説明

照明装置

【課題】
置物として楽しめながら、空気浄化機能を持ち、色彩鮮やかな模様発光のインテリア照明としての機能を持つ照明装置を提供する。
【解決手段】
外壁に多数の貫通孔を備えた陶磁器製収納容器2内に、空気清浄器7を配備し、この空気清浄器の吸入口11から、空気を貫通孔5aを介して容器内に導入し、光触媒を坦持させた無機繊維13内を貫流させ、空気中の有機物を光分解し、清浄化した空気を排出口15から吹出し口6を経て容器外に排出させると共に、紫外線光源18から発せられ光触媒層13内を透過した紫外線にて空気清浄器7の外周に保持された蛍光体21を発光させ、陶磁器製容器の貫通孔5から色彩鮮やかな模様発光を外部に放射させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は陶磁器製容器のシェード内に発光源を設置し、貫通孔から放射される光模様を楽しむインテリア照明分野において、発光が容器外周に保持した蛍光体の発光機能によるものであると共に空気浄化機能を併せ持つ装置を光源とした照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、陶磁器製容器あるいは鋳鉄製容器などの外壁に多数の貫通孔を設け、内部に光源を設置し、貫通孔から放射される光の模様を楽しむものがインテリア照明として使用されていた。(特許文献1、特許文献2)
【0003】
この照明において陶磁器製容器の内壁などに光触媒を塗布し、空気清浄器として利用する工夫もされていた。(特許文献3)
【0004】
また、蛍光体を壁、ガラス、シート等に塗布または含有させて、紫外線を照射して発光させ、文字や色彩模様等を表現させるディスプレイ装置において、光触媒と蛍光体を共に塗布しあるいは共存させ、ディスプレイとして使用するとともに空気浄化を行なう技術が提供されており、特に空気浄化機能を持つ部分と、該容器の外側に該容器の外壁から洩れる紫外線で好みの灯りを発光する筒を備えた技術が開示されている。(特許文献4)
【特許文献1】実開昭49−041989
【特許文献2】特開平成5−205509
【特許文献3】特開2000−79326
【特許文献4】特開2006−14972
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1、特許文献2に開示されるインテリア照明に使用される光源は白熱電球などの単色光源であり、広い面積から色彩鮮やかな模様の発光を発し、これを楽しめるものでは無かった。
【0006】
また、小型で効率の良い光触媒による空気清浄器であって、その清浄機の外壁に保持した蛍光体が紫外線により好みの模様を強く発光する装置を、陶磁器製容器であって外壁に多数の貫通孔を持ち、置物としても楽しめる容器内に設置し、該陶磁器製容器の貫通孔から外部に色彩鮮やかな投影が行われ、又貫通孔から鮮やかな模様の発光を覗いて楽しめることができるインテリア照明は無かった。
【0007】
例えば、特許文献3では、陶磁器製容器の内面に光触媒を坦持させた不織布を被着し空気浄化作用を行わせる技術では、紫外線源が無く又空気を光触媒層内を通過させるための手段が取られてなく高い空気浄化効率が得られるものではない。
【0008】
又、特許文献4では空気浄化機能を持つ容器に強制的に空気を流通させ、該容器の外側に該容器の外壁から洩れる紫外線で好みの模様を発光する蛍光体を保持した筒を備えた技術が開示されているが、光触媒は紫外線の透過を妨げないため単層又は千鳥状に配置され、空気は紫外線の進行方向に通過しており、空気と光触媒の接触時間が少なく、また蛍光体を保持した筒は光触媒層の外周部に空気流路を介して置かれるため装置の形状が大きくなり、陶磁器製容器の中に収納するためには不都合を生じる。また、この発明では陶磁器製容器の内部に空気清浄器を設置したインテリア照明として楽しむことは意図されていない。
【0009】
本発明は、このような従来の技術の欠点を克服し、まず置物として楽しめながら、空気浄化機能を持ち、色彩鮮やかな模様発光のインテリア照明としての機能を持つ照明装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために提案されたもので、本発明の第一の形態は、外壁に多数の貫通孔を備えた収納容器内に、透明な筒状容器を配備し、この透明な筒状容器は空気の吸入口と排出口を備え、また透明な筒状容器に空気を給排気するファンを配備し、透明な筒状容器の中央部に紫外線光源を設置し、その周囲に光触媒を坦持させた無機繊維を充填し、紫外線で発光する蛍光体を透明な筒状容器外周に保持せしめ、空気を収納容器の貫通孔を介して吸入口から透明な筒状容器内に導入し、光触媒を坦持させた無機繊維内を貫流させ、空気中の有機物を光分解し、清浄化した空気を排出口から収納容器外に排出させると共に、紫外線光源から発せられ光触媒を坦持させた無機繊維層内を通過した紫外線にて透明な筒状容器の外周に保持された蛍光体を発光させ、収納容器の貫通孔から紫外線による発光を外部に放射させることを特徴とした照明装置である。
【0011】
本発明の第二の形態は、前記光触媒を坦持させる無機繊維はカサ密度10kg/m以下のガラス短繊維を使用することを特徴とした照明装置である。
【0012】
また、本発明の第三の形態は、光触媒を坦持させる無機繊維はガラス短繊維であり、これに20%以下のガラス長繊維を混合し、少なくとも一部のガラス長繊維の長さ方向を
紫外線の進行方向に一致させることを特徴とした照明装置である。
【0013】
本発明の第四の形態は、光触媒を坦持させる無機繊維は層内に多数のスリットを設け、スリットの長さ方向を紫外線の進行方向に一致させることを特徴とした照明装置である。
【0014】
さらに本発明の第五の形態は、前記光触媒を坦持させる無機繊維はガラス繊維層に20%以下の活性炭素繊維を混紡したことを特徴とした照明装置である。
【0015】
本発明の第六の形態は、前記光触媒は二酸化チタン、アパタイト被覆二酸化チタンから選ばれた少なくとも一種を含むか、または両者を混合したものであることを特徴とした照明装置である。
【0016】
本発明の第七の形態は、本発明の空気清浄器の外壁に保持させる蛍光体は、フイルムに蛍光体を塗布又は含有させ、透明な筒状容器の内面に挿入され、又は透明な筒状容器の外面に貼り付け、交換可能にしたことを特徴とした照明装置である。
【0017】
本発明の第八の形態は、空気清浄器の透明な筒状容器の空気排出部は空気清浄器からの排出空気が収納容器内に逆流することを防止する隔壁装置を備えたことを特徴とした照明装置である。
【0018】
本発明の第九の形態は、本発明の収納容器は陶磁器製容器であって、主容器と上半部に分けられ、主容器は多数の貫通孔を有し透明な筒状容器を収納し、上半部は蓋状又は半球状で多数の貫通孔および空気吹出し口を備えたことを特徴とした照明装置である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によりインテリア照明であって、点灯により室内空気の清浄化がなされると同時に、色彩豊かな陰影や模様、図柄を楽しむことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に、本発明の実施の態様について図・例等に従って詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の照明装置の実施の態様例を示す。
収納容器1はインテリア照明として使用されるため陶磁器製が望ましいが、鋳鉄製なども利用できる。収納容器1は空気清浄器7を容器内部に配設するため、主容器2と上半部分けられ、主容器2は多数の貫通孔5aを有し、透明な筒状容器8を収納し、上半部は図1、図2のケースでは蓋4として示されるが、蓋4は多数の貫通孔5bおよび空気吹出し口6を備えている。
【0021】
貫通孔5aは光を透過させると共に収納容器1外の室内空気を取り入れる通気孔である。貫通孔5aは、収納容器1内の光源からの光の放射を効果的にするために、種々の形状の貫通孔とすることができる。例えば方向性をもたせ、また、内部に向けて縮小または拡大させることで、放射光線の方向や陰影を変化させることが出来る。
【0022】
図3において透明な筒状容器8の上部には空気を流入・排出させるためのファン10が取り付けられ、空気吸入口11から空気を流入させ、フイルタ12、光触媒層13、ネット14を貫流せしめ空気排出口15から排出させる。図2、図3ではファン10の取り付け位置は透明な筒状容器8の上部としているが、特にこの位置に限られることは無く、透明な筒状容器8の吸入口側に取り付けることができる。空気排出口15の上部には排出空気の拡散、収納容器内1への還流を防止するための隔壁17を設ける。
【0023】
透明な筒状容器8の中央部には、紫外線ランプ18が設けられ、光触媒13に紫外線を
照射せしめ、光触媒13を透過した紫外線は蛍光体21を発光させる。蛍光体21からの発光は可視光線となって放射される。蛍光体21を変えることにより、赤色、緑色、青色、あるいはその組み合わされった発光がなされ、収納容器1の貫通孔5aから四方に放射し室内の壁面に色彩のある模様を描き出す。また、貫通孔5aから内部を覗くことで色彩鮮やかな模様を楽しむことができる。
【0024】
本発明において、透明な筒状容器8に充填される光触媒13は無機繊維に坦持されるが、例としてガラス繊維に光触媒を坦持させ場合、ガラス繊維は密度が10kg/m以下の綿状のガラス短繊維を使用するのが好ましい。ガラス繊維の密度が高いと繊維層を通過する空気の抵抗が大きく流量が減少する。流量を保つためには吐出圧の大なファンを使用する必要があり、ファンの形状が大型となり、収納容器1も大きくならざるを得なくなる。また、紫外線の透過量が少なくなり、紫外線ランプから距離の大なる光触媒部位又は容器外周の蛍光体への到達紫外線量が減少し蛍光体の発光輝度が減少し照明としての光源は暗くなる。
【0025】
また、本発明において、光触媒を坦持させる無機繊維として図4に示されるように、ガラス短繊維23を使用し、これに20%以下のガラス長繊維24を混合することを提案しているが、ガラス短繊維23は繊維径が小で繊維長が短く形状保持が難しい。剛性のあるガラス長繊維24を混合することにより形状安定性が増す。混合にはニードルパンチングや、単にチョップドストランドとのミキシングでも良い。なお少なくとも一部のガラス長繊維24を、図示するように繊維の長さ方向が光触媒層内を通過する紫外線の進行方向に一致させるように配設させることで、ガラス長繊維24内を紫外線が進行し、紫外線を光触媒層の中まで透過させる事ができる。
【0026】
本発明においてはさらに、図4に示されるように、光触媒を坦持させる無機繊維の層内に、多数のスリット25を設け、スリット25の長さ方向を紫外線22の進行方向に一致させる構造とすることを提案しているが、図示するように、紫外線ランプ18からの紫外線22がスリット25の空隙内を減衰することなく直進し、紫外線ランプ18から遠距離部でガラス繊維層に当りここで散乱されることで、紫外線ランプ18から遠距離にある光触媒にまで到達させることができる効果がある。
【0027】
さらに本発明の第五の形態として、前記光触媒を坦持させるガラス繊維に対して、20%以下の活性炭素繊維を混紡することを提案しているが、この特徴は、高濃度の有機物が導入された時や、光触媒が分解しにくい有機成分及び有機物の分解中間生成物などを一時的に吸着し、また放出して光触媒の光分解作用を補助している。
【0028】
本発明に使用される光触媒は二酸化チタン、アパタイト被覆二酸化チタンから選ばれた少なくとも一種を含むか、または両者を混合したものである。光触媒は無機繊維に坦持されるが、その方法としては通常一般に行われる方法がとられているが、特にテトラエチルシラン等のアルコキシドを加水分解して生成した活性なシリカゾルに二酸化チタンを混合した液状物を、無機繊維に噴霧乾燥し坦持させる方法、無機繊維を前記液状物に含浸し乾燥、坦持させる方法などが採用できる。
【0029】
本発明では空気清浄器7の透明な筒状容器8の外壁に保持させる蛍光体21は、図5に示されるように、フイルム26に蛍光体を塗布又は含有させたものを、透明な筒状容器8の内面に挿入するか、又は透明な筒状容器8の外面に貼り付け、またフイルム26は交換可能にすることを提案している。勿論、透明な筒状容器8そのものに蛍光体を塗布し、又は含有させることは可能であるが、この場合蛍光体の発光図柄を変更したい場合、透明な筒状容器8そのものを交換しなければならない。
【0030】
本発明の空気清浄器7で清浄化された空気は外部に排出されるが、透明な筒状容器8の空気排出口15の下流には空気清浄器7からの排出空気が主容器2内に逆流することを防止する隔壁17を備えており、未清浄化空気と混合されること無く、蓋4の吹出し口6及び貫通孔5bから容器外に排出される。
【0031】
本発明の収納容器1として適しているものとして、陶磁器製容器であって、主容器2と上半部に分けられ、主容器2は多数の貫通孔5aを有し、透明な筒状容器8を収納し、上半部は蓋状又は半球状で多数の貫通孔5bおよび空気吹出し口6を備えたものを提案している。陶磁器製容器はそのものが置物として、また施釉をして種々のデザインを楽しめ、また、貫通孔の形状を種々変えることにより、内部に設置した空気清浄器からの発光を異なる視角から楽しむことができる。
【0032】
なお、本発明の態様は既に述べた態様例に限られず、下記の種々の形態が考えられる。
【0033】
(付記1)
透明な筒状容器8を構造上は台座9、フイルタ12、光触媒13、ネット14、ファン10、反射板16と独立させ回転させ、また、透明な筒状容器8の断面形状を多角形にし、模様の変化を与えることができる照明装置。
【0034】
(付記2)
収納容器の形状を塔状としたり、壁掛け型としたり、吊り下げ型とし、空気清浄器を並列に使用、または直列に使用した照明装置。
【0035】
(付記3)
光触媒を坦持させる無機繊維が紫外線透過率の高い無機繊維を使用(例:シリカ繊維)、照明装置。
【実施例1】
【0036】
次に添付図面を参照して本発明の実施の一例を説明する。
図1は本例に係る照明装置の概観図であり、図2は照明装置の部分断面図である。
図3は空気清浄器の断面図である。
【0037】
これらの図において、陶磁器製容器は径35センチ、高さ38センチの壷で、上部に径13センチの蓋が設置してある。この容器の壁面は織部調の彩色が施してあり約400個の貫通孔5a、5bを備える。
【0038】
図2、図3に示すように収納容器1内の中央に直径12センチ、高さ30センチの空気清浄器7が設置してある。収納容器2内に貫通孔5aを介して吸い込まれた空気は空気清浄器7の下部の空気吸入口11から透明な筒状容器8内に吸い込まれ、フィルタ12、光触媒層13を貫流させてネット14を通過したのち上部の排出口15から排出される。空気清浄器7の上部にはその給排気のためのファン10が設置してある。
【0039】
図3に示す如く、空気清浄器7は中心部に紫外線ランプ18として15Wのブラックライトを設置し、下部に活性炭素繊維フイルタ12を充填し、その上部に光触媒13が充填されている。
【0040】
光触媒13はカサ密度10kg/mのガラス短繊維にチョップドストランド化したガラス長繊維を15%混合したものを担体として、これにテトラエチルシランに酸と水を加え、加水分解して生成した活性なシリカゾルに二酸化チタンを混合した液状物を噴霧乾燥し坦持させたものを、内径5.5センチ、外形11.5センチ、高さ20センチの筒状に成形し、透明な筒状容器8内に充填する。
【0041】
なお、中空筒状の光触媒が坦持されたガラス繊維成形物の中央部には、紫外線ランプが挿入され、紫外線が光触媒を照射し空気中の有害物が光分解される。紫外線ランプと中空筒状の成形体の間には空隙を生じるので、ここに仕切り20を設置する。ランプの形状により仕切りは複数設置される。
【0042】
ガラス短繊維とガラス長繊維の混合物は、成形前に長繊維を放射状に引きそろえて成形する。また、図4に示すようには成形時にスリット型を挿入しガラス繊維層に放射状のスリット25を設ける。
【0043】
本発明の照明装置は、1時間当たり40立方メートルの清浄化空気を排出し、木造家屋の12畳の和室に使用した場合、VOC濃度を検出されない程度に改善できた。
【産業上の利用可能性】
【0044】
このような構成の照明装置は、和洋を問わず室内のインテリア照明として使用される。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】は本発明の照明装置の概要図である。
【図2】は本発明の照明装置の断面図である。
【図3】は空気清浄器の断面図である。
【図4】はガラス繊維層の形状の図である。
【図5】は蛍光体フイルムの図である。
【符号の説明】
【0046】
1 収納容器
2 主容器
3 上半部
4 蓋
5a 貫通孔(収納容器)
5b 貫通孔(上半部)
6 吹出口
7 空気清浄器
8 透明な筒状容器
9 支持台
10 ファン
11 空気吸入口
12 フィルタ
13 光触媒
14 ネット
15 空気排出口
16 反射板
17 隔壁
18 紫外線ランプ
19 コネクタ
20 仕切り
21 蛍光体
22 紫外線
23 ガラス短繊維
24 ガラス長繊維
25 スリット
26 フイルム
27 フイルム切線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外壁に多数の貫通孔を備えた収納容器と、収納容器内に配置された透明な筒状容器と、この透明な筒状容器の一方に設けられた空気吸入口と、この透明な筒状容器の他方に設けられた空気排出口と、この透明な筒状容器に配置されて空気を給排気するファンと、この透明な筒状容器の中央部に設けられた紫外線光源と、その紫外線光源の周囲に充填された光触媒を坦持させた無機繊維層と、この透明な筒状容器の外周に保持された蛍光体とを少なくとも具備し、空気を収納容器の貫通孔を介して空気吸入口から透明な筒状容器に導入し、透明な筒状容器内の光触媒を坦持させた無機繊維層を貫流させ、空気中の有機物を光分解し、浄化した空気を透明な筒状容器の排出口から収納容器外に排出させると共に、透明な筒状容器の外周に保持された蛍光体を紫外線にて発光させ、収納容器の貫通孔から紫外線による発光を外部に放射させることを特徴とする空気清浄器を兼ねた照明装置。
【請求項2】
光触媒を坦持させる無機繊維はカサ密度10kg/m以下のガラス短繊維を使用することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
【請求項3】
光触媒を坦持させる無機繊維はガラス短繊維であり、これに20%以下のガラス長繊維を混紡し、少なくとも一部のガラス長繊維の長さ方向を紫外線の進行方向に一致させることを特徴とする請求項1ないし2記載の照明装置。
【請求項4】
光触媒を坦持させる無機繊維の層内にスリットを設け、スリットの長さ方向を紫外線の進行方向に一致させることを特徴とする請求項1ないし3記載の照明装置。
【請求項5】
光触媒を坦持させる無機繊維はガラス繊維層に20%以下の活性炭素繊維を混紡したことを特徴とする請求項1ないし4記載の照明装置。
【請求項6】
前記光触媒が二酸化チタン、アパタイト被覆二酸化チタンから選ばれた少なくとも一種を含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の照明装置。
【請求項7】
透明な筒状容器の外周に保持させる蛍光体は、透明なフイルムに蛍光体を塗布又は含有させ、透明な筒状容器の内面に貼り付けるか又は透明な筒状容器の外面に貼り付け、いずれも交換可能にしたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の照明装置。
【請求項8】
透明な筒状容器の空気排出口の下流に排出された空気が収納容器内に逆流することを防止する隔壁を備えたことを特徴とする請求項1ないし7記載の照明装置。
【請求項9】
空気清浄器の収納容器は主容器と上半部に分けられ、主容器は多数の貫通孔を有し、上半部は蓋状又は半球状で多数の貫通孔および空気吹出し口を備えた陶磁器製容器であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−123923(P2008−123923A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−308569(P2006−308569)
【出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【出願人】(592115973)エーティー技研株式会社 (4)
【出願人】(301007490)株式会社ユウキ (1)
【出願人】(506382404)
【出願人】(304054482)
【Fターム(参考)】