説明

無線LAN装置

【課題】 GE−PONフレームと802.11MACフレームとの間の相互変換を可能とする。
【解決手段】 光アクセス回線を伝搬するGE−PONフレームを無線回線を伝搬する802.11MACフレームに変換する無線LAN装置において、GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内の所定位置または802.11MACフレーム内の所定位置に格納し、GE−PONフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部を、802.11MACフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部にコピーし、FCSを生成して802.11MACフレームを生成し、1つのGE−PONフレームを1つの802.11MACフレームに変換する手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、GE−PONフレームと802.11MACフレームとの間の相互変換を行う無線LAN装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図12は、光アクセスネットワークの構成例を示す。
ここでは、IEEE802.3ahで標準化されたGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)-Passive Optical Network)の光アクセスネットワークの構成例を示す。GE−PONでは、1つの光加入者線終端盤(OLT:Optical Line Terminal)201と複数の光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)202−1〜202−nとが、光ファイバ伝送路203、光スプリッタ205、n本の光ファイバ伝送路204−1〜204−nを介して1対nで接続される。
【0003】
図13は、GE−PONフレームの構成例を示す(非特許文献1)。
GE−PONフレームは、プリアンブル(8オクテット)、宛先アドレス(6オクテット)、送信元アドレス(6オクテット)、タイプ(2オクテット)、データ部(46〜1500オクテット)、FCS(4オクテット)からなるイーサネットフレームのプリアンブルの一部に、SLD(Start of LLID Delimiter) およびLLID(Logical Link Identifier) を埋め込んだ構成である。すなわち、GE−PON用のプリアンブルは、8オクテットのうち先頭から3オクテット目にSLDを配置し、6〜7オクテット目にLLIDを配置し、8オクテット目にプリアンブル部の符号誤りチェックを行うCRC(Cyclic Redundancy Check)を配置する。
【0004】
このLLIDの値は、ONU登録時にOLTで決定され、OLTは配下のONUでLLIDの重複が起こらないように管理している。SLDは、プリアンブル領域にLLIDが記載されていることを示すもので、そのビット列は16進数で「0xd5」、2進数で「11010101」と規定されている。その他の予備領域には16進数で「0x55」、2進数で「01010101」が設定される。
【0005】
下り方向通信(OLT→ONU)では、OLTは宛先となるONUのLLIDを送信フレームのプリアンブルに埋め込んで送信する。ONUは、予めOLTから通知された自分のLLIDと受信フレームのLLIDを照合し、一致している受信フレームを自分宛てと判断して取り込み、そうでなければ自分宛てでないと判断して受信フレームを廃棄する。上り方向通信(ONU→OLT)では、ONUは割り当てられたLLIDを送信フレームのプリアンブルに埋め込んでOLTへ送信する。OLTは、受信フレームのLLIDによりどのONUから送信されたフレームであるかを判別する。このように、LLIDによる識別を行うことにより、物理的にはGE−PONの形態であっても、論理的にはP2P形態での通信が可能となる。
【0006】
ところで、802.11無線LANで用いられる802.11MACフレームは、図14に示すように、イーサネットフレームのプリアンブルとFCSを除くすべての情報要素を適切な領域にコピーできるため、互換性が維持されるようになっている(非特許文献2)。図14において、イーサネットフレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスは、802.11MACフレームの802.11MACヘッダのアドレス1(宛先)およびアドレス2(送信元)にコピーされ、さらにイーサネットフレームのタイプおよびデータ部は802.11MACフレームのタイプおよびデータ部(0〜2312オクテット)に格納され、さらに802.11MACフレームのFCSが生成される。なお、802.11MACヘッダは、フレーム制御(2オクテッド)、デュレーション/ID(2オクテッド)、アドレス1(宛先、6オクテッド)、アドレス2(送信元、6オクテッド)、アドレス3(BSSID等、6オクテッド)、シーケンス制御(2オクテッド)、アドレス4(WDS用、6オクテッド)の各フィールドから構成される。また、802.11MACヘッダの次にLLCヘッダ(SNAP形式)が付加される。
【非特許文献1】技術基礎講座“GE−PON技術 第2回 GE−PON技術”、NTTアクセスサービスシステム研究所、NTT技術ジャーナル、Vol.17、No.9、2005年9月、pp.91-94
【非特許文献2】守倉正博・久保田周治監修、“改訂版802.11高速無線LAN教科書”、インプレス社、2005年1月、p.76
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
GE−PONの光アクセスネットワークの光アクセス回線(図12の光ファイバ伝送路203,204)が災害等で切断された場合に、切断箇所の回線を無線接続によって臨時に復旧する方法が検討されている。ここで、図14に示すように、イーサネットフレームと802.11MACフレームの互換性を利用し、切断箇所を無線LAN装置で補完することが検討された。しかし、GE−PONフレームでLLIDが設定されるプリアンブルはコピーの対象になっていないため、GE−PONフレームをそのまま802.11MACフレームに格納できなかった。
【0008】
そのため、切断箇所を無線LAN装置で補完する場合は、図15に示すように切断箇所に臨時のGE−OLTおよびGE−ONUを設置してGE−PONフレームを終端させ、イーサネットフレームに展開した後に802.11MACフレームに格納し、無線LAN装置を介して無線伝送する構成が考えられている。しかし、可搬性があり、屋外仕様のOLTおよびONUは存在していないために図15のシステム構成は実現困難であった。
【0009】
本発明は、GE−PONフレームと802.11MACフレームとの間の相互変換を可能とし、光アクセス回線の切断箇所を補完することができる無線LAN装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の発明は、光アクセス回線を伝搬するGE−PONフレームを無線回線を伝搬する802.11MACフレームに変換する無線LAN装置において、GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内の所定位置または802.11MACフレーム内の所定位置に格納し、GE−PONフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部を、802.11MACフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部にコピーし、FCSを生成して802.11MACフレームを生成し、1つのGE−PONフレームを1つの802.11MACフレームに変換する手段を備える。
【0011】
第1の発明の無線LAN装置は、GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを含むプリアンブルの一部を、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のWDS用として予約されているアドレス4に格納する構成である。
【0012】
第1の発明の無線LAN装置は、GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のデュレーション/ID領域に格納する構成である。
【0013】
第1の発明の無線LAN装置は、GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ、タイプ、データ部のそれぞれ前後のいずれかの位置に配置する構成である。
【0014】
第1の発明の無線LAN装置は、所定時間内に連続して受信する複数のGE−PONフレームのLLID、宛先アドレスおよび送信元アドレスが同一のときに、802.11MACフレームのデータ部の容量の範囲で、各GE−PONフレームのデータ部を所定のプリアンブルを挟んで詰め込み、複数のGE−PONフレームを1つの802.11MACフレームに変換する構成である。
【0015】
第1の発明の無線LAN装置は、所定時間内に受信する複数のGE−PONフレームのうち、所定のLLID、所定の宛先アドレスおよび所定の送信元アドレスをもつGE−PONフレームを選択し、802.11MACフレームのデータ部の容量の範囲で、選択した各GE−PONフレームのデータ部を所定のプリアンブルを挟んで詰め込み、複数のGE−PONフレームを1つの802.11MACフレームに変換する構成である。
【0016】
第2の発明は、無線回線を伝搬する802.11MACフレームを光アクセス回線を伝搬するGE−PONフレームに変換する無線LAN装置において、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内の所定位置または802.11MACフレーム内の所定位置に格納されているLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を読み出してGE−PONフレームのプリアンブルを生成し、802.11MACフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部を、GE−PONフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部にコピーし、FCSを生成してGE−PONフレームを生成し、1つの802.11MACフレームを1つのGE−PONフレームに変換する手段を備える。
【0017】
第2の発明の無線LAN装置は、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のWDS用として予約されているアドレス4に格納されているLLIDを含むプリアンブルの一部を読み出し、GE−PONフレームのプリアンブルを生成する構成である。
【0018】
第2の発明の無線LAN装置は、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のデュレーション/ID領域に格納されているLLIDを読み出し、GE−PONフレームのプリアンブルを生成する構成である。
【0019】
第2の発明の無線LAN装置は、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ、タイプ、データ部のそれぞれ前後のいずれかの位置に配置されているLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を読み出し、GE−PONフレームのプリアンブルを生成する構成である。
【0020】
第2の発明の無線LAN装置は、802.11MACフレームのデータ部に所定のプリアンブルを挟んで複数のデータ部が詰め込まれているときに、そのデータ部の数に対応するGE−PONフレームのプリアンブルを生成し、さらに各GE−PONフレームのデータ部に802.11MACフレームの複数のデータ部をコピーし、1つの802.11MACフレームを複数のGE−PONフレームに変換する構成である。
【発明の効果】
【0021】
本発明の無線LAN装置は、GE−PONフレームのプリアンブルのLLIDを802.11MACフレームの所定位置に格納し、さらにGE−PONフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部を、802.11MACフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部にコピーし、FCSを生成して802.11MACフレームを生成することができる。
【0022】
また、本発明の無線LAN装置は、802.11MACフレームの所定位置に格納されているLLIDを読み出してGE−PONフレームのプリアンブルを生成し、さらに802.11MACフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部を、GE−PONフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部にコピーし、FCSを生成してGE−PONフレームを生成することができる。
【0023】
これにより、GE−PONフレームのプリアンブルのLLIDを含めて、GE−PONフレームと802.11MACフレームとの間の相互変換が可能となり、光アクセス回線の切断箇所を補完することができる。
【0024】
また、LLID、宛先アドレスおよび送信元アドレスが同一となる複数のGE−PONフレームについては、その複数のデータ部を802.11MACフレームのデータ部に詰め込むことにより、複数のGE−PONフレームと1つの802.11MACフレームとの間の相互変換が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の無線LAN装置の第1の実施形態を示す。図2は、本発明の第1の実施形態の処理手順を示す。
図1において、対向する無線LAN装置100は同一構成であり、光アクセス回線を介してONUまたはOLTとの間で光信号(GE−PONフレーム)の送受信処理を行う光信号送受信部101、対向する無線LAN装置との間で無線信号(802.11MACフレーム)の送受信処理を行う無線信号送受信部106、GE−PONフレームのプリアンブルからSLD,LLID,CRCを抽出する識別子抽出部102、802.11MACフレームの802.11MACヘッダからSLD,LLID,CRCを抽出する識別子抽出部103、識別子抽出部102,103で抽出したSLD,LLID,CRCを格納するバッファ部104、GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成する処理および802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開する処理を行うフレーム生成・展開部105により構成される。
【0026】
まず、GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成する処理手順について説明する。図1および図2(1) において、光信号送受信部101はONUまたはOLTから送信された光信号(GE−PONフレーム)を受信し(S1)、識別子抽出部102に出力する。識別子抽出部102はGE−PONフレームを入力すると、プリアンブル以外の部分をフレーム生成・展開部105に出力するとともに、プリアンブルからSLD,LLID,CRCを抽出し(S2-1 )、バッファ部104に格納する。フレーム生成・展開部105は、バッファ部104からSLD,LLID,CRCを読み出し、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内にWDS(Wireless Distribution System) 用として予約されているアドレス4に埋め込む(S3-1 )。さらに、フレーム生成・展開部105は、識別子抽出部102を介して入力するGE−PONフレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスを、802.11MACフレームの802.11MACヘッダのアドレス1およびアドレス2にコピーし、GE−PONフレームのタイプおよびデータ部を802.11MACフレームのタイプおよびデータ部にコピーする(S4)。そして、フレーム生成・展開部105は、802.11MACフレームのFCSを生成し、無線信号送受信部106へ出力する(S5)。無線信号送受信部106は、802.11MACフレームを無線信号として対向する無線LAN装置100へ送信する。
【0027】
なお、802.11MACヘッダ内にWDS用として予約されているアドレス4の領域は、本実施形態のように無線LAN装置100が1対1で対向する場合には使用されないので、GE−PONフレームのLLID等を格納しても問題はない。また、このアドレス4の領域は6オクテットあるので、ステップS2-1 ,S3-1 において、GE−PONフレームのプリアンブルのLLIDを含むSLDからCRCまでの6オクテッドを抽出し、そのままアドレス4の領域にコピーしてもよいし、あるいはLLIDのみをアドレス4の領域に埋め込んでもよい。
【0028】
次に、802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開する処理手順について説明する。図1および図2(2) において、無線信号送受信部106は対向する無線LAN装置から送信された無線信号(802.11MACフレーム)を受信し(S11)、識別子抽出部103に出力する。識別子抽出部103は802.11MACフレームを入力すると、フレーム生成・展開部105に出力するとともに、アドレス4の領域からSLD,LLID,CRCを抽出し(S12-1)、バッファ部103に格納する。フレーム生成・展開部105は、バッファ部104からSLD,LLID,CRCを読み出し、「0x55」を挿入・追加してGE−PONフレームの8オクテッドのプリアンブルを生成する(S13)。さらに、フレーム生成・展開部105は、識別子抽出部103を介して入力する802.11MACフレームのアドレス1およびアドレス2を、GE−PONフレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスにコピーし、802.11MACフレームのタイプおよびデータ部をGE−PONフレームのタイプおよびデータ部にコピーする(S14)。そして、フレーム生成・展開部105は、GE−PONフレームのFCSを生成し、光信号送受信部101へ出力する(S15)。光信号送受信部101は、GE−PONフレームを光信号としてONUまたはOLTへ送信する。
【0029】
なお、ステップS13において、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のアドレス4の領域に、LLIDを含むSLDからCRCまでの6オクテッドがそのまま格納されている場合には、先頭に2オクテッドの「0x55」を追加して8オクテッドのプリアンブルを生成する。また、アドレス4の領域にLLIDのみが格納されている場合には、SLD,CRC,「0x55」を適宜追加して8オクテッドのプリアンブルを生成する。
【0030】
(第2の実施形態)
図3は、本発明の無線LAN装置の第2の実施形態を示す。図4は、本発明の第2の実施形態の処理手順を示す。なお、本発明の第2の実施形態の無線LAN装置100の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
【0031】
本実施形態は、図3および図4(1) において、GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成するために、識別子抽出部102でGE−PONフレームのプリアンブルからLLID(2オクテッド)を抽出し(S2-2 )、フレーム生成・展開部105でLLIDを802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のデュレーション/ID領域(2オクテッド)に格納することを特徴とする(S3-2 )。802.11MACヘッダ処理からタイプおよびデータ部のコピー(S4)、FCSの生成(S5)は、第1の実施形態と同様に行われる。
【0032】
また、本実施形態は、図3および図4(2) において、802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開するために、識別子抽出部103で802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のデュレーション/ID領域からLLIDを抽出することを特徴とする(S12-2)。フレーム生成・展開部105でSLD,LLIDおよびCRCを含むGE−PONフレームのプリアンブルの生成(S13)、GE−PONフレームのアドレス処理からタイプおよびデータ部のコピー(S14)、FCSの生成(S15)は、第1の実施形態と同様に行われる。
【0033】
なお、デュレーション/ID領域は、隠れ端末対策としてRTS/CTSによる送信禁止時間(NAV)のデータと、パワーセーブモード端末の識別子として使われるものである。本実施形態のように無線LAN装置100が1対1で対向する構成でパワーセーブを行わない場合には、このデュレーション/ID領域は使用されないので、GE−PONフレームのLLIDを格納しても問題はない。
【0034】
(第3の実施形態)
図5は、本発明の無線LAN装置の第3の実施形態を示す。図6は、本発明の第3の実施形態の処理手順を示す。なお、本発明の第3の実施形態の無線LAN装置100の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
【0035】
本実施形態は、図5および図6(1) において、GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成するために、識別子抽出部102でGE−PONフレームの少なくともLLID(2オクテッド)を含むプリアンブルの一部または全部を抽出し(S2-3 )、フレーム生成・展開部105でプリアンブルの一部または全部を802.11MACフレームの所定位置に貼り付けることを特徴とする(S3-3 )。802.11MACヘッダ処理からタイプおよびデータ部のコピー(S4)、FCSの生成(S5)は、第1の実施形態と同様に行われる。
【0036】
ここで、GE−PONフレームのプリアンブルの一部または全部を貼り付ける位置は、図5に示すように、802.11MACフレームの802.11MACヘッダの前でもよいし、あるいは802.11MACヘッダとLLCヘッダの間、LLCヘッダとタイプの間、タイプとデータ部の間のいずれでもよい。このような802.11MACフレームは、本発明の無線LAN装置のみで有効な独自仕様となる。
【0037】
また、本実施形態は、図5および図6(2) において、802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開するために、識別子抽出部103で802.11MACフレームの所定位置からプリアンブルの一部または全部を抽出することを特徴とする(S12-3)。フレーム生成・展開部105でSLD,LLIDおよびCRCを含むGE−PONフレームのプリアンブルの生成(S13)、GE−PONフレームのアドレス処理からタイプおよびデータ部のコピー(S14)、FCSの生成(S15)は、第1の実施形態と同様に行われる。
【0038】
(第4の実施形態)
図7は、本発明の無線LAN装置の第4の実施形態を示す。図8は、本発明の第4の実施形態の処理手順1(GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成する処理手順)を示す。図9は、本発明の第4の実施形態の処理手順2(802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開する処理手順)を示す。なお、本発明の第4の実施形態の無線LAN装置100の構成は、図1に示す第1の実施形態とほぼ同様であるが、バッファ部114およびフレーム生成・展開部115の機能が異なる。
【0039】
本実施形態では、GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成する処理、802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開する処理におけるGE−PONフレームのLLIDを含むプリアンブルの処理を第1の実施形態に基づいて説明するが、第2の実施形態あるいは第3の実施形態の処理手順であってもよい。
【0040】
まず、GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成する処理手順について説明する。図7および図8において、光信号送受信部101はONUまたはOLTから送信された光信号(GE−PONフレーム)を受信し(S1)、識別子抽出部102はGE−PONフレームのプリアンブルからSLD,LLID,CRCを抽出し(S2-1 )、フレーム生成・展開部115はSLD,LLID,CRCを802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のアドレス4に埋め込み(S3-1 )、GE−PONフレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスを802.11MACフレームの802.11MACヘッダのアドレス1およびアドレス2にコピーし、GE−PONフレームのタイプおよびデータ部を802.11MACフレームのタイプおよびデータ部にコピーする処理(S4)までは、第1の実施形態と同様である。また、ここまでの処理は第2の実施形態または第3の実施形態と同様であってもよい。
【0041】
本実施形態のフレーム生成・展開部115は、ステップS4で生成した802.11MACフレームをバッファ部114にバッファリングし(S21)、所定時間内に次のGE−PONフレームを受信するか否か待機する(S22)。ここで、所定時間内に次のGE−PONフレームを受信すると、前のGE−PONフレームと同一のLLIDでかつ同じ宛先アドレスおよび送信元アドレスであるか否かを判断する(S23)。次のGE−PONフレームのLLID、宛先アドレスおよび送信元アドレスが同一であれば、ステップS4で生成した802.11MACフレームをバッファ部114から読み出し、そのデータ部に次のGE−PONフレームのデータ部が格納可能か否かを判断する(S24)。
【0042】
このステップS24の格納可能とする判断は、前のGE−PONフレームのデータ部をaバイト、データ部の区切りを示す所定のプリアンブル(例えば16進数で「0x55」、2進数で「01010101」の繰り返し)をbバイトとすると、データ部の残量X(=2312−a−b)バイトが、次のGE−PONフレームのデータ部のcバイト以上が条件となる。すなわち、X≧cであれば、ステップS4で生成した802.11MACフレームのデータ部に、所定のプリアンブルを挿入して次のGE−PONフレームのデータ部を格納し(S25)、生成した802.11MACフレームをバッファ部114にバッファリングする(S21)。このときの802.11MACフレームのデータ部の残量は(X−c−b)となる。以下、802.11MACフレームのデータ部に次のGE−PONフレームのデータ部が格納できなくなるまで、ステップS22〜S25の処理を繰り返す。
【0043】
ここで、ステップS22で所定時間内に次のGE−PONフレームを受信しない場合、ステップS23で所定時間内に受信した次のGE−PONフレームのLLID、宛先アドレスおよび送信元アドレスが同一でない場合、ステップS24で802.11MACフレームのデータ部に次のGE−PONフレームのデータ部を格納できない場合には、フレーム生成・展開部105は、第1の実施形態と同様に、バッファ部114にバッファリングしている802.11MACフレームを読み出し、802.11MACフレームのFCSを生成し、無線信号送受信部106へ出力する(S5)。無線信号送受信部106は、802.11MACフレームを無線信号として対向する無線LAN装置100へ送信する。なお、LLID、宛先アドレスおよび送信元アドレスが同一でないGE−PONフレームについては、ステップS1からの処理手順に従って次の802.11MACフレームが生成される。
【0044】
次に、802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開する処理手順について説明する。図7および図9において、無線信号送受信部106は対向する無線LAN装置から送信された無線信号(802.11MACフレーム)を受信し(S11)、識別子抽出部103はアドレス4の領域からSLD,LLID,CRCを抽出する処理(S12-1)までは、第1の実施形態と同様である。また、ここまでの処理は第2の実施形態または第3の実施形態と同様であってもよい。
【0045】
フレーム生成・展開部115は、受信した802.11MACフレームのデータ部が所定のプリアンブル(bバイト)で区切られているか否かを判断する(S31)。ここで、802.11MACフレームのデータ部が所定のプリアンブルで区切られていない場合には、第1の実施形態と同様に、フレーム生成・展開部105は8オクテッドのプリアンブルを生成し(S13)、802.11MACフレームのアドレス1およびアドレス2をGE−PONフレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスにコピーし、802.11MACフレームのタイプおよびデータ部をGE−PONフレームのタイプおよびデータ部にコピーし(S14)、GE−PONフレームのFCSを生成し、光信号送受信部101へ出力する(S15)。光信号送受信部101は、1つのGE−PONフレームを光信号としてONUまたはOLTへ送信する。
【0046】
一方、802.11MACフレームのデータ部が所定のプリアンブルで区切られている場合には、フレーム生成・展開部105はバッファ部104からSLD,LLID,CRCを読み出し、「0x55」を挿入・追加し、データ部の数のGE−PONフレームの8オクテッドのプリアンブルを生成する(S32)。さらに、フレーム生成・展開部105は、識別子抽出部103を介して入力する802.11MACフレームのアドレス1およびアドレス2を、データ部の数のGE−PONフレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスにコピーし、802.11MACフレームのタイプおよび各データ部を、データ部の数のGE−PONフレームのタイプおよびデータ部にそれぞれコピーする(S33)。そして、フレーム生成・展開部105は、データ部の数のGE−PONフレームのFCSを生成し、光信号送受信部101へ出力する(S34)。光信号送受信部101は、データ部の数のGE−PONフレームを光信号としてONUまたはOLTへ送信する。
【0047】
(第5の実施形態)
図10は、本発明の無線LAN装置の第5の実施形態を示す。図11は、本発明の第5の実施形態の処理手順(GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成する処理手順)を示す。
【0048】
第4の実施形態は、同一のLLID、宛先アドレスおよび送信元アドレスをもつ複数のGE−PONフレームのデータ部を1つの802.11MACフレームに詰め込む際に、所定時間内で無線LAN装置100に連続受信するGE−PONフレームを対象としていた。すなわち、所定時間内に異なるLLID、宛先アドレスまたは送信元アドレスをもつGE−PONフレームを受信した場合には、それまでに受信している同一のLLID、宛先アドレスおよび送信元アドレスをもつGE−PONフレームのデータ部を詰め込んだ1つの802.11MACフレームを生成し、送信していた。
【0049】
本実施形態は、光アクセス回線帯域と無線回線帯域のギャップを解消するために、所定時間内に受信するGE−PONフレームのうち、所定のONU宛または所定のONUを送信元とするGE−PONフレーム以外をシェーピングし、802.11MACフレームに格納しないことを特徴とする。すなわち、所定時間内に受信する所定のLLID、宛先アドレスまたは送信元アドレスをもつGE−PONフレームを対象とし、1つの802.11MACフレームに格納できる範囲でデータ部を詰め込んむ処理を行う。
【0050】
本実施形態の無線LAN装置100の構成は、図7に示す第4の実施形態とほぼ同様であるが、識別子抽出部102において、所定のLLIDをもつGE−PONフレーム以外を廃棄するところが異なる。また、バッファ部114およびフレーム生成・展開部115は、所定時間内に受信する所定のLLIDをもち、かつ同じ宛先アドレスおよび送信元アドレスをもつGE−PONフレームのみを対象として、第4の実施形態と同様の処理を行う。なお、802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開する処理手順は、図9に示す第4の実施形態と同様である。
【0051】
GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成する処理手順について説明する。図7、図10および図11において、光信号送受信部101はONUまたはOLTから送信された光信号(GE−PONフレーム)を受信し(S1)、識別子抽出部102はGE−PONフレームのプリアンブルからSLD,LLID,CRCを抽出し(S2-1 )、バッファ部114に格納する。ここで、識別子抽出部102は所定のLLIDをもつGE−PONフレームか否かを判断し(S41)、所定のLLIDをもつGE−PONフレームをフレーム生成・展開部115に出力するとともに、所定のLLIDをもつGE−PONフレーム以外を廃棄する(S42)。フレーム生成・展開部115は、所定のLLID、同じ宛先アドレスおよび送信元アドレスをもつGE−PONフレームをバッファ部114にバッファリングする(S43)。そして、所定時間が経過するまで、該当するGE−PONフレームをバッファリングし、それ以外を廃棄する処理を繰り返す(S44)。
【0052】
フレーム生成・展開部115は、バッファ部104からSLD,LLID,CRCを読み出し、802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のアドレス4に埋め込み(S3-1 )、GE−PONフレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスを802.11MACフレームの802.11MACヘッダのアドレス1およびアドレス2にコピーし、最初のGE−PONフレームのタイプおよびデータ部を802.11MACフレームのタイプおよびデータ部にコピーする処理を行う(S4)。
【0053】
フレーム生成・展開部115は、ステップS4で生成した802.11MACフレームをバッファ部114にバッファリングし(S21)、そのデータ部に次のGE−PONフレームのデータ部が格納可能か否かを判断する(S24)。この判断処理は第4の実施形態と同様であり、格納可能であれば802.11MACフレームのデータ部に、所定のプリアンブルを挿入して次のGE−PONフレームのデータ部を格納し(S25)、生成した802.11MACフレームをバッファ部114にバッファリングする(S21)。以下、802.11MACフレームのデータ部に次のGE−PONフレームのデータ部が格納できなくなるまで、ステップS24〜S25の処理を繰り返す。
【0054】
ここで、ステップS24で802.11MACフレームのデータ部に次のGE−PONフレームのデータ部を格納できない場合には、フレーム生成・展開部105は、第1の実施形態と同様に、バッファ部114にバッファリングしている802.11MACフレームを読み出し、802.11MACフレームのFCSを生成し、無線信号送受信部106へ出力する(S5)。
【0055】
図10に示す例は、LLID(A)を対象とし、LLID(B)のGE−PONフレームは廃棄され、データa,c,d,eを含むGE−PONフレームが所定時間内に受信したものとしてバッファリングされる。ただし、ここではデータa,c,dが1つの802.11MACフレームに格納され、データeを含むGE−PONフレームは次の802.11MACフレームに格納される。
【0056】
なお、本実施形態では、GE−PONフレームから802.11MACフレームを生成する処理におけるGE−PONフレームのLLIDの扱いを第1の実施形態に基づいて説明したが、第2の実施形態あるいは第3の実施形態の処理手順であってもよい。また、802.11MACフレームをGE−PONフレームに展開する処理手順においても同様である。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の無線LAN装置の第1の実施形態を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態の処理手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の無線LAN装置の第2の実施形態を示す図。
【図4】本発明の第2の実施形態の処理手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の無線LAN装置の第3の実施形態を示す図。
【図6】本発明の第3の実施形態の処理手順を示すフローチャート。
【図7】本発明の無線LAN装置の第4の実施形態を示す図。
【図8】本発明の第4の実施形態の処理手順1を示すフローチャート。
【図9】本発明の第4の実施形態の処理手順2を示すフローチャート。
【図10】本発明の無線LAN装置の第5の実施形態を示す図。
【図11】本発明の第5の実施形態の処理手順を示すフローチャート。
【図12】光アクセスネットワークの構成例を示す図。
【図13】GE−PONフレームの構成例を示す図。
【図14】イーサネットフレームと802.11MACフレームの関係を示す図。
【図15】光アクセスネットワークの障害時の復旧例を説明する図。
【符号の説明】
【0058】
100 無線LAN装置
101 光信号送受信部
102,103 識別子抽出部
104,114 バッファ部
105,115 フレーム生成・展開部
106 無線信号送受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光アクセス回線を伝搬するGE−PONフレームを無線回線を伝搬する802.11MACフレームに変換する無線LAN装置において、
前記GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を前記802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内の所定位置または前記802.11MACフレーム内の所定位置に格納し、前記GE−PONフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部を、前記802.11MACフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部にコピーし、FCSを生成して前記802.11MACフレームを生成し、1つのGE−PONフレームを1つの802.11MACフレームに変換する手段を備えた
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項2】
請求項1に記載の無線LAN装置において、
前記GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを含むプリアンブルの一部を、前記802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のWDS用として予約されているアドレス4に格納する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項3】
請求項1に記載の無線LAN装置において、
前記GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを、前記802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のデュレーション/ID領域に格納する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項4】
請求項1に記載の無線LAN装置において、
前記GE−PONフレームのプリアンブル内のLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を、前記802.11MACフレームの802.11MACヘッダ、タイプ、データ部のそれぞれ前後のいずれかの位置に配置する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項5】
請求項1に記載の無線LAN装置において、
所定時間内に連続して受信する複数のGE−PONフレームのLLID、宛先アドレスおよび送信元アドレスが同一のときに、前記802.11MACフレームのデータ部の容量の範囲で、各GE−PONフレームのデータ部を所定のプリアンブルを挟んで詰め込み、複数のGE−PONフレームを1つの802.11MACフレームに変換する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項6】
請求項1に記載の無線LAN装置において、
所定時間内に受信する複数のGE−PONフレームのうち、所定のLLID、所定の宛先アドレスおよび所定の送信元アドレスをもつGE−PONフレームを選択し、前記802.11MACフレームのデータ部の容量の範囲で、選択した各GE−PONフレームのデータ部を所定のプリアンブルを挟んで詰め込み、複数のGE−PONフレームを1つの802.11MACフレームに変換する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項7】
無線回線を伝搬する802.11MACフレームを光アクセス回線を伝搬するGE−PONフレームに変換する無線LAN装置において、
前記802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内の所定位置または前記802.11MACフレーム内の所定位置に格納されているLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を読み出して前記GE−PONフレームのプリアンブルを生成し、前記802.11MACフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部を、前記GE−PONフレームの宛先アドレス、送信元アドレス、タイプおよびデータ部にコピーし、FCSを生成して前記GE−PONフレームを生成し、1つの802.11MACフレームを1つのGE−PONフレームに変換する手段を備えた
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項8】
請求項7に記載の無線LAN装置において、
前記802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のWDS用として予約されているアドレス4に格納されているLLIDを含むプリアンブルの一部を読み出し、前記GE−PONフレームのプリアンブルを生成する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項9】
請求項7に記載の無線LAN装置において、
前記802.11MACフレームの802.11MACヘッダ内のデュレーション/ID領域に格納されているLLIDを読み出し、前記GE−PONフレームのプリアンブルを生成する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項10】
請求項7に記載の無線LAN装置において、
前記802.11MACフレームの802.11MACヘッダ、タイプ、データ部のそれぞれ前後のいずれかの位置に配置されているLLIDを含むプリアンブルの一部または全部を読み出し、前記GE−PONフレームのプリアンブルを生成する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。
【請求項11】
請求項7に記載の無線LAN装置において、
前記802.11MACフレームのデータ部に所定のプリアンブルを挟んで複数のデータ部が詰め込まれているときに、そのデータ部の数に対応するGE−PONフレームのプリアンブルを生成し、さらに各GE−PONフレームのデータ部に前記802.11MACフレームの複数のデータ部をコピーし、1つの802.11MACフレームを複数のGE−PONフレームに変換する構成である
ことを特徴とする無線LAN装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−130330(P2010−130330A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−302630(P2008−302630)
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】