説明

照明回路制御装置

【課題】車両電源のオン/オフの切り換えによらず点灯を維持でき、この切り換え時において照明のちらつきを生じ難くすることができる照明回路制御装置を提供する。
【解決手段】マイクロコンピュータ2の起動時、マイクロコンピュータ2から接続切換回路7にHiレベルの切換要求信号Schが出力され、接続切換回路7が第2トランジスタ無効状態となる。よって、ジカ線制御が無効となり、PWM制御が有効となる。一方、マイクロコンピュータ2の停止時、切換要求信号SchがLoレベルに下げられ、接続切換回路7が第2トランジスタ有効状態となる。よって、PWM制御が実施できなくなる反面、ジカ線制御が有効となる。また、ジカ線制御からPWM制御に点灯制御が切り換わる際、PWM信号Splと切換要求信号Schとを、パルスのタイミングを合わせた状態で出力させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源の点灯/消灯を制御する照明回路制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば車両の各種機器を照明する照明回路制御装置として、図6に示す照明回路制御装置70が周知である(特許文献1等参照)。この照明回路制御装置70には、照明動作を制御するMPU(Micro Processing Unit)71が設けられている。MPU71は、トランジスタ72をオン/オフ制御することにより、表示器73の発光ダイオード74の点灯/消灯を切り換えて、表示器73の照明を制御する。この場合、トランジスタ72がオンするとき、発光ダイオード74が点灯してマーク75が照明される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−325324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の照明回路制御装置70の場合、車両の電源状態、つまりイグニッションスイッチがIG(Ignition)オフ状態に操作されると、MPU71には電源が供給されなくなり、MPU71が停止する。このとき、MPU71によるトランジスタ72の制御が不可となるので、表示器73が無条件に消灯してしまう現状があった。即ち、車両電源をIGオフに操作してしまうと、表示器73が強制的に消灯されてしまい、表示器73を点灯した状態で維持したいにもかかわらず、それができない状況になる。
【0005】
そこで、近年の車両では、車両電源のオン/オフが切り換えられても、車幅灯スイッチがオンとなっていれば、表示器73を点灯状態のまま維持できる技術が検討されている。ところで、表示器73の点灯を維持する際、車両電源の切り換え前後で、仮に表示器73の輝度が変化してしまうと、それが照明のちらつきとなって見えてしまう可能性がある。よって、車両の電源状態のオン/オフの切り換えによらず点灯を維持でき、かつ点灯維持の際に照明のちらつきも発生し難くすることができる技術の開発ニーズがあった。
【0006】
本発明の目的は、車両電源のオン/オフの切り換えによらず点灯を維持でき、この切り換え時において照明のちらつきを生じ難くすることができる照明回路制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記問題点を解決するために、本発明では、照明電源により点灯可能な光源の通電を第1経路においてオンオフする第1スイッチ部と、前記光源を第2経路においてオンオフする第2スイッチ部と、外部制御装置による前記光源の点灯駆動の有効/無効を切り換える接続切換回路と、車両電源により動作して前記光源を点灯制御するマイクロコンピュータとを備え、前記マイクロコンピュータは、起動時、前記接続切換回路に切換要求信号を出力することにより、当該接続切換回路を第2スイッチ部無効状態にし、この状態で前記第1スイッチ部にパルス状の制御信号を出力することにより、コンピュータ制御によって前記光源を点灯制御し、逆に停止時、前記制御信号の出力が不可となり、さらに前記切換要求信号をパルス反転して出力することにより、前記接続切換回路を第2スイッチ部有効状態に切り換えて、前記外部制御装置からジカ線を介して入力する外部パルス信号で前記第2スイッチ部を直に駆動可能とすることにより、ジカ線制御によって前記光源を点灯制御し、前記マイクロコンピュータは、前記起動時、前記制御信号のパルスと前記切換要求信号のパルスとを同期して出力させる信号出力手段を備えることを要旨とする。
【0008】
本発明の構成によれば、車両電源がオン状態になると、マイクロコンピュータが車両電源によって起動する。マイクロコンピュータ起動時、マイクロコンピュータから第1スイッチ部にパルス状の制御信号の供給が開始され、コンピュータ制御による光源の点灯駆動が開始される。また、このとき、マイクロコンピュータから接続切換回路に例えばHiレベル信号の切換要求信号が出力され、接続切換回路が第2スイッチ部無効状態に設定される。このため、照明電源が投入された際には、光源がジカ線制御ではなくコンピュータ制御によって点灯制御される。
【0009】
一方、車両電源がオフ状態になると、マイクロコンピュータに電源が供給されなくなるので、マイクロコンピュータが停止する。マイクロコンピュータ停止時、マイクロコンピュータから第1スイッチ部に制御信号を出力することができなくなるので、コンピュータ制御が実施不可となる。しかし、このとき、マイクロコンピュータから出力されている接続切換信号が反転出力され、接続切換回路が第2スイッチ部有効状態に切り換えられる。よって、マイクロコンピュータ停止時は、コンピュータ制御が実施できなくなる反面、光源を外部制御装置によるジカ線制御によって点灯駆動することが可能となる。これにより車両電源のオフによりマイクロコンピュータが停止しても、照明電源が投入されていれば、光源がジカ線制御によって点灯制御される。
【0010】
ここで、ジカ線制御が選択されている際、車両電源が再び投入されれば、光源の点灯制御がジカ線制御からコンピュータ制御に再度切り換わる。このとき、マイクロコンピュータから第1スイッチ部及び接続切換回路の各々に対しては、第1スイッチ部には制御信号の出力が再開され、接続切換回路には第2スイッチ部無効状態に切り換える切換要求信号の出力が再開される。本発明の場合、この信号出力時、制御信号のパルスと切換要求信号のパルスとが同期して出力されるので、光源の点灯開始と接続切換回路の動作切り換えとのタイミングがきっちり合う。よって、ジカ線制御からコンピュータ制御への切り換え時の照明ちらつきを抑制することが可能となる。
【0011】
本発明では、前記マイクロコンピュータは、前記外部制御装置から前記外部パルス信号を入力する外部信号入力手段を備え、前記信号出力手段は、前記制御信号を出力する際、当該外部パルス信号と同期をとって当該制御信号を出力することを要旨とする。この構成によれば、制御信号を外部パルス信号に同期して出力するので、ジカ線制御からコンピュータ制御への切り換え時におけるパルスの周期が合う。よって、照明ちらつきを一層生じ難くすることが可能となる。
【0012】
本発明では、前記コンピュータ制御は、前記制御信号のパルスのデューティ比を切り換えることにより、前記光源の輝度を設定するPWM制御であることを要旨とする。この構成によれば、コンピュータ制御をPWM制御としたので、単にデューティ比を切り換えることにより、簡単に光源の輝度を調整することが可能となる。また、例えば車両電源の変動に応じてデューティ比を調整することも可能となるので、光源の輝度を一定に制御することも可能となる。
【0013】
本発明では、前記マイクロコンピュータは、前記外部制御装置から前記外部パルス信号を入力する外部信号入力手段を備え、前記マイクロコンピュータは、前記外部パルス信号に応じたデューティ比でPWM信号を出力して、前記光源を点灯駆動することを要旨とする。この構成によれば、例えば外部制御装置で光源の輝度を選択操作可能とした場合、外部制御装置からは、その操作量に応じたデューティ比を有する外部パルス信号が出力される。そして、光源をPWM制御する際、外部パルス信号に応じたデューティ比で第1スイッチ部が駆動制御されることにより、光源が点灯制御される。このため、光源の輝度を、外部制御装置で選択操作した輝度に適宜切り換えることが可能となる。
【0014】
本発明では、前記外部制御装置は、前記光源の輝度の調整時に操作するレオスタットであることを要旨とする。この構成によれば、レオスタットを操作することによって、光源の輝度を適宜調整することが可能となる。
【0015】
本発明では、前記第1スイッチ部は、前記コンピュータ制御時において駆動制御される第1スイッチング素子であり、前記第2スイッチ部は、前記ジカ線制御時において駆動制御される第2スイッチング素子であり、前記接続切換回路は、前記マイクロコンピュータから入力する前記切換要求信号を基に前記コンピュータ制御又は前記ジカ線制御の切り換えを行う第3スイッチング素子と、当該第3スイッチング素子が前記ジカ線制御を選択している際、前記外部制御装置から入力する前記外部パルス信号を基に前記第2スイッチング素子を駆動制御する第4スイッチング素子とを備えることを要旨とする。この構成によれば、照明回路制御装置をスイッチング素子による汎用的な回路として提供することが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、車両電源のオン/オフの切り換えによらず点灯を維持でき、この切り換え時において照明のちらつきを生じ難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】一実施形態の照明回路制御装置の電気構成図。
【図2】PWM制御時の照明回路制御装置の動作状態を示す電気構成図。
【図3】ジカ線制御時の照明回路制御装置の動作状態を示す電気構成図。
【図4】PWM信号と切換要求信号との出力タイミングがずれているときのタイミングチャート。
【図5】PWM信号と切換要求信号との出力タイミングが合わされたときのタイミングチャート。
【図6】従来の照明回路制御装置の構成図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を具体化した照明回路制御装置の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両には、車両の各種機器を照明する照明回路制御装置1が設けられている。本例の照明回路制御装置1は、例えば車内の手動コントロール装置、テルテール、インジケータ等の位置や識別を可能とするために、これら機器を照明可能である。照明回路制御装置1には、照明回路制御装置1の照明動作を制御するマイクロコンピュータ2と、照明光を照射するLED(発光ダイオード)3とが設けられている。なお、LED3が光源に相当する。
【0019】
本例の照明回路制御装置1は、車両電源(イグニッションスイッチ)がオン状態にあってマイクロコンピュータ2が起動するとき、LED3をマイクロコンピュータ2によるPWM(Pulse Width Modulation)制御によって点灯制御可能である。PWM制御は、マイクロコンピュータ2から出力されるパルス状のPWM信号Splのデューティ比を切り換えることにより、LED3の輝度を設定する制御方式であって、LED3の輝度をデューティ比に基づく値に設定する。デューティ比は、信号の1周期におけるHiレベルのパルス幅の時間割合である。車両電源がオン状態とは、イグニッションスイッチが例えばIG(Ignition)オン状態、ST(Starter)オン状態のいずれかにある状態を言う。なお、PWM信号Splが制御信号に相当する。
【0020】
また、照明回路制御装置1は、車両電源がオフ状態にあってマイクロコンピュータ2が停止するとき、LED3をレオスタット4によるジカ線制御によって点灯制御可能である。ジカ線制御は、車両電源オフによってマイクロコンピュータ2が停止しても、LED3を点灯状態で維持する機能であり、レオスタット4から入力するパルス状のレオスタット信号Srsにより、LED3を直に点灯制御する方式である。車両電源がオフ状態とは、イグニッションスイッチがIGオフ状態にある状態を言う。なお、レオスタット4が外部制御装置に相当し、レオスタット信号Srsが外部パルス信号に相当する。
【0021】
LED3のアノードには、電圧調整用の抵抗5を介して正電圧(プラス電圧)のイルミネーション電圧ILL+が入力されている。イルミネーション電圧ILL+は、LED3の点灯消灯スイッチ6がオン操作された際、車載バッテリを電源にオン状態をとる。点灯消灯スイッチ6は、例えば車両のヘッドライトの点灯消灯を切り換える際に操作する車幅灯スイッチである。なお、イルミネーション電圧ILL+が照明電源に相当する。
【0022】
照明回路制御装置1には、マイクロコンピュータ2によるPWM制御時に駆動する第1トランジスタTr1と、レオスタット4によるジカ線制御時に駆動する第2トランジスタTr2と、第2トランジスタTr2の有効/無効を切り換え可能な接続切換回路7とが設けられている。また、接続切換回路7には、PWM制御又はジカ線制御への切り換えを行う第3トランジスタTr3と、ジカ線制御時にレオスタット信号SrsによるPWM制御を受ける第4トランジスタTr4とが設けられている。なお、第1トランジスタTr1が第1スイッチ部及び第1スイッチング素子を相当し、第2トランジスタTr2が第2スイッチ部及び第2スイッチング素子を構成する。また、第3トランジスタTr3が第3スイッチング素子に相当し、第4トランジスタTr4が第4スイッチング素子に相当する。
【0023】
第1トランジスタTr1は、NPN型のバイポーラトランジスタが使用されている。第1トランジスタTr1は、コレクタ端子がLED3のカソードに接続され、エミッタ端子がグランドに接続され、ベース端子が抵抗8を介してマイクロコンピュータ2のPWM制御端子9に接続されている。第1トランジスタTr1のベース−エミッタ間には、ベースエミッタ電圧を決める抵抗10が接続されている。本例の場合、LED3及び第1トランジスタTr1を通過する電流経路が第1経路R1である。なお、第1トランジスタTr1が第1スイッチ部及び第1スイッチング素子に相当する。
【0024】
第2トランジスタTr2は、NPN型のバイポーラトランジスタが使用されている。第2トランジスタTr2は、コレクタ端子がLED3及び第1トランジスタTr1の中点P1に接続され、エミッタ端子がグランドに接続され、ベース端子が2つの抵抗11,12の直列回路13を介して第4トランジスタTr4のコレクタ端子に接続されている。第2トランジスタTr2のベース−エミッタ間には、ベースエミッタ電圧を決める抵抗14が接続されている。本例の場合、LED3及び第2トランジスタTr2を通過する経路が第2経路R2である。
【0025】
第3トランジスタTr3は、NPN型のバイポーラトランジスタが使用されている。第3トランジスタTr3は、コレクタ端子が抵抗11,12の中点P2に接続され、エミッタ端子がグランドに接続され、ベース端子が抵抗15を介してマイクロコンピュータ2の動作切換端子16に接続されている。第3トランジスタTr3のコレクタ端子には、直列回路13が分圧抵抗回路となって、抵抗11,12間の電圧、つまり中点P2の電圧が供給される。第3トランジスタTr3のベース−エミッタ間には、ベースエミッタ電圧を決める抵抗17が接続されている。
【0026】
第4トランジスタTr4は、PNP型のバイポーラトランジスタが使用されている。第4トランジスタTr4は、コレクタ端子が第2トランジスタTr2及び第3トランジスタTr3に接続され、エミッタ端子がイルミネーション電圧ILL+に接続され、ベース端子が抵抗18を介して照明回路制御装置1のレオスタット接続端子19に接続されている。
【0027】
レオスタット4には、レオスタット信号Srsを生成/出力するレオスタット用トランジスタ20が設けられている。レオスタット用トランジスタ20は、NPN型のバイポーラトランジスタが使用されている。レオスタット用トランジスタ20は、コレクタ端子がレオスタット4側のレオスタット信号出力端子21に接続され、エミッタ端子がグランドに接続され、ベース端子がPWM信号生成回路22に接続されている。レオスタット信号出力端子21は、負電圧(マイナス電圧)のイルミネーション電圧ILL−が入力されている。
【0028】
PWM信号生成回路22は、レオスタットスイッチ(図示略)の操作量に準ずるデューティ比のパルス信号をレオスタット用トランジスタ20のベース端子に印加することにより、レオスタット用トランジスタ20を駆動制御する。これにより、レオスタット4は、デューティ比に応じたパルス幅を有するパルス状のレオスタット信号Srsを、レオスタット信号出力端子21及びレオスタット接続端子19を介して第4トランジスタTr4のベース端子に供給する。よって、第4トランジスタTr4は、レオスタット4によるPWM制御によって駆動制御される。レオスタット4は、車両電源のオン/オフにかかわらず、車載バッテリを電源にレオスタット信号Srsを常時出力する。
【0029】
マイクロコンピュータ2は、I/F回路23を介してイグニッション電圧IG+が入力されている。イグニッション電圧IG+は、車両電源がオン操作されると、車載バッテリを電源にオン状態をとる。よって、マイクロコンピュータ2は、電源状態がオン状態に切り換わると、イグニッション電圧IG+を電源に起動する。なお、イグニッション電圧IG+が車両電源に相当する。
【0030】
マイクロコンピュータ2には、イグニッション電圧IG+をモニタするイグニッション電圧モニタ部24が設けられている。イグニッション電圧モニタ部24は、マイクロコンピュータ2の起動中、イグニッション電圧IG+の値を逐次監視する。
【0031】
マイクロコンピュータ2には、マイクロコンピュータ2の起動時、第1トランジスタTr1をPWM制御してLED3を点灯させるPWM制御部25が設けられている。PWM制御部25は、PWM制御端子9からPWM信号Splを第1トランジスタTr1のベース端子に印加して、第1トランジスタTr1のオン/オフを高速で切り換えることにより、第1経路R1に電流が流れる状態を断続的に形成して、LED3を所望の輝度で点灯させる。即ち、第1トランジスタTr1がオンしたときにLED3が点灯し、第1トランジスタTr1がオフしたときにLED3が消灯するが、この点灯/消灯が高速で交互に切り換わることにより、見かけ上、LED3が継続して点灯しているように見える。また、LED3の輝度はPWM信号Splのデューティ比に応じて決まり、デューティ比が高いと輝度が高く、デューティ比が低いと輝度が低くなる。
【0032】
マイクロコンピュータ2には、照明回路制御装置1の点灯制御を、PWM制御又はジカ線制御のいずれかに切り換える切換制御部26が設けられている。本例の切換制御部26は、マイクロコンピュータ2の起動時、動作切換端子16から出力される切換要求信号SchをHiレベルに立ち上げる。これにより第3トランジスタTr3がオンされ、第4トランジスタTr4から第3トランジスタTr3へと流れる図2に示す電流Iaの経路が形成される。即ち、接続切換回路7が第2トランジスタ無効状態に切り換えられる。よって、第4トランジスタTr4にレオスタット信号Srsが供給されていても、第2トランジスタTr2が動作しない。従って、マイクロコンピュータ2の起動時は、第1トランジスタTr1が有効となり、第2トランジスタTr2が無効となる。
【0033】
一方、切換制御部26は、マイクロコンピュータ2の停止時、イグニッション電圧IG+が供給されないので、動作切換端子16から出力される切換要求信号SchをLoレベルに下げる。これにより、第3トランジスタTr3がオフされ、第4トランジスタTr4から第2トランジスタTr2へと流れる図3に示す電流Ibの経路が形成される。即ち、接続切換回路7が第2トランジスタ有効状態に切り換えられる。よって、レオスタット信号Srsによる第4トランジスタTr4の駆動制御を介して、第2トランジスタTr2のオンオフを駆動制御することが可能となる。従って、マイクロコンピュータ2の停止時は、第1トランジスタTr1が無効となり、第2トランジスタTr2が有効となる。
【0034】
PWM制御部25は、車載バッテリの電圧(イルミネーション電圧ILL+、イグニッション電圧IG+)が変動してもLED3が一定の輝度で点灯するように、車載バッテリの電圧の変動に応じてデューティ比を調整する。この場合、PWM制御部25は、イグニッション電圧モニタ部24で監視した電圧と目標電圧との差を監視し、その差に応じてデューティ比を調整することで、LED3の輝度を一定に制御する。
【0035】
PWM制御部25は、レオスタット4で設定された操作量に応じてLED3の輝度を設定する。この場合、マイクロコンピュータ2には、レオスタット4から出力されたレオスタット信号Srsを取得するレオスタット信号入力部27が設けられている。レオスタット信号入力部27は、I/F回路28を介して第4トランジスタTr4の抵抗18とレオスタット接続端子19との間の中点P3に接続されている。そして、レオスタット信号入力部27は、この中点P3の電圧をレオスタット信号SrsとしてI/F回路28を介して入力する。PWM制御部25は、PWM信号Splの出力時、PWM信号Splをレオスタット信号Srsのデューティ比に応じたデューティ比を有する波形の信号として出力する。これにより、PWM信号Splがレオスタット信号Srsに対応したパルス信号をとり、レオスタット4で設定された輝度でLED3が点灯する。なお、レオスタット信号入力部27が外部信号入力手段に相当する。
【0036】
ここで、LED3が点灯する状況下において、車両電源のIGオフ→IGオンへの切り換えに伴い、LED3の点灯制御がジカ線制御からマイコン制御に切り換わる際、図4に示すように、PWM信号Splのパルスの立ち上がりと切換要求信号Schのパルスの立ち上がりとでタイミングがずれていたと仮定する。このとき、同図に示すように、切換要求信号Schのパルス立ち上がりよりも、PWM信号Splのパルス立ち上がりが遅い場合には、LED3が一瞬消える時間帯が発生し、これが照明のちらつきとして発生する原因となる。また、図示はしないが、切換要求信号Schのパルス立ち上がりよりも、PWM信号Splのパルス立ち上がりが速い場合には、相互のPWM駆動の干渉が生じ、これもちらつきの要因となる。
【0037】
そこで、図1に示すように、本例のマイクロコンピュータ2には、PWM信号Splのパルス立ち上がりと切換要求信号Schのパルス立ち上がりとのタイミングを制御する出力タイミング制御部29が設けられている。出力タイミング制御部29は、PWM制御時においてPWM制御端子9からPWM信号Splを出力する際、切換要求信号Schのパルスと同期をとってPWM信号Splを出力させる。即ち、出力タイミング制御部29は、PWM信号Splのパルス立ち上がりと切換要求信号Schのパルス立ち上がりが同じタイミングをとるように、両信号の出力タイミングを調整して出力させる。なお、出力タイミング制御部29が信号出力手段に相当する。
【0038】
また、本例の出力タイミング制御部29は、PWM信号Spl及び切換要求信号Schの出力時、これら信号をレオスタット信号Srsと同期をとって出力させる。ところで、ジカ線制御からPWM制御への切り換わりの際、レオスタット信号Srsのパルス立ち上がりの後、直ぐにPWM信号Splのパルス立ち上がりが発生してしまうと、これより以前に比べ消灯間隔が狭まるので、これが照明のちらつき要因となる。そこで、本例の出力タイミング制御部29は、ジカ線制御からPWM制御への切り換え時、PWM信号Spl及び切換要求信号Schを、レオスタット信号Srsの周期に同期させて出力する。
【0039】
次に、本例の照明回路制御装置1の動作を、図2,図3及び図5を用いて説明する。
まず、図2に示すように、車両電源(イグニッションスイッチ)がIGオフからIGオンに操作されたとすると、マイクロコンピュータ2にイグニッション電圧IG+が供給され、マイクロコンピュータ2が起動状態に切り換わる。このとき、PWM制御部25は、PWM制御端子9からPWM信号Splを出力してPWM制御を開始する。また、切換制御部26は、動作切換端子16から切換要求信号SchとしてHiレベル信号の出力を開始して第3トランジスタTr3をオンし、接続切換回路7を第2スイッチング素子無効状態に設定する。但し、ここでは、まだ点灯消灯スイッチ6がオフされているので、イルミネーション電圧ILL+が供給されず、LED3が消灯のまま維持される。
【0040】
マイクロコンピュータ2の起動時、点灯消灯スイッチ6がオフ位置からオン位置に操作されると、第1トランジスタTr1のコレクタ端子と第4トランジスタTr4のエミッタ端子とに、イルミネーション電圧ILL+が入力される。これにより、第1トランジスタTr1及び第4トランジスタTr4が駆動可能となる。また、このとき、レオスタット4は、第4トランジスタTr4にパルス状のレオスタット信号Srsを供給している。
【0041】
マイクロコンピュータ2が起動状態にあり、かつイルミネーション電圧ILL+が供給状態にある際、第4トランジスタTr4には、レオスタット信号Srsのパルス発生タイミングで電流が流れる。ここでは、第3トランジスタTr3がオンされているので、接続切換回路7には、第4トランジスタTr4から第3トランジスタTr3に向かう図2の電流Iaが流れ、第2トランジスタTr2には電流が供給されない。即ち、第1トランジスタTr1が有効の状況下で、第2トランジスタTr2が無効とされる。
【0042】
マイクロコンピュータ2が起動状態にあり、かつイルミネーション電圧ILL+が供給状態にある際、LED3は、マイクロコンピュータ2のPWM制御によって点灯制御される。ここでは、第2トランジスタTr2が無効となっているので、PWM信号Splにおいてパルスが発生する度に、第1経路R1に図2の電流I1が流れ、第1トランジスタTr1のオン/オフに応じて、第1経路R1に電流I1が断続的に流れる。これにより、LED3は、PWM信号Splのデューティ比に応じた輝度で点灯する。
【0043】
また、PWM制御部25は、PWM制御時、車載バッテリの電圧の変動に応じてPWM信号Splのデューティ比を調整することにより、LED3の輝度を一定に制御する。即ち、車載バッテリの電圧が変動してイグニッション電圧IG+やイルミネーション電圧ILL+が変動しても、LED3が一定の輝度をとるようにPWM信号Splのデューティ比が調整される。また、PWM制御部25は、レオスタット4から取得したレオスタット信号Srsを基にPWM信号Splのデューティ比を調整することにより、LED3の輝度を、レオスタット4の操作量に基づく輝度に設定する。
【0044】
続いて、図3に示すように、点灯消灯スイッチ6がオンのまま、車両電源がIGオンからIGオフに操作されたとすると、マイクロコンピュータ2にはイグニッション電圧IG+が供給されなくなるので、マイクロコンピュータ2が停止状態に切り換わる。このとき、PWM制御部25が動作不可となるので、マイクロコンピュータ2によるPWM制御が実施できなくなる。また、切換制御部26も動作不可となるので、動作切換端子16から切換要求信号SchとしてLoレベル信号が反転出力される。よって、第3トランジスタTr3がオフされ、接続切換回路7が第2スイッチング素子有効状態に設定される。
【0045】
マイクロコンピュータ2が停止状態にあり、かつイルミネーション電圧ILL+が供給状態にある際、このときも第4トランジスタTr4には、レオスタット信号Srsのパルス発生タイミングで電流が流れる。ここでは、第3トランジスタTr3がオフされているので、接続切換回路7には、第4トランジスタTr4から第2トランジスタTr2に向かう図3の電流Ibが流れ、第3トランジスタTr3には電流が流れない。即ち、第1トランジスタTr1が無効の状況下で、第2トランジスタTr2が有効とされる。
【0046】
マイクロコンピュータ2が停止状態にあり、かつイルミネーション電圧ILL+が供給状態にある際、LED3は、レオスタット信号Srsのジカ線制御(レオスタット4によるPWM制御)によって、レオスタット4により直に点灯制御される。ここでは、第2トランジスタTr2が有効となっているので、レオスタット信号Srsにおいてパルスが発生する度に、第4トランジスタTr4がオンされて電流Ibが流れ、第2トランジスタTr2のオン/オフが切り換えられる。そして、第2トランジスタTr2がオンされる度に、第2経路R2に図3の電流I2が断続的に流れる。これにより、LED3は、レオスタット信号Srsのデューティ比に応じた輝度で点灯する。
【0047】
ここで、イルミネーション電圧ILL+が供給状態にある状況下で、車両電源がIGオフからIGオンに再度操作されたとする。即ち、LED3の点灯制御がジカ線制御からPWM制御に戻されたとする。このとき、PWM制御部25は、PWM信号Splの出力を再開してPWM制御の実行を開始する。また、切換制御部26は、動作切換端子16から出力する切換要求信号SchをLoレベルからHiレベルに引き上げ、Hiレベル信号にて第3トランジスタTr3を再度オンする。
【0048】
このとき、図5に示すように、出力タイミング制御部29は、PWM信号Splのパルス立ち上がりと切換要求信号Schのパルス立ち上がりとのタイミングが合うように、これら信号の出力タイミングを調整する。即ち、出力タイミング制御部29は、PWM信号Splと切換要求信号Schとを、パルスの立ち上がりが同期をとる状態で出力させる。このため、ジカ線制からPWM制御への切り換え時において、LED3に照明のちらつきを生じ難くすることが可能となる。
【0049】
また、出力タイミング制御部29は、PWM信号Spl及び切換要求信号Schを出力する際、レオスタット信号SrsのPWMの周期と同期をとって出力する。即ち、出力タイミング制御部29は、点灯制御がジカ線制御からPWM制御に切り換わる際、レオスタット信号Srsのパルスの周期から決まるタイミングでPWM信号Spl及び切換要求信号Schを出力することにより、これら信号をレオスタット信号Srsと同期をとった状態で出力する。これにより、ジカ線制からPWM制御への切り換え時において、LED3に照明のちらつきを一層生じ難くすることが可能となる。
【0050】
以上により、本例の場合、イルミネーション電圧ILL+が供給された状況下において、LED3の点灯制御がジカ線制御からPWM制御に切り換えられる際、PWM信号Splと切換要求信号Schとの出力タイミングを合わせた状態で、これら両信号を出力させる。よって、PWM信号SplのパルスによるLED3の点灯開始と、接続切換回路7の第2トランジスタ無効状態への切り換えとのタイミングがきっちりと合う。このため、LED3にちらつきを発生し難くすることが可能となる。
【0051】
また、このとき、PWM信号Spl及び切換要求信号Schは、レオスタット信号Srsに同期をとったタイミングでも出力される。即ち、マイクロコンピュータ2からPWM信号Spl及び切換要求信号Schを出力する際、レオスタット信号Srsの周期に同期をとって出力させる。これにより、ジカ線制御からPWM制御に切り換わる際、LED3の点灯周期が大きく変わってしまうことがないので、LED3の照明ちらつき抑制に効果が高くなる。
【0052】
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)イルミネーション電圧ILL+の投入時においてLED3の点灯制御がジカ線制御からPWM制御に切り換わる際、PWM信号Splと切換要求信号Schとを、パルスのタイミングを合わせた状態で出力させる。このため、LED3に電流が流れるタイミングと、接続切換回路7が第2スイッチング素子無効状態へ切り換わるタイミングとが揃う。よって、ジカ線制御からコンピュータ制御に切り換わる際、LED3に照明ちらつきを生じ難くすることができる。
【0053】
(2)ジカ線制御からPWM制御への切り換え時においてタイミングを合わせてPWM信号Spl及び切換要求信号Schを出力する際、レオスタット信号Srsと同期をとって、これら信号を出力させる。このため、ジカ線制御からコンピュータ制御へ切り換える際、この切り換え前後でパルスの周期が合う。よって、LED3に照明ちらつきを一層生じ難くすることができる。
【0054】
(3)コンピュータ制御をPWM制御としたので、単にデューティ比を切り換えるだけで、簡単にLED3の輝度を調整することができる。
(4)車載バッテリの電圧(イグニッション電圧IG+)を監視し、車載バッテリの電圧変動に応じてPWM制御のデューティ比を切り換え、LED3の輝度を一定に調整する。このため、仮に車載バッテリの電圧が変動しても、PWM制御のデューティ比を調整することにより、LED3の輝度を一定に制御することができる。
【0055】
(5)レオスタット信号Srsをマイクロコンピュータ2に入力し、PWM制御のデューティ比をレオスタット信号Srsのデューティ比に応じた比率に設定する。このため、LED3の輝度を、レオスタット4で選択操作した輝度に適宜切り換えることができる。
【0056】
(6)レオスタット4は車載バッテリを電源に常時起動する部材であるので、車両の電源状態によらず、照明回路制御装置1にレオスタット信号Srsを常時供給することができる。
【0057】
(7)照明回路制御装置1を主としてトランジスタから構成したので、照明回路制御装置1をトランジスタによる汎用的な回路として提供することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
【0058】
・点灯消灯スイッチ6は、車幅灯スイッチに限定されず、車両に搭載された他のスイッチに変更可能である。
・レオスタット4は、車載バッテリを電源に常時起動することに限定されず、例えばイルミネーション電圧ILL+が供給されているときのみ動作可能としてもよい。
【0059】
・接続切換回路7の動作切り換えは、例えばLoレベル信号を受けると第2トランジスタ無効状態となり、Hiレベル信号を受けると第2トランジスタ有効状態となるものでもよい。
【0060】
・外部制御装置は、レオスタット4に限定されず、第2トランジスタTr2を外部から制御できるものであればよい。
・接続切換回路7は、第3トランジスタTr3及び第4トランジスタTr4から構成される回路に限定されず、ジカ線制御の有効/無効を切り換えられる回路であれば、他に変更可能である。
【0061】
・コンピュータ制御は、PWM制御に限定されず、他の制御に変更可能である。
・ジカ線制御は、PWM制御であることに限定されず、例えばパルス幅が一定の制御でもよい。
【0062】
・光源は、LED3に限らず、ランプ等の他の部材を用いてもよい。
・第1トランジスタTr1〜第4トランジスタTr4は、バイポーラトランジスタに限定されず、他の種類のトランジスタを使用してもよい。
【0063】
・第1スイッチ部〜第4スイッチ部は、トランジスタに限定されず、他のスイッチ部材を使用してもよい。
・車両電源がオン状態とは、ACC(Accessory)オン状態を含んでもよい。
【0064】
・照明回路制御装置1は、実施形態で述べた回路構成に限定されず、他の構成に適宜変更可能である。
・照明回路制御装置1は、ジカ線制御からPWM制御への切り換え時、PWM信号Spl及び切換要求信号Schの出力タイミングを合わせる処理と、レオスタット信号Srsに同期をとってこれら信号を出力する処理との両方を行うことに限定されない。即ち、少なくとも前者の処理を実施するものであればよい。
【符号の説明】
【0065】
1…照明回路制御装置、2…マイクロコンピュータ、3…光源としてのLED、4…外部制御装置としてのレオスタット、7…接続切換回路、27…外部信号入力手段としてのレオスタット信号入力部、29…信号出力手段としての出力タイミング制御部、ILL+…照明電源としてのイルミネーション電圧、IG+…車両電源としてのイグニッション電圧、R1…第1経路、R2…第2経路、Tr1…第1スイッチ部及び第1スイッチング素子を構成する第1トランジスタ、Tr2…第2スイッチ部及び第2スイッチング素子を構成する第2トランジスタ、Tr3…第3スイッチング素子としての第3トランジスタ、Tr4…第4スイッチング素子としての第4トランジスタ、Sch…切換要求信号、Spl…制御信号としてのPWM信号、Srs…外部パルス信号としてのレオスタット信号。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明電源により点灯可能な光源の通電を第1経路においてオンオフする第1スイッチ部と、前記光源を第2経路においてオンオフする第2スイッチ部と、外部制御装置による前記光源の点灯駆動の有効/無効を切り換える接続切換回路と、車両電源により動作して前記光源を点灯制御するマイクロコンピュータとを備え、
前記マイクロコンピュータは、起動時、前記接続切換回路に切換要求信号を出力することにより、当該接続切換回路を第2スイッチ部無効状態にし、この状態で前記第1スイッチ部にパルス状の制御信号を出力することにより、コンピュータ制御によって前記光源を点灯制御し、逆に停止時、前記制御信号の出力が不可となり、さらに前記切換要求信号をパルス反転して出力することにより、前記接続切換回路を第2スイッチ部有効状態に切り換えて、前記外部制御装置からジカ線を介して入力する外部パルス信号で前記第2スイッチ部を直に駆動可能とすることにより、ジカ線制御によって前記光源を点灯制御し、
前記マイクロコンピュータは、前記起動時、前記制御信号のパルスと前記切換要求信号のパルスとを同期して出力させる信号出力手段を備える
ことを特徴とする照明回路制御装置。
【請求項2】
前記マイクロコンピュータは、前記外部制御装置から前記外部パルス信号を入力する外部信号入力手段を備え、
前記信号出力手段は、前記制御信号を出力する際、当該外部パルス信号と同期をとって当該制御信号を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の照明回路制御装置。
【請求項3】
前記コンピュータ制御は、前記制御信号のパルスのデューティ比を切り換えることにより、前記光源の輝度を設定するPWM制御である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明回路制御装置。
【請求項4】
前記マイクロコンピュータは、前記外部制御装置から前記外部パルス信号を入力する外部信号入力手段を備え、
前記マイクロコンピュータは、前記外部パルス信号に応じたデューティ比でPWM信号を出力して、前記光源を点灯駆動する
ことを特徴とする請求項3に記載の照明回路制御装置。
【請求項5】
前記外部制御装置は、前記光源の輝度の調整時に操作するレオスタットである
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の照明回路制御装置。
【請求項6】
前記第1スイッチ部は、前記コンピュータ制御時において駆動制御される第1スイッチング素子であり、前記第2スイッチ部は、前記ジカ線制御時において駆動制御される第2スイッチング素子であり、
前記接続切換回路は、前記マイクロコンピュータから入力する前記切換要求信号を基に前記コンピュータ制御又は前記ジカ線制御の切り換えを行う第3スイッチング素子と、当該第3スイッチング素子が前記ジカ線制御を選択している際、前記外部制御装置から入力する前記外部パルス信号を基に前記第2スイッチング素子を駆動制御する第4スイッチング素子とを備える
ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の照明回路制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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