説明

熱音響冷凍装置

【課題】気体の循環流によるクーラ部熱交換器の冷却不足が防止される熱音響冷凍装置を提供する。
【解決手段】気体が封入されたパイプ2に原動機3と冷凍機4が形成され、パイプ2の冷凍機4に対してクーラ部熱交換器8側から臨む位置に、移動する気体を遮断する遮断壁11が気体の振動に随伴して振動可能に設置されたことにより、音波は遮断壁11に妨げられることがなく、気体の循環流がなくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気体の循環流によるクーラ部熱交換器の冷却不足が防止される熱音響冷凍装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図7に示されるように、熱音響冷凍装置71は、気体が封入されたパイプ2に原動機3と冷凍機4が形成され、原動機3に外部からの熱が加えられると音波が発生し、その音波の音響パワーがパイプ2を介して冷凍機4に流れ込み、冷凍機4の温度が低下して対象物の冷凍(冷却)に寄与するようになっている。
【0003】
原動機3は、パイプ2の長手方向に、常温より高温の熱源との熱交換を行う加熱部熱交換器5と、常温の熱源との熱交換を行う常温部熱交換器6と、これら加熱部・常温部の熱交換器5、6間で温度勾配を保持する再生器7とが配置されて構成される。原動機3では、パイプ2内の気体が加熱部熱交換器5で常温よりも高温となり、常温部熱交換器6で常温となることにより、再生器7に温度勾配が形成され、このとき熱エネルギの一部が力学的エネルギである音響エネルギに変換されてパイプ2内の気体が自励振動を起こし、パイプ2内に音響振動すなわち音波が発生する。
【0004】
冷凍機4は、パイプ2の長手方向に、常温より低温の熱が取り出されるクーラ部熱交換器8と、常温の熱源との熱交換を行う常温部熱交換器9と、これらクーラ部・常温部の熱交換器8、9間で温度勾配を保持する再生器10とが配置されて構成される。冷凍機4では、逆スターリングサイクルと同様のサイクルが行われ、クーラ部熱交換器8の気体が常温より低温となる。この低温が外部の媒体に熱交換されることで、対象物が冷凍(冷却)される。
【0005】
原動機3と冷凍機4の常温部熱交換器6、9では、図示しない外部から供給される冷却水などの熱媒体との熱交換により、気体の温度が常温に保たれる。
【0006】
熱音響冷凍装置には、パイプ2の形状と原動機3及び冷凍機4の配置に多様な形態がある。
【0007】
図7の熱音響冷凍装置71では、パイプ2が単一のループを形成しており、このループに原動機3と冷凍機4がそれぞれ適宜な位置に配置される。
【0008】
図8の熱音響冷凍装置81では、パイプ2は、原動機3が設置された原動機ループ82と、冷凍機4が設置された冷凍機ループ62と、両ループ82、62を相互に接続する直線状部分63とを有する。原動機ループ82の原動機3において熱エネルギが音響エネルギに変換され、音波が生じることにより、パイプ2全体の気体にわたり定在波が形成される。冷凍機ループ62では冷凍機4において音響エネルギが熱エネルギに変換される。
【0009】
図9の熱音響冷凍装置91では、パイプ2は、直線状部分があるのみでループはない。このパイプ2の適宜な場所に原動機3が設置され、別の適宜な場所に冷凍機4が設置される。
【0010】
図10の熱音響冷凍装置101では、パイプ2は、冷凍機4が設置された冷凍機ループ62と、冷凍機ループ62に接続する直線状部分63とを有する。原動機3は、直線状部分63に設置される。
【0011】
図11の熱音響冷凍装置101では、パイプ2は、原動機3が設置された原動機ループ82と、原動機ループ82に接続する直線状部分63とを有する。冷凍機4は、直線状部分63に設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2011−2153号公報
【特許文献2】特開2006−214406号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
ところで、従来の熱音響冷凍装置71、81、91、101、111では、封入されている気体がパイプ2内で移動して循環することができる。このためクーラ部熱交換器8で低温となった気体(冷気)が拡散してクーラ部熱交換器8から離れてしまい、クーラ部熱交換器8の温度が下がりにくいという問題が生じる。
【0014】
図12に示したパイプ2では、気体は、冷凍機4のクーラ部熱交換器8から再生器10、常温部熱交換器9を通り、ループを通って原動機3へ移動する。さらに、気体は、原動機3の加熱部熱交換器5から再生器7、常温部熱交換器6を通り、ループを通って冷凍機4へ移動する。この結果、ループに沿った循環流が発生する。
【0015】
図13に示したパイプ2では、気体は、冷凍機4のクーラ部熱交換器8から冷凍機ループ62に流れ、常温部熱交換器9、再生器10、クーラ部熱交換器8と移動する。この結果、冷凍機ループ62に沿った循環流が発生する。
【0016】
図14に示したパイプ2の一部では、冷凍機4のクーラ部熱交換器8の近傍において、パイプ2の中心部にある気体がクーラ部熱交換器8から離れる方向に移動し、クーラ部熱交換器8から不定の長い区間まで移動する。この不定の長い区間にわたり、パイプ2の周辺部にある気体がクーラ部熱交換器8に近づく方向に移動する。この結果、パイプ2の中心部と周辺部で方向が逆となる循環流が生じる。
【0017】
図7〜図11の熱音響冷凍装置では、ループを有するものはループにおいて図12又は図13のようなループを回る循環流が発生し、また、ループの有無にかかわらず、パイプ2の一部で図14のような循環流が発生する。
【0018】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、気体の循環流によるクーラ部熱交換器の冷却不足が防止される熱音響冷凍装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記目的を達成するために本発明の装置は、気体が封入されたパイプに原動機と冷凍機が形成され、前記原動機は、常温より高温の熱源との熱交換を行う加熱部熱交換器と、常温の熱源との熱交換を行う常温部熱交換器と、これら加熱部・常温部の熱交換器間で温度勾配を保持する再生器とが前記パイプの長手方向に配置されて構成され、前記冷凍機は、常温より低温の熱が取り出されるクーラ部熱交換器と、常温の熱源との熱交換を行う常温部熱交換器と、これらクーラ部・常温部の熱交換器間で温度勾配を保持する再生器とが前記パイプの長手方向に配置されて構成され、前記パイプ内の前記冷凍機に対して前記クーラ部熱交換器側から臨む位置に、移動する気体を遮断する遮断壁が気体の振動に随伴して振動可能に設置されたものである。
【0020】
前記遮断壁は、前記クーラ部熱交換器からの距離が前記遮断壁の最大振幅の半分より遠く、前記遮断壁の最大振幅の5倍より近い位置に設置されてもよい。
【0021】
前記パイプは、前記冷凍機が配置された冷凍機ループと前記冷凍機ループに接続された直線状部分とを有し、前記遮断壁は、前記冷凍機ループに設置されてもよい。
【発明の効果】
【0022】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0023】
(1)気体の循環流によるクーラ部熱交換器の冷却不足が防止される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態を示す熱音響冷凍装置の構成図である。
【図2】本発明の熱音響冷凍装置の冷凍機近傍の拡大図である。
【図3】本発明の熱音響冷凍装置に用いられる遮断壁の断面図である。
【図4】本発明の熱音響冷凍装置に用いられる遮断壁の断面図である。
【図5】本発明の熱音響冷凍装置に用いられる遮断壁の断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す熱音響冷凍装置の部分構成図である。
【図7】従来の熱音響冷凍装置の構成図である。
【図8】従来の熱音響冷凍装置の構成図である。
【図9】従来の熱音響冷凍装置の構成図である。
【図10】従来の熱音響冷凍装置の構成図である。
【図11】従来の熱音響冷凍装置の構成図である。
【図12】ループを回る循環流を示す熱音響冷凍装置の構成図である。
【図13】冷凍機ループを回る循環流を示す熱音響冷凍装置の部分構成図である。
【図14】パイプの一部における循環流を示す熱音響冷凍装置の冷凍機近傍の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0026】
図1に示されるように、本発明に係る熱音響冷凍装置1は、気体が封入されたパイプ2に原動機3と冷凍機4が形成されたものである。原動機3は、常温より高温の熱源との熱交換を行う加熱部熱交換器5と、常温の熱源との熱交換を行う常温部熱交換器6と、これら加熱部・常温部の熱交換器5、6間で温度勾配を保持する再生器7とがパイプ2の長手方向に配置されて構成される。冷凍機4は、常温より低温の熱が取り出されるクーラ部熱交換器8と、常温の熱源との熱交換を行う常温部熱交換器9と、これらクーラ部・常温部の熱交換器間8、9で温度勾配を保持する再生器10とがパイプ2の長手方向に配置されて構成される。
【0027】
パイプ2の形状と原動機3及び冷凍機4の配置には、既に説明したように多様な形態があるが、本実施形態では、パイプ2が単一のループを形成しており、このループに原動機3と冷凍機4が適宜な間隔で配置される。
【0028】
原動機3を構成する加熱部熱交換器5、常温部熱交換器6、再生器7は、公知のものであるから詳しい説明は省く。冷凍機4を構成するクーラ部熱交換器8、常温部熱交換器9、再生器10は、公知のものであるから詳しい説明は省く。
【0029】
本発明の熱音響冷凍装置1は、パイプ2内の冷凍機4に対してクーラ部熱交換器8側から臨む位置に、気体を遮断する遮断壁11が気体の振動に随伴して振動可能に設置されたことに特徴を有する。
【0030】
遮断壁11は、クーラ部熱交換器8からの距離が遮断壁11の最大振幅の半分より遠く、遮断壁11の最大振幅の5倍より近い位置に設置されるのが好ましい。
【0031】
次に、熱音響冷凍装置1の動作を説明する。
【0032】
図2に示されるように、クーラ部熱交換器8から所定の距離の位置に遮断壁11が設置されている。遮断壁11よりクーラ部熱交換器8側のパイプ2内では、パイプ2の中心部にある気体がクーラ部熱交換器8から離れる方向に移動しようとするが、遮断壁11によって遮断されるため、パイプ2の周辺部を通りクーラ部熱交換器8に戻るしかない。よって、図14で説明したような不定の長い区間にわたる循環流は生じることがない。遮断壁11とクーラ部熱交換器8に挟まれた狭い区間においてのみパイプ2の中心部と周辺部で逆となる循環流が生じるものの、これは無視できる程度であり、クーラ部熱交換器8の冷気が遮断壁11より先には拡散することがなく、実質的にクーラ部熱交換器8の近傍に留め置かれた状態となる。
【0033】
同時に、図12、図13で説明したようなループに沿った循環流は、図1の熱音響冷凍装置1では移動する気体が遮断壁11によって遮断されるため、発生しない。すなわち、ループに沿った循環流によるクーラ部熱交換器8の冷気の拡散は全くなくなる。
【0034】
以上のように、本発明の熱音響冷凍装置1では、パイプ2の中心部と周辺部で逆となる不定の長い区間にわたる循環流もループに沿った循環流も生じないので、クーラ部熱交換器8で低温になった気体がクーラ部熱交換器8の近傍に留め置かれる。これにより、クーラ部熱交換器8の温度が従来よりもよく下がり、熱音響冷凍装置1の冷凍性能が向上する。
【0035】
一方、遮断壁11は、気体の振動に随伴して振動可能に設置されている。図2の例では、遮断壁11は、中立位置P0を中心に変位位置−P1から変位位置+P1まで振動可能である。変位位置−P1から変位位置+P1までの距離が遮断壁11の最大振幅となる。このように、遮断壁11が気体の振動に随伴して振動可能であるため、気体の振動、すなわち音波は、遮断壁11に妨げられることがなく、実質的に遮断壁11を透過して進行することができる。
【0036】
次に、遮断壁11が設置される最適位置を検討する。
【0037】
図2で説明した原理から分かるように、ループに沿った循環流に関しては、遮断壁11の位置がどこであっても、循環流が防止される。パイプ2の中心部と周辺部を回る循環流に関しては、遮断壁11の位置がクーラ部熱交換器8に近ければ近いほど循環流が小さく、冷気の拡散が小さい。しかし、遮断壁11が振動してクーラ部熱交換器8に干渉してはならないので、クーラ部熱交換器8に最も近い位置は遮断壁11の最大振幅の半分ということになる。遮断壁11の位置がクーラ部熱交換器8から遠くなればなるほど、循環流が大きくなり、冷気の拡散が大きくなる。期待した効果が得られるためには、遮断壁11の位置は、クーラ部熱交換器8から遮断壁11の最大振幅の5倍より近い位置が望ましく、最大振幅の2倍、1倍と近づくほど好適となる。最適位置は、冷気の拡散が最も小さくなるクーラ部熱交換器8から最大振幅の半分の位置である。
【0038】
次に、遮断壁11の構成について検討する。
【0039】
図3に示した遮断壁11は、遮断壁11の周辺部がパイプ2の内壁に固定され、遮断壁11の中央部がパイプ2の長手方向に振動して、破線及び二点鎖線の状態に変形するようになっている。この遮断壁11は、気体が反対側へ漏れない程度の気密性があり、かつ、周辺部が固定の状態で中央部が長手方向に振動できる程度の柔軟性(弾性)があることが好ましい。遮断壁11は、比較的厚さが薄く形成され、振動膜と呼ぶことができる。このような遮断壁11の材料としては、金属、ガラス、セラミックス、樹脂、ゴム、繊維などがある。
【0040】
図4に示した遮断壁11は、遮断壁11の周辺部がパイプ2の内壁に固定され、遮断壁11の中央部がベローズで構成され、遮断壁11の中央部がパイプ2の長手方向に振動して、破線及び二点鎖線の状態に変形するようになっている。このような遮断壁11の材料としては、金属、ガラス、セラミックス、樹脂、ゴム、繊維などがある。
【0041】
図5に示した遮断壁11は、ピストン51とばね部材52とからなる。ピストン51は、周辺部がパイプ2の内壁に対して摺動自在で、かつ、スパイラルリング等のばね部材52によりパイプ2の長手方向に移動可能にばね支持される。破線と二点鎖線で示すようにピストン51がパイプ2の長手方向に往復移動して振動するようになっている。ピストン51の周辺部とパイプ2の内壁との間は気体が漏れないようにシールがされており、かつ、摺動抵抗を小さくするよう潤滑性が付与されている。ピストン51は、部分的な変形が生じにくい剛体からなる。ピストン51は、パイプ2の長手方向に隔てて配置された2つのピストンヘッド53と、これら2つのピストンヘッド53を連結するピストンロッド54とからなる。ばね部材52は、ピストンロッド54をパイプ2の中心軸位置に保持すると共に長手方向にばね支持する。このような構造により、遮断壁11の全体は、図3や図4の遮断壁11に比べてパイプ2の長手方向の厚さが厚いが、厚みのない剛体の遮断壁11に仮想的に置き換えることができる。ピストン51の材料としては、金属、ガラス、セラミックス、樹脂、ゴム、繊維などがある。
【0042】
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
【0043】
図6に示されるように、本発明の熱音響冷凍装置61では、図8や図10の構成と同様に、パイプ2は、冷凍機4が配置された冷凍機ループ62と、冷凍機ループ62に接続された直線状部分63とを有する。遮断壁11は、冷凍機ループ62に設置される。仮に、遮断壁11が直線状部分63に設置されると、図13で説明したような冷凍機ループ62に沿った循環流が発生する。これに対し、遮断壁11が冷凍機ループ62に設置されると、冷凍機ループ62に沿った循環流が防止される。
【0044】
冷凍機ループ62に直線状部分63が接続された熱音響冷凍装置61においては、冷凍機ループ62と直線状部分63の接続箇所よりクーラ部熱交換器8に近い側に遮断壁11が設置されることで、冷凍機ループ62に沿った循環流と、パイプ2の中心部と周辺部を回る循環流が共に防止される。
【0045】
本発明は、図1のようにパイプ2が単一のループを形成する熱音響冷凍装置1や、図6のように冷凍機ループ62と直線状部分63とを有する熱音響冷凍装置61に限らない。本発明は、図9あるいは図11のように、冷凍機4が直線状部分63に設置された熱音響冷凍装置91、111に対しても適用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1、61 熱音響冷凍装置
2 パイプ
3 原動機
4 冷凍機
5 加熱部熱交換器
6 常温部熱交換器
7 再生器
8 クーラ部熱交換器
9 常温部熱交換器
10 再生器
11 遮断壁
62 冷凍機ループ
63 直線状部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気体が封入されたパイプに原動機と冷凍機が形成され、
前記原動機は、常温より高温の熱源との熱交換を行う加熱部熱交換器と、常温の熱源との熱交換を行う常温部熱交換器と、これら加熱部・常温部の熱交換器間で温度勾配を保持する再生器とが前記パイプの長手方向に配置されて構成され、
前記冷凍機は、常温より低温の熱が取り出されるクーラ部熱交換器と、常温の熱源との熱交換を行う常温部熱交換器と、これらクーラ部・常温部の熱交換器間で温度勾配を保持する再生器とが前記パイプの長手方向に配置されて構成され、
前記パイプ内の前記冷凍機に対して前記クーラ部熱交換器側から臨む位置に、移動する気体を遮断する遮断壁が気体の振動に随伴して振動可能に設置されたことを特徴とする熱音響冷凍装置。
【請求項2】
前記遮断壁は、前記クーラ部熱交換器からの距離が前記遮断壁の最大振幅の半分より遠く、前記遮断壁の最大振幅の5倍より近い位置に設置されたことを特徴とする請求項1記載の熱音響冷凍装置。
【請求項3】
前記パイプは、前記冷凍機が配置された冷凍機ループと前記冷凍機ループに接続された直線状部分とを有し、
前記遮断壁は、前記冷凍機ループに設置されたことを特徴とする請求項1又は2記載の熱音響冷凍装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate


【公開番号】特開2012−159266(P2012−159266A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−20801(P2011−20801)
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【出願人】(000000170)いすゞ自動車株式会社 (1,721)