説明

燃料油分解能を有する新規微生物、環境浄化剤、及びそれを用いた環境浄化方法

【課題】本願発明は好気的条件下において、燃料油や工業油などアルカン類を含む油で汚染された土壌や地下水等の環境汚染を浄化するバイオメディエーション技術を提供する。
【解決手段】
アルカン類に対し高い分解能力を有する新規な微生物であるアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株を利用して燃料油や工業油などアルカン類を含む油に汚染された土壌や地下水等の環境を浄化する。この新規な微生物は、pH5〜9以上の幅広いpH域でアルカン類の分解活性を有し、15℃程度の低温においても分解活性を示す。また、酸素の供給下で利用することにより効果的に浄化させることが可能となる。さらに、本願発明のアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株は栄養塩を添加することによっても効果的に汚染環境の浄化を可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は燃料油分解能を有する新規微生物、環境浄化剤、及び該微生物を利用する環境浄化方法に関する。更に詳しくは、本願発明は燃料油分解能を有する好気性のアシネトバクター属に属する新規微生物、環境浄化剤、及び該微生物を利用した、燃料油や工業油などアルカン(鎖式飽和炭化水素)類を含む油に汚染された環境の浄化方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
A重油を始めとする燃料油は現在の工業社会においては必要不可欠なものであるが、近年このような燃料油に起因する環境汚染が増大している。例えば、タンカーの座礁、油分精製施設や貯留施設の稼働に伴う漏溢、施設の老朽化に伴う燃料油の漏溢等の原因により、土壌、河川、湖沼、海洋等が汚染されて人間のみならず、動物や魚、海藻、貝類等の生物が大きな影響を受けている。また、これら燃料油は揮発性であるとともに、地下水の流れにより拡散するため、大きな社会問題になることがある。このような、汚染された土壌や水を浄化する方法として自然界に存在する種々の生物、特に微生物を利用して、汚染土壌や汚染された水の中に含まれる汚染物質を除去したり分解する、いわゆるバイオレメディエーションと称される生物学的処理法が知られている。例えば、ロドコッカス属(Rhodococcus)の微生物を利用する汚染土壌や汚染水の浄化方法(特許文献1〜3)、アゾアーカス属(Azoarcus)の微生物を利用する汚染された土壌、海洋、地下水、または排水等の浄化方法(特許文献4)、ゴルドニア属(Gordonia)に属する微生物を利用する環状炭化水素分解方法(特許文献5)、アシネトバクター属(Acinetobacter)の微生物を利用する油脂分解処理方法(特許文献6)等の各種の微生物を利用する環境汚染の浄化方法がよく知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−135425号公報
【特許文献2】特開2003−102469号公報
【特許文献3】特許第4237998号
【特許文献4】特開2007−222004号公報
【特許文献5】特許第4270837号
【特許文献6】特許第4172992号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は好気的条件下において、燃料油や工業油などアルカン類を含む油で汚染された土壌や地下水等の環境汚染を浄化するバイオレメディエーション技術を提供するものである。なお、本願発明における燃料油や工業油などアルカン類を含む油とは、主としてA重油、灯油、軽油、ガソリン、潤滑油などアルカン類を含有する油を意味している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明はアシネトバクター属(Acinetobacter)に属し、pH5〜9以上の幅広いpH域でアルカン類の分解活性を示し、15℃程度の低温域においても分解活性を有するとともに、燃料油や工業油などアルカン類を含む油で汚染された土壌や地下水等を浄化する能力を備えた、配列表に示されたDNA塩基配列を有する微生物に関するものである。
本願第1の発明によれば、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センター 受託番号 NITE P−955で示されるアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株を提供する。
本願第2の発明によれば、上記1のアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株が含有されていることを特徴とする環境浄化剤を提供する。
本願第3の発明によれば、上記1又は2のアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株を利用することを特徴とする燃料油や工業油などアルカン類を含む油に汚染された環境を浄化する環境浄化方法を提供する。
本願第4の発明によれば、酸素の供給下でアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株を利用することを特徴とする上記3に記載の燃料油や工業油などアルカン類を含む油に汚染された環境を浄化する環境浄化方法を提供する。
本願第5の発明によれば、アシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株に栄養塩を加えることを特徴とする上記3又は4の燃料油や工業油などアルカン類を含む油に汚染された環境を浄化する環境浄化方法を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明はアシネトバクター属(Acinetobacter)における特定の属性を示す微生物を利用することにより、燃料油で汚染された土壌や地下水等の環境汚染を速やかに浄化できるため、給油所敷地内の油汚染現場等においても優れた浄化能力を有することが可能となる。本願第1の発明によれば、アルカン類を含む油に対して優れた分解能力を有する微生物として、アシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株を提供することができる。
本願第2の発明によれば、上記の微生物が含有された環境浄化剤を使用することにより燃料油で汚染された土壌や地下水を速やかに浄化することができる。
本願第3の発明によれば、上記微生物を利用することにより燃料油や工業油などアルカン類を含む油に汚染された土壌や地下水等の環境汚染を速やかに浄化することができる。
本願第4の発明によれば、上記の効果に加えて酸素供給を行うことにより微生物を活性化させて環境汚染をさらに効率的に浄化することができる。
本願第5の発明によれば、上記の効果に加えて、栄養塩を加えることにより微生物を活性化させてさらに効率的に環境汚染を浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】KO14−1株を分類した際の系統樹を示したものである。
【図2】pHがA重油中のアルカン分解に与える影響を示したものである。
【図3】温度がA重油中のアルカン分解に与える影響を示したものである。
【図4】A重油中のアルカン分解の経時変化を示したものである。
【図5】酸素供給がA重油中のアルカン分解に与える影響を示したものである。
【図6】栄養塩添加がA重油中のアルカン分解に与える影響を示したものである。
【図7】栄養塩濃度がA重油中のアルカン分解に与える影響を示したものである。
【図8】給油所敷地内の油汚染土壌の浄化経過を示したものである。
【図9】給油所敷地内の油汚染地下水の浄化経過を示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本願発明はアシネトバクター属(Acinetobacter)に属し、pH5〜9以上の幅広いpH域でアルカン類の分解活性を示し、15℃程度の低温域においてもアルカン類に対して好適な分解能力を有する微生物であり、16s−rRNAに対応するDNAの塩基配列は配列表に示されており、KO14−1株として分離されている。
本願発明はこのアシネトバクター属(Acinetobacter)に属する微生物に係るものであり、また、該微生物を利用して汚染された土壌や地下水を速やかに浄化するものである。本願発明で得られるアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株の分離、同定及び安全性についての評価は下記の方法によって実施した。
なお、本願発明のアルカン類を含む油を分解する微生物は石川県工業試験場敷地内のA重油供給口付近より採取した土壌から得られたものであり、アルカン類を含む油の分解実験の基質としては市販のA重油を用いた。
【実施例】
【0009】
以下、実施例及び比較例を示して、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0010】
<使用培地>
KO14−1株の分離、分解実験には、LB培地(ポリペプトン10g/L、酵母エキス5g/L、塩化ナトリウム5g/L、pH7)、無機培地((NHSO、NaNO3、HPOを任意の割合で混合後、10μmのフィルターで沈殿物を濾過したもの)、又は最小培地(無機培地にLB培地を1000ppm添加したもの)を用いた。また、寒天平板培地は寒天を2.0%(w/v)となるように添加した。なお、本願発明で使用する培地は予めオートクレーブ滅菌し、使用した。
【0011】
<KO14−1株の分離>
L字型試験管に無機培地10mL、A重油10μL、土壌1gを加え、懸濁するまで30℃で斜方振とう培養した。懸濁液を100μL分取して、同様に無機培地10mL、A重油10μLとを加えたL字試験管に添加し、無機培地が懸濁するまで振とう培養した。この操作を6回繰り返した後、寒天平板培地へ段階的に希釈した懸濁液100μLを滴下し、コンラージ棒で塗沫して30℃で24時間培養した。
なお、寒天培地はA重油を塗布した無機寒天培地を用い、これらの培地上にコロニーが適度に形成された培養シャーレを選び、形状の整ったコロニーを新たなLB寒天培地に取り分けて菌体を分離した。
【0012】
<KO14−1株の同定>
KO14−1株は、16S−rDNAの全塩基配列解析、形態観察及び生理・生化学試験により同定を行った。なお、全塩基配列解析は9F及び1510Rプライマーを用いてDNAを増幅した後、シークエンスは515F、1099F、926R、1510Rプライマーを用いて増幅し、塩基配列を決定した。相同性検索及び簡易分子系統解析のソフトウェアはアポロン2.0、データベースはアポロンDB−BA4.0を使用した。
また、細胞形態は光学顕微鏡で観察し、コロニー形態はLB寒天培地上で30℃、48時間培養して観察した。生理・生化学試験はカタラーゼ反応、オキシダーゼ反応、グルコースからの酸/ガス産生、O/Fテスト(酸化/発酵)を行った。
16S−rDNAの塩基配列に基づく系統解析結果を図1に示す。KO14−1株はAcinetobacter由来の16S−rDNAに対し高い相同性を示した。基準株では、A.Calcoaceticus ATCC23055株に対し最も高い相同性を示したが、A.Calcoaceticusには分子系統学的に近縁な位置に3つのGenomo speciesが報告されており、これらを含めると、Acinetobacter Genomic sp.‘between 1 and 3’に最も近縁であることが示された。しかし、16S−rDNAはどの株にも完全に一致していなかった。
さらに、生理・生化学性状試験においては、培養温度を41℃にしても生育したため、アシネトバクター属(Acinetobacter)の性状とは異なっていた。これらより、新規な微生物であることが認められたため、この微生物をアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株と命名した。
なお、このアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株は、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センターにおいて、受託番号NITE P−955として寄託されている。本願発明のアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株の分類系統樹(図1)とその属性を表1に示す(なお、図1及び表1におけるSIID7070−02は実験名である)。
【表1】

【0013】
<分析方法>
新規微生物(KO14−1株)によるアルカン類の分解率は、ガスクロマトグラフィーを用いて求めた。すなわち、A重油分解実験後の残存油分の抽出は、分解液全量を10mLのバイアル瓶に移し、酢酸エチル(内部標準:トルエン100μL/mL)でL字型試験管に付着した油分を共洗いした後、振とう抽出した。なお、抽出は2mL、2mL、1mLの3回に分けて行った。また、振とうした際にエマルジョンが発生した場合、遠心分離でエマルジョンを消滅させた後、抽出を行った。抽出液は無水硫酸ナトリウムで脱水し、GC分析を行った。GC本体はShimadzu GC17A(ソフト:CLASS−GC10)を用いた。検出器は水素炎イオン化検出器(FID)を用い、カラムはAgilent J&W GC Columns DB−1(0.25mm×30m)、キャリアガスはヘリウムガス、スプリット比1:12、定圧モード(100KPa)で測定した。なお、カラム温度は、50℃で1分、6℃/minで260℃まで昇温させ、4分保持した。
【0014】
<新規微生物(KO14−1株)を用いたA重油中のアルカン類の分解>
L字型試験管にLB培地5mLとKO14−1株を1白金耳加え、30℃で一晩、斜方振とうし、前培養を行った。分解実験は、L字型試験管に最小培地5mL、A重油5μL、前培養液50μL加え、所定のpH、温度で斜方振とうした。30℃にてpH3〜11で24時間分解を行った結果を図2に示す。図2より、pH5〜9までアルカン類(A重油中)の分解活性が示され、pH7において最大の分解率82%を示した。また、pH7にて15℃〜35℃で24時間分解実験を行った結果を図3に示す。図3より、15℃においてもアルカン類の分解が進み54%の分解率を示した。また、20℃〜30℃まで80%以上の高い分解活性が示され、25℃において最大の分解率84%が示された。30℃、pH7にて72時間分解を行った経時変化を図4に示す。図4よりアルカン類の分解は速やかに進行し、10時間後には43%、24時間後には82%、72時間後には83%の分解率を示した。
【0015】
<酸素供給の有効性>
土壌中において、新規微生物(KO14−1株)のアルカン類(A重油中)分解における酸素供給の有効性試験を、A重油濃度:1000ppm、栄養塩濃度:5g/L、温度20℃の条件で8週間行った。その結果を図5に示す。図5から、新規微生物(KO14−1株)は酸素(空気)を供給することでアルカン類(A重油中)の分解率が向上していることが分かる。
【0016】
<栄養塩添加の有効性>
土壌中において、新規微生物(KO14−1株)のアルカン類(A重油中)分解における栄養塩添加の有効性試験を、A重油濃度:5000ppm、栄養塩濃度:5g/L、温度20℃の条件で8週間行った。その結果を図6に示す。図6から、新規微生物(KO14−1株)は栄養塩を添加することでアルカン類(A重油中)の分解率が向上していることが分かる。
【0017】
<栄養塩濃度の差による有効性>
水中において、新規微生物(KO14−1株)のアルカン類(A重油中)分解における栄養塩の濃度を0.5g/L、2.5g/L、5g/L、10g/Lにして濃度の変化による有効性を、A重油濃度:1000ppm、温度30℃の条件で行いその結果を図7に示す。図7からも新規微生物(KO14−1株)は栄養塩濃度を高めることで菌数が増大し、アルカン類(A重油中)の分解率が向上していることが分かる。
【0018】
<フィールド試験>
新規微生物(KO14−1株)を自社が保有する従来の油分解微生物(アシネトバクター属2株、ロドコッカス属1株)に混合したものと、従来微生物(同左)のみのものについて、給油所敷地内の油汚染土壌でフィールド試験を行った。試験は掘削機で給油所敷地内をボーリングし、汚染状況を調査した後、汚染が確認された箇所(区画1:地中1mおよび3m、区画2:地中1mおよび2m)について、所定量の油分解微生物と栄養剤を注入して土壌と地下水の浄化を行った。なお、区画1は従来微生物に新規微生物を混合し、区画2は従来微生物のみで実施した。また、菌体及び栄養剤は、各箇所とも総量が同じとなるように注入した。土壌の浄化状況を表2、図8に、地下水の浄化状況を図9に示す。表2及び図8より、従来の微生物のみでは浄化に4〜6カ月必要であったのに対して、新規微生物を混合したものは2カ月以内で浄化が完了(油分濃度が土壌中1000mg/Kg以下)していることが分かる。また、図9より従来微生物のみでは4ヶ月後に油分濃度の増加が認められたが、新規微生物を混合した系では4ヶ月後においても増加せず、減少傾向が示された。これらから明らかなように新規微生物の油分解性能の有効性が分かる。
【表2】

【0019】
<KO14−1株の安全性評価>
新規微生物(KO14−1株)の安全性を調べるために、マウスを用いて下記の方法で急性経口毒性試験を行った。
(1)試験方法
検体投与量として2000mg/kgを投与する試験群及び溶媒対照として注射用水を投与する対照群を設定し、各群につき雌雄それぞれ5匹を用いた。
投与前に約4時間試験動物を絶食させた。体重を測定した後、試験群に試験液、対照群には注射用水をそれぞれ20mL/kgの投与容量で胃ゾンデを用いて強制単回経口投与した。観察期間は14日間とし、投与日は頻回、翌日から1日1回の観察を行った。投与後7日及び14日に体重を測定しt−検定により有意水準5%で群間の比較を行った。
観察期間終了後に試験動物すべてを解剖した。その結果を表3及び表4に示す。
【表3】

【表4】

(2)試験結果
〈死亡例〉
雌雄ともにいずれの投与群においても、観察期間中に死亡例は認められなかった。
〈体重変化〉
投与後7日及び14日の体重測定において、雌雄ともに試験群は対照群と比べ体重値の変化は見られなかった。
〈その他の状態〉
雌雄ともにいずれの投与群においても、観察期間中に異常は見られなかった。
〈剖検結果〉
観察期間終了時の剖検では、雌雄ともにすべての試験動物に異常は見られなかった。
検体を2000mg/kgの容量で単回経口投与する急性経口毒性試験(限度試験)をマウスを用いて行った結果、観察期間中に異常及び死亡例は認められず、検体のマウスにおける単回経口投与によるLD50値は雌雄ともに2000mg/kg以上である。
以上の結果から、アシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株に病原性は認められないと認定した。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本願発明によって提供される新規な微生物、アシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株は、汚染された土壌や地下水や排水に含まれている燃料油や工業油などアルカン類を含む油を分解することができるため、タンカーの座礁、油分精製施設や貯留施設の稼働に伴う漏溢、施設の老朽化に伴う燃料油の漏溢等の原因による、土壌、河川、湖沼、海洋等の汚染を浄化することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センター 受託番号
NITE P−955で示されるアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株。
【請求項2】
請求項1に記載のアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株が含有されていることを特徴とする環境浄化剤。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株を利用することを特徴とする燃料油や工業油などアルカン類を含む油に汚染された環境を浄化する環境浄化方法。
【請求項4】
酸素の供給下でアシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株を利用することを特徴とする請求項3に記載の燃料油や工業油などアルカン類を含む油に汚染された環境を浄化する環境浄化方法。
【請求項5】
アシネトバクター属(Acinetobacter sp.)KO14−1株に栄養塩を加えることを特徴とする請求項3又は4に記載の燃料油や工業油などアルカン類を含む油に汚染された環境を浄化する環境浄化方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−228191(P2012−228191A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−97508(P2011−97508)
【出願日】平成23年4月25日(2011.4.25)
【出願人】(591040236)石川県 (70)
【出願人】(301045425)株式会社ゲイト (1)
【Fターム(参考)】