照明装置および照明方法およびライトバルブ
【課題】 自然な照明や癒し効果を与える照明を提供する。
【解決手段】
投光面に対し、投光面から順に複数のピンホールを有する板材と、ライトバルブと、よりなり、前記ライトバルブは、発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、外側に発光を導出する前記バルブ面の光導出形状が意匠性を有する形状であり、前記意匠性を有する形状は拡散面であり、前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2としたときに以下の条件式を満たすことを特徴とする照明装置または照明方法。
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
【解決手段】
投光面に対し、投光面から順に複数のピンホールを有する板材と、ライトバルブと、よりなり、前記ライトバルブは、発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、外側に発光を導出する前記バルブ面の光導出形状が意匠性を有する形状であり、前記意匠性を有する形状は拡散面であり、前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2としたときに以下の条件式を満たすことを特徴とする照明装置または照明方法。
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅やオフィスなどの屋内照明または街路や公園における屋外照明に関する。特にライトバルブとその光を可変するための板材と、前記ライトバルブと前記板材を用いた照明装置と、前記ライトバルブと自然の造形物を用いた照明装置および照明方法およびライトバルブおよび板材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来住宅やオフィスなどの屋内照明には円形や棒状の蛍光灯や、球状の白熱電球、ハロゲンランプ、放電ランプを使用している。一方で照明に関する要望は多用に広がってきており、光度、配光、色温度を変化できるようになりつつある。光度、配光、色温度を変化できる照明装置ついて言及した先行技術文献としては、特許文献1がある。
【特許文献1】 特開平11−144510公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一方で自然な照明や癒し効果を与える照明が所望されている。ところが、光度、配光、色温度を変化できる照明装置では、太陽光や朝の光などの光を再現することはできるが、その光が作り出す木漏れ日を再現することはできない。
【0004】
以上の問題を鑑み、本発明は、自然な照明や癒し効果を与える照明であるだけでなく、とくに木々の隙間を通り抜けてきた太陽の光が作り出す木漏れ日を再現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、投光面に対し、投光面から順に複数のピンホールを有する板材と、ライトバルブと、よりなり、
前記ライトバルブは、発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、外側に発光を導出する前記バルブ面の光導出形状が意匠性を有する形状であり、前記意匠性を有する形状は拡散面であり、
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2としたときに以下の条件式
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たすことを特徴とする照明装置または照明方法。
【0006】
上記目的を達成するために、請求項2に係る発明は、上記目的を達成するために、請求項2に係る発明は、前記ピンホールの全数をda、(1)を満たさないピンホールの数をdpとしたときに以下の条件式
dp/da>0.7…(2)
を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
【0007】
上記目的を達成するために、請求項3に係る発明は、前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2、前記板材のピンホールの大きさcは以下の条件式を
2a1>a2…(3)
0.01m<a2<20m…(4)
0.5mm<c<50mm…(5)
満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項4に係る発明は、前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式
a1>2a2…(6)
2m<a2<20m…(7)
10mm<c<50mm…(8)
を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
【0009】
上記目的を達成するために、請求項5に係る発明は、前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式
a1>a2…(9)
0.01m<a2<5m…(10)
5mm<c<30mm…(11)
を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項6に係る発明は、前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式
a1>a2…(12)
0.01m<a2<2m…(13)
0.5mm<c<10mm…(14)
を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
【0011】
上記目的を達成するために、請求項7に係る発明は、発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、
外側に発光を導出する前記バルブ面が拡散面であり、光導出形状が意匠性を有する形状であることを特徴とするライトバルブである。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項8に係る発明は、前記幾何形状は5つの頂点を有する星型であることを特徴とする、請求項1または1または7記載の照明装置または照明方法またはライトバルブである。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項9に係る発明は、前記板材の板面は透光性のある部材であることを特徴とする、請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項10に係る発明は、前記板材の透光率αが以下の条件式
30%<α<70%…(15)
をみたすことを特徴とする請求項9記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0015】
上記目的を達成するために、請求項11に係る発明は、前記板材が面垂直方向に複数毎積み上げられていることを特徴とする請求項10記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項12に係る発明は、前記板面の一面は反射面であることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0017】
上記目的を達成するために、請求項13に係る発明は、前記ライトバルブの光導出面の拡散度合いは、前記板材のピンホールが設置されている面の大きさの+50%以内の大きさになるように設定されていることを特徴とする請求項12記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0018】
上記目的を達成するために、請求項14に係る発明は、前記板材の前記ピンホール形状は、前記バルブ面の意匠性を有する光導出形状とは異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0019】
上記目的を達成するために、請求項15に係る発明は、前記板材は複数の板材よりなり、その組み合わせによりピンホールを生成することを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0020】
成するために、請求項16に係る発明は、前記複数の板材はスリット様であり、それぞれの板材のスリットが平行にならないように組み合わせることによりピンホールを生成することを特徴とする請求項15記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0021】
上記目的を達成するために、請求項17に係る発明は、前記板材のピンホールは、一方の面側の大きさともう一方の面側の大きさが異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0022】
上記目的を達成するために、請求項18に係る発明は、前記板材のピンホールは、前記板材の面における垂直方向において、一方の面側のピンホール位置ともう一方の面側のピンホール位置が異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【発明の効果】
【0023】
請求項1に記載した発明により、屋内や屋外において木々の隙間を通り抜けてきた太陽の光が作り出す木漏れ日を再現することが可能となる。
また条件式
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
において、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0024】
請求項2に記載した発明により、条件式
dp/da>0.7…(2)
において、生成する複数の投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下なものが多くを占めるので、生成する意匠形状が十分の確認できる。
【0025】
請求項3に記載した発明により、前記投光面と前記板材との距離a1と、前記板材と前記ライトバルブとの距離a2、前記板材のピンホールの大きさcは
条件式
2a1>a2…(3)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
0.01m<a2<20m…(4)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。
また条件式
0.5mm<c<50mm…(5)
において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0026】
請求項4に記載した発明により、前記投光面と前記板材との距離a1と、前記板材と前記ライトバルブとの距離a2、前記板材のピンホールの大きさcは
条件式
a1>2a2…(6)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
2m<a2<20m…(7)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に街灯や公園、森林を利用して木漏れ日を形成することができる。
また条件式
10mm<c<50mm…(8)
において、特に条件式(7)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0027】
請求項5に記載した発明により、前記投光面と前記板材との距離a1と、前記板材と前記ライトバルブとの距離a2、前記板材のピンホールの大きさcは
条件式
a1>a2…(9)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
0.01m<a2<5m…(10)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に室内において木漏れ日を形成することができる。
また条件式
5mm<c<30mm…(11)
において、特に条件式(10)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0028】
請求項6に記載した発明により、前記投光面と前記板材との距離a1と、前記板材と前記ライトバルブとの距離a2、前記板材のピンホールの大きさcは
条件式
a1>a2…(12)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
0.01m<a2<2m…(13)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に卓上もしくは机下において木漏れ日を形成することができる。
また条件式
0.5mm<c<10mm…(14)
において、特に条件式(13)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0029】
請求項7に記載した発明により、前記意匠面が拡散面であるために照明効果を有しながら、光源が意匠形状を有するために光源を直接見ることで意匠形状を楽しむことができる。
【0030】
請求項8に記載した発明により、前記意匠面が5つの頂点を有する星型のために、通常の光源形状とは異なることがわかりやすく、また通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる5つの頂点を有する星型の木漏れ日を発生させることができる。
【0031】
請求項9に記載した発明により、ピンホールを通した木漏れ日照明だけでなく、ピンホール以外を透過する光によって通常の照明も行うことが可能になる。
【0032】
請求項10に記載した発明により、条件式
30%<α<70%
において、下限を下回ると十分な照明効果が得られなくなり、上限を上回ると木漏れ日効果が消失してしまう。
【0033】
請求項11に記載した発明により、投影方向に対する距離差ができるので、異なる大きさの木漏れ日を生成することができる。
【0034】
請求項12に記載した発明により、ピンホールを透過しない、すなわち利用しない光を反対面に返すことができる、特に室内においては、間接照明に利用することができる。
【0035】
請求項13に記載した発明により、光源の光を無駄なく効率的に板材を照明することになる。また板材より大きい部分を少し持たせることで、木漏れ日が投影される投影面以外に通常照明を行うことができる。
【0036】
請求項14に記載した発明により、前記板材の前記ピンホール形状は、前記バルブ面の意匠性を有する光導出形状とは異なることで、観察者に意外性を与えることができる。
【0037】
請求項15に記載した発明により、前記板材は複数の板材よりなり、その組み合わせによりピンホールを生成することができるので、多様なピンホール形状を生成することができる。
【0038】
請求項16に記載した発明により、前記複数の板材はスリット様であり、それぞれの板材のスリットが平行にならないように組み合わせることによりピンホールを生成することができるので、簡易な操作で多様なピンホール形状を生成することができる。
【0039】
請求項17に記載した発明により、前記板材のピンホールは、一方の面側の大きさともう一方の面側の大きさが異なるので、厚さに起因する実質的なピンホールの大きさを軽減することができる。
【0040】
請求項18に記載した発明により、前記板材のピンホールは、前記板材の面における垂直方向において、一方の面側のピンホール位置ともう一方の面側のピンホール位置が異なる、厚さに起因する実質的なピンホールの大きさを軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
次に本発明による照明装置および照明方法およびライトバルブが実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1および図2は本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図1は点線部の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。図2は投影方向を縦軸にとった断面による模式図である。光源には反射傘2が設けられている。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0042】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0043】
条件式
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0044】
図4は複数のピンホールがある場合の投影方向を縦軸にとった断面による模式図である。図2の板材5に複数のピンホールがあり、それぞれのピンホールを通った光源からの光が投影面上に投影されている。図では中央のピンホールにより形成される実線で示される投影光と、他のピンホールにより形成される二点差線で示される投影光を示している。なお、他のピンホールによる投影光は図示の都合上、板材5のピンホールの個数には対応していない。
前記ピンホールの全数をda、(1)を満たさないピンホールの数をdpとしたときに以下の条件式
dp/da>0.7…(2)
を満たすことにより、生成する複数の投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下なものが多くを占めるので、生成する意匠形状が十分の確認できる。
【0045】
図5は本発明の第1の実施形態の照明装置を説明する図である。これは屋外における実施例で、街頭の照明に本発明による光源が取り付けられている。
光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図6は人間の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。街灯の中央近傍に設けられた板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0046】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0047】
条件式(1)は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0048】
条件式
a1>2a2…(6)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
2m<a2<20m…(7)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に街灯や森林を利用した木漏れ日を形成することができる。
また条件式
10mm<c<50mm…(8)
において、特に条件式(7)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0049】
図6は本発明の第2の実施形態の照明装置を説明する図である。これは室内における実施例で、森林の上空に本発明による光源が取り付けられている。
光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図5は人間の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。不図示の吊り下げ部材により天井から吊り下げられている板材5には複数のピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0050】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0051】
条件式(1)は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0053】
条件式
a1>2a2…(6)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
2m<a2<20m…(7)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に街灯や森林を利用した木漏れ日形成することができる。
また条件式
10mm<c<50mm…(8)
において、特に条件式(7)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0054】
図7は本発明の第3の実施形態の照明装置を説明する図である。これは室内における実施例で、天井に本発明による光源が取り付けられている。
光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図5は人間の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。不図示の吊り下げ部材により天井から吊り下げられている板材5には複数のピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0055】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0056】
条件式(1)は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0057】
条件式
a1>a2…(9)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
0.01m<a2<5m…(10)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に室内において木漏れ日を形成することができる。
また条件式
5mm<c<30mm…(11)
において、特に条件式(10)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0058】
図8は本発明の第4の実施形態の照明装置を説明する図である。これは室内における実施例で、天井に本発明による光源が取り付けられている。また机の天面に本発明による板材が取り付けられている。
光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図5は人間の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。不図示の吊り下げ部材により天井から吊り下げられている板材5には複数のピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0059】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0060】
条件式(1)は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0061】
条件式
a1>a2…(12)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
0.01m<a2<2m…(13)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に卓上もしくは机下において木漏れ日を形成することができる。
また条件式
0.5mm<c<10mm…(14)
において、特に条件式(13)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0062】
図9は、本発明の実施形態のライトバルブを説明する図である。不図示の発光源1、を反射傘2、拡散板3、斜光板および開口部4により包含し、口金7より電力を供給することにより、ライトバルブとして機能する。発光面は開口形状を示し、拡散板を有しているため、中の光源を見ることはできない。これにより、直接見ても意匠性のある光源となり、またピンホールと組み合わせることにより、意匠形状を有する木漏れ日を形成することができる。
【0063】
図10は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図10において光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。このとき板材5のピンホール以外の板部分の透過率は0%である。そのため投影面6にはピンホールによる光源の投影像が周囲の光の無いコントラストのよい状態で鑑賞することができる。
【0064】
図11は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図11において光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。このとき板材5のピンホール以外の板部分の透過率は以下の条件式
30%<α<70%
を満たしている。すなわち全体においてほどよい照明効果を得ながら、ピンホールによる光源の投影像を鑑賞することができる。下限を下回ると十分な照明効果が得られなくなり、上限を上回ると木漏れ日効果が消失してしまう。
【0065】
図12は、板材5の変形例を示している。板材5の光源側の面が反射面でできており、ピンホールを通過しない光は光源側に返されることになる。この光はさらに天井で反射されることになり、結果として間接照明を行うことになる。
これにより、ピンホールによる投影像を損なうことなく、周囲を証明することができる。
【0066】
図13は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。さらに板材5の投影方向投影面側近傍に別の板材5’が配置されている。板材5と板材5’は異なる透過率を有し、板材5のほうが透過率が高い。また投影方向の距離が異なるので、投影面に形成される像の大きさが異なる。したがってよりバリエーションに富んだ投影像を形成することができる。
【0067】
図14は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。板材5と板材5’は配置される位置が光軸垂直面内において異なるので、また投影方向の距離が異なるので、投影面に形成される像の大きさが異なる。したがってよりバリエーションに富んだ投影像を形成することができる。
【0068】
図15、16は、本発明の板材の変形例を説明する図である。投影方向中央に板材5を配置し、その投影方向光源側に5’、投影面側に5’’を配している。本実施例の板材として、これを用いることにより、投影方向の距離が異なるので、投影面に形成される像の大きさが異なる。したがってよりバリエーションに富んだ投影像を形成することができる。
【0076】
図17は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。拡散板3は、前記板材のピンホールが設置されている面の大きさの+50%以内の大きさになるように設定されている。すなわち板材の周辺に周辺照明部を形成することにより、木漏れ日が投影される投影面以外に通常照明を行うことができる。
【0069】
図18は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。このとき前記ピンホール形状はハート型、前記光源の形状は星型とする。ピンホール形状にかかわらず、前記光源の形状が投影される。したがって前記板材の前記ピンホール形状は、前記バルブ面の意匠性を有する光導出形状とは異なることで、観察者に意外性を与えることができる。
【0070】
図19は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。
実践で示される光路では、光源からの光は、斜線でしめされる板材5’および板材5’’のピンホールを通過して、投影像を形成することができるが、点線で示される光路では、光源からの光は、塗りつぶされている板材5’のピンホールは通過できるが、板材5’’を通過することはできないので、投影像を形成することができない。したがって、前記板材は複数の板材よりなり、その組み合わせによりピンホールを生成することができるので、多様なピンホール形状を生成することができる。
【0071】
図20は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。
前記複数の板材はスリット様であり、それぞれの板材のスリットが平行にならないように組み合わせることによりピンホールを生成することができる。
したがって、簡易な操作で多様なピンホール形状を生成することができる。
【0072】
図21は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。図22(a)に示される一点鎖線による断面図を図22(b)もしくは図22(c)で示す。前記板材のピンホールは、一方の面側の大きさともう一方の面側の大きさが異なる。したがって、厚さに起因する実質的なピンホールの大きさを軽減することができる。
【0073】
図22は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。図23(a)に示される一点鎖線による断面図を図23(b)で示す。前記板材のピンホールは、前記板材の面における垂直方向において、一方の面側のピンホール位置ともう一方の面側のピンホール位置が異なる。したがって厚さに起因する実質的なピンホールの大きさを軽減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0074】
本発明を適用することにより、自然な照明や癒し効果を与える照明を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。
【図3】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。
【図4】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の照明装置を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の照明装置を説明する図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の照明方法を説明する図である。
【図8】本発明の第4の実施形態の照明方法を説明する図である。
【図9】本発明の実施形態のライトバルブを説明する図である。
【図10】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図11】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図12】本発明の実施形態の板材の変形例を説明する図である。
【図13】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図14】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図15】本発明の板材の変形例を説明する図である。
【図16】本発明の板材の変形例を説明する図である。
【図17】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図18】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図19】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図20】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図21】本発明の板材の変形例を説明する図である。
【図22】本発明の板材の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
【0076】
1 発光源
2 反射傘
3 拡散板
4 斜光板および開口部
5 板材
6 投影面
7 口金
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅やオフィスなどの屋内照明または街路や公園における屋外照明に関する。特にライトバルブとその光を可変するための板材と、前記ライトバルブと前記板材を用いた照明装置と、前記ライトバルブと自然の造形物を用いた照明装置および照明方法およびライトバルブおよび板材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来住宅やオフィスなどの屋内照明には円形や棒状の蛍光灯や、球状の白熱電球、ハロゲンランプ、放電ランプを使用している。一方で照明に関する要望は多用に広がってきており、光度、配光、色温度を変化できるようになりつつある。光度、配光、色温度を変化できる照明装置ついて言及した先行技術文献としては、特許文献1がある。
【特許文献1】 特開平11−144510公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一方で自然な照明や癒し効果を与える照明が所望されている。ところが、光度、配光、色温度を変化できる照明装置では、太陽光や朝の光などの光を再現することはできるが、その光が作り出す木漏れ日を再現することはできない。
【0004】
以上の問題を鑑み、本発明は、自然な照明や癒し効果を与える照明であるだけでなく、とくに木々の隙間を通り抜けてきた太陽の光が作り出す木漏れ日を再現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、投光面に対し、投光面から順に複数のピンホールを有する板材と、ライトバルブと、よりなり、
前記ライトバルブは、発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、外側に発光を導出する前記バルブ面の光導出形状が意匠性を有する形状であり、前記意匠性を有する形状は拡散面であり、
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2としたときに以下の条件式
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たすことを特徴とする照明装置または照明方法。
【0006】
上記目的を達成するために、請求項2に係る発明は、上記目的を達成するために、請求項2に係る発明は、前記ピンホールの全数をda、(1)を満たさないピンホールの数をdpとしたときに以下の条件式
dp/da>0.7…(2)
を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
【0007】
上記目的を達成するために、請求項3に係る発明は、前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2、前記板材のピンホールの大きさcは以下の条件式を
2a1>a2…(3)
0.01m<a2<20m…(4)
0.5mm<c<50mm…(5)
満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項4に係る発明は、前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式
a1>2a2…(6)
2m<a2<20m…(7)
10mm<c<50mm…(8)
を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
【0009】
上記目的を達成するために、請求項5に係る発明は、前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式
a1>a2…(9)
0.01m<a2<5m…(10)
5mm<c<30mm…(11)
を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項6に係る発明は、前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式
a1>a2…(12)
0.01m<a2<2m…(13)
0.5mm<c<10mm…(14)
を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
【0011】
上記目的を達成するために、請求項7に係る発明は、発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、
外側に発光を導出する前記バルブ面が拡散面であり、光導出形状が意匠性を有する形状であることを特徴とするライトバルブである。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項8に係る発明は、前記幾何形状は5つの頂点を有する星型であることを特徴とする、請求項1または1または7記載の照明装置または照明方法またはライトバルブである。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項9に係る発明は、前記板材の板面は透光性のある部材であることを特徴とする、請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項10に係る発明は、前記板材の透光率αが以下の条件式
30%<α<70%…(15)
をみたすことを特徴とする請求項9記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0015】
上記目的を達成するために、請求項11に係る発明は、前記板材が面垂直方向に複数毎積み上げられていることを特徴とする請求項10記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項12に係る発明は、前記板面の一面は反射面であることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0017】
上記目的を達成するために、請求項13に係る発明は、前記ライトバルブの光導出面の拡散度合いは、前記板材のピンホールが設置されている面の大きさの+50%以内の大きさになるように設定されていることを特徴とする請求項12記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0018】
上記目的を達成するために、請求項14に係る発明は、前記板材の前記ピンホール形状は、前記バルブ面の意匠性を有する光導出形状とは異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0019】
上記目的を達成するために、請求項15に係る発明は、前記板材は複数の板材よりなり、その組み合わせによりピンホールを生成することを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0020】
成するために、請求項16に係る発明は、前記複数の板材はスリット様であり、それぞれの板材のスリットが平行にならないように組み合わせることによりピンホールを生成することを特徴とする請求項15記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0021】
上記目的を達成するために、請求項17に係る発明は、前記板材のピンホールは、一方の面側の大きさともう一方の面側の大きさが異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【0022】
上記目的を達成するために、請求項18に係る発明は、前記板材のピンホールは、前記板材の面における垂直方向において、一方の面側のピンホール位置ともう一方の面側のピンホール位置が異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材である。
【発明の効果】
【0023】
請求項1に記載した発明により、屋内や屋外において木々の隙間を通り抜けてきた太陽の光が作り出す木漏れ日を再現することが可能となる。
また条件式
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
において、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0024】
請求項2に記載した発明により、条件式
dp/da>0.7…(2)
において、生成する複数の投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下なものが多くを占めるので、生成する意匠形状が十分の確認できる。
【0025】
請求項3に記載した発明により、前記投光面と前記板材との距離a1と、前記板材と前記ライトバルブとの距離a2、前記板材のピンホールの大きさcは
条件式
2a1>a2…(3)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
0.01m<a2<20m…(4)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。
また条件式
0.5mm<c<50mm…(5)
において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0026】
請求項4に記載した発明により、前記投光面と前記板材との距離a1と、前記板材と前記ライトバルブとの距離a2、前記板材のピンホールの大きさcは
条件式
a1>2a2…(6)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
2m<a2<20m…(7)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に街灯や公園、森林を利用して木漏れ日を形成することができる。
また条件式
10mm<c<50mm…(8)
において、特に条件式(7)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0027】
請求項5に記載した発明により、前記投光面と前記板材との距離a1と、前記板材と前記ライトバルブとの距離a2、前記板材のピンホールの大きさcは
条件式
a1>a2…(9)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
0.01m<a2<5m…(10)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に室内において木漏れ日を形成することができる。
また条件式
5mm<c<30mm…(11)
において、特に条件式(10)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0028】
請求項6に記載した発明により、前記投光面と前記板材との距離a1と、前記板材と前記ライトバルブとの距離a2、前記板材のピンホールの大きさcは
条件式
a1>a2…(12)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
0.01m<a2<2m…(13)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に卓上もしくは机下において木漏れ日を形成することができる。
また条件式
0.5mm<c<10mm…(14)
において、特に条件式(13)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0029】
請求項7に記載した発明により、前記意匠面が拡散面であるために照明効果を有しながら、光源が意匠形状を有するために光源を直接見ることで意匠形状を楽しむことができる。
【0030】
請求項8に記載した発明により、前記意匠面が5つの頂点を有する星型のために、通常の光源形状とは異なることがわかりやすく、また通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる5つの頂点を有する星型の木漏れ日を発生させることができる。
【0031】
請求項9に記載した発明により、ピンホールを通した木漏れ日照明だけでなく、ピンホール以外を透過する光によって通常の照明も行うことが可能になる。
【0032】
請求項10に記載した発明により、条件式
30%<α<70%
において、下限を下回ると十分な照明効果が得られなくなり、上限を上回ると木漏れ日効果が消失してしまう。
【0033】
請求項11に記載した発明により、投影方向に対する距離差ができるので、異なる大きさの木漏れ日を生成することができる。
【0034】
請求項12に記載した発明により、ピンホールを透過しない、すなわち利用しない光を反対面に返すことができる、特に室内においては、間接照明に利用することができる。
【0035】
請求項13に記載した発明により、光源の光を無駄なく効率的に板材を照明することになる。また板材より大きい部分を少し持たせることで、木漏れ日が投影される投影面以外に通常照明を行うことができる。
【0036】
請求項14に記載した発明により、前記板材の前記ピンホール形状は、前記バルブ面の意匠性を有する光導出形状とは異なることで、観察者に意外性を与えることができる。
【0037】
請求項15に記載した発明により、前記板材は複数の板材よりなり、その組み合わせによりピンホールを生成することができるので、多様なピンホール形状を生成することができる。
【0038】
請求項16に記載した発明により、前記複数の板材はスリット様であり、それぞれの板材のスリットが平行にならないように組み合わせることによりピンホールを生成することができるので、簡易な操作で多様なピンホール形状を生成することができる。
【0039】
請求項17に記載した発明により、前記板材のピンホールは、一方の面側の大きさともう一方の面側の大きさが異なるので、厚さに起因する実質的なピンホールの大きさを軽減することができる。
【0040】
請求項18に記載した発明により、前記板材のピンホールは、前記板材の面における垂直方向において、一方の面側のピンホール位置ともう一方の面側のピンホール位置が異なる、厚さに起因する実質的なピンホールの大きさを軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
次に本発明による照明装置および照明方法およびライトバルブが実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1および図2は本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図1は点線部の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。図2は投影方向を縦軸にとった断面による模式図である。光源には反射傘2が設けられている。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0042】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0043】
条件式
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0044】
図4は複数のピンホールがある場合の投影方向を縦軸にとった断面による模式図である。図2の板材5に複数のピンホールがあり、それぞれのピンホールを通った光源からの光が投影面上に投影されている。図では中央のピンホールにより形成される実線で示される投影光と、他のピンホールにより形成される二点差線で示される投影光を示している。なお、他のピンホールによる投影光は図示の都合上、板材5のピンホールの個数には対応していない。
前記ピンホールの全数をda、(1)を満たさないピンホールの数をdpとしたときに以下の条件式
dp/da>0.7…(2)
を満たすことにより、生成する複数の投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下なものが多くを占めるので、生成する意匠形状が十分の確認できる。
【0045】
図5は本発明の第1の実施形態の照明装置を説明する図である。これは屋外における実施例で、街頭の照明に本発明による光源が取り付けられている。
光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図6は人間の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。街灯の中央近傍に設けられた板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0046】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0047】
条件式(1)は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0048】
条件式
a1>2a2…(6)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
2m<a2<20m…(7)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に街灯や森林を利用した木漏れ日を形成することができる。
また条件式
10mm<c<50mm…(8)
において、特に条件式(7)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0049】
図6は本発明の第2の実施形態の照明装置を説明する図である。これは室内における実施例で、森林の上空に本発明による光源が取り付けられている。
光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図5は人間の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。不図示の吊り下げ部材により天井から吊り下げられている板材5には複数のピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0050】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0051】
条件式(1)は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0053】
条件式
a1>2a2…(6)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
2m<a2<20m…(7)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に街灯や森林を利用した木漏れ日形成することができる。
また条件式
10mm<c<50mm…(8)
において、特に条件式(7)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0054】
図7は本発明の第3の実施形態の照明装置を説明する図である。これは室内における実施例で、天井に本発明による光源が取り付けられている。
光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図5は人間の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。不図示の吊り下げ部材により天井から吊り下げられている板材5には複数のピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0055】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0056】
条件式(1)は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0057】
条件式
a1>a2…(9)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
0.01m<a2<5m…(10)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に室内において木漏れ日を形成することができる。
また条件式
5mm<c<30mm…(11)
において、特に条件式(10)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0058】
図8は本発明の第4の実施形態の照明装置を説明する図である。これは室内における実施例で、天井に本発明による光源が取り付けられている。また机の天面に本発明による板材が取り付けられている。
光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図5は人間の目線から見た図になっており、光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。不図示の吊り下げ部材により天井から吊り下げられている板材5には複数のピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。
【0059】
また前記投光面と前記板材との距離をa1、前記板材と前記ライトバルブとの距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2、前記板材のピンホールの大きさをcとしたときに、以下の条件
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
を満たしている。これらを図3を用いて説明する。
光源の大きさb1がピンホールを通過した投影面上の大きさをb1’、複数のピンホールによる光源群の投影面上の距離をb2’とすると、
b1’=(a2/a1)*b1
b2’((a1+a2)/a1)*b2
である。
【0060】
条件式(1)は光源の投影面上の大きさb2’とピンホールの投影面上のピッチb1’にから得られるものであり、投影された光源の重なりが50%以下になるように、
b1’<2b2’
より求めたもので、この条件式を満たすことにより、投影面における木漏れ日同士が重なる度合いが半分以下となるため、木漏れ日効果が失われることが無い。すなわち逆の関係になってしまうと、投影面上で木漏れ日同士が重なってしまい、意匠形状が失われてしまい、普通の照明となんら変わりなくなってしまう。
【0061】
条件式
a1>a2…(12)
において、この関係を満たさないと木漏れ日が視認できる明るさを得られないだけでなく、形状がぼやけてしまう。
また条件式
0.01m<a2<2m…(13)
において、この関係は実用性のある大きさを示し、工業製品化が可能であることを示す。特に卓上もしくは机下において木漏れ日を形成することができる。
また条件式
0.5mm<c<10mm…(14)
において、特に条件式(13)において、下限を下回ると十分な光量を得ることができなくなり、上限を上回ると十分な意匠形状が得られなくなる。また意匠形状を有するため通常の太陽光による木漏れ日である円形とは異なる木漏れ日を発生させることができる。
【0062】
図9は、本発明の実施形態のライトバルブを説明する図である。不図示の発光源1、を反射傘2、拡散板3、斜光板および開口部4により包含し、口金7より電力を供給することにより、ライトバルブとして機能する。発光面は開口形状を示し、拡散板を有しているため、中の光源を見ることはできない。これにより、直接見ても意匠性のある光源となり、またピンホールと組み合わせることにより、意匠形状を有する木漏れ日を形成することができる。
【0063】
図10は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図10において光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。このとき板材5のピンホール以外の板部分の透過率は0%である。そのため投影面6にはピンホールによる光源の投影像が周囲の光の無いコントラストのよい状態で鑑賞することができる。
【0064】
図11は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。図11において光源及び板材5は下から見上げた様子、投影面6は上から見下ろした様子を示している。光源には反射傘2が設けられている。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。とくに図示の意匠は5つの頂点を有する星型をしており、太陽光による円形とは異なっているので、自然界では得られない木漏れ日を形成している。このとき板材5のピンホール以外の板部分の透過率は以下の条件式
30%<α<70%
を満たしている。すなわち全体においてほどよい照明効果を得ながら、ピンホールによる光源の投影像を鑑賞することができる。下限を下回ると十分な照明効果が得られなくなり、上限を上回ると木漏れ日効果が消失してしまう。
【0065】
図12は、板材5の変形例を示している。板材5の光源側の面が反射面でできており、ピンホールを通過しない光は光源側に返されることになる。この光はさらに天井で反射されることになり、結果として間接照明を行うことになる。
これにより、ピンホールによる投影像を損なうことなく、周囲を証明することができる。
【0066】
図13は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。さらに板材5の投影方向投影面側近傍に別の板材5’が配置されている。板材5と板材5’は異なる透過率を有し、板材5のほうが透過率が高い。また投影方向の距離が異なるので、投影面に形成される像の大きさが異なる。したがってよりバリエーションに富んだ投影像を形成することができる。
【0067】
図14は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。板材5と板材5’は配置される位置が光軸垂直面内において異なるので、また投影方向の距離が異なるので、投影面に形成される像の大きさが異なる。したがってよりバリエーションに富んだ投影像を形成することができる。
【0068】
図15、16は、本発明の板材の変形例を説明する図である。投影方向中央に板材5を配置し、その投影方向光源側に5’、投影面側に5’’を配している。本実施例の板材として、これを用いることにより、投影方向の距離が異なるので、投影面に形成される像の大きさが異なる。したがってよりバリエーションに富んだ投影像を形成することができる。
【0076】
図17は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。拡散板3は、前記板材のピンホールが設置されている面の大きさの+50%以内の大きさになるように設定されている。すなわち板材の周辺に周辺照明部を形成することにより、木漏れ日が投影される投影面以外に通常照明を行うことができる。
【0069】
図18は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。このとき前記ピンホール形状はハート型、前記光源の形状は星型とする。ピンホール形状にかかわらず、前記光源の形状が投影される。したがって前記板材の前記ピンホール形状は、前記バルブ面の意匠性を有する光導出形状とは異なることで、観察者に意外性を与えることができる。
【0070】
図19は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。
実践で示される光路では、光源からの光は、斜線でしめされる板材5’および板材5’’のピンホールを通過して、投影像を形成することができるが、点線で示される光路では、光源からの光は、塗りつぶされている板材5’のピンホールは通過できるが、板材5’’を通過することはできないので、投影像を形成することができない。したがって、前記板材は複数の板材よりなり、その組み合わせによりピンホールを生成することができるので、多様なピンホール形状を生成することができる。
【0071】
図20は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。光源は反射傘2および拡散板3および斜光板および開口部4よりなる。板材5にはピンホールが設けられている。光源は斜光板により意匠形状に発光しており、さらに拡散板3を通して意匠形状を有した拡散光を発している。これをピンホールを有する板材5を通すことにより、ピンホールカメラの原理により、投影面6上に、意匠形状有する照明光が投光される。
前記複数の板材はスリット様であり、それぞれの板材のスリットが平行にならないように組み合わせることによりピンホールを生成することができる。
したがって、簡易な操作で多様なピンホール形状を生成することができる。
【0072】
図21は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。図22(a)に示される一点鎖線による断面図を図22(b)もしくは図22(c)で示す。前記板材のピンホールは、一方の面側の大きさともう一方の面側の大きさが異なる。したがって、厚さに起因する実質的なピンホールの大きさを軽減することができる。
【0073】
図22は、本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。図23(a)に示される一点鎖線による断面図を図23(b)で示す。前記板材のピンホールは、前記板材の面における垂直方向において、一方の面側のピンホール位置ともう一方の面側のピンホール位置が異なる。したがって厚さに起因する実質的なピンホールの大きさを軽減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0074】
本発明を適用することにより、自然な照明や癒し効果を与える照明を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。
【図3】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。
【図4】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の原理全体を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の照明装置を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の照明装置を説明する図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の照明方法を説明する図である。
【図8】本発明の第4の実施形態の照明方法を説明する図である。
【図9】本発明の実施形態のライトバルブを説明する図である。
【図10】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図11】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図12】本発明の実施形態の板材の変形例を説明する図である。
【図13】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図14】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図15】本発明の板材の変形例を説明する図である。
【図16】本発明の板材の変形例を説明する図である。
【図17】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図18】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図19】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図20】本発明の実施形態の照明装置および照明方法の変形例の原理全体を説明する図である。
【図21】本発明の板材の変形例を説明する図である。
【図22】本発明の板材の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
【0076】
1 発光源
2 反射傘
3 拡散板
4 斜光板および開口部
5 板材
6 投影面
7 口金
【特許請求の範囲】
【請求項1】
投光面に対し、投光面から順に複数のピンホールを有する板材と、ライトバルブと、よりなり、
前記ライトバルブは、発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、外側に発光を導出する前記バルブ面の光導出形状が意匠性を有する形状であり、前記意匠性を有する形状は拡散面であり、
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2としたときに以下の条件式を満たすことを特徴とする照明装置または照明方法。
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
【請求項2】
前記ピンホールの全数をda、(1)を満たさないピンホールの数をdpとしたときに以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
dp/da>0.7…(2)
【請求項3】
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2、前記板材のピンホールの大きさcは以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
2a1>a2…(3)
0.01m<a2<20m…(4)
0.5mm<c<50mm…(5)
【請求項4】
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
a1>2a2…(6)
2m<a2<20m…(7)
10mm<c<50mm…(8)
【請求項5】
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
a1>a2…(9)
0.01m<a2<5m…(10)
5mm<c<30mm…(11)
【請求項6】
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
a1>a2…(12)
0.01m<a2<2m…(13)
0.5mm<c<10mm…(14)
【請求項7】
発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、
外側に発光を導出する前記バルブ面が拡散面であり、光導出形状が意匠性を有する形状であることを特徴とするライトバルブ。
【請求項8】
前記幾何形状は5つの頂点を有する星型であることを特徴とする、請求項1または1または7記載の照明装置または照明方法またはライトバルブ。
【請求項9】
前記板材の板面は透光性のある部材であることを特徴とする、請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項10】
前記板材の透光率αが以下の条件式をみたすことを特徴とする請求項9記載の照明装置または照明方法または板材。
30%<α<70%…(15)
【請求項11】
前記板材が面垂直方向に複数毎積み上げられていることを特徴とする請求項10記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項12】
前記板面の一面は反射面であることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項13】
前記ライトバルブの光導出面の拡散度合いは、前記板材のピンホールが設置されている面の大きさの+50%以内の大きさになるように設定されていることを特徴とする請求項12記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項14】
前記板材の前記ピンホール形状は、前記バルブ面の意匠性を有する光導出形状とは異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項15】
前記板材は複数の板材よりなり、その組み合わせによりピンホールを生成することを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項16】
前記複数の板材はスリット様であり、それぞれの板材のスリットが平行にならないように組み合わせることによりピンホールを生成することを特徴とする請求項15記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項17】
前記板材のピンホールは、一方の面側の大きさともう一方の面側の大きさが異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項18】
前記板材のピンホールは、前記板材の面における垂直方向において、一方の面側のピンホール位置ともう一方の面側のピンホール位置が異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項1】
投光面に対し、投光面から順に複数のピンホールを有する板材と、ライトバルブと、よりなり、
前記ライトバルブは、発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、外側に発光を導出する前記バルブ面の光導出形状が意匠性を有する形状であり、前記意匠性を有する形状は拡散面であり、
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2、ライトバルブによる光源の大きさをb1、前記板材のピンホールのピッチをb2としたときに以下の条件式を満たすことを特徴とする照明装置または照明方法。
b1<2((a1+a2)/a2)*b2…(1)
【請求項2】
前記ピンホールの全数をda、(1)を満たさないピンホールの数をdpとしたときに以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
dp/da>0.7…(2)
【請求項3】
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2、前記板材のピンホールの大きさcは以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
2a1>a2…(3)
0.01m<a2<20m…(4)
0.5mm<c<50mm…(5)
【請求項4】
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
a1>2a2…(6)
2m<a2<20m…(7)
10mm<c<50mm…(8)
【請求項5】
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
a1>a2…(9)
0.01m<a2<5m…(10)
5mm<c<30mm…(11)
【請求項6】
前記ライトバルブと前記板材との距離をa1、前記板材と前記投光面との距離をa2は以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法。
a1>a2…(12)
0.01m<a2<2m…(13)
0.5mm<c<10mm…(14)
【請求項7】
発光部と、発光部を内包するバルブと、発光部に電力を取り込む口金部よりなり、
外側に発光を導出する前記バルブ面が拡散面であり、光導出形状が意匠性を有する形状であることを特徴とするライトバルブ。
【請求項8】
前記幾何形状は5つの頂点を有する星型であることを特徴とする、請求項1または1または7記載の照明装置または照明方法またはライトバルブ。
【請求項9】
前記板材の板面は透光性のある部材であることを特徴とする、請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項10】
前記板材の透光率αが以下の条件式をみたすことを特徴とする請求項9記載の照明装置または照明方法または板材。
30%<α<70%…(15)
【請求項11】
前記板材が面垂直方向に複数毎積み上げられていることを特徴とする請求項10記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項12】
前記板面の一面は反射面であることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項13】
前記ライトバルブの光導出面の拡散度合いは、前記板材のピンホールが設置されている面の大きさの+50%以内の大きさになるように設定されていることを特徴とする請求項12記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項14】
前記板材の前記ピンホール形状は、前記バルブ面の意匠性を有する光導出形状とは異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項15】
前記板材は複数の板材よりなり、その組み合わせによりピンホールを生成することを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項16】
前記複数の板材はスリット様であり、それぞれの板材のスリットが平行にならないように組み合わせることによりピンホールを生成することを特徴とする請求項15記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項17】
前記板材のピンホールは、一方の面側の大きさともう一方の面側の大きさが異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【請求項18】
前記板材のピンホールは、前記板材の面における垂直方向において、一方の面側のピンホール位置ともう一方の面側のピンホール位置が異なることを特徴とする請求項1記載の照明装置または照明方法または板材。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
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【図15】
【図16】
【図17】
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【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2007−207735(P2007−207735A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−55488(P2006−55488)
【出願日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【出願人】(504464759)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【出願人】(504464759)
【Fターム(参考)】
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