説明

熱的安定性が増加された車両用ランプ

金属から形成される保持装置(20、22)に固定されるバーナ(12)が具備されたランプ、特に車両用ランプである。ランプ(10)には更に、プラスチックから形成される底部(24)が具備される。ランプが単純且つ機械的に安定した設計であり、更に、熱的に安定しているためには、第1の面では、底部の開口(28)には、開口内に配置される金属から形成される基部スリーブ(26)がその表面全体に亘って底部に横方向において当たらないよう突出部(40)が設けられる。第2の面では、基部スリーブはフランジ(26a)を展開し、これは、底部の上面(36)をバーナに対して少なくとも部分的に遮蔽し、また、フランジと底部の上面との間には空間が残される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプ、特に車両用ランプ、及び、車両用ヘッドライトに係る。
【背景技術】
【0002】
周知のランプには、実際の光発生素子を含み、また、例えば、1つ以上のコイルフィラメントを有するガラスバルブの形を取るバーナが具備される。バーナには、金属から形成される保持装置が固定される。底部はプラスチックから形成され、また、保持装置に接続される。底部は、反射器におけるランプの位置決め及び機械的保持のために作用する。更に、底部には、電気接続のためのコネクタユニットが設けられうる。
【0003】
反射器内に設置するためのこのような種類の車両用ランプは、特許文献1から公知である。バーナは、金属ホルダ内に固定される。金属スリーブが金属ホルダとプラスチック底部に接続される。プラスチック底部内には、ランプの電気端子が設けられる。スリーブは、プラスチック底部に固定される。プラスチック底部の隆起部は、スリーブの金属部によってバーナから遮蔽される。
【0004】
プラスチック底部を有する車両用ランプにおける一般的な問題は、熱的安定性の問題である。高い熱負荷は、プラスチック構成要素の分解、蒸発、及び/又はガス抜けをもたらしうる。ヘッドランプ筐体がますます小型化するに従って、この問題はかつてないほどに表面化してきている。目に見える蒸発は、反射器面上で凝結し、ヘッドランプの機能を損ない、また、特に透明ガラスのヘッドランプの場合は、その外観が損なわれる。
【0005】
高い熱的安定性を有する特別なプラスチックを使用することが考えられる。しかし、このような材料は非常に高価である。費用を削減するために、複数の構成要素を有する基部が設計され、バーナの付近に位置する構成要素が高価で高い耐温度プラスチックを有する場合、この基部の機械的安定性が下がるという問題が発生しうる。
【特許文献1】米国特許第5,957,569号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、改善された熱的安定性を示す単純で安定した構造を有するランプを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、一方で、請求項1に記載されるようなランプによって、他方で、請求項9に記載されるようなランプによって達成される。この目的は更に、請求項10に記載されるような自動車用ヘッドランプによって達成される。従属項は、本発明の有利な実施例に関連する。
【0008】
請求項1に記載されるような本発明によるランプ内には、基部スリーブが設けられる。基部スリーブは、プラスチックの底部内の開口内に配置され、それにより、底部に接続される。その一方で、基部スリーブは、バーナの金属ホルダにも接続される。従って、基部スリーブは、プラスチック底部からランプの金属構成要素への移行部を形成することが好適である。
【0009】
本発明は、基部スリーブは底部の開口内に収容されるが、基部スリーブは、少なくとも上部領域において、表面全体に亘って底部に当たらないことを提供する。「上部」及び「下部」への参照は、従って、バーナが上部に配置されるランプの直立位置に関する。これらの参照は、説明のためだけであり、限定的と解釈すべきではない。
【0010】
本発明は、基部スリーブの開口の内面との全体接触ではなく、基部スリーブ又は開口の内面、又はその両方において、この場所において突出部が形成されることを提供する。
【0011】
スリーブの基部との接触は、少なくとも上部領域において、これらの突起部において、行われることが好適である。バーナ側の金属構成要素との接触により非常に加熱される基部スリーブからプラスチック底部への熱伝達は、少なくともこの上部領域において、大幅に低減される。
【0012】
従って、本発明は、熱負荷が特に危機的であるのはプラスチック底部の主に上部部分であるという認識に基づいている。ランプが反射器内に取り付けられると、これらの領域は、反射器の筐体に近いか又は更には筐体内にある。筐体における高温及び乏しい熱放散により、これらの場所は特に危機的となる。更に、ガスが簡単にそこから反射器の内部に移動しうる。
【0013】
対照的に、底部の下端は、ヘッドランプの外側に位置付けられる。ここでは、温度は相当に低い。この理由から、上述の手段の目的は、熱が、底部の熱い上部縁から基部のより冷たい下部領域に伝導可能にすることである。
【0014】
全面接触がないよう基部スリーブの内部を設計するのに様々なオプションがある。例えば、突出部は、開口に関して長手方向及び/又は横方向に延在する多数の突起の形を取りうる。或いは、外面全面に亘って分配される多数の点状の隆起も考えられる。このようにすると、基部スリーブは、突起又は隆起のみに接触し、開口の内面の残りの領域からはある距離において位置付けられる。2つの構成要素間の直接接触は、実質的に線領域又は点状領域に限定されることが好適である。全接触領域は、例えば、上部領域においてスリーブの全外面の半分未満の割合を占めることが好適である。
【0015】
スリーブは、例えば、円形断面を有する円筒形であることが好適である。従って、開口の内面は、基部スリーブと接触する全領域に亘ってこの種類の突出部を有するよう設計されうる。しかし、このことは、重要な上部領域においてのみのことであることが可能である。この上部領域は、例えば、スリーブの全長の4分の1より長い、好適には半分より長い長さを有しうる。更に、又は、或いは、この基部スリーブに、例えば、突起及び/又は点状隆起である突出部をその外面に設けることが可能である。これらも、全領域又は上部領域のみにあってもよい。
【0016】
請求項9に記載されるような代替の解決策の場合、中心開口内に配置される基部スリーブがここでも設けられる。ここでも、基部スリーブは、温度の負荷がかかる金属ホルダとプラスチック底部との間の移行部を形成する。
【0017】
本発明では、基部スリーブは、好適にはその上端において、フランジが設計される。このフランジは、底部の上面を少なくとも部分的に覆う。底部の上部全体は、このフランジによってバーナから遮蔽されることが好適である。この部分における厳しい熱伝達を回避するために、フランジは、底部の上面からある距離において延在するよう配置される。
【0018】
底部の上面は、この部分において、基本的に環状であることが好適である。フランジは、リング全体を覆うことが好適である。フランジは、その外周において、底部の上面に重なる面取りされた曲げを更に示すことが好適である。
【0019】
本発明のフランジによって遮蔽することによって、プラスチック底部の特に重要な上面への高温度負荷が阻止される。フランジと上面との間に残される空間によって、熱の移行が最小限にされる。更に、反射器の内部への金属のクラッディングを通してプラスチックは見えないので魅力的な外観が得られる。
【0020】
上述した実施例のそれぞれは、本発明の目的に対する解決策として個別に認識される。しかし、それらは、特に有利な方法で組み合わされてもよい。両方の解決策では、基部スリーブの金属は、プラスチック底部からある距離において、部分的に延在し、それにより、特に重要な上部領域における熱伝達が大幅に低減される。
【0021】
本発明の可能な更なる展開として、基部スリーブは、底部内に主に収容されることが好適である。可能な限り低いレベルにおいてプラスチック底部内に基部スリーブを収容することによって、基部の下部のより冷たい領域への熱の放散が促進される。従って、基部スリーブは、基部底部の全長の半分以上で基部底部内に延在しうる。底部における開口は、例えば、円形断面を有する中心開口の形を取ることが好適である。
【0022】
基部スリーブは、その下端において、底面の形を取ることが好適である。この底面は、プラスチック材料と接触しうる。バーナから距離があることによって比較的冷たいこの場所と、ヘッドランプの外側の位置において、基部スリーブからプラスチックへの熱の移行はあまり危機的ではない。
【0023】
プラスチック底部は、プラスチックから一体に形成されることが好適である。従って、費用効果的に製造可能な特に安定した基部が生成される。特別に耐熱性のあるプラスチックを使用する必要がなくなる。電気端子用のコネクタユニットもプラスチック底部に設けられうる。コネクタユニットは、例えば、ランプの長手軸に関して垂直に又は平行となるよう配置されうる。
【0024】
本発明の更なる展開は、冷却フィン又はスロットが底部の外面上に設けられることを提供する。これらは、例えば、長手方向及び/又は横方向に延在しうる。これらは、面積を拡大する、従って、外部への熱の放散をよくする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明は、図面に示す実施例を参照しながら更に説明する。しかし、本発明はこれらに限定されない。
【0026】
図1及び1aは、本発明の1つの実施例としてのランプ10を側面図及び断面図としてそれぞれ示す。ランプには、基部14内に固定されるバーナ12が具備される。
【0027】
図示する実施例では、ランプは、フィラメントランプである。バーナ12は、ガラスバルブ16と、その中に配置されたコイルフィラメント18を有する。バルブ16は、クリップ式ホルダ20内に保持される。クリップ式ホルダ20は、隣接スリーブ22に被せられる。
【0028】
基部14には、プラスチック底部24と、底部24内に挿入される基部スリーブ26が具備される。基部スリーブ26は、その上端においてフランジ26aの形を取る。このフランジ26aは、その外周において面取りされた曲げ26bを示す。隣接スリーブ22は、その下端においてフランジ22aの形を取る。隣接スリーブ22及び基部スリーブ26は、互いに重ねられ、それぞれのフランジ部22a、26aにおいて接続される。
【0029】
基部の底部24は、ランプ10の長手方向に中心に延在する開口28を有し、その開口内に基部スリーブ26が挿入される。基部の底部は更に、コネクタユニット30を有する。図1aから分かるように、接続線32は、コイルフィラメント18の端からバルブ16を出て、隣接スリーブ22及び基部スリーブ26内を通り、コネクタユニット30まで巡らされている。図示する例では、コネクタは、ランプ10の長手軸に対して直角に配置される。
【0030】
基部の底部24は、フランジプロファイル34によって囲まれる。フランジプロファイル34は、反射器上にランプ10を位置決めし固定するためにそれ自体は周知である方法で機能する。図3は、断面図において、ランプ10が反射器46上に位置付けられる様子を示す。図3では、反射器46は一部のみを示す。フランジプロファイル34は、反射器46上の対応する切欠部48内に係合し、それによりランプ10は適所にある。
【0031】
図1aに示されるように、クリップ式ホルダ22と隣接スリーブ22を有する金属ホルダを有するバーナ12は、方向において調節可能であるよう基部14上に収容される。クリップ式ホルダ20及び隣接スリーブ22はこの結果入れ子式に嵌め込まれて接続される。構成要素の最初の組立に続いてランプ10が製造されると、方向調節が行われ、フィラメント18が所定位置に置かれる。方向調節手順の間に、バーナは、反射器上の次の位置を決定する基準素子(フランジプロファイル34)に対して少量で傾斜されうる。長手軸の方向における僅かな位置変更も可能である(入れ子式の取付け)。追加の位置合わせオプションは、調節スリーブ22のフランジ構成要素22aと基部内部スリーブ26のフランジ構成要素26aを互いに重ねて位置付けることから得られる。ここでは、バーナは、位置合わせの間、基準34に対して横方向に位置がずらされうる。従って、全体で6軸における位置合わせが可能である。位置合わせに続いて、クリップ式ホルダ20、調節スリーブ22、及び基部の内部スリーブ26である金属構成要素が、例えば、溶接によって、永久的に互いに接続される。
【0032】
本発明は、ランプ10の熱的安定性、また、この場合、特に、プラスチック底部24への熱負荷に特別な注意を払っている。コイルフィラメント18が動作している間に発生される熱は、一方で、基部14における放射熱として放射される。他方で、金属構成要素20、22を介して熱伝導も発生する。その結果、主にプラスチック底部24の上部領域において、特に、上部の境界縁36において温度問題が発生しうる。
【0033】
この問題に対抗するために、一方で、基部スリーブ26によって形成されるフランジ26aがランプ10のために設けられる。フランジ26aは、底部24の上部縁36を覆う。従って、上部縁36は、バーナ12から遮蔽される。しかし、フランジ26aは、縁36上に直接置かれるのではなく、縁36から小さな距離離れてある。その結果、基部の内部スリーブ26から底部24の上部領域内へ過剰の熱伝導が阻止される。この結果、フランジ26aと上部縁36との間の空間は、約1mmである。しかし、この距離は、例えば、用途に応じて、例えば、0.5mm乃至5mmの範囲内であるよう選択されうる。
【0034】
フランジ26aは更に、その外周において更なる面取りされた曲げ26bを示し、この曲げは、底部24の上部縁36を取り囲む。この結果、完全な被覆が確実にされる。曲げ26bと上部縁36との距離は、図示する例では、0.3mmである。この距離は、例えば、0.2乃至1mmであるよう選択されうる。図示する溝は、この例では、密閉リングを収容するよう作用し、また、図2bに示すように、密閉リングが曲げ26bの金属に接触しないように設計される。
【0035】
他方で、基部スリーブ26から基部の底部24内への熱伝達を低減する第2の手段は、図2、2b、4、及び5に示す。図2bは、従って、断面図を示し、この断面は、図2に示すように中心軸からある距離にある線B...Bに沿って取られた断面である。
【0036】
図2bから、基部の内部スリーブ26はその外面に沿ってその表面全体に亘って底部24に接触しないことが明らかになる。断面B...Bでは、基部の内部スリーブ26と開口28の内面との間には空間が残っている。この理由は、図4に示す平面図から明らかである。図4では、基部スリーブ26が挿入されていない基部の底部24を示す。半円形の断面を有する多数の突起40が、開口28の内面上に形成され、開口28の底から底部34の上部縁36まで長手方向に延在する。突起40は、プラスチック底部34と一体に形成される。スリーブ26は、突起40の頂点に当たり支えられる。図示する例では、10であるが、突起の数は、周囲に均等に分布されるので、スリーブ26は、底部34内に良好に固定される。しかし、同時に、スリーブ26の金属との底部34のプラスチック材料の直接接触は、比較的小さな接触面、特に、突起40の頂点部分(実質的に線接触)に沿ってのみ示す。
【0037】
しかし、その一方で、基部の内部スリーブ26は、下側の底42を示し、これは、開口28の底面44においてプラスチック材料と直接表面接触する。図1a及び2bに示すように、導体構成46が、下からスリーブの底42を通り抜けてその内部内に突き出る。更に、その底42において、スリーブは、4つの開口を示し、この開口を通り、プラスチック柱48が延在する。スリーブ26が挿入された後、柱48は、融合されるか又は好適に機械的に接続され、例えば、コーキングされ、それにより、底部34とのスリーブ26の永久的な接続が生じる。
【0038】
最後に、図5は、挿入されたスリーブ26を有する基部24を示す。基部の底部の上部縁36はこの方向ではフランジ26aによって完全に遮蔽される様子が明らかである。
【0039】
従って、図面に示す基部では、スリーブ26と、プラスチック底部34の上部、特に、上部縁との間にほとんど接触がなく、それにより、ここでは比較的無視可能な熱伝達が生じる。その一方で、スリーブ26の底面では、大きい表面面積に亘って2つの素子間に接触があり、従って、ここでの熱伝達はより大きい。
【0040】
その外部において、プラスチック底部24は、冷却フィンが具備される。これは熱の放散をよくする。
【0041】
ランプ10が、反射器46上に収容される方法を図3に示す。反射器46の内側ではプラスチック構成要素は見えない。即ち、基部の底部24の上部縁36は、フランジ26a及び曲げ26bによって完全に覆われる。
【0042】
基部の底部24の底面は、反射器46の外側に配置され、従って、動作時には、低温度臨界を有する領域内に位置付けられる。冷却フィン24は、この領域において反射器の外側に配置される。基部スリーブ26は、底部24と全体が接触する基部スリーブ26の部分、図示する例では底42が、反射器46の外側に配置されるよう基部の底部24内に十分に延在する。
【0043】
従って、図示する設計は、熱伝導が反射器の「熱い」領域から離れて生じることを可能にし、それにより高い温度負荷が回避される。
【0044】
試作品に行われた測定は、上述した手段によって、プラスチック材料上への熱負荷は著しく減少され、特に、上部領域36において減少されることを示した。従って、比較的費用効果的なプラスチック材料を使用可能である。
【0045】
上述した実施例の多数の変形が考えられる。従って、光発生素子として、バーナは、コイルフィラメントではなく、ガス放電を生成する放電管を有しうる。更なる変形は、開口28の内部の設計において考えられる。突起40の形状、位置、及び数も様々でありうる。長手方向に延在する突起40ではなく、半径方向に延在する突起又は点状の隆起が設けられてもよい。隆起には、プラスチック構成要素及び基部スリーブの両方に設けられてもよい。
【0046】
最後に、図示する例におけるようにスリーブ26と開口28との間の非完全な表面接触の領域が開口28の長さ全体に亘って延在しないことも可能である。一部の状況において、開口28の上部領域に隆起40を設けるだけで十分でありうる。このことは、上部領域が、反射器の外側の位置内に延在する場合に好まれる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】車両用ランプを示す側面図である。
【図1a】図1の断面A−Aについての断面図である。
【図2】図1からのランプの底部を示す側面図である。
【図2b】図2の断面B−Bについての断面図である。
【図3】反射器における図1からのランプを示す断面図である。
【図4】基部スリーブを有さない図2からの底部を示す平面図である。
【図5】基部スリーブが入れられた図2からの底部を示す平面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バーナと、
金属から形成され、前記バーナに固定される保持装置と、
プラスチックから形成される底部と、
を有するランプ、特に車両用ランプであって、
前記底部は、開口を示し、
前記開口内に、金属から形成される基部スリーブが配置され、
前記基部スリーブは、前記保持装置に接続され、
前記バーナの方に面する少なくとも上部領域において、前記開口の内壁及び/又は前記基部スリーブの外面には、前記基部スリーブがその外面に沿って、その表面全体に亘って前記底部に当たらないよう突出部が設けられるランプ。
【請求項2】
前記突出部は、前記開口に関して長手方向に及び/又は横方向に延在する多数の突起の形か、又は、点状の隆起の形を取る請求項1記載のランプ。
【請求項3】
前記基部スリーブは、前記底部内に主に収容される請求項1又は2記載のランプ。
【請求項4】
前記基部スリーブは、前記バーナの方に面するその上端において、フランジの形を取り、
前記フランジは、前記バーナに対して前記底部の上面を少なくとも部分的に遮蔽する請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のランプ。
【請求項5】
前記フランジと、前記上面との間に空間が残される請求項4記載のランプ。
【請求項6】
前記底部は、プラスチックから一体に形成される請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のランプ。
【請求項7】
前記基部スリーブは、前記バーナの方に面していない前記基部スリーブの下端において底の形を取り、
前記底は、前記基部のプラスチック材料と接触する請求項1乃至6のうちいずれか一項記載のランプ。
【請求項8】
前記底部の外面に冷却フィン又は冷却スロットが設けられる請求項1乃至7のうちいずれか一項記載のランプ。
【請求項9】
バーナと、
金属から形成され、前記バーナに固定される保持装置と、
金属から形成され、前記保持装置に接続される基部スリーブが内部に配置される底部と、
を有するランプ、特に車両用ランプであって、
前記基部スリーブは、フランジを展開し、
前記フランジは、前記バーナに対して前記底部の上面を少なくとも部分的に遮蔽し、
前記フランジと、前記上面との間に空間が残されるランプ。
【請求項10】
反射器と、
前記反射器樹に取り付けられる請求項1乃至9のうちいずれか一項記載のランプと、
を有し、
前記バーナは、前記反射器の筐体内に位置付けられ、
前記ランプの前記底部は、前記反射器の筐体の主に外側に位置付けられる車両用ヘッドランプ。

【図1】
image rotate

【図1A】
image rotate

【図2】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2007−503082(P2007−503082A)
【公表日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−523099(P2006−523099)
【出願日】平成16年8月4日(2004.8.4)
【国際出願番号】PCT/IB2004/051388
【国際公開番号】WO2005/017945
【国際公開日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】