は、公に入手可能である。WLANは、IEEE802.11xネットワークである可能性があり、またWPANは、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))ネットワーク、IEEE802.15xネットワーク、またはある他のタイプのネットワークであり得る。これらの技法は、WWLAN、WLANおよび/またはWPANの任意の組合せのためにも使用され得る。前述のようにこれらの技法は、UMBネットワーク、HRPDネットワーク、CDMA2000 1Xネットワーク、GSM、3GPP Long Term Evolution(LTE)および/または同様のものによる使用のために実施され得る。無線通信ネットワークは、例えば無線アクセスポイントおよびフェムトセルを含み得る。
【0041】
SPS106は例えば、全地球測位システム(GPS)、最新式GPS、Galileo、GLONASS、衛星ベース増強(Satellite Based Augmentation)システム(SBAS)、準天頂(Quasi-Zenith)衛星システム(QZSS)、インド地方ナビゲーション衛星システム(IRNSS)、Compass/BeiDou、NAVSTAR、および/または他の同様なGNSS、これらのシステムの組合せからの衛星を使用するシステム、または各々がここでは一般に「衛星測位システム」(SPS)と呼ばれる将来開発される任意のSPS、のうちの1つ以上を含み得る。
【0042】
更にここで説明された方法および装置は、擬似衛星(シュードライト(pseudolites))または衛星と擬似衛星との組合せを利用する位置決定プロセスよって使用され得る。擬似衛星は、PNコード、またはSPS時間と同期させられ得るL帯域(または他の周波数)のキャリア信号上で変調された他の測距コード(ranging code)(例えばGPSまたはCDMAセルラー信号に類似した)、を放送する地上送信機を含み得る。このような送信機各々は、遠隔受信機による識別を可能にするように一意のPNコードを割り当てられ得る。擬似衛星は、例えば軌道上の衛星からのある幾つかのSPS信号が例えばトンネル内、坑道内、ビルディング内、ビルの谷間または他の囲み込まれた領域内といった場所で利用できない可能性のある状況で、SPSを増強するために使用され得る。擬似衛星のもう1つの実施形態は、ラジオビーコン(無線標識)として知られている。ここで使用されているような用語「衛星」は、擬似衛星、擬似衛星の同等物およびおそらく他のものを含むように意図されている。ここで使用されているような用語「SPS信号」は、擬似衛星または擬似衛星の同等物からのSPS様の信号を含むように意図されている。
【0043】
ある幾つかの例示的実施形態ではMS102は、セルラーまたは他の無線通信デバイス、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナル・ナビゲーション・デバイス、乗り物搭載ナビゲーション・デバイス、追跡デバイス、パーソナル情報マネージャ(PIM)、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、ラップトップ、または無線通信を受信し得る他の適当なデバイス、といったデバイスを含み得る。
【0044】
ここで説明される方法は、用途に依存して種々の手段によって実現され得る。例えばこれらの方法は、ハードウエア、ファームウエアおよび/またはソフトウエアの種々の組合せに実現され得る。ハードウエア実現に関して1つ以上の処理ユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、信号プロセッサ/ディジタル信号プロセッサ(DSP)、ディジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、ここで説明された機能を実現するようにデザインされた他の電子ユニット、またはこれらの組合せ、に実現され得る。
【0045】
ファームウエアおよび/またはソフトウエア実現に関してある幾つかの実施形態は、ここで説明される機能を実行するモジュール(例えば手順、機能など)によって実現され得る。ここで説明される方法を実現する際には、命令を明確に具体化する任意の機械可読媒体が使用され得る。例えばソフトウエアコードは、MS102および/またはBS104のメモリに記憶されることが可能であり、またデバイスの処理ユニットによって実行され得る。メモリは、処理ユニットの内部および/または処理ユニットの外部で実現され得る。ここで使用されているように用語「メモリ」は、任意のタイプの長期、短期、揮発性、不揮発性または他のメモリを指し、また如何なる特定のタイプのメモリにも、如何なる特定の数のメモリにも、またはメモリが記憶される如何なる特定のタイプの媒体にも、限定されるべきではない。
【0046】
もしハードウエア/ソフトウエアに実現されるのであれば、方法または方法の一部分を実現する機能は、コンピュータ可読媒体上において1つ以上の命令またはコードとして記憶および/または伝送され得る。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から他の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および/または通信媒体を含み得る。記憶媒体は、コンピュータまたは同様のデバイスによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例としてコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または命令またはデータ構造体の形をした所望のプログラムコードを保持または記憶するために使用され得る、そしてコンピュータによってアクセスされ得る他の任意の媒体を備え得る。
【0047】
ここで呼ばれるような命令/コードは、1つ以上の論理演算を表す式に関する。例えば命令は、1つ以上のデータオブジェクトに1つ以上の演算を実行するために機械によって解釈され得ることによって「機械可読」であり得る。しかしながらこれは単に命令の一例であって、請求されている主題はこの点に限定されない。もう1つの例ではここで呼ばれている命令は、符号化されたコマンドを含むコマンドセットを有する処理ユニットによって実行可能である符号化されたコマンドに関連し得る。このような命令は、処理ユニットによって理解される機械言語の形に符号化され得る。再びこれらは命令の単なる例であって、請求されている主題はこの点に限定されない。
【0048】
今度は、位置決定プロセスを開始および/またはそうでなければサポートすることを可能にされた特定の装置200のある幾つかの例示的特長を示す概略ブロック図である図2に参照が行われる。装置200は例えば、ここで説明される例示的技法の少なくとも一部を実行またはそうでなければサポートするためにMS102、BS104、位置探索サーバ110内に、および/または適用可能であれば同様の他のデバイス内に、ある形で実現され得る。
【0049】
装置200は例えば、1つ以上の処理ユニット202、メモリ204、トランシーバ210(例えば無線ネットワークインタフェース)、および(適用可能であれば)1つ以上の接続部206(例えばバス、ライン、ファイバ、リンクなど)と動作的に接続され得るSPS受信機240を含み得る。ある幾つかの例示的実施形態では装置200の全部または一部はチップセットおよび/または同様のものの形を取り得る。
【0050】
処理ユニット202は、ハードウエアとソフトウエアとの組合せを使用して実現され得る。このようにして例えば処理ユニット202は、デバイス200の動作に関連するディジタル信号コンピューティング手順またはプロセスの少なくとも一部を実行するために構成可能な1つ以上の回路を表現し得る。限定ではなく例として処理ユニット202は、1つ以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、ディジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイなど、またはこれらの任意の組合せを含み得る。
【0051】
メモリ204は、任意のデータ記憶機構を表現し得る。メモリ204は例えば、一次メモリおよび/または二次メモリ(secondaey memory)を含み得る。一次メモリは例えば、ランダム・アクセス・メモリ、リード・オンリー・メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット202とは別であるように示されながら、一次メモリの全部または一部が処理ユニット202の中に設けられ得る、および/またはそうでなければ処理ユニット202と協同設置され/接続され得ることは理解されるべきである。二次メモリは例えば、一次メモリと同じまたは類似のタイプのメモリを、および/または例えばディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、固体メモリドライブなどといった1つ以上のデータ記憶デバイスまたはシステムを、含み得る。
【0052】
ある幾つかの実施形態では二次メモリは、コンピュータ可読媒体220を動作的に受け入れ得る、またはそうでなければコンピュータ可読媒体220に接続するように構成可能であり得る。そのようなものとしてある幾つかの例示的実施形態では、ここに提示された方法および/または装置は、少なくとも1つの処理ユニット202によって実行される場合にここで説明されているように例示的動作の全部または一部を実行することを動作的に可能にされ得る、媒体220に記憶されたコンピュータ実施可能命令208を含み得るコンピュータ可読媒体220の全体または一部の形を取り得る。コンピュータ可読媒体220はメモリ204の一部であり得る。
【0053】
図2に示されているようにメモリ204はまた、少なくとも1つの位置決めプロトコルバージョン230、要求関連(request-related)PDDM232、供与関連(provide-related)PDDM234、フォーマット修正GNSS SA情報236、および(任意選択的に)ネイティブGNSS SA情報238に関連するデータ信号の形をした命令および/または情報を含み得る。
【0054】
したがって例えば、もし装置200が位置探索サーバ110(図1)に実現されるならば、GNSS SA情報の全部または一部もまたSPS受信機240を介して受信されるSPS信号に少なくともある程度基づいて推定され、および/またはそうでなければ導き出され得る。装置200は、例えばGNSSリソースが送信するものに適合するようにフォーマット化されたナビゲーション情報を有するネイティブフォーマットにGNSS SA情報の少なくとも一部をフォーマット化することを可能にされ得る。装置200は、例えばGNSSリソースが送信するものに適合しないようにフォーマット化されたナビゲーション情報信号および/または他の情報信号を有する修正されたフォーマットにGNSS SA情報の少なくとも一部をフォーマット化することを可能にされ得る。更に下記により詳細に説明されるように、ある幾つかの実施形態ではフォーマット修正GNSS SA情報信号は、対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の一部である情報信号のある幾つかの部分を含まない可能性がある。このようにして装置200は、種々のフォーマットの、および/またはある幾つかの選択された情報信号を持つ/持たないGNSS SA情報信号を確立することを可能にされ得る。ここで例えば装置200は、このような選択的にフォーマット化されたGNSS SA情報信号を1つ以上のPDDM(単数または複数)を使用して移動局に送信できる。
【0055】
もし装置200が例えばMS102(図1)に実現されるならば、SPS受信機240は、1つ以上のSPSリソースに関連する信号を受信することを、また特に位置探索サーバから受信されたようなGNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいてある幾つかのGNSS信号を捕捉することを、可能にされ得る。ある幾つかの実施形態では例えばSPS受信機240および/または処理ユニット202は、GNSS SA情報信号、しかしながら更なる大幅な処理をせずにフォーマット化された(例えばネイティブまたは修正フォーマットの)GNSS SA情報信号の少なくとも一部を使用することを可能にされ得る。他の実施形態では例えば、SPS受信機240および/または処理ユニット202は、使用に先立ってある方法でフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部を処理することを可能にされ得る。例えば装置200は、受信されたフォーマット修正GNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいて、対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立することを可能にされ得る。これとは反対に例えば、装置200は、受信されたネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいて、対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号を確立することを可能にされ得る。
【0056】
トランシーバ210は例えば、1つ以上の無線通信リンク上で1つ以上の信号を送信することを可能にされた送信機212と1つ以上の通信リンク上で送信された1つ以上の信号を受信するための受信機214とを含み得る。ある幾つかの実施形態ではトランシーバ210はまた、例えばBS104、位置探索サーバ110および/または他の同様なデバイス内に実現されたときに有線の送信および/または受信をサポートできる。
【0057】
次に、位置決定プロセスをサポートするために、また特にGNSS SA情報信号を要求し、また供与する際にデバイスをサポートするために無線通信ネットワークに実現され得る例示的方法を示す流れ図300である図3に注意が向けられる。
【0058】
ブロック302で位置探索サーバおよび/または他の同様なデバイスは、SPS(例えばGNSS)信号を受信し得る。ここで例えばよく知られているように、GNSS信号は、ナビゲーション情報信号とネイティブフォーマットでSPSによって送信されたような他の情報信号とを含み得る。
【0059】
ブロック304で位置探索サーバおよび/または他の同様なデバイスは、(適用可能であれば)例えば受信されたGNSS信号に少なくともある程度基づいて、ネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立(例えば予測(predict))し得る。この確立されたネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は例えば、将来のある時点において位置探索サーバおよび/または移動局によって受信されることが予期され得るように、ネイティブフォーマットのナビゲーション情報信号を少なくともある程度含み得る。このようなGNSS SA情報信号を予測するための技法は、よく知られている。例えばGPS SA情報信号を予測し、それから例えばSPS/GNSS受信機の感度を大幅に高め得る変調除去(wipe-off)技法を使用して実際のGPS信号(単数または複数)を捕捉するためにこのような情報信号を使用し得る移動局にこのような信号を供与することは公知である。
【0060】
ブロック306で位置探索サーバおよび/または他の同様なデバイスは、(適用可能であれば)例えば受信されたGNSS信号に少なくともある程度基づいて、フォーマット修正GNSS SA情報信号を確立し得る。破線矢印305によって示されているようにある幾つかの例示的実施形態では、確立されたネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号(例えばブロック304で確立されたような)の全部または一部は対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号を確立するためにある方法でアクセスされ処理され得る(例えば再フォーマット化、復号、符号化などされ得る)、および/またはこれとは反対に、確立されたフォーマット修正GNSS SA情報信号(例えばブロック306で確立されたような)の全部または一部は対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号(例えばブロック304における)を確立するためにある方法でアクセスされ処理され得る(例えば再フォーマット化、復号。符号化などされ得る)。
【0061】
限定ではなく例としてある幾つかの実施形態では、1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を含み得るが、1つ以上の対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号はこのようなプリアンブル情報信号を含まない可能性がある。ある幾つかの実施形態では、1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は符号化された情報信号を含み得るが、1つ以上の対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号はこのような符号化された情報信号を含まない可能性がある。ある幾つかの例示的実施形態では、1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を含み得るが、1つ以上の対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号はこのようなタイムマーク情報信号を含まない可能性がある。ある幾つかの例示的実施形態ではこのようなタイムマーク情報信号はまた、他のプリアンブルビット/シンボル、同期シンボル/ビット、および/または同様のもの含み得る、および/またはそうでなければ、これらのものの形を取り得る。
【0062】
ブロック308で移動局は、位置探索サーバおよび/または同様のデバイスからある幾つかのGNSS SA情報信号を要求する1つ以上のメッセージ(例えばPDDM)を送信し得る。これら1つ以上のメッセージは例えば、1つ以上の要求要素信号(request element signals)を含み得る。これら1つ以上の要求要素信号は例えば、1つ以上の修正またはネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号が要求されていることを識別する1つ以上のフォーマットインジケータ信号を含み得る。ある幾つかの例示的実施形態では要求要素信号は、要求されているGNSS SA情報信号が1つ以上の選択されたGNSSリソースに関連付けられるべきであることを識別するインジケータ信号を含み得る。限定ではなく例として1つ以上の修正またはネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は、GPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、Compass/BeiDouリソース、および/または他の同様なSPS/GNSSリソースといった少なくとも1つのGNSSリソースに関連付けられ得る。ある幾つかの例示的実施形態では、特定のGNSS信号、GNSS信号帯域、SPS信号、SV、および/または同様なものは1つ以上のインジケータ信号を使用して識別され得る。
【0063】
ブロック310で位置探索サーバおよび/または他の同様なデバイスは、フォーマット修正またはネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号に関する移動局の要求を受信し得る。
【0064】
ブロック312で位置探索サーバは、1つ以上の修正またはネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を移動局に送信できる。ある幾つかの例示的実施形態では位置探索サーバは、1つ以上の修正またはネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を、供与要素を有する要請されたPDDMで移動局に送信できる。ここで例えば要請されたPDDMは、ブロック310における要求の受信に応じて移動局に送信され得る。ある幾つかの他の例示的実施形態では位置探索サーバは、1つ以上の修正またはネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を無要請の(unsolicited)、または後続のPDDMで移動局に送信できる。
【0065】
ブロック314で移動局は、ある幾つかのGNSS信号を捕捉するのを支援するために、受信されたフォーマット修正またはネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の少なくとも一部を使用できる。例えば前述のように、また公知のように、GNSS SA情報信号内のGNSSナビゲーション情報信号の少なくとも一部はGNSS信号を受信して捕捉する際の変調除去のために使用され得る。このような変調除去機能は、例えば移動局が、より迅速な信号捕捉を体験すること、より弱い信号を捕捉すること、および/または雑音の多い/限定された環境で信号を捕捉すること、を可能にし得る。
【0066】
ブロック316で、もし移動局がフォーマット修正GNSS SA情報信号を受信すれば、この移動局はこのフォーマット修正GNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいてネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立し得る。この確立されたネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は、それからブロック314で使用され得る。例えばある幾つかのフォーマット修正GNSS SA情報信号は、対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を移動局に伝達することに適用され得る付随する通信および/または処理機能を軽減し得る。ある幾つかの実施形態では移動局内のSPS受信機および/または処理ユニット(単数または複数)はフォーマット修正GNSS SA情報信号を直接使用することを可能にされることが可能であり、したがってブロック316は適用可能でないこともあり得る。
【0067】
次に、GNSS SA情報信号を要求するために1つ以上のPDDM(単数または複数)に含まれ得るある例示的情報を示す表1(下記)に注意が向けられる。
【表1】

【0068】
表1に示されているようにある幾つかの例示的実施形態によれば一要素は、感度支援要求(sensitivity assistance request)が適用可能である「時間基準源(time reference source)」によって指定された時間基準に基づいて時刻を(例えば秒で)指定する感度支援時間(time of sensitivity assistance)(ToSA)値を含み得る。ここで例えば移動局は、「基準ビット」の時間を表すようにこの値を設定し得るが、この基準ビットは対応する応答要素(response element)に含まれた無線ナビゲーション・データ・メッセージ(over-the-air navigation data message)ビット/シンボルの最初の半分の最後のビットであり得る。
【0069】
表1に示されているように時間基準源要素は、ToSAのために使用される時間基準のタイプを示すために移動局のために用意され得る。例としてある幾つかの実施形態では、「0」値はCDMA時間基準を表し、「1」値はGPS時間基準を表し、「2」値はQZSS時間基準を表し、「3」値はGLONASS時間基準を表し、「4」値はGalileo時間基準を表し、そして「5」値はCompass/BeiDou時間基準を表し得る、などである。ある幾つかの実施形態では時間基準源値は、例えば不在であれば「時間基準源」はCDMA時間基準であると考えられ得る。
【0070】
表1に示されているようにGNSS情報要求要素はGNSS SA情報信号が要求されるGNSSを識別するために含まれ、使用され得る。例として表2(下記)は、選択された例示的GNSSにマッピングするある幾つかの例示的GNSS識別子値を示す。この例では、「1」という値はGPSにマッピングし、「2」という値はSBASにマッピングし、「3」という値はQZSSにマッピングし、「4」という値はGLONASSにマッピングし、「5」という値はGalileoにマッピングし、「6」という値はCompass/BeiDouにマッピングし、そして値「7」から「16」は他のGNSSにマッピングし得る。
【表2】

【0071】
ある幾つかの実施形態ではGNSS信号識別子要素は、SA情報信号が要求されている「GNSS識別子」によって識別されたGNSSに関するGNSS信号を識別するために含まれ、使用され得る。ある幾つかの例示的GNSS信号へのGNSS信号識別子の例示的マッピングが表2に示されている。この要素は、ある実施形態では任意選択的であり得、したがって例えばもし不在であれば位置探索サーバまたは他の同様なデバイスは、例えば表2にしたがって整数値「1」に対応するGNSS信号を選択することを可能にされ得る。
【0072】
表1によれば選択(Choice)SV情報要素が含まれ得る。ここで例えば、もし位置探索サーバまたは他の同様なデバイスが前の「GNSS情報要求」要素におけるものと同じSV情報を使用すべきであれば、移動局はこのフィールドを削除し得、そうでなければ移動局はこの要素に関する値を含み得る。
【0073】
表1に提示されているようにすべての衛星要素に関するSAは、例えばもしこの選択が存在すれば位置探索サーバまたは他の同様なデバイスがGNSS識別子によって識別された一群のすべての衛星に関するGNSS SA情報信号を含み得るように含まれ得る。
【0074】
表1に示されているように、指定された衛星要素に関するSAは、例えばもしこの選択が存在すれば位置探索サーバまたは他の同様なデバイスが「GNSS識別子」によって識別された一群の衛星に関する「衛星ビットマスク」によって識別されるこれらの衛星に関するGNSS SA情報信号を含み得るように、含まれ得る。例として移動局は、表3(下記)に示されているように衛星ビットマスクに、ある幾つかのビットを設定できる。ある幾つかの実施形態ではこのような要素は可変長であり得る。
【表3】

【0075】
更に表1に示されているように、要求されたデータ・レコード・サイズ要素(data record size element)は、例えばもしこれがこの「GNSS情報要求」要素にリストアップされた最初の要求データ・レコード・サイズであれば、移動局がこの要素を含み得るように、そうでなければ移動局がこの要素を下記のように設定し得るように、含まれ得る。もし位置探索サーバが前の「GNSS情報要求」要素におけるものと同じ要求データ・レコード・サイズを使用すべきであれば、移動局はこの要素を削除でき、そうでなければ移動局はこの要素を含むことができ、そして位置探索サーバが対応する応答(供与)要素に含むべきである感度支援データレコードの要求された最小サイズにこの要素を設定できる。
【0076】
また表1に示されているように要求ナビゲーションビット符号化インジケータまたは他の同様の要素は、GNSS SA情報信号のネイティブフォーマット化または修正フォーマット化が要求されているかどうかを示すために含まれ得る。例えばある幾つかの実施形態では移動局はこのフィールドを、もしネイティブフォーマットが要求されていればTRUE(「1」)に、もし修正フォーマットが要求されていればFALSE(「0」)に設定し得る。したがって例えばある幾つかの実施形態では、ネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はネイティブ無線フォーマットのGNSS SAナビゲーションメッセージシンボルを含み、フォーマット修正GNSS SA情報信号は例えばプリアンブルビットも同期ビットも持たない、または蛇行、畳み込み、または他の符号化も持たない、および/または対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号に含まれ得る(適用可能であれば)タイムマーク・ビットを持たない、非チャネル符号化ナビゲーション・データ・ビットを含み得る。
【0077】
表4(下記)は、一実施形態にしたがって位置決定プロセスの一部として1つ以上の供与感度支援情報メッセージ(単数または複数)に含まれ得るある例示的情報を示す。
【表4】

【0078】
表4に示されているように例えば、位置探索サーバまたは他の同様なデバイスがGNSS感度支援データのパート番号(part number)を指定し得るパート番号要素が含まれることが可能であり、GNSS感度支援データが分割されるパートの全数を位置探索サーバまたは他の同様なデバイスが指定し得るパート要素の全数が含まれ得る。
【0079】
表4に示されている例によれば、ToSA要素および時間基準源要素が含まれ得る。更に表4に示されているように、GNSS SAデータレコードは、例えばGNSS識別子要素と要求GNSS信号データレコード要素とを使用して含まれ得る。要求GNSS信号データレコード要素は、GNSS信号識別子要素と、適用可能であればナビゲーションビット符号化インジケータ要素とを含み得る。更に要求GNSS信号データレコード要素はまた、ネイティブまたは修正フォーマットのGNSS SA情報信号(例えばここではナビゲーション・メッセージ・ビット)も含み得る。更にSV ID情報および/またはGNSS衛星ID番号情報要素が含まれ得る。
【0080】
こうしてPDDM内の要求および供与要素を使用することによって移動局および位置探索サーバは、GNSS SA情報信号を使用して支援された位置決定プロセスをサポートすることを可能にされ得る。ある幾つかの例では例えば、IS−801−B準拠の無線ネットワークにおいて位置探索サーバは1つ以上の応答PDDM内の「供与GNSS感度支援」応答要素を、例えばこの応答要素が分割され得るパートの数にしたがって(要請されて、または要請されないで)供与し得る。ある幾つかの実施形態では位置探索サーバは、「パートの総数」を同じ「供与GNSS感度支援」メッセージのすべてのパート内の同じ値に設定し得る。位置探索サーバは、「感度支援の時間」を、応答要素内の「ナビゲーション・メッセージ・ビット」から導き出されたネイティブ無線ナビゲーション・メッセージ・ビットの最初の半分の最後のビットの時間に設定し得る。
【0081】
位置探索サーバは、移動局によって送信された「要求GNSS感度支援」要求要素に含まれ得る要求「GNSS識別子」および/または「GNSS信号識別子」ごとにGNSS SA情報信号を供与し得る。もし「要求GNSS信号データレコード」が含まれていなければ、あるいはもし「要求GNSS信号データレコード」が含まれていて「GNSS信号識別子」が含まれていなければ、位置探索サーバは要求された「GNSS識別子」および「GNSS信号識別子」=「1」ごとにGNSS感度支援を供与し得る。
【0082】
もし「SV情報」要素が「GNSS情報要求」要素に含まれていなければ、位置探索サーバは、同じ「要求GNSS感度支援」要求要素に含まれた前の「GNSS情報要求」要素に含まれているものと同じ「SV情報」を使用し得る。
【0083】
もし「要求データ・レコード・サイズ」が「GNSS情報要求」要素に含まれていなければ、位置探索サーバは、同じ「要求GNSS感度支援」要求要素に含まれた前の「GNSS情報要求」要素に含まれているものと同じ「要求データ・レコード・サイズ」を使用し得る。
【0084】
もし「要求データ・レコード・サイズ」が含まれていれば、位置探索サーバは、「ナビゲーション・ビット・メッセージ」の長さを「要求GNSS感度支援」要求要素に含まれた「要求データ・レコード・サイズ」要素の値より大きく、またはこの値に等しく設定し得る。
【0085】
もし「要求ナビゲーションビット符号化インジケータ」がTRUE(「1」)に設定されていれば、位置探索サーバはネイティブ無線フォーマットのGNSS SA情報信号(例えばSAナビゲーションメッセージシンボル)を含み得る。もし「要求ナビゲーションビット符号化インジケータ」がFALSE(「0」)に設定されていれば、位置探索サーバは例えば、もし可能であれば、プリアンブルビットを持たない、また蛇行(meander)、畳み込み、または他の符号化を持たない、および/またはタイムマーク情報シンボルを持たない、非チャネル符号化フォーマットのGNSS SA情報信号(例えばSAナビゲーション・メッセージ・ビット)を含み得る。
【0086】
次に、ネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号402が例えば、プリアンブル情報信号404、タイムマーク情報信号406および/または符号化情報信号408のうちの1つ以上を含み得ることを示す図4に参照が行われる。対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号420は、例えば、プリアンブル情報信号404、タイムマーク情報信号406および/または符号化情報信号408のうちの1つ以上を含まないこともあり得るが、フォーマット修正GNSS SAナビゲーション情報信号424を含み得る。
【0087】
次に、例えばGLONASSに関連していて、長さ502=200シンボルを表すために拡張された列S14、S5およびS11を有する列(S1〜S15)によって表される例示的ネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号500を示す図5に注意が向けられる。またスパン(span)504=78シンボル、スパン506=102シンボル、スパン508=82シンボル、基準時間510=9.02秒(例えば20ms単位で451)、各々が1180シンボルに関連するナビゲーションビット部512および514も示されている。ここでSA情報信号は多数の列に亘ってネイティブビットを含むことが可能であり、シンボル数は列内に蛇行符号化データビットとタイムマークとを含み得る。
【0088】
次に、長さ602=170シンボルを表すために拡張された列S14、S5およびS11を有する列(S1〜S15)によって表された例示的フォーマット修正GNSS(ここではGLONASS)SA情報信号600を示す図6部に注意が向けられる。またスパン604=48シンボル、スパン606=102シンボル、スパン608=82シンボル、基準時間610=9.02秒(例えば20ms単位で451)、各々が1000シンボルに関連するナビゲーションビット部612および614も示されている。
【0089】
ここで例えば、SA情報信号は多数の列に亘って別個に符号化されたシンボルを含み得る。この例ではナビゲーションビット部612および614は、ハミングコード(hamming code)および蛇行符号化を有するがタイムマーク605を持たないナビゲーション情報ビットを含み得る。限定ではなく例として、対応するネイティブフォーマット化GNSSナビゲーションビットの再構築のためのプロセス(例えば移動局による)は、下記の10msシンボル:
【数1】

【0090】
の最後尾に30個のタイムマークシンボルを付加することを含み得る。
【0091】
次に、長さ702=データの77ビット・プラス・ハミングコードの8ビットを表すために拡張されたS14、S5およびS11を有する列(S1〜S15)によって表された他の例示的フォーマット修正GNSS(ここではGLONASS)SA情報信号700を示す図7に注意が向けられる。またスパン704=24ビット、スパン706=51シンボル、スパン708=41ビット、基準時間710=9.02秒(例えば20ms単位で451)、各々が500シンボルに関連するナビゲーションビット部712および714も示されている。
【0092】
ここで例えばナビゲーションビット部712および714は、列内にハミングコードを有するが蛇行符号化およびタイムマーク605を持たない50Hz情報ビットだけを計数する多数の列に亘って別個に符号化されたビットを含み得る。限定ではなく例として、対応するネイティブフォーマット化GNSSナビゲーションビットの再構築のためのプロセス(例えば移動局による)は、データビットが10ms単位で「0」に関しては「01」および「1」に関しては「10」であるように受信データビットに蛇行符号化を付加することと、下記の10msビット:
【数2】

【0093】
の最後尾に30個のタイムマークシンボルを付加することと、を含み得る。
【0094】
このようにして例示的実施形態、図4〜7に示されているように、ある幾つかのネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号において表されたデータビットの総数は、ある幾つかの対応するフォーマット修正GNSS SA情報信号において大幅に削減され得る。
【0095】
図8は、ある幾つかの実施形態にしたがってGNSS SA情報信号を使用する位置決定プロセスを開始および/またはそうでなければサポートすることを可能にされた移動局(MS)と位置探索サーバとの間の種々の例示的PDDM交換を示す流れ図である。ここで例えば位置決定プロセス800は、所望の位置決めプロトコルバージョンを使用して確立された位置決定通信セッションを開始しながら、および/または位置決定通信セッションの開始に追従する間に、可能にされ得る。限定ではなく例としてこの例では、所望の位置決めプロトコルバージョンは、位置探索サーバおよび移動局MSの両者がIS−801−B準拠であるので、IS−801−Bに準拠し得る。ここではしたがって通信セッションは、PD MSG TYPE=「00000010」の受け入れを介してネゴシエートされ(negotiated)得る(この例ではIS−801−Bに関連して)。
【0096】
位置決定プロセス800では例えばMSは、ある位置決定関連情報/要素を要求および/または供与するために1つ以上のメッセージ(単数または複数)802(例えばPDDMおよび/またはトランスポートメッセージ)を位置探索サーバに送信し得る。限定ではなく例として、IS−801−Bの一部としてメッセージ(単数または複数)802は、要求高度BS機能メッセージ(Request Advanced BS Capabilities message)、要求GNSS捕捉支援メッセージ(Request GNSS Acquisition Assistance message)、無要請供与パイロット位相測定メッセージ(unsolicited Provide Pilot Phase Measurement message)、無要請供与高度MS情報メッセージ(unsolicited Provide Advanced MS Information message)、および無要請供与高度システムパラメータ情報メッセージ(unsolicited Provide Advanced System Parameters Information message)を含み得る。
【0097】
この時点で位置決定プロセス800では例えば、MSはすべての目視可能な基地局からパイロット位相を測定し、供与パイロット位相測定メッセージを介してこのような測定値を位置探索サーバに送信し得る。更にMSは、供与高度MS情報メッセージ(Provide Advanced MS Information message)(例えばMSの所望の位置決定機能を示す)と任意選択的に供与高度システムパラメータ情報メッセージとを送信できる。MSは、要求高度BS機能メッセージと要求GNSS捕捉支援メッセージとを送信できる。
【0098】
位置決定プロセス800では例えば位置探索サーバは、ある位置決定関連情報/要素を供与するために1つ以上のメッセージ(単数または複数)804(例えばPDDMおよび/またはトランスポートメッセージ)をMSに送信できる。限定ではなく例として、IS−801−Bの一部としてメッセージ(単数または複数)804は、供与高度BS機能メッセージと供与GNSS捕捉支援メッセージとを含み得る。そのようなものとして例えばこの時点で位置決定プロセス800では、供与されたパイロット位相測定値を使用して位置探索サーバは、MSの事前位置を推定できる。この位置はプレフィックスと呼ばれ得る。このプレフィックスに基づいて位置探索サーバは目視可能SVに関する1つ以上の探索ウィンドウを決定でき、また供与GNSS捕捉支援メッセージを介してこのような情報をMSに送信できる。
【0099】
また位置決定プロセス800によって示されているように例えばMSは、前に示されたようなネイティブまたは修正フォーマットいずれかにおける要求GNSS感度支援メッセージといったIS−801−Bメッセージ(単数または複数)806の一部として1つ以上のメッセージ(単数または複数)806(例えばPDDMおよび/またはトランスポートメッセージ)を位置探索サーバに送信できる。例えばMSは、GNSS感度支援(SA)がGNSS SVからの弱い信号を検出する際に有用であり得ることを決定でき、またそのようなものとしてこのようなSA情報を位置探索サーバから要求できる。図示のように位置探索サーバは、供与GNSS感度支援メッセージといった1つ以上のメッセージ(単数または複数)808をMSに送信することによって応答し得る。ここでGNSS SA情報信号は、要求されたようにネイティブまたは修正フォーマットになっていることがあり得る。したがって例えばMSはそれから、擬似距離の測定を続行し、そしておそらくはパイロット位相を再測定するために、位置探索サーバから受信されたGNSS SA情報を使用しようと試み得る。
【0100】
位置決定プロセス800によって示されているように例えばMSは、要求高度位置探索応答メッセージ(Request Advanced Location Response message)、無要請供与パイロット位相測定メッセージ(unsolicited Provide Pilot Phase Measurement message)、無要請供与タイムオフセット測定メッセージ(unsolicited Provide Time Offset Measurement message)、および無要請供与GNSS擬似距離測定メッセージ(unsolicited Provide GNSS Pseudorange Measurement message)といったIS−801−Bメッセージ(単数または複数)810の一部として1つ以上のメッセージ(単数または複数)810(例えばPDDMおよび/またはトランスポートメッセージ)を位置探索サーバに送信できる。例えば擬似距離測定データは、供与GNSS擬似距離測定メッセージを介して位置探索サーバに送信され得る。MSはまた、供与パイロット位相測定メッセージを介して目視可能基地局から再びパイロット位相測定データを供与し得る。供与タイムオフセット測定メッセージは、例えばもしキャリアが1Xであれば、含まれ得る。このような測定値と共に要求位置探索応答メッセージは、位置探索サーバに送信され得る。
【0101】
この例に示されているように位置探索サーバは、ある位置決定関連情報/要素を供与するために1つ以上のメッセージ(単数または複数)812をMSに送信できる。限定ではなく例として、IS−801−Bの一部としてメッセージ(単数または複数)812は、供与高度位置探索応答メッセージ(Provide Advanced Location Response message)を含み得る。したがって例えばこの時点で位置決定プロセス800において、MSの最終的位置はメッセージ810からの受信された測定値を使用して位置探索サーバによって決定されることが可能であり、最終位置情報は、コールフロー(call flow)を完了させるためにMSに送信され得る。例えばメッセージ(単数または複数)814を送信する際のMSの応答によって示されているようにMSは、セッションを終了させるために設定されたセッション終了フラグ(例えばここではセッション終了フラグ=1)を含む無要請供与高度MS情報メッセージを送信できる。
【0102】
例示的実施形態において説明されたようにここで、位置探索サーバおよび/または他の同様なデバイスが移動局に送信するデータ情報の量を減らすように修正フォーマットが実現され得るネイティブフォーマットまたは修正フォーマットのGNSS SA情報を共用するための要求/応答機構が提供され得る。このような要求機構は、ネイティブフォーマットまたは修正フォーマットいずれかのSVのリストの任意のサイズのGNSSおよびGNSS信号(例えばGPS L1 C/AまたはGLONASS G1)の任意の組合せからGNSS SA情報(例えばGNSS SAを示す情報)を移動局(例えば携帯電話、スマートフォンまたは任意の無線デバイス)が要求することを可能にし得る。ある幾つかの実施形態では応答機構は、位置探索サーバおよび/または他の同様なデバイスが、要求されたような、または要請されていないようなGNSS SA情報を移動局に送信することを可能にする。ある幾つかの例示的実施形態ではネイティブフォーマット化(例えば無線)ナビゲーション・メッセージ・ビット(SVから送信され得るような)は、元の情報ビットを処理することによって、例えばCRCパリティチェック・ビットを含むことによって、プリアンブル畳み込み符号化情報ビット、蛇行符号化情報ビットを含むことによって、および/または他の適用可能なプロセスを実行することによって、作り出され得る。フォーマット修正ナビゲーション・メッセージ・ビットは、情報ビットによって表されることが可能であり、例えばプリアンブル、畳み込み符号化または蛇行符号化、あるタイミング情報、および/または同様のものを付加されていないCRCパリティチェックまたはハミング・コード・ビットを含み得る。移動局は例えば、所望され得るようにフォーマット修正ビットなどにプリアンブル、畳み込みまたは蛇行符号化を適用することによってネイティブフォーマット化無線ナビゲーション・メッセージ・ビットを再構築し得る。
【0103】
GNSS SA情報信号は、GPS、GLONASS、Galileo、Compass/BeiDou、QZSS、SBASなどといったGNSSに関するデータ変調除去を可能にする。この特徴によってSPS/GNSS受信機の感度は、例えば数デシベルだけ改善され得る。
【0104】
ある幾つかの例示的GNSS SA要求および応答メッセージは、GNSS SA情報信号を共用する際の使用に関して説明されてきた。限定ではなく例として、プリアンブルを使用し、またネイティブフォーマット化情報信号に蛇行コードまたは畳み込み符号化を使用するGNSSに関して、対応するフォーマット修正情報信号は、プリアンブルを含まない、および/またはこのような蛇行または畳み込み符号化などを含まない可能性がある。しかしながら例えば移動局は、変調除去のためにネイティブフォーマット化ナビゲーション・メッセージ・ビットを再構築し得る。
【0105】
衛星測位システム(SPS)は典型的には、送信機から受信された信号に少なくともある程度基づいて地球上の、または地球上空の自分の位置をエンティティが決定することを可能にするように位置決めされた送信機のシステムを含む。このような送信機は典型的には、ある設定された数のチップの擬似ランダムノイズ(PN)コードでマーク付けられた信号を送信し、また地上の制御局、ユーザ装置および/または宇宙船に配置され得る。ある特定の例ではこのような送信機は、地球軌道宇宙船(SV)上に配置され得る。例えば全地球測位システム(GPS)、Galileo、GlonassまたはCompassといったグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)の星座内の1つのSVは、この星座内の他のSVによって送信されたPNコードとは区別可能であるPNコードでマーク付けされた信号を送信し得る(例えばGPSにおけるように各衛星に関して異なるPNコードを使用して、またはGlonassにおけるように異なる周波数上で同じコードを使用して)。ある幾つかの態様によればここに提示された技法は、SPSに関するグローバルシステム(例えばGNSS)に限定されない。例えばここに提示された技法は、例えば日本上空の準天頂衛星システム(QZSS)、インド上空のインド地方ナビゲーション衛星システム(IRNSS)、中国上空のBeidouなどといった種々の地方システム、および/または1つ以上の地球的および/または地域的ナビゲーション衛星システムに関連し得る、またはそうでなければこれらのシステムでの使用のために使用可能にされ得る種々の増強システム(例えば衛星ベース増強システム(SBAS))に適用され得る、またはそうでなければこれらのシステムにおける使用のために可能にされ得る。限定ではなく例としてSBASは、例えば広域増強システム(WAAS)、ヨーロッパ地球静止ナビゲーション・オーバーレイ・サービス(EGNOS)、多機能衛星増強システム(Multi-functional Satellite Augmentation system)(MSAS)、GPS支援地球増強ナビゲーションまたはGPSおよび地球増強ナビゲーションシステム(GAGAN)および/または同様のものといった完全性情報、微分補正(differential corrections)などを与える増強(augmentation)システム(単数または複数)を含み得る。したがってここで使用されているようにSPSは、1つ以上の地球的および/または地域的ナビゲーション衛星システムおよび/または増強システムの任意の組合せを含むことが可能であり、またSPS信号はSPS、SPS様および/またはこのような1つ以上のSPSに関連する他の信号を含み得る。
【0106】
ここで使用されているように移動局(MS)は、セルラーまたは他の無線通信デバイス、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)、パーソナル情報マネージャ(PIM)、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、ラップトップまたは無線通信および/またはナビゲーション信号を受信できる他の適当な移動機といったデバイスを指す。用語「移動局」はまた、衛星信号受信、支援データ受信および/または位置関連処理がデバイスにおいて、またはPNDにおいて行われるかどうかには関係なく、短距離の無線、赤外線、有線接続または他の接続によるようにパーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)と通信するデバイスを含むようにも意図されている。また「移動局」は、インターネット、WiFi、フェムトセル、または他のネットワークを介してといったことによって、また衛星信号受信、支援データ受信および/または位置関連処理がデバイスにおいて、サーバにおいて、またはネットワークに関連するもう1つのデバイスにおいて、行われるかどうかには関係なく、サーバと通信できる無線通信デバイス、コンピュータ、ラップトップなどを含むすべてのデバイスを含むように意図されている。上記のものの任意の動作可能な組合せも「移動局と考えられる。
【0107】
もしファームウエアおよび/またはソフトウエアに実現されるならばこれらの機能は、コンピュータ可読媒体に1つ以上の命令またはコードとして記憶され得る。例は、データ構造体で符号化されたコンピュータ可読媒体とコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。コンピュータ可読媒体は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る如何なる利用可能な媒体でもあり得る。限定ではなく例としてこのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または命令またはデータ構造体の形をした所望のプログラムコードを記憶するために使用されることが可能であって、コンピュータによってアクセスされ得る他の任意の媒体を備え得る。ここで使用されるようなディスク(disk)およびディスク(disc)はコンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスクを含んでおり、diskは通常、データを磁気的に再生するが、discはデータをレーザーで光学的に再生する。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0108】
コンピュータ可読媒体上での記憶に加えて命令および/またはデータは、通信装置に含まれた伝送媒体上の信号として供与され得る。例えば通信装置は、命令とデータとを表す信号を有するトランシーバを含み得る。これらの命令およびデータは、請求項に概説されている機能を実現することを1つ以上の処理ユニットに行わせるように構成される。すなわち通信装置は、開示された機能を実行するための情報を表す信号を有する伝送媒体を含む。第1に、通信装置に含まれた伝送媒体は開示された機能を実行するための情報の第1の部分を含み得るが、第2に、通信装置に含まれた伝送媒体は開示された機能を実行するための情報の第2の部分を含み得る。
【0109】
現在例示的特徴であると考えられるものが図解され、説明されてきたが、特許請求されている主題から逸脱せずに種々の他の修正が行われ得ること、および同等物が代用され得ることは、当分野に精通する人々によって理解されるであろう。更にここで説明された中心的な考えから逸脱せずに特許請求されている主題の教示に対して、ある特定の状況に適応するために多くの修正が行われ得る。
【0110】
したがって請求されている主題は開示されたこれら特定の例に限定されず、またこのような請求されている主題は添付の請求項およびこれらの同等物の範囲に入るすべての態様も含み得ることが、意図され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を通信リンク上で、位置探索支援を供与することを動作的に可能にされた位置探索サーバから移動局に送信することを備える、無線通信ネットワークにおける使用のための方法。
【請求項2】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は選択されたGNSSリソースに関連する1つ以上の対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の一部を表す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記プリアンブル情報信号を備えない、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は少なくとも1つの符号化された情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記符号化された情報信号を備えない、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記タイムマーク情報信号を備えない、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を確立することを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は少なくとも1つの位置決定データメッセージ(PDDM)を介して送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのPDDMの供与要素において前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を送信することを更に備える、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
要請されていない前記少なくとも1つのPDDMを送信することを更に備える、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも1つの要請PDDMを前記移動局から受信する前記位置探索サーバに応じて前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を送信することを更に備え,前記少なくとも1つの要請PDDMは要求要素信号を備える、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記要求要素信号は前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を識別するインジケータ信号を備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記要求要素信号は選択されたGNSSリソースを識別するインジケータ信号を備える、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGNSS信号、GNSS信号帯域、衛星測位システム(SPS)信号、および/または宇宙船(SV)のうちの少なくとも1つに関連している、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
移動局によって、
位置探索支援を前記移動局に供与することを動作的に可能にされた位置探索サーバから1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を通信リンク上で受信することと、
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号にある程度基づいて、少なくとも1つのGNSS信号を捕捉しようと試みることと、
を備える、無線通信ネットワークにおける使用のための方法。
【請求項16】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は選択されたGNSSリソースに関連する1つ以上の対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の一部を表す、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記プリアンブル情報信号を備えない、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は少なくとも1つの符号化された情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記符号化された情報信号を備えない、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記タイムマーク情報信号を備えない、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、前記受信された1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立することを更に備える、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
少なくとも1つの基準タイム信号に少なくともある程度基づいて、前記受信された1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立することを更に備える、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、前記受信された1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号内に少なくとも1つの符号化された情報信号を確立することを更に備える、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は少なくとも1つの位置決定データメッセージ(PDDM)を介して受信される、請求項15に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つのPDDMの供与要素において前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を受信することを更に備える、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
少なくとも1つの要請PDDMを前記移動局から前記位置探索サーバに送信することを更に備え、前記少なくとも1つの要請PDDMは要求要素信号を備える、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記要求要素信号は前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を識別するインジケータ信号を備える、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記要求要素信号は選択されたGNSSリソースを識別するインジケータ信号を備える、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項15に記載の方法。
【請求項29】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGNSS信号、GNSS信号帯域、衛星測位システム(SPS)信号、および/または宇宙船(SV)のうちの少なくとも1つに関連している、請求項15に記載の方法。
【請求項30】
移動局によって、
少なくとも1つのメッセージを表す1つ以上の信号を通信リンク上で、位置探索支援を前記移動局に供与することを動作的に可能にされた位置探索サーバに送信することを備え、前記少なくとも1つのメッセージは修正されたフォーマットの1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を選択的に要求する少なくとも1つのフォーマットインジケータを備える、無線通信ネットワークにおける使用のための方法。
【請求項31】
前記修正フォーマットになっているときに前記1つ以上のGNSS SA情報信号はネイティブフォーマットの前記1つ以上のGNSS SA情報信号の一部を表す、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記修正フォーマットになっているときに前記1つ以上のGNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号、符号化情報信号、および/またはタイムマーク情報信号のうちの少なくとも1つを備えない、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記少なくとも1つのメッセージは選択されたGNSSリソースを識別するインジケータを備える、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記1つ以上のGNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項30に記載の方法。
【請求項35】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGNSS信号、GNSS信号帯域、衛星測位システム(SPS)信号、および/または宇宙船(SV)のうちの少なくとも1つに関連している、請求項30に記載の方法。
【請求項36】
無線通信ネットワーク内で位置探索支援を移動局に供与する際の使用のための装置であって、
1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を確立するための手段と、
少なくとも1つのメッセージを介して前記1つ以上の修正フォーマットGNSS SA情報信号を前記移動局に送信するための手段と、
を備える装置。
【請求項37】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は選択されたGNSSリソースに関連する1つ以上の対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の一部を表す、請求項36に記載の装置。
【請求項38】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記プリアンブル情報信号を備えない、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は少なくとも1つの符号化された情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記符号化された情報信号を備えない、請求項37に記載の装置。
【請求項40】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記タイムマーク情報信号を備えない、請求項37に記載の装置。
【請求項41】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいて、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号を確立するための手段を更に備える、請求項37に記載の装置。
【請求項42】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号および/または選択されたGNSSリソースのうちの少なくとも1つを識別する要求要素信号を備える少なくとも1つの要請メッセージを前記移動局から受信するための手段を更に備える、請求項36に記載の装置。
【請求項43】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項36に記載の装置。
【請求項44】
無線通信ネットワーク内で位置探索支援を受信することを動作的に可能にされた移動局における使用のための装置であって、
1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を備える少なくとも1つのメッセージを位置探索サーバから受信するための手段と、
前記1つ以上の受信されたGNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、少なくとも1つのGNSS信号を捕捉するための手段と、
を備える装置。
【請求項45】
1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、前記受信された1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立するための手段を更に備えており、
前記1つ以上の受信されたGNSS SA情報信号の少なくとも前記一部に少なくともある程度基づいて、前記少なくとも1つのGNSS信号を捕捉するための手段は、前記1つ以上の確立されたネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、前記少なくとも1つのGNSS信号を捕捉するための手段を備える、請求項44に記載の装置。
【請求項46】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は選択されたGNSSリソースに関連する1つ以上の対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の一部を表す、請求項44に記載の装置。
【請求項47】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記プリアンブル情報信号を備えない、請求項46に記載の装置。
【請求項48】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は少なくとも1つの符号化された情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記符号化された情報信号を備えない、請求項46に記載の装置。
【請求項49】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記タイムマーク情報信号を備えない、請求項46に記載の装置。
【請求項50】
少なくとも1つの基準タイム信号に少なくともある程度基づいて、前記受信された1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立するための手段を更に備える、請求項45に記載の装置。
【請求項51】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、前記受信された1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号内に少なくとも1つの符号化された情報信号を確立するための手段を更に備える、請求項45に記載の装置。
【請求項52】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号および/または選択されたGNSSリソースの少なくとも1つを識別する要求要素信号を備える少なくとも1つの要請メッセージを前記位置探索サーバに送信するための手段を更に備える、請求項44に記載の装置。
【請求項53】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項44に記載の装置。
【請求項54】
無線通信ネットワーク内で位置探索支援を移動局に供与する際の使用のための位置探索サーバ装置であって、
1つ以上の受信されたGNSS信号に少なくともある程度基づいて、1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を確立することを動作的に可能にされた信号プロセッサと、
少なくとも前記信号プロセッサに動作的に接続されていて、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部を少なくとも1つのメッセージを介して前記移動局に送信することを動作的に可能にされた送信機と、
を備える位置探索サーバ装置。
【請求項55】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は選択されたGNSSリソースに関連する1つ以上の対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の一部を表す、請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記プリアンブル情報信号を備えない、請求項55に記載の装置。
【請求項57】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は少なくとも1つの符号化された情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記符号化された情報信号を備えない、請求項55に記載の装置。
【請求項58】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記タイムマーク情報信号を備えない、請求項55に記載の装置。
【請求項59】
前記移動局によって送信された少なくとも1つの要請メッセージを受信するための受信機を更に備え、前記少なくとも1つの要請メッセージは前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号および/または選択されたGNSSリソースの少なくとも1つを識別する要求要素信号を備える、請求項54に記載の位置探索サーバ装置。
【請求項60】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項54に記載の装置。
【請求項61】
無線通信ネットワーク内で位置探索支援を受信することを動作的に可能にされた移動局における使用のための特定の装置であって、
少なくとも1つのメッセージを位置探索サーバから受信することを動作的に可能にされた無線通信ネットワークインタフェースと、前記少なくとも1つのメッセージは1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を備える、
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいて、GNSS信号を選択的に捕捉することを動作的に可能にされた衛星測位システム(SPS)受信機と、
を備える特定の装置。
【請求項62】
前記特定の装置は前記1つ以上のフォーマット修正GNSS情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立することを動作的に可能にされた信号プロセッサを更に備えており、
前記SPS受信機は前記1つ以上の確立されたネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号に少なくともある程度基づいて、GNSS信号を選択的に捕捉することを動作的に可能にされている、請求項61に記載の特定の装置。
【請求項63】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は選択されたGNSSリソースに関連する1つ以上の対応するネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号の一部を表す、請求項61に記載の特定の装置。
【請求項64】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記プリアンブル情報信号を備えない、請求項63に記載の特定の装置。
【請求項65】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は少なくとも1つの符号化された情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記符号化された情報信号を備えない、請求項63に記載の特定の装置。
【請求項66】
前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記タイムマーク情報信号を備えない、請求項63に記載の特定の装置。
【請求項67】
前記信号プロセッサは少なくとも1つの基準タイム信号に少なくともある程度基づいて、前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号を確立することを動作的に可能にされている、請求項62に記載の特定の装置。
【請求項68】
前記信号プロセッサは前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、前記受信された1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号対応する前記1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号内に少なくとも1つの符号化された情報信号を確立することを動作的に可能にされている、請求項62に記載の特定の装置。
【請求項69】
前記無線通信ネットワークインタフェースは少なくとも1つの要請メッセージを前記位置探索サーバに送信することを動作的に可能にされ、前記少なくとも1つの要請メッセージは前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号および/または選択されたGNSSリソースの少なくとも1つを識別する要求要素信号を備える、請求項61に記載の特定の装置。
【請求項70】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項61に記載の特定の装置。
【請求項71】
無線通信ネットワーク内で位置探索支援を受信することを動作的に可能にされた移動局における使用のための特定の装置であって、
少なくとも1つのメッセージを表す少なくとも1つの信号を、前記移動局に位置探索支援を供与することを動作的に可能にされた位置探索サーバに通信リンク上で送信することを動作的に可能にされた無線通信ネットワークインタフェースを備え、前記少なくとも1つのメッセージはネイティブフォーマットまたは修正フォーマットの1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を選択的に要求する少なくとも1つのフォーマットインジケータを備える、特定の装置。
【請求項72】
前記修正フォーマットになっているときに前記1つ以上のGNSS SA情報信号は前記ネイティブフォーマットの前記1つ以上のGNSS SA情報信号の一部を表す、請求項71に記載の特定の装置。
【請求項73】
前記修正フォーマットになっているときに前記1つ以上のGNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号、符号化情報信号および/またはタイムマーク情報信号のうちの少なくとも1つを備えない、請求項71に記載の特定の装置。
【請求項74】
前記少なくとも1つのメッセージは選択されたGNSSリソースを識別するインジケータを備える、請求項71に記載の特定の装置。
【請求項75】
前記1つ以上のGNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項71に記載の特定の装置。
【請求項76】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGNSS信号、GNSS信号帯域、衛星測位システム(SPS)信号、および/または宇宙船(SV)のうちの少なくとも1つに関連している、請求項71に記載の特定の装置。
【請求項77】
ある特定の装置内の1つ以上の処理ユニットによって実現された場合に前記特定の装置が、
1つ以上の受信されたGNSS信号に少なくともある程度基づいて1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を確立することと、
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の移動局への通信リンク上での送信を開始することと、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は少なくとも1つのメッセージを介して送信される、
を動作的に可能にするコンピュータ実行可能命令を記憶しているコンピュータ可読媒体を備える製品。
【請求項78】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記プリアンブル情報信号を備えない、請求項77に記載の製品。
【請求項79】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は少なくとも1つの符号化された情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記符号化された情報信号を備えない、請求項77に記載の製品。
【請求項80】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記タイムマーク情報信号を備えない、請求項77に記載の製品。
【請求項81】
前記1つ以上の処理ユニットによって実現された場合に前記特定の装置が、
前記移動局からの少なくとも1つの要請メッセージにアクセスすること、前記少なくとも1つの要請メッセージは前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号および/または選択されたGNSSリソースの少なくとも1つを識別する少なくとも1つのインジケータ信号を有する要求要素信号を備える、
を動作的に可能にするコンピュータ実行可能命令を更に備える、請求項77に記載の製品。
【請求項82】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項77に記載の製品。
【請求項83】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGNSS信号、GNSS信号帯域、衛星測位システム(SPS)信号、および/または宇宙船(SV)のうちの少なくとも1つに関連している、請求項77に記載の製品。
【請求項84】
ある特定の装置内の1つ以上の処理ユニットによって実現された場合に前記特定の装置が、
位置探索サーバからの少なくとも1つのメッセージにアクセスすることと、前記少なくとも1つのメッセージは1つ以上のフォーマット修正グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を備える、
前記1つ以上の受信されたGNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、少なくとも1つのGNSS信号を捕捉することを動作的に可能にされた受信機に前記1つ以上のGNSS SA情報信号の少なくとも前記一部を供与することと、を動作的に可能にするコンピュータ実行可能命令を記憶しているコンピュータ可読媒体を備える製品。
【請求項85】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記プリアンブル情報信号を備えない、請求項84に記載の製品。
【請求項86】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号は少なくとも1つの符号化された情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記符号化された情報信号を備えない、請求項84に記載の製品。
【請求項87】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号に対応する1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS SA情報信号はタイムマーク情報信号を備えており、前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号は前記タイムマーク情報信号を備えない、請求項84に記載の製品。
【請求項88】
前記1つ以上の処理ユニットによって実現された場合に前記特定の装置が、
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部と少なくとも1つの基準タイム信号とに少なくともある程度基づいて、1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS情報信号を確立することとを可能にするコンピュータ実行可能命令を更に備える、請求項84に記載の製品。
【請求項89】
前記1つ以上の処理ユニットによって実現された場合に前記特定の装置が、
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号の少なくとも一部に少なくともある程度基づいて、1つ以上のネイティブフォーマット化GNSS情報信号内に少なくとも1つの符号化された情報信号を確立することを動作的に可能にするコンピュータ実行可能命令を更に備える、請求項84に記載の製品。
【請求項90】
前記1つ以上の処理ユニットによって実現された場合に前記特定の装置が、
少なくとも1つの要請メッセージの前記位置探索サーバへの送信を開始すること、前記少なくとも1つの要請メッセージは前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号および/または選択されたGNSSリソースの少なくとも1つを識別する要求要素信号を備える、
を動作的に可能にするコンピュータ実行可能命令を更に備える、請求項84に記載の製品。
【請求項91】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項84に記載の製品。
【請求項92】
ある特定の装置内の1つ以上の処理ユニットによって実現された場合に前記特定の装置が、
少なくとも1つのメッセージを表す1つ以上の信号の、通信リンク上での位置探索サーバへの送信を開始すること、前記少なくとも1つのメッセージはネイティブフォーマットまたは修正フォーマットの1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)感度支援(SA)情報信号を選択的に要求する少なくとも1つのフォーマットインジケータを備える、
を動作的に可能にするコンピュータ実行可能命令を記憶しているコンピュータ可読媒体を備える製品。
【請求項93】
前記修正フォーマットになっているときに前記1つ以上のGNSS SA情報信号は前記ネイティブフォーマットの前記1つ以上のGNSS SA情報信号の一部を表す、請求項92に記載の製品。
【請求項94】
前記修正フォーマットになっているときに前記1つ以上のGNSS SA情報信号はプリアンブル情報信号、符号化情報信号および/またはタイムマーク情報信号の少なくとも1つを備えない、請求項92に記載の製品。
【請求項95】
前記少なくとも1つのメッセージは選択されたGNSSリソースを識別するインジケータを備える、請求項92に記載の製品。
【請求項96】
前記1つ以上のGNSS SA情報信号はGPSリソース、SBASリソース、QZSSリソース、GLONASSリソース、Galileoリソース、および/またはCompass/BeiDouリソースのうちの少なくとも1つを備える少なくとも1つのGNSSリソースに関連している、請求項92に記載の製品。
【請求項97】
前記1つ以上のフォーマット修正GNSS SA情報信号はGNSS信号、GNSS信号帯域、衛星測位システム(SPS)信号、および/または宇宙船(SV)のうちの少なくとも1つに関連している、請求項92に記載の製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2011−528788(P2011−528788A)
【公表日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−518949(P2011−518949)
【出願日】平成21年7月17日(2009.7.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/051060
【国際公開番号】WO2010/009439
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】