説明

無線LANアクセスポイント、無線LANシステム、および商品情報提示システム

【課題】IPアドレスをより容易に確認することが可能な無線LANアクセスポイント、無線LANシステム、および商品情報提示システムを得る。
【解決手段】アクセスポイント(無線LANアクセスポイント)50は、設定されたIPアドレスを表示するIPアドレス表示部としてのディスプレイ54を備える。したがって、アクセスポイント50に設定されたIPアドレスを、パーソナルコンピュータ等の電子機器を接続することなく、ディスプレイ54で、より容易に確認することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線LANアクセスポイント、無線LANシステム、および商品情報提示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品の値段等を表示する棚札を電子化した電子棚札システムが知られている。この電子棚札システムでは、ハンディターミナル等で、商品を識別するコードと棚札を識別するコードとが読み取られて、電子棚札システムにて商品と棚札とが関連づけられる。そして、商品のデータが、当該商品に関連付けられた棚札に、無線あるいは有線のネットワークを介して送信され、当該棚札で商品の値段等の情報が表示される(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記電子棚札システムでは、ハンディターミナルの通信等に、無線LAN(Local Area Network)方式(IEEE 802.11シリーズ、IEEE 802.15シリーズ等)が利用される場合がある。その場合は、店舗に、複数の無線LANアクセスポイントが設置される。
【0004】
無線LAN方式では、各機器のIPアドレスをユーザで設定する場合があり、その場合、IPアドレスは複数の機器で重複しないように設定される。しかし、店舗が大きくなるなどして、無線LANアクセスポイントの設置数が増大すると、IPアドレスの設定変更が必要となることがある。そのときには、各無線LANアクセスポイントにパーソナルコンピュータ等の電子機器を接続して、IPアドレスを確認し、変更する作業を行う。
【0005】
しかし、複数の無線LANアクセスポイントに電子機器を一々接続して、IPアドレスを確認して変更する作業は非常に手間がかかるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、IPアドレスをより容易に確認することが可能な無線LANアクセスポイント、無線LANシステム、および商品情報提示システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、無線LAN方式で複数の端末が無線接続される無線LANアクセスポイントにおいて、設定されたIPアドレスを表示するIPアドレス表示部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、無線LANアクセスポイントに設定されたIPアドレスを、パーソナルコンピュータ等の電子機器を接続することなく、IPアドレス表示部で、より容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明の実施形態にかかる商品情報提示システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、無線LANアクセスポイントの外観を示す模式図である。
【図3】図3は、無線LANアクセスポイントのブロック図である。
【図4】図4は、無線LANアクセスポイントのCPUのブロック図である。
【図5】図5は、無線LANアクセスポイントにおけるIPアドレスの確認および設定変更の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1に示すように、本発明の一実施形態にかかる商品情報提示システム1は、商品DB(データベース)10、POS(Point Of Sales)サーバ20、ESL(Electronic Shelf label:電子棚札)サーバ30、ハンディターミナル40、無線LANアクセスポイント(以下、単にアクセスポイントと記す)50、中継器60、および棚札端末70を備えている。本実施形態では、棚札端末70は、商品の情報を提示するものであり、商品情報提示端末に相当する。また、本実施形態では、ESLサーバ30がサーバ装置に相当する。
【0012】
商品情報提示システム1では、商品DB10、POSサーバ20、ESLサーバ30、アクセスポイント50および中継器60は、有線ネットワークN1を介して接続されている。また、ハンディターミナル40はアクセスポイント50に無線ネットワークN2を介して接続され、棚札端末70は中継器60に無線ネットワークN3を介して接続されている。本実施形態では、有線ネットワークN1および無線ネットワークN2,N3による通信ネットワークが、電気通信回線に相当する。また、本実施形態では、少なくとも無線ネットワークN2は、無線LAN方式によるものであり、商品情報提示システム1のうち、この無線ネットワークN2を介して接続されるハンディターミナル40およびアクセスポイント50を含む部分が、無線LANシステムに相当する。
【0013】
商品DB10は、店舗が扱う商品に関する各種の情報を記憶しかつ管理するデータベース装置である。商品DB10には、商品コードに対応づけて、商品名、商品の単価、商品の売価、商品分類コード等の情報を示す商品データが格納されている。
【0014】
POSサーバ20は、POSシステムの中枢を担うコンピュータであり、図示しない通信回線を介して図示しないPOS端末と接続されている。POS端末は、顧客が買上げた商品の販売データを登録処理し、その代金を現金、クレジットカード、プリペイドカード、電子マネー、デビットカード等の種々の支払い方法に応じて決済処理するものである。そして、POSサーバ20は、当該POSサーバ20を操作する操作者や、POS端末等から特定の棚札端末70に対する表示書き換え等の指示を受け付けると、この指示内容を表した指示データをESLサーバ30に送信する。
【0015】
ESLサーバ30は、中継器60とともに後述するESLシステムを管理する情報処理装置を構成し、棚札端末70の動作を制御する。具体的に、ESLサーバ30は、POSサーバ20から指示データを受信すると、この指示データで指示された動作を当該指示データで指定された棚札端末70に実行させるためのコマンドやデータ(以下、コマンドおよびデータを、単にコマンドデータという)を、中継器60を介して棚札端末70に送信する。また、ESLサーバ30は、ハードディスク等の記憶部(図示せず)を備えている。この記憶部には、商品を識別するための商品コードが、各棚札端末70を識別するための端末コードに対応づけて記憶される。
【0016】
ハンディターミナル40は、店舗の店員等により操作される携帯型の情報処理装置であり、棚札端末70の端末コードと、商品の商品コードとを読み取ることができる。すなわち、本実施形態では、このハンディターミナル40が、コードリーダに相当する。ハンディターミナル40によって読み取られた端末コードおよび商品コードは、アクセスポイント50を介してESLサーバ30に送信される。なお、本実施形態では、商品コードおよび端末コードがバーコードとして表示され、ハンディターミナル40は、バーコードリーダとして構成されている。
【0017】
アクセスポイント(無線LANアクセスポイント)50は、有線ネットワークN1に接続された機器(ESLサーバ30)とハンディターミナル40とを接続するための無線ネットワーク装置であって、無線LAN(Local Area Network)−有線LANのプロトコル変換を行う。また、中継器60は、有線ネットワークN1に接続された機器(ESLサーバ30)と棚札端末70とを接続するための無線ネットワーク装置であって、無線LAN−有線LANのプロトコル変換を行う。
【0018】
棚札端末70は、薄板状(ラベル状)に形成されて、店舗内の商品陳列棚等に設けられ、対応する商品に関する情報を表示(提示)する。棚札端末70には、文字情報を含む情報を表示する表示部(図示せず)が設けられる。
【0019】
商品DB10、POSサーバ20、およびESLサーバ30は、コンピュータとして構成することができる。本実施形態では、商品DB10、POSサーバ20、およびESLサーバ30として動作するコンピュータは、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、LCD等の表示部、キーボードやマウス等の入力部、ハードディスク(HDD,Hard Disk Drive)等の記憶部、CD−ROMドライブ等の媒体読取部、通信インタフェース等(いずれも図示せず)を備えており、これらの各部がバス(図示せず)で接続されている。このようなコンピュータでは、例えばROM内のローダが起動され、OS(Operating System、コンピュータのハードウェアとソフトウェアとを管理するプログラム)が記憶部からRAMに読み込まれ、さらに、OS上で動作するアプリケーションプログラムが記憶部からRAMに読み込まれて、プログラムにしたがった動作が実行される。本実施形態では、アプリケーションプログラムの違いによって、コンピュータが、商品DB10、POSサーバ20、およびESLサーバ30として、それぞれ機能する。
【0020】
ハンディターミナル40も、コンピュータとして構成することができる。ハンディターミナル40として動作するコンピュータも、上記商品DB10、POSサーバ20、およびESLサーバ30を構成するコンピュータと同様に、CPUや、ROM、RAM、表示部、入力部、記憶部、媒体読取部、通信インタフェース等(いずれも図示せず)を備えており、これらの各部がバス(図示せず)で接続されている。さらに、ハンディターミナル40は、商品コードおよび端末コードを読み取るコード読取部、ならびに無線LANインタフェース(いずれも図示せず)を備えている。そして、CPUが記憶部からRAMへ読み込まれたプログラムにしたがって動作することにより、ハンディターミナル40として動作する。
【0021】
アクセスポイント50は、図2に示すように、筐体51から突出して設けられるアンテナ52と、筐体51の表面53に設けられる小型液晶パネル等で構成されるディスプレイ54と、キー(押しボタン)等で構成される入力操作部55と、を備えている。ディスプレイ54では、このアクセスポイント50に設定されたIPアドレスが表示される。よって、本実施形態では、ディスプレイ54が、IPアドレス表示部に相当する。また、本実施形態では、入力操作部55の操作によって、IPアドレスが変更される他、パスコードが入力される。よって、入力操作部55がパスコード入力部に相当する。
【0022】
また、このアクセスポイント50も、コンピュータとして構成されており、例えば、図3に示すように、CPU56、EPROM(Erasable Programmable ROM)57a、RAM57b、無線LANインタフェース57c、有線LANインタフェース57d、ディスプレイコントローラ57e、および入力操作部コントローラ57fを備えている。そして、これらは、アドレスバス、データバス等のバスライン57gを介して接続されている。
【0023】
CPU56は、EPROM57aに記憶された各種プログラムを実行することにより、アクセスポイント50を制御する。EPROM57aは、CPU56が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAM57bは、CPU56が各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。本実施形態では、アクセスポイント50用のプログラムに、入力操作部55の操作によって入力されたパスコードとEPROM57aに記憶されたパスコードとを照合するモジュールと、ディスプレイコントローラ57eを制御してEPROM57aに記憶されたアクセスポイント50のIPアドレスをディスプレイ54に表示させるモジュールと、入力操作部55の操作に応じてIPアドレスを変更するモジュールと、が含まれている。よって、このプログラムにより、アクセスポイント50のCPU56は、図4に示すように、パス照合部56a、IPアドレス表示制御部56b、およびIPアドレス変更部56cとして動作する。
【0024】
中継器60も、アクセスポイント50と同様に、コンピュータとして構成することができる。すなわち、中継器60として動作するコンピュータも、コンピュータとして構成され、CPUや、EPROM、RAM、無線LANインタフェース、有線LANインタフェース等(いずれも図示せず)を備えており、これらの各部がバス(図示せず)で接続されている。そして、CPUが記憶部からRAMへ読み込まれたプログラムにしたがって動作することにより、中継器60として動作する。
【0025】
棚札端末70は、表示部や、駆動源としてのバッテリ、通信部、不揮発性の記憶部、通信制御時の同期や時間計測に用いるタイマ部、および各部を制御する制御部等(いずれも図示せず)を備えており、ESLサーバ30から有線ネットワークN1および無線ネットワークN3を介して受信したデータを表示部に表示する。このとき表示部で表示されるデータは、主として、商品の商品名や価格等の文字情報であり、これにより、棚札端末70が「棚札」として機能する。
【0026】
上記構成の商品情報提示システム1では、ハンディターミナル40で棚札端末70の端末コードと商品の商品コードとが読み取られると、それら端末コードおよび商品コードを示すデータが、ハンディターミナル40からESLサーバ30へ送信される。このとき、これら端末コードおよび商品コードを示すデータは、例えば、一緒に送信されるか、あるいは対応付けを示すデータとともに送信されるため、ESLサーバ30のCPU31は、これらの対応付けを把握することができる。そして、端末コードおよび商品コードを示すデータを受信したESLサーバ30は、端末コードに対応する棚札端末70に、商品コードに対応する商品の情報を示すデータを送信する。また、端末コードおよび商品コードは、ESLサーバ30の記憶部に、相互に対応付けて記憶される。ESLサーバ30から商品の情報を示すデータを受信した棚札端末70は、そのデータに基づいて、商品の商品名や価格等の文字情報を表示する。この表示(提示)は、例えば、ESLサーバ30から終了指令を受けるまで、あるいは各端末で電源オフ操作等が行われるまで、継続される。
【0027】
次に、図5および図2を参照して、アクセスポイント50におけるIPアドレスの表示および設定変更の処理について説明する。本実施形態では、ディスプレイ54でのIPアドレスの表示ならびに設定変更を、パスコードによって制限している。これにより第三者による不正利用や妨害行為など、不本意な事態が生じるのを抑制することができる。パスコードは、入力操作部55によって入力することができる。図2の構成例では、例えば、「左側のキー」、「右側のキー」、「右側のキー」、および「左側のキー」がこの順に押圧操作された場合にのみ正しいパスコードが入力されたとしてIPアドレスの表示ならびに設定変更を許可し、これ以外の順番で押圧操作された場合にはIPアドレスの表示ならびに設定変更を拒否することができる。すなわち、図5に示すように、まず、ユーザによる入力操作部55の操作によってパスコードが入力されると(ステップS10)、CPU56は、パス照合部56a(図4参照)として動作し、入力されたパスコードをEPROM57aに記憶されたパスコードとを照合する。そして、パスコードが正しいものであった場合(ステップS11でYes)、CPU56は、IPアドレス表示制御部56bとして動作し、ディスプレイコントローラ57eを制御して、ディスプレイ54にIPアドレスを表示させる(ステップS12)。一方、パスコードが正しいものでなかった場合(ステップS11でNo)、処理を終了する。この場合は、パス入力を受け付けるモードに戻ってもよい。
【0028】
ここで、本実施形態では、ディスプレイ54にIPアドレスが表示された状態では、入力操作部55の操作によって、IPアドレスを変更することができる。ユーザは、IPアドレスを変更する場合(ステップS13でYes)、入力操作部55を操作し、この操作に基づいてIPアドレスが変更される(ステップS14)。すなわち、ステップS14では、CPU56は、IPアドレス変更部56cとして動作し、入力操作部55のキーの操作に基づいてIPアドレスを変更する。具体的には、例えば図2の構成例では、入力操作部55の左側のキーの操作によってアドレスを「1」増大させ、右側のキーの操作によってアドレスを「1」減少させることができる。このとき値を変化させる範囲は、図2のディスプレイ54に表示したIPアドレスの下3桁(xxxで表示)の部分だけにするなど、制限することができる。また、同一のキーを押し続けることによって、「000」、「001」、・・・、「999」、「000」、「001」、・・・というように、値を巡回させてもよい。そして、CPU56は、IPアドレスを変更するたびに、変更したIPアドレスをディスプレイ54に表示する(ステップS12)。
【0029】
そして、所望のIPアドレスに変更された時点で、ユーザはIPアドレスの変更操作を終了する(ステップS13でNo)。この場合、アクセスポイント50にタイマ(図示せず)を内蔵しておき、入力操作部55での最終操作から一定時間が経過した時点で、CPU56が、IPアドレスの設定を変更可能な状態を終了することができる。あるいは、二つのキーを同時に押すなど、特定の入力操作部55の操作によって、IPアドレスの設定変更を終了することができる。
【0030】
以上、説明したように、本実施形態にかかるアクセスポイント50は、設定されたIPアドレスを表示するIPアドレス表示部としてのディスプレイ54を備える。よって、本実施形態によれば、アクセスポイント50に設定されたIPアドレスを、パーソナルコンピュータ等の電子機器を接続することなく、ディスプレイ54で、より容易に確認することができる。
【0031】
また、本実施形態にかかるアクセスポイント50は、IPアドレスを設定変更可能な入力操作部55を備える。よって、本実施形態によれば、IPアドレスを、パーソナルコンピュータ等の電子機器を接続することなく、入力操作部55の操作によって、より容易に変更することができる。
【0032】
また、本実施形態にかかるアクセスポイント50は、パスコードを入力するパスコード入力部としての入力操作部55を備え、入力されたパスコードに基づいて、IPアドレス表示部としてのディスプレイ54でIPアドレスを表示するか否かを切り替える。よって、本実施形態によれば、IPアドレスを不本意に利用されるのを抑制することができる。
【0033】
また、本実施形態にかかるアクセスポイント50は、パスコードを入力するパスコード入力部としての入力操作部55を備え、入力されたパスコードに基づいて、IPアドレスの変更を許可するか否かを切り替える。よって、本実施形態によれば、IPアドレスが不本意に変更されるのを抑制することができる。
【0034】
また、本実施形態にかかるアクセスポイント50は、IPアドレスを変更する操作を行う入力操作部55を、パスコードを入力するパスコード入力部としても用いている。よって、これらを別々に設ける場合に比べて、アクセスポイント50の構成をより簡素にかつより小さく構成することができる。
【0035】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、ネットワークに含まれるアクセスポイントの全体を本発明にかかるIPアドレス表示部や入力操作部等を有するアクセスポイントとすることは必須ではなく、本発明にかかるアクセスポイントを部分的に配置してもよい。また、上記実施形態では、アクセスポイントを商品情報提示システムに組み込んだ場合について例示したが、本発明のアクセスポイントは、他の無線LANシステムに組み込んで実施することも可能である。また、IPアドレス表示部や、入力操作部(パスコード入力部)等のスペック(配置、大きさ、形式、構造、数等)は適宜に変更することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上のように、本発明にかかる無線LANアクセスポイントは、複数の無線LANアクセスポイントが含まれるシステムに有用であり、特に商品情報提示システムに適している。
【符号の説明】
【0037】
1 商品情報提示システム(無線LANシステム)
30 ESLサーバ(サーバ装置)
40 ハンディターミナル(コードリーダ)
50 アクセスポイント(無線LANアクセスポイント)
54 ディスプレイ(IPアドレス表示部)
55 入力操作部(パスコード入力部)
70 棚札端末(商品情報提示端末)
N1 有線ネットワーク(電気通信回線)
N2,N3 無線ネットワーク(電気通信回線)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0038】
【特許文献1】特許第3560988公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線LAN方式で複数の端末が無線接続される無線LANアクセスポイントにおいて、
設定されたIPアドレスを表示するIPアドレス表示部を備えることを特徴とする無線LANアクセスポイント。
【請求項2】
前記IPアドレスを設定変更可能な入力操作部を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線LANアクセスポイント。
【請求項3】
パスコードを入力するパスコード入力部を備え、
入力されたパスコードに基づいて、前記IPアドレス表示部で前記IPアドレスを表示するか否かを切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の無線LANアクセスポイント。
【請求項4】
前記入力操作部を、パスコードを入力するパスコード入力部として用い、
入力されたパスコードに基づいて、前記IPアドレス表示部で前記IPアドレスを表示するか否かを切り替えることを特徴とする請求項2に記載の無線LANアクセスポイント。
【請求項5】
請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の無線LANアクセスポイントと、当該アクセスポイントに無線LAN方式で無線接続される複数の端末と、を含む無線LANシステム。
【請求項6】
商品に関するデータを送信するサーバ装置と、店舗に設置されて商品の情報を提示する商品情報提示端末と、が電気通信回線を介して接続され、前記サーバ装置から前記商品情報提示端末へ当該商品情報提示端末に対応する商品に関するデータが送信され、当該商品情報提示端末で当該商品の商品情報が提示される商品情報提示システムであって、
前記商品情報提示端末を識別する端末コードと、商品を識別する端末コードと、を読み取るコードリーダと、
前記コードリーダが無線LAN方式で無線接続されるとともに、電気通信回線を介して前記サーバ装置に接続される複数の無線LANアクセスポイントと、
を備え、
前記複数の無線LANアクセスポイントのうち少なくとも一つが、設定されたIPアドレスを表示するIPアドレス表示部を備えることを特徴とすることを特徴とする商品情報提示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−77656(P2011−77656A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−224810(P2009−224810)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】