説明

照明システム及びそのための光注入カプラ

照明システムは、光をガイドすることが可能な1つ以上の光ガイドを有し、このそれぞれがコア及び2つの光学的に平滑な面を含む。この光学的に平滑な2つの面に隣接する空洞は、開口部と、開口部に相対する反射−透過性表面とを有する。光源を有するカバーは、開口部に隣接してこれを閉塞している。光源から放射される光の大半は、空洞の反射−透過性表面によって反射され、光ガイドに注入される。光源から放射される光の小部分は、空洞の反射−透過性表面を透過して、照明システムから放射される。光学的に透過性のハウジングを有し、少なくとも1つの光ガイドの末端に連結するのに使用して照明システムを構成するのに好適な、光注入カプラも開示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は全般に、光ガイド式照明システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
光学的に透明な材料(例えばガラス又は透明ポリマー類)が、光を伝播する光ガイドとして使用され得る。光ガイドは通常、光源からの光を受け取るように適合された少なくとも1つの表面及び光ガイドを通して伝播する光を反射するための光学的に滑らかな表面を有する。光ガイドの一般的な例には、光ファイバー及び/又はロッド、並びに平面導波路が挙げられる。
【0003】
光ガイドは、照明システム(すなわち照明(illumination))の構成要素としても使用される。典型的な光ガイドは、内部反射性の比較的高屈折率のコア部と、所望によりコアの表面に配置された低屈折率のクラッディングとを有する。これらのシステムでは、光が光ガイドの少なくとも一方の端に注入され(すなわち、光ガイドによる内部反射の臨界角以下の角度で光が入射し)、光ガイドの全長に沿った所定の一位置又は複数位置で光ガイドから外に出るようになっている。望ましい位置で光が光ガイドから外に出るようにする方法は、抽出技法として知られている。多くの抽出技法は、非制御状態下で光ファイバーから光を漏出させる。この種の技法には、ファイバーを比較的鋭角に曲げて、光ガイドコア又はクラッディングの一部を除去及び/又はざらざらにすることにより、光を逃がすための拡散表面を提供することが含まれる。光ファイバーに沿って間隔をあけた光抽出構造(例えば切り欠き)を使用した抽出技法は、制御状態下で光ガイドから光を抽出するのにも使用される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、比較的大きなサイズの光システムで光ガイドを使用するのは、許容できる、審美的に望ましい、かつ妥当に均一な光強度を、比較的長い長さにわたって維持するのが困難であることから、制限されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
1つの態様において、本開示は次を含む照明システムを提供する。
m個のそれぞれの長手方向に光をガイドすることができるm個の光ガイドであって、このm個の光ガイドそれぞれが、コア及び2つの光学的に平滑な面を含み、この光学的に平滑な面が、m個のそれぞれの長手方向に対して実質的に垂直に揃えられている、m個の光ガイドと、
n個の空洞であって、このn個の空洞のそれぞれが開口部と、開口部に相対する反射−透過性表面とを含み、この空洞が2つの光学的に平滑な面に隣接している、n個の空洞と、
n個の空洞にそれぞれ隣接して配置され、n個の空洞の開口部を閉塞させるn個のカバーであって、このn個のカバーはそれぞれ、n個の空洞のそれぞれの反射−透過性表面に光学的に導通しているn個の光源を含み、n個の光源から放射された光の大半がn個の空洞のそれぞれの反射−透過性表面によって反射されてm個の光ガイドに注入され、n個の光源から放射された光の小部分が、n個の空洞のそれぞれの反射−透過性表面を透過し、照明システムから放射される、n個のカバーと、
を含み、ここにおいてm及びnは1以上の独立な整数である。
【0006】
いくつかの実施形態において、mはn以上である。いくつかの実施形態において、m及びnは1である。いくつかの実施形態において、n個の空洞のうち少なくともいくつかは、m個の光ガイドの少なくともいくつかの中に一体成形されている。
【0007】
いくつかの実施形態において、n個の空洞のうちp個は、p個のそれぞれ隣接する光学的に透過性のハウジング内に実質的に収容され、p個の空洞のそれぞれの反射−透過性表面を透過し、照明システムから放出された光が、それぞれ隣接する光学的に透過性のハウジングを通過し、ここでpはn以下の正の整数である。
【0008】
いくつかの実施形態において、m個の光ガイドのうち少なくとも1つが、光抽出要素を含む。いくつかの実施形態において、n個の光源のうち少なくとも1つが、発光ダイオード1つを含む。いくつかの実施形態において、n個の光源のうち少なくとも1つが、それぞれが異なる色を有する複数個の発光ダイオードを含む。いくつかの実施形態において、n個の光源のうち少なくとも1つが、ランプに光学的に連結された光ファイバーを含む。いくつかの実施形態において、n個の空洞のうち少なくとも1つがそれぞれ、鏡面反射性の反射−透過性表面を含む。いくつかの実施形態において、n個の空洞のうち少なくとも1つがそれぞれ、拡散反射性の反射−透過性表面を含む。いくつかの実施形態において、m個の光ガイドのうち少なくとも1つがそれぞれ、可撓性コアを含む。いくつかの実施形態において、m個の光ガイドのうち少なくとも1つがそれぞれ、有機ポリマーを含む。いくつかの実施形態において、m個の光ガイドのうち少なくとも1つがそれぞれ更に、コアの上にあるクラッディングを含み、このクラッディングはコアよりも低い屈折率を有する。いくつかの実施形態において、n個の空洞のうち少なくとも1つ(例えば1つ、過半数、又は全部)がそれぞれ反射性の反射−透過性表面を有し、これはそれぞれのカバー、及びそれぞれの光ガイドの光学的に平滑な面まで延在している。
【0009】
別の態様において、本開示は次を含む光注入カプラを提供する。
第一、第二、及び第三の開口部を有する、光学的に透過性のハウジングと、
第一、第二、及び第三の開口部の間に延在する導管であって、第一及び第二の開口部それぞれが互いの間に空洞を維持しながら少なくとも1つの光ガイドの少なくとも2つの末端部分に嵌合するよう適合され、少なくとも2つの末端部分が少なくとも第一及び第二のそれぞれの長手方向に光をガイドすることができ、導管が、空洞に隣接し第三の開口部に相対する反射−透過性表面を有し、それぞれの少なくとも2つの末端が、それぞれの長手方向に対し実質的に垂直に揃えられている光学的に平滑な面を有する、導管と、
光源を含むカバーであって、カバーがハウジングに固定され、ハウジングの第三開口部に隣接して配置され、第三開口部を閉塞させ、光源が反射−透過性表面に光学的に導通し、ここにおいて光源から放射された光の大半が反射−透過性表面によって反射され、少なくとも第一及び第二末端部分に注入され、並びに光源から放射された光の小部分が反射−透過性表面を透過し、光学的に透過性のハウジングを透過する、カバーと、を含む。
【0010】
いくつかの実施形態において、この反射−透過性表面は鏡面反射性である。いくつかの実施形態において、この反射−透過性表面は拡散反射性である。いくつかの実施形態において、この反射−透過性表面は多層光学フィルムを含む。いくつかの実施形態において、この光源は少なくとも1つの発光ダイオードを含む。いくつかの実施形態において、この光源は複数の発光ダイオードを含み、このそれぞれが異なる色である。いくつかの実施形態において、この光源は、ランプに光学的に連結された光ファイバーを含む。いくつかの実施形態において、光学的に透過性のハウジングはヒンジによって柔軟に接続された第一及び第二部分を含み、この第一及び第二部分が更に、少なくとも1つの機械的締結具によって互いに締結される。いくつかの実施形態において、第一及び第二開口部のうち少なくとも1つが、それぞれのカラーを含む。
【0011】
本開示による照明システムは、有利なように、特に意図される用途に典型的な距離から見たときに、比較的長い長さにわたって妥当に均一な光強度を提供するよう製造することができる。したがってこれらは、照明システムの審美的魅力が重要であるような用途に特に有用である。このような用途の例には、車両縁取り照明、建築用照明、及び商業用看板が挙げられる。
【0012】
いくつかの実施形態において、本開示による審美的に望ましい照明システムは、本開示による1つ以上の光注入カプラと組み合わせた光ガイドを使用して、便利に製造することができる。
【0013】
本明細書で使用する用語を以下に定義する。
【0014】
反射−透過性表面に関して「開口部の相対する側」とは、反射−透過性表面の少なくとも一部分が開口部に相対する側にあり、ただし反射−透過性表面はその領域を超えて延在し得ることを意味する。
【0015】
「隣接して配置され閉塞させる」とは、覆うか又は内部に配置され、光の透過を遮断することを意味する。
【0016】
「光ガイドに注入」とは、光ガイドによって内部的に反射され導かれるような角度で、光ガイド内に光が入ることを意味する。
【0017】
「光ガイド」とは、その本体内での内部的な反射により光をガイドする(すなわち伝播させる)ことができる物体を意味する。
【0018】
「光」とは可視光を意味する。
【0019】
光ガイドに適用される用語「長手方向」とは、伝播の方向を意味し、これは直線的又は平面的であってもなくてもよい(例えば曲線上の光ガイドの場合)。
【0020】
「大半の部分」とは半分を超過していることを意味する。
【0021】
「小部分」とは半分未満を意味する。
【0022】
2つの物体に適用される用語「光学的に導通」とは、光学的手法(例えば反射、回折、屈折など)を使用して、直接的又は間接的に、光が一方から他方へと伝播され得ることを意味する。
【0023】
「光学的に平滑」とは、散乱メカニズムにより光の損失に寄与するような表面特性が本質的にないことを意味する。
【0024】
「光学的に透過性」とは、光に対して透明又は半透明であり、不透明ではないことを意味する。
【0025】
「反射−透過性表面」とは、例えばマジックミラーの場合のように、一方向から衝突する光に対して、反射性かつ同時に透過性である表面を意味する。
【0026】
「実質的に垂直」とは、約80度〜約90度の角度であることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本開示による代表的な照明システムの一部を切り取った斜視図。
【図2】本開示による代表的な照明システムの一部を切り取った斜視図。
【図3】本開示による代表的な照明システムの一部を切り取った斜視図。
【図4】本開示による代表的な光注入カプラの分解斜視図。
【図5】図4に示す代表的な光注入カプラに使用するのに好適な、光学的に透過性のプラスチック製ハウジングの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本開示による照明システムには例えば図1〜3に示すものが挙げられる。
【0029】
図1を参照し、代表的な照明システム100は、長手方向190に光をガイドすることができる光ガイド105が含まれる。光ガイド105は、それ自体の表面に所望によりクラッディング180を有する可撓性コア175を含む。光ガイド105は2つの空洞120a、120bを含み、これらそれぞれが光ガイド105内に形成されている。各空洞120a、120bは、それぞれ、隣接する2つの、光学的に平滑な面125a、125a、並びに125b、125bと、開口部135a、135bに相対する反射−透過性表面110a、110bである。光学的に平滑な面125a、125a及び125b、125bは、長手方向190に対して実質的に垂直に配置されている。光ガイド105は、長さ方向に沿って配置された光抽出装置(切り欠きとして図示されている)185a、185b、185cを所望により有する。カバー130a、130bはそれぞれ、閉塞した開口部135a、135bを有する。カバー130a、130bはそれぞれ、配線160a、160bにより電気的に供給された光源155a、155b(発光ダイオード「LED」として図示されている)を含む。光源155a、155bはそれぞれ反射−透過性表面110a、110bと光学的に導通している。
【0030】
照明システムの別の代表的な実施形態を図2に示す。図2を参照し、代表的な照明システム200には、それぞれ長手方向290a、290b、290cに光をガイドすることができる光ガイド205a、205b、205cが含まれる。光ガイド205a、205b、205cはそれぞれ、それ自体の表面に所望によりクラッディング280a、280b、280cを有する可撓性コア275a、275b、275cを含む。照明システム200は、光学的に透過性のハウジング250a、250bにそれぞれ隣接して配置される2つの空洞220a、220bを含む。各空洞220a、220bは、それぞれ、隣接する2つの、光学的に平滑な面225a、225b並びに225b、225cと、開口部235a、235bに相対する反射−透過性表面210a、210bである。光学的に平滑な面225a、225b及び225b、225cは、長手方向290a、290b、290cに対して実質的に垂直に配置されている。光ガイド205は、長さ方向に沿って配置された光抽出装置285a、285b、285cを所望により有する。カバー230a、230bはそれぞれ、閉塞した開口部235a、235bを有する。カバー230a、230bは、ランプ265に光学的に接続された光源255a、255b(光ファイバーとして図示されている)をそれぞれ含む。光源255a、255bはそれぞれ反射−透過性表面210a、210bと光学的に導通している。
【0031】
m及びnが1である、代表的な照明システムの更に別の実施形態を、図3に示す。図3を参照し、代表的な照明システム300は、長手方向390に光をガイドすることができる光ガイド305が含まれる。光ガイド305は、それ自体の表面に所望によりクラッディング380(図示なし)を有する可撓性コア375を含む。照明システム300は、光学的に透過性のハウジング350に隣接して配置される空洞320を含む。空洞320は、隣接する2つの、光学的に平滑な面325a、325aと、開口部335に相対する反射−透過性表面310である。光学的に平滑な面325a、325aは、長手方向390に対して実質的に垂直に配置されている。光ガイド305は、長さ方向に沿って配置された光抽出装置385を所望により有する。カバー330は開口部335に隣接し、かつ閉塞している。カバー330は、配線365により電気的に供給され、反射−透過性表面310に光学的に導通している光源355(さまざまな色の複数個のLEDとして図示されている)を含む。
【0032】
光ガイドは一般に、コア及び所望によりクラッディングを含む。典型的には、コアは光学的に平滑な面の境界を有し、所望により、光ガイドの外へ光を導く1つ以上(one of more)の光抽出構造によって中断される。これらは光の内部反射及び伝播に有効な任意の形状を有し得る。好適な形状及び構成の例としては例えば、円形、正方形、楕円形、D字形、又は多角形の輪郭を有するロッド、及び平面シート又はパネルが挙げられる。例えば、光ガイドは円筒形ガイド(例えば、長さ方向に沿って1ヶ所以上でガイド光を放射するよう設計されたポリマー光ガイド)、又は平面光ガイド(例えばシート状又はリボン状)を含み得る。光ガイド及びその製造方法に関する更なる詳細は、例えば、米国特許番号第6,039,553号(Lundin et al.)、同第6,367,941号(Lundin et al.)、同第6,259,855号(Lundin)、同第6,367,941号(Lea et al.)、及び同第RE40,227号(Cobb,Jr.)に見出すことができる。光ガイドは例えば3M Precision Lighting Elements(PLE)(3M Company(ミネソタ州セントポール)より販売)などの市販供給源からも得られる。
【0033】
多くの好適なコアは、光ガイド/光ファイバー技術において知られる。このコアは典型的には連続体であり、長手方向(典型的には少なくとも10センチメートルの距離、より典型的には少なくとも1メートルの距離)に光を効率的に伝播するのに十分なほど透明かつ内部反射性である材料又はそのような材料の組み合わせで製造され得る。好適な材料の例としては、ガラス、石英、及び有機ポリマー(例えば熱可塑性及び/又は熱硬化性ポリマー)が挙げられる。コアは固体、液体、又は中空であってよく、典型的には固体である。コアは可撓性又は剛性、又はその間の任意であってよく、ただし多くの用途において可撓性であることが望ましい。代表的なポリマー製コアには、アクリルコア(例えば米国特許番号第5,898,810号(Devens et al.)に記述されているもの)、及びウレタンコア(例えば米国特許番号第6,379,592号(Lundin et al.)に記述されているもの)が挙げられる。このコアは典型的に、少なくとも約1.45、より典型的には少なくとも約1.50、更には少なくとも約1.55の屈折率を有する。好適なコアを形成するための方法は既知であり、例えば押出成形、鋳造、及び延伸が挙げられる。別の方法としては、コアは市販の供給源から取得することができる。
【0034】
同様に、光ガイド/光ファイバー技術の分野では、幅広い種類の好適なコアが知られている。光学クラッディングに有用な材料の例には、熱収縮性材料、エラストマー(例えば熱可塑性ポリオレフィン類、ポリアミド類、ポリウレタン類、及びこれらの組み合わせ)、並びにフルオロポリマー類(例えばテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペン、フッ化ビニリデン、ペルフルオロアルキルビニルエーテル類、トリフルオロエチレン、及びこれらの組み合わせの重合生成物)が挙げられる。有用なフルオロポリマーの代表的なものとしては、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペン、及びフッ化ビニリデンの重合生成物が挙げられる。
【0035】
光学的に平滑な面は、例えばフレネルウィンドウ又は研磨表面を含む、任意の好適な表面であり得る。光学的に平滑な面は、所望によりその上にコーティング(例えば反射防止コーティング)を有し得る。
【0036】
所望によるクラッディングは、単一のポリマー層から成っていてよく、又は複数の同心層を含んでもよい。1つの代表的な多層クラッディングには、(a)フルオロポリマー(例えばテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペン、及びフッ化ビニリデンの重合生成物)を含む第一層、(b)熱可塑性ポリマー(例えばポリウレタン)を含む、第一層を覆う第二層、(c)熱可塑性ポリマーを含む、第二層を覆い熱可塑性ポリマーを含む第三層、が含まれる。一般に、光学的クラッディング(これが存在する場合)は、それが配置されているコアよりも低い屈折率を有する。典型的に、所望によるクラッディングの屈折率は少なくとも約0.05、更には少なくとも約0.10、コアの屈折率よりも低い値となる。クラッドのあるコアとないコアの両方とも、本開示での使用に好適である。所望によるクラッディングに関する詳細は、米国特許番号第5,898,810号(Devens et al.)に見出すことができる。
【0037】
光ガイドに必要である場合、ファイバーの製造又は後の組立段階で、空洞を形成することができる(例えば鋳造により)。空洞を形成するのに2つの光ガイドが使用されるこれらの実施形態において、空洞は典型的に、連結デバイス(例えば、本開示による光注入カプラ)によって容易に形成される。この空洞の寸法及び形状は重要ではないが、一般に、光学的に平滑な面を経た反射光及び/又は直接光照明の注入を最大化し、光ガイドの臨界角よりも小さい角度で光ガイドに注入されるよう選択されるべきである。
【0038】
反射−透過性表面は一般に、透過性よりも反射性の方が強い。照明システムの具体的な設計によって、反射性対透過性の比は、目的の目視距離にいる観測者に対する外観の全体的な差を最小化するよう調整することができる。反射−透過性表面を提供するにはさまざまな材料を使用することができ、例えば蒸着コーティング金属(例えば銀、金、アルミニウム)、電気めっき金属、金属塩(例えば硫酸バリウム)、又は金属酸化物(例えば酸化アルミニウム、二酸化チタン)フィルム、多層光学フィルム(例えば、「Vikuiti Enhanced Specular Reflector Film」又は「Vikuiti Durable Enhanced Specular Reflector Film−Metal」という商品名で3M Company(ミネソタ州セントポール)から販売されているもの)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0039】
多層光学フィルム(例えばポリマー多層光学フィルム)には典型的に、隣接するミクロ層の間の境界面で光の一部が反射されるよう、異なる屈折率特性を有する個々のミクロ層が含まれる。ミクロ層は、複数の境界面で反射された光が、建設的又は破壊的干渉を受けて多層光学フィルムに所望の反射又は透過特性を提供できるほど薄い。紫外線波長、可視光波長、又は近赤外線波長の光を反射するように設計された多層光学フィルムの場合、各ミクロ層は、一般に、約1マイクロメートル未満の光学厚さ(物理的厚さ×屈折率)を有する。しかしながら、多層光学フィルムの外側表面の表皮層、又は多層光学フィルム間に配置され干渉性なミクロ層群を分離する保護境界層(PBL)などのもっと厚い層を含むこともできる。そのような多層光学フィルム本体は、積層体内の2つ以上の多層光学フィルムを接合するために1つ以上の厚い接着層を含むこともできる。
【0040】
単純な実施形態において、ミクロ層は、1/4波スタック(すなわち、等しい光学厚さ(f比=50%)の2つの隣接したミクロ層をそれぞれ含む光学繰り返し単位又は単位セルで配列された)にそれぞれの厚さと屈折率値を有することができ、そのような光学繰り返し単位は、光学繰り返し単位の全光学厚さの2倍の波長λを有する建設的干渉によって反射するのに有効である。フィルムの厚さ方向の軸(例えばz軸)に沿った厚さ勾配を使用すると、反射帯域を拡大することができる。米国特許番号第6,157,490号(Wheatley et al.)で言及されているように、(高反射と高透過の間の波長遷移において)そのような帯域端を鋭角にするように調整された厚さ勾配を使用することもできる。高分子多層光学フィルムの場合、鋭角な帯域端と「上が平坦な」反射帯域を有するように反射帯域を設計することができ、反射特性は、応用波長範囲全体にわたって本質的に一定である。50%ではないf比を有する2つのミクロ層光学繰り返し単位を有する多層光学フィルムや、光学繰り返し単位が3つ以上のミクロ層を含むフィルムなどの他の層配列も意図される。これらの、設計された代替の光学繰り返し単位は、特定の高次反射を低減又は引き起こすよう構成することができ、例えば米国特許番号第5,360,659号(Arends et al.)及び同第5,103,337号(Schrenk et al.)に記述されている。
【0041】
多層光学フィルムは、少なくとも1つの帯域幅にわたって光の一方又は両方の偏光を反射するように設計されてもよい。種々のフィルム軸に沿ったこれらの層厚さと屈折率を慎重に操作することにより、多層光学フィルムを、1つの偏光軸では高反射ミラーとして、また直交する偏光軸ではもっと弱い低反射ミラー(より透過性が高い)として挙動するように作製することができる。これにより、例えば、多層光学フィルムは、スペクトルの可視領域内で光の1つの偏光を強く反射し同時に直交する偏光軸では弱く反射する(実質的に透明)ように調整されてもよい。高分子ミクロ層の複屈折を適切に選択し、ミクロ層の厚さを適切に選択することにより、多層光学フィルムを、2つの直交面内軸のいずれかに沿った偏光の反射−透過性強さをいずれかに変化させるように設計することができる。
【0042】
あるいは、又はこれに加えて、透過性に対する反射性の割合は、多層光学フィルムの片面又は両面に拡散コーティングを含めることによって、変えることができる。
【0043】
ポリマー多層光学フィルムの作製の際に用いることができる代表的な材料は、PCT公開WO 99/36248号(Neavin et al.)に見出すことができる。適切な屈折率の差と適切な層間接着をもたらす2つのポリマーの組み合わせの代表的なものとしては、次のものが挙げられる。(1)優勢な単軸延伸を伴うプロセスを使用して製造した偏光多層光学フィルムについては、PEN/coPEN、PET/coPET、PEN/sPS、PET/sPS、PEN/Eastar、及びPET/Eastarであり、ここで「PEN」はポリエチレンナフタレートを指し、「coPEN」はナフタレンジカルボン酸に基づくコポリマー又は混合物を指し、「PET」はポリエチレンテレフタレートを指し、「coPET」はテレフタル酸に基づくコポリマー又は混合物を指し、「sPS」はシンジオタクチックポリスチレン及びその誘導体を指し、EastarはEastman Chemical Co.(テネシー州キングスポート)から市販されているポリエステル又はコポリエステル(シクロヘキサンジメチレンジオール単位及びテレフタレート単位を含むと考えられる)を指す。(2)二軸延伸プロセスのプロセス条件を操作することによって製造した偏光多層光学フィルムについては、PEN/coPEN、PEN/PET、PEN/PBT、PEN/PETG及びPEN/PETcoPBTであり、ここで「PBT」はポリブチレンテレフタレートを指し、「PETG」は第二級グリコール(通常、シクロヘキサンジメタノール)を使用したPETのコポリマーを指し、「PETcoPBT」は、テレフタル酸又はそのエステルと、エチレングリコール及び1,4−ブタジエンジオールの混合物とのコポリエステルを指す。(3)鏡面フィルム(着色鏡面フィルムを含む)については、PEN/PMMA、coPEN/PMMA、PET/PMMA、PEN/Ecdel、PET/Ecdel、PEN/sPS、PET/sPS、PEN/coPET、PEN/PETG、及びPEN/THVであり、ここで「PMMA」はポリメチルメタクリレートを指し、EcdelはEastman Chemical Co.から市販されている熱可塑性ポリエステル又はコポリエステル(シクロヘキサンジカルボキシレート単位、ポリテトラメチレンエーテルグリコール単位、及びシクロヘキサンジメタノール単位を含むと考えられる)である。
【0044】
好適な多層光学フィルム並びに関連する設計及び構造の更なる詳細は、例えば米国特許番号第5,882,774号(Jonza et al.)、同第6,297,906 B1号(Allen et al.)、同第6,531,230号(Weber et al.)、同第6,888,675 B2号(Ouderkirk et al.)、及び米国特許出願公開第2002/0031676 A1号(Jonza et al.)及び同第US 2008/0037127 Al号(Weber)に見出すことができる。
【0045】
反射−透過性表面は、鏡面反射性又は拡散反射性を有し得、又はこれらの間のどこかに位置する反射特性を有し得る。反射−透過性表面が開口部の相対する側に配置されている場合、反射−透過性表面又は他の反射性表面は、空洞表面のうち、光学的に平滑な面及び光源以外の他の表面上に配置され得る。例えば、カバーは部分的に反射性であり得る。典型的には、光ガイド内に注入される反射光の量を増加させるため、このような表面の面積と反射性を最大化することが望ましい。1つの実施形態において、反射−透過性表面は、光学的に平滑な面及びカバー以外の空洞のほぼ全ての表面に配置される。
【0046】
カバーの一部又は全てが、例えば透明、半透明、反射性、不透明、又はこれらの組み合わせであり得る。典型的には、カバー、及びそれぞれの空洞の開口部は、意図される使用中に観測者の見る側と離れた方向を向く。例えば、カバーの一部又は全てが照明システムの同じ側に配置することができるが、ただし、多くの用途ではこれは望ましくなく、不必要であり、又は審美的な観点で好ましくない。カバーは例えば金属、プラスチック、ファイバーボード、エラストマー、又は回路基盤など、任意の好適な材料で製造することができる。
【0047】
所望による光抽出構造は、長さ方向に沿って望ましい箇所で、典型的には望ましい強度レベルで、光ガイドから光を抽出するのに有用である。数多くのタイプの光抽出構造が知られており、例えば切り欠き及び突出構造が挙げられる。光抽出構造の例、及び製造の詳細は、例えば、米国特許番号第5,432,876号(Appeldorn et al.)及び同第6,863,428 B2号(Lundin et al.)、同第6,033,604号(Lundin et al.)、同第6,039,553号(Lundin et al.)、同第6,077,462号(Lundin et al.)、同第6,259,855号(Lundin)、同第6,367,941号(Lea et al.)、同第6,379,592号(Lundin et al.)、同第6,623,667号(Lundin)、同第6,863,428号(Lundin)、及び同第7,052,168号(Epstein et al.)に見出し得る。
【0048】
所望により、拡散反射層も、本開示の実践に使用されるコア上及び/又は所望による光ガイドのクラッディング上に配置することができる。これらは、ネオン又は蛍光照明の外観を達成したい場合は、特に有用であり得る。代表的な拡散反射層は、例えば米国特許番号第6,863,428 B2号(Lundin et al.)に記述されている。
【0049】
任意の好適な光源を使用することができるが、ただし、コンパクトな寸法が望ましい場合は、発光ダイオード(すなわちLED)及び/又は光ファイバーが特に有用である。光源は、複数の個別の光源を含んでよく、この光源は例えば、同じであっても、又は個々の色に対応して異なるものであってもよい(例えば赤−青−緑)。光ファイバーの場合は、複数の光ファイバーを、十分な出力を備えた遠隔位置にあるランプに連結することができ、この方法において、ランプに伴うノイズ及び機器を、照明システムを見る観測者の視界から隠すことができる。
【0050】
本開示による照明システムは、例えば建築用途(例えば埋め込み照明、又は蛍光灯若しくはネオン照明の代わりに)、看板用途(例えばネオンサイン表示)、並びに乗物用照明(例えばトレーラー縁取り照明、通路照明、船舶用照明、自動車用照明、及び航空機用照明)に使用することができる。例えば、この照明システムは例えば、スポイラー、リアウィンドウの縁沿い、又はトランクの蓋の曲線に沿って、サイドマーカーとして、緊急警告灯として、及び中央のハイマウントストップランプなどの自動車用途に使用することができる。
【0051】
本開示による照明システムは、本開示による光ガイド及び光注入カプラを使用して製造することができる。ここで図4を参照して、代表的な光注入カプラ400には、第一、第二、第三開口部(421、422、423)を有する光学的に透過性のハウジング480、並びにこれらの間に延在する導管430が含まれる。第一開口部421及び第二開口部422のそれぞれが、所望によりカラー451、452(図示なし)を有し、光ガイド405a、405bの少なくとも2つの末端部分432、434に嵌合し、同時にこれらの間に空洞420を保持するよう適合される。末端部分432、434は、それぞれの長手方向490a、490bに光をガイドすることができる。導管460は反射−透過性表面410を有し、これは所望による多層光学フィルム412、隣接する空洞420、及び相対する第三開口部423によって供給される。図に示すように、所望による多層光学フィルム412は、導管460及び開口部421、422、423の寸法に一致するよう寸法と形を合わせて成形され、これにより導管460に対してぴったり密着する。典型的には、所望による多層光学フィルム412は、所望による任意のカラー451、452(存在する場合)を超えて延在することはない。
【0052】
末端部分432、434はそれぞれ、長手方向に対して実質的に垂直に揃えられた、光学的に平滑な面425a、425bを有する。カバー430は光源455(図ではLEDとして示されている)を含む。カバー430は光学的に透過性のハウジング480にねじ485で固定されており、光学的に透過性のハウジング480の第三開口部423に隣接し、かつ閉塞している。配線465に電気的に接続されたLED光源455は、反射−透過性表面410に光学的に導通しており、これにより光源455から放射された光の大半が、反射−透過性表面によって反射される。これには、空洞に隣接する他の表面によって続いて起こる再反射が含まれ、第一及び第二末端部分432、434へと注入され、これにより、光源455により放射された光の小部分が、反射−透過性表面410を透過し、光学的に透過性のハウジング480を透過して伝播される。
【0053】
光学的に透過性のハウジングは、好適な、光学的に透過性の任意の材料で製造することができ、例えばガラス、石英、プラスチック、例えばポリエステル類、ポリアミド類、ポリオレフィン類、スチレンポリマー類(例えばポリスチレン、ABS樹脂)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。1つの代表的な実施形態において、図5に示すように、光学的に透過性のハウジング580は、ヒンジ520で柔軟に接続された第一及び第二部分510、512を含む。組み立てたときに、第一及び第二部分510、512は、スナップクリップ530として図に示されている機械的締結具によって互いに締結される。他の好適な機械的締結具には、リベット、ねじ、クランプ、クリップ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0054】
上述の特許及び特許公開のすべての開示内容は、参考としてその全体が本明細書に組み込まれる。
【0055】
当業者には、本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、本発明の様々な修正及び改変を行うことができ、本発明が、本明細書に記述されている説明のための実施形態に不当に制限されないことが理解されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明システムであって、
m個のそれぞれの長手方向に光をガイドすることができるm個の光ガイドであって、前記m個の光ガイドそれぞれが、コア及び2つの光学的に平滑な面を含み、前記光学的に平滑な面が、m個のそれぞれの前記長手方向に対して実質的に垂直に揃えられている、m個の光ガイドと、
n個の空洞であって、前記n個の空洞のそれぞれが開口部と、前記開口部に相対する反射−透過性表面とを含み、前記空洞が2つの光学的に前記平滑な面に隣接している、n個の空洞と、
前記n個の空洞にそれぞれ隣接して配置され、前記n個の空洞の前記開口部を閉塞させるn個のカバーであって、前記n個のカバーはそれぞれ、前記n個の空洞のそれぞれの前記反射−透過性表面に光学的に導通しているn個の光源を含み、前記n個の光源から放射された光の大半が前記n個の空洞のそれぞれの前記反射−透過性表面によって反射されて前記m個の光ガイドに注入され、前記n個の光源から放射された光の小部分が、前記n個の空洞のそれぞれの前記反射−透過性表面を透過し、前記照明システムから放射される、n個のカバーと、を含み、
ここにおいてm及びnは1以上の独立な整数である、
照明システム。
【請求項2】
mがn以上である、請求項1に記載の照明システム。
【請求項3】
m及びnが1である、請求項1に記載の照明システム。
【請求項4】
前記n個の空洞のうち少なくともいくつかが、前記m個の光ガイドの少なくともいくつかの中に一体成形されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項5】
前記n個の空洞のうちp個が、p個のそれぞれ隣接する光学的に透過性のハウジング内に実質的に収容され、前記p個の空洞のそれぞれの前記反射−透過性表面を透過し、前記照明システムから放出された光が、それぞれ隣接する光学的に透過性のハウジングを通過し、pがn以下の正の整数である、請求項1に記載の照明システム。
【請求項6】
前記m個の光ガイドのうち少なくとも1つが、光抽出要素を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項7】
前記n個の光源のうち少なくとも1つが、発光ダイオードを1つ含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項8】
前記n個の光源のうち少なくとも1つが、それぞれが異なる色を有する複数個の発光ダイオードを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項9】
前記n個の光源のうち少なくとも1つが、ランプに光学的に連結された光ファイバーを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項10】
前記n個の空洞のうち少なくとも1つがそれぞれ、鏡面反射性の反射−透過性表面を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項11】
前記n個の空洞のうち少なくとも1つがそれぞれ、拡散反射性の反射−透過性表面を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項12】
前記m個の光ガイドのうち少なくとも1つがそれぞれ、可撓性コアを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項13】
前記m個の光ガイドのうち少なくとも1つがそれぞれ、有機ポリマーを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項14】
前記m個の光ガイドのうち少なくとも1つがそれぞれ、前記コアの上にあるクラッディングを更に含み、前記クラッディングは前記コアよりも低い屈折率を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項15】
前記n個の空洞のうち少なくとも1つがそれぞれ反射性の反射−透過性表面を有し、これが、それぞれの前記カバー、及びそれぞれの前記光ガイドの光学的に平滑な面まで延在している、請求項1〜14のいずれか一項に記載の照明システム。
【請求項16】
光注入カプラであって、
第一、第二、及び第三の開口部を有する、光学的に透過性のハウジングと、
前記第一、第二、及び第三の開口部の間に延在する導管であって、前記第一及び第二の開口部それぞれが互いの間に空洞を維持しながら少なくとも1つの光ガイドの少なくとも2つの末端部分に嵌合するよう適合され、前記少なくとも2つの末端部分が少なくとも第一及び第二のそれぞれの長手方向に光をガイドすることができ、前記導管が、前記空洞に隣接し前記第三の開口部に相対する反射−透過性表面を有し、それぞれの前記少なくとも2つの末端が、それぞれの長手方向に対し実質的に垂直に揃えられている光学的に平滑な面を有する、導管と、
光源を含むカバーであって、前記カバーが前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの前記第三開口部に隣接して配置され、前記第三開口部を閉塞させ、前記光源が反射−透過性表面に光学的に導通し、ここにおいて前記光源から放射された光の大半が前記反射−透過性表面によって反射され、前記少なくとも第一及び第二末端部分に注入され、並びに前記光源から放射された光の小部分が前記反射−透過性表面を透過し、光学的に透過性の前記ハウジングを透過する、カバーと、を含む、
光注入カプラ。
【請求項17】
前記反射−透過性表面が鏡面反射性である、請求項16に記載の光注入カプラ。
【請求項18】
前記反射−透過性表面が拡散反射性である、請求項16に記載の光注入カプラ。
【請求項19】
前記反射−透過性表面が多層光学フィルムを含む、請求項16〜18のいずれか一項に記載の光注入カプラ。
【請求項20】
前記光源が少なくとも1つの発光ダイオードを含む、請求項16〜19のいずれか一項に記載の光注入カプラ。
【請求項21】
前記光源が、それぞれが異なる色を有する複数個の発光ダイオードを含む、請求項16〜20のいずれか一項に記載の光注入カプラ。
【請求項22】
前記光源がランプに光学的に連結された光ファイバーを含む、請求項16〜21のいずれか一項に記載の光注入カプラ。
【請求項23】
前記光学的に透過性のハウジングが、ヒンジによって柔軟に接続された第一及び第二部分を含み、前記第一及び第二部分が更に、少なくとも1つの機械的締結具によって互いに締結される、請求項16〜22のいずれか一項に記載の光注入カプラ。
【請求項24】
前記第一及び第二開口部のうち少なくとも1つが、それぞれのカラーを含む、請求項16〜23のいずれか一項に記載の光注入カプラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−520223(P2011−520223A)
【公表日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−507511(P2011−507511)
【出願日】平成21年4月1日(2009.4.1)
【国際出願番号】PCT/US2009/039057
【国際公開番号】WO2009/134572
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】