説明

無線LAN部制御方法、無線LAN部制御システム及び無線LAN部制御プログラム

【課題】 無線LAN部の消費電力を削減する。
【解決手段】 無線LAN部がスリープ状態にある時に、発信準備又は使用準備のための操作が検出されたならば、無線LAN部を待機状態に遷移させ(201)、無線LAN部がスリープ状態から待機状態に遷移してから、無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、無線LAN部をアクティブ状態に遷移させ(203)、無線LAN部が待機状態からアクティブ状態に遷移してから、無線LAN部を利用した通信が第1所定時間行われないことが検出されたならば、無線LAN部を待機状態に遷移させ(205)、無線LAN部を利用した通信が第1所定時間行われないことにより無線LAN部がアクティブ状態から待機状態に遷移してから、第2所定時間経過したことが検出されたならば、無線LAN部をスリープ状態に遷移させる(202)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末に備わる無線LAN部を制御するための無線LAN部制御方法、無線LAN部制御システム及び無線LAN部制御プログラムに関し、特に、無線LAN部と携帯電話部を備える携帯電話に備わる無線LAN部の電力状態を制御するための無線LAN部制御方法、無線LAN部制御システム及び無線LAN部制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PDS(Personal Digital Cellular)、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)等の通信方式を利用した携帯電話が普及してきている。他方、近年、インターネットを利用したIP(Internet Protocol)電話が普及してきている。
【0003】
これらの流れを汲んで、携帯電話機能とIP電話機能の両者を備えるデュアル携帯端末が登場してきている。このようなデュアル携帯端末は、自機が無線LANのアクセスポイントに存在する場合には、IP電話機能を利用した通話を行い、そうでない場合には、携帯電話機能を利用した通話を行う。
【0004】
ところで、携帯端末は、バッテリにより駆動されるため、駆動時間が制限される。特に、デュアル携帯端末は、2つの通話機能部を有するため、1つの通話機能部を有する携帯端末よりも一層駆動時間が制限される。
【0005】
そこで、不要な電力を消費しないようにして、駆動時間を延ばす必要がある。そのために下記のような発明が今までに成されている。
【0006】
例えば、上部蓋が開かれている時に無線部が接続状態となり、上部蓋が開かれていない時に無線部が非接続状態となる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、無線LAN又はBluetooth(登録商標)を用いて、スリープモードを含めた省電力の制御を行う技術がある(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
更に、ビーコン信号を利用して、スリープ状態を制御する技術がある(例えば、特許文献3)。
【特許文献1】特開2003−087362号公報
【特許文献2】特開2003−124862号公報
【特許文献3】特開2004−180115号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1に記載されている発明は、上部蓋の開閉を制御するためのモータの駆動を絡めているものの、無線部の状態は、待ち受け状態及び通話状態のみである。
【0010】
また、特許文献2に記載されている発明は、高データレートで通信を行うが消費電力が大きい第1の通話部を稼働させていない時に、低データレートで通信を行うが消費電力が小さい第2の通話部を稼働させ、第2の通話部が通話を開始したならば、第1の通話部に通信を渡すものであり、無線LAN部の3つの状態(スリープ状態、待機状態及びアクティブ状態)を制御するものではない。
【0011】
更に、特許文献3に記載されている発明は、無線LAN部の省電力に関するものではなく、ホスト部の省電力に関するものである。
【0012】
そこで、本発明は、ユーザインターフェースに対する操作状態、携帯電話部の状態及び無線LAN部のアクセスポイントへのアクセス状態に応じて、無線LAN部の電力状態を制御する無線LAN部制御方法、無線LAN部制御システム及び無線LAN部制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、無線LAN部がスリープ状態にある時に、発信準備又は使用準備のための操作が検出されたならば、前記無線LAN部を待機状態に遷移させるステップと、前記無線LAN部が前記スリープ状態から前記待機状態に遷移してから、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部をアクティブ状態に遷移させるステップと、を備えることを特徴とする無線LAN部制御方法が提供される。
【0014】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態から前記アクティブ状態に遷移してから、前記無線LAN部を利用した通信が第1所定時間行われないことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記待機状態に遷移させるステップと、前記無線LAN部を利用した通信が前記第1所定時間行われないことにより前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移してから、第2所定時間経過したことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップと、を更に備えるようにしてもよい。
【0015】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信準備又は使用準備のための操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0016】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、又は、外部トリガ信号を入力し、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0017】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0018】
上記の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにするステップを更に備えるようにしてもよい。
【0019】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態から前記アクティブ状態に遷移してから、前記無線LAN部を利用した通信が第1所定時間行われないことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0020】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0021】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0022】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにするステップを更に備えるようにしてもよい。
【0023】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0024】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにするステップを更に備えるようにしてもよい。
【0025】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われた後に、前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにするステップを更に備えるようにしてもよい。
【0026】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始されたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0027】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始されたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態のままにするステップを更に備えるようにしてもよい。
【0028】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始された後に前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態のままにするステップを更に備えるようにしてもよい。
【0029】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記スリープ状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態のままにするステップを更に備えるようにしてもよい。
【0030】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記スリープ状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われた後に、前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態のままにするステップを更に備えるようにしてもよい。
【0031】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態又は前記アクティブ状態にある時に、サスペンドボタンが押されたことを検出したならば、前記無線LAN部をスリープ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【0032】
上記の無線LAN部制御方法において、前記無線LAN部が前記待機状態又は前記アクティブ状態にある時に、ユーザインターフェースが覆われたことを検出したならば、前記無線LAN部をスリープ状態に遷移させるステップを更に備えるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、無線LAN部の消費電力を削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0035】
図1は、本発明の実施形態によるデュアル携帯端末の構成を示すブロック図である。
【0036】
図1を参照すると本発明の実施形態によるデュアル携帯端末は、ユーザインターフェース101、外部インターフェース102、発信/使用準備操作検出部103、ダイアル操作検出部105、カバー開検出部107、オフフック検出部109、オンフック検出部111、カバー閉検出部113、サスペンドボタン押下検出部115、手動アクセスポイント再検索開始操作検出部117、無線LAN状態制御部119、タイマ121、無線LAN部123、ビーコン検出部125、アクセスポイント名確認部127、認証部129、携帯電話部131、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137を備える。
【0037】
ユーザインターフェース101は、ユーザとのインターフェースを行う部分であり、ボタン、表示部、マイク及びスピーカ等を備える。ボタンは、テンキー、オンフックボタン、オフフックボタン、サスペンドボタン、手動アクセスポイント再検索開始ボタンを含む。また、デュアル携帯端末がカバー付のストレート型である場合には、カバーが閉じられた状態では、カバーはユーザインターフェースを覆う。また、デュアル携帯端末が折畳み型である場合には、折畳まれた状態では、本体がカバーの役目を果たし、本体はユーザインターフェースを覆う。更に、デュアル携帯端末がスライド型である場合には、1のスライド状態では、少なくとも一部のボタンが内部に隠れて覆われる。
【0038】
外部インターフェース102は、外部機器との間のインターフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェース、RS232Cインターフェース、bluetooth(登録商標)インターフェース、プリンタインターフェース、IEEE1394インターフェースである。
【0039】
発信/使用準備操作検出部103は、ユーザインターフェース101又は外部インターフェース102に対してユーザにより発信又は使用の準備のための操作が行われたか否かを検出する。発信/使用準備操作検出部103は、ダイアル操作検出部105及びカバー開検出部107を含む。例えば、ダイアル操作が行われた時、カバーが開かれることにより、ユーザインターフェースが覆われた状態から覆われていない状態に変化した時、画面にペンが触れた時、外部インターフェース102に外部機器が接続された時に、発信/使用準備操作検出部103は、発信又は使用の準備が行われたと判断する。
【0040】
オフフック検出部109は、オフフックボタンが押下されたか否かを検出する。また、デュアル携帯端末が折りたたみ式であり、これが開かれた時に通話開始できるように設定されているのであれば、オフフック検出部109は、デュアル携帯端末が開かれたことをオフフックボタンの押下とみなすようにしてもよい。更に、デュアル携帯端末がスライド式であり、スライド部が引き出された時に通話開始できるように設定されているのであれば、オフフック検出部109は、スライド部が引き出されたことをオフフックボタンの押下とみなすようにしてもよい。
【0041】
オンフック検出部111は、オンフックボタンが押下されたか否かを検出する。また、デュアル携帯端末が折りたたみ式であり、これが閉じられた時に通話を終了できるように設定されているのであれば、オンフック検出部111は、デュアル携帯端末が閉じられたことをオンフックボタンの押下とみなすようにしてもよい。更に、デュアル携帯端末がスライド式であり、スライド部が格納された時に通話を終了できるように設定されているのであれば、オンフック検出部111は、スライド部が格納されたことをオンフックボタンの押下とみなすようにしてもよい。
【0042】
カバー開閉検出部113は、カバーが閉じられたか否かを検出する。デュアル携帯端末が折りたたみ式であれば、これが閉じられたことをカバーが閉じられたこととみなすようにしてもよい。デュアル携帯端末がスライド式であれば、スライド部が格納されたことをカバーが閉じられたこととみなすようにしてもよい。
【0043】
サスペンドボタン押下検出部115は、サスペンドボタンが押下されたか否かを検出する。
【0044】
手動アクセスポイント再検索開始操作検出部117は、手動アクセスポイント再検索開始ボタンの押下等により、手動アクセスポイント再検索を開始するための操作が行われたか否かを検出する。
【0045】
無線LAN状態制御部119は、後述するように、無線LAN部123の電力状態を制御する。ここで、無線LAN部123の電力状態は、スリープ状態、待機状態及びアクティブ状態を含む。スリープ状態は、無線LAN部123が休止している状態であり、この状態においては、無線LAN部123は、ビーコンの検出も行わない。待機状態は、無線LAN部123がビーコンの検出、アクセスポイント名の確認、認証等を行っているが、無線LAN部123が通信を行えない状態である。アクティブ状態は、無線LAN部123が通信(IPパケット等のパケットを含んだ無線LANパケットの送受信)を行える状態である。
【0046】
タイマ121は、無線LAN状態制御部119により必要時に所定値にプリセットされるダウンカウンタであり、カウント値が無線LAN状態制御部119によりモニターされる。
【0047】
無線LAN部123は、例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g等の規格に従って、アクセスポイントとの間で通信することが可能である。無線LAN部123の電力状態は、上述したとおりである。
【0048】
無線LAN部123は、ビーコン検出部125、アクセスポイント名確認部127及び認証部129を含む。ビーコン検出部125は、アクセスポイントが出力するビーコンを検出する。アクセスポイント名確認部127は、ビーコンを出力するアクセスポイントの名称が期待した所定のもの(自社、自部門等のもの)であるか否かを確認する。認証部129は、アクセスポイントとの間で認証を行う。無線LAN部123に認証部129を設ける代わりに、上位層に認証部を設け、それが、上位層の認証サーバとの間で認証手続きをするようにしてもよい。
【0049】
携帯電話部131は、PDC方式、W−CDMA方式等により通話を行う。
【0050】
IP電話部133は、無線LAN部123を下層として利用して、UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)、SIP(Session Initiation Protocol)、RTP(Real-time Transport Protocol)等による通話を行う。
【0051】
ブラウザ部135は、無線LAN部123を下層として利用して、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、HTTP(Hyper-Text Transfer Protocol)等による通信を行い、サーバからホームページを受信し、それを表示する。
【0052】
データ通信部137は、無線LAN部123を下層として利用し、UDP/IP、SIP(Session Initiation Protocol)、RTP等による画像、データ等の通信を行う。
【0053】
次に、無線LAN状態制御部119により行われるシングルモード時における無線LAN部制御方法について図2を参照して説明する。
【0054】
無線LAN部123の状態には、上述したように、スリープ状態、待機状態及びアクティブ状態が含まれ、携帯電話部131の状態には、待機状態と通話状態が含まれるので、これらを組み合わせると6(=3×2)の状態が存在するが、シングルモード時においては、携帯電話部131が通話状態にある時には、常に、無線LAN部123は、スリープ状態にあるので、4つの状態のみが存在する。
【0055】
この4つの状態とは、無線LAN部123がスリープ状態であり、携帯電話部131が待機状態である状態(以下、「状態S1」という。)、無線LAN部123が待機状態であり、携帯電話部131が待機状態である状態(以下、「状態S2」という。)、無線LAN部123がアクティブ状態であり、携帯電話部131が待機状態である状態(以下、「状態S3」という。)及び無線LAN部123がスリープ状態であり、携帯電話部131が通話状態である状態(以下、「状態S4」という。)である。
【0056】
まず、状態S1において、発信準備操作又は使用準備操作が検出されたならば、状態S2に遷移させる(符号201参照)。この遷移の際に、タイマ121の値tをTw1に設定し、終了フェーズを表す変数FINをFALSEに設定する。
【0057】
状態S2においては、定期的に、ビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功し、且つ、変数FINの値がFALSEであれば(符号210で示す判断でYES)、状態S3に遷移する(符号203参照)。ビーコン検出に失敗した場合、ビーコン検出に成功してもアクセスポイント名の確認に失敗した場合、ビーコン検出及びアクセスポイント名の確認に成功しても認証に失敗した場合又はビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証に成功しても、変数FINの値がFALSEである場合には、状態S2に留まる(符号204参照)。変数FINの値がFALSEである場合には、ビーコン検出さえ行わないようにしてもよい。
【0058】
状態S2から状態S3に遷移できないまま、時間Tw1が経過したならば、状態S1に遷移する(符号202参照)。
【0059】
状態S3に遷移してからは、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137は、それぞれ、通話、ホームページの取得及び表示並びにデータ通信(以下「通話等」とい。)を行える。
【0060】
状態S3において、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137の全てが通話等を行わなくなってから所定時間経過したならば、状態S2に遷移する(符号205参照)。この遷移の際に、タイマ121の値tをTw2に設定し、変数FINをTRUEに設定する。
【0061】
但し、状態S3において、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137の全てが通話等を行わなくなってから所定時間経過したならば、状態S1に遷移するようにしてもよい(図示せず。)。
【0062】
状態S3から符号211で示す経路で状態S2に遷移した後は、FALSEがTRUEであるので、経路203で示す遷移は生じないで、タイマ121がカウントダウンを続け、t=0になったときに、状態S2から状態S1に遷移する(符号202参照)。
【0063】
また、状態S2にあるときに、使用準備のための操作が検出されたならば、ビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功したならば、状態S3に遷移し、無線LAN部123及びブラウザ部135又はデータ通信部137を利用したブラウジング又は通信に入る(符号218参照)。従って、状態S2から状態S1に遷移する前に状態S2に留まっている最中に、使用準備のための操作が検出されたならば、早期にブラウジング又は通信に入ることができる。これらの3つのいずれかに失敗したならば、状態S2に戻る(符号219参照)。
【0064】
また、状態S2にあるときに、定期的にビーコン検出を試みている。ビーコンが検出され、また、ビーコンに所定の信号が含まれ、又は、付随している場合には、状態S3から経路205を経て状態S2に来ている場合であっても、アクセスポイント名の確認及び認証を行い、両者に成功したならば、状態S3に遷移する。また、ビーコンに所定の信号が含まれ、又は付随している場合でなくても、無線又は有線で外部から所定の信号を受けたならば、状態S3から経路205を経て状態S2に来ている場合であっても、ビーコンの検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功したならば、状態S3に遷移するようにしてもよい(判断210中の「A・FIN・T」で示す(「T」は外部トリガ信号を表す))。
【0065】
また、状態S2にあるときに、発信のためのダイアル操作が検出されたならば、FINの値にかかわらず、ビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功したならば、状態S3に遷移し、無線LAN部123及びIP電話部133を利用した通話に入る(符号206参照)。従って、状態S2から状態S1に遷移する前に状態S2に留まっている最中に、発信のためダイアル操作が検出されたならば、早期に通話に入ることができる。これらの3つのいずれかに失敗したならば、状態S4に遷移し、携帯電話部131を利用した通話に入る(符号207参照)。
【0066】
また、状態S2にあるときに、携帯電話部131が公衆電話回線による着信を受け、オフフックの操作が行われたならば、状態S4に遷移し、携帯電話部131による通話に入る(符号208参照)。
【0067】
また、状態S3にあるときに、携帯電話部131を利用した通話が開始されたならば、状態S4に遷移する(符号220参照)。ここでの通話の開始は、発信による通話の開始及び着信による通話の開始を含む。
【0068】
また、状態S3にあるときに、アクセスポイントが見えなくなったならば、状態S2に遷移する(符号209参照)。ここで、アクセスポイントが見えなくなったことは、アクセスポイントからビーコンを受信できなくなったことにより検出する。また、この遷移の際に、タイマ121の値tをTw1に設定し、変数FINをFALSEに設定する。従って、状態S3から符号209で示す経路で状態S2に遷移した後は、再度、符号203で示す経路で状態S3に遷移するための判断(符号210参照)が行われ、この判断結果がYESであれば、状態S3に戻る。状態S2から状態S3に遷移できないまま、時間Tw1が経過したならば、状態S1に遷移する(符号202参照)。
【0069】
また、状態S3にあるときに、手動でアクセスポイントを再検索するための操作が検出されたならば、状態S2に遷移する(符号211参照)。また、この遷移の際に、タイマ121の値tをTw1に設定し、変数FINをFALSEに設定する。従って、状態S3から符号211で示す経路で状態S2に遷移した後は、再度、符号203で示す経路で状態S3に遷移するための判断(符号210参照)が行われ、この判断結果がYESであれば、状態S3に戻る。状態S2から状態S3に遷移できないまま、時間Tw1が経過したならば、状態S1に遷移する(符号202参照)。
【0070】
また、カバーが閉じられた時に状態S1に遷移することが設定により許可されている場合において、状態S3にあるときに、カバーが閉じられたならば、状態S1に遷移する(符号212参照)。
【0071】
また、状態S3にあるときに、サスペンドボタンの押下が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号213参照)。
【0072】
また、カバーが閉じられた時に状態S1に遷移することが設定により許可されている場合において、状態S2にあるときに、カバーが閉じられたならば、状態S1に遷移する(符号221参照)。
【0073】
また、状態S2にあるときに、サスペンドボタンの押下が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号222参照)。
【0074】
また、状態S1にあるときに、携帯電話部131が公衆電話回線による着信を受け、オフフックの操作が行われたならば、状態S4に遷移し、携帯電話部131による通話に入る(符号214参照)。
【0075】
状態S4にあるときに、オンフック操作が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号215参照)。
【0076】
また、カバーが閉じられた時に状態S1に遷移することが設定により許可されている場合において、状態S4にあるときに、カバーが閉じられたならば、状態S1に遷移する(符号216参照)。
【0077】
また、状態S4にあるときに、サスペンドボタンの押下が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号217参照)。
【0078】
無線LAN部123の消費電力は、スリープ状態において最も少なく、待機状態において次に少なく、アクティブ状態において最も多いので、上述したように状態遷移が行われることにより、無線LAN部123の消費電力を最小限に抑えることが可能となる。
【0079】
また、状態S3において、無線LAN部123を利用した通話等が終了したならば、直ちに状態S2又は状態S1に遷移する代わりに、状態S3において、通話等が終了してから所定時間経過したならば、状態S2又は状態S1に遷移するようにしているので、通話等が終了してから所定時間内に通話等を再開しようとする場合に、直ちにその再開をすることが可能となる。
【0080】
次に、無線LAN状態制御部119により行われるデュアルモード時における無線LAN部制御方法について図3を参照して説明する。
【0081】
無線LAN部123の状態には、上述したように、スリープ状態、待機状態及びアクティブ状態が含まれ、携帯電話部131の状態には、待機状態と通話状態が含まれるので、これらを組み合わせると6(=3×2)の状態が存在するがデュアルモード時においては、これらの6つの状態を全てとりうる。
【0082】
この6つの状態とは、上述した4つの状態(状態1乃至4)並びに無線LAN部123が待機状態であり、携帯電話部131が通話状態である状態(以下、「状態S5」という。)及び無線LAN部123がアクティブ状態であり、携帯電話部131が通話状態である状態(以下、「状態S2」という。)である。
【0083】
まず、状態S1において、発信準備操作又は使用準備操作が検出されたならば、状態S2に遷移させる(符号301参照)。この遷移の際に、タイマ121の値tをTw1に設定し、終了フェーズを表す変数FINをFALSEに設定する。
【0084】
状態S2においては、定期的に、ビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功し、且つ、変数FINの値がFALSEであれば(符号310で示す判断でYES)、状態S3に遷移する(符号303参照)。ビーコン検出に失敗した場合、ビーコン検出に成功してもアクセスポイント名の確認に失敗した場合、ビーコン検出及びアクセスポイント名の確認に成功しても認証に失敗した場合又はビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証に成功しても、変数FINの値がFALSEである場合には、状態S2に留まる(符号304参照)。変数FINの値がFALSEである場合には、ビーコン検出さえ行わないようにしてもよい。
【0085】
状態S2から状態S3に遷移できないまま、時間Tw1が経過したならば、状態S1に遷移する(符号302参照)。
【0086】
状態S3に遷移してからは、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137は、それぞれ、通話、ホームページの取得及び表示並びにデータ通信を行える。
【0087】
状態S3において、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137の全てが通話等を行わなくなってから所定時間経過したならば、状態S2に遷移する(符号305参照)。この遷移の際に、タイマ121の値tをTw2に設定し、変数FINをTRUEに設定する。
【0088】
但し、状態S3において、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137の全てが通話等を行わなくなってから所定時間経過したならば、状態S1に遷移するようにしてもよい(図示せず。)。
【0089】
状態S3から符号305で示す経路で状態S2に遷移した後は、FALSEがTRUEであるので、経路303で示す遷移は生じないで、タイマ121がカウントダウンを続け、t=0になったときに、状態S2から状態S1に遷移する(符号302参照)。
【0090】
また、状態S2にあるときに、使用準備のための操作が検出されたならば、ビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功したならば、状態S3に遷移し、無線LAN部123及びブラウザ部135又はデータ通信部137を利用したブラウジング又は通信に入る(符号318参照)。従って、状態S2から状態S1に遷移する前に状態S2に留まっている最中に、使用準備のための操作が検出されたならば、早期にブラウジング又は通信に入ることができる。これらの3つのいずれかに失敗したならば、状態S2に戻る(符号319参照)。
【0091】
また、状態S2にあるときに、定期的にビーコン検出を試みている。ビーコンが検出され、また、ビーコンに所定の信号が含まれ、又は、付随している場合には、状態S3から経路305を経て状態S2に来ている場合であっても、アクセスポイント名の確認及び認証を行い、両者に成功したならば、状態S3に遷移する。また、ビーコンに所定の信号が含まれ、又は付随している場合でなくても、無線又は有線で外部から所定の信号を受けたならば、状態S3から経路305を経て状態S2に来ている場合であっても、ビーコンの検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功したならば、状態S3に遷移するようにしてもよい(判断310中の「A・FIN・T」で示す(「T」は外部トリガ信号を表す))。
【0092】
また、状態S2にあるときに、発信のためのダイアル操作が検出されたならば、FINの値にかかわらず、ビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功したならば、状態S3に遷移し、無線LAN部123及びIP電話部133を利用した通話に入る(符号306参照)。従って、状態S2から状態S1に遷移する前に状態S2に留まっている最中に、発信のためダイアル操作が検出されたならば、早期に通話に入ることができる。これらの3つのいずれかに失敗したならば、状態S5に遷移し、携帯電話部131を利用した通話に入る(符号307参照)。つまり、シングルモードでは、状態S4に遷移し、無線LAN部123がスリープ状態に入るのに対し、デュアルモードでは、状態S5に遷移し、無線LAN部123は、待機状態を維持する。
【0093】
また、状態S2にあるときに、携帯電話部131が公衆電話回線による着信を受け、オフフックの操作が行われたならば、状態S5に遷移し、携帯電話部131による通話に入る(符号308参照)。つまり、シングルモードでは、状態S4に遷移し、無線LAN部123がスリープ状態に入るのに対し、デュアルモードでは、状態S5に遷移し、無線LAN部123は、待機状態を維持する。
【0094】
状態S5にあるときに、携帯電話部131を利用した通話が終了したならば、状態S2に遷移する(符号414参照)。
【0095】
また、状態S3にあるときに、アクセスポイントが見えなくなったならば、状態S2に遷移する(符号309参照)。ここで、アクセスポイントが見えなくなったことは、アクセスポイントからビーコンを受信できなくなったことにより検出する。また、この遷移の際に、タイマ121の値tをTw1に設定し、変数FINをFALSEに設定する。従って、状態S3から符号309で示す経路で状態S2に遷移した後は、再度、符号303で示す経路で状態S3に遷移するための判断(符号310参照)が行われ、この判断結果がYESであれば、状態S3に戻る。状態S2から状態S3に遷移できないまま、時間Tw1が経過したならば、状態S1に遷移する(符号302参照)。
【0096】
また、状態S3にあるときに、手動でアクセスポイントを再検索するための操作が検出されたならば、状態S2に遷移する(符号311参照)。また、この遷移の際に、タイマ121の値tをTw1に設定し、変数FINをFALSEに設定する。従って、状態S3から符号311で示す経路で状態S2に遷移した後は、再度、符号303で示す経路で状態S3に遷移するための判断(符号310参照)が行われ、この判断結果がYESであれば、状態S3に戻る。状態S2から状態S3に遷移できないまま、時間Tw1が経過したならば、状態S1に遷移する(符号302参照)。
【0097】
また、状態S3にあるときに、携帯電話部131を利用した通話が開始されたならば、状態S6に遷移する(符号412参照)。ここでの通話の開始は、発信による通話の開始及び着信による通話の開始を含む。
【0098】
状態S6にあるときに、携帯電話部131を利用した通話が終了したならば、状態S3に遷移する(符号413参照)。
【0099】
また、カバーが閉じられた時に状態S1に遷移することが設定により許可されている場合において、状態S3にあるときに、カバーが閉じられたならば、状態S1に遷移する(符号312参照)。
【0100】
また、状態S3にあるときに、サスペンドボタンの押下が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号313参照)。
【0101】
また、カバーが閉じられた時に状態S1に遷移することが設定により許可されている場合において、状態S2にあるときに、カバーが閉じられたならば、状態S1に遷移する(符号320参照)。
【0102】
また、状態S2にあるときに、サスペンドボタンの押下が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号321参照)。
【0103】
また、状態S1にあるときに、携帯電話部131が公衆電話回線による着信を受け、オフフックの操作が行われたならば、状態S4に遷移し、携帯電話部131による通話に入る(符号314参照)。
【0104】
状態S4にあるときに、オンフック操作が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号315参照)。
【0105】
また、カバーが閉じられた時に状態S1に遷移することが設定により許可されている場合において、状態S4にあるときに、カバーが閉じられたならば、状態S1に遷移する(符号316参照)。
【0106】
また、状態S4にあるときに、サスペンドボタンの押下が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号317参照)。
【0107】
状態S5においては、定期的に、ビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功し、且つ、変数FINの値がFALSEであれば(符号410で示す判断でYES)、状態S6に遷移する(符号403参照)。ビーコン検出に失敗した場合、ビーコン検出に成功してもアクセスポイント名の確認に失敗した場合、ビーコン検出及びアクセスポイント名の確認に成功しても認証に失敗した場合又はビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証に成功しても、変数FINの値がFALSEである場合には、状態S5に留まる(符号404参照)。変数FINの値がFALSEである場合には、ビーコン検出さえ行わないようにしてもよい。
【0108】
また、状態S5にあるときに、使用準備のための操作が検出されたならば、ビーコン検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功したならば、状態S6に遷移し、無線LAN部123及びブラウザ部135又はデータ通信部137を利用したブラウジング又は通信に入る(符号418参照)。従って、状態S5から状態S4に遷移する前に状態S5に留まっている最中に、使用準備のための操作が検出されたならば、早期にブラウジング又は通信に入ることができる。これらの3つのいずれかに失敗したならば、状態S5に戻る(符号419参照)。
【0109】
また、状態S5にあるときに、定期的にビーコン検出を試みている。ビーコンが検出され、また、ビーコンに所定の信号が含まれ、又は、付随している場合には、状態S6から経路405を経て状態S5に来ている場合であっても、アクセスポイント名の確認及び認証を行い、両者に成功したならば、状態S6に遷移する。また、ビーコンに所定の信号が含まれ、又は付随している場合でなくても、無線又は有線で外部から所定の信号を受けたならば、状態S6から経路405を経て状態S5に来ている場合であっても、ビーコンの検出、アクセスポイント名の確認及び認証を試み、これらの3つに成功したならば、状態S6に遷移するようにしてもよい(判断410中の「A・FIN・T」で示す(「T」は外部トリガ信号を表す))。
【0110】
状態S6において、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137の全てが通話等を行わなくなってから所定時間経過したならば、状態S5に遷移する(符号405参照)。この遷移の際に、タイマ121の値tをTw2に設定し、変数FINをTRUEに設定する。
【0111】
但し、状態S6において、IP電話部133、ブラウザ部135及びデータ通信部137の全てが通話等を行わなくなってから所定時間経過したならば、状態S4に遷移するようにしてもよい(図示せず。)。
【0112】
また、状態S6にあるときに、アクセスポイントが見えなくなったならば、状態S5に遷移する(符号409参照)。ここで、アクセスポイントが見えなくなったことは、アクセスポイントからビーコンを受信できなくなったことにより検出する。また、この遷移の際に、タイマ121の値tをTw1に設定し、変数FINをFALSEに設定する。従って、状態S6から符号409で示す経路で状態S5に遷移した後は、再度、符号403で示す経路で状態S3に遷移するための判断(符号410参照)が行われ、この判断結果がYESであれば、状態S6に戻る。状態S5から状態S6に遷移できないまま、時間Tw1が経過したならば、状態S4に遷移する(符号402参照)。
【0113】
また、状態S6にあるときに、手動でアクセスポイントを再検索するための操作が検出されたならば、状態S5に遷移する(符号411参照)。また、この遷移の際に、タイマ121の値tをTw1に設定し、変数FINをFALSEに設定する。従って、状態S6から符号411で示す経路で状態S5に遷移した後は、再度、符号403で示す経路で状態S6に遷移するための判断(符号410参照)が行われ、この判断結果がYESであれば、状態S6に戻る。状態S5から状態S6に遷移できないまま、時間Tw1が経過したならば、状態S4に遷移する(符号402参照)。
【0114】
また、カバーが閉じられた時に状態S1に遷移することが設定により許可されている場合において、状態S6にあるときに、カバーが閉じられたならば、状態S1に遷移する(符号512参照)。
【0115】
また、状態S6にあるときに、サスペンドボタンの押下が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号513参照)。
【0116】
また、カバーが閉じられた時に状態S1に遷移することが設定により許可されている場合において、状態S5にあるときに、カバーが閉じられたならば、状態S1に遷移する(符号520参照)。
【0117】
また、状態S5にあるときに、サスペンドボタンの押下が検出されたならば、状態S1に遷移する(符号521参照)。
【0118】
無線LAN部123の消費電力は、スリープ状態において最も少なく、待機状態において次に少なく、アクティブ状態において最も多いので、上述したように状態遷移が行われることにより、無線LAN部123の消費電力を最小限に抑えることが可能となる。
【0119】
また、状態S3において、無線LAN部123を利用した通話等が終了したならば、直ちに状態S2又は状態S1に遷移する代わりに、状態S3において、通話等が終了してから所定時間経過したならば、状態S2又は状態S1に遷移するようにしているので、通話等が終了してから所定時間内に通話等を再開しようとする場合に、直ちにその再開をすることが可能となる。
【0120】
また、状態S6において、無線LAN部123を利用した通話等が終了したならば、直ちに状態S5又は状態S4に遷移する代わりに、状態S6において、通話等が終了してから所定時間経過したならば、状態S5又は状態S4に遷移するようにしているので、通話等が終了してから所定時間内に通話等を再開しようとする場合に、直ちにその再開をすることが可能となる。
【0121】
なお、無線LAN状態制御部119をハードウェアによって実現してもよいが、無線LAN状態制御部119をCPUとメモリにより構成し、CPUがメモリに格納されているプログラムを読み込んで実行することにより、無線LAN状態制御部119の機能を実現してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0122】
本発明は、無線LAN部の消費電力を削減するために利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0123】
【図1】本発明の実施形態によるデュアル携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図2】シングルモード時における本発明の実施形態によるデュアル携帯端末の状態遷移を表す状態遷移図である。
【図3】デュアルモード時における本発明の実施形態によるデュアル携帯端末の状態遷移を表す状態遷移図である。
【符号の説明】
【0124】
101 ユーザインターフェース
102 外部インターフェース
103 発信/使用準備操作検出部
105 ダイアル操作検出部
107 カバー開検出部
109 オフフック検出部
111 オンフック検出部
113 カバー閉検出部
115 サスペンドボタン押下検出部
117 手動アクセスポイント再検索開始操作検出部
119 無線LAN状態制御部
121 タイマ
123 無線LAN部
125 ビーコン検出部
127 アクセスポイント名確認部
129 認証部
131 携帯電話部
133 IP電話部
135 ブラウザ部
137 データ通信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線LAN部がスリープ状態にある時に、発信準備又は使用準備のための操作が検出されたならば、前記無線LAN部を待機状態に遷移させるステップと、
前記無線LAN部が前記スリープ状態から前記待機状態に遷移してから、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部をアクティブ状態に遷移させるステップと、
を備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項2】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態から前記アクティブ状態に遷移してから、前記無線LAN部を利用した通信が第1所定時間行われないことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記待機状態に遷移させるステップと、
前記無線LAN部を利用した通信が前記第1所定時間行われないことにより前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移してから、第2所定時間経過したことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップと、
を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項3】
請求項2に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信準備又は使用準備のための操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項4】
請求項2に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、又は、外部トリガ信号を入力し、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項5】
請求項2に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項6】
請求項2に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにするステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項7】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態から前記アクティブ状態に遷移してから、前記無線LAN部を利用した通信が第1所定時間行われないことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項8】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項9】
請求項8に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項10】
請求項8に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにするステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項11】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項12】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにするステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項13】
請求項12に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われた後に、前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにするステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項14】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始されたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項15】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始されたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態のままにするステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項16】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始された後に前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態のままにするステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項17】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記スリープ状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態のままにするステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項18】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記スリープ状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われた後に、前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態のままにするステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項19】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態又は前記アクティブ状態にある時に、サスペンドボタンが押されたことを検出したならば、前記無線LAN部をスリープ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項20】
請求項1に記載の無線LAN部制御方法において、
前記無線LAN部が前記待機状態又は前記アクティブ状態にある時に、ユーザインターフェースが覆われたことを検出したならば、前記無線LAN部をスリープ状態に遷移させるステップを更に備えることを特徴とする無線LAN部制御方法。
【請求項21】
無線LAN部がスリープ状態にある時に、発信準備又は使用準備のための操作が検出されたならば、前記無線LAN部を待機状態に遷移させる手段と、
前記無線LAN部が前記スリープ状態から前記待機状態に遷移してから、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部をアクティブ状態に遷移させる手段と、
を備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項22】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態から前記アクティブ状態に遷移してから、前記無線LAN部を利用した通信が第1所定時間行われないことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記待機状態に遷移させる手段と、
前記無線LAN部を利用した通信が前記第1所定時間行われないことにより前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移してから、第2所定時間経過したことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させる手段と、
を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項23】
請求項22に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信準備又は使用準備のための操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項24】
請求項22に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、又は、外部トリガ信号を入力し、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項25】
請求項22に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項26】
請求項22に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態から前記待機状態に遷移した後、前記スリープ状態に遷移する前に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにする手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項27】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態から前記アクティブ状態に遷移してから、前記無線LAN部を利用した通信が第1所定時間行われないことが検出されたならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項28】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認及び認証に成功したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項29】
請求項28に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項30】
請求項28に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、発信のためのダイアル操作が検出され、且つ、前記無線LAN部がビーコン検出、アクセスポイント名確認又は認証の何れかに失敗したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにする手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項31】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項32】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにする手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項33】
請求項32に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われた後に、前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記待機状態のままにする手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項34】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始されたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項35】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始されたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態のままにする手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項36】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記アクティブ状態にある時に、携帯電話部を利用した通話が開始された後に前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記アクティブ状態のままにする手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項37】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記スリープ状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態のままにする手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項38】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記スリープ状態にある時に、携帯電話部が着信を受け、オフフック操作が行われた後に、前記携帯電話部による通話終了の操作が行われたことを検出したならば、前記無線LAN部を前記スリープ状態のままにする手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項39】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態又は前記アクティブ状態にある時に、サスペンドボタンが押されたことを検出したならば、前記無線LAN部をスリープ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項40】
請求項21に記載の無線LAN部制御装置において、
前記無線LAN部が前記待機状態又は前記アクティブ状態にある時に、ユーザインターフェースが覆われたことを検出したならば、前記無線LAN部をスリープ状態に遷移させる手段を更に備えることを特徴とする無線LAN部制御装置。
【請求項41】
コンピュータに請求項1乃至20の何れか1項に記載の無線LAN部制御方法を行わせるための無線LAN部制御プログラム。
【請求項42】
請求項41に記載の無線LAN部制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−203325(P2006−203325A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−10356(P2005−10356)
【出願日】平成17年1月18日(2005.1.18)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】