説明

照明ユニット

【課題】本発明は、組付け作業性の向上を図るとともにコストダウンを図った照明ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】照明ユニット1は、バルブ2の電極22に接続される一対の電極接触部30と、一対の端子32と、を備えた一対のバスバ3と、前記バルブ2の光を透過する板状のレンズ5と、前記レンズ5に設けられ、前記一対の端子32を収容するハウジング6と、を備えている。前記バスバ3には、一端が前記レンズ5に向かって伸びたアーム37が設けられ、前記レンズ5には、前記アーム37の一端が圧入される凹部5aが設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、移動体としての自動車の乗員室内を照明する照明ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の乗員室内には該乗員室内を照明する照明装置が設けられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図6は、特許文献1に記載された照明装置を示す斜視図である。同図に示すように、従来の照明装置101は、バルブ102と、前記バルブ102の電極に接続される一対のバルブ保持部132が設けられた一対のバスバ103A、103Bと、前記バルブ102からの光を透過する板状のレンズ104と、各バスバ103A、103Bそれぞれに接続される一対の端子151と前記一対の端子151を収容するハウジング152とを有するコネクタ105と、を備えている。
【0004】
上記レンズ104は、板状の本体部141と、一対のバスバ103を本体部141に固定するための一対のバスバ固定部142、143が設けられている。上記一対のバスバ固定部142、143は本体部141の長手方向Yの両端に設けられている。また、各バスバ固定部142、143の幅方向Xの両端には各一対の固定部142A、142B、143A、143Bが設けられている。各固定部142A、142B、143A、143Bそれぞれには凹部141aが設けられている。各凹部141aはバスバ103に設けられた4つの脚部131A、131B、131C、131Dそれぞれが嵌入される。
【0005】
上記一対のバスバ103A、103Bは、一対のバルブ保持部132と、前記各バルブ保持部132から4つの固定部142A、142B、143A、143Bそれぞれに向かって伸びた4つの脚部131A、131B、131C、131Dと、を備えている。4つの脚部131A、131B、131C、131Dのうち、2つの脚部131C、131Dはバルブ102の発光部121側に設けられている。
【0006】
上述した従来の照明装置101は以下の手順で組み立てられる。まず、予め、コネクタ105のハウジング152に一対の端子151を収容しておく。そして、一対のバルブ保持部132間にバルブ102の電極を挟み、一対のバスバ103A、103Bとバルブ102の電極とを接続する。この状態で一対のバスバ103A、103Bをレンズ104に近付けて、一対のバスバ103A、103Bの各脚部131A、131B、131C、131Dを各固定部142A、142B、143A、143Bそれぞれに嵌入するとともに、各バルブ保持部132と各端子151とを接続する。こうして、従来の照明装置101は組み立てられていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−291722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した従来の照明装置101には以下に示す問題点があった。即ち、照明装置101は、バルブ102を一対のバルブ保持部132間に挟んだ状態で、一対のバスバ103A、103Bの各脚部131A、131B、131C、131Dを4つの固定部142A、142B、143A、143Bに同時に嵌入する作業が難しいことにより組付作業性が悪いという問題があった。また、各バスバ103A、103Bは、4つの固定部142A、142B、143A、143Bを介してレンズ104に取り付けられているので、4つの固定部142A、142B、143A、143Bが設けられていることでレンズ104の構造が複雑になり高コスト化してしまう問題があった。
【0009】
本発明は、上記課題に係る問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、組付け作業性の向上を図るとともにコストダウンを図った照明ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の本発明は、バルブの電極に接続される一対の電極接触部と、一対の端子と、を備えた一対のバスバと、前記バルブの光を透過する板状のレンズと、前記レンズに設けられ、前記一対の端子を収容するハウジングと、を備えた照明ユニットにおいて、 前記バスバには、一端が前記レンズに向かって伸びたアームが設けられ、前記レンズには、前記アームの一端が圧入される凹部が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の照明ユニットにおいて、前記バスバは、前記電極接触部と前記端子との間に端子固定部を備え、前記端子固定部は、前記端子に対して直角に曲げられた直角部と、前記直角部の前記端子から離れた端部が前記端子と平行になるように曲げられた平行部と、からなり、前記ハウジングは、複数の周壁によって構成された筒部と、前記筒部の一方の開口を塞ぐ壁部と、を備え、前記筒部の前記レンズから離れた前記周壁には、前記端子、前記直角部及び前記平行部を挿通可能な形状の第1スリットが設けられ、前記壁部には、前記第1スリットに連なり前記レンズに向かって伸びた第2スリットが設けられ、前記第2スリットの内側には前記平行部が位置付けられることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の照明ユニットにおいて、前記バスバは、前記アームが前記平行部に連なり、前記アームの一端は前記アームの他端よりも前記端子寄りに設けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の照明ユニットにおいて、前記バスバは、前記アームの一端が前記レンズの表面に対して垂直であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の本発明によれば、バルブの電極に接続される一対の電極接触部と、一対の端子と、を備えた一対のバスバと、前記バルブの光を透過する板状のレンズと、前記レンズに設けられ、前記一対の端子を収容するハウジングと、を備えた照明ユニットにおいて、前記バスバには、一端が前記レンズに向かって伸びたアームが設けられ、前記レンズには、前記アームの一端が圧入される凹部が設けられているので、一対のアームをレンズの各凹部に圧入する容易な作業でバスバをレンズに組み付けるので組付け作業性の向上を図ることができる。また、バスバが従来の固定部を介さずともレンズに直接固定されるので、レンズに従来の固定部を設けないことにより、レンズの構成が簡素化し軽量化を図ることができるとともに材料削減によるコストダウンを図ることができる。よって、本発明は、組付け作業性の向上、及びコストダウンを図った照明ユニットを提供することができる。
【0015】
請求項2記載の本発明によれば、前記バスバは、前記電極接触部と前記端子との間に端子固定部を備え、前記端子固定部は、前記端子に対して直角に曲げられた直角部と、前記直角部の前記端子から離れた端部が前記端子と平行になるように曲げられた平行部と、からなり、前記ハウジングは、複数の周壁によって構成された筒部と、前記筒部の一方の開口を塞ぐ壁部と、を備え、前記筒部の前記レンズから離れた前記周壁には、前記端子、前記直角部及び前記平行部を挿通可能な形状の第1スリットが設けられ、前記壁部には、前記第1スリットに連なり前記レンズに向かって伸びた第2スリットが設けられ、前記第2スリットの内側には前記平行部が位置付けられるので、端子、端子固定部及び電極接触部が連なる方向のうち、バスバが端子から電極接触部に向かう方向に押された際においても、直角部が壁部に当接するので、バスバが端子から電極接触部に向かう方向に動かされるのを防止できる。また、バスバがレンズ及びハウジングの2箇所に固定(2点固定)されることによりバスバを確実に固定できる。また、バスバを確実に固定できるので、バスバに接続されたバルブに伝わる振動を小さくできる。
【0016】
請求項3記載の本発明によれば、前記バスバは、前記アームが前記平行部に連なり、前記アームの一端は前記アームの他端よりも前記端子寄りに設けられているので、アームがレンズ越しに乗員から見えてしまうことがなくなり、見栄えの向上を図ることができる。
【0017】
請求項4記載の本発明によれば、前記バスバは、前記アームの一端が前記レンズの表面に対して垂直であり、バスバが端子、端子固定部及び電極接触部が連なる方向に動かされた際においても、バスバがレンズから引き抜かれる方向に力が発生しないので、バスバがレンズから引き抜かれるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施の形態に係る照明ユニットを示す斜視図である。
【図2】図1に示された照明ユニットの分解斜視図である。
【図3】図1に示された照明ユニットにバルブが組み付けられた状態の一部断面を示す側面図である。
【図4】図2中のI−I線に沿う断面図である。
【図5】図3中のII−II線に沿う断面図である。
【図6】従来の照明装置を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の一実施の形態に係る照明ユニットを図1乃至図5を参照して説明する。上記照明ユニット1はバルブ2が組み付けられた状態で、自動車の車体パネルを覆う内装用壁材としてのルーフトリムに設けられたランプ装着用開口を覆うように取り付けられて、前記自動車の乗員室内を照明する装置である。
【0020】
上記照明ユニット1は、図1、図2に示すように、バルブ2(図3に示す)に接続される一対のバスバ3と、バルブ2の光を透過する板状のレンズ5と、前記レンズ5に設けられたハウジング6と、を備えている。
【0021】
上記一対のバスバ3は、図2に示すように、バルブ2に接続される一対の電極接触部30と、前記一対の電極接触部30それぞれに連なる端子固定部31と、前記各端子固定部31に連なる端子32と、を備えている。各バスバ3は導電性の金属板に打ち抜き加工や曲げ加工が施されることで得られるものである。また、一対のバスバ3は各端子32の板厚方向(矢印X方向)に沿って並んでいる。また、図1、図2などに示す、矢印X方向は一対のバスバ3が並ぶ方向を示し、矢印Y方向は電極接触部30、端子固定部31及び端子32が連なる方向を示し、矢印Z方向は、矢印Y方向と矢印X方向との双方向に対して直交する方向、及び一対のバスバ3がレンズ5に近付けられる方向を示している。
【0022】
上記各電極接続部30は、互いの間にバルブ2の電極22を挟持する一対の電極挟持片33と、これら一対の電極挟持片33を連結する連結部34と、を備えている。上記一対の電極挟持片33は矢印Zに沿って互いに間隔をあけて設けられている。また、一対の電極挟持片33は互いに近付く方向に凸に湾曲されており、これらの間に前述したバルブ2の電極22が挿入されると、一対の電極挟持片33とバルブ2の電極22とが接続される。
【0023】
上記端子固定部31は、各端子32に対して直角に曲げられた直角部35と、前記直角部35の端子32から離れた端部が端子32と平行になるように曲げられた平行部36と、アーム37と、を備えている。
【0024】
上記直角部35は矢印Xに沿っている。また、直角部35は一対の端子32が外側方向に曲げられることで形成されている。
【0025】
上記平行部36は矢印Yに沿っている。また平行部36は直角部35と前述した電極接続部30の連結部34との双方に連なっている。
【0026】
上記アーム37は平行部36に連なり、一端がレンズ5に向かって伸びている。またアーム37は平行部36から離れるにしたがって端子32に向かうように傾斜したアーム本体38と、前記アーム本体38に連なる圧入部39と、を備えている。即ち、アーム37(アーム本体38)は、一端が他端よりも端子32寄りに設けられている。
【0027】
上記圧入部39は、図2に示すように、レンズ5の表面に対して垂直な垂直部40と、前記垂直部40の幅方向(矢印Y方向)の両端から突出した一対の係止部41と、を備えている。各係止部41は平面視が三角形状に形成されている。各係止部41はアーム本体38から離れるにしたがって垂直部40に近付く方向に傾斜している。
【0028】
上記レンズ5は絶縁性の樹脂から構成されている。また、レンズ5はバルブ2の光を透過する板状の本体部50と、前記本体部50の表面から突出し、前述したルーフトリムに設けられたランプ装着用開口に係止する係止片51と、を一体に備えている。上記本体部50は、矢印Y方向の一端に係止片51が設けられ、他端に後述するハウジング6が設けられている。また本体部50は、図3に示すように、係止片51とハウジング6との間にバルブ2が位置付けられる。また本体部50の、係止片51とハウジング6との間には、各アーム37の圧入部39が圧入される一対の凹部5aが設けられている。一対の凹部5aは矢印X方向に間隔をあけて設けられている。この凹部5aは本体部50の表面から凹に形成されている。また、凹部5aの矢印X方向の寸法は圧入部39の寸法よりも僅かに小さくなるように形成されている。
【0029】
上記ハウジング6は絶縁性の樹脂から構成されている。またハウジング6は前述したレンズ5と一体に設けられている。このハウジング6は、図2、図3に示すように、4つの周壁62、63、64、65によって角筒状に形成された筒部61と、前記筒部61の一方の開口を塞ぐ壁部66と、によって構成されている。上記筒部61はその筒長さ方向と矢印Y方向とが平行である。また、ハウジング6は他方の開口から矢印Yに沿って雌端子(図示しない)を有する給電用のコネクタが挿入される。
【0030】
また、ハウジング6には、一対の第1スリット62aと、前記各第1スリット62aに連なる第2スリット66aと、が設けられている。これらスリット62a、66aは、バスバ3の端子32、直角部35及び平行部36を挿通させて、端子32をハウジング6の内側に位置付ける(一対の端子32をハウジング6に収容する)ために設けられている。一対の端子32をハウジング6の内側に位置付けた後、ハウジング6の他方の開口から雌端子を有する給電用のコネクタが挿入されて、(雄)端子32が雌端子に挿入される。こうして(雄)端子32と雌端子とを電気的に接続する。
【0031】
上記一対の第1スリット62aは、図1、図2に示すように、4つの周壁62、63、64、65のうち、レンズ5の表面から離れた天壁62に設けられている。各第1スリット62aは、各バスバ3の端子32、直角部35及び平行部36を挿通可能な形状に形成されている。
【0032】
上記各第2スリット66aは、図4に示すように、壁部66に設けられている。各第2スリット66aは、壁部66の矢印Z方向の中央部まで設けられている。即ち、第2スリット66aはレンズ5に向かって伸びている。
【0033】
上述した照明ユニット1の組立手順を以下に説明する。
【0034】
まず、予め、導電性の板金に打ち抜き加工や曲げ加工を施すことで、一対のバスバ3を形成する。また、レンズ5とハウジング6とを一体に形成しておく。次に、一対のバスバ3を矢印Xに沿って並べた状態で、各アーム37を矢印Zに沿ってレンズ5に近付ける。そして、端子32、直角部35及び平行部36を第1スリット62aに挿通させて、一対の端子32をハウジング6の内側に位置付けるとともに、各アーム37の圧入部39を凹部5aに圧入する。そして、図5に示すように、平行部36を第2スリット66aの内側に位置付ける。こうして照明ユニット1を組み立てる。この照明ユニット1はバルブ2の電極22を各一対の電極挟持片33間に挿入して、バルブ2の電極22と各一対の電極挟持片33(一対の電極接触部30)とを電気的に接続する。
【0035】
上述した実施形態によれば、前記アーム37が設けられ、前記レンズ5には、前記アーム37の一端が圧入される凹部5aが設けられているので、一対のアーム37をレンズ5の各凹部5aに圧入する容易な作業でバスバ3をレンズ5に組み付けるので組付け作業性の向上を図ることができる。また、バスバ3が従来の固定部142A、142B、143A,143Bを介さずともレンズ5に直接固定されるので、レンズ5に従来の固定部142A、142B、143A、143Bを設けないことにより、レンズ5の構成が簡素化し軽量化を図ることができるとともに材料削減によるコストダウンを図ることができる。
【0036】
また、前記バスバ3は、前記電極接触部30と前記端子32との間に端子固定部31を備え、前記端子固定部31は、前記端子32に対して直角に曲げられた直角部35と、前記直角部35の前記端子32から離れた端部が前記端子32と平行になるように曲げられた平行部36と、からなり、前記ハウジング6は、複数の周壁62、63、64、65によって構成された筒部61と、前記筒部61の一方の開口を塞ぐ壁部66と、を備え、前記筒部61の前記レンズ5から離れた前記周壁としての天壁62には、前記端子32、前記直角部35及び前記平行部36を挿通可能な形状の第1スリット62aが設けられ、前記壁部66には、前記第1スリット62aに連なり前記レンズ5に向かって伸びた第2スリット66aが設けられ、前記第2スリット66aの内側には前記平行部36が位置付けられるので、端子32、端子固定部31及び電極接触部30が連なる方向(矢印Y方向)のうち、バスバ3が端子32から電極接触部30に向かう方向に押された際においても、直角部35が壁部66に当接するので、バスバ3が端子32から電極接触部30に向かう方向に動かされるのを防止できる。また、バスバ3がレンズ5及びハウジング6の2箇所に固定(2点固定)されることによりバスバ3を確実に固定できる。また、バスバ3を確実に固定できるので、バスバ3に接続されたバルブ2に伝わる振動を小さくできる。
【0037】
また、前記バスバ3は、前記アーム37が前記平行部36に連なり、前記アーム37の一端は前記アーム37の他端よりも前記端子32寄りに設けられているので、アーム37がレンズ5越しに乗員から見えてしまうことがなくなり、見栄えの向上を図ることができる。
【0038】
また、前記バスバ3は、前記アーム37の一端が前記レンズ5の表面に対して垂直であり、バスバ3が端子32、端子固定部31及び電極接触部30が連なる方向に動かされた際においても、バスバ3がレンズ5から引き抜かれる方向に力が発生しないので、バスバ3がレンズ5から引き抜かれるのを防止できる。
【0039】
なお、上述した実施形態によれば、照明ユニット1はルーフトリムに取り付けられているが、本発明はこれに限ったものではなく、照明ユニット1はドア用のカーテシランプとして用いられてもよい。
【0040】
また、上述した実施形態によれば、直角部35は一対の端子32よりも外側方向に曲げられることで形成されているが、本発明はこれに限ったものではなく、直角部35は一対の端子32よりも内側方向に曲げられることで形成されていてもよい。
【0041】
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 照明ユニット
2 バルブ
3 (一対の)バスバ
5 レンズ
5a 凹部
6 ハウジング
22 電極
30 電極接触部
31 端子固定部
32 端子
35 直角部
36 平行部
37 アーム
61 筒部
62 天壁(周壁)
62a 第1スリット
66 壁部
66a 第2スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バルブの電極に接続される一対の電極接触部と、一対の端子と、を備えた一対のバスバと、
前記バルブの光を透過する板状のレンズと、
前記レンズに設けられ、前記一対の端子を収容するハウジングと、を備えた照明ユニットにおいて、
前記バスバには、一端が前記レンズに向かって伸びたアームが設けられ、
前記レンズには、前記アームの一端が圧入される凹部が設けられていることを特徴とする照明ユニット。
【請求項2】
前記バスバは、前記電極接触部と前記端子との間に端子固定部を備え、
前記端子固定部は、前記端子に対して直角に曲げられた直角部と、前記直角部の前記端子から離れた端部が前記端子と平行になるように曲げられた平行部と、からなり、
前記ハウジングは、複数の周壁によって構成された筒部と、前記筒部の一方の開口を塞ぐ壁部と、を備え、
前記筒部の前記レンズから離れた前記周壁には、前記端子、前記直角部及び前記平行部を挿通可能な形状の第1スリットが設けられ、
前記壁部には、前記第1スリットに連なり前記レンズに向かって伸びた第2スリットが設けられ、前記第2スリットの内側には前記平行部が位置付けられることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
【請求項3】
前記バスバは、前記アームが前記平行部に連なり、前記アームの一端は前記アームの他端よりも前記端子寄りであることを特徴とする請求項2に記載の照明ユニット。
【請求項4】
前記バスバは、前記アームの一端が前記レンズの表面に対して垂直であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の照明ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−218620(P2012−218620A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−87860(P2011−87860)
【出願日】平成23年4月12日(2011.4.12)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】