説明

照明装置

【課題】常夜灯点灯時において常夜灯光源からの光による発光面の輝度ムラを低減して良好な外観を得られる照明装置を提供する。
【解決手段】中央部に空間Sが設けられた装置本体と、主光源LED4と、前記装置本体の外周部に設けられ、主光源LED4からの光を出射して発光する第1発光面2aと、空間Sの外縁部から中心方向に光を出射する常夜灯LED5と、空間Sに対向して設けられ、常夜灯LED5からの光を出射して発光する第2発光面3aと、第2発光面3aとの間に空間Sを配置し、常夜灯LED5からの光を反射して第2発光面3a側に光を出射する内側面1aと、を備えることを特徴とする。装置本体の照射面側の全面に比較して面積が狭い中央部に常夜灯LED5による第2発光面3aを形成することができ、常夜灯点灯時に均一な発光面を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源と、該光源からの光を出射する発光面とを備える照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、常夜灯光源として、発光ダイオード(以下LEDと称する)を用いた照明器具が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の照明器具200は、図8に示すように、常夜灯光源としての発光ダイオード素子201が、天井面に照明器具を取り付けるための取付アダプタ202に設けられている。発光ダイオード素子201が発光した光は、照明器具200の内部を照射し、カバー203の照射範囲203aを内側から照射する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−262861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の照明器具200は、発光ダイオード素子201の光軸がカバー203の中央に対して垂直方向をなすようにカバー203に対して直接光を照射している。しかも、発光ダイオード素子201は指向性が強い光源であり、かつ常夜灯光源であるため主光源である放電灯204と比較して光量が低いため、発光ダイオード素子201と対向するカバー203の照射範囲203aの中央から離れるに従ってカバー203の外周部が暗くなる。
【0006】
つまり、常夜灯点灯時において、発光面であるカバー203を均一に発光させることができず、輝度ムラが生じる。このように、上記従来の照明器具200においては、常夜灯点灯時の照明器具200の発光面の美観を損ねるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、常夜灯点灯時において常夜灯光源からの光による発光面の輝度ムラを低減して良好な外観を得られる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る照明装置は、中央部に空間が設けられた装置本体と、第1光源と、前記装置本体の外周部に設けられ、前記第1光源からの光を出射して発光する第1発光面と、前記空間の外縁部から中心方向に光を出射する第2光源と、前記空間に対向して設けられ、前記第2光源からの光を出射して発光する第2発光面と、該第2発光面との間に前記空間を配置し、前記第2光源からの光を反射して前記第2発光面側に光を出射する反射部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明にあっては、中央部に空間が設けられた装置本体の外周に第1光源からの光で発光する第1発光面を有し、第1発光面の内側の中央部の前記空間に対向する位置に、第2光源からの光で発光する第2発光面を有する。すなわち、装置本体の照射面側の全面でなく、当該全面に比較して面積が狭い中央部に第2光源による発光面を形成することができる。これにより、第2光源が常夜灯光源のように、光源の点数や光量が主光源に比較して少ない光源であったとしても、点灯時に均一な発光面を得ることが可能となる。
【0010】
本発明に係る照明装置は、前記空間内部の前記反射部と前記第2発光面との間で前記反射部に対向して配置され、該第2発光面内における輝度の分布を調整する調整部を備え、該調整部は、前記第2光源の光軸方向に近づくに従って入射した光のうち反射する光の割合が高くなり、前記第2光源の光軸方向から離れるに従って入射した光のうち透過する光の割合が高くなるように形成されてあることを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、反射部から第2発光面側に出射される光の量を調整部の面上において調整することで、たとえ第2発光面が広域である場合でも、少ない光源点数または少ない光量で第2発光面全域に均一に光を照射することができる。従って、第2光源からの光により第2発光面を均一に発光させることができ、照明装置の良好な外観を得ることが可能となる。
【0012】
本発明に係る照明装置は、前記空間の外縁部に配置される光源取付部を備え、前記第1光源は、前記光源取付部の前記装置本体の外側を向く面に取り付けられ、前記第2光源は、前記光源取付部の前記装置本体の内側を向く面に取り付けられることを特徴とする。
【0013】
本発明にあっては、第1光源および第2光源は共通の光源取付部の両面に取り付けられるので、それぞれの光源を取り付けるための別々の部材を設ける必要がなく、部品点数を削減できるとともに、装置本体内部の空間を効率的に利用することができる。また、それぞれ発光させる発光面が異なる光源を、光源取付部の両面に対向させて光出射方向が反対側になるように取り付けることで、第1発光面と第2発光面との境界を明確にすることができ、特に第2光源を常夜灯光源としたとき、当該常夜灯点灯時に第2発光面のみを均一に発光させることが可能となる。
【0014】
本発明に係る照明装置は、前記光源取付部は、前記装置本体の中央部と外周部との間を仕切ることで前記空間を形成することを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、光源取付部が装置本体の中央部と外周部との間を仕切ることで、中央部の空間から外側の第1発光面側に向かう光を遮蔽し、第2光源点灯時において第1発光面と第2発光面との境界を明確にすることができる。これにより、より確実に第2発光面のみを均一に発光させることができる。
【0016】
本発明に係る照明装置は、前記装置本体に設けられ、外部電源のアダプタに装着されることで前記装置本体を取付け面に取り付けるアダプタ装着部を備え、該アダプタ装着部は、前記空間内部に突出する突出部を有し、該突出部は、前記第2光源からの光を透過することを特徴とする。
【0017】
本発明にあっては、アダプタ装着部の突出部は、空間内部で第2光源の光出射方向に対向して配置されるが、突出部は光を透過する樹脂材料製であるので、突出部に入射した光を透過して第2発光面側へ出射することができる。これにより、光利用効率を向上させるとともに、第2発光面の中央部分の輝度の低下を抑制してより均一に発光させることが可能となる。
【0018】
本発明に係る照明装置は、前記第1光源および第2光源はLEDからなることを特徴とする。
【0019】
本発明にあっては、第1光源および第2光源をLEDにより構成する。これにより、指向性の強いLEDを利用して装置本体の厚みを増さずに均一な発光面を得ることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、常夜灯点灯時において常夜灯光源からの光による発光面の輝度ムラを低減して良好な照明装置の外観を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態に係る照明装置の外観の側面図および平面図である。
【図2】図1に係る照明装置の縦断面図である。
【図3】図1に係る照明装置の分解斜視図である。
【図4】図2に係る縦断面図の要部拡大図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る照明装置の電源回路のブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る照明装置の白色パターンの一例を示す平面図である。
【図7】図6の白色パターンと異なる白色パターンの他の例を示す平面図である。
【図8】従来の照明器具を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基いて、天井や壁等の取付け面に設けられた引掛シーリング等の取付部材に着脱可能に取り付けられる、所謂シーリングライト型の照明装置を例に説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態に係る照明装置100の外観の側面図および平面図である。図2は、図1に係る照明装置100の縦断面図である。図3は、図1に係る照明装置100の分解斜視図である。図4は、図2に係る縦断面図の要部拡大図である。図5は、本発明の実施の形態に係る照明装置100の電源回路の構成を表すブロック図である。図6は、本発明の実施の形態に係る照明装置100の白色パターンの一例を示す平面図である。図7は、図6の白色パターンと異なる白色パターンの他の例を示す平面図である。
【0024】
図1に示すように、本実施の形態に係る照明装置100は、装置本体を構成する、シャーシ1および拡散カバー2を備える。シャーシ1は、中央に円形の貫通孔11が形成された略円板状の部材であり、放熱性の良好な、アルミニウム、鉄等の金属製材料により構成されている。シャーシ1は、光源である主光源LED4及び常夜灯LED5からの熱を放熱する放熱部として機能する。シャーシ1は、放熱性が良好な金属製材料製であることが好ましいが、シャーシ1の構成材料はこれに限定されずセラミックスや樹脂等の金属と異なる材料製であってもよい。なお、シャーシ1の形状は、円形に限らず四角形等他の形状であってもよい。
【0025】
シャーシ1の装置本体の内側の面である内側面1aには、後述する主光源LED4および常夜灯LED5からの光を反射する反射シート(不図示)が装着されてある。反射シートは内周面1aと略同一形状の円形をなし、中央に貫通孔11と同一形状の孔が設けられてある。反射シートはPET等の樹脂製あり、艶消し処理等の乱反射しやすい加工が施されている。なお、反射シートを構成する材料はPETに限定されない。また反射シートは上記艶消し処理等を施さず光沢を有し、これにより反射する光は、正反射成分を有するように構成してもよい。
【0026】
反射シートの反射率は98%を超えることが好ましい。なお、本実施の形態では、内側面1aに反射シートを装着することでシャーシ1に上記光源からの光を反射する反射部を形成してあるが、これに限らず内側面1aに直接白色塗料等の光を反射する塗装を施してもよいし、高い反射率を有する樹脂製のシャーシ1を形成することや内側面1aに直接鏡面加工を施すことにより形成してもよい。
【0027】
シャーシ1と共に装置本体を構成する拡散カバー2は、図3に示すように中央にシャーシ1側に窪んだ円形の凹部21が形成され、外周部がシャーシ1側に緩やかに湾曲した円板状の外形をなしている。拡散カバー2は、内側面1aを覆うようにシャーシ1に取り付けられ、後述する主光源LED4から出射された光を拡散して出射し、発光する第1発光面2aを形成する。第1発光面2aは、拡散カバー2の凹部21を除く該凹部21の周囲の面からなり、環状の発光面を形成する。なお、拡散カバー2および凹部21の形状は、円形に限らず、四角形等他の形状であってもよい。
【0028】
拡散カバー2は、光拡散材が分散された乳白色のポリカーボネート等の光透過性を有する樹脂材料製である。凹部21の内側面1aに対向する底面21aには、後述するローゼット接続アダプタ6からのコネクタを挿通するための穴22が形成されている。また、底面21aには後述する白色パターン23が形成されてある。
【0029】
なお、凹部21は、拡散カバー2の第1発光面2aと一体的に成型されており、第1発光面2aと同様に凹部21も光拡散材が分散された乳白色の樹脂製材料から構成されていてもよいが、凹部21の底面21aは透明な樹脂材料で構成されていてもよい。ただし、底面21aが光拡散性を有する乳白色の樹脂製の場合、底面21a上にて拡散した光をセンターカバー3に出射するので、透明な樹脂材料製の場合に比較してセンターカバー3の輝度ムラをより低減できる点で好ましい。また、凹部21は拡散カバー2の第1発光面2aとそれぞれ別体に成型されてあってもよいが、一体に形成することで照明装置100の構成部品点数が削減され、製造工程が減る点で有利である。
【0030】
拡散カバー2には、中央の凹部21を覆い、内側面1aとの間に後述する空間Sが配置されるセンターカバー3が取り付けられる。センターカバー3は、凹部21の直径よりもわずかに直径が大きい円板状をなし、後述する常夜灯LED5からの光を出射して発光する第2発光面3aを形成する。センターカバー3は、拡散カバー2と同様に、光拡散材が分散された乳白色のポリカーボネート等の光透過性を有する樹脂材料製である。あるいは、表面にシボ加工処理を施したポリカーボネートやアクリルなどの透明樹脂材料製であってもよい。なお、センターカバー3の形状は、円形状に限定されず、四角形等他の形状であってもよい。
【0031】
図2に示すように、シャーシ1の貫通孔11には天井や壁等の取付け面に設けられた引掛けシーリング等の取付部材(不図示)に接続するローゼット接続アダプタ6に装着されるアダプタ装着部7が取り付けられる。
【0032】
ローゼット接続アダプタ6は略円柱形状をなし、上記取付け面側の一端には、引掛シーリング等の取付部材の係合孔に係合して電気的および機械的に接続する引掛刃(不図示)が設けられてある。また、後述する電源部に接続されるコネクタ(不図示)を有する。また、ローゼット接続アダプタ6の側面には、アダプタ装着部7の内周面7aの被係止片71に係止する係止爪61が設けられてある。シャーシ1側の他端に位置する円形の面6aは、光反射性の白色塗料が塗布されており、面6aは光を反射する反射面をなす。
【0033】
アダプタ装着部7は、ローゼット接続アダプタ6が内挿される筒形状をなす。図4に示す、内周面7aにおける上記取付け面側の一端7a1には係止爪61が係止される被係止片71を有し、装置本体側の他端7a2はシャーシ1の貫通孔11の内部に挿通される。被係止片71は、アダプタ装着部7の内側に突出した形状をなし、被係止片71の装置本体側の面71aが係止爪61の取付け面側の面61aと係止することで、装置本体がローゼット接続アダプタ6に支持され天井や壁等の取付け面に取り付けられる。
【0034】
アダプタ装着部7は、後述する常夜灯LED5からの光を透過する、ポリカーボネートやアクリル等の透明な樹脂製材料により成型される。なお、本実施の形態においてはアダプタ装着部7全体が透明な樹脂材料製であるが、これに限定されず、貫通孔11から後述する装置本体の空間S内部に突出する他端7a2側の突出部7bのみが光透過性材料から形成されていてもよい。なお、アダプタ装着部7を構成する材料は透明な樹脂材料に限定されず、不透明な樹脂材料で構成してもよい。
【0035】
図3に示すように、シャーシ1の拡散カバー2の入射面2aと対向する内側面1aの内側、すなわち装置本体の内部には、矩形板状の第1LED基板41と、矩形板状の第2LED基板51と、第1LED基板41及び第2LED基板51が取り付けられるアングル8および第1LED基板41に対向配置されるレンズ9が設けられている。
【0036】
第1LED基板41はガラスエポキシ樹脂やセラミックス製等の基板である。第1LED基板41には、拡散カバー2の第1発光面2aを発光させる第1光源であり照明装置100の通常使用時に床面や机上面等の被照射面を照明する主光源LED4が実装されてある。また、第2LED基板51はガラスエポキシ樹脂やセラミックス製の基板である。第2LED基板51には、第2発光面3aであるセンターカバー3を発光させる第2光源であり、就寝時等に点灯される常夜灯や補助光源として点灯される常夜灯LED5が実装されてある。
【0037】
主光源LED4は、第1LED基板41の長手方向に沿って列状に複数実装され、例えば昼白色LEDと電球色LEDの2種類の色温度の異なるLEDが使用される。主光源LED4は、例えばLED素子と、該LED素子を封止し、蛍光体が分散された封止樹脂と、入力端子及び出力端子とを備えてなる表面実装型LEDである。常夜灯LED5は、例えば電球色の表面実装型LEDであり、第2LED基板51に1個実装されてある。
【0038】
なお、第1LED基板41および第2LED基板51に実装される主光源LED4および常夜灯LED5の個数は上記の数に限定されない。
【0039】
また、本発明における第1光源および第2光源は、表面実装型LEDに限らず、所謂COB(Chip On Board)タイプのLEDを用いてもよいし、LED以外のEL(Electro Luminescence)等他の光源を用いてもよい。
【0040】
さらにまた、主光源LED4は上記2種類の色温度の異なるLEDに限らず1種類のLEDを用いてもよいし、3種類以上の色温度の異なるLEDを用いてもよい。常夜灯LED5には電球色LEDに限らず昼白色LED、青色LEDまたは赤色LED等、他の色温度のLEDを用いても良い。
【0041】
アングル8は、主光源LED4および常夜灯LED5が取り付けられる光源取付部であり、図3および図4に示すように、縦断面がコの字型をなすよう屈曲させたアルミニウムや鉄等の金属製の矩形板81が8枚環状に連結された形状をなす。アングル8は、貫通孔11の周囲を囲む八角形をなすように配置されてあり、シャーシ1にネジ止めにより取り付けられる。
【0042】
アングル8は、シャーシ1の中央部の貫通孔11の周囲において装置本体の中央部と外周部との間を仕切る。より具体的には、アングル8の後述する板状の光源実装部81aは、シャーシ1から第1発光面2aと第2発光面3aとの境界の間において略垂直をなすように配置される。これにより、装置本体の中央部において、シャーシ1の内側面1a、センターカバー3及びアングル8の光源実装部81aにて囲まれる空間Sが形成される。つまり、アングル8は空間Sの外縁部に配置される。
【0043】
環状に連結された8枚の矩形板81からなるアングル8は、1枚の長尺の板金を環状に折り曲げて一体的に形成してもよいし、8枚それぞれ別体に形成した矩形板81を溶接またはネジ止めして接続し、環状をなすべく一体的に形成してもよい。また、アングル8は、8枚の矩形板81を機械的に連結せずに、それぞれ別体として貫通孔11の周囲に環状をなすべく配置して直接内側面1aに別々に取付けられていてもよい。
【0044】
アングル8の矩形板81は、図4に示すように、シャーシ1の内側面1aに対して略垂直をなす光源実装部81aと、光源実装部81aの一方の端部からシャーシ1の外側に向けて垂直に屈曲し内側面1aに取り付けられる取付部81bと、光源実装部81aの他方の端部からシャーシ1の外側に向けて垂直に屈曲し取付部81bに対向配置される反射片81cとを有する。
【0045】
なお、取付部81bは、シャーシ1の内側、すなわちシャーシ1の中央部側に屈曲するよう配置されてあってもよい。つまり、矩形板81は断面がコの字型である必要はない。ただし、矩形板81は、取付部81bと反射片81cとを同一方向側に折り曲げた、断面がコの字型の形状である方がシャーシ1との接触面積を大きく取ることでき、放熱性が良い。
【0046】
光源実装部81aの、シャーシ1の外側を向く第1実装面81a1には、主光源LED4を実装した第1LED基板41が、その長手方向が第1実装面81a1の長手方向と一致するように取り付けられる。第1LED基板41がシャーシ1の内側面1aに対して直交するように取り付けられることで、主光源LED4は、その光軸が内側面1aに対して略平行をなすべく取り付けられる。本実施の形態では第1LED基板41は、アングル8を構成する8枚の矩形板81の光源実装部81a全部に取り付けられる。つまり、第1LED基板41はアングル8の周囲8箇所に環状に取り付けられる。
【0047】
また、光源実装部81aの第1実装面81a1の裏面、つまりシャーシ1の内側(装置本体の中心側)を向く第2実装面81a2には、常夜灯LED5を実装した第2LED基板51が取り付けられる。第2LED基板51がシャーシ1の内側面1aに対して直交するように取り付けられることで、常夜灯LED5は光軸が内側面1aに対して略平行をなすべく取り付けられる。常夜灯LED5は、光源実装部81aの内側面1a側の端部に位置するように取り付けられる。
【0048】
第2LED基板51は、本実施の形態では8枚の矩形板81の一部、例えば2枚または4枚の矩形板81の光源実装部81aに取り付けられる。第2LED基板51は、2枚の矩形板81に取り付けられる場合は、アングル8の周囲においてそれぞれ対向する矩形板81に取り付けられる。また、4枚の矩形板81に取り付けられる場合は、アングル8の周囲において等間隔に取り付けられる。
【0049】
これにより、シャーシ1の貫通孔11の周囲に環状をなすべく複数の主光源LED4が配置され、複数の主光源LED4を点灯したときに、装置本体の中央部から外縁部に向けて放射状に光が出射される。また、常夜灯LED5を点灯したときに、装置本体の中央の空間Sの外縁部から中心方向に向けて光が出射される。
【0050】
なお、第1LED基板41は、8枚の矩形板のうち一部に取り付けられていてもよいし、第2LED基板51は、8枚の矩形板のうち全部に取り付けられていてもよい。つまり、第1LED基板41および第2LED基板51が取り付けられる数量および矩形板81が取り付けられる位置は上記に限定されない。
【0051】
アングル8は、主光源LED4および常夜灯LED5が取り付けられる光源取付部として機能するとともに、主光源LED4および常夜灯LED5からの熱を放熱する放熱部または上記熱をシャーシ1に伝導する熱伝導部としても機能する。
【0052】
主光源LED4および常夜灯LED5は共通の光源取付部であるアングル8の両面に取り付けられるので、それぞれの光源を取り付けるための別々の部材を設ける必要がなく、部品点数を削減できるとともに、装置本体内部の空間を効率的に利用することができる。また、それぞれ発光させる発光面が異なる光源を、アングル8の両面に対向させて光出射方向が反対になるように取り付けることで、第1発光面2aと第2発光面3aとの境界を明確にすることができ、特に常夜灯点灯時に第2発光面3aのみを均一に発光させることが可能となる。
【0053】
矩形板81の第1実装面81a1には、主光源LED4からの出射光を屈折させて所望の配光に制御し、シャーシ1の内側面1aに光を出射するレンズ9が取り付けられている。
【0054】
レンズ9は、第1LED基板41の長手方向に沿って実装された複数の主光源LED4を覆う長尺のレンズであり、押し出しにより成型される。レンズ9は、主光源LED4側に突出した入射面9aおよび主光源LED4の光出射方向側に突出した出射面9bを有する所謂集光レンズである。また、レンズ9は、図4の縦断面図におけるシャーシ1側と拡散カバー2側の両側面に反射面9cを有する。
【0055】
レンズ9は、主光源LED4から出射した光をシャーシ1の内側面1aに集光する。レンズ9から出射された光を内側面1aの反射シートで反射し拡散カバー2の方へ出射させる。レンズ9は、出射される光量が比較的大きい方向の光、具体的には主光源LED4の中心を通る光軸と同一方向または該光軸となす角度が小さい方向に出射される光を内側面1aの外縁部付近に集光し、出射される光量が比較的小さい光、具体的には光軸となす角度が大きい方向に出射される光を内側面1aの中央部付近(貫通孔11の周縁付近)に集光する。換言すると、レンズ9から出射された光は、光が届きにくい内側面1aの外縁部側に集光の中心を位置させてある。
【0056】
これにより、指向性の強い光源である主光源LED4からの光を、内側面1aの中央部から外縁部にわたる全域が略均一に照射されるように出射し、該内側面1aにて光を反射して拡散カバー2の第1発光面2aの輝度ムラを低減して略均一に発光させることが可能となる。これにより、通常照明使用時の主光源LED4点灯時に良好な外観を得ることができると共に、照明光のうち、主光源LED4からの直接光を低減してグレアを抑制することが可能となる。さらに、内側面1aにて乱反射させた主光源LED4からの光で拡散カバー2を発光させるので、レンズ9の入射面9aの両端部の角等に起因する筋状の輝度ムラも低減することが可能となる。
【0057】
また、反射片81cは、主光源LED4から拡散カバー2に対して垂直方向下方に出射された光を反射し、シャーシ1の内側面1a側へ進行させる。これにより、主光源LED4から直接拡散カバー2へ出射される光を低減して、グレアを抑制することが出来ると共に、主光源LED4の近傍に出射される強い光を内側面1aにて反射および拡散させることで、より確実に第1発光面2aの均一化を図ることができる。
【0058】
第2LED基板51は、図4に示すように第2実装面81a2におけるシャーシ1側の端部に取り付けられる。常夜灯LED5は、内側面1aに平行な面内におけるシャーシ1の中心方向に向けて光を出射する。換言すると、装置本体の中央部の空間Sの外縁部から該空間Sの中心方向に向けて光を出射する。
【0059】
拡散カバー2の凹部21は、環状のアングル8の内側に嵌合し、底面21aの内側の一端部21a1はアダプタ装着部7の突出部7bの端部(他端7a2)と当接する。底面21aは、シャーシ1の内側面1aにおける貫通孔11の外周部分と平行をなして対向し、第2LED基板51が位置する光源実装部81aの端部まで内側面1aに近接させて配置される。これにより、内側面1a、底面21a、突出部7b及び光源実装部81aで囲まれる空間S1が空間S内部に形成される。空間S1内部における光源実装部81a側の外縁部に、常夜灯LED5が位置する。
【0060】
底面21aのシャーシ1側の一面21a2には、センターカバー3を均一に発光させるための白色パターン23が設けられている。すなわち、白色パターン23は、第2発光面内における輝度の分布を調整する調整部である。
【0061】
以下、図6および図7を用いて白色パターン23について説明する。
図6および図7は、調整部としての底面21aに形成された白色パターンと、常夜灯LED5との位置関係を表す平面図である。図6は、常夜灯LED5が底面21aの外周2箇所に設けられている第1の例を表し、図7は、常夜灯LED5が底面21aの外周4箇所に設けられている第2の例を表す。
【0062】
白色パターン23は、光を反射するポリエステル樹脂製塗料や塩化ビニル系の塗料等の白色の塗料からなる塗装を一面21a2全体的に施した反射領域23aに、上記塗装が施されていない光を透過する複数のドット状の透過部23aが所定の分布で設けられることで形成されている。すなわち、白色パターン23は、図6および図7に示す底面21aにおける複数のドット上の透過部23aと、複数の斜線(ハッチング)で示され、透過部23aが設けられた領域以外の領域である、上記塗装が施された反射領域23bからなる。
【0063】
白色パターン23は、中央に穴22が設けられた底面21aの略全域にわたって形成される。また、本実施の形態では、反射領域23bは入射した光のうち一部を反射し一部を透過することができる。これにより、反射領域23bからもセンターカバー3側に光を出射させることが可能であるが、反射領域23bは光を透過しない塗装から形成されてあってもよい。つまり、反射領域23bは入射する光のうち少なくとも一部を反射すべく構成されてあればよい。
【0064】
図6および図7に示す底面21aの平面図において、複数の常夜灯LED5は、底面21aの外周部に均等な間隔で配置されてある。常夜灯LED5の光出射方向に対向する領域には、反射領域23bが形成され、当該常夜灯LED5からの光出射方向に対向する領域から底面21aの周方向へ離れた位置(周方向に隣接する位置)には複数の透過部23aが分布する領域が形成されてある。
【0065】
透過部23aの分布密度は、底面21aの径方向において、底面21aの外周部側の他端部21a4側から穴22側(底面21aの中央部側)の一端部21a1に近づくにしたがって低くなる。すなわち、白色パターン23は、常夜灯LED5の光軸方向から離れた底面21aの外周部に近づくほど、つまり常夜灯LED5からの出射光の割合が小さい領域ほど、入射した光のうち透過する光の割合が大きくなるように形成されてある。また、光軸方向に近い底面21aの中央部に近づくほど、つまり常夜灯LED5からの出射光の割合が大きい領域ほど入射した光のうち反射する光の割合が大きくなるように形成されてある。
【0066】
底面21aの反射領域23bは、常夜灯LED5から出射された光または内側面1aで反射された光を反射して、内側面1a側に光を出射する。また、反射領域23bは、一部
の光を透過してセンターカバー3側に出射する。内側面1a側に出射された光は再度内側面1aで反射され、底面21a側へ進行する。底面21aの透過部23aが形成されてある領域は、常夜灯LED5から直接出射された光、または内側面1aで反射された光を透過して、センターカバー3側に光を出射する。
【0067】
これにより、常夜灯LED5から出射された光は、空間S1内の底面21aと内側面1aとの間で反射を繰り返しながら進行する。常夜灯LED5の光軸となす角度が大きい出射角度の光ほど底面21aを透過してセンターカバー3側へ出射される光の割合が大きく、前記光軸となす角度が小さい出射角度の光ほど底面21aを透過してセンターカバー3側へ出射される光の割合が小さい。つまり、底面21aにおいては、光量が多い常夜灯LED5の光軸方向の近傍の領域ほど、白色パターン23にて反射する光の割合が大きく、光量が少ない常夜灯LED5の光軸方向から遠ざかる領域ほど、白色パターン23にて反射する光の割合が小さくなる、即ち底面21aを透過する光の割合が大きくなる。
【0068】
また、常夜灯LED5の光軸方向の近傍から出射された光のうち一部は反射領域23bおよび内側面1aにて反射された後、穴22を通過してセンターカバー3における中央部または出射した常夜灯LED5と反対側の領域に出射される。
【0069】
これにより、内側面1aからセンターカバー3側に出射される光の量を底面21aの面上において調整することで、センターカバー3全域に均一に光を照射することができる。従って、常夜灯LED5からの光によりセンターカバー3の第2発光面3aを均一に発光させることができ、照明装置100の常夜灯点灯時に良好な外観を得ることが可能となる。
【0070】
本実施の形態においては、白色パターン23は、一面21a2に直接白色塗料を所定の分布で印刷することで形成される。なお、白色パターン23の形成方法は、これに限らず、白色パターンを印刷したフィルムを底面21a1に装着したり、反射シートを加工して形成する方法であってもよい。なお、白色パターン23は底面21aにおける一面21a2と反対側の他面21a3に設けてもよい。また、本発明における反射領域の形成方法は、上記白色パターンによる形成方法に限定されず、底面21aの粗面化処理で凹凸を施す方法等他の方法により形成してもよい。
【0071】
また、本実施の形態においては、調整部としての白色パターン23を底面21aに設ける例にについて説明したが、本発明に係る調整部はこれに限らず、常夜灯LED5の光軸方向に対向する位置にアクリル等の樹脂製の導光体を設け、該導光体の一面にセンターカバー3側へ光を反射してセンターカバー3側へ出射する光量の分布を調整するための加工を施して形成してもよい。但し、当該導光体を設ける方法に比べ、上記白色パターン23を底面21aに設ける方法の方が、導光体で吸収される光束がないので、光利用効率の点で有利である。
【0072】
以上説明したように、本発明における装置本体は、中央部に空間Sが設けられた装置本体の外周における内側面1aに対向する位置に主光源LED4からの光で発光する第1発光面2aを有し、第1発光面2aの内側、すなわち中央部の空間Sおよび内側面1aに対向する位置に、常夜灯LED5からの光で発光する第2発光面3aを有する。すなわち、装置本体の拡散カバー2側の全面でなく、当該全面に比較して面積が狭い中央部のセンターカバー3を常夜灯LED5による発光面とすることができる。これにより、常夜灯光源のように、光源の点数や光量が主光源に比較して少ない光源を点灯させたとしても、均一な発光面を得ることが可能となる。
【0073】
また、主光源LED4および常夜灯LED5がともにシャーシ1の内側面1aに対して
略平行に光を出射するように配置されており、反射部であるシャーシ1の内側面1aに光を反射させて第1発光面2aおよび第2発光面3aを発光させる照明方式であるので、装置本体の厚みを増すことなく少ない光源点数で均一な発光面を得ることができる。
【0074】
また、アングル8がシャーシ1と拡散カバー2との間に位置し、装置本体の中央部と外周部との間を仕切ることで、中央部の空間Sから外側の第1発光面2a側に向かう光を遮蔽し、常夜灯点灯時において第1発光面2aと第2発光面3aとの境界を明確にすることができる。これにより、より確実にセンターカバー3のみを均一に発光させることができる。
【0075】
さらにまた、常夜灯LED5は、光源実装部81aの内側面1a側の端部に位置するように取り付けられてあり、底面21aは内側面1aに対して垂直な方向において第2LED基板51の位置まで内側面1aに近接させて配置されてある。これにより、常夜灯LED5からの光が進行する内側面1aと白色パターン23との間の距離(すなわち空間S1の、内側面1aに直交する方向の距離)を短くすることができ、内側面1aおよび白色パターン23に入射する光量を増大することができるので、白色パターン23により底面21aからセンターカバー3側へより均一に光を出射させることが可能となる。
【0076】
また、底面21aを内側面1a側に近接させることで、底面21aとセンターカバー3との距離を大きくとることができ、底面21aからセンターカバー3側へ出射された光をより拡散させてセンターカバー3へ入射させることができる。これにより、シャーシ1からセンターカバー3までの距離が短い薄型の装置本体であったとしても均一な第2発光面3aを得ることが可能となる。
【0077】
アダプタ装着部7の突出部7bは、常夜灯LED5の光出射方向に対向して配置されるが、突出部7bは光を透過する樹脂材料製であるので、突出部7bに入射した光をセンターカバー3側、またはローゼット接続アダプタ6の面6a側に出射する。面6aは光を反射する反射面であるので、面6aに入射した光は反射して穴22を通過し、センターカバー3側へ出射される。
【0078】
突出部7bを光透過性の樹脂材料にて形成することで、アダプタ装着部7の一部が常夜灯光源5の光出射方向側に位置する場合であっても、常夜灯光源5からの光を遮蔽することなく、第2発光面3aを発光させるために利用することが可能となる。なお、アダプタ装着部7は装置本体の空間S内部に突出させる構成は必須ではないが、突出部7bおよび凹部21により常夜灯光源5を覆うことで、使用者が照明装置100の設置時等に活電部である常夜灯光源5に触れることを防止できるので、感電を防止することが可能である。
【0079】
本実施の形態においては、主光源LED4を構成する2種類の主光源である電球色LEDと昼白色LEDおよび常夜灯LED5(電球色LEDを)をそれぞれ独立して点灯させることが可能である。図5は、本実施の形態における、主光源LED4および常夜灯LED5に供給する電力を制御する電源回路の構成を表すブロック図である。
【0080】
なお、図示されていないが、電源回路はシャーシ1の取付け面側の面(背面)である外側面1bにおける貫通孔11の周囲のアダプタ装着部7の外周部に設けられる。電源回路を装置本体内部に収容せず、シャーシ1の背面である外側面1bに設けることで、装置本体内部に空間Sを形成することができ、該空間Sを利用して常夜灯LED5による第2発光面3aを形成することが可能となる。但し、電源回路が設けられる配置位置は上記外側面1bに限定されず、空間Sの形成が可能であれば装置本体内部であってもよい。
【0081】
電源回路は、リモコン101等の操作部からの制御信号を受光する受光部102、主光
源LED4を構成する昼白色LED4a、電球色LED4bおよび常夜灯LED5の各光源にそれぞれ接続され各光源の調光率を制御して電力を供給する電源制御部103、受光部102からの制御信号に基き電源制御部103を制御する制御マイコン104等を備える。
【0082】
制御マイコン104は、各電源制御部103に主光源LED4または常夜灯LED5を駆動するためのPWM信号を出力させる。各電源制御部103は、PWM信号に応じて主光源LED4または常夜灯LED5に電流を供給する。制御マイコン104により、各電源制御部103を独立に制御可能であるので、各光源は所望の調光率で点灯制御することができる。
【0083】
制御マイコン104は、各光源の調光率を制御することができるとともに、主光源LED4により発光する第1発光面2aの調色制御が可能である。具体的には、主光源LED4を構成する昼白色LED4aと電球色LED4bの調光率の比率を可変することで、拡散カバー2の第1発光面2a上で混合する色温度の異なる各LEDからの光量の比率が変化し、第1発光面2aの色調が変化する。例えば、電球色LED4bに対して昼白色LED4aの調光率の割合が大きくなるよう制御することで、第1発光面2aの色温度が高くなるように調色でき、昼白色LED4aに対して電球色LED4bの調光率の割合が大きくなるよう制御することで、第1発光面2aの色温度が低くなるように調色することができる。
【0084】
また、照明装置100の常夜灯を点灯させるときには、主光源LED4を消灯させ、常夜灯LED5のみを点灯させることで第2発光面3aのみ均一に発光させることが可能である。さらに、主光源LED4を点灯させて第1発光面2aを発光させると同時に、常夜灯LED5を点灯させて第2発光面3aを発光させることもできる。これにより、装置本体の拡散カバー2側の全面を発光させることができ、通常使用時に違和感のない外観を得ることができる。このとき、主光源LED4と常夜灯LED5の色温度を同一にすることで、装置本体の拡散カバー2側の全面において、輝度および色調共にムラのない均一な発光面を得ることができる。従って、本発明における第2光源の用途は、常夜灯光源に限定されず、主光源、または補助光源としても使用することができる。
【0085】
以上、本発明の1つの実施例として所謂シーリングライト型の照明装置について説明したが、本発明に係る照明装置は、これに限らずダウンライトや、ブラケットライト等他の形体の照明装置にも適用可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0086】
1 シャーシ(装置本体)
1a 内側面(反射部)
2 拡散カバー(装置本体)
2a 第1発光面
3 センターカバー
3a 第2発光面
4 主光源LED(第1光源)
5 常夜灯LED(第2光源)
6 ローゼット接続アダプタ
7 アダプタ装着部
7b 突出部
8 アングル(光源取付部)
21a 底面
23 白色パターン(調整部)
S 空間


【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央部に空間が設けられた装置本体と、
第1光源と、
前記装置本体の外周部に設けられ、前記第1光源からの光を出射して発光する第1発光面と、
前記空間の外縁部から中心方向に光を出射する第2光源と、
前記空間に対向して設けられ、前記第2光源からの光を出射して発光する第2発光面と、
該第2発光面との間に前記空間を配置し、前記第2光源からの光を反射して前記第2発光面側に光を出射する反射部と
を備えることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記空間内部の前記反射部と前記第2発光面との間で前記反射部に対向して配置され、該第2発光面内における輝度の分布を調整する調整部を備え、
該調整部は、前記第2光源の光軸方向に近づくに従って入射した光のうち反射する光の割合が高くなり、前記第2光源の光軸方向から離れるに従って入射した光のうち透過する光の割合が高くなるように形成されてあることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記空間の外縁部に配置される光源取付部を備え、
前記第1光源は、前記光源取付部の前記装置本体の外側を向く面に取り付けられ、
前記第2光源は、前記光源取付部の前記装置本体の内側を向く面に取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記光源取付部は、前記装置本体の中央部と外周部との間を仕切ることで前記空間を形成することを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記装置本体に設けられ、外部電源に接続されるアダプタに装着されることで前記装置本体を取付け面に取り付けるアダプタ装着部を備え、
該アダプタ装着部は、前記空間内部に突出する突出部を有し、
該突出部は、前記第2光源からの光を透過することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1光源および前記第2光源はLEDからなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate